JP3354134B2 - 角形蛇篭 - Google Patents

角形蛇篭

Info

Publication number
JP3354134B2
JP3354134B2 JP2000204953A JP2000204953A JP3354134B2 JP 3354134 B2 JP3354134 B2 JP 3354134B2 JP 2000204953 A JP2000204953 A JP 2000204953A JP 2000204953 A JP2000204953 A JP 2000204953A JP 3354134 B2 JP3354134 B2 JP 3354134B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
lines
gabion
square
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000204953A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001193035A (ja
Inventor
井 諄 一 白
Original Assignee
瀬戸内金網商工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 瀬戸内金網商工株式会社 filed Critical 瀬戸内金網商工株式会社
Priority to JP2000204953A priority Critical patent/JP3354134B2/ja
Publication of JP2001193035A publication Critical patent/JP2001193035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3354134B2 publication Critical patent/JP3354134B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Revetment (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寸法及び形状が調
節自在の角形蛇篭に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、護岸工事や宅地造成工事等に使
用される角形蛇篭(ふとん篭)は、一般に、菱形金網や
亀甲金網、溶接金網等によって六面体状に形成され、内
部に土石を充填した状態で現場に設置される。この場
合、複数のふとん篭が順次連なった状態に設置される
が、地形や構造物などの設置条件によっては、これらの
蛇篭を湾曲した形に連設したり、寸法の異なる蛇篭を部
分的に設置しなければならないことも多い。
【0003】ところが、蛇篭を湾曲した形に連設する場
合、図11に示すように、直方体状をした公知の蛇篭1
を湾曲した形に並べて設置すると、隣接する蛇篭1,1
の間に隙間2ができ、この部分で設置強度が低下するこ
とになる。蛇篭を湾曲すべき形に適合できるような異形
形状に予め形成しておけば、それらを隙間なく設置する
ことも可能であるが、湾曲すべき形は一定ではなく、施
工現場の地形や施工条件等によって不規則に異なってい
るのが一般的であるため、蛇篭を予め特定の異形形状に
形成しておくことは難しい。また、寸法の異なる蛇篭を
部分的に設置する場合は、種々の寸法の蛇篭を多数用意
しなければならず、蛇篭の製造や管理が困難で効率が悪
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、湾曲した形に連設して設置したり狭い場所に寸法調
節して設置したりするのに適した、取り扱いが容易で施
工性に勝れた蛇篭を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題が解決するた
め、本発明によれば、基本形状が矩形の底面網、上面
網、相対する第1側面網及び第2側面網、他の相対する
第3側面網及び第4側面網を有する角形の蛇篭であっ
て、上記各面網が、均一な扁平螺旋形状に折曲した列線
を順次連係してなる菱形金網により形成されていて、底
面網、上面網、第1側面網、及び第2側面網における列
線の向きが蛇篭を取り巻く方向に揃えられると共に、
記底面網と上面網とにおける列線相互の連係を緩めて第
2側面側から第1側面側に向けて隣接する列線同士の重
複度を次第に大きくすることにより、第1側面網側と第
2側面網側との寸法が異なる平面視台形状に形成されて
いることを特徴とする角形蛇篭が提供される。
【0006】上記構成を有する角形蛇篭は、列線相互の
