JP3354335B2 - 分散混合装置 - Google Patents

分散混合装置

Info

Publication number
JP3354335B2
JP3354335B2 JP04267295A JP4267295A JP3354335B2 JP 3354335 B2 JP3354335 B2 JP 3354335B2 JP 04267295 A JP04267295 A JP 04267295A JP 4267295 A JP4267295 A JP 4267295A JP 3354335 B2 JP3354335 B2 JP 3354335B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
basket
cylindrical
slurry
dispersion
braking member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04267295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08229373A (ja
Inventor
栄 瀬古沢
Original Assignee
栄 瀬古沢
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 栄 瀬古沢 filed Critical 栄 瀬古沢
Priority to JP04267295A priority Critical patent/JP3354335B2/ja
Publication of JPH08229373A publication Critical patent/JPH08229373A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3354335B2 publication Critical patent/JP3354335B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、スラリー内に懸濁す
る固体微粒子を分散させる分散混合装置に関する。本発
明は、特に、塗料、インク、セラミック原料または顔料
等の分散混合に適用して効果がある分散混合装置に関す
る。さらに詳細に述べると、本発明は、スラリーを収容
した円筒形タンク内にガラスビーズ等の分散媒体を充填
したバスケットを挿入し、該バスケット内の分散媒体を
攪拌しながらバスケットを通してスラリーを循環させる
ことにより、スラリー内の懸濁物の分散を行うようにな
った分散混合装置に関する。
【0002】
【従来技術】 従来の上述した形式の分散混合装置とし
ては、たとえば特公昭62-16687号公報に記載したよう
に、タンク内でバスケットを回転しない状態に保持し、
該バスケット内に設けた攪拌部材を回転させることによ
りバスケット内の分散媒体に運動を与える形式の装置が
ある。この公知の形式の分散混合装置では、バスケット
が固定されているため、該バスケットを通してスラリー
を循環させる積極的な手段がなく、スラリーの循環が悪
い。この欠点を補うため、バスケットの下側に循環羽根
を設けたり、タンク内に攪拌機を設けたりすることが考
えられるが、いずれも十分な分散速度を達成することが
できない。また、分散の際の攪拌による発熱が大きく、
冷却のため作業を中断する必要が生じる。さらに、種類
の異なるスラリーを分散するためには洗浄が必要である
が、固定バスケットの場合には洗浄が面倒である。これ
に対して、バスケットを回転駆動する構成にすると、バ
スケット内の分散媒体は遠心力によりバスケット内面に
押しつけられ、バスケットとの間の摩擦力により該バス
ケットとともに回転する。バスケット内部に回転しない
制動部材をもうけることにより、該制動部材によって一
部の分散媒体が運動を阻止され、その結果、分散媒体間
に速度差を生じ、媒体間に存在するスラリーに剪断力が
与えられて分散が達成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上述した公知の分散
混合装置では、バスケットが回転しないため分散速度が
遅く、かつバスケットの洗浄が面倒である。また、バス
ケットを回転駆動する形式の装置では、バスケット内面
と分散媒体との間に滑りを生じる傾向があり、分散媒体
の速度がバスケットの速度より低くなり、その分だけ剪
断力が弱まるため、分散速度を十分に高くすることがで
きないという問題があり、分散媒体の滑りのためにバス
ケット周壁の内面に磨耗を生じてバスケットの寿命を短
くする、という問題がある。さらに、バスケットの周壁
の孔をパンチングにより形成する場合には、孔のサイズ
が必然的に大きくなり、分散媒体として小さいサイズの
ものを使用できなくなるので、分散速度が遅くなり、分
散に長時間を要する。本発明は、上述した問題点を解決
し、高い分散速度を達成でき、洗浄も容易でバスケット
の寿命も長い分散混合装置を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明においては、バスケットをタンク内が回転駆
動する構成とする。バスケット内には、回転を阻止され
た制動部材を設けて該バスケット内の分散媒体の一部の
運動を阻止する。さらにバスケットの周壁内面に、半径
方向内方に突出するように、複数個の突起を設ける。こ
の突起により、バスケット内周面と分散媒体との間の速
度差がなくなり、分散効率を高めることができる。すな
