JP3361466B2 - 電子データ処理システムならびにそれに用いる電子データ処理アダプター - Google Patents

電子データ処理システムならびにそれに用いる電子データ処理アダプター

Info

Publication number
JP3361466B2
JP3361466B2 JP33966898A JP33966898A JP3361466B2 JP 3361466 B2 JP3361466 B2 JP 3361466B2 JP 33966898 A JP33966898 A JP 33966898A JP 33966898 A JP33966898 A JP 33966898A JP 3361466 B2 JP3361466 B2 JP 3361466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
data processing
electronic data
disk
drive device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33966898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000163521A (ja
Inventor
公崇 小関
謙一 橘田
和夫 高杉
和彦 大道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Energy Ltd filed Critical Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority to JP33966898A priority Critical patent/JP3361466B2/ja
Publication of JP2000163521A publication Critical patent/JP2000163521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3361466B2 publication Critical patent/JP3361466B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種情報処理シス
テムで使用されるデータ記憶媒体を汎用のパーソナルコ
ンピュータなどのディスクドライブ装置を内蔵した電子
データ処理装置に接続して、相互間のデータの授受を行
なう電子データ処理システム、ならびにそれに用いるデ
ータ記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子データ処理システム
として各種の提案がなされている(例えば特開平5−1
27832号公報、特表平6−509194号公報な
ど)。図16は特表平6−509194号公報に記載さ
れたアダプターの概略構成図である。
【0003】通常のディスクカートリッジとほぼ同じ形
状をした合成樹脂製のアダプター本体100の内側には
ICカード101が収納できるカード収納部102が形
成され、その内側に接点部103が設けられている。
【0004】接点部103はプロセッサ104に接続さ
れ、プロセッサ104にはデータメモリ105、磁気イ
ンターフェース106、電池107、電流制御器108
などがそれぞれ接続されている。電流制御器108には
固定子109が接続され、この固定子109と対向する
ように回転子110が配置されている。
【0005】ICカード101、プロセッサ104、デ
ータメモリ105への給電は、電池107からもできる
し、また固定子109と回転子110の対からなる発電
手段からでも給電できるようになっている。すなわち、
ICカード101を収納したアダプター本体100を通
常のディスクドライブ装置に装着すると、そのドライブ
装置により前記回転子110が回転駆動され、それによ
り発電して電流制御器108を介して給電できるシステ
ムになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このデータ処理システ
ムは、アダプターを介してICカードとデータ処理の間
でデータの授受を行なう訳であるが、通常の磁気ディス
クと完全に互換性のあるアダプター及び前記磁気インタ
ーフェース106の構成について考慮されていなかっ
た。
【0007】磁気インターフェース106として、磁気
コアと、それに巻回されたコイルとから構成された単純
な1つの磁気トランスジューサを用いた場合、ディスク
ドライブ装置によって磁気ヘッドが移動した際の実際の
ヘッド位置情報が分からないため、汎用OSのディスク
ドライブ装置でそのまま駆動することができず、特別な
専用ドライバーソフトが必要となるという不便さがあっ
た。
【0008】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、ドライブ装置に対する専用のドライバーソ
フトウェアが不要となり、汎用OSと互換性があり、通
常の磁気ディスクと同一の条件、同一の操作で使用可能
な、使い勝手の良好な電子データ処理システムとそれに
用いるデータ記憶媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の本発明は、ヘッド挿入口に磁気インターフェ
ースアッセンブリを設けたディスクカートリッジ形のデ
ータ記憶媒体と、ディスクドライブ装置を内蔵した電子
データ処理装置を備え、その電子データ処理装置のディ
スクドライブ装置に前記データ記憶媒体を装着して、電
子データ処理装置とデータ記憶媒体の間でデータの授受
を行なう構成になっており、前記磁気インターフェース
アッセンブリが、前記ディスクドライブ装置に装着でき
る磁気ディスクの記録トラックと同数の磁極部対と、記
録トラックの間隔とほぼ同じ間隔を有する磁気トランス
デューサを設けた櫛歯状の磁気インターフェース部材を
有して、前記ディスクドライブ装置とデータ記憶媒体の
間で、磁気ディスクと同じ条件でデータの読出しまたは
書込みを行なうように構成されていることを特徴とする
ものである。
【0010】前記目的を達成するため、第2の本発明
は、ヘッド挿入口に磁気インターフェースアッセンブリ
を設けたディスクカートリッジ形のデータ記憶媒体にお
いて、前記磁気インターフェースアッセンブリが、前記
ディスクドライブ装置に装着できる磁気ディスクの記録
トラックと同数の磁極部対と、記録トラックの間隔とほ
ぼ同じ間隔を有する磁気トランスデューサを設けた櫛歯
状の磁気インターフェース部材を有していることを特徴
とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は前述のような構成になっ
ており、磁気インターフェースアッセンブリが、ディス
クドライブ装置に装着できる磁気ディスクの記録トラッ
クと同数の磁極部対と、記録トラックの間隔とほぼ同じ
間隔を有する磁気トランスデューサを設けた櫛歯状の磁
気インターフェース部材を有しているため、磁気ディス
クと同じ条件でデータの読出しまたは書込みができる。
【0012】よって専用のドライバーソフトウェアが不
要となり、汎用OSと互換性があり、通常の磁気ディス
クと同一の条件、同一の操作で使用可能な、使い勝手の
良好な電子データ処理システムならびにそれに用いるデ
ータ記憶媒体を提供することができる。
【0013】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1は本発明の実施の形態に係るアダプタ
ーの平面図、図2はそのアダプターの側面図、図3はそ
のアダプターの底面図、図4は後述する回転体、マグネ
ットリング、コアなどを取り付けた下銘板の平面図、図
5はその回転体、マグネットリング、コアなどの拡大平
面図、図6は図4のX−X線上で切断したアダプターの
拡大断面図、図7は図6のY部の拡大図、図8そのアダ
プターの発電システムのブロック構成図、図9そのアダ
プターを用いる電子データ処理システムの概略説明図で
ある。
【0014】この電子データ処理システムは図9に示す
ように、ICメモリカード1と、そのICメモリカード
1が収納可能なディスクカートリッジ形のアダプター2
と、例えばディスクトップ形やノートブック形の汎用の
パーソナルコンピュータおよび各種ワークステーション
などの電子データ処理装置3とから主に構成されてい
る。
【0015】同図に示すように、ICメモリカード1を
アダプター2に収納し、それを電子データ処理装置3の
ディスクドライブ装置4に装着することにより、アダプ
ター2を介してICメモリカード1と電子データ処理装
置3の間でデータの授受を行なうシステムになってい
る。
【0016】次にアダプター2の構成について説明す
る。アダプター2は図1ないし図3に示すように汎用の
3.5インチディスクカートリッジと同じで、外形寸法
が約94mm(W)×90mm(L)×3.5mm
(T)となっている。
【0017】アダプター2は図6に示すように、ディス
クカートリッジとほぼ同じ形状と広さを有する下銘板6
と、その下銘板6の少なくとも外周部に一体にモールド
または(熱)接着されたABS樹脂などからなる合成樹
脂製のフレーム7と、ディスクカートリッジとほぼ同じ
形状と広さを有してフレーム7上に一体に接合された上
銘板8とから構成されたケース本体5を備えている。
【0018】前記下銘板6と上銘板8は例えば板厚が
0.2mmのステンレス鋼板などの耐折り曲げ性に優れ
た金属薄板からなり、ディスクカートリッジと同じ位置
にヘッド挿入口9がそれぞれ形成され、さらに下銘板6
中央部に駆動軸挿入開口部10が形成され、その内側に
ステンレス鋼などの金属板からなる円盤状の回転体11
が回転自在に配置されている。
【0019】図5に示されているように回転体11は汎
用の3.5インチディスクカートリッジの回転ハブと同
じように中央部にディスクドライブ装置のモータ軸12
が挿入される正方形の中央穴13と、ディスクドライブ
装置の駆動ピン14が挿入される長方形の駆動ピン穴1
5が、それぞれ設けられている。これら中央穴13なら
びに駆動ピン穴15は有底状の穴でも、貫通した穴でも
構わない。また中央穴13と駆動ピン穴15が1つにな
り、駆動ピン14と係合する非円形穴でも構わない。