連係を緩めて特定の辺の寸法を縮小させることにより、
第1側面網側と第2側面網側との寸法が異なる台形形状
に形成するなど、形状及び寸法を簡単に変更することが
でき、複数の蛇篭を湾曲した形に連設して隙間なく設置
する場合に好適であり、その取り扱いが容易で施工性に
勝れる。
【0007】本発明においては、上記第1側面網とし
て、列線相互の連係を緩めて全体的に寸法を縮小させた
ものや、列線相互の連係を緩めない状態での正規の寸法
が小さいもの等を用いることができる。
【0008】また、本発明によれば、菱形金網からなる
底面網と上面網及び側面網により形成された角形の蛇篭
であって、該蛇篭の相対する一方の側面網側と他方の側
面網側との寸法が違えられると共に、上記底面網及び上
面網が、菱形金網を構成する列線相互の連係を徐々に緩
めて隣接する列線同士の重複度を次第に大きくすること
によって台形状に形成されていることを特徴とする角形
蛇篭が提供される。
【0009】本発明の好ましい実施態様によれば、上記
底面網と上面網と第1及び第2側面網とにおける縮小用
の辺には、各列線の端部に形成した環に連結用の骨線が
遊嵌状態に挿通され、この骨線に沿って列線の端部を収
束させることにより寸法が縮小されている。この場合、
上記縮小用の辺における各列線端の環には、一端を辺の
端部に固定して他端を非固定とした骨線を互いに逆向き
に2本挿入し、これらの骨線で上記辺を両側から引き締
めることにより該辺の寸法を縮小させることができる。
【0010】本発明の他の好ましい実施態様によれば、
上記各面網のうち少なくとも底面網と第1側面網及び第
2側面網とが、相接する辺における列線端の環に共通の
骨線を挿通することにより相互に連結されている。
【0011】本発明の更に他の好ましい実施態様によれ
ば、列線相互の連係を緩めることにより寸法が縮小され
た面網のうちの少なくとも一部に、緩んだ列線を安定さ
せるための補強線が、縦、横、斜めのうち少なくとも一
方向に向けて取り付けられている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る角形蛇篭の好
ましい第1実施例を示すものである。この蛇篭10A
は、図2に示す展開図からも分かるように、基本形状が
矩形である底面網11と、相対する第1側面網12a及
び第2側面網12bと、他の相対する第3側面網13a
及び第4側面網13bと、上面網14とを有していて、
これらの各面網を六面体状に連結することにより形成し
たもので、その際これから説明するように、一端側と相
対する他端側との寸法を違えることによって台形などの
異形形状としたものである。
【0013】上記各面網11,12a,12b,13
a,13b,14は、均一な扁平螺旋形状に折曲した列
線16を順次連係してなる菱形金網により個別に形成さ
れている。これらの各面網は、全てを分離した状態で現
場に運び、現場で相互に連結しても良いが、図示した実
施例では、図2に示すように、底面網11と第1側面網
12a及び第2側面網12bとを予め一枚のパネル状に
連結し、現場での連結の手間をその分だけ省くようにし
ている。また、上記底面網11と第1及び第2側面網1
2a,12bと上面網14とにおいては、それぞれの面
網における列線16の向きが蛇篭を取り巻く方向に揃え
られている。
【0014】上記底面網11と第1側面網12a及び第
3側面網12bとにおける各列線16の端部には、環1
6aがそれぞれ形成され、隣接する上記面網の相接する
2つの辺17aと17b及び17cと17dの環16a
にそれぞれ骨線18a,18bを共通に挿通することに
より、上記各面網が相互に連結されている。また、他の
辺17e及び17fの環16aには、それぞれ骨線18
が独立に挿通されている。これらの各辺のうち、異形の
蛇篭とするために寸法が縮小される辺17a,17b,
17fの環16aには、一端を辺端部の列線に固定して
他端を非固定として辺外に延出させた上記2本の骨線1
8a,18bが互いに逆向きに挿入されていて、これら
の骨線18a,18bの非固定端を両方向に引っ張って
上記辺17a,17b,17eを両側から引き締めるこ
とにより、該辺の寸法を縮小させることができるように
なっている。その他の縮小されない辺17c,17d,
17fには、1本の骨線18が両端を辺端の列線に固定
することにより固定的に取り付けられている。なお、上
記2本の骨線18a,18bは、それらを区別する必要
があるとき以外は共通符号「18」で表示するものとす
る。
【0015】また、上記上面網14においても同様に、
各列線の端部に環16aが形成されていて、縮小される
辺17gの環16aには、引き締め用と連結用とを兼ね
る2本の骨線18a,18bが逆向きに挿通され、縮小
されない辺17hの環16aには、連結用の骨線18が
1本だけ固定的に挿通されている。
【0016】上記蛇篭10Aは、図2に示すように展開
した状態で現場に輸送し、底面網11と第3側面網13
a及び第4側面網13bの側辺の骨線18同士を螺旋状
の連結金具20で連結すると共に、第3側面網13a及
び第4側面網13bと第1側面網12a及び第2側面網
12bの側辺の骨線18同士を同様の連結金具20で連
結することにより容器形に組み立て、内部に石などの充
填物を充填したあと上面網14を取り付けて現場に設置
する。そして、容器形に組み立てる際に、底面網11と
第1側面網12aとの連結辺17a,17b、及び該第
1側面網12aにおける上面網14との連結辺17eを
それぞれ、2本の骨線18a,18bを逆向きに引っ張
ることによって引き締め、それらの各辺17a,17
b,17cの寸法を縮小する。このとき、底面網11に
おいては、図1に示すように、第2側面網12b側から
第1側面網12a側に向けて列線16相互の連係が徐々
に緩むことによって隣接する列線16,16同士の重複
度が次第に大きくなり、それによって該底面網11は実
質的に台形状になる。また、第1側面網12aは、第2
側面網12bと同じ正規寸法を有している状態から、辺
17b,17eの縮小により列線16の連係が全体的に
ほぼ均等に緩められ、その長さが全体として縮小され
る。
【0017】しかし、上記第1側面網12aについて
は、上述したように全体の寸法を縮小したものの代わり
に、縮小しない状態での正規寸法が小さいものを使用し
ても良い。
【0018】上面網14についても同様に、第1側面網
12aとの連結辺17gを2本の骨線18a,18bを
逆向きに引っ張ることによって縮小し、その状態で充填
物の充填が完了した上記容器部分の上面に取り付ける。
【0019】かくして形成された異形の蛇篭10Aは、
図3に示すように湾曲した形に並べて設置され、隣接す
るものが同士が必要に応じて連結される。これにより、
複数の蛇篭10Aを湾曲した形に隙間なく連設すること
ができる。しかも、施工現場で列線相互の連係を緩めて
特定の辺の寸法を縮小させるだけで、一端側と他端側と
で寸法が異なる異形形状に簡単に形成することができる
ため、その取り扱いも容易である。
【0020】なお、上記例では蛇篭の第1側面網12a
側の寸法が縮小されているが、それとは逆に、同様の構
成によって第2側面網12b側の寸法を縮小できること
は言うまでもないことである。
【0021】図4は本発明の角形蛇篭の第2実施例を示
すもので、この第2実施例の角形蛇篭10Bは、底面網
11と上面網14と第1側面網12a及び第2側面網1
2bとのそれぞれにおいて列線16相互の連係を緩める
ことにより、蛇篭の長さを全体的に縮小したものであ
る。図4において鎖線は、列線16の連係を緩めない場
合の蛇篭の正規の大きさを示している。なお、この第2
実施例においては、上記底面網11と第1側面網12a
及び第2側面網12bと上面網14とにおける相互連結
のための各辺に、骨線が列線を収束できるように取り付
けられていることは当然である。また、各面網の骨線1
8同士を連結する連結金具の図示は省略されている。
【0022】上記各実施例では、面網の縮小すべき辺に
その辺より長さの長い2本の骨線18a,18bを取り
付け、これらの骨線を両側に引っ張ることによって各辺
を引き締めるようにしているが、図5に示すように、2
本の骨線18a,18bの長さを、それぞれ面網の辺よ
り短くかつ相互に部分的に重複するような長さとし、そ
れらを引き締めて面網を短縮させたあと、両骨線18
a,18bの重複部分を金具20により少なくとも2か
所で結着するようにしても良い。あるいは、1本の骨線
だけを取り付け、この骨線に沿って列線の端部を収束さ
せることにより寸法を縮小するように構成することもで
きる。
【0023】また、各面網11,12a,12b,13
a,13b,14をそれぞれ個別に形成して相互に連結
するようにしているが、列線16同士が互いに横並びの
関係にある底面網11と第3及び第4側面網13a,1
3bとを一枚の菱形金網で形成し、それらの境目に一本
の共通の骨線を挿通することによって各面網を仕切るよ
うにしても良い。更に、上面網14を上記第3側面網1
3aか又は第4側面網13bに一体に連設した形に形成
することもできる。
【0024】図6〜図10には、上記蛇篭における列線
相互の連係を緩めることによって寸法が縮小された面網
(ここでは符号「25」として代表的に示すものとす
る)について、緩んだ列線が詰め石等の力で変形して外
方に突出したり、位置ずれやがたつき等を生じたりする
のを防止して、それらの列線を安定させるため、補強線
を取り付けたものが例示されている。
【0025】先ず、図6に示すものは、1本以上の補強
線26を各列線16の軸線と直行する向き(横方向)に
取り付け、各補強線26の両端を面網25の両端の骨線
27に結着している。この場合、各補強線26は、隣接
する列線16と列線16との間の隙間に挿通して取り付
けても、網目を縫うように取り付けても、あるいは面網
25の内面又は外面に添設した状態で取り付けても良
く、何れの取付方法を用いる場合にも、補強線26の中
間部の適宜位置を針金等で列線16に固定することが望
ましい。
【0026】また、図7に示すものは、1本以上の補強
線26を各列線16の軸線と平行する向き(縦方向)に
取り付けている。この場合、各補強線26は、同図に鎖
線で示すように、扁平螺旋状をした列線16の内部に挿
通して取り付けても、実線で示すように、隣接する列線
16と列線16との係合部において両列線16,16の
内部に挿通して取り付けても、あるいは面網25の内面
又は外面に添設した状態で取り付けても良い。何れの取
付方法を用いる場合にも、補強線26の中間部の適宜位
置を針金等で列線16に固定することが望ましい。
【0027】更に、図8に示すものは、2本の補強線2
6,26を対角線をなすように斜めに取り付けている。
この場合にも、各補強線26,26は、列線16の内部
に挿通して取り付けても、網目を縫うように取り付けて
も、あるいは面網25の内面又は外面に添設した状態で
取り付けても良い。何れの取付方法による場合にも、補
強線26,26の中間部の適宜位置を針金等で列線16
に固定することが望ましく、特に2本の補強線26,2
6の交点を相互に結着することが望ましい。しかし、補
強線26は1本だけであっても良い。
【0028】上記の例では、補強線26を縦、横、斜め
の一方向だけに取り付けているが、縦と横、縦と斜め、
横と斜め、縦と横と斜めといったように、複数方向に向
けて取り付けることもできる。図9には、補強線26を
面網25に縦、横の両方向に取り付けたものが示されて
いる。この場合、縦方向の補強線26と横方向の補強線
26とは、上記図6及び図7について説明した場合と同
様の方法で面網25に取り付けられるが、図9にはこれ
とは別に、縦横何れか一方の補強線26に挿通環28を
形成し、この挿通環28に他方の補強線26を挿通した
ものが示されている。
【0029】また、図10に示す例は、一対の補強線2
6,26を面網25の内面と外面とに添設することによ
りそれらの間に列線16を挟持させ、両補強線26,2
6を複数点において針金等の連結金具30で相互に結着
したものである。このような取付方法は、上述した縦、
横、斜めの補強線26の何れにも同様に適用することが
できる。
【0030】なお、上記図6〜図10には、面網25と
して、図1における第1側面網12aのように、各列線
16の連係を全体的にほぼ均等に緩めることによって寸
法を全体的に縮小したものが代表的に示されているが、
上面網14のように、一端側から他端側に向けて列線1
6相互の連係が徐々に緩めることによって台形状に形成
した面網であっても、同様にして補強線26を取り付け
ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明の角形蛇篭
は、列線相互の連係を緩めて特定の辺の寸法を縮小させ
ることにより、第1側面網側と第2側面網側との寸法が
異なる台形形状に形成するなど、形状及び寸法を簡単に
変更することができ、複数の蛇篭を湾曲した形に連設し
て隙間なく設置する場合に好適であり、その取り扱いが
容易で施工性に勝れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る角形蛇篭の第1実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1を展開した状態の平面図である。
【図3】図1の蛇篭の施工状態の一例を示す要部平面図
である。
【図4】本発明に係る角形蛇篭の第2実施例を示す平面
図である。
【図5】面網引き締めのための他の構造例を示す正面図
である。
【図6】補強線で補強された面網の第1例を示す正面図
である。
【図7】補強線で補強された面網の第2例を示す正面図
である。
【図8】補強線で補強された面網の第3例を示す正面図
である。
【図9】補強線で補強された面網の第4例を示す正面図
である。
【図10】補強線で補強された面網の第5例を示す正面
図である。
【図11】従来の蛇篭の施工状態の平面図である。
【符号の説明】
10A,10B 蛇篭 11 底面網 12a 第1側面網 12b 第2側面網 13a 第3側面網 13b 第4側面網 14 上面網 16 列線 16a 環 17a〜17h 辺 18,18a,18b 骨線 25 面網 26 補強線

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基本形状が矩形の底面網、上面網、相対す
    る第1側面網及び第2側面網、他の相対する第3側面網
    及び第4側面網を有する角形の蛇篭であって、 上記各面網が、均一な扁平螺旋形状に折曲した列線を順
    次連係してなる菱形金網により形成されていて、底面
    網、上面網、第1側面網、及び第2側面網における列線
    の向きが蛇篭を取り巻く方向に揃えられると共に、上記
    底面網と上面網とにおける列線相互の連係を緩めて第2
    側面側から第1側面側に向けて隣接する列線同士の重複
    度を次第に大きくすることにより、第1側面網側と第2
    側面網側との寸法が異なる平面視台形状に形成されてい
    ことを特徴とする角形蛇篭。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の角形蛇篭において、上記
    第1側面網が、各列線の相互連係を全体として略均等に
    緩めることにより、列線の連係を緩めない場合の正規の
    寸法より縮小されていることを特徴とする角形蛇篭。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の角形蛇篭において、上記
    第1側面網として、列線相互の連係を緩めて全体的に寸
    法を縮小させたものの代わりに、列線相互の連係を緩め
    ない状態での正規の寸法が小さいものを用いることを特
    徴とする角形蛇篭
  4. 【請求項4】菱形金網からなる底面網と上面網及び側面
    網により形成された角形の蛇篭であって、該蛇篭の相対
    する一方の側面網側と他方の側面網側との寸法が違えら
    れると共に、上記底面網及び上面網が、菱形金網を構成
    する列線相互の連係を徐々に緩めて隣接する列線同士の
    重複度を次第に大きくすることによって台形状に形成さ
    れていることを特徴とする角形蛇篭。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3の何れかに記載の角形蛇
    篭において、上記底面網と上面網と第1及び第2側面網
    とにおける縮小用の辺には、各列線の端部に形成した環
    に連結用の骨線が遊嵌状態に挿通され、この骨線に沿っ
    て列線の端部を収束させることにより寸法が縮小されて
    いることを特徴とする角形蛇篭
  6. 【請求項6】請求項に記載の角形蛇篭において、上記
    縮小用の辺における各列線端の環には、一端を辺の端部
    に固定して他端を非固定とした2本の骨線が互いに逆向
    きに挿入され、これらの骨線で上記辺を両側から引き締
    めることにより該辺の寸法が縮小されていることを特徴
    とする角形蛇篭
  7. 【請求項7】請求項5又は6に記載の角形蛇篭におい
    て、上記各面網のうち少なくとも底面網と第1側面網及
    び第2側面網とが、相接する辺における列線端の環に共
    通の骨線を挿通することにより相互に連結されているこ
    とを特徴とする角形蛇篭
  8. 【請求項8】請求項1からまでの何れかに記載の角形
    蛇篭において、列線相互の連係を緩めることにより寸法
    が縮小された面網のうちの少なくとも一部に、緩んだ列
    線を安定させるための補強線が、縦、横、斜めのうち少
    なくとも一方向に向けて取り付けられていることを特徴
    とする角形蛇篭
JP2000204953A 1999-10-29 2000-07-06 角形蛇篭 Expired - Fee Related JP3354134B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000204953A JP3354134B2 (ja) 1999-10-29 2000-07-06 角形蛇篭

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-308947 1999-10-29
JP30894799 1999-10-29
JP2000204953A JP3354134B2 (ja) 1999-10-29 2000-07-06 角形蛇篭

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001193035A JP2001193035A (ja) 2001-07-17
JP3354134B2 true JP3354134B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=26565755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000204953A Expired - Fee Related JP3354134B2 (ja) 1999-10-29 2000-07-06 角形蛇篭

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3354134B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3553908B2 (ja) * 2001-07-19 2004-08-11 瀬戸内金網商工株式会社 折畳式角形蛇篭及び蛇篭包装体並びに蛇篭の取り扱い方法
JP3790702B2 (ja) * 2001-11-22 2006-06-28 株式会社Occテクノ 潜堤の基礎構造
JP3624188B2 (ja) * 2002-04-23 2005-03-02 雄治 越野 籠体
KR100870036B1 (ko) 2008-05-21 2008-11-21 태흥산업 주식회사 굴곡형 매트리스 돌망태
JP5851088B2 (ja) * 2010-09-22 2016-02-03 フリー工業株式会社 場所打ちコンクリートブロック用型枠と擁壁の構築工法
JP6328961B2 (ja) * 2014-03-05 2018-05-23 Jfe建材株式会社 篭体および篭構造体
JP7061851B2 (ja) * 2017-08-04 2022-05-02 Jfe建材株式会社 篭体及び土留め構造
CN111441308B (zh) * 2020-03-05 2021-08-03 冯娟娟 一种加固岸坡的石笼结构及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001193035A (ja) 2001-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3354134B2 (ja) 角形蛇篭
EA007124B1 (ru) Усовершенствованный элемент для образования грунтовых покрывающих, удерживающих и укрепляющих конструкций
JP2002302955A (ja) 石詰籠
JP3450809B2 (ja) 角形蛇篭
JP4698437B2 (ja) 擁壁ユニットを用いた石積み擁壁及びその構築方法
JP3789224B2 (ja) 山腹砂防ネット用リング及び該リングを用いた山腹砂防ネット工法
JPH10280332A (ja) 落石防止装置および落石防止工法
JPH02261122A (ja) 補強土擁壁
KR20030011206A (ko) 강재 전면틀과 지오그리드 보강재를 사용한 보강토 옹벽
JP3104016B2 (ja) かごマットユニット及びかごマットの構築方法
JP2006037507A (ja) 石詰籠および仕切パネル
JP2001207428A (ja) 角形石詰篭
KR20030049997A (ko) 옹벽블럭 지지용 앵커
JP3436534B2 (ja) ロック機構付き折畳式金網パネル及び折畳式角形蛇篭
JPH0348268Y2 (ja)
JPH0534825Y2 (ja)
JP2645697B2 (ja) ネットパネル及び石詰篭
JP3031476U (ja) ふとん篭
KR200253330Y1 (ko) 강재 전면틀과 지오그리드 보강재를 사용한 보강토 옹벽
JP3043989B2 (ja) 網体単位部材の接合構造
JP2510300Y2 (ja) 法枠構造物
JPH069068Y2 (ja) 土留用組立式溶接網籠
JPH11124835A (ja) かご壁ユニット並びにかご壁及び該構築方法
JP2003239249A (ja) 護岸用既製岩石塊連結体およびその製造方法
AU727300B2 (en) Earthen work with wire mesh facing

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070927

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130927

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees