JP3360412B2 - 階調補正装置 - Google Patents

階調補正装置

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JP3360412B2
JP3360412B2 JP09129094A JP9129094A JP3360412B2 JP 3360412 B2 JP3360412 B2 JP 3360412B2 JP 09129094 A JP09129094 A JP 09129094A JP 9129094 A JP9129094 A JP 9129094A JP 3360412 B2 JP3360412 B2 JP 3360412B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機、
ビデオテープレコーダ、ビデオカメラ、ビデオディスク
等の、映像信号の階調を補正する場合に用いる階調補正
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、階調補正装置は、カラーテレビジ
ョン受像機の大型化、高画質化にともない、画像をより
鮮明に見せるため、映像信号を非線形な増幅器に通すこ
とによって、映像信号の階調を補正し、CRT上の映像
のダイナミックレンジを拡大するために重要視されてき
ている。
【0003】以下に、従来の階調補正装置について説明
する。図2は、従来の階調補正装置のブロック図を示す
ものである。図2において、1は入力輝度信号をデジタ
ル値に変換するAD変換器である。2は入力輝度信号の
輝度ヒストグラムを抽出するヒストグラムメモリであ
り、一般にはメモリのアドレスに入力信号の輝度レベル
を、そのデータに度数が入るようにする。3はヒストグ
ラム演算回路であり、ヒストグラムメモリ2のデータか
ら入力輝度信号の平均値、モード値、最小値、最大値、
偏差係数、白面積、黒面積等を算出し、その結果により
リミッタレベル、一定加算値、累積スタート輝度レベ
ル、累積ストップ輝度レベル、最大輝度レベル等の各制
御値を計算し、リミッタ・加算回路4、累積コントロー
ルレジスタ回路5、正規化コントロールレジスタ回路6
に出力する。4はリミッタ・加算回路であり、ヒストグ
ラムメモリ2のデータを処理する。即ち、ヒストグラム
演算回路3から転送される制御データにより、輝度ヒス
トグラムの度数があるレベル以上にならないように制限
を加えたり、一定値の加算演算を行う。一般に、輝度ヒ
ストグラムを抽出している期間(サンプルしている期
間)はアドレスが一度アクセスされる間にデータ処理を
終える。5は累積コントロールレジスタ回路であり、累
積ヒストグラムを求める際に、その累積を始める輝度レ
ベルと、累積を止める輝度レベルをヒストグラム演算回
路3より与えられ、ヒストグラム累積加算回路7を制御
する。
【0004】6は正規化コントロールレジスタ回路であ
り、累積ヒストグラムのデータを正規化してルックアッ
プテーブルを作成する際に、その正規化後の出力輝度信
号の最大輝度レベルがヒストグラム演算回路3より与え
られ、累積ヒストグラムの最大累積度数が前記最大輝度
レベルとなるように、前記最大輝度レベルの値に応じて
ルックアップテーブル演算回路9で用いる正規化係数を
制御する。7はヒストグラム累積加算回路であり、累積
コントロールレジスタ回路5の制御信号によりヒストグ
ラムメモリ2の処理データの累積を行う。8は累積ヒス
トグラムメモリであり、ヒストグラム累積加算回路7の
累積演算の結果を記憶する。一般には、メモリのアドレ
スに輝度レベルを、そのデータに度数が入るようにす
る。9はルックアップテーブル演算回路であり、累積ヒ
ストグラムメモリ8の各データを正規化コントロールレ
ジスタ回路6の出力信号に基づいて正規化した後、各デ
ータから対応する輝度レベルを減算することにより各輝
度レベルに対応する階調補正データを算出する。
【0005】10はルックアップテーブルであり、ルッ
クアップテーブル演算回路9で算出された補正データを
