JP3351039B2 - 情報処理装置および方法 - Google Patents
情報処理装置および方法Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ペンなどを用
いて筆跡を入力する場合に用いて好適な情報処理装置お
よび方法に関する。
いて筆跡を入力する場合に用いて好適な情報処理装置お
よび方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図８は、従来の形状入力装置の一例の構
成を示すブロック図である。ペンなどにより入力された
文字の筆跡は、筆跡検出部１により、始点と終点とを結
ぶ点列からなる曲線または折れ線の集まりとして検出さ
れ、前記点列の各点のｘｙ座標値、即ち、筆跡情報が筆
跡認識部２へ送出される。筆跡認識部２は、前記筆跡検
出部１より送られてきた前記筆跡情報を文字として認識
し、前記筆跡情報に対応する文字コードを情報記憶部３
に送出する。
成を示すブロック図である。ペンなどにより入力された
文字の筆跡は、筆跡検出部１により、始点と終点とを結
ぶ点列からなる曲線または折れ線の集まりとして検出さ
れ、前記点列の各点のｘｙ座標値、即ち、筆跡情報が筆
跡認識部２へ送出される。筆跡認識部２は、前記筆跡検
出部１より送られてきた前記筆跡情報を文字として認識
し、前記筆跡情報に対応する文字コードを情報記憶部３
に送出する。
【０００３】ここで、前記筆跡認識部２が、前記筆跡情
報を認識できなかったとき、前記筆跡認識部２は、筆跡
登録部４を起動する。前記筆跡認識部２により起動され
た前記筆跡登録部４は、使用者により入力された、前記
筆跡情報に対応する文字コードを筆跡認識部２へ送る。
筆跡認識部２は、前記筆跡登録部４から送られてきた文
字コードと前記筆跡情報に基づいて、前記筆跡認識部２
の認識辞書の変更、追加を行う。即ち、前記認識辞書
は、筆跡情報と文字コードとが対応づけられた構造にな
っており、前記筆跡認識部２は前記認識辞書の筆跡情報
と文字コードを変更、追加する。
報を認識できなかったとき、前記筆跡認識部２は、筆跡
登録部４を起動する。前記筆跡認識部２により起動され
た前記筆跡登録部４は、使用者により入力された、前記
筆跡情報に対応する文字コードを筆跡認識部２へ送る。
筆跡認識部２は、前記筆跡登録部４から送られてきた文
字コードと前記筆跡情報に基づいて、前記筆跡認識部２
の認識辞書の変更、追加を行う。即ち、前記認識辞書
は、筆跡情報と文字コードとが対応づけられた構造にな
っており、前記筆跡認識部２は前記認識辞書の筆跡情報
と文字コードを変更、追加する。
【０００４】情報記憶部３は、前記筆跡認識部２から送
られてきた文字コードを記憶する。
られてきた文字コードを記憶する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の形
状入力装置においては、筆跡が入力されると、筆跡検出
部１により筆跡情報が検出され、前記筆跡情報が筆跡認
識部２へ送られる。前記筆跡情報が前記筆跡認識部２へ
送られると、前記筆跡認識部２は前記筆跡情報の認識処
理を開始し、前記筆跡情報に対応する文字コードを情報
記憶部３へ送出する。前記筆跡認識部２による認識処理
が終了すると、筆跡入力作業が再開される。
状入力装置においては、筆跡が入力されると、筆跡検出
部１により筆跡情報が検出され、前記筆跡情報が筆跡認
識部２へ送られる。前記筆跡情報が前記筆跡認識部２へ
送られると、前記筆跡認識部２は前記筆跡情報の認識処
理を開始し、前記筆跡情報に対応する文字コードを情報
記憶部３へ送出する。前記筆跡認識部２による認識処理
が終了すると、筆跡入力作業が再開される。
【０００６】このように、前記筆跡認識部２による前記
筆跡情報の認識処理が行われている間、前記筆跡入力作
業が中断される。また、前記筆跡認識部２による認識に
は、内蔵するＣＰＵによる多くのデータ処理を必要とす
るため、前記認識処理が終わるまでの待ち時間が長く、
筆跡入力作業が円滑に行われないという課題があった。
筆跡情報の認識処理が行われている間、前記筆跡入力作
業が中断される。また、前記筆跡認識部２による認識に
は、内蔵するＣＰＵによる多くのデータ処理を必要とす
るため、前記認識処理が終わるまでの待ち時間が長く、
筆跡入力作業が円滑に行われないという課題があった。
【０００７】また、筆跡が入力されている最中に未登録
筆跡（前記筆跡認識部２の認識辞書に登録されていない
筆跡）が入力された場合には、前記筆跡認識部２は前記
未登録筆跡を認識できないため、筆跡登録部４を起動す
る。その結果、筆跡登録部４による筆跡登録処理が行わ
れるため、このことからも、筆跡の入力作業が中断され
るという課題があった。
筆跡（前記筆跡認識部２の認識辞書に登録されていない
筆跡）が入力された場合には、前記筆跡認識部２は前記
未登録筆跡を認識できないため、筆跡登録部４を起動す
る。その結果、筆跡登録部４による筆跡登録処理が行わ
れるため、このことからも、筆跡の入力作業が中断され
るという課題があった。
【０００８】さらに、前記情報記憶部３は、筆跡認識部
２により認識された筆跡情報に対応する文字コードだけ
を記憶し、前記筆跡情報を記憶しないため、前記筆跡認
識部２による認識処理後、前記筆跡情報の前後の筆跡情
報や前後の文脈を利用した、より正確な認識処理を繰り
返し（遡って）行うことができないという課題があっ
た。
２により認識された筆跡情報に対応する文字コードだけ
を記憶し、前記筆跡情報を記憶しないため、前記筆跡認
識部２による認識処理後、前記筆跡情報の前後の筆跡情
報や前後の文脈を利用した、より正確な認識処理を繰り
返し（遡って）行うことができないという課題があっ
た。
【０００９】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、筆跡入力作業を円滑に行うことができ、か
つ、より正確な認識処理を行うことができるようにする
ものである。
ものであり、筆跡入力作業を円滑に行うことができ、か
つ、より正確な認識処理を行うことができるようにする
ものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、入力された筆跡から筆跡情報を検出する筆跡検出手
段と、筆跡検出手段により検出された筆跡情報を記憶す
る筆跡情報記憶手段と、筆跡情報記憶手段により記憶さ
れた筆跡情報を取り出し、文字または図形として認識す
る筆跡認識手段と、筆跡認識手段により認識された認識
候補を筆跡情報と共に記憶する認識候補記憶手段と、認
識候補記憶手段により記憶された前記認識候補を取り出
し、前後の文脈から認識候補を選定する認識候補選定手
段とを備えることを特徴とする。
は、入力された筆跡から筆跡情報を検出する筆跡検出手
段と、筆跡検出手段により検出された筆跡情報を記憶す
る筆跡情報記憶手段と、筆跡情報記憶手段により記憶さ
れた筆跡情報を取り出し、文字または図形として認識す
る筆跡認識手段と、筆跡認識手段により認識された認識
候補を筆跡情報と共に記憶する認識候補記憶手段と、認
識候補記憶手段により記憶された前記認識候補を取り出
し、前後の文脈から認識候補を選定する認識候補選定手
段とを備えることを特徴とする。
【００１１】本発明の情報処理装置は、入力された未登
録筆跡を登録する筆跡登録手段をさらに備え、未登録筆
跡が入力された場合、筆跡認識手段は、筆跡入力完了後
に筆跡情報記憶手段から筆跡情報を取り出し筆跡登録手
段に登録することができる。本発明の情報処理方法は、
入力された筆跡から筆跡情報を検出する筆跡検出ステッ
プと、筆跡検出ステップの処理により検出された前記筆
跡情報を記憶する筆跡情報記憶ステップと、筆跡情報記
憶ステップの処理により記憶された筆跡情報を取り出
し、文字または図形として認識する筆跡認識ステップ
と、筆跡認識ステップの処理により認識された認識候補
を筆跡情報と共に記憶する認識候補記憶ステップと、認
識候補記憶ステップの処理により記憶された認識候補を
取り出し、前後の文脈から認識候補を選定する認識候補
選定ステップとを含むことを特徴とする。
録筆跡を登録する筆跡登録手段をさらに備え、未登録筆
跡が入力された場合、筆跡認識手段は、筆跡入力完了後
に筆跡情報記憶手段から筆跡情報を取り出し筆跡登録手
段に登録することができる。本発明の情報処理方法は、
入力された筆跡から筆跡情報を検出する筆跡検出ステッ
プと、筆跡検出ステップの処理により検出された前記筆
跡情報を記憶する筆跡情報記憶ステップと、筆跡情報記
憶ステップの処理により記憶された筆跡情報を取り出
し、文字または図形として認識する筆跡認識ステップ
と、筆跡認識ステップの処理により認識された認識候補
を筆跡情報と共に記憶する認識候補記憶ステップと、認
識候補記憶ステップの処理により記憶された認識候補を
取り出し、前後の文脈から認識候補を選定する認識候補
選定ステップとを含むことを特徴とする。
【００１２】
【作用】本発明の情報処理装置および方法においては、
検出された筆跡情報は、そのまま記憶される。これによ
り、記憶されている筆跡情報を取り出すことで、前記筆
跡情報に対する認識処理または登録処理が、筆跡入力
後、繰り返し行える。
検出された筆跡情報は、そのまま記憶される。これによ
り、記憶されている筆跡情報を取り出すことで、前記筆
跡情報に対する認識処理または登録処理が、筆跡入力
後、繰り返し行える。
【００１３】従って、筆跡入力作業中に、前記筆跡入力
作業を中断して、筆跡認識処理を行う必要がなくなるた
め、前記筆跡入力作業が円滑に行われる。
作業を中断して、筆跡認識処理を行う必要がなくなるた
め、前記筆跡入力作業が円滑に行われる。
【００１４】また、筆跡入力作業中に未登録筆跡が入力
された場合でも、直ちに筆跡登録処理を行う必要がなく
なるため、筆跡入力作業が中断されることがなくなる。
された場合でも、直ちに筆跡登録処理を行う必要がなく
なるため、筆跡入力作業が中断されることがなくなる。
【００１５】さらに、記憶されている筆跡情報に対する
認識処理を繰り返し行うことができ、認識精度を向上さ
せることができる。
認識処理を繰り返し行うことができ、認識精度を向上さ
せることができる。
【００１６】
【実施例】図１は、本発明の情報処理装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【００１７】情報処理装置は、筆跡を検出する筆跡検出
部１と、前記筆跡検出部１により検出された筆跡情報
（ｘｙ座標値からなる、例えばデータ長が１００バイト
のデータ）を記憶する筆跡情報記憶部１１と、前記筆跡
情報記憶部１１に記憶されている筆跡情報を認識する筆
跡認識部１２と、前記筆跡認識部１２が１つの筆跡情報
に対して、複数の認識結果（認識候補）を前記認識候補
が正解である確率を示す優先度を付加して導出した場合
に、前記認識候補の中から１つの候補を選定する認識候
補選定部１３と、入力された未登録筆跡（前記筆跡認識
部１２の認識辞書に登録されていない筆跡）に対応する
文字コードを登録する筆跡登録部１４により構成され
る。
部１と、前記筆跡検出部１により検出された筆跡情報
（ｘｙ座標値からなる、例えばデータ長が１００バイト
のデータ）を記憶する筆跡情報記憶部１１と、前記筆跡
情報記憶部１１に記憶されている筆跡情報を認識する筆
跡認識部１２と、前記筆跡認識部１２が１つの筆跡情報
に対して、複数の認識結果（認識候補）を前記認識候補
が正解である確率を示す優先度を付加して導出した場合
に、前記認識候補の中から１つの候補を選定する認識候
補選定部１３と、入力された未登録筆跡（前記筆跡認識
部１２の認識辞書に登録されていない筆跡）に対応する
文字コードを登録する筆跡登録部１４により構成され
る。
【００１８】図２は、図１に示した情報処理装置のハー
ドウェア構成を示すブロック図である。
ドウェア構成を示すブロック図である。
【００１９】筆跡検出部１は、例えば、文字や図形など
の所定の形状を描くためのペン２２と、ペン２２により
描かれた文字や図形の筆跡を電気信号に変換するタブレ
ット２３と、前記ペン２２並びにタブレット２３を制御
するタブレットドライバ２４とからなり、筆跡情報記憶
部１１は、例えば、光磁気ディスク（ＭＤ）２５からな
る。
の所定の形状を描くためのペン２２と、ペン２２により
描かれた文字や図形の筆跡を電気信号に変換するタブレ
ット２３と、前記ペン２２並びにタブレット２３を制御
するタブレットドライバ２４とからなり、筆跡情報記憶
部１１は、例えば、光磁気ディスク（ＭＤ）２５からな
る。
【００２０】また、筆跡認識部１２、認識候補選定部１
３、および筆跡登録部１４は、例えばマイクロコンピュ
ータとアプリケーションプログラムなどよりなり、前記
マイクロコンピュータは、処理を実行するＣＰＵ２６
と、システムプログラムが記憶されているＲＯＭ２７、
およびアプリケーションプログラムがロードされたり、
所定のデータが記憶されるＲＡＭ２８により構成され
る。
３、および筆跡登録部１４は、例えばマイクロコンピュ
ータとアプリケーションプログラムなどよりなり、前記
マイクロコンピュータは、処理を実行するＣＰＵ２６
と、システムプログラムが記憶されているＲＯＭ２７、
およびアプリケーションプログラムがロードされたり、
所定のデータが記憶されるＲＡＭ２８により構成され
る。
【００２１】さらに、情報処理装置は、文字などを表示
するための出力部２１を備えることができ、前記出力部
２１は、例えば、表示データを記憶するＶ−ＲＡＭ（ビ
デオＲＡＭ）２９、Ｖ−ＲＡＭ２９に記憶された表示デ
ータを表示するＬＣＤ３０、および前記ＬＣＤ３０を制
御するＬＣＤドライバ３１により構成される。
するための出力部２１を備えることができ、前記出力部
２１は、例えば、表示データを記憶するＶ−ＲＡＭ（ビ
デオＲＡＭ）２９、Ｖ−ＲＡＭ２９に記憶された表示デ
ータを表示するＬＣＤ３０、および前記ＬＣＤ３０を制
御するＬＣＤドライバ３１により構成される。
【００２２】また、前記筆跡検出部１、前記筆跡情報記
憶部１１、前記筆跡認識部１２、前記認識候補選定部１
３、前記筆跡登録部１４、および前記出力部２１は、シ
ステムバス３２を介して相互に情報のやりとりを行う。
憶部１１、前記筆跡認識部１２、前記認識候補選定部１
３、前記筆跡登録部１４、および前記出力部２１は、シ
ステムバス３２を介して相互に情報のやりとりを行う。
【００２３】筆跡情報記憶部１１は、図３に示すような
フォーマットでデータを記憶する。ここで、図３の筆跡
情報には、実際には筆跡を構成する曲線や折れ線の始点
から終点までの間の点列の各点のｘｙ座標値が書き込ま
れる。また、認識結果には、筆跡情報に対応する文字コ
ードが書き込まれる。この認識結果の文字コードはこの
実施例ではＪＩＳコードで表されている。図３に示すよ
うに、１つの筆跡情報に対して１つまたは複数の認識結
果（認識候補）が対応付けられている。
フォーマットでデータを記憶する。ここで、図３の筆跡
情報には、実際には筆跡を構成する曲線や折れ線の始点
から終点までの間の点列の各点のｘｙ座標値が書き込ま
れる。また、認識結果には、筆跡情報に対応する文字コ
ードが書き込まれる。この認識結果の文字コードはこの
実施例ではＪＩＳコードで表されている。図３に示すよ
うに、１つの筆跡情報に対して１つまたは複数の認識結
果（認識候補）が対応付けられている。
【００２４】筆跡認識部１２は、前記筆跡情報記憶部１
１に記憶されている筆跡情報に対して個別に認識処理を
行い、１つまたは複数の認識候補を導出し、前記筆跡情
報記憶部１１に送出する。このとき、前記認識候補の各
々の優先度（例えば、１乃至１００％）が決定される。
なお、前記筆跡情報記憶部１１は、前記筆跡認識部１２
から送られてきた１つまたは複数の認識候補を前記筆跡
情報と対応付けて記憶する。
１に記憶されている筆跡情報に対して個別に認識処理を
行い、１つまたは複数の認識候補を導出し、前記筆跡情
報記憶部１１に送出する。このとき、前記認識候補の各
々の優先度（例えば、１乃至１００％）が決定される。
なお、前記筆跡情報記憶部１１は、前記筆跡認識部１２
から送られてきた１つまたは複数の認識候補を前記筆跡
情報と対応付けて記憶する。
【００２５】上記のように、前記筆跡認識部１２により
筆跡情報が個別に認識された後、前記筆跡認識部１２は
認識精度をさらに向上させるために、比較的優先度の低
い認識候補と、その前後の認識候補を前記筆跡情報記憶
部１１から取り出し（筆跡情報記憶部１１は、入力され
た筆跡が一旦認識された後も、筆跡情報を記憶している
ので、この取り出しが可能となる）、これらの認識候補
から予想される前後の文脈を利用して、それらの認識候
補に対応する筆跡情報の認識処理を行う。
筆跡情報が個別に認識された後、前記筆跡認識部１２は
認識精度をさらに向上させるために、比較的優先度の低
い認識候補と、その前後の認識候補を前記筆跡情報記憶
部１１から取り出し（筆跡情報記憶部１１は、入力され
た筆跡が一旦認識された後も、筆跡情報を記憶している
ので、この取り出しが可能となる）、これらの認識候補
から予想される前後の文脈を利用して、それらの認識候
補に対応する筆跡情報の認識処理を行う。
【００２６】このとき、これらの認識候補が、文脈上間
違っていると認識された場合には、対応する筆跡情報に
対する認識処理をやり直して、再度、認識候補を導出す
る。
違っていると認識された場合には、対応する筆跡情報に
対する認識処理をやり直して、再度、認識候補を導出す
る。
【００２７】認識候補選定部１３による認識候補選定処
理は、前記筆跡認識部１２により、前記筆跡情報記憶部
１１から筆跡情報が取り出され、認識処理が行われた結
果、複数の認識候補が導出された場合に、前記筆跡情報
に対して行われる。
理は、前記筆跡認識部１２により、前記筆跡情報記憶部
１１から筆跡情報が取り出され、認識処理が行われた結
果、複数の認識候補が導出された場合に、前記筆跡情報
に対して行われる。
【００２８】前記認識候補選定部１３は、前記複数の認
識候補と、その前後の認識候補を前記筆跡情報記憶手段
１１から取り出し、その文脈を利用して、それらの認識
候補の優先度を再決定し、前記優先度が最も高い認識候
補を１つだけ選定し、認識結果とする。
識候補と、その前後の認識候補を前記筆跡情報記憶手段
１１から取り出し、その文脈を利用して、それらの認識
候補の優先度を再決定し、前記優先度が最も高い認識候
補を１つだけ選定し、認識結果とする。
【００２９】筆跡登録部１４は、使用者によって随時起
動される。前記筆跡登録部１４が起動されると、前記筆
跡登録部１４は、筆跡情報記憶部１１から未登録筆跡を
取り出し、例えば、ＬＣＤ３０に表示する。次に、文字
コードを前記未登録筆跡と同様に、例えば、ＬＣＤ３０
に表示し、前記未登録筆跡に対応する文字コードを、例
えば、ペン２２およびタブレット２３を用いて、使用者
に指定させる。
動される。前記筆跡登録部１４が起動されると、前記筆
跡登録部１４は、筆跡情報記憶部１１から未登録筆跡を
取り出し、例えば、ＬＣＤ３０に表示する。次に、文字
コードを前記未登録筆跡と同様に、例えば、ＬＣＤ３０
に表示し、前記未登録筆跡に対応する文字コードを、例
えば、ペン２２およびタブレット２３を用いて、使用者
に指定させる。
【００３０】次に、使用者によって選択指定された前記
文字コードは、前記筆跡登録部１４より、筆跡情報記憶
部１１へ送られ、前記筆跡情報に対応付けて記憶され
る。さらに、前記文字コードは前記筆跡登録部１４よ
り、筆跡認識部１２へ送られ、筆跡認識部１２は前記筆
跡情報および前記文字コードとから、前記筆跡認識部１
２の認識辞書の更新、追加を行い、前記未登録筆跡の前
記認識辞書への登録を行う。
文字コードは、前記筆跡登録部１４より、筆跡情報記憶
部１１へ送られ、前記筆跡情報に対応付けて記憶され
る。さらに、前記文字コードは前記筆跡登録部１４よ
り、筆跡認識部１２へ送られ、筆跡認識部１２は前記筆
跡情報および前記文字コードとから、前記筆跡認識部１
２の認識辞書の更新、追加を行い、前記未登録筆跡の前
記認識辞書への登録を行う。
【００３１】従って、次に、前記未登録筆跡が入力され
た場合には、前記認識辞書により、対応する文字コード
が認識結果として導出される。
た場合には、前記認識辞書により、対応する文字コード
が認識結果として導出される。
【００３２】次に、筆跡検出部１の処理の詳細を、図４
のフローチャートを用いて説明する。
のフローチャートを用いて説明する。
【００３３】筆跡検出部１は、筆跡の入力（イベント）
が発生したときに、起動される。
が発生したときに、起動される。
【００３４】まず、ステップＳ１において、入力された
筆跡が、筆跡検出部１により検出され、ステップＳ２へ
進む。ステップＳ２において、ステップＳ１で検出され
た筆跡情報が、筆跡情報記憶部１１へ送られ、処理を終
了する。なお、前記筆跡情報記憶部１１において、前記
筆跡情報が記憶される。
筆跡が、筆跡検出部１により検出され、ステップＳ２へ
進む。ステップＳ２において、ステップＳ１で検出され
た筆跡情報が、筆跡情報記憶部１１へ送られ、処理を終
了する。なお、前記筆跡情報記憶部１１において、前記
筆跡情報が記憶される。
【００３５】次に、筆跡認識部１２の処理の詳細を、図
５のフローチャートを用いて説明する。
５のフローチャートを用いて説明する。
【００３６】筆跡認識部１２は、筆跡入力が行われず、
イベントが発生しない状態が所定の時間（例えば、０．
５秒乃至１．０秒）継続し、ＣＰＵ２６によってアイド
ル状態であると認識されたとき、起動される。
イベントが発生しない状態が所定の時間（例えば、０．
５秒乃至１．０秒）継続し、ＣＰＵ２６によってアイド
ル状態であると認識されたとき、起動される。
【００３７】ステップＳ１１において、現在の入力モー
ドが文字入力モードか、図形入力モードかが判定され
る。ここで、入力モードは使用者によって予め指定され
るものとする。ステップＳ１１において、現在の入力モ
ードが文字入力モードであると認識された場合は、ステ
ップＳ１２へ進む。ステップＳ１２において、筆跡情報
記憶部１１より筆跡情報を取り出し、筆跡認識処理を行
い、ステップＳ１３へ進む。
ドが文字入力モードか、図形入力モードかが判定され
る。ここで、入力モードは使用者によって予め指定され
るものとする。ステップＳ１１において、現在の入力モ
ードが文字入力モードであると認識された場合は、ステ
ップＳ１２へ進む。ステップＳ１２において、筆跡情報
記憶部１１より筆跡情報を取り出し、筆跡認識処理を行
い、ステップＳ１３へ進む。
【００３８】ステップＳ１３において、ステップＳ１２
において、前記筆跡認識部１２により認識処理された認
識結果が、前記筆跡情報とともに前記筆跡情報記憶部１
１へ送られ処理を終了する。なお、前記筆跡情報記憶部
１１においては、図３に示したように、前記筆跡情報と
前記認識結果とが対応付けられて記憶される。
において、前記筆跡認識部１２により認識処理された認
識結果が、前記筆跡情報とともに前記筆跡情報記憶部１
１へ送られ処理を終了する。なお、前記筆跡情報記憶部
１１においては、図３に示したように、前記筆跡情報と
前記認識結果とが対応付けられて記憶される。
【００３９】ステップＳ１１において、現在の入力モー
ドが図形入力モードであると認識された場合は、ステッ
プＳ１４へ進み、ステップＳ１４において、図形認識処
理を行い、処理を終了する。
ドが図形入力モードであると認識された場合は、ステッ
プＳ１４へ進み、ステップＳ１４において、図形認識処
理を行い、処理を終了する。
【００４０】次に、認識候補選定部１３の処理の詳細を
図６を用いて説明する。この処理は、前記筆跡認識部１
２の場合と同様に、ＣＰＵ２６によってアイドル状態で
あると認識されたときに、起動される。
図６を用いて説明する。この処理は、前記筆跡認識部１
２の場合と同様に、ＣＰＵ２６によってアイドル状態で
あると認識されたときに、起動される。
【００４１】まず、ステップＳ２１において、筆跡認識
部１２により認識され、導出された複数の認識候補を筆
跡情報記憶部１１から取り出し、ステップＳ２２へ進
む。ステップＳ２２において、前記認識候補に対応する
筆跡情報の前後の筆跡情報に対応する複数の認識候補を
前記筆跡情報記憶部１１から取り出し、ステップＳ２３
へ進む。
部１２により認識され、導出された複数の認識候補を筆
跡情報記憶部１１から取り出し、ステップＳ２２へ進
む。ステップＳ２２において、前記認識候補に対応する
筆跡情報の前後の筆跡情報に対応する複数の認識候補を
前記筆跡情報記憶部１１から取り出し、ステップＳ２３
へ進む。
【００４２】ステップＳ２３において、上記認識候補を
連結し、その文脈に基づいて前記認識候補の優先度を再
決定し、次に、前記認識候補の絞り込みを行い、１つの
認識結果を選定した後、ステップＳ２４へ進む。
連結し、その文脈に基づいて前記認識候補の優先度を再
決定し、次に、前記認識候補の絞り込みを行い、１つの
認識結果を選定した後、ステップＳ２４へ進む。
【００４３】ステップＳ２４において、ステップＳ２３
において選定された認識結果を前記筆跡情報記憶部１１
へ送出し、処理を終了する。なお、前記筆跡情報記憶部
１１において、前記筆跡情報に対応する認識候補が、前
記認識候補選定部１３から送られてきた前記認識結果に
よって置換される。
において選定された認識結果を前記筆跡情報記憶部１１
へ送出し、処理を終了する。なお、前記筆跡情報記憶部
１１において、前記筆跡情報に対応する認識候補が、前
記認識候補選定部１３から送られてきた前記認識結果に
よって置換される。
【００４４】次に、筆跡登録部１４の処理の詳細を図７
を用いて説明する。この処理は、使用者によって、随時
起動される。
を用いて説明する。この処理は、使用者によって、随時
起動される。
【００４５】まず、ステップＳ３１において、筆跡情報
記憶部１１から未登録筆跡情報を取り出す。次に、その
未登録筆跡情報を例えばＬＣＤ３０に表示し、ステップ
Ｓ３２へ進む。
記憶部１１から未登録筆跡情報を取り出す。次に、その
未登録筆跡情報を例えばＬＣＤ３０に表示し、ステップ
Ｓ３２へ進む。
【００４６】ステップＳ３２において、文字コードを、
例えば前記ＬＣＤ３０に表示し、使用者に前記未登録筆
跡情報に対応する文字コードを、例えば、ペン２２を用
いて指定させることにより、前記未登録筆跡情報に対応
する文字コードを決定し、ステップＳ３３へ進む。
例えば前記ＬＣＤ３０に表示し、使用者に前記未登録筆
跡情報に対応する文字コードを、例えば、ペン２２を用
いて指定させることにより、前記未登録筆跡情報に対応
する文字コードを決定し、ステップＳ３３へ進む。
【００４７】ステップＳ３３において、ステップＳ３２
において決定された文字コードが、筆跡認識部１２へ送
られ、処理が終了する。なお、筆跡認識部１２におい
て、前記筆跡情報と前記文字コードに基づいて、前記筆
跡認識部１２の認識辞書の更新、追加、または使用者固
有のユーザ辞書への追加が行われる。
において決定された文字コードが、筆跡認識部１２へ送
られ、処理が終了する。なお、筆跡認識部１２におい
て、前記筆跡情報と前記文字コードに基づいて、前記筆
跡認識部１２の認識辞書の更新、追加、または使用者固
有のユーザ辞書への追加が行われる。
【００４８】
【発明の効果】本発明の情報処理装置および方法によれ
ば、入力された筆跡から検出された筆跡情報が記憶され
る。このため、筆跡入力後、記憶されている前記筆跡情
報を繰り返し取り出し、筆跡認識処理と筆跡登録処理を
行うことが可能となる。
ば、入力された筆跡から検出された筆跡情報が記憶され
る。このため、筆跡入力後、記憶されている前記筆跡情
報を繰り返し取り出し、筆跡認識処理と筆跡登録処理を
行うことが可能となる。
【００４９】従って、必ずしも、筆跡が入力された時点
で、筆跡認識処理を行う必要がなくなり、筆跡認識処理
のために筆跡入力作業が中断されるということがないた
め、筆跡入力を円滑に行うことができる。
で、筆跡認識処理を行う必要がなくなり、筆跡認識処理
のために筆跡入力作業が中断されるということがないた
め、筆跡入力を円滑に行うことができる。
【００５０】また、筆跡情報が記憶されることにより、
前記筆跡情報に対する認識処理を繰り返し行うことがで
きるため、より正確な認識を行うことができる。
前記筆跡情報に対する認識処理を繰り返し行うことがで
きるため、より正確な認識を行うことができる。
【００５１】さらに、未登録筆跡が入力された場合であ
っても、前記未登録筆跡の筆跡情報は、筆跡入力が終了
した後、記憶されているものを取り出すことができるた
め、前記未登録筆跡が入力された後、直ちに筆跡登録処
理を行う必要がなくなる。従って、筆跡登録処理が行わ
れることにより、筆跡入力作業が中断されるということ
がなくなる。
っても、前記未登録筆跡の筆跡情報は、筆跡入力が終了
した後、記憶されているものを取り出すことができるた
め、前記未登録筆跡が入力された後、直ちに筆跡登録処
理を行う必要がなくなる。従って、筆跡登録処理が行わ
れることにより、筆跡入力作業が中断されるということ
がなくなる。
【図１】本発明の形状入力装置の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図２】図１の各ブロックのハードウェアの構成を示す
図である。
図である。
【図３】図１の筆跡情報記憶部１１の記憶フォーマット
を示す図である。
を示す図である。
【図４】図１の筆跡検出部１の処理の詳細を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図５】図１の筆跡認識部１２の処理の詳細を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図６】図１の認識候補選定部１３の処理の詳細を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図７】図１の筆跡登録部１４の処理の詳細を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図８】従来の形状入力装置の一例の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
１ 筆跡検出部（筆跡検出手段） ２ 筆跡認識部 ３ 情報記憶部 ４ 筆跡登録部 １１ 筆跡情報記憶部（筆跡情報記憶手段） １２ 筆跡認識部（筆跡認識手段） １３ 認識候補選定部 １４ 筆跡登録部 ２１ 出力部 ２２ ペン ２３ タブレット ２４ タブレットドライバ ２５ 光磁気ディスク ２６ ＣＰＵ ２７ ＲＯＭ ２８ ＲＡＭ ２９ Ｖ−ＲＡＭ ３０ ＬＣＤ ３１ ＬＣＤドライバ ３２ システムバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06K 9/00 - 9/82 G06F 3/00 G06F 17/22
Claims (3)
- 【請求項１】 入力された筆跡から筆跡情報を検出する
筆跡検出手段と、 前記筆跡検出手段により検出された前記筆跡情報を記憶
する筆跡情報記憶手段と、 前記筆跡情報記憶手段により記憶された前記筆跡情報を
取り出し、文字または図形として認識する筆跡認識手段
と、前記筆跡認識手段により認識された認識候補を前記筆跡
情報と共に記憶する認識候補記憶手段と、 前記認識候補記憶手段により記憶された前記認識候補を
取り出し、前後の文脈から前記認識候補を選定する認識
候補選定手段と を備えること を特徴とする情報処理装
置。 - 【請求項２】 入力された未登録筆跡を登録する筆跡登
録手段をさらに備え、 前記未登録筆跡が入力された場合、前記筆跡認識手段
は、筆跡入力完了後に前記筆跡情報記憶手段から前記筆
跡情報を取り出し前記筆跡登録手段に登録する ことを特
徴とする請求項１に記載の情報処理装置。 - 【請求項３】 入力された筆跡から筆跡情報を検出する
筆跡検出ステップと、 前記筆跡検出ステップの処理により検出された前記筆跡
情報を記憶する筆跡情報記憶ステップと、 前記筆跡情報記憶ステップの処理により記憶された前記
筆跡情報を取り出し、文字または図形として認識する筆
跡認識ステップと、前記筆跡認識ステップの処理により認識された認識候補
を前記筆跡情報と共に記憶する認識候補記憶ステップ
と、 前記認識候補記憶ステップの処理により記憶された前記
認識候補を取り出し、前後の文脈から前記認識候補を選
定する認識候補選定ステップと を含む ことを特徴とする
情報処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20243993A JP3351039B2 (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | 情報処理装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20243993A JP3351039B2 (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | 情報処理装置および方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002222104A Division JP2003067672A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 情報処理装置および方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0757055A JPH0757055A (ja) | 1995-03-03 |
| JP3351039B2 true JP3351039B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=16457547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20243993A Expired - Lifetime JP3351039B2 (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | 情報処理装置および方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3351039B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6848080B1 (en) | 1999-11-05 | 2005-01-25 | Microsoft Corporation | Language input architecture for converting one text form to another text form with tolerance to spelling, typographical, and conversion errors |
-
1993
- 1993-08-17 JP JP20243993A patent/JP3351039B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0757055A (ja) | 1995-03-03 |
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