JP3361578B2 - 逃げ面を再研削して用いるエンドミル - Google Patents
逃げ面を再研削して用いるエンドミルInfo
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- JP3361578B2 JP3361578B2 JP25383993A JP25383993A JP3361578B2 JP 3361578 B2 JP3361578 B2 JP 3361578B2 JP 25383993 A JP25383993 A JP 25383993A JP 25383993 A JP25383993 A JP 25383993A JP 3361578 B2 JP3361578 B2 JP 3361578B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end mill
- grinding
- flank
- cutting edge
- tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/04—Angles
- B23C2210/0407—Cutting angles
- B23C2210/0421—Cutting angles negative
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、マシニングセンター等
の工作機械に用いるエンドミルに関するものであり、と
くに再研削、再使用するエンドミルに関するものであ
る。
の工作機械に用いるエンドミルに関するものであり、と
くに再研削、再使用するエンドミルに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】マシニングセンター等の工作機械に用い
て、鋼材をはじめ一般材料を切削するエンドミルの軸直
角断面におけるすくい面は刃底に向かって一連の凹状の
曲線形状を有している。これは、通常の工具製造におい
て、通常砥石によりすくい面を研削加工する場合、必然
的に形成されるものであり、該曲線形状に添って切り屑
をカールさせ排出するものであった。また、エンドミル
は外周切れ刃の逃げ面摩耗の進行により、切れ味が低下
するため、通常、逃げ面を再研削することにより、切れ
刃先を鋭利にし、再使用するという方法がとられてい
た。
て、鋼材をはじめ一般材料を切削するエンドミルの軸直
角断面におけるすくい面は刃底に向かって一連の凹状の
曲線形状を有している。これは、通常の工具製造におい
て、通常砥石によりすくい面を研削加工する場合、必然
的に形成されるものであり、該曲線形状に添って切り屑
をカールさせ排出するものであった。また、エンドミル
は外周切れ刃の逃げ面摩耗の進行により、切れ味が低下
するため、通常、逃げ面を再研削することにより、切れ
刃先を鋭利にし、再使用するという方法がとられてい
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、刃先
形状は、被削材、切削条件、切削方法等により、新品時
の状態で決定されているため、逃げ面を再研削すると、
すくい面が一連の凹状の曲線形状を有しているため、新
品時に比べ、すくい角が大きく減少し、切削性が劣り、
工具寿命が短くなるという問題があった。また、再研削
を重ねるに従って、すくい角も順次減少するため、数回
の再研削で使用に耐えない状態になっていた。さらに、
すくい角を維持するために、すくい面を再研削する方法
もあるが再研削量が多くなり、再研削回数が減少するば
かりでなく、再研削の工数が増えるという問題があっ
た。
形状は、被削材、切削条件、切削方法等により、新品時
の状態で決定されているため、逃げ面を再研削すると、
すくい面が一連の凹状の曲線形状を有しているため、新
品時に比べ、すくい角が大きく減少し、切削性が劣り、
工具寿命が短くなるという問題があった。また、再研削
を重ねるに従って、すくい角も順次減少するため、数回
の再研削で使用に耐えない状態になっていた。さらに、
すくい角を維持するために、すくい面を再研削する方法
もあるが再研削量が多くなり、再研削回数が減少するば
かりでなく、再研削の工数が増えるという問題があっ
た。
【０００４】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解決するために
なされたものであり、通常の逃げ面のみの再研削によ
り、再研削後も工具性能がほとんど変化しないエンドミ
ルを提供するものである。
なされたものであり、通常の逃げ面のみの再研削によ
り、再研削後も工具性能がほとんど変化しないエンドミ
ルを提供するものである。
【０００５】
【問題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、工具本体の外周に切れ刃を有するエン
ドミルにおいて、工具軸直角断面における外周切れ刃の
刃先端からすくい面側に直線部を有し、該直線部から刃
底に向かう曲線部を滑らかに連続させ、該外周切れ刃の
すくい角を０゜〜−２９゜の範囲に設定したことを特徴
とする逃げ面を再研削して用いるエンドミルである。ま
た、上記エンドミルの該直線部の長さを工具刃径の１／
１００〜１／１０の範囲に設定したエンドミルである。
達成するために、工具本体の外周に切れ刃を有するエン
ドミルにおいて、工具軸直角断面における外周切れ刃の
刃先端からすくい面側に直線部を有し、該直線部から刃
底に向かう曲線部を滑らかに連続させ、該外周切れ刃の
すくい角を０゜〜−２９゜の範囲に設定したことを特徴
とする逃げ面を再研削して用いるエンドミルである。ま
た、上記エンドミルの該直線部の長さを工具刃径の１／
１００〜１／１０の範囲に設定したエンドミルである。
【０００６】
【作用】本発明を適用することにより、再研削方法は、
従来通りの逃げ面のみの再研削でよく、再研削によるす
くい角の変化量が非常に少なく、再研削後も切削性がほ
とんど変わらず、工具寿命が向上した。また、同様に再
研削回数を増やすことができ、再研削後の寿命を含む、
トータル寿命が大幅に向上した。更に、工具軸直角断面
における外周切れ刃のすくい角を０゜〜−２９゜の範囲
のものが、工具性能上、上記作用の効果が大である。
従来通りの逃げ面のみの再研削でよく、再研削によるす
くい角の変化量が非常に少なく、再研削後も切削性がほ
とんど変わらず、工具寿命が向上した。また、同様に再
研削回数を増やすことができ、再研削後の寿命を含む、
トータル寿命が大幅に向上した。更に、工具軸直角断面
における外周切れ刃のすくい角を０゜〜−２９゜の範囲
のものが、工具性能上、上記作用の効果が大である。
【０００７】ここで、すくい面の直線部の長さは、再研
削の回数増加と新品時の従来形状をできるだけ維持する
ことを考慮し、工具刃径の１／１００〜１／１０に設定
してもよい。
削の回数増加と新品時の従来形状をできるだけ維持する
ことを考慮し、工具刃径の１／１００〜１／１０に設定
してもよい。
【０００８】
【実施例】図１〜２に本発明の一実施例を示し、工具刃
径１０ｍｍ、６枚刃のエンドミルである。新品時のすく
い角を−１０゜、逃げ角を１０゜に設定し、すくい面に
刃先先端から工具径の５／１００、すなわち０．５ｍｍ
の直線部を有したものである。また、表１に従来品と本
発明品の比較であり、再研削１回当たりの研削代を工具
径方向に０．１ｍｍずつとした時のすくい角と工具寿命
を示す。
径１０ｍｍ、６枚刃のエンドミルである。新品時のすく
い角を−１０゜、逃げ角を１０゜に設定し、すくい面に
刃先先端から工具径の５／１００、すなわち０．５ｍｍ
の直線部を有したものである。また、表１に従来品と本
発明品の比較であり、再研削１回当たりの研削代を工具
径方向に０．１ｍｍずつとした時のすくい角と工具寿命
を示す。
【０００９】
【表１】
【００１０】従来品は、再研削１回ですくい角が−１
４．７゜となり、新品時と比較して、４．７゜もマイナ
スし、工具寿命においては半分以下となったのに対し、
本発明品は、４回の再研削においても、すくい角の変化
量が０．９゜非常に小さく、新品同様の切削性能が得ら
れ、トータル寿命においては、従来品の４倍近くの寿命
が得られた。
４．７゜となり、新品時と比較して、４．７゜もマイナ
スし、工具寿命においては半分以下となったのに対し、
本発明品は、４回の再研削においても、すくい角の変化
量が０．９゜非常に小さく、新品同様の切削性能が得ら
れ、トータル寿命においては、従来品の４倍近くの寿命
が得られた。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明を適用することによ
り、再研削後のすくい角の変化量が非常に少なく、再研
削後も切削性がほとんど変わらず、工具寿命が向上し
た。また、同様に再研削回数を増やすことができ、再研
削後の寿命を含む、トータル寿命が大幅に向上したので
ある。
り、再研削後のすくい角の変化量が非常に少なく、再研
削後も切削性がほとんど変わらず、工具寿命が向上し
た。また、同様に再研削回数を増やすことができ、再研
削後の寿命を含む、トータル寿命が大幅に向上したので
ある。
【図１】図１は本発明の一実施例を示し、その側面図で
ある。
ある。
【図２】図２は本発明の一実施例を示し、その刃部軸直
角断面の拡大図である。
角断面の拡大図である。
【図３】図３は従来品の一例を示し、その刃部軸直角断
面の拡大図である。
面の拡大図である。
１ 工具本体
２ 外周切れ刃
３ すくい面
４ 逃げ面
５ 直線部
６ 再研磨後の外周切れ刃
７ 再研磨後の逃げ面
θ すくい角
α 再研削後のすくい角
Claims (2)
- 【請求項１】 エンドミル本体の外周にねじれた切れ刃
を有するエンドミルにおいて、該エンドミル軸直角断面
における外周切れ刃の刃先端からすくい面側に直線部を
有し、該直線部から刃底に向かう曲線部を滑らかに連続
させ、該外周切れ刃のすくい角を０゜〜−２９゜の範囲
に設定し、更に、該直線部の長さを再研削の研削代以上
の長さとしたことを特徴とする逃げ面を再研削して用い
るエンドミル。 - 【請求項２】 該直線部の長さをエンドミル刃径の１／
１００〜１／１０の範囲に設定したことを特徴とする請
求項１記載の逃げ面を再研削して用いるエンドミル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25383993A JP3361578B2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 逃げ面を再研削して用いるエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25383993A JP3361578B2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 逃げ面を再研削して用いるエンドミル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0780719A JPH0780719A (ja) | 1995-03-28 |
| JP3361578B2 true JP3361578B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=17256856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25383993A Expired - Fee Related JP3361578B2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 逃げ面を再研削して用いるエンドミル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3361578B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005111651A (ja) * | 2003-09-19 | 2005-04-28 | Tungaloy Corp | チップおよびフライスカッタおよびそれらを用いた加工方法 |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP25383993A patent/JP3361578B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0780719A (ja) | 1995-03-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |