JP3355086B2 - インライン型電子銃 - Google Patents

インライン型電子銃

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JP3355086B2
JP3355086B2 JP10998596A JP10998596A JP3355086B2 JP 3355086 B2 JP3355086 B2 JP 3355086B2 JP 10998596 A JP10998596 A JP 10998596A JP 10998596 A JP10998596 A JP 10998596A JP 3355086 B2 JP3355086 B2 JP 3355086B2
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focusing electrode
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靖 久岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー陰極線管
に用いられるインライン型電子銃、特に互いに逆極性の
2段の可変強度四極レンズを備えたインライン型電子銃
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】3個のカソードを同一直線上に並べて配
置したインライン型電子銃を備えたカラー陰極線管にお
いては、通常いわゆるセルフコンバーゼンス方式の偏向
ヨークが用いられる。セルフコンバーゼンス偏向磁界
は、斉一な偏向磁界成分に加えて六極子磁界成分を重畳
し、水平偏向磁界においてはピンクッション形の磁力線
分布、また垂直偏向磁界においてはバレル形の磁力線分
布としたものである。この六極子磁界成分の作用によ
り、電子銃からインラインに射出される3本の電子ビー
ムはスクリーン全面において正しく1ヶ所に集中され
る。
【0003】ところが一本一本の電子ビームについて見
ると、セルフコンバーゼンス偏向磁界は水平方向につい
ては発散レンズ、また垂直方向については集束レンズと
して作用する。このように、セルフコンバーゼンス方式
の偏向ヨークには非点レンズ作用があるため、画面中央
でジャストフォーカス状態にある電子ビームをそのまま
画面周辺に偏向すると、水平方向については上記発散レ
ンズ作用が偏向に伴う電子ビーム光路長の伸びを相殺す
るためジャストフォーカス状態は維持されるものの、垂
直方向については上記集束レンズ作用と光路長が伸びた
効果とが相乗してオーバーフォーカス状態となる。
【0004】上記の現象は画面周辺部において輝点の上
下方向に広くハローを生じさせ、その結果、垂直解像度
を著しく劣化させるため、改善のための試みが数多く提
案されている。中でも現在一般的に実用に供されている
のは、電子銃の主レンズの強度を可変とするとともに、
水平方向に集束作用を有し、垂直方向に発散作用を有す
る可変強度四極レンズを電子銃内に新たに設け、偏向磁
界により生じる垂直方向のオーバーフォーカスをダイナ
ミックに補正する方式である。
【0005】図6は、上記方式を用いた従来のインライ
ン型電子銃による電子ビームの結像状態を模式的に示し
た光線図であり、図において、1は電子ビーム、2aは
無偏向時(画面中央)のスクリーン面、2bは偏向時
(画面周辺部)のスクリーン面、3はインライン型電子
銃中の主レンズ、4はセルフコンバーゼンス方式の偏向
ヨークの偏向磁界による非点レンズ、5はインライン型
電子銃中の可変強度四極レンズである。なお、図におけ
る横軸は一本の電子ビームの主光線軌道に沿う距離を表
しており、上半分に垂直方向の結像状態、下半分に水平
方向の結像状態を、また、破線は無偏向時(画面中央)
の結像状態、実線は偏向時(画面周辺部)の結像状態を
それぞれ示している。
【0006】次に動作について説明する。画面中央にお
いては、電子ビーム1がスクリーン面2aにて水平方向
・垂直方向ともジャストフォーカス状態となるように主
レンズ3の強度が設定される。画面周辺部においては、
偏向角度の増大とともに偏向磁界の非点レンズ4の作用
が強くなるが、これと同期して非点レンズ4と逆極性の
可変強度四極レンズ5を強め、かつ主レンズ3を弱める
ことにより、スクリーン面2bでのジャストフォーカス
状態は水平方向・垂直方向とも維持される。
【0007】このように画面周辺部における垂直方向の
オーバーフォーカスをダイナミックに補正する方式によ
り、カラー陰極線管の画面周辺部の垂直解像度は顕著な
向上を遂げた。しかしながら近時、カラー陰極線管に求
められる解像能力はますます高まっており、それに伴っ
て画面周辺部の水平解像度の劣化が次なる問題として浮
上している。
【0008】水平解像度が画面周辺部で劣化する原因は
以下のように説明される。電子光学理論から導かれる定
理によれば、物面側空間電位と像面側空間電位の比が一
定であれば、倍率(より正確には横倍率)は角度倍率に
反比例することが知られている。この定理を図6の光線
図に適用すれば、電子ビーム1を画面中央から画面周辺
部へ偏向すると、水平方向では偏向時にスクリーン面2
bに集束する電子ビーム1の集束角が小さくなるので倍
率は大きくなり、また垂直方向では偏向時に集束角が大
きくなるので倍率は小さくなる。従って画面中央で真円
状の微細な電子ビームスポットが形成されたとしても、
画面周辺部では水平方向に長く伸びた扁平な電子ビーム
スポット形状となり、その結果、水平解像度が低下す
る。
【0009】画面周辺部で水平解像度の劣化が生じる現
象論は上記の通りであるが、その背景となっている光学
系構成上の原因は、画面周辺部において可変強度四極レ
ンズ5および偏向磁界の非点レンズ4が本質的にダブレ
ット四極子光学系を構成することにある。結像点が水平
方向・垂直方向とも一致していても、倍率が水平方向と
垂直方向とでは大きく異なる擬スティグマチック結像
は、一般にダブレット四極子光学系の典型的な結像状態
として知られる。また同時に、このような水平方向と垂
直方向とでの倍率の乖離を軽減するには、トリプレット
四極子光学系構成が有用であることも周知である。
【0010】以上に基づけば、画面周辺部の水平解像度
改善のための方策として、可変強度四極レンズ5の前段
に当該可変強度四極レンズ5とは逆極性に作用するもう
一つの可変強度四極レンズを設け、これら2つの可変強
度四極レンズおよび偏向磁界の非点レンズ4とによって
トリプレット四極子光学系を構成することが想到され
る。
【0011】図7は、互いに逆極性の2段の可変強度四
極レンズおよび偏向磁界の非点レンズ4とによってトリ
プレット四極子光学系を構成した従来のインライン型電
子銃による電子ビームの結像状態を模式的に示した光線
図であり、図において、6は図6に示した光学系に追加
された可変強度四極レンズである。なお、図6に示した
部分と同一または相当の部分については同一符号を付し
て重複説明を省略する。可変強度四極レンズ6は次段の
可変強度四極レンズ5の極性とは逆に、水平方向には発
散レンズ、垂直方向には集束レンズとなるように構成さ
れている。以下において、2つの可変強度四極レンズを
区別するために、可変強度四極レンズ6を第1可変強度
四極レンズ6、また可変強度四極レンズ5を第2可変強
度四極レンズ5と呼ぶことにする。
【0012】次に動作について説明する。画面中央にお
いては、電子ビーム1がスクリーン面2aにて水平方向
・垂直方向ともジャストフォーカス状態となるように主
レンズ3の強度が設定されている。画面周辺部において
は、偏向角度の増大とともに偏向磁界の非点レンズ4の
作用が強くなるが、これと同期して第1可変強度四極レ
ンズ6および第2可変強度四極レンズ5を強め、かつ主
レンズ3を弱めることにより、スクリーン面2bでのジ
ャストフォーカス状態を水平方向・垂直方向とも維持す
る。
【0013】この光学系の特徴は、電子ビーム1を画面
周辺部に偏向すると、第1可変強度四極レンズ6によっ
て電子ビーム1が一旦水平方向に広げられるので、スク
リーン面2bでの電子ビーム1の水平方向集束角は、図
6に示した単段の可変強度四極レンズ5を備えたインラ
イン型電子銃による場合と比べて大きくなり、従って画
面周辺部での水平方向の倍率の増大が減殺されることで
ある。
【0014】このようなトリプレット四極子光学系の一
般的性質に基づく水平解像度向上の原理を、実際の電子
銃構造の中で実現する具体的手段には、種々の形態が存
在する。
【0015】図8はトリプレット四極子光学系の一般的
性質に基づく水平解像度向上を行う従来のインライン型
電子銃の構成の一例を示す横断面図である。類似の構成
が、特開平7−262935号公報に開示されている。
図において、7a,7b,7cはインラインに配置され
た3個のカソード、8はグリッド電極、9は引き出し電
極であり、これらによって3本の電子ビームを発生する
三極部を構成している。また、10は第1予備集束電
極、11は第2予備集束電極、12は第3集束電極、1
3は第1集束電極、14は第2集束電極、そして15は
アノード電圧が印加される最終加速電極である。第2集
束電極14の内部には第1主レンズ電界補正電極16が
接合され、最終加速電極15の内部には第2主レンズ電
界補正電極17が接合されている。引き出し電極9およ
び第2予備集束電極11には一定電圧のスクリーン電圧
Vgが印加され、第1予備集束電極10および第1集束
電極13には一定電圧のスタティックフォーカス電圧V
fsが印加され、第3集束電極12および第2集束電極
14には一定電圧に偏向角度の増大に同期して上昇する
電圧を重畳したダイナミックフォーカス電圧Vfdが印
加される。
【0016】図9から図12は、図8に示したインライ
ン型電子銃の各電極の正面図であり、図9(a)は第3
集束電極12を第1集束電極13側から見た正面図、図
9(b)は第1集束電極13を第3集束電極12側から
見た正面図、図10(a)は第1集束電極13を第2集
束電極14側から見た正面図、図10(b)は第2集束
電極14を第1集束電極13側から見た正面図、図11
(a)は第2集束電極14を最終加速電極15側から見
た正面図、図11(b)は最終加速電極15を第2集束
電極14側から見た正面図、図12(a)は第1主レン
ズ電界補正電極16の正面図、図12(b)は第2主レ
ンズ電界補正電極17の正面図である。
【0017】以下、図9から図12に示した各電極の正
面図を参照しながら、各電極の電子ビーム通過孔の形状
等の構造について順次説明する。第3集束電極12に
は、図9(a)に示すように、円形の電子ビーム通過孔
18a,18b,18cが設けられ、また上記電子ビー
ム通過孔18a,18b,18cの左右位置から第1集
束電極13側に向けて突出した3対の垂直方向衝立状部
材19a,19b,19cが設けられている。また、第
1集束電極13の第3集束電極12に対向する面には、
図9(b)に示すように、円形の電子ビーム通過孔20
a,20b,20cが設けられ、また上記電子ビーム通
過孔20a,20b,20cの上下位置から第3集束電
極12側に向けて突出した3対の水平方向衝立状部材2
1a,21b,21cが設けられている。また、第1集
束電極13の第2集束電極14と対向する面には、図1
0(a)に示すように、垂直方向を長軸とする縦長の矩
形開口22a,22b,22cが設けられている。ま
た、第2集束電極14の第1集束電極13と対向する面
には、図10(b)に示すように、水平方向を長軸とす
る横長の矩形開口23a,23b,23cが設けられて
いる。また、第2集束電極14と最終加速電極15との
相対向する面には、図11(a),(b)に示すよう
に、それぞれ略長円状の開口24,25が設けられてい
る。また、第1主レンズ電界補正電極16および第2主
レンズ電界補正電極17には、図12(a),(b)に
示すように、周縁形状が典型的には円弧および楕円弧で
形成された電子ビーム通過孔26a,26b,26cお
よび27a,27b,27cが設けられている。
【0018】上記のような構成の電子銃においては、第
1予備集束電極10、第2予備集束電極11、および第
3集束電極12の3電極間には、予備集束レンズが形成
される。予備集束レンズは、三極部から発せられる電子
ビームの発散角や物点位置の変動による画質への影響を
軽減し、広範なビーム電流域にわたって良好な解像度を
得る目的で設けられる。
【0019】また、第1主レンズ電界補正電極16の電
子ビーム通過孔26a,26b,26cおよび第2主レ
ンズ電界補正電極17の電子ビーム通過孔27a,27
b,27cには、それぞれの孔ごとに個別の電子レンズ
が形成されるとともに、第2集束電極14の略長円状開
口24と最終加速電極15の略長円状開口25の対向部
には単一の大口径電子レンズが形成され、これらが複合
的に主レンズ3を構成する。このようないわゆる複合型
主レンズは、3対の円形開口同士を対向させた単純な構
成のレンズと比べて球面収差係数を小さくできるため、
近時多用されている。
【0020】次に動作について説明する。電子ビームを
画面周辺部に偏向すると、ダイナミックフォーカス電圧
Vfdの上昇により、第3集束電極12と第1集束電極
13との対向部には、水平方向に発散作用を有し、垂直
方向に集束作用を有する可変強度レンズ、すなわち第1
可変強度四極レンズ6が形成される。また、第1集束電
極13と第2集束電極14との対向部には、水平方向に
集束作用を有し、垂直方向に発散作用を有する可変強度
レンズ、すなわち第2可変強度四極レンズ5が形成され
る。また、第2集束電極14と最終加速電極15の間の
電位差が低下するので、主レンズ3の強度は弱められ
る。
【0021】以上により、図7に示したような、互いに
逆極性の2段の可変強度四極レンズによるダイナミック
フォーカス系が実現され、画面周辺部での水平方向の倍
率増大を減殺して水平解像度を向上することができる。
なお、トリプレット四極子光学系の一般的性質に基づく
水平解像度向上の原理を、互いに逆極性の2段の可変強
度四極レンズを備えることにより具現化したその他のイ
ンライン型電子銃は、例えば特開平3−93135号公
報などにも開示されている。
【0022】以上に説明した互いに逆極性の2段の可変
強度四極レンズを備えた従来のインライン型電子銃を含
むインライン型電子銃全般においては、電子銃を構成す
る部材に加工誤差や組立誤差があると画質の劣化が生
じ、とりわけ、3本の電子ビームのうち、両外側2本の
電子ビーム(以下、サイドビームと呼ぶ)が中央の電子
ビーム(以下、センタービームと呼ぶ)と比較して加工
誤差・組立誤差による画質劣化が生じやすく、また画面
周辺部で画質劣化が著しくなるという特徴がある。
【0023】加工誤差・組立誤差があると画質が劣化す
るのは、主にコマ収差が増大し、電子ビームの集束スポ
ットに長く尾を曳くハローが現れるためである。まず図
13に、加工誤差・組立誤差が軽微である場合の画面中
央での電子ビームスポット形状の典型例を示す。3本の
電子ビームの集束スポットは、それぞれ高輝度のコア2
8a,28b,28cと、低輝度のハロー29a,29
b,29cからなる。サイドビームのハロー29a,2
9cは、主レンズ3のコマ収差により、それぞれのスポ
ット中心に関して左右非対称となっている。次に加工誤
差・組立誤差が大きい場合の画面中央での電子ビームス
ポット形状の一例を図14に示す。特にサイドビームで
は、主レンズ3本来のコマ収差と加工誤差・組立誤差に
より誘発される寄生コマ収差とが相乗するため、同図の
ように、一方向に長く尾を曳く形態のハローが現れやす
い。さらに電子ビームを画面周辺部に偏向すると、偏向
ヨークの巻線や磁性体コアに近い軌道経路を通過するサ
イドビームには強い偏向コマ収差が重畳されるので、一
方向に長く尾を曳くコマ性ハローはいっそう顕著とな
り、使用に堪えない画質不良までに至ることもある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来のインライン型電
子銃は以上のように構成されているので、互いに逆極性
の2段の可変強度四極レンズによるダイナミックフォー
カス方式を用いて画面周辺部における水平解像度を向上
することができるものの、電子ビームの画面周辺部への
偏向時に第1可変強度四極レンズにより電子ビームが水
平方向に広げられる特徴を持っているため、電子銃を構
成する部材の加工精度および組立精度が極めて高く保た
れていない場合には、特にサイドビームにおいて後続レ
ンズで発生するコマ収差が大きくなり、極めて敏感に画
質が劣化してしまう課題があった。
【0025】また、以上の理由により、互いに逆極性の
2段の可変強度四極レンズを備えた従来のインライン型
電子銃の製造にあたっては、電子銃構成部材の加工誤差
・組立誤差を極めて厳しく管理する必要があり、製造コ
ストが極めて高くなるなどの課題があった。
【0026】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、互いに逆極性の2段の可変強度四
極レンズによるダイナミックフォーカス方式を採りなが
ら、電子銃構成部材の加工誤差・組立誤差に起因する画
質の劣化を軽減することができるインライン型電子銃を
得ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るインライン型電子銃は、第1可変強度四極レンズを、
3個の孔のうち外側の孔を通過する2本の赤色用及び青
色用の電子ビームに対する水平方向の発散作用を中央の
孔を通過する緑色用の電子ビームに対する水平方向の発
散作用に比べて弱くして形成したものである。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるイ
ンライン型電子銃の構成を示す横断面図であり、図にお
いて、7a,7b,7cはインラインに配置された3個
のカソード、8はグリッド電極、9は引き出し電極であ
り、これらによって3本の電子ビームを発生する三極部
を構成している。また10は第1予備集束電極、11は
第2予備集束電極、12は第3集束電極(ダイナミック
フォーカス電圧が印加される電極)、13は第1集束電
極(スタティックフォーカス電圧が印加される電極)、
14は第2集束電極(ダイナミックフォーカス電圧が印
加される他の電極)、そして15は最終加速電極(アノ
ード電圧が印加される電極)である。第2集束電極14
の内部には第1主レンズ電界補正電極16が接合され、
最終加速電極15の内部には第2主レンズ電界補正電極
17が接合されている。引き出し電極9および第2予備
集束電極11には一定電圧のスクリーン電圧Vgを印加
し、第1予備集束電極10および第1集束電極13には
一定電圧のスタティックフォーカス電圧Vfsを印加
し、第3集束電極12および第2集束電極14には一定
電圧に偏向角度の増大に同期して上昇する電圧を重畳し
たダイナミックフォーカス電圧Vfdを印加する。
【0034】以下、前記従来例において図9から図12
に示した各電極の正面図および図1を参照しながら、各
電極の電子ビーム通過孔の形状等の構造について順次説
明する。第3集束電極12には、図9(a)に示したよ
うに、円形の電子ビーム通過孔(孔)18a,18b,
18cを設け、また上記電子ビーム通過孔18a,18
b,18cの左右位置から第1集束電極13側に向けて
突出した3対の垂直方向衝立状部材19a,19b,1
9cを設ける。また、第1集束電極13の第3集束電極
12に対向する面には、図9(b)に示したように、円
形の電子ビーム通過孔(孔)20a,20b,20cを
設け、また上記電子ビーム通過孔20a,20b,20
cの上下位置から第3集束電極12側に向けて突出した
3対の水平方向衝立状部材21a,21b,21cを設
ける。ただしこの場合、図1に示すように、中央の水平
方向衝立状部材21bの突出長と比較して、両外側2対
の水平方向衝立状部材21a,21cの突出長を短くす
る。
【0035】上記の電子ビーム通過孔20a〜20c以
降の各電子ビーム通過孔の形状的特徴は、図8から図1
2に示した従来技術によるインライン型電子銃と同様で
ある。すなわち、第1集束電極13の第2集束電極14
と対向する面には、図10(a)に示したように、垂直
方向を長軸とする縦長の矩形開口22a,22b,22
cを設ける。また、第2集束電極14の第1集束電極1
3と対向する面には、図10(b)に示したように、水
平方向を長軸とする横長の矩形開口23a,23b,2
3cを設ける。また、第2集束電極14と最終加速電極
15との相対向する面には、図11(a),(b)に示
したように、それぞれ略長円状の開口24,25を設け
る。また、第1主レンズ電界補正電極16および第2主
レンズ電界補正電極17には、図12(a),(b)に
示したように、周縁形状が典型的には円弧および楕円弧
で形成された電子ビーム通過孔26a,26b,26c
および27a,27b,27cを設ける。
【0036】上記のような構成の電子銃においては、第
1予備集束電極10、第2予備集束電極11、および第
3集束電極12の3電極間には、予備集束レンズが形成
される。予備集束レンズは、図8に示した従来技術によ
るインライン型電子銃と同様、三極部から発せられる電
子ビームの発散角や物点位置の変動による画質への影響
を軽減し、広範なビーム電流域にわたって良好な解像度
を得ることを目的とするものであり、要求される性能と
製造費用等の条件の兼ね合いによっては、第1予備集束
電極10および第2予備集束電極11を省略した予備集
束レンズを設けない構成としてもよい。
【0037】また、第1主レンズ電界補正電極16の電
子ビーム通過孔26a,26b,26cおよび第2主レ
ンズ電界補正電極17の電子ビーム通過孔27a,27
b,27cには、それぞれの孔ごとに個別の電子レンズ
が形成されるとともに、第2集束電極14の略長円状開
口24と最終加速電極15の略長円状開口25の対向部
には単一の大口径電子レンズが形成され、これらが複合
的に主レンズ3を構成する。なお、主レンズは、上記の
ような構成に限定されるものではなく、数々知られる他
の主レンズ構成に置き換えてもよい。
【0038】次に動作について説明する。電子ビームを
画面周辺部に偏向すると、ダイナミックフォーカス電圧
Vfdの上昇により、第3集束電極12と第1集束電極
13との対向部には、水平方向に発散作用を有し、垂直
方向に集束作用を有する可変強度レンズ、すなわち第1
可変強度四極レンズ6が形成される。また第1集束電極
13と第2集束電極14との対向部には、水平方向に集
束作用を有し、垂直方向に発散作用を有する可変強度レ
ンズ、すなわち第2可変強度四極レンズ5が形成され
る。また第2集束電極14と最終加速電極15の間の電
位差が低下するので、主レンズ3の強度は弱められる。
以上より、互いに逆極性の2段の可変強度四極レンズに
よるダイナミックフォーカス系が実現され、特に第1可
変強度四極レンズ6の作用により画面周辺部での水平方
向の倍率増大が減殺される。
【0039】ここで、上記構成による特徴的な効果につ
いて説明する。この実施の形態1によるインライン型電
子銃においては、第1可変強度四極レンズ6を形成する
第3集束電極12と第1集束電極13との対向部におい
て、両外側2対の水平方向衝立状部材21a,21cの
突出長を、中央の水平方向衝立状部材21bより短くし
ているため、電子ビームの経路近傍に垂直方向衝立状部
材19a〜19cと水平方向衝立状部材21a〜21c
とが共存している領域、つまり四極レンズ電界の活性領
域の長さが、センタービームに対して長く、サイドビー
ムに対して短くなる。これにより、電子ビームを画面周
辺部に偏向し、ダイナミックフォーカス電圧Vfdが上
昇する際の、第1可変強度四極レンズ6の水平方向の発
散作用を、センタービームに対するよりもサイドビーム
に対して弱くすることができ、電子銃構成部材の加工誤
差・組立誤差に敏感なサイドビームの水平方向への広が
りをセンタービームより小さくして後続レンズで発生す
るコマ収差を小さく抑え、加工誤差・組立誤差に起因す
る特にサイドビームにより画面周辺部で起こる画質の劣
化を軽減することができる。
【0040】なお、この発明によるインライン型電子銃
においては、サイドビームに対する第1可変強度四極レ
ンズの作用を弱めるので、水平方向倍率のダイナミック
変調度が低下し、画面周辺部における水平解像度が不十
分となる可能性が懸念されるが、以下に述べる理由によ
り、これは実用上重大な問題とはならない。
【0041】一般的なカラー陰極線管では、赤色(R)
に発光する蛍光体、緑色(G)に発光する蛍光体、青色
(B)に発光する蛍光体がスクリーン内面に規則的に配
置され、インライン型電子銃から発せられる3本の電子
ビームのうち、センタービームがG蛍光体、2本のサイ
ドビームがR蛍光体およびB蛍光体をそれぞれ独立に衝
撃するよう構成されるのが普通である。いま、実用上最
も重視される、RGB全発光の白色発光時の視感解像度
について考えると、ヒトの目は緑色に対して最も高い視
感度を示すので、センタービームについては極力微細な
ビームスポットを形成しなければならない。しかしサイ
ドビームについては、R蛍光体およびB蛍光体の発光に
対するヒトの目の視感度が相対的に低いため、ビームス
ポット径がセンタービームに比べて若干大きくなったと
しても、目に感じられる視感解像度はほとんど変化しな
い。このように、センタービームには高い解像度を追求
する一方で、サイドビームについては、水平方向倍率の
ダイナミック変調度を多少犠牲にしても、加工誤差・組
立誤差による致命的な画質不良を回避するという選択は
全く合理的であり、また得策でもある。
【0042】実施の形態2.前記実施の形態1において
は、第1集束電極13に設けた両外側2対の水平方向衝
立状部材21a,21cの突出長を、中央の水平方向衝
立状部材21bより短くすることにより、第1可変強度
四極レンズ6の水平方向への発散作用が、センタービー
ムに対するよりもサイドビームに対する方が弱くなるよ
うにしたが、第3集束電極12に設けた両外側2対の垂
直方向衝立状部材19a,19cの突出長を、中央の垂
直方向衝立状部材19bよりも短くしても、四極レンズ
電界の活性領域の長さを、センタービームに対して長
く、サイドビームに対して短くすることができ、前記実
施の形態1と同様の効果が得られる。
【0043】実施の形態3.図2はこの発明の実施の形
態3によるインライン型電子銃の第1可変四極レンズ部
分の構成を示す要部断面図であり、通過する電子ビーム
1a,1b,1cそれぞれの上下左右の四方が各垂直方
向衝立状部材19a〜19cと各水平方向衝立状部材2
1a〜21cにより囲まれている四極レンズ電界の活性
領域を、管軸方向を法線とする平面で切断して示してい
る。
【0044】図2において、両外側2対の垂直方向衝立
状部材19a,19cの幅を、中央の垂直方向衝立状部
材19bよりも短くし、また両外側2対の水平方向衝立
状部材21a,21cの幅を、中央の水平方向衝立状部
材21bより短くしており、これによっても、第1可変
強度四極レンズ6の水平方向の発散作用を、センタービ
ームに対するよりサイドビームに対して弱くすることが
でき、前記実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0045】実施の形態4.図3はこの発明の実施の形
態4によるインライン型電子銃の第1可変四極レンズ部
分の構成を示す要部断面図であり、通過する電子ビーム
1a,1b,1cそれぞれの上下左右の四方が各垂直方
向衝立状部材19a〜19cと各水平方向衝立状部材2
1a〜21cにより囲まれている四極レンズ電界の活性
領域を、管軸方向を法線とする平面で切断して示してい
る。
【0046】図3において、両外側2対の垂直方向衝立
状部材19a,19cおよび両外側2対の水平方向衝立
状部材21a,21cの電極間の間隔を、中央の垂直方
向衝立状部材19bおよび中央の水平方向衝立状部材2
1bの電極間の間隔より広くしており、これによって
も、第1可変強度四極レンズ6の水平方向の発散作用
を、センタービームに対するよりサイドビームに対して
弱くすることができ、前記実施の形態1と同様の効果が
得られる。
【0047】実施の形態5.図4はこの発明の実施の形
態5によるインライン型電子銃の構成を示す横断面図で
あり、図において、12’は第3集束電極(ダイナミッ
クフォーカス電圧が印加される電極)、13’は第1集
束電極(スタティックフォーカス電圧が印加される電
極)、30a〜30cおよび31a〜31c矩形開口で
ある。なお、図1および図9(a),(b)に示した部
分と同一または相当の部分については同一符号を付して
重複説明を省略する。また、図5(a)は第3集束電極
12’の第1集束電極13’に対向する面に設ける電子
ビーム通過孔の形状を示す平面図、図5(b)は第1集
束電極13’の第3集束電極12’に対向する面に設け
る電子ビーム通過孔の形状を示す平面図である。
【0048】第3集束電極12’には、第2予備集束電
極11に対向する面に円形の電子ビーム通過孔18a,
18b,18cを設け、また第1集束電極13’に対向
する面に垂直方向を長軸とする縦長の矩形開口30a,
30b,30cを設ける。ただしこの場合、矩形開口3
0a,30b,30cの[垂直開口径/水平開口径]比
は、中央の矩形開口30bよりも両外側の矩形開口30
a,30cの方を小さくする。また、第1集束電極1
3’の第3集束電極12’に対向する面には、水平方向
を長軸とする横長の矩形開口31a,31b,31cを
設ける。ただしこの場合、両外側の矩形開口31a,3
1cの[垂直開口径/水平開口径]比を、中央の矩形開
口31bの[垂直開口径/水平開口径]比より大きくす
る。
【0049】なお、他の部分の構成ならびに電圧印加方
法については、図1を用いて説明した前記実施の形態1
と同様であり、重複説明を省略する。
【0050】次に動作について説明する。上記のよう
に、縦長の矩形開口30a〜30cと横長の矩形開口3
1a〜31cを対向させることによっても、前記各実施
の形態における第1可変強度四極レンズ6と同様の作用
を有する第1可変強度四極レンズ6を形成することがで
きる。また、矩形開口30a〜30cおよび31a〜3
1cの[垂直開口径/水平開口径]比を、中央と両外側
とで上記のように異ならせて構成することにより、第1
可変強度四極レンズ6の水平方向の発散作用を、センタ
ービームに対するよりサイドビームに対して弱くするこ
とができ、前記実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0051】実施の形態6.なお、上記各実施の形態
は、第1可変強度四極レンズ6のサイドビームに対する
水平方向の発散作用をセンタービームに対する水平方向
の発散作用に比べて弱くする構成の例の一部であり、そ
の他にも、例えば、実施の形態1と実施の形態2を適宜
組み合わせるなどしてサイドビームに対する四極レンズ
電界の活性領域の長さをセンタービームに対する四極レ
ンズ電界の活性領域の長さに比べて短くした構成、実施
の形態3,4の組合せ、およびこれらと実施の形態1,
2との組合せなど、種々の構成が可能であることはいう
までもない。要は、第1可変強度四極レンズ6を、サイ
ドビームに対する水平方向の発散作用をセンタービーム
に対する水平方向の発散作用に比べて弱くして形成した
構成であればよく、同様の効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、第1可変強度四極レンズを、3個の孔のうち外側
の孔を通過する2本の赤色用及び青色用の電子ビームに
対する水平方向の発散作用を中央の孔を通過する緑色用
電子ビームに対する水平方向の発散作用に比べて弱く
して形成するように構成したので、電子銃構成部材の加
工誤差・組立誤差に敏感なサイドビームの水平方向への
広がりをセンタービームより小さくして後続レンズで発
生するコマ収差を小さく抑え、加工誤差・組立誤差に起
因する特にサイドビームにより画面周辺部で起こる画質
の劣化を軽減することができる効果がある。また、これ
により製造工程における良品率を向上し、延いては製造
コストを低減することができる効果がある。
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるインライン型
電子銃の構成を示す横断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態3によるインライン型
電子銃の第1可変四極レンズ部分の構成を示す要部断面
図である。
【図3】 この発明の実施の形態4によるインライン型
電子銃の第1可変四極レンズ部分の構成を示す要部断面
図である。
【図4】 この発明の実施の形態5によるインライン型
電子銃の構成を示す横断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態5によるインライン型
電子銃の第3集束電極12’および第1集束電極13’
の構造を示す正面図であり、(a)は第3集束電極1
2’の第1集束電極13’に対向する面に設ける電子ビ
ーム通過孔の形状を示す平面図、(b)は第1集束電極
13’の第3集束電極12’に対向する面に設ける電子
ビーム通過孔の形状を示す平面図である。
【図6】 従来のインライン型電子銃による電子ビーム
の結像状態を模式的に示した光線図である。
【図7】 互いに逆極性の2段の可変強度四極レンズお
よび偏向磁界の非点レンズ4とによってトリプレット四
極子光学系を構成した従来のインライン型電子銃による
電子ビームの結像状態を模式的に示した光線図である。
【図8】 トリプレット四極子光学系の一般的性質に基
づく水平解像度向上を行う従来のインライン型電子銃の
構成の一例を示す横断面図である。
【図9】 第3集束電極12および第1集束電極13の
正面図であり、(a)は第3集束電極12を第1集束電
極13側から見た正面図、(b)は第1集束電極13を
第3集束電極12側から見た正面図である。
【図10】 第1集束電極13および第2集束電極14
の正面図であり、(a)は第1集束電極13を第2集束
電極14側から見た正面図、(b)は第2集束電極14
を第1集束電極13側から見た正面図である。
【図11】 第2集束電極14および最終加速電極15
の正面図であり、(a)は第2集束電極14を最終加速
電極15側から見た正面図、(b)は最終加速電極15
を第2集束電極14側から見た正面図である。
【図12】 第1主レンズ電界補正電極16および第2
主レンズ電界補正電極17の正面図であり、(a)は第
1主レンズ電界補正電極16の正面図、(b)は第2主
レンズ電界補正電極17の正面図である。
【図13】 電子銃構成部材の加工誤差・組立誤差が軽
微な場合の電子ビームスポットの特徴の説明図である。
【図14】 電子銃構成部材の加工誤差・組立誤差が大
きい場合の電子ビームスポットの特徴の説明図である。
【符号の説明】
1 電子ビーム、3 主レンズ、5 第2可変強度四極
レンズ、6 第1可変強度四極レンズ、7a,7b,7
c カソード、8 グリッド電極、9 引き出し電極、
12,12’ 第3集束電極(ダイナミックフォーカス
電圧が印加される電極)、13,13’ 第1集束電極
(スタティックフォーカス電圧が印加される電極)、1
4 第2集束電極(ダイナミックフォーカス電圧が印加
される他の電極)、15 最終加速電極(アノード電圧
が印加される電極)、18a,18b,18c,20
a,20b,20c 電子ビーム通過孔(孔)、19
a,19b,19c 垂直方向衝立状部材、21a,2
1b,21c 水平方向衝立状部材、30a,30b,
30c,31a,31b,31c 矩形開口。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/50 H01J 29/48 H01J 29/56

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インラインに配置された3個のカソード
    とグリッド電極と引き出し電極とを有する三極部と、可
    変のダイナミックフォーカス電圧が印加される電極と一
    定のスタティックフォーカス電圧が印加される電極との
    対向部に形成される第1可変強度四極レンズと、前記ス
    タティックフォーカス電圧が印加される電極とダイナミ
    ックフォーカス電圧が印加される他の電極との対向部に
    形成される第2可変強度四極レンズと、前記ダイナミッ
    クフォーカス電圧が印加される他の電極とアノード電圧
    が印加される電極との対向部に形成され、電子ビームを
    スクリーン面に集束させる主レンズとを順に備え、電子
    ビームの偏向角度の増大と同期した前記ダイナミックフ
    ォーカス電圧の上昇により、電子ビームの偏向角度の増
    大時に、前記第1可変強度四極レンズは水平方向に発散
    作用を強め、かつ垂直方向に集束作用を強め、前記第2
    可変強度四極レンズは水平方向に集束作用を強め、かつ
    垂直方向に発散作用を強め、前記主レンズは集束作用を
    弱めるインライン型電子銃において、 前記第1可変強度四極レンズは、3個の孔のうち外側の
    孔を通過する2本の赤色用及び青色用の電子ビームに対
    する水平方向の発散作用を、中央の孔を通過する緑色用
    電子ビームに対する水平方向の発散作用に比べて弱く
    して形成されていることを特徴とするインライン型電子
    銃。
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