わち、本発明による分散混合装置は、スラリーを収容す
るための円筒形タンクと、該円筒形タンク内に回転自在
に支持され周壁が多孔部材により構成され内部に分散媒
体を収容する円筒形バスケットと、該円筒形バスケット
内に配置され制動手段により静止状態に保持されるよう
になった制動部材と、該円筒形バスケットを回転駆動す
る駆動手段と、を備える。そして、円筒形バスケットの
上壁及び下壁の少なくとも一方にはスラリー循環用の開
口が形成され、円筒形バスケットを回転駆動することに
より円筒形タンク内のスラリーをバスケット内を通して
循環させ、該スラリー内の懸濁物を分散させる。本発明
の特徴として、円筒形バスケットの内周面には該バスケ
ット内の分散媒体の滑りを阻止するための複数個の突起
を半径方向内方に突出するように形成する。
【0005】本発明の装置においては、円筒形バスケッ
トの上壁及び下壁の両方にスラリー循環用の開口を形成
することが好ましく、この場合、該上壁及び下壁の内面
に、バスケット内の分散媒体の滑りを阻止するための複
数個の突起をバスケット内方に突出するように形成する
ことが好ましい。制動部材は円筒形バスケットの上壁及
び下壁を貫通し該上壁及び下壁に固定された制動軸上に
設け、制動軸はバスケットの下壁を貫通して下方に延び
る部分に、スラリーの流れを規制する羽根車を備えるこ
とが好ましい。この構造により、バスケット内へのスラ
リーの循環が促進され、分散速度を高めることが可能に
なる。本発明のさらに好ましい態様においては、制動部
材の上下面に、分散媒体の動きを抑制するための複数個
の突起を上下方向に突出するように形成する。また、円
筒形バスケットの周壁の外面にスラリーを攪拌するため
の複数個の攪拌部材を半径方向外向きに突出するように
形成する。さらに、制動部材の制動手段は該制動部材を
釈放可能に保持する手段として構成することが好まし
く、この場合、該制動部材は制動手段が釈放状態のとき
回転自在となるようにする。円筒形バスケットの周壁は
半径方向外側に向かって断面形状が縮小する多数のスリ
ットを有するスクリーンにより形成することが好まし
い。この構造により、バスケット周壁のスリット巾を小
さくして、小さな分散媒体を使用することにより、分散
速度を高めることが可能になる。制動部材には、冷媒を
循環させる冷却手段を設けることができ、また、バスケ
ットはタンク内で上下方向に移動させ得るようにするこ
とが望ましい。
【0006】上述した構造では、バスケットが回転自在
であるので、洗浄に際してバスケットを回転させること
により内部の残留物が遠心力によりバスケットから排出
され、洗浄を容易に行うことができる。この場合、制動
部材を自由に回転できるようにすると、洗浄に支障を生
じることがなく、短時間で洗浄を行うことが可能にな
る。さらに、この装置をスラリー攪拌機として使用する
場合には、タンク内にスラリー溶媒を入れた状態で制動
部材を回転自在にしてバスケットを回転させながら固体
微粒子を投入する。このようにして、固体微粒子が懸濁
したスラリーを形成したのち、本発明の装置を分散装置
として使用することができる。さらに本発明の別の態様
では、分散混合装置は、制動部材を回転駆動する制動部
材駆動手段が設けられる。この構造では、制動部材をバ
スケットとは異なる速度又は異なる方向に駆動すること
により、分散媒体に速度差を与え、分散効果を高めるこ
とができる。
【0007】
【実施例】 以下、本発明の実施例を図について説明す
る。先ず図1を参照すると、図示した実施例の分散混合
装置は、塗料、インク、セラミック原料または顔料等の
固体微粒子を懸濁状に含有するタンク1を備える。タン
ク1の側方には昇降機構2が配置され、該昇降機構2に
より伸縮させられる昇降軸3にバスケット駆動機構4が
支持されている。図2にバスケット駆動機構4の内部構
造を示す。バスケット駆動機構4は、ハウジング4aに
設けた軸受ハウジング5の軸受5a、5bにより回転自
在に支持された垂直中空軸6を備える。垂直中空軸6
は、軸受ハウジング5から下方に垂直に延び、下端にバ
スケット7が固定されている。垂直中空軸6の上端には
V溝を有するプーリー8が固定され、該プーリー8に巻
かれたVベルト9が図1に示すようにハウジング4aに
取り付けられたモーター10の出力軸に連結され、該モ
ーター10の回転を該プーリー8に伝達して垂直中空軸
6を回転駆動する。バスケット7は上壁7aと下壁7
b、及び円筒形の周壁7cを備える。垂直中空軸6の下
端はバスケットの上壁7aに固定される。上壁7aに
は、半径方向内方に寄った位置にスラリー導入口7dが
形成され、下壁7bには図3に示すように多数の放射方
向のスリット7eが形成されている。バスケット7内に
は、ガラスビーズのような分散媒体7fが充填される。
【0008】垂直中空軸6を貫通して制動軸11が設け
られる。この制動軸11は、中空軸6内に配置した軸受
6a、6bにより回転自在に支持されている。制動軸1
1はバスケット7内に棒状の制動部材12を支持する。
制動軸11の上端は中空軸6から上方に突出し、上端に
円板状の制動板13が固定されている。制動板13に対
向して制動装置14が設けられる。この制動装置14
は、ハウジング4aに固定された固定部材14aと支点
14cに揺動可能に支持された可動部材14bとからな
り、可動部材14bが揺動したとき両部材14a、14
bの先端が制動板13を両側から挟んで該制動板13に
制動力を作用させる。可動部材14bを揺動させるため
に空気圧シリンダ14dが設けられる。バスケット7の
周壁7cは、特殊断面形状の金属線を円筒に巻き付けて
線間を溶接で固定したメッシュ構造のスクリーンであ
り、図2に示すように、スクリーン目は、半径方向外方
に向けて断面が縮小する断面形状である。この構造は、
スラリーの通過抵抗を少なくし、多量のスラリーを流す
ことができると同時に、スリット巾を小さくすることに
より、バスケット7内に充填されるガラスビーズのよう
な分散媒体のサイズを小さくでき、その結果として分散
効率を高めることができる。
【0009】バスケット7の周壁7cの内面には、半径
方向内方に突出する突起15が複数個、周方向に間隔を
もって設けられている。この突起15は、細長い板状の
金属部材であり、バスケット7の軸線方向に延びるよう
に配置され、バスケット7の周壁7cに溶接される。バ
スケット7の下壁7bには、バスケット7内に突出する
ように複数の突起16が設けられる。この突起16は、
図3に示すように、バスケット7の中心から所定の半径
方向位置で周方向に等間隔で形成されている。同様に、
バスケット7の上壁7aの内面にもバスケット7内に突
出するように突起17が設けられる。この突起17は下
壁7bの突起16に対応する位置に設けても、突起16
とは無関係な位置に設けてもよい。制動部材12は有孔
円板として構成すればよく、上下方向に突出して制動用
の突起18が設けられる。また、バスケット7の周壁7
cの外面には、適当な周方向間隔で攪拌部材19が固定
される。図1から分かるように、攪拌部材19はバスケ
ット7の中心軸線に対して傾斜した取付角をもって周壁
7cに固定される。したがって、タンク1内のスラリー
にバスケット7を挿入して回転させたとき、攪拌部材1
9の作用によりスラリーには図1に示すように上昇流が
生じる。
【0010】垂直中空軸6内を通る制動軸11は、下端
がバスケット7の下壁7bから突出し、該下端に流れ規
制板20が固定されている。この流れ規制板20は、軸
11に対して適当なひねり角で取り付けられ、バスケッ
ト7の下壁7bのスリット7eから流出したスラリーの
流れ方向を規制するように作用する。以上述べた実施例
による分散混合装置の作動においては、昇降機構2を作
動させてバスケット駆動機構4を上昇させた状態で、ス
ラリーを入れたタンク1をバスケット7の下方の所定位
置に置き、バスケット7を降下させてタンク1内のスラ
リーに挿入する。ここで制動装置14を作動させて制動
軸11を固定し、モーター10によりバスケット7を回
転駆動する。バスケット7内のスラリーは遠心力により
半径方向外方に流れてバスケット7の周壁7cの孔から
流出する。バスケット7内の分散媒体7fは、周壁7c
の付近では突起15の作用により該周壁7cとほぼ同一
の速度で運動する。一方、制動部材12に隣接する分散
媒体7fは運動を阻止されるので、分散媒体間に相対的
な滑りを生じ、互いに滑り合う媒体間のスラリーは剪断
力を受けて固体微粒子が分散される。ここで、バスケッ
ト7の上壁7a及び下壁7bに突起17、16を設ける
と、その突起の作用により分散媒体7fが駆動されるの
で、分散効率は一層高められる。また、制動部材12に
設けた突起18は分散媒体7fの運動を阻止する機能を
達成し、媒体7f間の相対的滑りを助長する。バスケッ
ト7の外周に設けた攪拌部材19と制動軸11の下端に
設けた流れ規制板20は、タンク1内に図1に示すよう
なスラリーの流動を生じさせる。作動中に昇降機構2を
作動させてバスケット7を上下方向に適当な速度で動か
すことにより、分散速度は一層速められる。
【0011】図4は、本発明の装置におけるバスケット
7の周壁7cの内面に設けた突起の効果を示すものであ
る。図から明らかなように、突起を設けることでスラリ
ー内の固体微粒子の平均粒径の減少速度すなわち分散速
度を速めることができる。バスケット7を洗浄する場合
には、制動装置14を解除し、制動軸11が自由に回転
できる状態にする。この状態でバスケット7を回転駆動
すると、洗浄液がタンク1からバスケット7内に循環
し、遠心力の作用でバスケット7の周壁7cからタンク
1に排出される。この作用により短時間で洗浄を完了す
ることができる。図5に、本発明の他の実施例による駆
動機構を示す。この実施例では、先の実施例と対応する
部分は同一の符号を付して示し、説明は省略する。この
実施例では、制動軸11の上端に第2のプーリー21が
固定され、該プーリー21にベルト22が巻かれてい
る。ベルト22は図示しないモーターの出力軸に連結さ
れ、該モーターにより駆動される。この実施例では、制
動軸11を中空軸6より低い適当な速度で駆動するか、
或いは中空軸6とは反対方向に駆動することにより、分
散効果を高めることができる。この構造では、制動軸1
1の下端に取り付けられる流れ規制板も駆動されること
になるので、スラリー循環作用が一層強められる。
【0012】図6に制動軸の別の実施例を示す。制動軸
11は中空に形成され、内部にパイプ23が通されてい
る。制動部材12も中空に形成され、内部には仕切り板
24により仕切られた折り返し流路25が形成されてい
る。流路25の下側は連絡通路26によりパイプ23の
下端に連通し、流路25の上側は連絡通路27により軸
11とパイプ23との間に形成された戻り通路28に連
通している。パイプ23の上端は冷却水入り口29に接
続され、戻り通路28の上端は接続金具30を介して冷
却水出口31に接続されている。冷却水入り口29と接
続金具30は回転継手により軸11に結合される。した
がって、軸11は冷却水入り口29及び接続金具30と
は独立に回転することができる。この構造により、作動
中に制動部材12に冷却水を通して冷却することが可能
になる。
【0013】
【効果】 本発明においては、スラリーを収容するタン
ク内で粉砕媒体を充填したバスケットを回転駆動し、該
バスケットの周壁内面に突起を形成したので、バスケッ
ト周壁と粉砕媒体との間の滑りが抑制され、粉砕効果が
高められ、バスケットの磨耗が減少する。バスケット7
の上壁及び下壁に設けられる突起と、制動部材12に設
けられる突起はこの作用を助長する。さらに、本発明の
装置は、バスケットの洗浄を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の分散混合装置の全体を示
す概略図である。
【図2】 図1の実施例におけるバスケットとその駆動
機構の詳細を示す断面図である。
【図3】 バスケットの底面の形状を示す平面図であ
る。
【図4】 本発明による突起の効果を示す図表である。
【図5】 バスケット駆動機構の他の実施例を示す断面
図である。
【図6】 制動軸の他の実施例を示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01F 1/00 - 5/26 B01F 7/00 - 7/32 B01F 15/00 - 15/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラリーを収容するための円筒形タンク
    と、 前記円筒形タンク内に回転自在に支持され周壁が多孔部
    材により構成され内部に分散媒体を収容する円筒形バス
    ケットと、 前記円筒形バスケット内に配置され制動手段により静止
    状態に保持されるようになった制動部材と、 前記円筒形バスケットを回転駆動する駆動手段と、を備
    え、 前記円筒形バスケットの上壁及び下壁の少なくとも一方
    にはスラリー循環用の開口が形成され、前記円筒形バス
    ケットを回転駆動することにより前記円筒形タンク内の
    スラリーを前記バスケット内を通して循環させることに
    より該スラリー内の懸濁物を分散させる分散混合装置で
    あって、 前記円筒形バスケットの内周面には該バスケット内の分
    散媒体の滑りを阻止するための複数個の突起を半径方向
    内方に突出するように形成したことを特徴とする分散混
    合装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した分散混合装置であっ
    て、前記円筒形バスケットの上壁及び下壁の両方にスラ
    リー循環用の開口が形成され、該上壁及び下壁の内面
    に、前記バスケット内の分散媒体の滑りを阻止するため
    の複数個の突起をバスケット内方に突出するように形成
    したことを特徴とする分散混合装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した分散混合装置であっ
    て、前記制動部材は前記円筒形バスケットの上壁及び下
    壁を貫通し該上壁及び下壁に回転自在に取付けられた制
    動軸上に設けられており、前記制動軸は前記バスケット
    の下壁を貫通して下方に延びる部分に、スラリーの流れ
    を規制する流れ規制板を備えることを特徴とする分散混
    合装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    した分散混合装置であって、前記制動部材の上下面に、
    前記分散媒体の動きを抑制するための複数個の突起を上
    下方向に突出するように形成したことを特徴とする分散
    混合装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    した分散混合装置であって、前記円筒形バスケットの周
    壁の外面にスラリーを攪拌するための複数個の攪拌部材
    を半径方向外向きに突出するように形成したことを特徴
    とする分散混合装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    した分散混合装置であって、前記制動部材の制動手段は
    該制動部材を釈放可能に保持する手段であり該制動部材
    は制動手段が釈放状態のとき回転自在となることを特徴
    とする分散混合装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    した分散混合装置であって、前記円筒形バスケットの周
    壁は半径方向外側に向かって断面形状が縮小する多数の
    孔を有するスクリーンにより形成されたことを特徴とす
    る分散混合装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項に記載
    した分散混合装置であって、前記制動部材に冷媒を循環
    させる冷却手段が設けられたことを特徴とする分散混合
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    した分散混合装置であって、前記タンク内で前記バスケ
    ットを上下方向に移動させる手段が設けられたことを特
    徴とする分散混合装置。
  10. 【請求項10】スラリーを収容するための円筒形タンク
    と、 前記円筒形タンク内に回転自在に支持され周壁が多孔部
    材により構成され内部に分散媒体を収容する円筒形バス
    ケットと、 前記円筒形バスケット内に配置された制動部材と、 前記円筒形バスケットを回転駆動するバスケット駆動手
    段と、 前記制動部材を回転駆動する制動部材駆動手段と、を備
    え、 前記円筒形バスケットの上壁及び下壁の少なくとも一方
    にはスラリー循環用の開口が形成され、前記円筒形バス
    ケット及び前記制動部材を異なる速度又は異なる方向に
    回転駆動することにより前記円筒形タンク内のスラリー
    を前記バスケット内を通して循環させながら、該スラリ
    ー内の懸濁物を分散させるようになっており、 前記円筒形バスケットの内周面には該バスケット内の分
    散媒体の滑りを阻止するための複数個の突起を半径方向
    内方に突出するように形成したことを特徴とする分散混
    合装置。
JP04267295A 1995-03-02 1995-03-02 分散混合装置 Expired - Fee Related JP3354335B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04267295A JP3354335B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 分散混合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04267295A JP3354335B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 分散混合装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08229373A JPH08229373A (ja) 1996-09-10
JP3354335B2 true JP3354335B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=12642529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04267295A Expired - Fee Related JP3354335B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 分散混合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3354335B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4174000B2 (ja) * 2003-02-27 2008-10-29 株式会社荒木鉄工 分散装置
CN116920710B (zh) * 2023-08-22 2024-03-19 深圳市尚水智能股份有限公司 分散机构及制浆设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08229373A (ja) 1996-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4893941A (en) Apparatus for mixing viscous liquid in a container
US5909339A (en) Method and apparatus for cleaning air in a hard disk drive
US6029915A (en) Grinding and dispersing method and apparatus
JP2008509813A (ja) 分散装置
US5497948A (en) Basket media mill with extended impeller
US6585180B2 (en) Pipeline beads mill and dispersing system having the pipeline beads mill
US5967430A (en) Dispersing device and process
EP0526699A1 (en) Dispersing and grinding apparatus
JP2004148291A (ja) 流動層装置
JP3354335B2 (ja) 分散混合装置
JPH0686924A (ja) 分散装置
US7374115B2 (en) Ball mill provided with an agitator
JP3400087B2 (ja) 微粉末粉砕用攪拌ミル
JP4489256B2 (ja) 粉砕機
JP3845161B2 (ja) 分散装置用の分散器
JP4081785B2 (ja) 浸漬型分散機
US6565024B2 (en) Dispersing device
JPH10230182A (ja) 粉砕機
US2789800A (en) Mixing and dispersing devices
JP3873252B2 (ja) 浸漬型媒体分散装置
JPH09225279A (ja) 攪拌ディスク及びメディア攪拌型ミル
JP2005125192A (ja) セパレータ及び粉砕機
KR200456379Y1 (ko) 액상 원료 교반기의 교반 매체 스크린 장치
JPH04326934A (ja) 分散装置
JPH10295975A (ja) 洗濯機用パルセータ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees