JP3350289B2 - 遠隔情報の送信方法及び送信装置 - Google Patents

遠隔情報の送信方法及び送信装置

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JP3350289B2
JP3350289B2 JP14145995A JP14145995A JP3350289B2 JP 3350289 B2 JP3350289 B2 JP 3350289B2 JP 14145995 A JP14145995 A JP 14145995A JP 14145995 A JP14145995 A JP 14145995A JP 3350289 B2 JP3350289 B2 JP 3350289B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視すべき遠隔地の映
像等の情報を集中監視局等に伝送路を介して伝送する遠
隔情報送信方法及び送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】低転送レートの伝送路を用いた映像情報
の伝送手段として、例えば、テレビ電話システムがあ
る。これは、映像情報の圧縮技術の発達により現状のア
ナログ電話回線を用いたもので14.4kbps〜2
8.8kbps程度の転送レートで動画像あるいは静止
画像を伝送するものである。なお、ディジタル回線網
(ISDN)を用いる場合は64kbpsのn倍の転送
レートが実現でき、より高品質の映像情報の伝送が可能
になる。
【0003】一方、防犯用の監視システムや長時間現象
の観測システムでは、監視・観測映像情報と音声情報及
びこれらに付随するディジタル情報等を、遠隔地でモニ
タリング及び記録・再生できるようにしたいと言う要求
がある。これらの要求は、上記テレビ電話システムを応
用した映像及び音声の圧縮伝送技術により、監視・観測
用情報を電話回線等を用いて遠隔地に伝送し、伝送され
た情報をタイムラプスVTRと呼ばれる間欠記録対応の
記録再生装置に記録し再生することで実現できる。
【0004】なお、上記テレビ電話システムに関する技
術情報としては、「日経エレクトロニクス」1992.
3.30(No.550)の163頁〜168ページ、
同誌1992.2.3(No.546)94頁〜95
頁、同誌1993.8.30(No.589)58頁、
及び「テレビジョン学会誌」Vol.47、No11
(1993)1506頁〜1510頁等に記載されたも
のがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
監視用あるいは観測用の画像・音声情報等を、通信回線
網を用いて遠隔地に伝送記録するシステムを、テレビ電
話システムとタイムラプスVTRの単純な組み合わせで
実現した場合、通信回線の使用頻度が大となり、通信コ
ストが大となってしまうという問題点があった。また、
複数の監視・観測地点を設ける場合には、複数の通信回
線と複数のタイムラプスVTRが必要になり、機器の設
備コストや回線使用コストが大きくなるという問題を生
ずる。
【0006】本発明の目的は、監視・観測地点からの情
報を、低い通信頻度で伝送可能であり、監視・観測地点
以下の通信回線数で、監視・観測情報の遠隔モニタリン
グが可能な遠隔情報の送信方法及び送信装置を実現する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成される。(1)複数の監視地点からの映像情報を、一つの回線で
時分割で集中監視局に伝送して監視する、複数の監視地
点の映像情報の送信方法であって、各監視地点で検出し
た映像対象の動き量が所定値以下の場合には、複数の連
続する映像フレームのうち、所定の映像フレーム数間隔
毎に抽出した映像フレームをフレーム内圧縮し、圧縮し
た映像フレームの映像情報を集中監視局に伝送し、ある
監視地点で検出した映像対象の動き量が所定値を越える
場合には、その監視地点の複数の連続する映像フレーム
のうち、所定の映像フレーム数間隔毎に抽出した映像フ
レームをフレーム内圧縮し、抽出しなかった映像フレー
ムをフレーム間圧縮し、フレーム内圧縮した映像フレー
ムとフレーム間圧縮した映像フレームとの映像情報を集
中監視局に伝送する
【0008】(2)複数の監視地点からの映像情報を、
一つの回線で時分割で集中監視局に伝送して監視する、
複数の監視地点の映像情報の送信方法であって、各監視
地点で検出した映像対象の動き量が所定値以下の場合に
は、複数の連続する映像フレームのうち、第1の映像フ
レーム数間隔毎に抽出した映像フレームをフレーム内圧
縮し、圧縮した映像フレームの映像情報を集中監視局に
伝送し、ある監視地点で検出した映像対象の動き量が所
定値を越える場合には、その監視地点の複数の連続する
映像フレームのうち、第1の映像フレーム数間隔毎に抽
出した映像フレームをフレーム内圧縮し、上記第1の映
像フレーム数間隔より少ない第2の映像フレーム数間隔
毎に抽出した映像フレームをフレーム間圧縮し、フレー
ム内圧縮した映像フレームとフレーム間圧縮した映像フ
レームとの映像情報を集中監視局に伝送する
【0009】(3)好ましくは、上記(1)又は(2)において、上
記ある監視地点で検出した映像対象の動き量が所定値を
越える場合にフレーム内圧縮した映像フレームとフレー
ム間圧縮した映像フレームとの映像情報を他の複数の監
視地点からの映像情報を伝達する一つの回線とは異なる
別の回線で送信する(4)また、好ましくは、上記(1)、(2)又は
(3)において、 上記ある監視地点で検出した映像対象
の動く量が所定値を越えるれ場合には、音声情報を圧縮
し、上記圧縮した映像情報とともに送信する。
【0010】(5)複数の監視地点からの映像情報を、
一つの回線で時分割で集中監視局に伝送して監視する、
複数の監視地点の映像情報の送信装置において、各監視
地点の映像対象の動き量を検出し、所定値以下であるか
否かを判定する動き検出手段と、複数の連続する映像フ
レームのうち、所定の映像フレーム数間隔毎に抽出した
映像フレームをフレーム内圧縮する第1の圧縮手段と、
複数の連続する映像フレームのうち、所定の映像フレー
ム数間隔毎に抽出した映像フレームをフレーム内圧縮
し、抽出しなかった映像フレームをフレーム間圧縮する
第2の圧縮手段と、上記動き検出手段により動き量が所
定値以下であると判定されたとき、上記第1の圧縮手段
を選択し、上記動き検出手段により動き量が所定値を越
えると判定されたとき上記第2の圧縮手段を選択する切
り換え手段とを備える
【0011】(6)複数の監視地点からの映像情報を、
一つの回線で時分割で集中監視局に伝送して監視する、
複数の監視地点の映像情報の送信装置において、各監視
地点の映像対象の動き量を検出し、所定値以下であるか
否かを判定する動き検出手段と、複数の連続する映像フ
レームのうち、第1の映像フレーム数間隔毎に抽出した
映像フレームをフレーム内圧縮する第1の圧縮手段と、
複数の連続する映像フレームのうち、第1の映像フレー
ム数間隔毎に抽出した映像フレームをフレーム内圧縮
し、上記第1の映像フレーム数間隔より少ない第2の映
像フレーム数間隔毎に抽出した映像フレームをフレーム
