JP3355545B2 - 逆流防止型水抜栓 - Google Patents

逆流防止型水抜栓

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JP3355545B2 JP17845198A JP17845198A JP3355545B2 JP 3355545 B2 JP3355545 B2 JP 3355545B2 JP 17845198 A JP17845198 A JP 17845198A JP 17845198 A JP17845198 A JP 17845198A JP 3355545 B2 JP3355545 B2 JP 3355545B2
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成弘 加藤
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株式会社光合金製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンの細径部
に逆流防止弁を外挿した水抜栓に関し、特に、水抜栓の
下流側配管内に空気溜まりがあった場合のピストンと逆
流防止弁の衝突音の発生を押さえるようにした逆流防止
型水抜栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、維持管理の容易さ等からピストン
の流入口、流出口間に形成される細径部に逆流防止弁を
外挿した水抜栓が提案され、実施されている(例えば、
同一出願人による実公昭58ー42534)。しかし、
上記のものは、通常状態で使用されている分には問題な
いが、水抜栓下流側配管内に空気溜まりが生じたような
場合、蛇口の閉栓時あるいは水撃作用等で上流側配管内
の圧力が上昇した時、その上昇圧により空気溜まりが一
旦圧縮され、再び膨張するときの水の流入口方向の流れ
により逆流防止弁が急激に閉栓し、ピストンに当接する
際の衝突音が配管に響いて使用者あるいは居住者に不快
な念を起こさせるという問題があった。金属同士の接触
かゴムを介しての接触か、あるいは空気溜まりの量によ
っても衝突音の大きさは変わるが、いずれにしても根本
的解決策が望まれていた。
【0003】上記点に鑑み本発明においては、急激な空
気の膨張により水の急速な流れが生じても、逆流防止弁
はゆっくり閉栓するようにして居住者が気になるほどの
衝突音の発生を起こさせないようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため本発明において
は、ピストンの細径部に外挿する逆流防止弁とピストン
間に、両者のわずかな径差に基づく逃がし路と、上記逃
がし路に連通し、逆流防止弁の移動に伴い面積を可変に
する封水部を形成することにより、逆流防止弁は上記封
水部の水を逃がし路から逃がしながらダンパー効果によ
りゆっくり閉栓し、衝突音の発生を押さえるようにした
ものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明はピストンシリンダ形式
の、地中に埋設されて使用する不凍給水栓にも、地上あ
るいは地階に露出して配管される水抜き用のドレンバル
ブにも適用される。
【0006】一例として、雄ねじで回転するスピンドル
によりピストンを昇降させるようにしているが、ねじを
用いず、カム、レバーで昇降させるようにしたり、ある
いは手動によらず、電動で操作するようにしてもよい。
【0007】逆流防止弁はばねで閉栓させるのが通常で
あるが、自重あるいは浮力を利用して閉栓するようにも
できる。
【0008】逆流防止弁が閉栓方向に移動し、最終的に
ピストンに当接する部分には、Oリング等の緩衝パッキ
ンを装着することが望ましく、低いとは言え、金属音の
発生も防止できるが、必須の構成要件というわけではな
い。
【0009】
【実施例】図1には本発明をドレンバルブに適用した実
施例を示しており、弁箱1は、側壁上方に流入口2を、
下方に流出口3を有し、下端部に排水口4を設けてい
る。内部には、流入口2の上方にシリンダ5を、流入口
2と流出口3間にシリンダ6を、流出口3と排水口4間
にシリンダ7を、シリンダ5と6を同径に、シリンダ7
を小径に形成する。
【0010】上端に、内部に作動用雌ねじ8を有する操
作部本体9をねじ接続し、その内部に、上記作動用雌ね
じ8に螺合する作動用雄ねじ10を有する操作桿11を
収容し、その上端にハンドル12を接続する。
【0011】操作桿11の下端には、Oリング13、1
4を装着する上側ピストン15を回動自在に連結し、そ
の下端部に、Oリング16を装着し、その上方にシリン
ダ6より充分小径の細径部17を有する下側ピストン1
8を、間に緩衝パッキン19を介在してねじ接続する。
【0012】細径部17には、外側逆止パッキン20、
内側逆止パッキン21を装着する逆流防止弁22をばね
23により上向きに押圧されるよう外挿し、逆止パッキ
ン20、21の上流側に、先端が上側ピストン15内に
重なり合うように入り込んだ薄肉の円筒部24を形成
し、その外周部と上側ピストン15の内周部に、わずか
な径差を有する逃がし路25をもうけ、緩衝パッキン1
9と円筒部24の先端間には封水部26を形成し、逃が
し路25に連通させる。
【0013】逆止パッキン20、21にはできるだけ摺
動抵抗が小さくなるよう、断面Y状の一方向密封性パッ
キンを使用しており、また逆流防止弁下端部には十文字
に溝を穿ち、排水路27とする。なお、28はピストン
下降時のストッパーである。
【0014】図は通水状態を示しており、流入口2から
の水はばね23を圧縮して逆流防止弁22を下降せし
め、流出口3から、図示しないが下流側配管を通って蛇
口へと流れている。このとき、Oリング13がシリンダ
5に密着し、Oリング16がシリンダ7に密着してお
り、他所への流出はない。
【0015】もし、断水等により上流側配管内に負圧が
発生したときは、ばね23に押圧されて逆流防止弁22
は上昇し、外側逆止パッキン20がシリンダ6に密着し
て内側環状パッキン21とともに下流側配管内の水の逆
流を防止する。
【0016】冬、水を落とすときは、ハンドル12を回
転させると作動用雌ねじ8に螺合された操作桿11も回
転しながら下降し、それに伴いピストン15、18は回
転することなく下降し、先ずOリング14がシリンダ6
に密着して流入口2からの水を遮断し、その後でOリン
グ16がシリンダ7から離脱し、下流側配管内の水は排
水口4から排出され始める。
【0017】最終的には下側ピストン18下端部がスト
ッパー28に当接して下降を停止するが、下流側側配管
のヘッドが高い場合には逆流防止弁22が水流でシリン
ダ7に入り込み、排水を阻害するおそれがあるため、シ
リンダ7の径を小さくして逆流防止弁22をシリンダ7
上端部に当接させ、排水路27から排出させ得るように
している。
【0018】通水状態で蛇口が閉じているときは逆流防
止弁22も閉栓しているが、今、下流側配管内に空気溜
まりがあった場合、上流側配管内が水撃作用等で圧力上
昇したときには、下流側配管への水の流れが生じ、逆流
防止弁を押し開き、空気溜まりを圧縮する。
【0019】一旦、圧縮された空気溜まりが再び膨張す
るとき、今度は上流側配管への水の流れが生じ、その流
れとばね23の復元力により逆流防止弁22も急速上昇
しようとするが、封水部26に水が満たされているた
め、封水部26に連通するわずかな間隙の逃がし路25
から逃げる水の量に応じて逆流防止弁22はゆっくり上
昇せざるを得ず、最終的に、円筒部24の先端が緩衝パ
ッキン19に当接して停止するが、そのため、衝突音は
ほとんど気にならないほど低下する。
【0020】以上の現象は蛇口を閉じた瞬間にも発生す
るが、いずれにしても従来品に比して大幅な衝突音の減
少をはかることができる。
【0021】図2に本発明の他の実施例を示すが、本実
施例においては、逆止パッキン20、21にY状の一方
向密封性パッキンを使用せず、Oリングを使用してお
り、止水も兼ねるようにしたものである。そのため、図
1のOリング14を省略することができる。
【0022】排水時には、図1の実施例とは逆に、ピス
トンを上昇させ、外側逆止パッキン20がシリンダ6に
密着して流入口2からの水を遮断した後でOリング16
がシリンダ7から離脱して排水状態となる。そのため逆
流防止弁22が排水を阻害することがないので、シリン
ダ7はシリンダ6と同径にしても良く、また、図1の排
水路27を省略できる。
【0023】図3には、本発明を地中に埋設して使用さ
れる、いわゆる不凍給水栓に適用した一実施例を示して
おり、下方に流入口2を、上方に流出口3を、さらにそ
の上方に排水口4を設けている。
【0024】逆流防止弁22は自重で下降し、緩衝パッ
キンに19に当接するようにして、図1のばね23およ
び内側逆止パッキン21を省略させている。図1、2の
実施例とは異なり、封水部26は逆流防止弁22が一定
距離下降したときに始めて形成される。なお、この場合
の逃がし路25は、逆流防止弁22内周と下側ピストン
18の細径部17外周間に形成される。
【0025】弁箱1はパイプ29により地上部に延長さ
れ、操作部本体(図示せず)に接続固定され、上側ピス
トン15はロッド30により、図示しないが、やはり地
上部に延長され、操作桿を介して、ハンドルに連結され
る。
【発明の効果】上述したように本発明においては、下流
側配管内に空気溜まりがあったような場合においても、
逆流防止弁は急閉止せず、ダンパー効果により、封水部
の水を極めて小面積の逃がし路から逃がしながらゆっく
り閉栓するので、住人が気になるような衝突音を発生さ
せないという効果を、単純な弁構造で実現できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す、通水状態における縦
断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す、通水状態における
要部縦断面図である。
【図3】本発明のもう一つの実施例を示す、通水状態に
おける要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 流入口 3 流出口 4 排水口 5、6、7 シリンダ 8 作動用雌ねじ 9 操作部本体 10 作動用雄ねじ 11 操作桿 12 ハンドル 13、14、16 Oリング 15 上側ピストン 17 細径部 18 下側ピストン 19 緩衝パッキン 20 外側逆止パッキン 21 内側逆止パッキン 22 逆流防止弁 23 ばね 24 円筒部 25 逃がし路 26 封水部 27 排水路 28 ストッパー 29 パイプ 30 ロッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入口、流出口、排水口を有する弁箱内の
    シリンダを摺動して通水、排水状態を選択するピストン
    の細径部に上記流入口、流出口間のシリンダに密着する
    逆止パッキンを装着した逆流防止弁を上下動自在に外挿
    するとともに、上記逆流防止弁とピストンとの間に、両
    者のわずかな径差に基づく逃がし路、および逃がし路と
    連通し、逆流防止弁の移動に伴い面積を可変にする封水
    部を形成することにより、逆流防止弁の作動を緩慢なら
    しめて衝突音の発生を押さえるようにした逆流防止型水
    抜栓。
JP17845198A 1998-06-25 1998-06-25 逆流防止型水抜栓 Expired - Lifetime JP3355545B2 (ja)

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