JP3352852B2 - マルチメディアディスクレコーダ - Google Patents

マルチメディアディスクレコーダ

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JP3352852B2
JP3352852B2 JP19553195A JP19553195A JP3352852B2 JP 3352852 B2 JP3352852 B2 JP 3352852B2 JP 19553195 A JP19553195 A JP 19553195A JP 19553195 A JP19553195 A JP 19553195A JP 3352852 B2 JP3352852 B2 JP 3352852B2
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裕 宮部
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク/ハードデ
ィスク等に画像/音声等のマルチメディア情報を記録す
るマルチメディアディスクレコーダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の光ディスク/ハードディス
ク等に画像/音声のマルチメディア情報を記録するマル
チメディアディスクレコーダの構成を示すブロック図で
ある。
【0003】図7において、1はマルチメディアデータ
の書き込みと読み出しのデータインタフェース部(以
下、データI/F部という)、3はシステム制御用のC
PU、4はドライブ管理部、5はインタフェース部、6
はドライブ内部のインタフェース処理部、7はドライブ
制御用のCPU、8は信号処理部、9はドライブのサー
ボ制御部、10はメカニカル制御部、11はヘッド・メディ
ア部である。
【0004】図7に示すようにシステム制御用のCPU
3はデータI/F部1と、ドライブ管理部4とインタフ
ェース部5とに接続されている。また、インタフェース
処理部6はドライブ制御用のCPU7と信号処理部8に
接続され、ドライブ制御用のCPU7は信号処理部8,
サーボ制御部9,メカニカル制御部10と接続される。そ
して、サーボ制御部9は制御対象を経由して、またメカ
ニカル制御部10はメカニズムを経由して、それぞれヘッ
ド・メディア部11に間接接続(破線図示)されている。
【0005】図7に示す従来のデータ記録システム(コ
ンピュータ)であるマルチメディアディスクレコーダで
は、システム制御用のCPU3の書き込み命令に対し
て、ドライブ制御用のCPU7がデータの書き込みデー
タの検査(書き込みと検査処理)処理を行う。そのとき、
セクタ内部のエラー訂正符号の訂正能力に対して一定の
マージンをとった閾値以上のエラーが発生した場合、書
き込みの再試行(以下、リトライという)を繰り返す。
【0006】このリトライの結果、一定以上のエラーが
発生するときにはそのセクタを不良セクタとして登録し
て、代替セクタにデータを書き込む処理(交替処理)を行
う。この方法で書き込みデータの信頼性を確保してき
た。
【0007】また、リトライ処理を行うことにより、埃
等の付着に伴う一過性の不良に対しても無駄な交替処理
を行わずに書き込みデータの信頼性を確保してきた。
【0008】さらに、メディアを長期間使用した結果、
メディアの劣化が発生し、その結果、不良セクタが増加
し、前記交替処理を行うための代替セクタの領域(交替
領域)がメディア上に余裕がなくなったときに、データ
記録システムは警告を発行して、メディアの寿命に至っ
たとしてメディア交換等の措置を促している。
【0009】また、ヘッド等の埃等の付着に伴う書き込
み/再生信号のS/N低下によるデータの品質劣化およ
び、ヘッドの経時変化等によるドライブの不良の検出に
対する処理も、データ記録システムは従来のデータ書き
込みと検査処理とリトライおよび交替処理により行って
きた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のデータの書き込みと検査処理では、検査により1回転
以上の待ちが発生して、書き込み時の実質転送レートが
低下する。そこで、今後予想される画像/音声等の大容
量でかつ高速のデータの書き込みを行うアプリケーショ
ンに対して、本発明はデータ書き込み直後の検査を行わ
ない記録方式を採用し、データの書き込み時の実質転送
レートを確保し、かつ、データ記録システムは書き込み
データの信頼性を確保することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、第1の手段は、データの書き込み直後にお
いては書き込まれたデータの検査処理を実行しない記録
方式を用いて、システムがデータの書き込み処理直後か
ら次のデータ書き込みまでのインターバルに自動的に書
き込まれたデータの読み出し処理を実行して、ドライブ
からのデータエラーをモニタすることにより、ドライブ
ないしメディアの異常発生を検出して、システムが警告
メッセージを発行するマルチメディアディスクレコーダ
において、前記データの書き込みを、物理セクタとパリ
ティセクタからなるパリティブロックの途中の物理セク
タから行う場合に、物理セクタの途中から行う書き込み
の頻度に応じて、前記読み出し処理の実行の最適化を行
ことを特徴とする。
【0012】第2の手段は、データの書き込み直後にお
いては書き込まれたデータの検査処理を実行しない記録
方式を用いて、システムがメディアの利用時間の予測推
定を行い、その予測値を用いてドライブないしメディア
の異常を予測して、システムが警告メッセージを発行す
るマルチメディアディスクレコーダにおいて、メディア
の書き換え回数をカウントし、そのカウント値を用い
て、前記メディアの利用時間の予測推定を行い、前記メ
ディアの一定領域へのデータの重ね書き時のシーク回数
を書き換え回数のカウントとして用いて、物理セクタと
パリティセクタからなるパリティブロックの内部に、前
記書き換え回数をカウントしていたカウント値をセーブ
し、そのカウント値が一定値以上に達したら、そのパリ
ティブロックを読み出し専用とすることを特徴とする。
【0013】第3の手段は、データの書き込み直後にお
いては書き込まれたデータの検査処理を実行しない記録
方式を用いて、システムがデータの書き込み処理直後か
ら次のデータ書き込みまでのインターバルに自動的に書
き込みされたデータの読み出しサイクルを挿入して、ド
ライブからのデータエラーのモニタを行い、さらにメデ
ィアの利用時間の予測推定を行い、その予測値とドライ
ブからのデータエラー情報から、ドライブないしメディ
アの異常を検出,予測して、システムが警告メッセージ
を発行するマルチメディアディスクレコーダにおいて、
前記システムが前記読み出しサイクルで検出されたドラ
イブのデータエラーから前記メディアの利用時間に伴う
データ品質の劣化状況を判断し、前記劣化状況と利用時
間の予測値から、前記メディアの劣化要因を分離して処
理することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の第1の手段によれば、連続書き込み処
理直後から次の書き込みまでのインターバルに、自動的
に書き込まれたデータの読み出し処理が実行される機能
が実装してあるので、この自動読み出し処理により、読
み出しデータのデータ品質を評価し、評価結果から、ヘ
ッドメディア等に付着した埃等によるデータの品質の劣
化か、メディアの経年変化によるデータ品質の劣化か、
ドライブの不良かを分離して、システムは警告を発行
し、ヘッドメディアのクリーニングやメディア交換等の
措置を促すことができる。
【0015】このようにシステムが一定間隔で読み出し
処理を自動的に実行するため、ドライブおよびメディア
での経時変化に伴うエラーが致命不良に至る以前での検
出も可能になる。
【0016】本発明の第2の手段によれば、メディアの
利用時間を予測推定する機能が実装してあるので、装置
の利用環境,利用条件等に適応したメディアの利用時間
の推奨値などを、外部から設定して、同一メディアを用
いて利用した時間がその推奨値に近づいたら、システム
は警告を発行し、メディア交換等の措置を促すことがで
きる。
【0017】このようにシステムがメディアの利用時間
を予測推定する機能を持つため、装置の利用環境,利用
条件等に適応したメディアの推奨利用時間内での利用が
できて、メディアエラー等の致命不良発生以前でメディ
ア交換等の措置を促すことができる。
【0018】本発明の第3の手段によれば、連続書き込
み処理直後から次の書き込みまでのインターバルに自動
的に書き込まれたデータの読み出し処理を行う機能と、
メディアの利用時間を予測推定する機能が合わせて実装
されているので、自動読み出し処理の結果、データ品質
を評価し、メディアの利用時間を予測して、長時間の利
用によるメディアの劣化と一過性のデータ品質の劣化を
分別して、システムは警告を発行し、ヘッドメディアの
クリーニングやメディア交換等の措置を促すことができ
る。
【0019】このようにシステムが一定間隔での自動読
み出し処理とメディアの利用時間の推定機能を合わせ持
つため、エラーの発生した物理セクタの変化をモニタし
つつ、利用時間との関係から一過性のエラーか、長時間
利用により発生したエラーかを分離でき、警告を発行す
ることが可能になり、メディアの交換等の必要な措置が
取れる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を説明するため
の参考例におけるマルチメディアディスクレコーダの構
成を示す図である。
【0021】図1において、前記従来例の図7と同一機
能ブロックには同じ符号を付し、その説明を省略する。
ここで、2はマルチメディアデータをドライブ内部に展
開するためのデータセクタ生成部であり、入力側はデー
タI/F部1と、出力側はインタフェース部5と、それ
ぞれ接続される。また、システム制御用のCPU3はデ
ータI/F部1とデータセクタ生成部2とドライブ管理
部4とインタフェース部5とにそれぞれ接続されてい
る。
【0022】次に本参考例の動作について説明する。参
考例において、ドライブ内部に記録するマルチメディア
データがデータI/F部1を経由して入力されると、シ
ステム制御用のCPU3はデータセクタ生成部2に所定
のフォーマットに従ったデータセクタ構造を作成する。
【0023】図2はそのデータセクタ構造の一例を示
す。この例では0〜24までの物理セクタであるデータ用
セクタ(DS)に1つのパリティセクタ(PS)を付加した
例である。ここで、マルチゾーン構造のメディアにおい
ては、各ゾーンの1トラックに1個以上のパリティセク
タ(PS)を形成されるようにデータ用セクタ(DS)とパ
リティセクタ(PS)の関係を定める。
【0024】データセクタ生成部2でのデータセクタ構
造の作成が終了すると、システム制御用のCPU3はイ
ンタフェース部5を経由してドライブに書き込みの命令
を送出すると同時にデータの転送を開始させる。ドライ
ブ制御用のCPU7はインタフェース処理部6から、シ
ステム制御用のCPU3からの書き込み命令を受け取る
と、信号処理部8,サーボ制御部9とのメカニカル制御
部10に所定の制御信号を発行し書き込み処理に入る。
【0025】信号処理部8はドライブ規定のエラー訂正
符号を付加して、記録用のデータ変調を行ってヘッド・
メディア部11にデータを送出して書き込みを行う。この
ときに、書き込まれたデータの検査処理を行わない。
【0026】このようにして書き込まれたデータを読み
出すときの動作に関して説明する。システム制御用のC
PU3が読み出しを行うときはインタフェース部5を経
由してデータの読み出し命令を発行する。ドライブ制御
用のCPU7はインタフェース処理部6の経由で、シス
テム制御用のCPU3からの読み出し命令を受け取る
と、信号処理部8,サーボ制御部9,メカニカル制御部
10に所定の制御信号を発行し読み出し処理に入る。信号
処理部8はヘッド・メディア部11にデータを読み出し、
記録用に変換されたデータ列を復調し、データ品質を記
録時に付加したエラー訂正符号を用いて検証を行う。
【0027】訂正能力以上のエラーが発生したときは、
エラー発生の物理セクタをインタフェース部5経由でシ
ステム制御用のCPU3へ報告する。このシステム制御
用のCPU3ではエラー訂正符号の訂正不能のセクタ以
外を読み出して、データセクタ生成部2でのパリティセ
クタ(PS)のデータより不良セクタのデータを復活させ
る。図2のデータセクタ構造のときは0〜25の物理セク
タのうち1つの物理セクタが不良であってもデータの復
活はできる。このとき、ドライブ管理部4ではドライブ
内部のエラー訂正符号での訂正不能を検出し、かつ、パ
リティでの訂正を検出することにより、メディアの寿命
に到達したと判断し、システムが警告を発行し、メディ
ア交換等の措置を要求する。
【0028】このように、前記参考例によれば、システ
ム制御用のCPU3は、ドライブ内部のエラー訂正符号
による訂正不能が、ドライブ内部の信号処理部8で起こ
り、インタフェース部5を経由して確認されると、デー
タセクタ生成部2でパリティを用いてデータの復活がで
きるため、データの信頼性が確保できる。前記参考例に
よれば、ドライブ管理部4がメディア寿命に到達したと
判断し、警告を発行し、メディアの交換措置を取ること
を促すことが可能である。
【0029】図2ではパリティブロックを、データ用の
物理セクタの25セクタに対して、パリティセクタ(PS)
を1セクタ割り当てている。この構成では26セクタの物
理セクタのうち1セクタのセクタエラーまでデータのリ
カバーが可能である。幾つのデータ用の物理セクタに対
してパリティセクタ(PS)を幾つ割り当てることによ
り、訂正能力は向上するが、その結果、冗長度が上が
り、要求される記憶容量の確保ができなくなる。
【0030】また、隣接トラックに跨る傷,埃に対して
のエラー訂正能力を向上させるため、パリティブロック
の物理セクタの数はトラックあたりの物理セクタ数以下
にする。このように設定することにより、パリティブロ
ックは複数トラックには跨らないため、トラック間に跨
る傷等によるエラーは異なるパリティブロックで処理さ
れるので、エラー訂正される確率が高くなる。
【0031】ドライブによっては、内周と外周での線速
度の違いを利用して、ゾーンに分割して、記録容量を拡
大しているシステムがある。このときは、外周側のトラ
ックあたりの物理セクタ数は、内周側のトラックあたり
の物理セクタ数より多くなる。このため、1トラックに
必ずパリティブロックが収まるためには内周側の一番少
ない値を選択しなければならない。その結果、外周で
は、1トラックに複数のパリティブロックが収まり、冗
長度が上がる。そこで、マルチゾーンのときは、そのゾ
ーン毎にパリティブロックの数を変更することにより、
データの記憶領域を確保する。
【0032】図3は本発明の第1の実施例におけるマル
チメディアディスクレコーダの構成を示すブロック図で
ある。
【0033】図3において、前記参考例の図1と同じ機
能ブロックには同じ符号を付し、その説明を省略する。
ここで、12は読み出し(READ)サイクル発生部であ
り、システム制御用のCPU3に接続されている。
【0034】次に第1の実施例の動作について説明す
る。第1の実施例において、参考例と同様に、ドライブ
内部に記録するマルチメディアデータがデータI/F部
1を経由して入力されると、システム制御用のCPU3
はデータセクタ生成部2に所定のフォーマットに従った
データセクタ構造を作成する。データセクタ構造の作成
が終了すると、システム制御用のCPU3はインタフェ
ース部5を経由してドライブに書き込みの命令を送出す
ると同時にデータの転送を開始させる。参考例の場合に
は、読み出し時にデータの品質を確認するため、読み出
し機会の少ないシステムのときには、メディアの寿命到
達時の検出をミスする可能性がある。そこで第1の実施
例ではREADサイクル生成部12を設けることにより、
データの書き込み処理のインターバルに読み出しサイク
ルを上位のアプリケーションからは意識せずに挿入す
る。
【0035】第1の実施例の具体例を次に示す。第1の
方法としては、メディア内部のシステム管理領域を書き
込むときに必ずデータの書き込みと検査処理を実行す
る。外部からのデータをメディアに書き込むときに、そ
のデータを再度読み出すため、システムが管理するデー
タを書き込む。この領域はメディア内部に定義され、シ
ステム管理領域と呼ばれる。アプリケーションがデータ
を書き続けると、必ずシステム管理領域は最新の情報に
アップデートされる。そのタイミングは、上位のアプリ
ケーションからは意識されずに実行される。
【0036】第2の方法としては、アプリケーションが
データの連続書き込みを行い、再び、書き込み開始ポイ
ントからデータの書き込みを行うときにシークが発生す
る。このシークを行うときに、任意ないし指定した物理
セクタの読み出し処理を行う。特にメディアの外周から
内周へデータの書き込みを行うときには、メディアの外
周は内周と比較して、データ転送速度が速いため、内周
から外周へのシーク時間と、READサイクル処理の時
間に、アプリケーションから転送されたデータはドライ
ブ内部のバッファ領域に一時セーブし、外周にシーク後
バッファ領域のデータは暫時メディアに転送される。こ
の方法であると、データ転送が極端に遅くなることな
く、メディアの読み出しサイクルが挿入される。
【0037】第3の方法としては、メディアのデータ書
き込みをパリティブロックの途中から始める方法であ
る。図2のデータセクタ構造で説明する。物理セクタ番
号25のパリティセクタ(PS)は物理セクタ番号0〜24の
データ用セクタ(DS)のデータから生成される。即ち、
パリティセクタを生成するための一塊のブロックをパリ
ティブロックとすると、そのパリティブロックの途中、
例えば物理セクタ番号4からデータを書き始めるには、
書き換えを行わない物理セクタ番号0〜3までのデータ
を読み出して、パリティデータを再生成する必要があ
る。その結果、上位層から書き込み処理を意識すること
なく読み出しサイクルを挿入できる。パリティブロック
の途中から常に書き換えると、読み出しサイクルのた
め、実質転送レートが低下する危険がある。そこで、こ
の発生周期ないし、頻度を設定可能にして、アプリケー
ションに応じて、最適な読み出しサイクルの挿入を行
う。
【0038】上記3つの例のように実装された読み出し
サイクルで、データの品質はドライブ内部のエラー訂正
符号にて確認される。ドライブ管理部4では、インタフ
ェース部5を経由して、ドライブのエラー訂正符号によ
り検証されたデータ品質をモニタする。ドライブ管理部
4は、品質の劣化が確認されたら、ヘッドないしメディ
アの異常が発生し始めているとして警告を発行する。し
かも、この警告は、セクタエラー等の致命的なエラーが
発生する段階でも発行できる。その結果、致命的なエラ
ーが発生する以前に、メディアの交換などの処置が可能
になり、書き込みデータの信頼性を確保できる。
【0039】図4は本発明の第2の実施例におけるマル
チメディアディスクレコーダの構成を示すブロック図で
ある。
【0040】図4において、前記参考例及び第1の実施
例と同じ機能ブロックには同じ符号を付し、その説明を
省略する。ここで、13はメディア利用時間推定部であ
り、システム制御用のCPU3と接続されている。
【0041】次に第2の実施例の動作について説明す
る。第2の実施例において、参考例及び第1の実施例と
同様に、ドライブ内部に記録するマルチメディアデータ
がデータI/F部1を経由して入力されると、システム
制御用のCPU3はデータセクタ生成部2に所定のフォ
ーマットに従ったデータセクタ構造を作成する。前述し
た第1の実施例では、上位層から意識されないとはい
え、読み出しサイクルが挿入される。その結果、実質転
送レートの低下が起こるのは否めない。アプリケーショ
ンに応じては、この実質転送レートの低下も許容されな
いこともある。そこで、第2の実施例では、メディアの
利用時間推定部13を設けることにより、メディアの利用
時間を推定し、一定時間以上利用したメディアに対して
システムはメディア交換を促す警告メッセージを発行す
る。
【0042】第2の実施例の具体例を次に示す。第1の
方法としては、メディアを利用開始するときに実行され
るメディアの初期化において、メディア内部に初期化時
間を書き込む。この初期化時間と現在時刻からメディア
の利用時間を推定する。
【0043】第2の方法としては、初期化時間とは別に
利用開始時間ないし書き込み開始時間をメディア内部に
記録する。この利用開始時間は、実際にデータの書き込
みないし読み出しが起こったときにメディア内部に書き
込む。この方法であると、メディアを一旦、大量に初期
化しておき、1枚ずつ使用するときにも対応できる。そ
の結果、第1の方法以上に利用時間の推定精度が向上す
る。
【0044】第3の方法としては、パリティブロック単
位で書き込み回数をカウントアップするセクタを専用に
用意する。図5にそのときのデータセクタ構造の実施例
を示す。図5において物理セクタ番号24がパリティセク
タブロック書き込みカウントセクタ(PBS)であり、そ
の他は前記図2と同じである。
【0045】特に、マルチメディアデータをディスクの
一定領域に連続して書き込むときに、その領域が一杯に
なると、再度、同じ領域に重ね書きを行う。このとき、
ドライブはヘッドシークが発生する。そのヘッドシーク
の回数を書き換えを行ったパリティブロック内部の専用
セクタに書き込む。ドライブ管理部4はこのパリティブ
ロック内部の専用セクタの書き換えカウント値を読み出
し、利用時間を推定する。
【0046】上記3つの方法で実装された利用時間の推
定機能を用いることにより、長時間、特に書き込み専用
で運用されるマルチメディアディスクレコーダにおい
て、装置の利用環境,利用条件などに適応したメディア
の利用時間が推奨値に達する以前に、メディアの交換を
促すメッセージをドライブ管理部4が発行する。その結
果、メディアの劣化による致命不良発生以前にメディア
交換等の処置ができ、書き込みデータの信頼性を確保で
きるシステムが構成できる。
【0047】図6は本発明の第3の実施例におけるマル
チメディアディスクレコーダの構成を示すブロック図で
ある。
【0048】図6において、前記参考例及び第1,第2
の実施例と同じ機能ブロックには同じ符号を付し、その
説明を省略する。ここで、14は物理セクタ管理テーブル
であり、メディア利用時間推定部13を介してシステム制
御用のCPU3と接続されている。この物理セクタ管理
テーブル14は、メディアの物理セクタの状態を管理する
機能を持つ。すなわち、本実施例は、図1の基本構成に
図3のREADサイクル発生部12、図4のメディア利用
時間推定部13および図6に示すところの物理セクタ管理
テーブル14を装備したものである。
【0049】次に第3の実施例の動作について説明す
る。第3の実施例において、参考例及び第1,第2の実
施例と同様に、ドライブ内部に記録するマルチメディア
データがデータI/F部1を経由して入力されると、シ
ステム制御用のCPU3はデータセクタ生成部2に所定
のフォーマットに従ったデータセクタ構造を作成する。
前記第1の実施例と同様にREADサイクル発生部12に
よって、データの書き込み処理のインターバルに読み出
しサイクルを上位のアプリケーションからは意識するこ
となく挿入する。そして、前記第2の実施例と同様に、
メディア利用時間推定部13によって、メディアの利用時
間を推定する。第3の実施例では、READサイクル発
生部12により実行される読み出し処理の結果、ドライブ
よりデータの品質状況が報告されて、セクタ内部のエラ
ー状況が把握できる。ドライブ管理部4は上記のデータ
品質状況と、メディア利用時間推定部13から利用時間予
測値を受け取り、メディアの利用時間に伴うデータの品
質の状況をモニタしその結果を物理セクタ管理テーブル
14に登録し、管理する。そしてその変化をトレースする
ことが可能となる。その結果、ドライブ管理部4は、デ
ータ品質の劣化が長時間の利用によるメディアの劣化に
よるものか、外部振動等によるバースト的な要因かなど
を分離して、メディア交換等が必要な状況に至っている
か否かの判断をする。その結果、メディアの劣化による
致命的な不良発生以前にメディア交換等の処置ができ、
書き込みデータの信頼性を確保できるシステムが構成で
きる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、書き込み
サイクルのインターバルに、上位層から意識せずに読み
出しサイクルを挿入することにより、連続に書き込みを
行うアプリケーションにおいても、メディアの劣化状況
が把握できる。その結果、セクタ不良などの致命的な不
良に達する前に、システムは警告を発行することがで
き、メディア交換等の必要な措置を促して、書き込みデ
ータの信頼性を確保できるシステムを構成できる。
【0051】また、利用時間推定機能を持つことによ
り、自動読み出しサイクルも入れられない書き込み優先
のシステムにおいてもメディアの利用時間を推定でき
る。その結果、メディアの推奨利用時間に近づくと、シ
ステムは警告のメッセージを発行することができ、メデ
ィア交換等の必要な処置を促して、書き込みデータの信
頼性を確保できるシステムを構成できる。
【0052】さらに、自動読み出しサイクルと、利用時
間推定機能を持つことにより、データ品質の劣化が、外
部振動等によるバースト的な要因によるものか、メディ
ア劣化によるものかの分離ができる。その結果、システ
ムは警告を発行することができ、メディア交換等の必要
な処置を促して、書き込みデータの信頼性を確保できる
システムを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための参考例
におけるマルチメディアディスクレコーダの構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1のデータセクタ生成部が生成するパリティ
ブロックの一例図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるマルチメディア
ディスクレコーダの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるマルチメディア
ディスクレコーダの構成を示すブロック図である。
【図5】図4のデータセクタ生成部が生成するパリティ
ブロック書き込みカウントセクタを有するパリティブロ
ックの一例図である。
【図6】本発明の第3の実施例におけるマルチメディア
ディスクレコーダの構成を示すブロック図である。
【図7】従来のマルチメディアディスクレコーダの構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…データインタフェース(I/F)部、 2…データセ
クタ生成部、 3…システム制御用のCPU、 4…ド
ライブ管理部、 5…インタフェース部、 6…インタ
フェース処理部、 7…ドライブ制御用のCPU、 8
…信号処理部、9…サーボ制御部、 10…メカニカル制
御部、 11…ヘッド・メディア部、 12…READサイ
クル発生部、 13…メディア利用時間推定部、 14…物
理セクタ管理テーブル。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの書き込み直後においては書き込
    まれたデータの検査処理を実行しない記録方式を用い
    て、システムがデータの書き込み処理直後から次のデー
    タ書き込みまでのインターバルに自動的に書き込まれた
    データの読み出し処理を実行して、ドライブからのデー
    タエラーをモニタすることにより、ドライブないしメデ
    ィアの異常発生を検出して、システムが警告メッセージ
    を発行するマルチメディアディスクレコーダにおいて、 前記データの書き込みを、物理セクタとパリティセクタ
    からなるパリティブロックの途中の物理セクタから行う
    場合に、物理セクタの途中から行う書き込みの頻度に応
    じて、前記読み出し処理の実行の最適化を行う ことを特
    徴とするマルチメディアディスクレコーダ。
  2. 【請求項2】 データの書き込みを、前記パリティブロ
    ックのうちのどのパリティブロックの途中の物理セクタ
    から行うかを、外部から任意選択することを特徴とする
    請求項1記載のマルチメディアディスクレコーダ。
  3. 【請求項3】 ータの書き込みを実行するときに、一
    定周期で、前記パリティブロックの途中の物理セクタか
    ら行うことを特徴とする請求項1記載のマルチメディア
    ディスクレコーダ。
  4. 【請求項4】 データの書き込みを実行するときに、外
    部から設定された任意周期で、前記パリティブロックの
    途中の物理セクタから行うことを特徴とする請求項1記
    載のマルチメディアディスクレコーダ。
  5. 【請求項5】 データの書き込みを、前記パリティブロ
    ックのうちどのパリティブロックの途中の物理セクタ
    ら行うかを、乱数を用いることで決定することを特徴と
    する請求項記載のマルチメディアディスクレコーダ。
  6. 【請求項6】 データの書き込み直後においては書き込
    まれたデータの検査処理を実行しない記録方式を用い
    て、システムがメディアの利用時間の予測推定を行い、
    その予測値を用いてドライブないしメディアの異常を予
    測して、システムが警告メッセージを発行するマルチメ
    ディアディスクレコーダにおいて、 メディアの書き換え回数をカウントし、そのカウント値
    を用いて、前記メディアの利用時間の予測推定を行い、
    前記メディアの一定領域へのデータの重ね書き 時のシー
    ク回数を書き換え回数のカウントとして用いて、 物理セ
    クタとパリティセクタからなるパリティブロックの内部
    に、前記書き換え回数をカウントしていたカウント値を
    セーブし、そのカウント値が一定値以上に達したら、そ
    のパリティブロックを読み出し専用とすることを特徴と
    るマルチメディアディスクレコーダ。
  7. 【請求項7】 データの書き込み直後においては書き込
    まれたデータの検査処理を実行しない記録方式を用い
    て、システムがデータの書き込み処理直後から次のデー
    タ書き込みまでのインターバルに自動的に読み出しサイ
    クルを挿入して、ドライブからのデータエラーのモニタ
    を行い、さらにメディアの利用時間の予測推定を行い、
    その予測値とドライブからのデータエラー情報から、ド
    ライブないしメディアの異常を検出,予測して、システ
    ムが警告メッセージを発行するマルチメディアディスク
    レコーダにおいて、 前記システムが前記読み出しサイクルで検出されたドラ
    イブのデータエラーから前記メディアの利用時間に伴う
    データ品質の劣化状況を判断し、前記劣化状況と利用時
    間の予測値から、前記メディアの劣化要因を分離して処
    理する ことを特徴とするマルチメディアディスクレコー
    ダ。
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