間圧縮する第2の圧縮手段と、上記動き検出手段により
動き量が所定値以下であると判定されたとき、上記第1
の圧縮手段を選択し、上記動き検出手段により動き量が
所定値を越えると判定されたとき上記第2の圧縮手段を
選択する切り換え手段とを備える
【0012】(7)好ましくは、上記(5)又は(6)
において、上記動き検出手段手段は、時間的に隔たった
複数のフレーム映像信号から動き量を検出する動き量検
出手段と、基準となる動き量を発生する基準動き量発生
手段と、動き量検出手段により検出された動き量と基準
動き量発生手段により発生された基準動き量とを比較す
る比較手段とを備える。
【0013】(8)好ましくは、上記(7)において、
動き検出手段は、さらに、所定の時間経過量を計測する
タイマ手段を備え、上記動き検出手段により動き量が所
定値を越えると判定された状態から、動き量が所定値以
下であると判定されたとき、動き量が所定値以下である
と判定された状態がタイマ手段により計測される所定の
時間経過量だけ維持され場合にのみ、上記動き検出手
段が、上記第2の圧縮手段から上記第2の圧縮手段に切
り換えるように上記切り換え手段を制御する
【0014】(9)好ましくは、上記(8)において、
基準動き量発生手段の基準動き量とタイマ手段の所定の
時間経過量を可変にする時間経過量可変手段と、この可
変手段の可変量を制御する制御信号の発生手段とを備え
る。
【0015】(10)好ましくは、上記(5)、
(6)、(7)、(8)又は(9)において、音声情報
を圧縮する音声圧縮手段を有し、上記第2の圧縮手段に
て映像情報を送信する際に、上記音声圧縮手段による
声情報も加えて送信する
【0016】(11)複数の監視地点からの映像情報を、一つの回線
で時分割で集中監視局に伝送して監視する、複数の監視
地点の映像情報の送信装置において、各監視地点の映像
対象の動き量を検出し、所定値以下であるか否かを判定
する動き検出手段と、複数の連続する映像フレームのう
ち、所定の映像フレーム数間隔毎に抽出した映像フレー
ムをフレーム内圧縮する第1の圧縮手段と、複数の連続
する映像フレームのうち、所定の映像フレーム数間隔毎
に抽出した映像フレームをフレーム内圧縮し、抽出しな
かった映像フレームをフレーム間圧縮する第2の圧縮手
段と、上記動き検出手段により動き量が所定値以下であ
ると判定されたとき、上記第1の圧縮手段を選択し、上
記動き検出手段により動き量が所定値を越えると判定さ
れたとき上記第2の圧縮手段を選択する切り換え手段と
を有する圧縮情報発生手段と、上記圧縮情報発生 手段に
より圧縮された映像情報を一時的に保存するバッファメ
モリと、バッファメモリに保存された複数フレームの圧
縮映像情報を伝送路に供給する圧縮映像情報伝送手段と
を備え、圧縮映像情報伝送手段は、集中監視局から供給
される圧縮映像信号の発生タイミング制御信号に応答し
て、複数の圧縮情報発生手段から発生される複数の圧縮
映像信号を互いに排他的な時間タイミングで集中監視局
に送信する。(12)好ましくは、上記(5)乃至(11)におい
て、上記第1の圧縮手段にて圧縮された複数の監視地点
からの映像情報を一つの回線で時分割で送信し、上記第
2の圧縮手段にて圧縮された監視地点からの映像情報を
上記一つの回線とは異なる別の回線で送信する
【0017】
【作用】遠隔地における映像信号の動き量が所定値以下
の場合には、圧縮した映像信号を所定の時間間隔で伝送
する。そして、映像信号の動き量が所定値を超える場合
には、圧縮した映像信号を、ほぼ連続的に送信する。つ
まり、動き量が所定値より以下の場合には、遠隔地にて
監視すべき映像情報は、大である必要がなく、所定の時
間間隔で送信されるため、伝送路の使用頻度を低下する
ことができる。
【0018】フレーム内圧縮手段は、フレーム内の情報
のみを用いて圧縮を行うので散発的なフレーム映像信号
の圧縮が行える。フレーム間圧縮手段は、隣接するフレ
ーム映像信号の相関を用いて圧縮が行えるのでフレーム
内圧縮に比べ高圧縮率を実現できる。モード制御信号発
生手段は、定常状態(第1)モードと非定常状態(第
2)モードの切り換え制御信号を発生する。
【0019】このモード制御信号発生手段は、入力映像
信号の動き量を検出する動き量検出手段と、基準となる
動き量を発生する基準動き量発生手段と、動き量検出手
段により検出された動き量と基準動き量発生手段の基準
動き量とを比較する比較手段とにより構成されており、
動き量検出手段により検出された動き量が基準動き量よ
り小さい場合に定常状態モードに切り換え、動き量検出
手段により検出された動き量が基準動き量より大きい場
合に非定常状態モードに切り換えるようにモード制御信
号を発生する。
【0020】定常状態モードでは、入力映像の動きが無
いかあるいは小さい場合であり、したがって監視情報と
してリアルタイム映像を伝送する必要が無く、所定の第
1の時間間隔でコマ落とし式にフレーム単位の映像情報
を、フレーム内圧縮手段により圧縮した映像伝送情報と
する。圧縮したコマ落とし式のフレーム映像信号は、バ
ッファメモリ手段に保存される。圧縮映像伝送手段は、
定常状態モードでは第1の時間間隔よりも長く設定され
た第2の時間間隔でバッファメモリ手段に保存された複
数フレームの圧縮映像情報を所定のフレーム数を単位と
して連続して伝送路に供給する。
【0021】このため定常状態モードにおける圧縮映像
情報の伝送は、伝送回線を時分割で使用することがで
き、複数の監視地点の圧縮映像情報を同一伝送回線を用
いて時分割に伝送するが可能になる。この同一伝送回線
の設定は、回線制御手段において行う。また、時分割伝
送では、複数監視地点の伝送タイミングが時間軸上でオ
ーバーラップしないように伝送タイミングを制御する必
要があり、この伝送タイミング制御を行うのがタイミン
グ制御手段である。
【0022】一方、非定常状態モードでは、入力映像の
動きが大きい場合であり、監視情報としてはできるだけ
多くの情報を伝送する必要がある。したがって、複合圧
縮映像伝送手段は、リアルタイム映像情報を伝送すべ
く、定常状態モードに比べて単位時間内のフレーム数を
多く伝送できるように、フレーム間圧縮手段により圧縮
した映像伝送情報とフレーム内圧縮手段により圧縮した
映像伝送情報とを織り交ぜて発生するようにしている。
【0023】また、この非定常状態モードのモード設定
は、監視地点の映像に依存するためにタイミング制御手
段を用いた伝送タイミングの制御をする事はできず、ま
た、非定常状態モードの期間は監視情報のリアルタイム
伝送が必要であり、他の監視地点からの監視情報との時
間分割による伝送は困難である。そこで、非定常状態の
場合は、リアルタイム回線制御手段により、監視地点側
から占有できる伝送回線を選定できるようにしている。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を用いて詳
細に説明する。まず、本発明の実施例である遠隔情報送
信方法及び送信装置の詳細な説明の前に、この方法及び
装置の使用環境について説明する。なお、以下の記述で
は、簡略化のために「監視・観測」の表現を「監視」の
一言で表現するものとする。
【0025】図2は、本発明の遠隔情報の送信装置の使
用環境の一例を示した説明図である。図2において、4
つの監視地点(ビル(A、B)、店舗(C)、個人宅
(D)等)では、映像及び音声を監視情報発生装置1〜
4により監視しており、これらの監視情報が、通信回線
網(伝送路)6を介して、複数監視地点の監視情報を一
括管理する集中監視局8に伝送される。
【0026】通信回線網6は、双方向性を有している。
そして、定常状態時、つまり、火災発生や侵入者等が無
い状態における、監視情報の伝送タイミングや回線ナン
バー(チャンネルナンバー)等の監視情報の制御は、集
中監視局8から各監視地点A〜Dに制御信号を伝送して
行う。
【0027】また、非定常状態時は、各監視地点A〜D
における監視情報発生装置1〜4が、それぞれ独自に回
線ナンバーを選択し、非定常状態時の監視情報を、通信
回線網6を介して集中監視局8に伝送する。
【0028】図3は、本発明の実施例の理解を明確にす
るために、定常状態時及び非定常状態時における、1つ
の監視地点に対する伝送情報の具体的な数値例を示す表
である。ただし、これら具体的数値は、あくまでも理解
を容易にするための具体的一例に過ぎず、本発明を限定
するものではない。
【0029】図3において、フレーム画素数は、定常及
び非定常状態ともに360×240画素であり、1画素
当たりのビット数は定常及び非定常状態ともに8ビット
である。また、フレーム内圧縮率は、定常及び非定常状
態ともに1/25であり、フレーム間圧縮率は、非定常
状態においては1/50であり、定常状態では、フレー
ム間圧縮は行わない。そして、フレーム比率(フレーム
内圧縮映像とフレーム間圧縮映像との比率)は、非定常
状態においては、1:9となる。
【0030】フレーム周期は、定常状態では、10秒に
1フレームであり、非定常状態では、1秒に1フレーム
である。また、フレームビット数は、定常状態では、2
7648ビットであり、非定常状態であり、フレーム内
圧縮映像信号の場合は、27648ビット、フレーム間
圧縮映像信号の場合は、13824ビットである。
【0031】音声情報は、非定常状態の場合のみ、伝送
する。また、回線の転送レートは、定常及び非定常状態
ともに、28800bps、映像の転送レートは、定常
状態では、27648bpsであり、非定常状態では、
15206.4bpsである。そして、音声の転送レー
トは、12441.6bpsである。
【0032】また、冗長データの転送レートは、定常及
び非定常状態ともに、1152bps、回線占有率は、
定常状態では、3/25であり、非定常状態では、1
(一つの回線を占有)である。そして、単位時間当たり
の伝送フレーム数は、定常状態では、150フレーム/
3分(ただし、3分のうち、0.5分は制御信号の送受
信に使用する)であり、非定常状態では、1フレーム/
1秒である。
【0033】図1は、本発明の一実施例に係わる遠隔情
報伝送装置の概略ブロック図である。図1において、ま
ず、監視地点から集中監視局8への情報伝送について説
明する。図1において、監視地点に設置される監視情報
発生装置1〜4は、監視地点側の通信回線制御回路5
(通信機端末器(電話器等)に相当する)、通信回線網
6及び集中監視局側の通信機端末器7を介して、集中監
視局8側に設置される監視情報の記録再生装置に接続さ
れる。
【0034】なお、上記5〜7のブロックは汎用の通信
回線網を用いる場合は、その通信回線網の設備、プロト
コルに従うものである。
【0035】各監視地点A〜Dに設置される監視情報発
生装置1〜4は、カメラ9、マイク10、付随するディ
ジタル情報(ユーザ情報)の入力端子11、監視情報信
号の処理を行うエンコーダ12、エンコーダ12を制御
するコントローラ13及びモデム14により構成され
る。カメラ9及びマイク10は映像監視情報及び音声監
視情報をエンコーダ12に供給する。
【0036】入力端子11は、図示していないが付随情
報発生回路から供給される、例えば日時情報や環境情報
等の付随情報をエンコーダ12に供給する。エンコーダ
12は、コントローラ13に、映像情報の動き検出信号
を供給すると共に、コントローラ13からの各種制御信
号に応じて、映像信号及び音声信号の圧縮を行い付随情
報信号と共にモデム14へ伝送情報を供給する。
【0037】モデム14は、監視情報信号を、通信回線
網6における信号伝送に適した信号形態に変換し、通信
機端末器5へ供給する。通信機端末器5は、通信回線網
6における回線を選択あるいは選択された回線を用い
て、監視情報信号を集中監視局8側の通信機端末器7へ
供給する。通信機端末器7は、送られてきた監視情報を
集中監視局8に供給する。
【0038】上記エンコーダ12の動作を図4を用いて
更に詳しく述べる。図4はエンコーダ12の構成を示す
ブロック図である。図4において、11、24、25、
27〜29は入力端子、26、30は出力端子、31は
映像信号用フレームメモリ、32は動き検出回路、33
は減算器、34、41はスイッチ、35はDCT(離散
コサイン変換)回路、36は量子化回路、37は逆量子
化回路、38は逆DCT回路、39は加算器、40は差
分用メモリ、42は音声圧縮回路、43は符号化回路、
44は送信用バッファである。
【0039】図4において、入力端子24を介して供給
されるカメラ9(図1)からの映像信号は、フレームメ
モリ31及び動き検出回路32に供給される。動き検出
回路32は、上記フレームメモリ31の入力及び出力映
像信号が供給されており、時間的に隔てた2つのフレー
ム映像の動き量(差分)を検出し、出力端子26を介し
て、動き量検出信号をコントローラ13(図1)に供給
する。
【0040】コントローラ13は、この動き量検出信号
を予め設定している基準の動き量と比較し、基準値より
も小さい場合は、定常状態と判断し、大きい場合は非定
常状態であると判断する。そして、コントローラ13は
定常あるいは非定常状態に応じて監視情報の伝送モード
を切り換えるために、制御信号をエンコーダ12及びモ
デム14に供給する。図4において、フレームメモリ3
1から読み出された映像信号は、直接及び減算器33を
介してスイッチ34に供給される。
【0041】スイッチ34は、コントローラ13(図
1)から入力端子27を介して供給される制御信号に従
って、上記定常状態と非定常状態と応じて切り換えられ
る。そして、スイッチ34は、定常状態においてはA入
力端子側に閉じられ、非定常状態においてはB入力端子
側に閉じられて、映像信号をDCT回路35に供給す
る。
【0042】DCT回路35は、入力映像信号の所定の
画素数を単位としてDCT演算を行い、変換信号を量子
化回路36に供給する。量子化回路36は、DCT処理
された映像信号を所定の量子化テーブルを用いて量子化
し、符号化回路43及び逆量子化回路37に供給する。
【0043】上記スイッチ34と後段のスイッチ41と
は、映像信号の圧縮に際して、フレーム内圧縮方式とフ
レーム間圧縮方式を切り換えるものである。すなわち、
定常状態の場合は、フレーム内圧縮のみの映像信号を発
生するので、スイッチ34はA入力端子側に閉じられ、
スイッチ41はオフされる。
【0044】一方、非定常状態の場合は、フレーム内圧
縮とフレーム間圧縮の映像が1対9の比率で織り交ぜら
れるので、最初のフレームに対しては、スイッチ34は
A入力端子側に閉じられ、スイッチ41はオフとされ
る。続いて、上記最初のフレームに続く9つのフレーム
に対しては、スイッチ34はB入力端子側に閉じられス
イッチ41はオンとされる。
【0045】符号化回路43に入力された映像信号は、
いずれの圧縮方式の場合も、例えばハフマン符号等のエ
ントロピー符号化処理が施され、入力端子28を介して
供給される圧縮方式の識別信号と共に送信用バッファメ
モリ44に書き込まれる。送信用バッファメモリ44
は、コントローラ13(図1)で発生され入力端子29
を介して供給される送信タイミング信号に従って、圧縮
映像信号を出力端子30を介してモデム14(図1)に
出力する。
【0046】なお、非定常状態では、圧縮音声信号の伝
送も行う。これはマイク10(図1)で発生され、入力
端子25を介して供給される音声信号を、音声圧縮回路
42で圧縮し、送信バッファメモリ44に供給し、圧縮
映像信号と同様に書き込むことにより行われる。また、
入力端子11を介して供給される映像情報あるいは音声
情報に付随した冗長ディジタル情報も送信用バッファメ
モリ44に書き込まれ、伝送情報に付け加えられる。
【0047】非定常状態では、単位時間当たりの伝送す
る映像フレーム数を多くするために、フレーム間圧縮を
行い圧縮率を高める。これは、図4におけるフィードバ
ック系を構成するブロック37〜41及び減算器33に
より行われる。また、逆量子化回路37及び逆DCT回
路38により、変換前の元の映像信号に戻された映像信
号は、加算器39、差分用メモリ40及びスイッチ41
を用いてループ加算処理が施されて減算器33の(−)
入力端子に供給される。従って、減算器33の出力は1
フレーム前の映像信号との差分映像信号になり情報量が
削減されることになる。
【0048】では、ここで、監視用圧縮情報発生装置に
おける信号処理及び信号伝送のタイミングを図5及び図
6に示す。図5は、定常状態における監視用圧縮情報の
発生及び伝送のタイミングを示した図であり、図6は、
非定常状態における監視用圧縮情報の発生及び伝送のタ
イミングを示した図である。
【0049】図5及び図6において、(1)は入力映像
信号(フレームを表す)であり、(2)は映像フレーム
ナンバー、(3)は処理フレーム、(4)は伝送される
圧縮映像信号、(5)は通信回線上の各監視地点から供
給される情報の伝送タイミングを示す。そして、図5
は、すべての監視地点A〜Dが定常状態の場合であり、
図6は監視地点Aのみが非定常状態の場合である。
【0050】なお、図6では監視地点B〜Dの定常状態
における伝送信号タイミングを示していないが、これは
図5の(5)に示した信号タイミングから「地点A情
報」を削除したものになるだけであるため、図6では省
略している。
【0051】また、この実施例では、1秒間に1フレー
ムの割合で映像信号がカメラ9から供給される。動き検
出回路32は、この1秒毎のフレーム映像信号の動きを
検出する。そして、その動き量が所定の値以下の場合は
定常状態と判断する。この定常状態では、10秒間に1
フレームの割合で、コマ落とし式にフレーム内圧縮処理
が行われ(図5の(2)、(3)、(4))、圧縮され
た映像信号が送信バッファ44に蓄積されていく。
【0052】送信バッファ44に蓄積された複数のフレ
ーム映像信号は、入力端子29を介して供給される送信
タイミング信号に従って、図1に示したモデム14、通
信機端末器5、通信回線網6及び通信機端末器7を介し
て集中監視局8に伝送される。上記送信タイミング信号
は、コントローラ13(図1)から供給されるが、これ
は集中監視局8から双方向伝送路(通信回線)7、6、
5及びモデム14を介して供給される制御信号を、コン
トローラ13がデコードして発生するものである。
【0053】定常状態における圧縮映像情報の伝送は、
1単位の伝送当たり180秒間回線をオープンにし、1
50フレームを伝送する。冗長データを含めて1フレー
ムの映像情報を伝送するのに1秒必要であることから1
50フレームの映像情報の伝送は150秒で完了する。
ただし、実際は、通信回線のオープン化、相手の確認、
制御信号のやり取り及びマージン等を考慮して、180
秒を確保している。
【0054】したがって、150フレームの映像信号の
発生時間は1500秒(10秒に1フレームの為)であ
り、一監視地点の1単位の情報伝送は、1500秒(2
5分)間に1度、180秒(3分)間だけ通信回線を確
保すればよく、残りの1320秒(22分)間は回線空
きとなる。この回線空きの間に他の監視地点からの同様
に圧縮された定常状態における1単位の映像情報が、同
一回線を用いて伝送される。上記の場合、つまり、25
分間に各監視地点につき、3分間づつ回線を使用するの
であれば、1通信回線当たり8つの監視地点からの情報
伝送が可能であるが、各地点の伝送タイミングが時間的
にオーバーラップする事は許されない。
【0055】そこで、先にも述べたように、情報の伝送
先である集中監視局8から、各監視地点に伝送タイミン
グを設定すべき制御信号を供給するようにしている。集
中監視局8から各監視地点への上記伝送タイミング制御
信号の伝送と各監視地点から集中監視局への監視情報の
伝送を最も効率的に行う為に、集中監視局8をマスター
とし、各監視地点をスレーブに設定し、集中監視局8
が、25分に1度、時間的にオーバラップしないタイミ
ングで各監視地点を呼び出し圧縮映像情報の伝送要求を
行う構成にしている。
【0056】一方、フレーム間の動き量が所定の値より
大きい場合は、非定常状態に設定される。この非定常状
態では、1秒間に1フレームの割合の映像情報を伝送す
ると共に音声情報の伝送も行う。非定常状態では、図3
に示したように、1フレームのフレーム内圧縮映像信号
に対して9フレームのフレーム間圧縮映像信号を一まと
まりとする事により、1フレーム当たりの平均情報量を
削減し音声信号の多重化を可能にし、毎秒1フレームの
映像信号と音声信号のリアルタイム伝送を行う。
【0057】この非定常状態は、監視地点の映像に依存
するために、集中監視局8から伝送タイミングを制御す
る事はできず、非定常状態の期間はリアルタイム伝送が
必要であり、他の監視地点からの圧縮情報との時間分割
による伝送は難しい。
【0058】したがって、非定常状態の場合は、非定常
状態の監視地点をマスターとし、集中監視局をスレーブ
に設定し、監視地点が定常状態の場合とは異なる回線の
チャンネルを選定し、集中監視局8へ圧縮情報を伝送す
るようにしている。なお、上記マスター・スレーブの関
係は、上記の非定常状態の監視地点のみに対するもので
あり、他の定常状態の監視地点では、先に述べた集中監
視局8がマスターとして働くものである。
【0059】定常状態と非定常状態の選定は、先にも述
べたが映像信号の動き量を検出して行っている。この場
合、動き量の大きな映像信号と動き量の小さな映像信号
が頻繁に切り換わったり、動き量の大きな映像信号が連
続するなかでほんの数フレーム期間のみ動き量が小さい
映像信号が発生したような場合は、定常状態と非定常状
態が頻繁に切り換わったり、非定常状態から一瞬だけ定
常状態に切り換わったりして、好ましくない。
【0060】そこで、図1に示したコントローラ13で
は、動き検出回路32(図4)から供給される検出され
た動き量と基準となる動き量とを比較し、定常状態から
非定常状態に移行する場合は速やかに移行し、非定常状
態から定常状態に移行する際は、図示していないがタイ
マ回路等により所定時間、例えば1分間だけ移行を遅延
するようにしている。
【0061】このタイマ遅延は、リトリガラブルとし、
遅延期間中に非定常状態を示す動き量検出信号が供給さ
れると、タイマ回路のカウントはリセットされる。そし
て、それから、再度、定常状態を示す動き量検出信号が
供給された時には、その時点から所定時間の1分間だけ
定常状態への移行を遅らせるようにしている。
【0062】また、上記のコントローラ13における基
準動き量及びタイマ回路の遅延時間は可変可能とし、こ
の設定制御は、各監視地点で設定できるようにするだけ
でなく、集中監視局8から伝送される制御信号によって
も基準動き量及びタイマ遅延量を設定できる。これによ
り、監視地点に応じた定常状態と非定常状態の選択基準
を遠隔操作で任意に設定できるようにしている。上記制
御信号は、定常状態では図5に示したヘッダ期間あるい
はマージン期間に、非定常状態では制御信号伝送期間を
用いて伝送する。
【0063】一方、集中監視局8内に設置されている監
視情報の記録再生装置(図1)は、モデム15、16、
デコーダ17、コントローラ18、第1次及び第2次記
録媒体19及び20、モニタ21、スピーカ22、出力
端子23から構成されている。通信機端末器5、通信回
線網6及び通信機端末器7を介して供給された遠隔監視
情報は、モデム15あるいはモデム16に供給される。
【0064】モデム15は、定常状態における伝送情報
及び制御信号情報を送受信するものであり、対応回線数
は、8つの監視地点当たり1チャンネルである。モデム
16は、非定常状態における伝送情報及び制御信号情報
を送受信するものであり、対応回線数は監視地点が同時
に非定常状態に設定される確率に応じて設定される。た
だし、図1の例においては、定常状態の通信回線を1回
線、非定常状態の通信回線を1回線とする。
【0065】非定常状態の必要通信回線の最大数は、監
視地点の数マイナス1であるが、これはすべての監視地
点が非定常状態になる場合であり確率的に極めて少ない
と考えられる。上記のマイナス1は、全監視地点が非定
常状態になると定常状態の回線が不要になるので、上記
モデム15の回線を用いることができる為である。
【0066】モデム15あるいはモデム16は、供給さ
れた監視情報信号を元のディジタル信号に戻し、デコー
ダ17に供給する。デコーダ17は、監視情報信号を第
1次記録媒体19及び第2次記録媒体20に供給すると
共に、必要に応じて、映像情報と音声情報を伸張した
後、映像信号をモニタ21に、音声信号をスピーカ22
に供給する。また、付随するディジタル情報を出力端子
23に出力する。
【0067】コントローラ18は、デコーダ17におけ
る映像情報の伸張処理に用いる制御信号を発生すると共
に、伝送されてきた監視情報を第1次記録媒体19ある
いは第2次記録媒体20に記録するように制御信号を供
給する。上記第1次記録媒体19は、例えばディスクレ
コーダのようにランダムアクセスが容易で中容量(1G
バイト以下)の記録媒体であり、第2次記録媒体20
は、例えばヘリカルテープレコーダのように大容量(1
Gバイト以上)記録媒体である。
【0068】いずれの記録媒体も、通信回線のデータ転
送レート(数十kbps)に比べて高い転送レート(数
〜十数Mbps)を有するものである。第1次記録媒体
19は、伝送情報の一時的な記録を行うものであり、第
2次記録媒体20は、伝送情報の記録保存を行うもので
ある。
【0069】したがって、伝送情報は、まず、受信時の
時系列で第1次記録媒体19に記録される。そして、第
1次記録媒体19から同一の監視地点からの情報や非定
常時の伝送情報をまとめて読み出し、第2次記録媒体2
0に編集記録し、今後、必要に応じて情報の検索及び再
生が容易に行えるようにするものである。
【0070】上記デコーダ17の動作を図7を用いて更
に詳しく述べる。図7は、デコーダ17の構成を示すブ
ロック図である。図7において、45、46、49は入
力端子、47は入出力端子、23、48、50、51は
出力端子、52は受信用バッファメモリ、53は復号化
回路、54は逆量子化回路、55は逆DCT回路、56
は加算器、57はスイッチ、58は差分用メモリ、59
は音声伸張回路である。
【0071】入力端子45あるいは46を介してモデム
15、16(図1)から供給される伝送情報は、受信用
バッファメモリ52に供給され、順次蓄積される。受信
用バッファメモリ52は、蓄積された受信情報を入出力
端子47を介して第1次記録媒体19あるいは第2次記
録媒体20(いずれも図1)に供給する。このときのデ
ータ転送レートは、第1次記録媒体19あるいは第2次
記録媒体20の記録転送レートである。
【0072】さらに、受信用バッファメモリ52は、受
信情報から出力したい圧縮映像情報を復号化回路52に
供給すると共に圧縮音声信号を音声伸張回路59に供給
する。また、各監視地点で、圧縮映像情報に冗長され
た、例えば日時情報や環境情報等の付随情報を出力端子
23を介して、外部の記録装置等(図示せず)に出力す
る。復号化回路53は、各監視地点で送信に際してエン
トロピー符号化(例えばハフマン符号化)した圧縮映像
情報信号をもとのディジタル信号に復元し、逆量子化回
路54に供給すると共に重畳されている圧縮方式の識別
信号を出力端子48を介してコントローラ18(図1)
に供給する。
【0073】コントローラ18は、供給された圧縮方式
の識別信号をデコードし、復号化回路53からの復号映
像信号が、フレーム内圧縮の場合とフレーム間圧縮の場
合とで伸張方式を切り換える制御信号を発生する。この
制御信号は、具体的にはスイッチ57のオン/オフ制御
であり、供給された映像信号がフレーム内圧縮信号の場
合はスイッチ57をオフとし、フレーム間圧縮信号の場
合はスイッチ57をオンとするものである。
【0074】逆量子化回路54及び逆DCT回路55
は、供給された圧縮映像信号に対して、先に述べた監視
地点でのDCT処理及び量子化処理の逆の処理を施し、
元の映像情報形態に復元し加算器56に供給する。加算
器56は、スイッチ57を介して供給される差分用メモ
リに書き込まれている1フレーム前の映像信号と、逆量
子化回路55の出力映像信号とを加算する。加算器56
により加算された映像信号は、出力端子50を介してモ
ニタ21(図1)及び差分用メモリ58に供給される。
【0075】したがって、加算器56では、供給される
映像信号がフレーム内圧縮信号の場合は、差分用メモリ
58に蓄積されている情報を加算せず、そのまま出力
し、供給される映像信号がフレーム間圧縮信号、すなわ
ち前フレームとの差分情報のみの映像信号の場合は、差
分用メモリ58に蓄積されている前フレームの映像信号
との加算を行い出力する。なお、上記モニタ21は、フ
レームメモリを有し、供給されるフレーム映像信号を任
意の時間表示できるものとする。
【0076】また、受信用バッファメモリ52から音声
伸張回路59に供給された圧縮音声信号は、音声伸張回
路59にて、元の信号形態に伸張され、出力端子51を
介してスピーカ22(図1)に出力される。
【0077】なお、上記のデコーダ17の動作は、伝送
されてきた圧縮情報のリアルタイム伸張及び出力を行う
だけでなく、第1次記録媒体19あるいは第2次記録媒
体20に記録された過去の伝送情報の伸張及び出力を行
う。これは、上述したが、監視地点から伝送されてくる
情報の転送レートに比べて、第1次あるいは第2次記録
媒体間の転送レートが大幅に高いことから、リアルタイ
ムで各監視地点からの圧縮情報を記録媒体に記録すると
共に既に記録されている過去の圧縮情報を読み出し伸張
出力することが可能となっている。
【0078】集中監視局8のコントローラ18にて発生
し監視地点A〜Dへ伝送される制御信号について説明す
る。集中監視局8側のコントローラ18は、第1に、モ
デム15を介して定常状態にある各監視地点に対して通
信回線をオープンにし伝送情報の伝送を要求する。第2
に、コントローラ18は、各監視地点のコントローラ1
3における基準動き量及びタイマ回路の遅延時間を設定
する制御信号を発生する。
【0079】更に、コントローラ18は、モデム15あ
るいはモデム16を介して供給される各監視地点からの
伝送情報を、第1次記録媒体19あるいは第2次記録媒
体20に記録すべく、第1次記録媒体19あるいは第2
次記録媒体20の記録制御を行う。これは、第1次記録
媒体19から第2次記録媒体20への編集・記録を含
む。そして、第1次記録媒体19あるいは第2次記録媒
体20に既に記録されている伝送情報を再生しデコーダ
17に供給すべく第1次記録媒体19あるいは第2次記
録媒体20の再生制御を行う。
【0080】以上説明したように、本発明の一実施例に
よれば、複数の遠隔監視地点における映像情報あるいは
音声情報を圧縮し、上記圧縮した情報を伝送路を介して
情報の一括管理を行う集中監視局に伝送する情報伝送に
おいて、遠隔監視地点での状態が定常状態か非定常状態
かを判別し、定常状態では、複数の遠隔監視地点での監
視情報を所定の時間間隔で、コマ落とし式に順次、圧縮
伝送して一つの通常回線にて集中監視局へ伝送する。そ
して、非定常状態となると、その非定常状態となった遠
隔監視地点から、多くの監視情報を伝送する必要があ
り、フレーム間圧縮手段を用いることにより映像信号の
圧縮率を高めると共に、非定常状態の監視地点が独立し
て専用回線を用いた伝送を行いて、監視情報のリアルタ
イム伝送を行う。定常状態の他の監視地点の情報は、通
常回線で伝送される。上記監視地点の定常状態と非定常
状態の選択は、監視映像情報の動き検出により行うが、
状態選択の基準となる動き量の基準値を可変可能とし、
集中監視局からも基準値の設定できるように構成してい
るので、各監視地点の環境に合った状態設定ができる。
【0081】したがって、複数の監視・観測地点からの
情報を、監視・観測地点以下の通信回線数で、監視・観
測情報の遠隔モニタリングが可能な遠隔情報の送信方法
及び送信装置を実現することができる。
【0082】なお、この動き検出の基準値は、最小値に
設定すれば常に非定常状態を選択でき、最大値に設定す
れば常に定常状態を選択するようにもできる。
【0083】また、集中監視局内では、伝送路のデータ
転送レートに比べて大幅に高転送レートの記録再生が可
能な記録媒体を有し、この記録媒体は、伝送路を介して
供給された圧縮監視情報をリアルタイムで記録するラン
ダムアクセス性に優れた第1の記録媒体と、この第1の
記録媒体に記録された監視情報を各監視地点毎の情報に
まとめて編集記録する大容量の第2の記録媒体を備えて
いるので、伝送されてくる監視情報のリアルタイムのモ
ニタリング及び記録、あるいは既に記録された監視情報
の再生等を自由に選択でき使い勝手の良い監視情報の保
存あるいは再生・モニタリングができる。
【0084】なお、上記実施例の集中監視局におけるコ
ントローラ18(図1)は、図8に示すようなコンピュ
ータを用いても実現できる。つまり、図8において、6
0、61は通信機端末器7(図1)に接続される伝送情
報の入出力端子、62、63は映像及び音声の出力端
子、64、65はモデム、66〜69はワークステーシ
ョンあるいはパーソナルコンピュータ等の小型コンピュ
ータ、70はメモリ装置、71はディスク装置、72は
VTR装置、73は映像伸張装置、74は音声伸張装
置、75はバスである。
【0085】入出力端子60、モデム64、コンピュー
タ66は、定常状態における監視情報の受信処理及び制
御信号の送信処理を行い、入出力端子61、モデム6
5、コンピュータ67は、非定常状態における監視情報
の受信処理及び制御信号の送信処理を行う。小型コンピ
ュータ66及び67は、伝送されてくる監視情報を、バ
ス75を介してメモリ装置70に供給し書き込むと共に
各監視地点に供給する制御信号を発生する。
【0086】小型コンピュータ68は監視情報の編集制
御を行うものであり、メモリ装置70に書き込まれた監
視情報をディスク装置71に転送し、ディスク装置71
に記録されている監視情報を、例えば監視地点毎にまと
める等の編集処理を行いVTR装置72に記録する。小
型コンピュータ69は、監視情報の出力制御を行うもの
であり、メモリ装置70に書き込まれている監視情報
を、映像伸張装置73あるいは音声伸張装置74に供給
する。
【0087】また、既にディスク装置71あるいはVT
R装置72に記録されている監視情報を出力する場合
は、ディスク装置71あるいはVTR装置72に記録さ
れている監視情報をメモリ装置70に転送する。映像伸
張装置73及び音声伸張装置74は、供給される圧縮映
像情報及び圧縮音声情報を元に戻し出力端子62、63
を介してモニター21、スピーカ22(図1)に供給す
る。
【0088】各装置間及び各コンピュータ間の情報伝送
はバス75を介して行われる。図8では、定常状態の伝
送制御と非定常状態の伝送制御と記録情報の編集制御及
び出力制御を、それぞれ1台づつの小型コンピュータで
処理しているが、当然これは処理能力に応じてコンピュ
ータの台数は削減できる。
【0089】なお、上述した実施例では、監視地点が4
ヶ所の場合を示しているが、この監視地点の数は4ヶ所
では無く、1カ所、2カ所、3カ所又は5カ所であって
もよい。ただし、監視地点が1カ所の場合には、通信回
線は、1回線であり、定常状態の場合には、図3に示す
ような圧縮方法により圧縮したデータを、間欠的に(図
5に示すように、25分間のうち3分間)伝送し、非定
常状態となると、図3に示すような伝送方法により、同
一回線を使用して、データを転送する。この場合におい
ては、定常状態における回線使用頻度を低下することが
可能となる。
【0090】また、本実施例の映像信号圧縮方式にDC
T方式を用いているが、他の圧縮方式を用いても良し、
フレーム間圧縮方式として過去の映像信号との比較を用
いているが、これも例えばMPEG(Moving Pictuer E
xperts Group)方式等の相対的な未来の映像信号を用い
るフレーム間圧縮方式を用いても良い。
【0091】また、上述した例において、一つの監視地
点が非定常状態となり、さらに、他の監視地点が非定常
状態となった場合には、先に、非定常状態となった監視
地点からの情報を上述したように、一つの回線で集中監
視局に伝送する。そして、他の非定常状態となった監視
地点の情報は、定常状態の情報を伝送する回線の残余の
部分を使用して伝送することも可能である。つまり、定
常状態の監視地点は、2カ所となり、図5に示すよう
に、定常状態の情報伝送については、25分のうち、3
分+3分=6分間だけ使用すればよいので、残りの19
分間を使用して、非定常状態となった他の一つの監視地
点の情報を圧縮し、伝送することもできる。
【0092】また、上述した例は、本発明をビルや店舗
等の複数の監視地点の監視を行う場合に適用した例であ
るが、例えば、同一工場又は同一プラント内における複
数の監視地点の監視を行う場合にも、本発明は適用可能
である。
【0093】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、以下のような効果がある。遠隔情報の送信方法に
おいて、遠隔地における映像信号のフレーム映像信号か
ら映像対象の動き量を検出し、検出した動き量が所定値
以下である第1モードの場合には、映像信号を第1の圧
縮率で圧縮して所定の時間間隔で送信し、検出した動き
量が所定値を超える第2モードの場合には、映像信号を
第2の圧縮率で圧縮して、ほぼ連続的に送信するように
構成した。したがって、監視・観測地点からの情報を、
低い通信頻度で伝送可能であり、監視・観測地点以下の
通信回線数で、監視・観測情報の遠隔モニタリングが可
能な遠隔情報の送信方法を実現することができる。
【0094】また、遠隔情報の送信装置において、圧縮
情報発生手段が、映像信号を映像フレーム単位で圧縮す
るフレーム内圧縮手段と、映像信号を複数の映像フレー
ム単位にまたがって圧縮するフレーム間圧縮手段と、映
像信号のフレーム映像信号から映像対象の動き量を検出
し、動き量が所定値以下の場合には第1モードと設定
し、所定値を超える場合には第2モードと設定するモー
ド設定手段と、第1モードの場合にはフレーム内圧縮映
像信号を発生し、第2モードの場合には、フレーム内で
圧縮するとともに、フレーム間で圧縮した映像信号を発
生するように、圧縮手段を切り換える圧縮情報切り換え
手段とを備えるように構成した。したがって、監視・観
測地点からの情報を、低い通信頻度で伝送可能であり、
監視・観測地点以下の通信回線数で、監視・観測情報の
遠隔モニタリングが可能な遠隔情報の送信装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である遠隔情報の送信装置の
概略構成図である。
【図2】本発明が適用される使用環境を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の一実施例における定常状態及び非定常
状態の1つの監視地点に対する伝送情報の仕様の数値例
を示したものである。
【図4】監視地点におけるエンコーダの構成を示すブロ
ック図である。
【図5】監視地点の定常状態における信号送信タイミン
グの説明図である。
【図6】監視地点の非定常状態における信号送信タイミ
ングの説明図である。
【図7】集中監視局におけるデコーダの概略構成図であ
る。
【図8】集中監視局をワークステーションあるいはパー
ソナルコンピュータ等を用いて構成する場合の構成例を
示した図である。
【符号の説明】
1〜4 監視地点 5、7 通信機端末器 6 通信回線網 8 集中監視局 9 カメラ 10 マイク 12 エンコーダ 13、18 コントローラ 14〜16 モデム 64、65 モデム 17 デコーダ 19 第1次記録媒体 20 第2次記録媒体 21 モニタ 22 スピーカ 31 フレームメモリ 32 動き検出回路 33 減算器 34、41、57 スイッチ 35 DCT回路 36 量子化回路 37、54 逆量子化回路 38、55 逆DCT回路 39、56 加算器 40、58 差分用メモリ 42 音声圧縮回路 43 符号化回路 44 送信用バッファメモリ 52 受信用バッファメモリ 53 復号化回路 59 音声伸張回路 66〜69 ワークステーション(パーソナルコ
ンピュータ) 70 メモリ装置 71 ディスク装置 72 VTR装置 73 映像伸張装置 74 音声伸張装置 75 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 義憲 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (56)参考文献 特開 平3−3495(JP,A) 特開 平2−100486(JP,A) 特開 昭63−149973(JP,A) 特開 平5−22710(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の監視地点からの映像情報を、一つの
    回線で時分割で集中監視局に伝送して監視する、複数の
    監視地点の映像情報の送信方法であって、 各監視地点で検出した映像対象の動き量が所定値以下の
    場合には、複数の連続する映像フレームのうち、所定の
    映像フレーム数間隔毎に抽出した映像フレームをフレー
    ム内圧縮し、圧縮した映像フレームの映像情報を集中監
    視局に伝送し、 ある監視地点で検出した映像対象の動き量が所定値を越
    える場合には、その監視地点の複数の連続する映像フレ
    ームのうち、所定の映像フレーム数間隔毎に抽出した映
    像フレームをフレーム内圧縮し、抽出しなかった映像フ
    レームをフレーム間圧縮し、 フレーム内圧縮した映像フレームとフレーム間圧縮した
    映像フレームとの映像情報を集中監視局に伝送すること
    を特徴とする複数の監視地点の映像情報の送信方法
  2. 【請求項2】複数の監視地点からの映像情報を、一つの
    回線で時分割で集中監視局に伝送して監視する、複数の
    監視地点の映像情報の送信方法であって、 各監視地点で検出した映像対象の動き量が所定値以下の
    場合には、複数の連続する映像フレームのうち、第1の
    映像フレーム数間隔毎に抽出した映像フレームをフレー
    ム内圧縮し、圧縮した映像フレームの映像情報を集中監
    視局に伝送し、 ある監視地点で検出した映像対象の動き量が所定値を越
    える場合には、その監視地点の複数の連続する映像フレ
    ームのうち、第1の映像フレーム数間隔毎に抽出した映
    像フレームをフレーム内圧縮し、上記第1の映像フレー
    ム数間隔より少ない第2の映像フレーム数間隔毎に抽出
    した映像フレームをフレーム間圧縮し、 フレーム内圧縮した映像フレームとフレーム間圧縮した
    映像フレームとの映像情報を集中監視局に伝送すること
    を特徴とする複数の監視地点の映像情報の送信方法
  3. 【請求項3】請求項1又は2のうちのいずれか一項記載
    の複数の監視地点の映像情報の送信 方法において、上記
    ある監視地点で検出した映像対象の動き量が所定値を越
    える場合にフレーム内圧縮した映像フレームとフレーム
    間圧縮した映像フレームとの映像情報を他の複数の監視
    地点からの映像情報を伝達する一つの回線とは異なる別
    の回線で送信することを特徴とする複数の監視地点の映
    像情報の送信方法
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3のうちのいずれか一項
    記載の複数の監視地点の映像情報の送信方法において、
    上記ある監視地点で検出した映像対象の動く量が所定値
    を越えるれ場合には、音声情報を圧縮し、上記圧縮した
    映像情報とともに送信することを特徴とする複数の監視
    地点の映像情報の送信方法。
  5. 【請求項5】複数の監視地点からの映像情報を、一つの
    回線で時分割で集中監視局に伝送して監視する、複数の
    監視地点の映像情報の送信装置において、 各監視地点の映像対象の動き量を検出し、所定値以下で
    あるか否かを判定する動き検出手段と、 複数の連続する映像フレームのうち、所定の映像フレー
    ム数間隔毎に抽出した映像フレームをフレーム内圧縮す
    る第1の圧縮手段と、 複数の連続する映像フレームのうち、所定の映像フレー
    ム数間隔毎に抽出した映像フレームをフレーム内圧縮
    し、抽出しなかった映像フレームをフレーム間圧縮する
    第2の圧縮手段と、 上記動き検出手段により動き量が所定値以下であると判
    定されたとき、上記第1の圧縮手段を選択し、上記動き
    検出手段により動き量が所定値を越えると判定されたと
    き上記第2の圧縮手段を選択する切り換え手段と、 を備えることを特徴とする複数の監視地点の映像情報の
    送信装置
  6. 【請求項6】複数の監視地点からの映像情報を、一つの
    回線で時分割で集中監視局に伝送して監視する、複数の
    監視地点の映像情報の送信装置において、 各監視地点の映像対象の動き量を検出し、所定値以下で
    あるか否かを判定する動き検出手段と、 複数の連続する映像フレームのうち、第1の映像フレー
    ム数間隔毎に抽出した 映像フレームをフレーム内圧縮す
    る第1の圧縮手段と、 複数の連続する映像フレームのうち、第1の映像フレー
    ム数間隔毎に抽出した映像フレームをフレーム内圧縮
    し、上記第1の映像フレーム数間隔より少ない第2の映
    像フレーム数間隔毎に抽出した映像フレームをフレーム
    間圧縮する第2の圧縮手段と、 上記動き検出手段により動き量が所定値以下であると判
    定されたとき、上記第1の圧縮手段を選択し、上記動き
    検出手段により動き量が所定値を越えると判定されたと
    き上記第2の圧縮手段を選択する切り換え手段と、 を備えることを特徴とする複数の監視地点の映像情報の
    送信装置
  7. 【請求項7】請求項5又は6のうちのいずれか一項記載
    複数の監視地点の映像情報の送信装置において、上記
    動き検出手段手段は、 時間的に隔たった複数のフレーム映像信号から動き量を
    検出する動き量検出手段と、 基準となる動き量を発生する基準動き量発生手段と、 上記動き量検出手段により検出された動き量と上記基準
    動き量発生手段により発生された基準動き量とを比較す
    る比較手段と、 を備えることを特徴とする複数の監視地点の映像情報の
    送信装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の複数の監視地点の映像情報
    の送信装置において、上記動き検出手段は、さらに、所
    定の時間経過量を計測するタイマ手段を備え、上記動き
    検出手段により動き量が所定値を越えると判定された状
    態から、動き量が所定値以下であると判定されたとき、
    動き量が所定値以下であると判定された状態が上記タイ
    マ手段により計測される所定の時間経過量だけ維持され
    場合にのみ、上記動き検出手段が、上記第2の圧縮手
    段から上記第2の圧縮手段に切り換えるように上記切り
    換え手段を制御することを特徴とする複数の監視地点の
    映像情報の送信装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の複数の監視地点の映像情報
    の送信装置において、 上記基準動き量発生手段の基準動き量と上記タイマ手段
    の所定の時間経過量を可変にする時間経過量可変手段
    と、この可変手段の可変量を制御する制御信号の発生手
    段とを備えることを特徴とする複数の監視地点の映像
    報の送信装置。
  10. 【請求項10】請求項5、6、7、8又は9のうちのい
    ずれか一項記載の複数の監視地点の映像情報の送信装置
    において、 声情報を圧縮する音声圧縮手段を有し、上記第2の圧
    縮手段にて映像情報を送信する際に、上記音声圧縮手段
    による音声情報も加えて送信することを特徴とする複数
    の監視地点の映像情報の送信装置。
  11. 【請求項11】複数の監視地点からの映像情報を、一つ
    の回線で時分割で集中監視局に伝送して監視する、複数
    の監視地点の映像情報の送信装置において、 各監視地点の映像対象の動き量を検出し、所定値以下で
    あるか否かを判定する動き検出手段と、 複数の連続する映像フレームのうち、所定の映像フレー
    ム数間隔毎に抽出した映像フレームをフレーム内圧縮す
    る第1の圧縮手段と、 複数の連続する映像フレームのうち、所定の映像フレー
    ム数間隔毎に抽出した映像フレームをフレーム内圧縮
    し、抽出しなかった映像フレームをフレーム間圧縮する
    第2の圧縮手段と、 上記動き検出手段により動き量が所定値以下であると判
    定されたとき、上記第1の圧縮手段を選択し、上記動き
    検出手段により動き量が所定値を越えると判定されたと
    き上記第2の圧縮手段を選択する切り換え手段とを有す
    る圧縮情報発生手段と、 上記圧縮情報発生 手段により圧縮された映像情報を一時
    的に保存するバッファメモリと、 上記バッファメモリに保存された複数フレームの上記圧
    縮映像情報を伝送路に供給する圧縮映像情報伝送手段
    と、を備え、 上記圧縮映像情報伝送手段は、上記集中監視局から供給
    される上記圧縮映像信号の発生タイミング制御信号に応
    答して、複数の圧縮情報発生手段から発生される複数の
    圧縮映像信号を互いに排他的な時間タイミングで上記
    中監視局に送信することを特徴とする複数の監視地点の
    映像情報の送信装置。
  12. 【請求項12】請求項5乃至11のうちのいずれか一項
    記載の複数の監視地点の映像情報の送信装置において、
    上記第1の圧縮手段にて圧縮された複数の監視地点から
    の映像情報を一つの回線で時分割で送信し、上記第2の
    圧縮手段にて圧縮された監視地点からの映像情報を上記
    一つの回線とは異なる別の回線で送信することを特徴と
    する複数の監視地点の映像情報の送信装置
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