【0020】回転体11の外周にマグネットリング16
が一体に接合されて、マグネットリング16は周方向に
沿って多極(本実施の形態では12磁極)に着磁されて
いる。
【0021】このマグネットリング16を取り囲むよう
にほぼ環状の例えば打ち抜いたパーマロイ板などからな
るコア17が配置され、放射状に延びた多数の磁極部対
にそれぞれコイル18が巻装されている。このコア17
のマグネットリング16と対向する内側には、例えばガ
ラスなどからなる非磁性体36が所定の間隔をおいて設
けられ、隣接するコア部分どうしが磁気的に隔離されて
いる。
【0022】コア17の外周部には複数個(本実施の形
態では4個所)の大き目の取付穴19が一体にまたはコ
ア17に連結された別の部材に形成され、この取付穴1
9には下銘板6から突設された取付ピン20が遊嵌さ
れ、取付穴19と取付ピン20の間に隙間が形成されて
いる(図5、図6参照)。この取付穴19と取付ピン2
0とによりコア17が多少水平方向に変位可能に取り付
けられ、各種ディスクドライブ装置との位置的な整合性
がとられている。図6に示すように取付ピン20の上下
端部は下銘板6と中間金属板26(後述する)にそれぞ
れ接合しているため、アダプター2が上下動してもコア
17が取付ピン20から外れることはない。
【0023】前記マグネットリング16の外周とコア1
7の内周とのギャップGは図7に示すように多数のボー
ルベアリング21によって保持されている。すなわちマ
グネットリング16の外周面とコア17の内周面に浅い
ベアリング溝22,22がそれぞれ形成され、その間に
多数のボールベアリング21をほぼ連続して介在するこ
とにより、微細なギャップG(本実施の形態では0.3
mm)が周方向に沿って一定に形成され、かつ、マグネ
ットリング16(回転体11)がコア17に回転自在に
カップリング(保持)されている。
【0024】本実施の形態ではボールベアリング21を
用いたが、ボールベアリング21を用いない場合は、マ
グネットリング16の外周面とコア17の内周面を例え
ば凹状および凸状の形状にして、その接合面に耐磨耗性
に優れたフッ素樹脂などの材料をコートしてもよい。
【0025】図8は、本発明に係る発電システムのブロ
ック構成図である。同図に示すようにマグネットリング
16の回転(300〜360rpm)に伴って発生した
交流は、整流・平滑化回路23で整流、平滑化され、そ
の後DC/DC変換器24で所望の電圧に調整されてI
Cメモリカード1やアダプター2内のアナログ回路、ゲ
ート回路、CPUなどの電源として供給される。
【0026】図1、図3ならびに図6に示すように前記
ヘッド挿入口9の内側には、磁気インターフェースアッ
センブリ25が取り付けられている。この磁気インター
フェースアッセンブリ25の詳細な構成は後で説明す
る。
【0027】図6に示すように下銘板6と上銘板8の間
にステンレス鋼板からなる中間板26が設置されて、そ
れによって上銘板8と中間板26の間にカード収納部2
7が形成され、このカード収納部27はケース本体5の
側面に形成されたカード出入口28(図1、図2参照)
と連通している。図示していないがカード収納部27を
臨むように複数本のコンタクトピンが設けられており、
ICメモリカード1の外表面に設けられている接触端子
30(図9参照)と接触するようになっている。
【0028】図1に示すように上銘板8のカード出入口
28付近に、ICメモリカード1の挿入方向を表示する
表示部31が印刷されている。またこの表示部31の近
くに指腹の一部が挿入可能な楕円形をした指挿入穴32
が設けられている。
【0029】図示していないがアダプター2内には回路
上、ICメモリカードインターフェース制御部、ワーク
エリア,送受信バッフア,ステータスなどの機能を有す
る例えばBufler−RAMおよびプログラム格納用
ROMなどのメモリ、中央制御部(CPU)、クロック
制御部、電源制御部、コイル信号変換部、アナログ信号
処理部などを備えている。
【0030】ICメモリカード1が磁気ストライプを併
設している場合、この磁気ストライプに対する磁気的影
響を避けるため、例えば図6に示す下銘板6、上銘板8
ならびに中間金属板26などを磁気シールド性のある材
料で構成すれば、外部およびアダプター2内の発電用マ
グネットリング16からの磁気的影響を避けることがで
きる。
【0031】次に本発明に係る電子データ処理システム
の動作について説明する。図9に示すようにICメモリ
カード1をアダプター2のカード出入口28から挿入
し、ICメモリカード1の接触端子30をコンタクトピ
ンに接触させることにより、ICメモリカード1とアダ
プター2とが電気的に接続された状態となる。ICメモ
リカード1の一部が指挿入穴32(図1参照)から露呈
するから、その状態を見てアダプター2にICメモリカ
ード1が挿入されていることを確認することができる。
【0032】ICメモリカード1を完全に収納したアダ
プター2を電子データ処理装置3のディスクドライブ装
置4に挿入することにより、磁気ヘッド33(図9参
照)がヘッド挿入口9から挿入されて磁気インターフェ
ースアッセンブリ25と近接対向して、データ処理装置
3はアダプター2を介してICメモリカード1との間で
データ通信が可能になり、所望のデータの書込みあるい
は読出しがなされる。
【0033】データの書込みあるいは読出しが終了して
ディスクドライブ装置4のイジェクトボタン(図示せ
ず)を押すと、磁気ヘッド33が磁気インターフェース
アッセンブリ25から離れるとともに、通常のディスク
カートリッジと同様にディスクドライブ装置4からアダ
プター2が自動排出される。そして指挿入穴32から例
えば親指の指腹を挿入してICメモリカード1を排出方
向にスライドすれば、ICメモリカード1をアダプター
2から容易に取り出すことができる。
【0034】図10は、磁気インターフェースアッセン
ブリ25を構成する磁気インターフェース部材40の説
明図である。磁気インターフェース部材40は、コア材
41と、多数のヘッド位置検出用コイル42(00)〜42
(79)と、データ授受用コイル43から構成されている。
【0035】コア材41は例えばパーマロイなどの磁性
薄板からなり、ギャップGを介して多数の磁極部対44
(00)〜44(79)を有し、平面形状が櫛歯状に形成されて
いる。図11は3.5インチの磁気ディスク45の記録
帯域を説明するための図、図12は記録トラック幅とト
ラック間隔を説明するための図である。図11に示すよ
うに磁気ディスク45にはそれの回転中心Oを中心にし
て最外周記録トラック46(00)から最内周記録トラック
46(79)まで、同心円状に80本の記録トラック46が
形成されている。図11に示すように各記録トラック4
6の幅(トラック幅)Twは0.115±0.008m
m、記録トラック46と記録トラック46のギャップ
(トラックギャップ)Tgは0.0725mm、最外周
記録トラック46(00)の外周から最内周記録トラック4
(79)の内周までの幅Wは14.813mmと規格で定
められている。
【0036】前記磁極部対44(00)〜44(79)はこの記
録トラック46と対応するように設けられ、図10に示
すように磁極部対44の幅L1は0.1mm、磁極部対
44と磁極部対44の間隔L2は0.088mm、外側
の磁極部対44(00)から内側の磁極部対44(79)までの
長さL3は14.813mm、磁極部対44のギャッブ
Gは0.8mmに設計されている。すなわち磁気ディス
ク45の記録トラック46と同数の磁極部対44と、記
録トラック46の間隔とほぼ同じ間隔を有している。
【0037】図に示すように各磁極部対44(00)〜44
(79)の近傍に前記ヘッド位置検出用コイル42(00)〜4
(79)がそれぞれ巻回され、コア材41の内側中央位置
に前記コイル43が巻回されている。
【0038】前述のようにICメモリカード1をアダプ
ター2に収納してディスクドライブ装置4(電子データ
処理装置3)に装着することにより、アダプター2を介
してICメモリカード1と電子データ処理装置3の間で
テータの授受が行なわれるが、そのときのディスクドラ
イブ装置4の磁気ヘッドHの磁気インターフェース部材
40上における位置検出がこの磁気インターフェース部
材40で行なわれる。
【0039】図13ないし図15は、磁気ヘッドHの位
置検出を説明するための図である。図13は、磁気ヘッ
ドHが最も外側の磁極部対44(00)上にある状態を示し
ている。このときコイル43に電流iを流すと一点鎖線
で示すような閉磁路が形成され、その磁路は全てのヘッ
ド位置検出用コイル42(00)〜42(79)を通り、各コイ
ル42(00)〜42(79)からの各検出電圧を増幅して、そ
れの積分電圧V(00)が検出回路(図示せず)から検出さ
れる。
【0040】図14は、磁気ヘッドHが次の磁極部対4
(01)上に移動した状態を示している。このときコイル
43に電流iを流すと一点鎖線で示すような閉磁路が形
成され、その磁路は磁極部対44(00)を除く他のヘッド
位置検出用コイル42(01)〜42(79)を通り、各コイル
42(01)〜42(79)からの各検出電圧を増幅して、それ
の積分電圧V(01)が検出回路から検出される。この電圧
(01)は前記電圧V(00)から磁極部対44(00)で検出さ
れる電圧を引いた値で、電圧V(00)よりも低い値が検出
されることになる。
【0041】図15は、磁気ヘッドHが最も内側の磁極
部対44(79)上にある状態を示している。このときコイ
ル43に電流iを流すと一点鎖線で示すような閉磁路が
形成され、その磁路は磁極部対44(79)のみを通り、コ
イル42(77)からの検出電圧を増幅して、その電圧V
(79)が検出回路から検出され、この電圧V(79)は検出さ
れる電圧の中で最も低い電圧となる。
【0042】このように磁気ヘッドHが外側から内側に
移動することにより検出電圧が徐々に低下し、この検出
電圧と磁気ヘッドHの位置との関係が予めテーブル化さ
れており、従って検出電圧から磁気ヘッドの位置情報を
知ることができる。このヘッド位置情報は管理テーブル
のアドレスを特定するために使用され、電子データ処理
装置3からICメモリカード1へデータを書き込んだ
り、あるいはICメモリカード1から電子データ処理装
置3へデータを読み出したりするときに管理テーブルが
用いられる。
【0043】前記実施の形態では着脱可能な電子カード
を用いたが、フラッシュメモリ等を内蔵したデータ記憶
メモリ固定形に構成してもよい。
【0044】前記実施の形態では電子カードとしてフラ
ッシュメモリ等の不揮発性メモリを内蔵したICメモリ
カードを用いたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えばCPUが内蔵された所謂ICカードにも適
用可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明は前述のような構成になってお
り、磁気インターフェースアッセンブリが、ディスクド
ライブ装置に装着できる磁気ディスクの記録トラックと
同数の磁極部対と、記録トラックの間隔とほぼ同じ間隔
を有する磁気トランスデューサを設けた櫛歯状の磁気イ
ンターフェース部材を有しているため、磁気ディスクと
同じ条件でデータの読出しまたは書込みができる。
【0046】よって専用のドライバーソフトウェアが不
要となり、汎用OSと互換性があり、通常の磁気ディス
クと同一の条件、同一の操作で使用可能な、使い勝手の
良好な電子データ処理システムならびにそれに用いるデ
ータ記憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るアダプターの平面図
である。
【図2】そのアダプターの側面図である。
【図3】そのアダプターの底面図である。
【図4】回転体、マグネットリング、コアなどを取り付
けた下銘板の平面図である。
【図5】回転体、マグネットリング、コアなどの拡大平
面図である。
【図6】図4のX−X線上で切断したアダプターの拡大
断面図である。
【図7】図6のY部の拡大図である。
【図8】そのアダプターにおける発電システムのブロッ
ク構成図である。
【図9】そのアダプターを用いる電子データ処理システ
ムの概略構成図である。
【図10】そのアダプターを用いる磁気インターフェー
ス部材の拡大平面図である。
【図11】3.5インチの磁気ディスクの記録帯域を説
明するための図である。
【図12】その磁気ディスクの記録トラック幅とトラッ
ク間隔を説明するための図である。
【図13】磁気ヘッドの位置検出を説明するための図で
ある。
【図14】磁気ヘッドの位置検出を説明するための図で
ある。
【図15】磁気ヘッドの位置検出を説明するための図で
ある。
【図16】従来提案されたアダプターの概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 ICメモリカード 2 アダプター 3 電子データ処理装置 4 ディスクドライブ装置 9 ヘッド挿入口 25 磁気インターフェースアッセンブリ 40 磁気インターフェース部材 41 コア材 42 ヘッド位置検出用コイル 43 データ授受用コイル 44 磁極部対 45 磁気ディスク 46 記録トラック
フロントページの続き (72)発明者 大道 和彦 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立 マクセル株式会社内 (56)参考文献 特開2000−82117(JP,A) 特表 平6−509194(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 17/00 G06F 3/08 G11B 19/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド挿入口に磁気インターフェースア
    ッセンブリを設けたディスクカートリッジ形のデータ記
    憶媒体と、ディスクドライブ装置を内蔵した電子データ
    処理装置を備え、 その電子データ処理装置のディスクドライブ装置に前記
    データ記憶媒体を装着して、電子データ処理装置とデー
    タ記憶媒体の間でデータの授受を行なう構成になってお
    り、 前記磁気インターフェースアッセンブリが、前記ディス
    クドライブ装置に装着できる磁気ディスクの記録トラッ
    クと同数の磁極部対と、記録トラックの間隔とほぼ同じ
    間隔を有する磁気トランスデューサを設けた櫛歯状の磁
    気インターフェース部材を有して、 前記ディスクドライブ装置とデータ記憶媒体の間で、磁
    気ディスクと同じ条件でデータの読出しまたは書込みを
    行なうように構成されていることを特徴とする電子デー
    タ処理システム。
  2. 【請求項2】 ヘッド挿入口に磁気インターフェースア
    ッセンブリを設けたディスクカートリッジ形のデータ記
    憶媒体において、 前記磁気インターフェースアッセンブリが、前記ディス
    クドライブ装置に装着できる磁気ディスクの記録トラッ
    クと同数の磁極部対と、記録トラックの間隔とほぼ同じ
    間隔を有する磁気トランスデューサを設けた櫛歯状の磁
    気インターフェース部材を有していることを特徴とする
    電子データ処理アダプター。
JP33966898A 1998-11-30 1998-11-30 電子データ処理システムならびにそれに用いる電子データ処理アダプター Expired - Fee Related JP3361466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33966898A JP3361466B2 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 電子データ処理システムならびにそれに用いる電子データ処理アダプター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33966898A JP3361466B2 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 電子データ処理システムならびにそれに用いる電子データ処理アダプター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000163521A JP2000163521A (ja) 2000-06-16
JP3361466B2 true JP3361466B2 (ja) 2003-01-07

Family

ID=18329683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33966898A Expired - Fee Related JP3361466B2 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 電子データ処理システムならびにそれに用いる電子データ処理アダプター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3361466B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000163521A (ja) 2000-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5321817A (en) Computer data interface through a removable magnetic storage unit
EP0534745B1 (en) High capacity, low profile disk drive system
US5757582A (en) Miniature hard disk drive system
EP0799482B1 (en) Electronic circuit with local storage
US7028321B2 (en) Media cartridge having a small-sized storage medium attachment unit
JP3361466B2 (ja) 電子データ処理システムならびにそれに用いる電子データ処理アダプター
US7334733B2 (en) Data access device using rotational head to access data stored in data strips and data arc segments or data circles
EP0597186A2 (en) Hard disk drive memory cassette
US6934098B2 (en) Data card with a full circular track for alignment and amplitude calibration
JP2000003417A (ja) 電子デ―タ処理アダプタ―
JP3481506B2 (ja) 電子データ処理システム
JP3341646B2 (ja) メモリカートリッジ
JP3331921B2 (ja) メモリカートリッジ
US11069375B1 (en) Suspension standoff arrangement for confining adhesive
JP3497068B2 (ja) ディスクカートリッジ型アダプタ
JP2001145312A (ja) 発電機構を内蔵した電子機器
US20210241790A1 (en) Suspension standoff arrangement for confining adhesive
JP2001014430A (ja) 電子データ処理アダプター
JP3485482B2 (ja) 電子データ処理アダプター
JP2000082117A (ja) 電子デ―タ処理アダプタ―
JPS607643A (ja) 磁気デイスク装置
JPH11306293A (ja) 記録メディア型アダプタ
JP2000011104A (ja) 電子データ処理アダプター
JPH0253877B2 (ja)
JPH0945070A (ja) 磁気ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021001

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees