JP3353966B2 - 給油ロボット装置 - Google Patents

給油ロボット装置

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JP3353966B2
JP3353966B2 JP24541993A JP24541993A JP3353966B2 JP 3353966 B2 JP3353966 B2 JP 3353966B2 JP 24541993 A JP24541993 A JP 24541993A JP 24541993 A JP24541993 A JP 24541993A JP 3353966 B2 JP3353966 B2 JP 3353966B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給油ロボット装置に係
り、特に給油ロボットにより自動車の給油口に給油ノズ
ルを自動的に挿入するよう構成した給油ロボット装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば給油所等においては、給油作業者
が自動車の給油口に給油ノズルを差し込んで給油を行な
っているが、給油作業者に代わって給油ロボット装置を
設置することにより合理化することが検討されている。
そのため、従来より種々の給油ロボット装置が開発され
ており、例えば多関節型のロボットを使用して給油ノズ
ルを自動車の給油口に差し込んで給油を行なうことが考
えられている。
【0003】この種の給油ロボット装置としては、撮像
カメラにより自動車の給油口を撮像して自動車の給油口
の位置を検出し、この給油口位置データに基づいて給油
ロボットのアームを動作させてアーム先端に設けられた
給油ノズルを給油口に挿入させている。そして、給油ノ
ズルの主弁を開弁させて給油を開始し、給油終了後は給
油ノズルを給油口から引き抜いて給油作業を完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記給油ロ
ボット装置では、撮像カメラを使用して給油口の位置を
検出しているが、撮像カメラによる位置検出精度を高め
るため、自動車の停車位置を規制する必要があり、給油
ロボットが設置されたアイランドに対し、車体の側面が
平行になるように自動車を停車させ、且つ給油口が給油
ロボットの正面に位置するように停車させなければなら
ないといった課題がある。
【0005】ところが、実際には、運転者によって自動
車の停車位置が一定ではなく、自動車を給油ロボットに
対して斜めに停車させることがある。その場合、撮像カ
メラにより給油口が楕円形に撮像されることになり、位
置検出誤差が出やすくなり、給油口の位置に対して給油
ノズルが給油口の正面から挿入されるように、給油ロボ
ットのアームを左右方向にも動作させなけれならないた
め、給油ノズルを自動車の車体に衝突させて塗装を傷付
けてしまうことがある。
【0006】そのため、従来は自動車の停車位置を誘導
する作業員や自動車が決められた停車位置に停車させる
ための案内装置などを設置する必要があった。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決した給油
ロボット装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、アーム先端に
給油ノズルが設けられた給油ロボットと、自動車の給油
口を撮像し、該給油口の位置を検出するイメージセンサ
と、前記給油ロボットに対する前記自動車のタイヤ位置
を検出するタイヤ位置検出手段と、該タイヤ位置検出手
段により検出されたタイヤ位置データに基づいて、前記
給油ロボットに対する自動車の停車位置及び傾きからな
停車位置データを作成する停車位置データ作成手段
と、前記イメージセンサにより検出された給油口位置デ
ータを前記停車位置データ作成手段により作成された停
車位置データが有する自動車の停車位置及び傾きに基づ
いて、前記給油ロボットに対する前記給油口の位置デー
タを補正する補正手段と、よりなることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、タイヤ位置検出手段により給
油ロボットに対する自動車のタイヤ位置を検出し、この
タイヤ位置データに基づいて給油ロボットに対する自動
車の停車位置及び傾きからなる停車位置データを作成す
ることにより自動車の正確な停車位置及び給油ロボット
に対する車体の傾きや距離が正確に分かり、イメージセ
ンサにより検出された給油口位置データを停車位置デー
タ作成手段により作成された停車位置データが有する自
動車の停車位置及び傾きに基づいて、給油ロボットに対
する給油口の位置データを補正することにより、給油ノ
ズルを自動車に衝突させることなく正確に給油口に挿入
して給油することが可能になる。
【0010】
【実施例】図1及び図2に本発明になる給油ロボット装
置の第1実施例を示す。
【0011】両図中、給油ロボット装置1は、給油所の
アイランド2上に給油ロボット3と、給油口検出部4
と、制御部5を設けるとともに、給油所の地面にタイヤ
位置検出部6を敷設してなる。
【0012】給油ロボット3は6自由度を有する多関節
型のロボットで、アイランド2上に固定された基台7上
に旋回ベース8、第1アーム9、第2アーム10、手首
部11よりなる。そして、第2アーム10の先端には、
手首部11に支持された給油ノズル12が装着されてい
る。
【0013】給油口検出部4は、5自由度を有するマニ
ピュレータ14と、マニピュレータ14の先端に支持さ
れたイメージセンサ15とよりなる。このイメージセン
サ15は、後述するように給油口24の位置を正確に検
出するため、マニピュレータ14の動作により給油口2
4に接近して撮像する。そして、イメージセンサ15に
より撮像された画像に基づいて給油口位置データが作成
される。
【0014】制御部5は、給油ロボット3及び給油口検
出部4のマニピュレータ14の作動を制御する制御回路
16、各データを記憶するメモリ17、タイヤ位置検出
部6及びイメージセンサ15から出力されたデータに基
づいて給油口位置を演算する演算回路18を有する。メ
モリ17には、後述するように自動車20の中心Oから
給油口24の中心Eまでの車体座標系の位置データが記
憶されている。
【0015】制御部5の上面には、運転者が操作する給
油スタート釦19が設けられている。又、前記給油ノズ
ル12に接続された給油ホース13は制御部5筐体内に
導かれ、ポンプ,流量計が配設された管路(図示せず)
を介して地下タンクに接続されており、制御部5は、ポ
ンプの駆動制御、流量計の計測に基づく給油量の演算を
も行うようになっている。
【0016】タイヤ位置検出部6は、給油のため給油ロ
ボット3の前に停車した自動車20のタイヤ20a〜2
0dの位置を検出するため、シート状に形成されて自動
車20の左右前後輪のタイヤ20a〜20dが停止する
場所に敷設されており、A領域すなわちアイランド2寄
り側のタイヤ位置(図1に示した自動車20の進行方向
右側のタイヤ位置)を検出する第1のセンサ部21と、
B領域すなわちアイランド2に遠い側のタイヤ位置(図
1に示した自動車20の進行方向左側のタイヤ位置)を
検出する第2のセンサ部22と、よりなる。又、アイラ
ンド2と第1のセンサ部21との間のC領域には、給油
ロボット3と自動車20との間に人あるいは余計な障害
物がないことを検出するための障害検出センサ部23が
敷設されている。
【0017】尚、上記第1,第2のセンサ部21,22
及び障害検出センサ部23は、例えば加圧されると電気
信号を出力する圧電素子が一定の間隔で前後,左右方向
(X,Y方向)に整列されている。従って、第1,第2
のセンサ部21,22のどの位置に配設された圧電素子
から信号が出力されたのかを検出することにより、各タ
イヤ20a〜20dの位置が測定できる。そして、各タ
イヤ20a〜20dの中点を結ぶ線を求めることによ
り、給油ロボット3に対する自動車20の停車位置及び
傾き(傾斜角度)が自動的に検出される。
【0018】又、障害検出センサ部23からの出力によ
り、給油ロボット3と自動車20との間に給油ロボット
3の動作を妨げる障害がないことを確認することがで
き、給油ロボット3が運転者あるいは障害物等に衝突す
ることが防止され、より安全に給油することができる。
【0019】ここで、上記タイヤ位置検出部6により自
動車20のタイヤ20a〜20dの位置検出方法につい
て説明する。
【0020】A,B領域に設けられたセンサ部21,2
2は、各圧電素子が給油口検出部4の設置位置を原点と
する作業座標系として登録されており、タイヤ20a〜
20dにより加圧された部分の(X,Y)の位置データ
を出力する。即ち、図3,図4に示すように、自動車2
0がセンサ部21,22で停車すると、タイヤ20a〜
20dの接地面Hに対応する部分の圧電素子のみが加圧
されて検出信号を出力する。そして、演算回路18は、
各タイヤ20a〜20d毎にその接地面M1 〜M4 の輪
郭における中点O1 〜O4 を求める。例えばタイヤ20
aの場合を一例として説明すると、タイヤ20aの接地
面M1 に対応する範囲におけるX方向の最大、最小とな
る点、及びY方向の最大、最小となる点O11,O12,
13, 14より中点O1 を求める。
【0021】上記と同様にして、図5に示すように、各
タイヤ20b〜20dの接地面M2〜M4 の中点O2
4 を求めた後、自動車20の中心となる中点O1 〜O
4 の中心O(X11, 11, 11)を求める。尚、この場
合第1,第2のセンサ部21,22から出力される位置
データ(X, Y)は2次元なので、Z11=0とする。こ
れにより、自動車20の停車位置の中心が分かる。
【0022】又、図3に示すように、併せて演算回路1
8は、後輪のタイヤ20a,20dの演算した中点O1
(X01, 01),O4 (X04, 04)から後輪のタイヤ
のZ軸回りの傾きθZ1を次式(1)より求める。この傾
きθZ1とは、給油ロボット3及びアイランド2の延在方
向に対する自動車20の停車位置の傾きである。
【0023】 θZ1=tan-1{(Y04−Y01)/(X04−X01)} … (1) さらに、演算回路18はメモリ17に予め記憶されてい
るデータベースより、自動車20の中心Oから給油口2
4の中心Eまでの車体座標系の位置データ(x 11,
11, 11)を読み出す。図6乃至図8に示すように、給
油口24から車体座標系x軸方向にL(検出のため必要
な距離)離れた点をFとし、車体座標系で表したFの座
標(x1 , 1 , 1 )を作業座標系に変換するマトリ
クスをT1とすると、
【0024】
【数1】
【0025】となり、演算回路18は、上記(2)
(3)式より作業座標系で表したFの座標(X1 ,
1 , 1 )を算出する。
【0026】次に上記のように算出された作業座標系の
座標データ(X1 , 1 , 1 )及び自動車20の傾き
θZ1を制御回路16に出力する。制御回路16はマニピ
ュレータ14を動作させて、マニピュレータ14の先端
に支持されたイメージセンサ15が(X1 ,
1 , 1 )でZ軸回りに角度θZ1傾くように移動させ
る。この結果、例え自動車20の停車位置が給油ロボッ
ト3及びアイランド2の延在方向(Y軸方向)に対して
傾いている場合であっても、マニピュレータ14の先端
に支持されたイメージセンサ15は、給油口24の中心
Eから距離Lだけ離れた位置Fに、自動車20の停車位
置と垂直になるように、かつX軸及びY軸によって規定
される面(敷地面)と平行になるようにして位置するこ
とになる。
【0027】そして、図6に示すように、演算回路18
は、この状態で、イメージセンサ15から給油口24の
開口形状に関するイメージを受けて、これを予め定めら
れた給油口24の開口形状に関する基準イメージ(例え
ば、円形)と比較しながら、この基準イメージと合致す
るイメージがイメージセンサ15から得られるマニピュ
レータ14の作業座標系のおける位置データを制御回路
16に出力する。これにより、マニピュレータ14は、
先端に支持されたイメージセンサ15が基準イメージと
同じイメージが得られる位置まで、調整移動させられ
る。
【0028】この後、演算回路18は、調整移動したマ
ニピュレータ14の作業座標系における位置データと、
演算回路18によって演算された給油口24の中心Eの
車体座標系の位置データ(x1 , 1 , 1 )をマニピ
ュレータ14の作業座標系に変換した位置データとに基
づいて、の先端を待機位置から給油口24の中心Eまで
移動させるためのマニピュレータ14の作業座標系にお
ける位置データとしての移動軌跡を演算し、これをさら
に給油ロボット3の作業座標系における位置データ変換
して、制御回路16に出力する。
【0029】これにより、制御回路16は、マニピュレ
ータ14を駆動して元の待機位置に戻し、この給油ロボ
ット3の作業座標系における位置データ変換された移動
軌跡に基づいて、給油ロボット3の動き、すなわち給油
ノズル12の移動軌跡を修正して給油作業を行う。
【0030】又、例えば運転者がC領域に進入した場
合、あるいはC領域に荷物等が載置された場合、センサ
部23がこれを即座に検出する。そして、制御回路16
は、センサ部23からの検出信号があった場合、給油ロ
ボット3及びマニピュレータ14の動作を停止させる。
そして、C領域から運転者が退出あるいは荷物が除去さ
れると、給油ロボット3及びマニピュレータ14を動作
させる。
【0031】図9に上記給油ロボット装置1の動作とと
もに制御回路16が実行するフローチャートを示す。
【0032】先ず、給油のため自動車20が給油所に到
着すると、運転者は自動車20を図1に示すように給油
ロボット3の前に停車させる。その際、地面にはタイヤ
位置検出用のセンサ部21,22が敷設されているの
で、運転者はこれを目印にして自動車20を停車させ
る。即ち、運転者は、自動車20のタイヤ20a〜20
dがセンサ部21,22上で停止するようにステアリン
グホイールを操作する。
【0033】しかるに、自動車20は必ずしもアイラン
ド2と平行に停車するとは限らず、例えば運転者の運転
経験が少なく運転が未熟な場合、あるいは給油所が狭い
ので斜め方向から進入する場合には、アイランド2に対
してある角度傾いて停車することがある。
【0034】通常、運転者は、自動車20がアイランド
2とほぼ平行となり、且つ給油口24が給油ロボット3
の前に位置するように停車させる。そして、運転者は、
給油口24を覆うフューエルリッド26を開いた後、給
油口24の給油キャップ(図示せず)を外してから給油
スタート釦19をオンに操作する。
【0035】図9中、制御部5は、ステップS1(以下
「ステップ」を省略する)において、給油スタート釦1
9がオンに操作されたかどうかをチェックしており、運
転者が給油スタート釦19をオンに操作すると、S2に
進み、センサ部21,22からの検出信号を読み取る。
【0036】次のS3では、前述したように、センサ部
21,22からの検出信号に基づいてタイヤ20a〜2
0dの中点O1 〜O4 の座標データを算出する。続い
て、自動車20の中心Oの座標データ(X11, 11,
11)を算出する(S4)。
【0037】さらに、S5で、後輪のタイヤ20a,2
0dの中点O1 (X01,Y01),O 4 (X04,Y04)を
求める。そして、上記後輪の座標からZ軸回りの傾きθ
Z1を上式(1)より算出する(S6)。
【0038】続いて、メモリ17より自動車20の中心
Oから給油口24の中心Eまでの車体座標系の位置デー
タ(x11, 11, 11)を読み出し(S7)、当該車体
座標系の位置データを作業座標系に変換する(S8)。
【0039】次のS9では、作業座標系の座標データ
(X1 , 1 , 1 )及び自動車20の傾きθZ1に基づ
いてマニピュレータ14を動作させて、イメージセンサ
15を(X1 , 1 , 1 )でZ軸回りに角度θZ1傾け
る。そして、S10では、イメージセンサ15により給
油口24の開口方向を検出して、給油ロボット3の作業
座標系における位置データに変換される給油口24まで
の給油ロボット3の移動軌跡を演算する。
【0040】上記S10において、給油口24までの給
油ロボット3の移動軌跡が演算されると、S11に進
み、イメージセンサ15を元の待機位置に戻す。そし
て、制御回路16は、この給油口24の位置データに基
づいて、給油ロボット3の動き、即ち給油ノズル12の
移動軌跡を修正して給油ノズル12を給油口24に挿入
させる(S12)。
【0041】このように、タイヤ位置を検出して自動車
20の向きに応じて給油ノズル12を移動させて、イメ
ージセンサ15により検出した給油口24の位置データ
に基づいて、給油ノズル12を正確に給油口24に挿入
させることができる。
【0042】次のS13では、給油ノズル12に連通さ
れる管路に配設されたポンプを起動して給油を開始す
る。そして、S14で、満タン給油あるいはプリセット
値に対応する給油が終了すると、S15に進み、ポンプ
を停止させて給油ノズル12への送液を停止させる。
【0043】この後、S16で給油ノズル12を給油口
24から引き抜くように給油ロボット3を動作させて給
油前の待機状態に復帰させる。そして、運転者は給油口
24に給油キャップ(図示せず)を嵌めた後、フューエ
ルリッド26を閉じて自動車20を発進させる。
【0044】尚、上記一連の処理動作の途中でC領域の
センサ部23から検出信号が出力されると、割り込み処
理を行い、給油ロボット3及びマニピュレータ14の動
作を停止させる。そして、C領域から運転者が退出ある
いは荷物が除去されると、給油ロボット3及びマニピュ
レータ14を動作させる。
【0045】図10は本発明の第2実施例を示す。
【0046】同図中、タイヤ位置検出部6は、D領域に
敷設されて自動車20の後輪のタイヤ位置を検出するセ
ンサ部25を有する。このセンサ部25は上記センサ部
21,22と同様に圧電素子を一定の間隔毎にX,Y方
向に整列させた構成であり、左右後輪を停止位置を検出
し、その信号を出力する。本実施例の場合、給油口24
の位置検出を行う際は、センサ部25がタイヤ中心位置
データとしての座標O 1,4 及び自動車20のZ軸回り
の傾きθZ3を検出する。
【0047】尚、上記座標O1,4 及び自動車20のZ
軸回りの傾きθZ3の検出以外は、前述した第1実施例と
同じなので、その説明は省略する。
【0048】本実施例の場合、図10に示すD領域に設
けられたセンサ部25には、作業座標系の座標(X
, Y)の位置データが与えられている。給油のため自動
車20が給油ロボット3の前に停車すると、図5に示す
ように後輪のタイヤ20a,20dの接地面M1 ,M4
の輪郭における中点O1,4 を求める。
【0049】その後、図11,図12に示すように、左
右後輪の中点O1 (X01, 01, 01),O4 (X04,
04, 04)の座標データよりZ軸回りの傾きθZ3を求
める。このZ軸回りの傾きθZ3は、次式(4)により求
まる。
【0050】 θZ3=tan-1{(Y04−Y01)/(X04−X01)} … (4) 又、メモリ17のデータベースに登録されている右後輪
の中点O1 から給油口24の中心Eまで車体座標系の位
置データ(x13, 13, 13)を読み出す。ここでは、
車体座標系を給油口24に近い方のタイヤ20aの中心
とする。又、給油口24から車体座標系のx軸方向にL
離れた点をFとし、作業座標系で表したFの座標を(X
3 , 3 , 3 )と車体座標系を作業座標系に変換する
マトリクスをT3 とすると、
【0051】
【数2】
【0052】となり、演算回路18は、上記(5)
(6)式より作業座標系で表したFの座標(X3 ,
3 , 3 )を算出する。
【0053】次に上記のように算出された作業座標系の
座標データ(X3 , 3 , 3 )及び自動車20の傾き
θZ3を制御回路16に出力する。制御回路16はマニピ
ュレータ14を動作させて、マニピュレータ14の先端
に支持されたイメージセンサ15が(X1 ,
1 , 1 )でZ軸回りに角度θZ1傾くように移動させ
る。そして、イメージセンサ15により給油口24の開
口方向を検出して、給油ロボット3の作業座標系におけ
る位置データに変換された給油口24までの給油ロボッ
ト3の移動軌跡が演算されると、これに基づき給油ロボ
ット3を作動させて給油作業を行う。
【0054】このように、左右後輪の位置を検出するこ
とにより作業座標系の座標データ(X3 , 3 , 3
及び自動車20の傾きθZ3を求めることができるので、
全てのタイヤ20a〜20dの位置を検出せずとも、前
述した第1実施例と同様に、給油ロボット3に対する自
動車20の停車位置及び給油口24の位置を正確に検出
できる。従って、自動車20の停車位置及び傾きに拘わ
らず、給油ノズル12を自動車20のボディーに衝突さ
せることなく給油口24に挿入することができる。
【0055】尚、上記実施例では、タイヤ位置を圧電素
子を整列させたセンサ部により検出するものとして説明
したが、これに限らず、例えば圧電素子以外のタイヤに
よる加圧位置を検出する圧力センサを使用しても良い
し、あるいは温度センサによりタイヤの温度を検出する
構成のセンサ部を使用しても良い。
【0056】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる給油ロボット
装置は、タイヤ位置検出手段により給油ロボットに対す
る自動車のタイヤ位置を検出し、このタイヤ位置データ
に基づいて給油ロボットに対する自動車の停車位置及び
傾きからなる停車位置データを作成することにより自動
車の正確な停車位置及び給油ロボットに対する車体の傾
きや距離が正確に分かり、イメージセンサにより検出さ
れた給油口位置データを停車位置データ作成手段により
作成された停車位置データが有する自動車の停車位置及
び傾きに基づいて、給油ロボットに対する給油口の位置
データを補正することにより、給油ノズルを自動車に衝
突させることなく正確に給油口に挿入して給油すること
ができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる給油ロボット装置の第1実施例の
斜視図である。
【図2】制御部のブロック図である。
【図3】タイヤ位置を検出するセンサ部を説明するため
の斜視図である。
【図4】センサ部により検出されたタイヤの接地面の斜
視図である。
【図5】各タイヤの中点より求める自動車の中心を示す
平面図である。
【図6】車体座標系及び作業座標系を示す斜視図であ
る。
【図7】車体座標系及び作業座標系を示す平面図であ
る。
【図8】車体座標系及び作業座標系を示す正面図であ
る。
【図9】制御回路が実行する処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の第2実施例の斜視図である。
【図11】第2実施例の車体座標系及び作業座標系を示
す平面図である。
【図12】第2実施例の車体座標系及び作業座標系を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 給油ロボット装置 2 アイランド 3 給油ロボット 4 給油口検出部 5 制御部 6 タイヤ位置検出部 12 給油ノズル 14 マニピュレータ 15 イメージセンサ 16 制御回路 17 メモリ 18 演算回路 19 給油スタート釦 20 自動車 20a〜20d タイヤ 21 第1のセンサ部 22 第2のセンサ部 23 障害検出センサ部 24 給油口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム先端に給油ノズルが設けられた給
    油ロボットと、 自動車の給油口を撮像し、該給油口の位置を検出するイ
    メージセンサと、 前記給油ロボットに対する前記自動車のタイヤ位置を検
    出するタイヤ位置検出手段と、 該タイヤ位置検出手段により検出されたタイヤ位置デー
    タに基づいて、前記給油ロボットに対する自動車の停車
    位置及び傾きからなる停車位置データを作成する停車位
    置データ作成手段と、 前記イメージセンサにより検出された給油口位置データ
    を前記停車位置データ作成手段により作成された停車位
    置データが有する自動車の停車位置及び傾きに基づい
    て、前記給油ロボットに対する前記給油口の位置データ
    を補正する補正手段と、 よりなることを特徴とする給油ロボット装置。
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