記憶する。一般には、メモリのアドレスに輝度レベル
を、そのデータに補正データが入るようにする。11は
タイミング制御回路であり、各演算の順序や、各メモリ
の制御等を行う。12は輝度補正演算回路であり、各画
素の輝度レベルをアドレスとしてルックアップテーブル
より読み出された補正信号と映像信号を入力として階調
補正演算を行う。13はDA変換器であり、輝度補正演
算回路12からのデジタル信号出力をアナログ信号に変
換する。
【0006】15及び18は入力色差信号をデジタル値
に変換するAD変換器である。16及び19は色補正演
算回路であり、Y/C比を階調補正の前後で一定に保つ
ため、輝度補正演算回路12で用いた階調補正データを
対応する画素の輝度レベル、色レベルによりC/Y倍す
ることにより得られる色差信号用の階調補正データを用
いてAD変換器15及び18の出力である色差信号に階
調補正演算を行う。17及び20はDA変換器であり、
色補正演算回路16及び19からのデジタル信号出力を
アナログ信号に変換する。
【0007】以上のように構成された階調補正回路につ
いて、以下その動作について説明する。図3に各部の動
作を示す。まず、入力輝度信号aをAD変換器1に入力
し、デジタル信号に変換し、変換入力輝度信号bとして
出力する。ヒストグラムメモリ2は、この変換入力輝度
信号bをアドレスとし、各データ毎、そのアドレスのデ
ータに1が加算される。この動作を一垂直走査期間行う
ことによって入力輝度信号aの輝度ヒストグラムを抽出
することができる。この様子を図3(a)に示す。
【0008】次に、この輝度ヒストグラムの入ったヒス
トグラムメモリ2のデータをヒストグラム演算回路3が
読み出し、入力輝度信号aの平均値、モード値、最小
値、最大値、偏差係数、白面積、黒面積等を計算する。
そして、これらの計算結果からリミッタレベル、一定加
算値、累積計算のスタート輝度レベルおよびストップ輝
度レベル、正規化後の最大輝度レベル等の各制御値を求
め、これらの制御信号eをリミッタ・加算回路4、累積
コントロールレジスタ回路5、正規化コントロールレジ
スタ回路6に転送する。
【0009】次に、リミッタ・加算回路4はヒストグラ
ムメモリ2からデータを読み出し、各データに対しヒス
トグラム演算回路3から転送された各制御信号をもとに
リミッタ(図3(b)参照)や一定値の加算(図3
(c)参照)等の演算を行い、その結果を補正ヒストグ
ラムデータcとしてヒストグラム累積加算回路7に出力
する。ここで、加算する一定値が大きい程累積加算した
曲線は直線に近くなり、又その値が小さいほどヒストグ
ラム平坦化処理に近くなる(図3(d)参照)。
【0010】そして、ヒストグラム累積加算回路7は、
累積コントロールレジスタ回路5より与えられる累積ス
タート輝度レベルと累積ストップ輝度レベルにより、そ
の範囲内について補正ヒストグラムデータcの累積ヒス
トグラムデータfを計算し、この結果を累積ヒストグラ
ムメモリ8に記憶する。この様子を図3(c)および図
3(d)に示す。
【0011】次に、ルックアップテーブル演算回路9
は、累積ヒストグラムメモリ8からデータを読み出し、
その累積ヒストグラムデータの最大値が正規化コントロ
ールレジスタ回路6より与えられる最大出力輝度レベル
hとなるような正規化係数を求め、この係数をもとに累
積ヒストグラムの各データgに対して正規化処理を行っ
た後、各データから対応する輝度レベルを減算し、その
結果iをルックアップテーブル10に記憶する。このと
き、最大出力輝度レベルhを制御することにより自動コ
ントラスト制御(ACL)や、自動ブライト制御(AB
L)のような動作ができる。この動作を図3(e)に示
す。
【0012】次に、ルックアップテーブル10は、変換
入力輝度信号bをアドレスとしてそのデータjを読み出
し、そのデータjと変換入力輝度信号bを入力として輝
度補正演算回路12により階調補正演算を行い、補正出
力輝度信号kを得る。図3(f)は、補正後の輝度信号
のヒストグラムを示す。そして、13のDA変換器A
は、この補正出力輝度信号kをアナログ信号lに変換し
て出力する。
【0013】また、入力色差信号m及びrはAD変換器
15及び18によりデジタル変換し、変換入力色差信号
n及びsとする。そして、変換入力色差信号n及びsを
輝度階調補正データj、変換入力輝度信号bと共に色補
正演算回路16及び19に入力し、輝度補正用のデータ
jを変換入力輝度信号b、変換入力色差信号n及びsと
の演算(C/Y倍)により色補正用のデータを算出す
る。さらに、この色補正用のデータにより変換入力色差
信号n及びsの階調補正演算を行い、補正出力色差信号
p及びtを得る。そして、DA変換器17及び20は、
補正出力色差信号p及びtをアナログ信号q及びuに変
換して出力する。
【0014】タイミング制御回路14は、以上述べたよ
うな順序で各部の動作が行われるように各回路の動作を
制御する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来の構成
では、入力輝度信号が階調ビットの多い高品位な映像信
号である場合、輝度ヒストグラムにより映像の特徴抽出
を行う処理から階調補正演算までの全処理を入力輝度信
号の階調ビットに応じた多くの情報について処理を行わ
なければならないため処理回路の規模が大きくなる、ま
た、処理量の増加に伴い演算スピードも速くしなければ
ならないという課題を有していた。
【0016】本発明は前記課題を解決するもので、処理
の多い補正データ算出までの処理を入力輝度信号に対し
少しビットを粗くして処理し、それにより得られたルッ
クアップテーブルを同じもの2個用意し、階調補正演算
については、前記2個のルックアップテーブルより得ら
れる補正データを補間処理することにより、入力輝度信
号の階調ビットに対応した階調補正データを算出し補正
演算を行うことにより、階調ビットの多い入力輝度信号
についても処理回路規模を小さく、処理スピードについ
ても低い処理レートにより処理することが可能となり、
階調ビットの高い、表示クロックレートの高い信号にま
で補正を可能とする階調補正装置を提供することを目的
としている。
【0017】また前記従来の構成では、色信号が色差信
号形式である場合、乗算器等を含む色補正演算回路が2
系統必要となり、2倍の処理回路が必要になるという課
題を有していた。
【0018】本発明は前記課題を解決するもので、通
常、色の信号帯域が輝度のものに対して半分以下である
こと、即ち、色差信号の表示レートが輝度信号の表示レ
ートに等しく、表示クロックのレートが輝度信号の信号
帯域に適したものとなっている場合、色差信号は2画素
に一度しかデータ変化しないということに着目し、2系
統の色差信号を1系統に1画素毎に時分割多重し、この
信号に対し従来同様の色補正演算を行い、その後段の処
理で元の信号形式に復調することにより、色信号形式が
色差信号であっても、従来必要であった色補正演算処理
量の1/2の処理量で色階調補正処理を行うことを可能
とする階調補正装置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の階調補正装置は、入力輝度信号をデジタル値
に変換する第1のAD変換器と、前記デジタル輝度信号
の下位数ビットを省き量子化ビットを粗くした信号に対
する輝度ヒストグラムを記憶するヒストグラムメモリ
と、前記ヒストグラムメモリのデータより入力輝度信号
のAPL値、最大値、最小値等の映像の特徴抽出を行
い、これらのデータよりクリップ値、加算値、累積スタ
ート値、累積ストップ値等の制御パラメータを算出する
ヒストグラム演算回路と、前記ヒストグラム演算回路か
らの制御データにより前記ヒストグラムメモリのデータ
の最大値を制限したり、各データに一定値を加算し、前
記ヒストグラムメモリのデータを加工するリミッタ・加
算回路と、前記ヒストグラムメモリのデータを累積加算
するヒストグラム累積加算回路と、前記ヒストグラム累
積加算回路の演算結果を記憶する累積ヒストグラムメモ
リと、前記ヒストグラム演算回路で得られた制御データ
により前記ヒストグラム累積加算回路でのヒストグラム
累積加算処理のスタート、ストップ値を制御する累積コ
ントロールレジスタ回路と、前記ヒストグラム演算回路
で得られた前記累積ヒストグラムメモリの最大値により
前記累積ヒストグラムメモリのデータの正規化処理を制
御するための正規化コントロールレジスタ回路と、前記
正規化コントロールレジスタ回路からの制御により前記
累積ヒストグラムメモリのデータを正規化演算した後に
得られたデータから対応する輝度レベルを減算し階調補
正データを算出するルックアップテーブル演算回路と、
前記ルックアップテーブル演算回路の演算結果を低輝度
レベルに対応する補正データより順に記憶する第1のル
ックアップテーブルと、前記第1のルックアップテーブ
ルに入力する補正データを前記第1のルックアップテー
ブルへのデータ書き込み時に1輝度レベル分のデータ書
き込み時間だけデータを遅延させる遅延回路と、前記遅
延回路の出力信号を記憶する第2のルックアップテーブ
ルと、前記ヒストグラムメモリへ入力した入力輝度信号
の上位ビット信号をアドレスとして前記第1及び第2の
ルックアップテーブルから得られた補正信号及び前記ヒ
ストグラムメモリへ入力していない前記第1のAD変換
器の出力下位ビット信号を入力として前記第1及び第2
のルックアップテーブルの出力信号を補間処理すること
により前記輝度レベル信号の各輝度レベルに応じた階調
補正信号を算出する階調補正信号算出回路と、入力輝度
信号である前記第1のAD変換器の出力信号と同一信号
の輝度レベルに応じた前記階調補正信号算出回路の出力
信号により階調補正を行う輝度補正演算回路と、前記輝
度補正演算回路出力をアナログ値に変換する第1のDA
変換器とを有するものである。
【0020】さらに本発明は上述した階調補正装置に、
前記第1のAD変換器の出力信号と前記階調補正信号算
出回路の出力信号を入力として色差信号の補正データを
算出する色補正信号演算回路と、前記色補正信号演算回
路の出力信号の2画素分のデータの平均値を算出する平
均値算出回路と、入力色差信号をデジタル値に変換する
第2及び第3のAD変換器と、前記第2及び第3のAD
変換器の出力色差信号の信号帯域を輝度信号の信号帯域
の半分に帯域制限する第1及び第2のローパスフィルタ
と、前記第1及び第2のローパスフィルタの出力データ
を1画素単位で時分割に多重する時分割多重回路と、前
記時分割多重回路の出力信号と同一信号に対応する画素
の前記平均値算出回路の出力信号を入力として輝度信号
で階調補正された比率だけ色差信号についても階調補正
を行う色補正演算回路と、前記色補正演算回路の出力信
号を前記時分割多重回路で多重処理を行う前の信号形式
に1画素単位で時分割に復調する時分割復調回路と、前
記時分割復調回路で得られた階調補正演算後の色差信号
をそれぞれアナログ値に変換する第2及び第3のDA変
換器を有するものである。
【0021】
【作用】まず、本発明の第1の階調補正装置によれば、
前記した構成により、輝度ヒストグラムより輝度分布の
特徴抽出を行う処理からルックアップテーブルを算出す
るまで階調ビットを粗くして処理を行う事により処理量
の軽減を図り、また後段の補間回路により前段の軽減さ
れた処理を補う事により、補正効果として等価で、且つ
処理量が軽減できる階調補正を実現することが可能とな
る。
【0022】また、本発明の第2の階調補正装置によれ
ば、前記した構成により、各画素単位で輝度レベルに応
じて階調補正データを算出し、輝度、色差信号に対し階
調補正を行う時、色差信号の階調補正演算については補
正演算を行う前後で時分割多重/復調処理を施すことに
より、色補正演算の処理軽減を図ることができる階調補
正を実現することが可能となる。
【0023】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0024】図1は本発明の一実施例を示す階調補正装
置のブロック図である。図1において、101は入力輝
度信号をデジタル値に変換するAD変換器Aである。本
実施例では階調ビットを10ビットとして以下説明を行
う。102は入力輝度信号の輝度ヒストグラムを抽出す
るヒストグラムメモリであり、本実施例では上位8ビッ
トの輝度ヒストグラムを抽出することとする。また、一
般にはメモリのアドレスに入力信号の輝度レベルを、そ
のデータに度数が入るようにする。
【0025】103はヒストグラム演算回路であり、ヒ
ストグラムメモリ102のデータから入力輝度信号の平
均値、モード値、最小値、最大値、偏差係数、白面積、
黒面積等を算出し、その結果によりリミッタレベル、一
定加算値、累積スタート輝度レベル、累積ストップ輝度
レベル、最大輝度レベル等の各制御値を計算し、リミッ
タ・加算回路104、累積コントロールレジスタ回路1
05、正規化コントロールレジスタ回路106に出力す
る。
【0026】104はリミッタ・加算回路であり、ヒス
トグラムメモリ102のデータを処理する。即ち、ヒス
トグラム演算回路103から転送される制御データによ
り、輝度ヒストグラムの度数があるレベル以上にならな
いように制限を加えたり、一定値の加算演算を行う。一
般に、輝度ヒストグラムを抽出している期間(サンプル
している期間)はアドレスが一度アクセスされる間にデ
ータ処理を終える。
【0027】105は累積コントロールレジスタ回路で
あり、累積ヒストグラムを求める際に、その累積を始め
る輝度レベルと、累積を止める輝度レベルをヒストグラ
ム演算回路103より与えられ、ヒストグラム累積加算
回路107を制御する。
【0028】106は正規化コントロールレジスタ回路
であり、累積ヒストグラムのデータを正規化してルック
アップテーブルを作成する際に、その正規化後の出力輝
度信号の最大輝度レベルがヒストグラム演算回路103
より与えられ、累積ヒストグラムの最大累積度数が前記
最大輝度レベルとなるように、前記最大輝度レベルの値
に応じてルックアップテーブル演算回路109で用いる
正規化係数を制御する。
【0029】107はヒストグラム累積加算回路であ
り、累積コントロールレジスタ回路105の制御信号に
よりヒストグラムメモリ102の処理データの累積を行
う。108は累積ヒストグラムメモリであり、ヒストグ
ラム累積加算回路107の累積演算の結果を記憶する。
一般には、メモリのアドレスに輝度レベルを、そのデー
タに度数が入るようにする。
【0030】109はルックアップテーブル演算回路で
あり、累積ヒストグラムメモリ108の各データを正規
化コントロールレジスタ回路106の出力信号に基づい
て正規化した後、各データから対応する輝度レベルを減
算することにより各輝度レベルに対応する階調補正デー
タを算出する。
【0031】110はルックアップテーブルであり、ル
ックアップテーブル演算回路109で算出された補正デ
ータを記憶する。一般には、メモリのアドレスに輝度レ
ベルを、そのデータに補正データが入るようにする。1
11は、タイミング制御回路であり、各演算の順序や、
各メモリの制御等を行う。112は遅延回路であり、ル
ックアップテーブル演算回路109で算出された補正デ
ータを書き込み時に1輝度レベル分だけ遅延させる。1
13もルックアップテーブルであり、ルックアップテー
ブル演算回路109で算出された補正データが遅延回路
112を通った後、データとして書き込まれる。よって
ルックアップテーブル113には、同じアドレスに対し
相対的にルックアップテーブル110のデータより1輝
度レベル前の輝度信号に対する補正データが書き込まれ
る。
【0032】114及び115はセレクタ、116は加
算器であり、これらを併せて補間回路を構成する。各画
素の輝度レベルをアドレスとしてルックアップテーブル
110及び113より読み出された補正信号をビットシ
フトにより0、1/4、1/2、3/4倍及び1、3/
4、1/2、1/4倍と定数倍した後、それぞれの信号
をセレクタ114、115のデータとして入力し、入力
輝度信号の下位2ビットを同セレクタ114、115の
セレクト信号とする。このようにして得られたセレクト
後の信号を加算器116で加算することにより、入力輝
度信号全10ビットに対する補正信号が得られる。
【0033】117は輝度補正演算回路であり、加算器
116より得られた補正信号とAD変換器101からの
入力輝度像信号を入力として階調補正演算を行う。11
8はDA変換器であり、輝度補正演算回路117からの
デジタル信号出力をアナログ信号に変換する。
【0034】119は色補正信号演算回路であり、加算
器116より得られた補正信号をAD変換器101から
の入力輝度像信号で除算することにより、色補正信号を
算出する。120、121は遅延回路であり、表示クロ
ック1クロック分、色補正信号を遅延させる。122、
123は加算器、124はセレクタである。遅延回路1
20、121、加算器123、セレクタ124により、
色補正信号演算回路119の出力である色補正信号の信
号レートを1/2に下げる。セレクタ124のセレクト
信号を1画素単位で切り換えることにより色補正信号の
データの隣接データとの平均をとり、データの変化レー
トが2画素単位となるようにデータ変換する。
【0035】以上のように本実施例によれば、2つのル
ックアップテーブル110、113を用いることにより
得られる補正データを補間処理することにより、補正効
果を劣化させず処理量を軽減することが可能となる。
【0036】(実施例2)次に、本発明の他の実施例に
ついて、同じく図面1を用いて説明する。実施例1にお
いて説明をした符号に係わる構成要素についてはここで
は説明を省略する。
【0037】125、126は入力色差信号A、Bをデ
ジタル値に変換するAD変換器である。127、128
はローパスフィルタであり、AD変換器125及び12
6の出力色差信号A、Bの信号帯域を1/2に制限す
る。
【0038】129は時分割多重回路であり、ローパス
フィルタ127、128により帯域制限された2系統の
色差信号を1画素単位に切り換えることにより時分割に
多重し、1系統の信号とする。130は色補正演算回路
であり、時分割多重回路129の出力信号とセレクタ1
24の出力色補正信号を入力として、この入力2信号を
乗算した後、再度時分割多重回路129の出力である多
重色差信号を加算することにより色補正演算処理を行
う。
【0039】131は時分割復調回路であり、時分割多
重回路129の逆処理により1画素づつ信号分離を行
い、色補正信号処理を行った後の色差信号を得る。13
2、133はDA変換器であり、時分割復調回路131
の出力として得られたデジタル値の階調補正処理後の色
差信号をアナログ信号に変換する。
【0040】以上のように本実施例によれば、補正効果
を劣化させず処理量を軽減することが可能であり、さら
に輝度、色差の両信号に対し階調補正を行う時、色差信
号の階調補正演算について補正演算を行う前後で時分割
多重/復調処理を施すことにより、色補正演算の処理軽
減を図ることができる階調補正を実現することが可能と
なる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、階調補正
信号算出までの処理回路を軽減し、処理回路規模を小さ
くでき、また処理スピードについては低い処理レートに
より処理することが可能となり、さらに階調ビットの多
い、表示クロック周波数の高い輝度信号に対しても画素
単位に階調補正することを可能とする階調補正装置を実
現できる。
【0042】また、本発明によれば、色信号形式が色差
信号の場合、従来の1/2の色補正演算処理回路の規模
で色階調補正処理を行うことを可能とする階調補正装置
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す階調補正装置のブロッ
ク図
【図2】従来の階調補正装置のブロック図
【図3】階調補正装置における、 (a) 入力輝度データのヒストグラム (b) 度数にリミッタをかけた場合の補正輝度データ
のヒストグラム (c) 度数にリミッタをかけ、一定値を加算した場合
の補正輝度データのヒストグラム (d) 補正輝度データの累積ヒストグラム (e) 最大出力輝度レベルを制御した場合の出力輝度
レベル分布図 (f) 階調補正演算後の補正輝度データのヒストグラ
【符号の説明】
1、101 AD変換器 2、102 ヒストグラムメモリ 3、103 ヒストグラム演算回路 4、104 リミッタ・加算回路 5、105 累積コントロールレジスタ回路 6、106 正規コントロールレジスタ回路 7、107 ヒストグラム累積加算回路 8、108 累積ヒストグラムメモリ 9、109 ルックアップテーブル演算回路 10、110 ルックアップテーブル 11、111 タイミング制御回路 112 遅延回路 113 ルックアップテーブル 114、115 セレクタ 116 加算器 12、117 輝度補正演算回路 13、118 DA変換器 119 色補正信号演算回路 120、121 遅延回路 122、123 加算器 124 セレクタ 15、125 AD変換器 18、126 AD変換器 127、128 ローパスフィルタ 129 時分割多重回路 16、19、130 色補正演算回路 131 時分割復調回路 17、132 DA変換器 20、133 DA変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−126377(JP,A) 特開 平3−239072(JP,A) 特開 平4−293365(JP,A) 特開 平4−349783(JP,A) 特開 平4−349784(JP,A) 特開 平6−90381(JP,A) 特開 平7−250339(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/50 - 5/63 H04N 5/14 - 5/217 H04N 1/40 G09G 5/00 - 5/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力輝度信号をデジタル値に変換するA
    D変換器と、前記デジタル値の上位ビットに対する輝度
    ヒストグラムを記憶するヒストグラムメモリと、前記ヒ
    ストグラムメモリの出力から入力輝度信号の特徴を算出
    し、前記特徴から少なくともリミッタレベル、一定加算
    値、累積スタート輝度レベル、累積ストップ輝度レベ
    ル、最大輝度レベルを含む複数の制御パラメータを算出
    するヒストグラム演算回路と、前記ヒストグラム演算回
    路からの制御パラメータにより前記ヒストグラムメモリ
    の出力を加工するリミッタ・加算回路と、前記ヒストグ
    ラムメモリの出力を累積加算するヒストグラム累積加算
    回路と、前記ヒストグラム累積加算回路の演算結果を記
    憶する累積ヒストグラムメモリと、前記ヒストグラム演
    算回路からの制御パラメータにより前記ヒストグラム累
    積加算回路でのヒストグラム累積加算処理のスタート、
    ストップ値を制御する累積コントロールレジスタ回路
    と、前記ヒストグラム演算回路で得られた最大輝度レベ
    ルにより前記累積ヒストグラムメモリの出力の正規化演
    算を制御する正規化コントロールレジスタ回路と、前記
    正規化コントロールレジスタ回路からの制御により正規
    化演算した後に、正規化演算結果から対応する輝度レベ
    ルを減算するルックアップテーブル演算回路と、前記ル
    ックアップテーブル演算回路の出力を低輝度レベルに対
    応する順番に書き込む第1のルックアップテーブルと、
    前記第1のルックアップテーブルへの書き込み時に1輝
    度レベル分の書き込み時間だけ遅延させる遅延回路と、
    前記遅延回路の出力を書き込む第2のルックアップテー
    ブルと、前記AD変換器の出力であるデジタル値の上位
    ビットをアドレスとして前記第1及び第2のルックアッ
    プテーブルから得られた2つの出力を各々定数倍する回
    路と、前記回路出力を前記デジタル値の下位ビットで選
    択した後に加算する加算器と、前記加算器の出力と前記
    A/D変換器の出力を入力として階調補正を行う輝度補
    正演算回路と、前記輝度補正演算回路の出力をアナログ
    値に変換するDA変換器を有することを特徴とする階調
    補正装置。
  2. 【請求項2】 入力輝度信号をデジタル値に変換する第
    1のAD変換器と、前記デジタル値の上位ビットに対す
    る輝度ヒストグラムを記憶するヒストグラムメモリと、
    前記ヒストグラムメモリの出力から入力輝度信号の特徴
    を算出し、前記特徴から少なくともリミッタレベル、一
    定加算値、累積スタート輝度レベル、累積ストップ輝度
    レベル、最大輝度レベルを含む複数の制御パラメータを
    算出するヒストグラム演算回路と、前記ヒストグラム演
    算回路からの制御パラメータにより前記ヒストグラムメ
    モリの出力を加工するリミッタ・加算回路と、前記ヒス
    トグラムメモリの出力を累積加算するヒストグラム累積
    加算回路と、前記ヒストグラム累積加算回路の演算結果
    を記憶する累積ヒストグラムメモリと、前記ヒストグラ
    ム演算回路からの制御パラメータにより前記ヒストグラ
    ム累積加算回路でのヒストグラム累積加算処理のスター
    ト、ストップ値を制御する累積コントロールレジスタ回
    路と、前記ヒストグラム演算回路で得られた最大輝度レ
    ベルにより前記累積ヒストグラムメモリの出力の正規化
    演算を制御する正規化コントロールレジスタ回路と、前
    記正規化コントロールレジスタ回路からの制御により正
    規化演算した後に、正規化演算結果から対応する輝度レ
    ベルを減算するルックアップテーブル演算回路と、前記
    ルックアップテーブル演算回路の出力を低輝度レベルに
    対応する順番に書き込む第1のルックアップテーブル
    と、前記第1のルックアップテーブルへの書き込み時に
    1輝度レベル分の書き込み時間だけ遅延させる遅延回路
    と、前記遅延回路の出力信号を書き込む第2のルックア
    ップテーブルと、前記AD変換器の出力であるデジタル
    値の上位ビットをアドレスとして前記第1及び第2のル
    ックアップテーブルから得られた2つの出力を各々定数
    倍する回路と、前記回路出力を前記デジタル値の下位ビ
    ットで選択した後に加算する加算器と、前記加算器の出
    力と前記A/D変換器の出力を入力として階調補正を行
    う輝度補正演算回路と、前記輝度補正演算回路の出力を
    アナログ値に変換する第1のDA変換器と、前記第1の
    AD変換器の出力と前記加算器の出力を入力として色補
    正信号を算出する色補正信号演算回路と、前記色補正信
    号演算回路の出力の2画素分の平均値を算出する回路
    と、入力色差信号をデジタル値に変換する第2及び第3
    のAD変換器と、前記第2及び第3のAD変換器の出力
    色差信号の信号帯域を輝度信号の信号帯域の半分に帯域
    制限する第1及び第2のローパスフィルタと、前記第1
    及び第2のローパスフィルタの出力を1画素単位で時分
    割に多重する時分割多重回路と、前記時分割多重回路の
    出力と前記出力に対応する色補正信号の2画素分の平均
    値を入力として、輝度信号で階調補正された比率だけ色
    差信号についても階調補正を行う色補正演算回路と、前
    記色補正演算回路の出力を前記時分割多重回路で多重処
    理を行う前の信号形式に1画素単位で時分割に復調する
    時分割復調回路と、前記時分割復調回路で得られた階調
    補正演算後の色差信号をそれぞれアナログ値に変換する
    第2及び第3のDA変換器を有することを特徴とする階
    調補正装置。
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