JP3355549B2 - テレビジョン受信装置 - Google Patents

テレビジョン受信装置

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JP3355549B2
JP3355549B2 JP26060798A JP26060798A JP3355549B2 JP 3355549 B2 JP3355549 B2 JP 3355549B2 JP 26060798 A JP26060798 A JP 26060798A JP 26060798 A JP26060798 A JP 26060798A JP 3355549 B2 JP3355549 B2 JP 3355549B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
装置に関し、特に、電圧シンセサイザ方式の同調機構を
備えるとともに、予めメモリしておいた同調電圧データ
に基づいてチャンネルを選局させることが可能なテレビ
ジョン受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のテレビジョン受信装置と
して、特開平7−176992号公報に開示されたもの
が知られている。同公報においては、予め不揮発性メモ
リに各チャンネルに対応した同調電圧データを記憶して
おき、操作者がチャンネルを選局すると、同不揮発性メ
モリから同調電圧データが読み出されて対応する同調電
圧がチューナに供給される。一方、AFT回路を利用し
て同調ずれが補正されるようになっており、それと同時
に同調ずれ補正後の同調電圧をドリフトとして、上限値
と下限値を所定間隔で検出し、それぞれの最大値を不揮
発性メモリに記憶する。そして、再度選局されたときに
不揮発性メモリに記憶されている同調電圧と上限値と下
限値の平均をとり、同調電圧として出力するように構成
されている。これにより、経年変化によって同調ずれが
大きくなったとしても、AFTの引き込みが正常に行わ
れるとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のテレビ
ジョン受信装置においては、次のような課題があった。
確かにAFTの引き込みは正常に行われるものの、操作
者がチャンネルを選局したときに同調電圧が補正されて
出力されるので、選局操作してから実際に映像が安定す
るまでに時間がかかってしまうことがあった。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、選局操作を実行してから早期に映像等の出力を
安定させることが可能なテレビジョン受信装置の提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、同調電圧に応じたテレビ
放送周波数の信号を受信するとともに所定の信号処理を
施して出力するチューナ手段と、このチューナ手段に同
調電圧を変化させつつ供給することにより同調点を探索
して対応する同調電圧データをチャンネルポジション毎
に記憶する同調電圧データ記憶手段と、この同調電圧デ
ータ記憶手段のチャンネルポジションに対応した受信指
示がなされたときに該当する同調電圧データに基づく同
調電圧を上記チューナ手段に供給する同調電圧供給手段
と、主電源オフが指示された後に内部的に主電源オン状
態としつつ上記同調電圧データ記憶手段にてチャンネル
ポジション毎に記憶されている同調電圧データに基づく
同調電圧を上記チューナ手段に順次供給するとともに、
同チューナ手段の出力に基づいて同調点からのずれが生
じていることを検知した場合に同ずれに応じて上記同調
電圧記憶手段に記憶されている同調電圧データを補正す
る同調電圧データ一括補正手段とを備えた構成としてあ
る。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、同調電圧記憶手段によって同調電圧を変
化させつつチューナ手段に供給すると、チューナ手段は
供給される同調電圧に応じたテレビ放送周波数の信号を
受信するととともに所定の信号処理を施して出力するの
で、同調点を探索して対応する同調電圧データをチャン
ネルポジション毎に記憶する。一方、同調電圧補正手段
は、主電源オフが指示された後、内部的に主電源をオン
状態にするとともに、チャンネルポジション毎に記憶さ
れている同調電圧データに基づく同調電圧を上記チュー
ナ手段に順次供給し、同チューナ手段の出力に基づいて
同調点からのずれが生じていることを検知すると、同ず
れに応じて上記同調電圧記憶手段に記憶されている同調
電圧データを補正する。その後、チャンネルポジション
に対応した受信指示を発行すると、同調電圧供給手段が
該当する同調電圧データに基づく同調電圧をチューナ手
段に供給し、チューナ手段はその同調電圧に基づくテレ
ビ放送周波数の信号を受信する。
【0007】従って、同調電圧データ一括補正手段によ
って同調電圧が補正された後は、同調電圧データ記憶手
段のチャンネルポジションに対応した受信指示を発行し
た場合、同調ずれが生じる可能性は極めて低いと言える
し、仮に同調ずれが生じていたとしてもそのずれは極め
て僅少である。むろん、この場合にはAFT回路などを
利用しつつ選局周波数の微調整を行って同調点に引き込
めばよく、このとき同調ずれが僅かであるため、早期に
引き込むことが可能となることはいうまでもない。な
お、ここにおけるチャンネルポジションとは、同調電圧
データを格納するためのチャンネル毎の記憶領域であっ
て、各チャンネルポジションと格納される同調電圧デー
タとが一対一で対応しているものを意味する。その一例
として、所定のメモリ空間を適宜分割し、分割された各
メモリ空間に同調電圧データを格納する場合などが含ま
れる。
【0008】同調電圧データ一括補正手段が同調点から
のずれを検知する構成としては、各種の形態のものを適
用可能であるが、その一例として、請求項2にかかる発
明は、請求項1に記載のテレビジョン受信装置におい
て、上記同調電圧データ一括補正手段は、上記チューナ
手段の出力に基づく映像搬送波の周波数と基準周波数と
がずれている場合に同調電圧を微小単位で変化させつつ
同ずれが最小となる同調電圧を探索し、対応する同調電
圧データを上記同調電圧データ記憶手段の該当するチャ
ンネルポジションに記憶させる構成としてある。
【0009】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、同調電圧データ一括補正手段は、チュー
ナ手段の出力に基づく映像搬送波の周波数を検出すると
ともに、基準周波数と比較することにより同調ずれが生
じているか否かを検知し、両者にずれが生じている場合
には同調電圧を微小単位で変化させつつ同ずれが最小と
なる同調電圧を探索して対応する同調電圧データを上記
同調電圧データ記憶手段の該当するチャンネルポジショ
ンに記憶させる。具体的には、上述したAFT回路など
を利用して実現可能である。
【0010】同調電圧データ一括補正手段は主電源オフ
時に同調電圧データ記憶手段に記憶された同調電圧デー
タを一括して補正することができればよく、実際に補正
を行うタイミングとしては任意に設定可能である。例え
ば、同調電圧データ記憶手段に記憶されている同調電圧
データに基づいて同調ずれが生じているか否かを所定期
間毎に検知し、同調ずれが生じていれば同調電圧データ
を補正するなどの構成とすることができる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、チャンネ
ルポジション毎に同調電圧データを記憶し、チャンネル
ポジションに対応した受信指示がなされたときに、該当
する同調電圧データに基づく同調電圧をチューナ等に供
給して同調させる場合において、記憶されている同調電
圧データを主電源オフ時に内部的に一括して補正するこ
とにより同調ずれを低減するようにしたため、選局操作
を実行してから早期に映像等の出力を安定させることが
可能なテレビジョン受信装置を提供することができる。
【0015】また、請求項2にかかる発明によれば、既
存のAFT回路などを利用して容易に同調ずれを検知す
ることができる。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるテレビジョン受信装置を概略ブロック図により示し
ている。同図において、チューナ10は、U/Vアンテ
ナを介して所望のチャンネル周波数に応じた信号を受信
し、所要の信号だけを選択して高周波増幅して出力す
る。このチューナ10は、いわゆる電圧シンセサイザ方
式を採用しており、後述するようにして同調電圧とバン
ド切替電圧の入力に基づいて所望のチャンネル周波数に
同調する。なお、本実施形態においては、テレビ放送電
波を受信する構成としてあるが、ケーブルテレビ放送な
どの他の放送形態に適用してもよく、適宜変更可能であ
る。
【0018】チューナ10から出力された信号は、VI
F回路20にて映像中間周波増幅が施されてビデオIC
30に出力される。また、音声中間周波信号は、映像中
間周波信号の周波数である58.75MHzよりも4.
5MHz低いFMされた信号として存在しており、増幅
後の信号を図示しないダイオードで振幅検波すると4.
5MHzの第二音声中間周波信号として取り出される。
そして、取り出された第二音声中間周波信号は、オーデ
ィオIC40にてFM検波された後に適宜増幅されて出
力される。むろん、本実施形態においては、チューナ1
0とVIF回路20とが全体としてチューナ手段を構成
する。
【0019】一方、ビデオIC30では、上記のように
して入力される映像中間周波増幅後の信号にて映像検波
し、同期分離や色再生などの各種の信号処理を施して映
像信号を出力する。さらに、このビデオIC30には、
図示しないAFT回路が備えられており、このAFT回
路によって実際の映像搬送波の周波数と基準周波数との
ずれに応じたAFT(誤差)電圧を発生するようになっ
ている。このAFT電圧は、図2に示すように、正規同
調点f0を中心とした逆S字状の電圧特性を有しており、
実際の映像搬送波の周波数と基準周波数とが一致する場
合にAFT電圧はB電圧となり、そして、両者が僅かに
ずれる場合にずれの方向に応じて単調増加または単調減
少の傾向を示し、両者が大きくずれる場合にB電圧の上
側と下側で飽和して一定となる。従って、実際のAFT
電圧を検出してB電圧と比較すれば、上記のずれの程度
と方向が判明することになる。
【0020】また、本テレビジョン受信装置には所定の
リモコン50が備えられており、同リモコン50を用い
て各種の操作を実行可能となっている。このリモコン5
0の操作パネル上には、図3に示すように、主電源ボタ
ン51や、「1」〜「12」のチャンネルボタン52
や、チャンネルアップ/ダウンボタン53や、ボリュー
ムボタン54などが配設されており、それぞれの操作ボ
タンを押し下げると、対応する赤外線リモコン信号が送
出される。そして、この赤外線リモコン信号を本体機側
の図示しない赤外線リモコン信号受光部を介して受信
し、マイコン60が検知して対応する処理を実行する。
【0021】例えば、チューナ10の受信チャンネルを
指示する場合には、チャンネルボタン52を押し下げる
か、あるいはチャンネルアップ/ダウンボタン53を押
し下げる。すると、上記のようにしてマイコン60が検
知し、指示されたチャンネルを受信させるべくディジタ
ルコード化された同調電圧データを出力する。そして、
この同調電圧データがD/Aコンバータ70にてアナロ
グの同調電圧に変換された後にチューナ10に供給され
る。むろん、このときにバンド切替電圧も供給されるこ
とはいうまでもない。
【0022】本実施形態において採用するチューナ10
は、電圧シンセサイザ方式を採用するものであるため、
予め上記の同調電圧データをプリセットしておく必要が
ある。すなわち、予め「1」〜「12」のチャンネル番
号に対して所望の同調電圧データを割り当ててEEPR
OM80に記憶させておき、対応するチャンネル番号の
受信指示がなされたときに、マイコン60が該当する同
調電圧データを取り出して送出する構成とする。具体的
には、EEPROM80のメモリ空間は、図4に示すよ
うに各チャンネル番号に対応したチャンネルポジション
に分割されており、チャンネルポジション毎に同調電圧
データを割り当てて記憶することができるようになって
いる。
【0023】実際の割り当て作業を行うにあたっては、
利用者が映像出力を視認しつつ手入力によってチューナ
10の選局周波数を変化させて同調点を探索し、所望の
チャンネル番号に割り当てて記憶させてもよいし、マイ
コン60にて所定の自動探局処理を実行させて記憶させ
るようにしてもよい。なお、後者の手法を利用する場
合、ビデオIC30にて分離された同期信号と、AFT
電圧とをマイコン60に取り込んでチューナ10の選局
周波数を略連続的に変化させ、同期信号が有り、かつ、
AFT電圧が最も小さくなる同調点を探索して所定のチ
ャンネル番号に割り当てて記憶させるようにすればよ
い。
【0024】いずれの手法を採用するとしても、マイコ
ン60の制御によって同調点を探索し、対応する同調電
圧データをEEPROM80の所定のチャンネルポジシ
ョンに割り当てて記憶するようになっており、この意味
におけるマイコン60と、EEPROM80とが同調電
圧データ記憶手段を構成する。また、チャンネルポジシ
ョンに対応した受信指示がなされたときに、マイコン6
0が対応する同調電圧データを送出し、D/Aコンバー
タ70を介することによって同調電圧がチューナ10に
供給されるようになっており、この意味におけるマイコ
ン60と、D/Aコンバータ70とが同調電圧供給手段
を構成する。
【0025】ところで、上記のような同調電圧データの
プリセットは、電力供給を開始してから十分な期間を経
た後に行うのが望ましい。なぜなら、電力供給を開始し
てから間もない時と、十分な期間を経た後とを比較する
と、内部の温度特性等に依存するように同調特性も異な
り、電力供給を開始してから間もない時にプリセットし
た同調電圧データをその後も使用し続けるとチューナ1
0の選局周波数にずれが生じてしまうことになりかねな
い。
【0026】むろん、マイコン60にはAFT電圧が供
給されており、当該マイコン60によってAFT引き込
み処理が行われる。すなわち、上述したように、AFT
電圧の電圧特性は正規同調点f0を中心として逆S字状と
なっているため、正規同調点f0におけるB電圧と実際の
AFT電圧とを比較すれば、選局周波数のずれの方向が
分かることになり、マイコン60は同方向に微小ステッ
プ幅でチューナ10の選局周波数を変化させてAFT電
圧が最もB電圧に近い値となる選局周波数に修正する。
【0027】従って、AFT引き込みが不能な程度に選
局周波数にずれが生じない限り、本来的な問題は生じな
いとも思われるが、選局周波数のずれが大きいほど、A
FT引き込み処理にも時間を要することとなってしま
う。むろん、AFT引き込み処理にて選局周波数を変化
させるステップ幅を大きくすれば、AFT引き込み処理
に要する時間を短縮することが可能であるが、映像出力
が不自然に変動することになり、利用者に違和感を与え
かねない。そこで、本実施形態においては、プリセット
された同調電圧データ自体を適宜補正するようにしてあ
り、次にかかる補正処理について説明する。
【0028】マイコン60には主電源のオン/オフに関
係することなく、電源コードを所定の電源に接続した時
点から電力供給が開始され、直ちに図5のフローチャー
トに示す補正ルーチンを起動する。同図において、ステ
ップS110ではタイマ変数tの値が所定のしきい値T
hよりも大きいか否かを判定する。すなわち、上述しな
かったが、マイコン60は電力供給開始と同時に所定の
タイマを起動して計時処理を実行しつつその計時結果を
タイマ変数tに保持しており、このタイマ変数tの値と
所定のしきい値Thとを比較する。
【0029】ここにおいて、タイマ変数tがしきい値T
h以下であることを検知したら、ステップS120で上
述したようにして同調電圧データがプリセットされたか
否かを検知する。具体的には、EEPROM80の各チ
ャンネルポジションを検索し、同調電圧データが一つで
も格納されている場合にはプリセットが行われたものと
判断する。ここでプリセットが行われている場合には、
ステップS130で所定の要補正フラグに「1」をセッ
トしてからステップS110に戻り、他方、プリセット
が行われていない場合にはそのままステップS110に
戻って、タイマ変数t>しきい値Thの関係を充足する
まで同様の処理を繰り返す。この要補正フラグは、
「0」ならばプリセットされた同調電圧データを補正す
る必要がないことを意味しており、「1」ならば補正の
必要があることを意味するものであり、初期状態におい
て「0」が設定されているものである。
【0030】ステップS110でタイマ変数t>しきい
値Thの関係を充足した場合、ステップS140で上記
の要補正フラグに「1」がセットされているか否かを検
知し、「0」ならばそのまま終了するが、「1」がセッ
トされている場合にはステップS150で補正サブルー
チンを起動する。図6は、この補正サブルーチンをフロ
ーチャートにより示している。同図において、まずステ
ップS205では主電源がオンであるか否かを検知す
る。ここで、主電源がオンであれば、ステップS210
にてチャンネルボタン52またはチャンネルアップ/ダ
ウンボタン53が押し下げられたか否かを検知し、押し
下げられるまでステップS205,S210をループす
る。
【0031】一方、チャンネルボタン52またはチャン
ネルアップ/ダウンボタン53が押し下げられた場合に
は、ステップS215にて選局指示されたチャンネルポ
ジションに格納された同調電圧データを取り出して送出
する。すると、上述したようにしてその同調電圧データ
はアナログ変換されて同調電圧としてチューナ10に供
給され、チューナ10はその同調電圧に基づくチャンネ
ル周波数に同調する。次なるステップS220では、ビ
デオIC30から供給されるAFT電圧と基準電圧のB
電圧とを比較することにより、選局周波数にずれが生じ
ているか否かを検知し、ずれが生じている場合にはステ
ップS225にて上記のようにしてAFT引き込み処理
を行う。
【0032】その後、ステップS230にて上記チャン
ネルポジションに格納された同調電圧データをAFT引
き込み後の同調電圧データに入れ替えて格納する。そし
て、次のステップS235で同チャンネルポジションの
補正済フラグに「1」を格納した後にステップS205
に戻って同様の処理を繰り返す。この補正済フラグは、
図4に示すように各チャンネルポジション毎に設けられ
ており、「0」ならば同調電圧データの補正が行われて
いないことを意味し、「1」ならば補正が行われたこと
を意味するものであり、初期状態時には全て「0」がセ
ットされているものとする。以上のようにして、主電源
がオンである間はチャンネルボタン52またはチャンネ
ルアップ/ダウンボタン53が押し下げられて選局指示
されたチャンネルポジションについて、同様にして同調
電圧データの補正が行われる。
【0033】他方、主電源をオフにするとステップS2
05で検知し、内部的に主電源をオン状態としたままス
テップS240で補正済フラグに「0」がセットされて
いるチャンネルポジションを検出するとともに、そのチ
ャンネルポジションに格納されている同調電圧データを
送出する。むろん、全てのチャンネルポジションに同調
電圧データが格納されているとは限らないが、このよう
なチャンネルポジションについては補正済フラグに
「1」をセットするのみであり、次のチャンネルポジシ
ョンの検出を行う。なお、ここにおいて内部的に主電源
をオン状態にすることは、チューナ10やビデオIC3
0などの回路に電力を供給した状態としつつも、映像お
よび音声出力させないようにすることを意味するもので
あり、各種の手法を適用して実現可能であるためここで
は詳述しない。
【0034】ステップS240で同調電圧データを送出
すると、上述したものと同様にしてチューナ10にて選
局が行われ、ステップS245で選局周波数にずれが生
じているか否かを検知する。ここで、ずれが生じている
場合にはステップS250でAFT引き込み処理を実行
し、ステップS255で上記チャンネルポジションの同
調電圧データをAFT引き込み後の同調電圧データに入
れ替えて格納した後、ステップS260で補正済フラグ
に「1」をセットし、他方、ずれが生じていなければそ
のままステップS260で上記チャンネルポジションの
補正済フラグに「1」をセットする。その後、ステップ
S265にて全チャンネルポジションの補正済フラグに
「1」がセットされたものと判断するまでステップS2
40に戻って、順次補正済フラグに「0」がセットされ
ているチャンネルポジションを検出して同様の処理を実
行する。そして、全チャンネルポジションの補正済フラ
グに「1」がセットされたものと判断したら、ステップ
S270にて要補正フラグを「0」にリセットする。
【0035】以上のように、本実施形態においては、図
5および図6などに示すフローチャートに従ってマイコ
ン60が処理を実行することにより、基本的には主電源
のオフ時に内部的に主電源オンの状態としつつ、各チャ
ンネルポジションに格納された同調電圧データを一括し
て補正するようになっており、この意味におけるマイコ
ン60が同調電圧データ一括補正手段を構成する。そし
て、一旦、同調電圧データが補正された後、主電源をオ
ンにしたときには上記のような選局周波数のずれは理論
的には生じない。また、仮にこのようなずれが生じてい
たとしても、そのずれは僅少であるため、早期にAFT
引き込みが行われて映像出力等が安定し、利用者も違和
感を感じることはない。
【0036】ところで、同調特性の経年変化により同様
にして選局周波数にずれが生じるこ場合も考慮しうる
が、このような場合を想定して所定期間毎に全チャンネ
ルポジションの補正フラグに「0」をセットし直すとと
もに、個別に上述した補正サブルーチンを起動するよう
に構成してもよい。
【0037】次に、上記のように構成した本実施形態の
動作について具体例を挙げつつ説明する。電源コードを
所定の電源に接続して電力供給が開始されると、マイコ
ン60は所定のタイマを起動して計時処理を開始し、そ
の計時結果をタイマ変数tに保持しつつ補正ルーチンを
実行する。その後、しきい値Thの時間が経過する前に
同調電圧データのプリセットを行い、その結果、図4に
示すように偶数チャンネル番号のチャンネルポジション
に同調電圧データが格納されたものとする。すると、マ
イコン60は、かかる同調電圧データのプリセットが行
われたことを検知し(ステップS120)、要補正フラ
グに「1」をセットする(ステップS130)。そし
て、電力供給が開始されてからしきい値Thの時間が経
過すると、マイコン60が検知し(ステップS11
0)、上記要補正フラグを参照する。上述したように同
要補正フラグには「1」がセットされているため、マイ
コン60は続いて補正サブルーチンを実行する(ステッ
プS140,S150)。
【0038】このとき、主電源がオンの状態であったも
のとし、利用者はリモコン50を操作してチャンネル番
号「2」のチャンネルボタンを押し下げたものとする。
すると、マイコン60が検知し(ステップS205,S
210)、チャンネル番号「2」のチャンネルポジショ
ンに格納された同調電圧データV2を取り出して送出する
(ステップS215)。この同調電圧データV2は、D/
Aコンバータ70によってアナログの同調電圧に変換さ
れてチューナ10に供給され、チューナ10はその同調
電圧に基づくチャンネル周波数に同調する。
【0039】一方、ビデオIC30内の図示しないAF
T回路は、チューナ10の出力に基づく映像搬送波の周
波数と基準周波数とのずれに応じたAFT電圧を発生
し、マイコン60に供給しており、マイコン60は同A
FT電圧と基準電圧のB電圧とを比較し、選局周波数に
ずれが生じているか否かを検知する(ステップS22
0)。ここで、温度特性等に起因する同調特性の変化に
よって選局周波数にずれが生じていたものとすると、マ
イコン60はAFT引き込み処理を実行し(ステップS
225)、AFT引き込み後の同調電圧データV2’を元
の同調電圧データV2と入れ替えて上記のチャンネルポジ
ションに格納するとともに(ステップS230)、同チ
ャンネルポジションの補正済フラグを「0」から「1」
に変更する(ステップS235)。
【0040】従って、この時点におけるチャンネルポジ
ションに格納されたデータは図7に示すようになる。同
図からも明らかなように、チャンネル番号「2」のチャ
ンネルポジションに格納されていた同調電圧データV2が
同調電圧データV2’に補正され、補正済フラグが「1」
にセットされていることが分かる。
【0041】その後、利用者はリモコン50の電源ボタ
ン51を押し下げて主電源をオフにしたものとする。す
ると、マイコン60が検知し(ステップS205)、内
部的に主電源をオン状態に維持しつつ、チャンネルポジ
ションの補正済フラグに「0」がセットされているチャ
ンネルポジションを検出し、同チャンネルポジションの
同調電圧データを取り出して送出する。説明の便宜上、
チャンネル番号の昇順に補正済フラグに「0」がセット
されているチャンネルポジションが検出されるものとす
ると、図7からも分かるように、まずチャンネル番号
「1」のチャンネルポジションが検出される。ところ
が、このチャンネルポジションには同調電圧データが格
納されていないため、マイコン60は補正済フラグに
「1」をセットするのみである。
【0042】その後、マイコン60はチャンネル番号
「3」のチャンネルポジションを検出するが、同様に同
調電圧データが格納されていないため、補正済フラグに
「1」をセットし、続いてチャンネル番号「4」のチャ
ンネルポジションを検出する。このチャンネルポジショ
ンには同調電圧データV4が格納されているため、マイコ
ン60は同調電圧データV4を送出する(ステップS24
0)。この場合もチューナ10の選局周波数にずれが生
じていたものとすると、マイコン60は同様にして同A
FT電圧と基準電圧のB電圧とに基づいてそのずれを検
知し(ステップS245)、AFT引き込み処理を実行
する(ステップS250)。そして、AFT引き込み後
の同調電圧データV4’を元の同調電圧データV4と入れ替
えて上記のチャンネルポジションに格納するとともに
(ステップS255)、同チャンネルポジションの補正
済フラグを「0」から「1」に変更する(ステップS2
35)。
【0043】以降、同様の処理を繰り返し、適宜、同調
電圧データを補正しつつ、全チャンネルポジションの補
正済フラグに「1」がセットされたところで要補正フラ
グを「0」にリセットして終了する(ステップS26
5,S270)。その結果、各チャンネルポジションに
格納されたデータは図8に示すようにななったとする
と、各同調電圧データは選局周波数のずれを無くすよう
に補正されたことになり、その後に主電源をオンにした
ときには選局周波数のずれは理論的には生じない。ま
た、仮にこのようなずれが生じていたとしても、そのず
れは僅少であるため、早期にAFT引き込みが行われて
映像出力等が安定し、利用者も違和感を感じることはな
い。
【0044】このように、予め所定のチャンネル周波数
に応じた同調電圧データをEEPROM80のチャンネ
ルポジション毎にプリセットし、各チャンネルポジショ
ンに対応した受信指示がなされたときに、マイコン60
が検知して該当する同調電圧データを送出し、アナログ
の同調電圧としてチューナ10に供給して対応するチャ
ンネル周波数に同調させる場合において、電源コードが
接続されてから所定時間以内に同調電圧データがプリセ
ットされたときには、主電源のオフが指示された後に内
部的に主電源オン状態としつつチャンネルポジション毎
に記憶されている同調電圧データを順次送出するととも
に、AFT電圧に基づいて同調点からのずれが生じてい
ることを検知した場合に同ずれに応じて同調電圧データ
を補正するようにしたため、その後にチャンネルポジシ
ョンに対応した選局指示がなされた場合に早期に映像出
力等を安定させることが可能なテレビジョン受信装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるテレビジョン受信
装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】AFT電圧特性を示す図である。
【図3】リモコンの正面図である。
【図4】チャンネルポジションのデータ格納例を概念的
に示す図である。
【図5】補正ルーチンの処理手順を示すフローチャート
である。
【図6】補正サブルーチンの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】同調電圧データの補正過程におけるチャンネル
ポジションのデータ格納例を概念的に示す図である。
【図8】同調電圧データの補正が完了した後のチャンネ
ルポジションのデータ格納例を概念的に示す図である。
【符号の説明】
10…チューナ 20…VIF回路 30…ビデオIC 40…オーディオIC 50…リモコン 60…マイコン 70…D/Aコンバータ 80…EEPROM

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同調電圧に応じたテレビ放送周波数の信
    号を受信するとともに所定の信号処理を施して出力する
    チューナ手段と、 このチューナ手段に同調電圧を変化させつつ供給するこ
    とにより同調点を探索して対応する同調電圧データをチ
    ャンネルポジション毎に記憶する同調電圧データ記憶手
    段と、 この同調電圧データ記憶手段のチャンネルポジションに
    対応した受信指示がなされたときに該当する同調電圧デ
    ータに基づく同調電圧を上記チューナ手段に供給する同
    調電圧供給手段と、 主電源オフが指示された後に内部的に主電源オン状態と
    しつつ上記同調電圧データ記憶手段にてチャンネルポジ
    ション毎に記憶されている同調電圧データに基づく同調
    電圧を上記チューナ手段に順次供給するとともに、同チ
    ューナ手段の出力に基づいて同調点からのずれが生じて
    いることを検知した場合に同ずれに応じて上記同調電圧
    記憶手段に記憶されている同調電圧データを補正する同
    調電圧データ一括補正手段とを具備することを特徴とす
    るテレビジョン受信装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のテレビジョン受信
    装置において、上記同調電圧データ一括補正手段は、上
    記チューナ手段の出力に基づく映像搬送波の周波数と基
    準周波数とがずれている場合に同調電圧を微小単位で変
    化させつつ同ずれが最小となる同調電圧を探索し、対応
    する同調電圧データを上記同調電圧データ記憶手段の該
    当するチャンネルポジションに記憶させることを特徴と
    するテレビジョン受信装置。
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