JP3361339B2 - インクタンク及びその製法 - Google Patents

インクタンク及びその製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクタンクに関するも
ので、より詳細に言えば記録装置におけるインクタンク
及びその製法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】インクタンクにあって、タンク内にフォ
−ム材を充填し、このフォ−ム材にインクを吸収させて
おく構造にしたものは公知である(特公昭54−318
98号)。しかるにこのインクタンクは静止状態で使用
される場合もあるが、動的状態で使用されることも多
く、又、急激な振動や衝撃に備える必要があり、タンク
内のインクが波立ったり泡がインク中に混入することを
阻止しなくてはならない。
【0003】このため、ウレタンフォ−ムにて代表され
るフォ−ム材をタンク内に挿入し、これらの現象を阻止
しているものである。このフォ−ム材は、通常はタンク
内に均一に例えば圧縮挿入されたフォ−ムであって、イ
ンクタンクの本来的には、インクの排出口に密度の高い
フォ−ムを備え、他の部位には比較的密度の低いフォ−
ムを配置されるのが好ましい。
【0004】かかる点に鑑みて、特開平4−17334
3号においては、その圧縮密度を変化させたインクタン
クが提案されている。この発明の概要は、密度の異なる
複数のフォ−ム材を積層してタンク内に挿入する方法、
或いはフォ−ム材を異型に切り出し、これを圧縮して密
度を異ならせる方法、更にはタンクの形状を異型にして
フォ−ム材を圧縮し、密度を異ならせる方法が開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この第1の
方法にあっては、先ず何種類ものフォ−ム材を準備する
必要があり、更にこれを重ね合せて、しかも圧縮しつつ
タンク内に挿入することは作業上極めて難しい問題を含
んでいる。又、第2方法にあっては、フォ−ム材を異型
に裁断することは材料の無駄を発生するし、更にこの異
型のフォ−ム材を圧縮するのはかなり難しい作業とな
る。更に、第3の例にあっては、タンク自体を異型にす
るために余り好ましい状態とはいえない。
【0006】本発明は、以上の従来技術に鑑みて発明し
たものであり、簡単な構造で、しかも必要な部位のみに
密度の高いフォ−ムを配置させたインクタンクを提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は次の構成を採用
したものである。即ち、本発明の第1は、記録装置にお
けるインクタンクであって、タンク内壁よりインク排出
口に向けて突起を形成し、タンク内に挿入されたフォー
ム材を該突起にて圧縮し、インク排出口部分に密度の高
い部位を形成して、インクが密度の低い部位から高い部
位へと順次消耗されるようにしたインクタンクにかかる
ものである。
【0008】そして、第2の発明は、底部にインク排出
口を形成したタンク主体内にフォーム材を挿入し、次い
でインク排出口に向けて突起を形成した蓋体にて蓋を
し、前記突起にてフォーム材を部分圧縮し、かかる状態
を保ちつつ両者を密封することにより、インク排出口部
分に密度の高い部位を形成して、インクが密度の低い部
位から高い部位へと順次消耗されるようにしたインクタ
ンクを製造するインクタンクの製法にかかるものであ
る。
【0009】本発明において、フォ−ム材としてはウレ
タンフォ−ム又はメラミンフォ−ムが好適であり、オ−
プンセルとして当初から生成されるメラミンフォ−ム
や、特殊配合によりウレタンフォ−ム発泡時に膜のない
三次元網状体を得る方法はあるが、一般にセル膜が形成
されるウレタンフォ−ムにあっては、セル膜を除去し
た、いわゆる三次元網状体であることが望まれる。この
セル膜の除去については、フォ−ムを酸やアルカリ液中
に浸漬する方法や、或いは爆発法によってセル膜を除去
する方法が用いられる。特に爆発法にあっては、酸素ガ
スと水素ガスをフォ−ムセル中に浸透させ点火する方法
が一般的である。
【0010】
【作用】本発明は以上の構成を採用したため、インクタ
ンク内のフォ−ム材は容易に圧縮され、しかも所望の部
位だけ密度を高くすることができることとなったもので
あり、特にインクタンクの製造工程が極しく簡素化され
ることとなったものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例をもって更に詳細に説
明する。図1は本発明の第1のインクタンクの中央断面
図であり 図2はその分解斜視図である。図中、符号1
はプラスチック製のインクタンク主体、2は同じプラス
チックによる蓋体である。この蓋体2にはタンク内圧が
大気と同じになるように空気口3が設けられ、主体1に
はこの空気口3より遠い側の底部にインク排出口4が設
けられている。又、蓋体2にはこのインク排出口4に向
って突起5が立設されている。
【0012】フォ−ム材として、爆発法によってセル膜
の処理された三次元網状化ウレタンフォ−ム6を用い、
タンク主体1内に挿入すると共に、蓋2をもってタンク
を閉鎖する。しかるに、挿入されたウレタンフォ−ム6
は前記の突起5によって部分的に圧縮され、図示するよ
うにインク排出口4近くのみが密度の高い部位Aとなっ
ている。従って、インクタンク内のインクは、フォ−ム
6の密度の低い部位Bから高い部位Aへと順次消耗さ
れ、インクタンク内のインク残量は格段に少なくてすむ
ものである。
【0013】この突起5はインク排出口4近くのフォ−
ム6の密度を高めることを目的としているが、タンク内
のフォ−ム6の密度を連続的に変えることもでき、この
場合には図3に示すように背丈の異なる突起5を複数本
立てるか、或いは図4に示すように三角形状の突起5を
蓋2に形成しておけばよい。勿論、図5に示すように、
三角形状の突起5を蓋2の全体に形成したものも適用で
きることは言うまでもない。尚、詳細は述べないが、か
かる突起5はタンクの主体1側に立設しておくことも可
能で、この場合には蓋2にインク排出口4を設ければそ
れでよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上のようにインクタンク内
に挿入されたフォ−ム材の必要な部位のみの密度を変更
することが可能となったものであり、そのフォ−ム材を
圧縮しつつタンク内へ挿入するような難しい技術は不要
となったもので、産業上のメリットは極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のインクタンクの中央断面図であ
る。
【図2】図2はその分解斜視図である。
【図3】図3は別の突起を立設した蓋の中央断面図であ
る。
【図4】図4は更に別の突起を立設した蓋の中央断面図
である。
【図5】図5は更に別の突起を蓋の全面に形成した斜視
図である。
【符号の説明】
1‥‥インクタンク主体、 2‥‥蓋体、 3‥‥空気口、 4‥‥インク排出口、 5‥‥突起、 6‥‥ウレタンフォ−ム、 A‥‥密度の高い部位、 B‥‥密度の低い部位。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 肇 横浜市戸塚区柏尾町1番地 株式会社ブ リヂストン内 (72)発明者 君島 勲 横浜市戸塚区秋葉町360−3 (56)参考文献 特開 平3−136861(JP,A) 特開 平2−187364(JP,A) 特開 平4−173343(JP,A) 特開 平3−248848(JP,A) 特開 平4−144755(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置におけるインクタンクにおい
    て、タンク内壁よりインク排出口に向けて突起を形成
    し、タンク内に挿入されたフォーム材を該突起にて圧縮
    し、インク排出口部分に密度の高い部位を形成して、イ
    ンクが密度の低い部位から高い部位へと順次消耗される
    ようにしたことを特徴とするインクタンク。
  2. 【請求項2】 底部にインク排出口を形成したタンク主
    体内にフォーム材を挿入し、次いでインク排出口に向け
    て突起を形成した蓋体にて蓋をし、前記突起にてフォー
    ム材を部分圧縮し、かかる状態を保ちつつ両者を密封す
    ることにより、インク排出口部分に密度の高い部位を形
    成して、インクが密度の低い部位から高い部位へと順次
    消耗されるようにしたインクタンクを製造することを特
    徴とするインクタンクの製法。
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JP3746870B2 (ja) 1997-03-07 2006-02-15 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置用インクカートリッジ
JP3809401B2 (ja) * 2001-07-27 2006-08-16 キヤノン株式会社 インクタンク

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