JP3353672B2 - 半導体装置の欠陥検査修復方法およびその装置 - Google Patents

半導体装置の欠陥検査修復方法およびその装置

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JP3353672B2 JP30106297A JP30106297A JP3353672B2 JP 3353672 B2 JP3353672 B2 JP 3353672B2 JP 30106297 A JP30106297 A JP 30106297A JP 30106297 A JP30106297 A JP 30106297A JP 3353672 B2 JP3353672 B2 JP 3353672B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エッチングが行わ
れたウエハの表面に存在するエッチング不足による欠陥
部を検出し、その欠陥部のみを局所的にエッチングする
ための、半導体装置の欠陥検査修復方法およびその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は「APPLIED OPTICS
/Vol.32,No.16/June 1993(ア
プライド オプティクス、第32巻16号、1993年
6月)」に開示された従来の半導体装置のエッチング装
置を示す斜視図、図6は図5に示したエッチング装置の
断面図である。
【0003】図5に示す従来のエッチング装置101
は、プラズマ援用型のケミカルエッチング装置であり、
Si等からなるウエハ102の表面を走査して、ウエハ
102の表面をエッチングするものである。
【0004】図6に示すように、エッチング装置101
は、ウエハ102との間にわずかの隙間をおいて、ウエ
ハ102の上方に配置されている。また、エッチング装
置101の上部には電極103aが設けられ、ウエハ1
02の下方には電極103bが設けられており、その電
極103a,103bには高周波電源104が接続され
ている。
【0005】上記のように構成されたエッチング装置1
01は、高周波電源104によって電極103a,10
3b間に高周波電力を印加すると、チャンバー101a
内にプラズマ105が生成され、イオン、電子および中
性粒子等が発生する。そこで、反応性ガス供給手段(不
図示)によってウエハ102の表面付近に反応性ガス
(不図示)を供給しつつ、上記のイオン等をウエハ10
2の表面に入射させると、ウエハ102の表面にエッチ
ングが行われる。さらに、上述したようにエッチング装
置101はウエハ102の表面を走査されるので、この
走査動作を繰り返し行うことにより、ウエハ102の表
面全体に対してエッチングが行われ、ウエハ102に半
導体装置が構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにウエハの表面がエッチングされた場合であって
も、ウエハの表面の一部に、エッチング不足による開口
不良等の欠陥部が発生することがある。
【0007】ところが、上記説明したような従来のエッ
チング装置には、ウエハ表面における欠陥部の位置を検
出するための欠陥部検出装置が備えられていないため、
ウエハをエッチング装置から取り外して欠陥部検出装置
に取り付ける必要がある。さらに、欠陥部検出装置で検
出された欠陥部を修復する際には、ウエハをエッチング
装置に再び取り付けて、再度エッチングを行う。そのた
め、ウエハのロード、アンロードに多くの時間と労力と
を要し、ウエハの修復を短時間で行うことが困難であっ
た。
【0008】さらには、従来のエッチング装置には、ウ
エハ表面の一部に対するエッチング装置の位置決め手段
が備えられていないので、ウエハ表面の一部のみを局部
的にエッチングすることができない。そのため、ウエハ
表面の欠陥部を修復するために再度のエッチングを行う
際には、ウエハ表面全体が一様にエッチングされる。そ
の結果、エッチング不足による欠陥部は正常化されるも
のの、それまで正常にエッチングされていた部分がオー
バーエッチングされるという不具合が発生してしまう。
その結果、ウエハの歩留まり、すなわち生産性を大きく
向上させることができなかった。また、エッチングの回
数が多くなると、それだけウエハの表面に異物が付着す
るおそれが増すので、エッチングを複数回行うことは好
ましくない。
【0009】そこで本発明は、半導体装置が構成された
ウエハの修復を短時間で行うことができるとともに、そ
のウエハの生産性を向上させることができる半導体装置
の欠陥検査修復方法およびその装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置の欠陥検査修復方法は、ウエハ
の所定の領域をエッチングするエッチング工程を経て前
記ウエハに構成された半導体装置の欠陥検査修復方法に
おいて、前記エッチング工程で生じた、前記ウエハの被
エッチング材料層のエッチング不足による欠陥部を検出
する欠陥部検出ステップと、前記欠陥部検出ステップで
前記欠陥部を検出したときに、前記被エッチング材料層
の前記欠陥部のみを再びエッチングして前記欠陥部を修
復する欠陥部修復ステップとを含み、前記欠陥部検出ス
テップは、前記ウエハの表面に電子線を走査させ、前記
ウエハの表面から放出される二次電子から前記ウエハ表
面の二次電子像を得るステップと、前記二次電子像を解
析して前記欠陥部を検出するステップとを含み、前記欠
陥部修復ステップ、前記欠陥部に電子線を照射しつつ
前記欠陥部に反応性ガスを送気するステップを含むこと
を特徴とする。また、本発明の他の半導体装置の欠陥検
査修復方法は、ウエハの所定の領域をエッチングするエ
ッチング工程を経て前記ウエハに構成された半導体装置
の欠陥検査修復方法において、前記エッチング工程で生
じた、前記ウエハの被エッチング材料層のエッチング不
足による欠陥部を検出する欠陥部検出ステップと、前記
欠陥部検出ステップで前記欠陥部を検出したときに、前
記被エッチング材料層の前記欠陥部のみを再びエッチン
グして前記欠陥部を修復する欠陥部修復ステップとを含
み、前記欠陥部検出ステップは、前記ウエハの表面に電
子線を走査させ、前記ウエハの表面から放出される二次
電子から前記ウエハ表面の二次電子像を得るステップ
と、前記二次電子像を解析して前記欠陥部を検出するス
テップとを含み、前記欠陥修復ステップは、前記欠陥部
付近にプラズマを生成しつつ前記欠陥部に反応性ガスを
送気するステップを含むことを特徴とする。
【0011】これにより、ウエハに対して再度のエッチ
ングを行う際に、ウエハを再びエッチング装置に取り付
ける必要がなく、ウエハのロード、アンロードに要する
時間が短縮される。また、欠陥部のみが局部的に修復さ
れるため、正常にエッチングされていた部分がオーバー
エッチングされてしまうという不具合が発生しない。
らに、欠陥部を修復するステップは、欠陥部に電子線を
照射しつつ欠陥部に反応性ガスを送気するステップから
なる構成とすることにより、欠陥部に残存する被エッチ
ング材料の残膜から揮発性生成物が生成されて残膜が除
去され、欠陥部が修復される。 また、欠陥部を修復する
ステップは、欠陥部付近にプラズマを生成しつつ欠陥部
に反応性ガスを送気するステップからなる構成とするこ
とにより、欠陥部における被エッチング材料の残膜が一
層の厚みを有する場合でもその残膜が良好に除去され、
欠陥部が修復される。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】また、本発明の半導体装置の欠陥検査修復
装置は、ウエハの所定の領域をエッチングするエッチン
グ工程を経て前記ウエハに構成された半導体装置の欠陥
検査修復装置において、前記エッチング工程で生じた、
前記ウエハの被エッチング材料層のエッチング不足によ
る欠陥部を検出するための欠陥部検出手段と、前記欠陥
部検出手段で前記欠陥部を検出したときに、前記被エッ
チング材料層の前記欠陥部のみを再びエッチングして前
記欠陥部を修復するための欠陥部修復手段とを含み、前
記欠陥部修復手段は、前記ウエハ表面の前記欠陥部の上
方に配置された上方電極と、前記ウエハを挟んで前記上
方電極に対向配置された下方電極と、前記上方電極と前
記下方電極とに接続され、前記両電極に高周波電圧を印
加するする高周波電源と、前記欠陥部に反応性ガスを送
気するガスノズルとを含むことを特徴とする。この欠陥
検査修復装置により、上記本発明の半導体装置の欠陥検
査修復方法が最適に実施される。
【0016】さらに、前記欠陥部検出手段は、前記ウエ
ハの表面に電子線を走査させる電子銃と、前記電子線が
照射された前記ウエハの表面から放出される二次電子を
検出する二次電子検出器と、前記検出された二次電子の
強度分布に基づいて前記ウエハ表面の二次電子像を形成
する画像形成部と、前記形成された二次電子像を解析し
て前記欠陥部を検出する画像解析部とを含む構成とする
ことが好ましい。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0020】(第1の実施形態)図1は、本発明の半導
体装置の欠陥検査修復装置の第1の実施形態を示す全体
構成図である。
【0021】図1に示すように、本実施形態の欠陥検査
修復装置1は、エッチングが行われて半導体装置が構成
されたウエハ2が載置されるステージ3と、ウエハ2の
表面に電子線6を走査する電子銃5と、電子線6が照射
されたウエハ2から発生する二次電子を検出する二次電
子検出器7とを有する。ステージ3は、中央処理装置9
(以下、「CPU9」という。)に制御されるステージ
駆動部4によって駆動される。
【0022】二次電子検出器7には、二次電子検出器7
で検出された二次電子の強度分布に基づいて二次電子像
を形成する画像形成部8が接続されている。画像形成部
8にはCPU9が接続されており、CPU9では画像形
成部8から送られた二次電子像を解析することにより、
ウエハ2の表面における欠陥部が検出される。
【0023】さらに、欠陥検査修復装置1には、ウエハ
2の電子線6が照射される位置に反応性ガスを放出する
ガスノズル10が備えられている。ガスノズル10から
送気される反応性ガスの流量は、CPU9によって制御
されたガス流量コントローラ11によって調整される。
【0024】次に、上記に説明した欠陥検査修復装置1
の動作について説明する。
【0025】まず、電子銃5から電子線6を照射し、ウ
エハ2の表面を走査する。このときウエハ2から発生す
る二次電子が二次電子検出器7によって検出され、画像
形成部8に送られる。画像形成部8では二次電子の強度
分布に基づいて、ウエハ2表面の二次電子像が形成され
る。画像取込部8で形成された二次電子像はCPU9に
送られる。CPU9では、画像取込部8から送られた二
次電子像を解析してウエハ2表面の欠陥検査が行われ、
その欠陥部14(図2参照)の位置座標情報がCPU9
に備えられたメモリ(不図示)に記憶される。
【0026】次に、CPU9のメモリに記憶された欠陥
部14の位置座標情報に基づいてステージ駆動部4を作
動させ、ウエハ2の欠陥部14を電子線6の被照射位置
に移動させる。
【0027】図2は、図1に示したウエハを欠陥部が電
子線の被照射位置に移動された状態で示す断面図であ
る。
【0028】図2に示すように、本実施形態のウエハ2
は、シリコン基板2aの表面に被エッチング材料層であ
るシリコン酸化膜2bが形成されて構成されている。シ
リコン酸化膜2bに形成されたエッチング穴12の底部
には酸化シリコンからなる残膜13が残存しており、開
口不良による欠陥部14が構成されている。
【0029】ウエハ2の欠陥部14が電子線6の被照射
位置に移動されたら、電子銃5から欠陥部14の残膜1
3に電子線6を照射する。すると、酸化シリコンからな
る残膜13のシリコンと酸素との結合が弱められる。こ
こで、例えばCF4/CHF3/Ar混合ガスからなる反
応性ガスをガスノズル10から欠陥部14に放出する
と、揮発性生成物であるSiF4が残膜13のシリコン
から生成され、残膜13が除去される。以上により、欠
陥部14のみに再度のエッチングが行われる。
【0030】そのため、電子線6の被照射位置にウエハ
2の欠陥部14を移動させ、欠陥部14の残膜13を除
去する工程を繰り返し行うことにより、ウエハ2表面の
欠陥部14が修復される。
【0031】以上説明したように、本実施形態の欠陥検
査修復装置1では、電子銃5、二次電子検出器7、画像
形成部8およびCPU9からなる欠陥部検出手段によっ
てウエハ2の表面における欠陥部14の位置が検出さ
れ、電子銃5およびガスノズル11等からなる欠陥部修
復手段によって欠陥部14が局部的に修復される。
【0032】これにより、従来のように、欠陥部検出装
置でウエハの欠陥部を検出した後にウエハに対して再度
のエッチングを行う際、ウエハを再びエッチング装置に
取り付ける必要がなく、ウエハのロード、アンロードに
要する時間が短縮されるので、ウエハの修復を短時間で
行うことができる。また、欠陥部のみが局部的に修復さ
れるため、正常にエッチングされていた部分がオーバー
エッチングされてしまうという不具合が発生しない。従
って、半導体装置が構成されたウエハの生産性を大幅に
向上させることができる。
【0033】なお、本実施形態では、ウエハ2の基板に
半導体材料の一つであるシリコンを用いた例を示した
が、ウエハの基板にはアルミニウム等の導体材料を用い
てもよい。
【0034】(第2の実施形態)図3は、本発明の半導
体装置の欠陥検査修復装置の第2の実施形態を示す全体
構成図である。
【0035】図3に示すように、本実施形態の欠陥検査
修復装置21では、検査試料であるエッチングが行われ
たウエハ22がステージ23上に載置され、ウエハ22
表面から数mmの上方には上部電極25が配設されてい
る。上部電極25の底面面積は、数平方マイクロメート
ル程度に設けられている。ステージ23は中央処理装置
28(以下、「CPU28」という。)に制御されるス
テージ駆動部24によって駆動される。ステージ23と
上部電極25との間には、CPU28によって出力制御
がなされる高周波電源26が接続されている。これによ
り、本実施形態のステージ23は、ウエハ22を挟んで
上部電極25に対向配置された下部電極としての機能も
有する。
【0036】さらに、欠陥検査修復装置21には、ウエ
ハ22と上部電極25との間に反応性ガスを放出するガ
スノズル27が備えられている。ガスノズル27から送
気される反応性ガスの流量は、CPU28によって制御
されたガス流量コントローラ(不図示)によって調整さ
れる。
【0037】なお、本実施形態の欠陥検査修復装置21
にも、図1に示した欠陥検査修復装置1と同様に、電子
銃、二次電子検出器、画像形成部(いずれも不図示)お
よびCPU28からなる欠陥部検出手段が備えられてい
る。
【0038】次に、上記に説明した欠陥検査修復装置2
1の動作について説明する。
【0039】まず、第1の実施形態と同様に、欠陥部検
出手段を用いてウエハ22表面の欠陥部を検出し、欠陥
部31(図4参照)の位置座標情報をCPU28に備え
られたメモリ(不図示)に記憶させる。
【0040】次に、CPU28のメモリに記憶された欠
陥部31の位置座標情報に基づいてステージ駆動部24
を作動させ、ウエハ22の欠陥部31を上部電極25の
下方に移動させる。
【0041】図4は、図3に示したウエハを欠陥部が上
部電極の下方に移動された状態で示す断面図である。な
お、図4に示すウエハ22、シリコン基板22a、シリ
コン酸化膜22b、エッチング穴29、残膜30および
欠陥部31の各構成は、図2を参照して説明した通りで
あるので、詳しい説明は省略する。
【0042】欠陥部31が上部電極25の下方に移動さ
れたら、高周波電源26を作動させて上部電極25とス
テージ23とに高周波電圧を印加する。すると、上部電
極25とウエハ22表面との間にプラズマが生成され、
イオン、電子および中性粒子等が発生する。ここで、反
応性ガスをガスノズル27から欠陥部31に送気しつ
つ、イオン等を欠陥部31に入射させると、残膜30の
シリコンから揮発性生成物が生成され、残膜30が除去
される。以上により、欠陥部31のみに再度のエッチン
グが行われる。
【0043】このように、上部電極25の下方にウエハ
22の欠陥部31を移動させ、欠陥部31の残膜30を
除去する工程を繰り返し行うことにより、ウエハ22表
面の欠陥部31が修復される。
【0044】以上説明したように、本実施形態の欠陥検
査修復装置21によれば、第1の実施形態における欠陥
検査修復装置1と同様に、ウエハのロード、アンロード
に要する時間が短縮されるので、ウエハの修復を短時間
で行うことができる。また、上部電極25とステージ2
3とに高周波電源26が接続されてなる欠陥部修復手段
によって欠陥部のみが局部的に修復されるため、ウエハ
の生産性を大幅に向上させることができる。加えて、本
実施形態では残膜30のシリコンと反応性ガスとの反応
がプラズマによって活性化されるため、残膜30に一層
の厚みがある場合でも残膜30を除去することができ
る。
【0045】なお、上述した欠陥検査修復装置1,21
には、ウエハの表面全体に対してエッチングを行うため
のエッチング装置が備えられていてもよい。これによ
り、ウエハの表面全体に対するエッチング工程と、その
後のウエハ表面の検査工程およびエッチング不足による
の欠陥部の修復工程とを一つの装置で行うことができる
ので、ウエハの生産性を一段と向上させることができ
る。なお、欠陥検査修復装置1,21に備えられるエッ
チング装置には、図5および図6に示したようなプラズ
マ援用型のケミカルエッチング装置の他、反応性イオン
エッチング装置等の種々のエッチング装置を用いること
ができる。
【0046】また、上記に説明した欠陥部修復手段によ
ってウエハ表面全体のエッチングを行う構成としてもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置の欠陥検査修復方法は、エッチング工程で生じた、ウ
エハの被エッチング材料層のエッチング不足による欠陥
部を検出する検出ステップと、検出ステップで欠陥部を
検出したときに、被エッチング材料層の欠陥部のみを再
びエッチングして欠陥部を修復する修復ステップとを含
ので、ウエハのロード、アンロードに要する時間が短
縮されてウエハの修復が短時間で行われるとともに、欠
陥部のみが局部的に修復されるため、半導体装置が構成
されたウエハの生産性を大幅に向上させることができ
る。
【0048】また、本発明の半導体装置の欠陥検査修復
装置は、エッチング工程で生じた、ウエハの被エッチン
グ材料層のエッチング不足による欠陥部を検出するため
の欠陥部検出手段と、欠陥部検出手段で欠陥部を検出し
たときに、被エッチング材料層の欠陥部のみを再びエッ
チングして欠陥部を修復するための欠陥部修復手段とを
含むので、上記本発明の半導体装置の欠陥検査修復方法
を最適に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の欠陥検査修復装置の第1
の実施形態を示す全体構成図である。
【図2】図1に示したウエハを欠陥部が電子線の被照射
位置に移動された状態で示す断面図である。
【図3】本発明の半導体装置の欠陥検査修復装置の第2
の実施形態を示す全体構成図である。
【図4】図3に示したウエハを欠陥部が上部電極の下方
に移動された状態で示す断面図である。
【図5】従来の半導体装置のエッチング装置を示す斜視
図である。
【図6】図5に示したエッチング装置の断面図である。
【符号の説明】
1,21 欠陥検査修復装置 2,22 ウエハ 2a,22a シリコン基板 2b,22b シリコン酸化膜 3,23 ステージ 4,24 ステージ駆動部 5 電子銃 6 電子線 7 二次電子検出器 8 画像形成部 9,28 CPU 10,27 ガスノズル 11 ガス流量コントローラ 12,29 エッチング穴 13,30 残膜 14,31 欠陥部 25 上部電極 26 高周波電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−240796(JP,A) 特開 平5−190517(JP,A) 特開 平5−335395(JP,A) 特開 平1−278027(JP,A) 特開 昭58−85533(JP,A) 特開 昭63−33829(JP,A) 特開 平7−302826(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 H01L 21/66

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハの所定の領域をエッチングするエ
    ッチング工程を経て前記ウエハに構成された半導体装置
    の欠陥検査修復方法において、 前記エッチング工程で生じた、前記ウエハの被エッチン
    グ材料層のエッチング不足による欠陥部を検出する欠陥
    部検出ステップと、 前記欠陥部検出ステップで前記欠陥部を検出したとき
    に、前記被エッチング材料層の前記欠陥部のみを再びエ
    ッチングして前記欠陥部を修復する欠陥部修復ステップ
    とを含み、前記欠陥部検出ステップは、前記ウエハの表面に電子線
    を走査させ、前記ウエハの表面から放出される二次電子
    から前記ウエハ表面の二次電子像を得るステップと、前
    記二次電子像を解析して前記欠陥部を検出するステップ
    とを含み、 前記欠陥部修復ステップ、前記欠陥部に電子線を照射
    しつつ前記欠陥部に反応性ガスを送気するステップを含
    むことを特徴とする半導体装置の欠陥検査修復方法。
  2. 【請求項2】 ウエハの所定の領域をエッチングするエ
    ッチング工程を経て前記ウエハに構成された半導体装置
    の欠陥検査修復方法において、 前記エッチング工程で生じた、前記ウエハの被エッチン
    グ材料層のエッチング不足による欠陥部を検出する欠陥
    部検出ステップと、 前記欠陥部検出ステップで前記欠陥部を検出したとき
    に、前記被エッチング材料層の前記欠陥部のみを再びエ
    ッチングして前記欠陥部を修復する欠陥部修復ステップ
    とを含み、前記欠陥部検出ステップは、前記ウエハの表面に電子線
    を走査させ、前記ウエハの表面から放出される二次電子
    から前記ウエハ表面の二次電子像を得るステップと、前
    記二次電子像を解析して前記欠陥部を検出するステップ
    とを含み、 前記欠陥修復ステップは、前記欠陥部付近にプラズマを
    生成しつつ前記欠陥部に反応性ガスを送気するステップ
    を含むことを特徴とする半導体装置の欠陥検査修復方
    法。
  3. 【請求項3】 ウエハの所定の領域をエッチングするエ
    ッチング工程を経て前記ウエハに構成された半導体装置
    の欠陥検査修復装置において、 前記エッチング工程で生じた、前記ウエハの被エッチン
    グ材料層のエッチング不足による欠陥部を検出するため
    の欠陥部検出手段と、 前記欠陥部検出手段で前記欠陥部を検出したときに、前
    記被エッチング材料層の前記欠陥部のみを再びエッチン
    グして前記欠陥部を修復するための欠陥部修復手段とを
    含み、 前記欠陥部修復手段は、前記ウエハ表面の前記欠陥部の
    上方に配置された上方電極と、 前記ウエハを挟んで前記上方電極に対向配置された下方
    電極と、 前記上方電極と前記下方電極とに接続され、前記両電極
    に高周波電圧を印加するする高周波電源と、 前記欠陥部に反応性ガスを送気するガスノズルとを含む
    ことを特徴とする半導体装置の欠陥検査修復装置。
  4. 【請求項4】 前記欠陥部検出手段は、前記ウエハの表
    面に電子線を走査させる電子銃と、 前記電子線が照射された前記ウエハの表面から放出され
    る二次電子を検出する二次電子検出器と、 前記検出された二次電子の強度分布に基づいて前記ウエ
    ハ表面の二次電子像を形成する画像形成部と、 前記形成された二次電子像を解析して前記欠陥部を検出
    する画像解析部とを含む請求項に記載の半導体装置の
    欠陥検査修復装置。
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