JP3349894B2 - ファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置の制御方法

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JP3349894B2
JP3349894B2 JP17874296A JP17874296A JP3349894B2 JP 3349894 B2 JP3349894 B2 JP 3349894B2 JP 17874296 A JP17874296 A JP 17874296A JP 17874296 A JP17874296 A JP 17874296A JP 3349894 B2 JP3349894 B2 JP 3349894B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、JBIG方式の符
号化方式で画情報を処理する機能を備えたファクシミリ
装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、白黒二値画像データの高能率符号
化方式として、いわゆるJBIG方式が広まりつつあ
り、例えば、ITU−T勧告T.85のように、ファク
シミリ装置の符号化方式として採用されるようになって
きている。
【0003】このJBIG方式の符号化方式による画情
報(以下、JBIG画情報という)は、図7(a)に示
すように、二値画像体BIEとして定義され、この二値
画像体BIEは、同図(b)に示すように、二値画像ヘ
ッダBIHと二値画像データBIDから構成される。
(なお、以下の説明は、ITU−T勧告T.85に基づ
いており、各用語の正確な内容およびJBIG方式自体
の詳細については、同勧告を参照されたい。)
【0004】二値画像ヘッダBIHは、同図(c)に示
すように、最低解像度のレイヤをあらわすデータDL、
最終解像度レイヤをあらわすデータD、ビットプレーン
数をあらわすデータP、水平方向のサイズをあらわすデ
ータXD、垂直方向のサイズをあらわすデータYD、最
低解像度の1ストライプ当たりのライン数をあらわすデ
ータL0、AT(アダプティブテンプレート)画素にお
ける最大水平オフセットをあらわすデータMX、AT画
素における最大垂直オフセットをあらわすデータMY、
二値画像データBIDを形成しているストライプデータ
の順序を規定する順序データ、および、オプションを規
定するオプションデータからなる。
【0005】また、オプションデータには、2ラインテ
ンプレートを選択することをあらわすデータLRLTW
O、NEWLENマーカーを使用するか否かをあらわす
データVLENGTH、差分レイヤのTP使用の可否を
あらわすデータTPDON、ベースレイヤのTP使用の
可否をあらわすデータTPBON、DPの使用可否をあ
らわすデータDPON、プライベートDPテーブルの使
用の可否をあらわすデータDPPRIV、および、ラス
トDPテーブルの使用の可否をあらわすデータDPLA
STが含まれる。なお、これらのデータLRLTWO,
VLENGTH,TPDON,TPBON,DPON,
DPPRIV,DPLASTは、それぞれ1ビットデー
タである。
【0006】二値画像データBIDには、同図(d)に
示すように、原画像の所定ライン数分(これを「ストラ
イプ」という)の符号データをまとめてなる1つ以上の
ストライプデータ体SDEが、1つ以上含まれる。ま
た、ストライプデータ体SDEの間または最初のストラ
イプデータ体SDEの前には、情報を制御するための浮
動マーカ情報を挿入することができる。
【0007】ストライプデータ体SDEは、同図(e)
に示すように、符号データの本体であるプロテクティド
ストライプ符号データPSCD、所定のコードESC、
および、データSDRSTまたはSDNORMからな
る。なお、データSDRSTまたはデータSDNORM
は、符号化中のデータの状態を次のストライプデータの
処理の前にリセットするか、あるいは、次のストライプ
データの処理に引き継ぐかの指定をあらわすためのもの
である。
【0008】また、浮動マーカ情報は、AT画素の位置
をあらわすATMOVEマーカー、垂直方向のサイズの
変更をあらわすNEWLENマーカー、および、プライ
ベートコメントをあらわすCOMMENTマーカーの3
種類が定義されており、適宜に指定することができる。
【0009】ここで、NEWLENマーカーは、二値画
像ヘッダBIHにおいてデータYDで定義した垂直方向
のサイズを変更するために用いられ、同図(f)に示す
ように、コードESC、コードNEWLEN、および、
垂直方向のサイズデータYDからなる。また、このNE
WLENマーカーが付加される場合には、オプションデ
ータのデータVLENGTHにデータ「1」がセットさ
れる。
【0010】ところで、ファクシミリ装置では、スキャ
ナで読み取った画像データを符号化しながら相手側に送
信するといういわゆる直接送信モードが適用される場合
がある。また、この場合、1ページ当たりの画像データ
のライン数は、原稿画像の読み取りを終了するまで判明
しない。
【0011】一方、JBIG画情報を構成する1つの二
値画像体BIEでは、二値画像ヘッダBIHのデータY
Dにおいて、符号化された元画像データのライン数を示
しているが、上述した直接送信モードで画情報送信する
場合には、符号化を始める前の段階で画像データのライ
ン数を知ることができないので、この場合には、二値画
像データBIDに挿入するNEWLENマーカーを用
い、通常では、最後のストライプデータ体SDEの次に
配置する。また、この場合には、二値画像ヘッダBIH
のオプションデータのデータVLENGTHにデータ
「1」がセットされる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そのために、受信側で
は、JBIG画情報を受信する際、最初に受信する二値
画像ヘッダBIHのデータVLENGTHにデータ
「1」がセットされているか否かを調べて、データVL
ENGTHにデータ「1」がセットされている場合に
は、受信した二値画像データBIDの各ストライプデー
タ体SDEを符号化した後に、NEWLENマーカーを
受信して、実際の画像データのライン数を判別して、復
号化処理を停止する必要がある。
【0013】このような復号化処理の停止の判定が必要
になるのは、JBIG方式では、符号データの終了を判
定するための符号データが定義されておらず、したがっ
て、復号化して得た画像データのライン数を判定して、
画像データの終了を判定する必要があるためである。
【0014】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、JBIG画情報を適切に復号化できるファク
シミリ装置の制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、JBIG方式
の符号化方式で画情報を符号化復号化処理する機能を備
えたファクシミリ装置の制御方法において、JBIG画
情報を受信すると、受信したJBIG画情報のヘッダ情
報を解析して、そのJBIG画情報でNEWLENマー
カーが使用されているか否かを調べ、NEWLENマー
カーが使用されているときには、上記受信したJBIG
画情報からNEWLENマーカーを探し出して、そのN
EWLENマーカーで指示された画情報の合計ライン数
を認識し、上記受信したJBIG画情報を復号化する
際、その復号化後の画像データのライン数が上記認識さ
れた合計ライン数に一致するまで、復号化処理を行うよ
うにしたものである。
【0016】また、JBIG方式の符号化方式で画情報
を符号化復号化処理する機能を備えたファクシミリ装置
の制御方法において、JBIG画情報を受信すると、受
信したJBIG画情報のヘッダ情報を解析して、そのJ
BIG画情報でNEWLENマーカーが使用されている
か否かを調べ、NEWLENマーカーが使用されている
ときには、上記受信したJBIG画情報を復号化する
際、探し出したNEWLENマーカーで指示された画情
報の合計ライン数を認識し、その復号化後の画像データ
のライン数を、上記認識された合計ライン数に制限する
ようにしたものである。
【0017】また、JBIG方式の符号化方式で画情報
を符号化復号化処理する機能を備えたファクシミリ装置
の制御方法において、画情報受信時、送信側には、JB
IG方式のベーシック方式のみを備えている旨を通知す
る一方、JBIG画情報を受信すると、受信したJBI
G画情報のヘッダ情報を解析して、そのJBIG画情報
でNEWLENマーカーが使用されているか否かを調
べ、NEWLENマーカーが使用されているときには、
上記受信したJBIG画情報を復号化する際、探し出し
たNEWLENマーカーで指示された画情報の合計ライ
ン数を認識し、その復号化後の画像データのライン数
を、上記認識された合計ライン数に制限するようにした
ものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0020】同図において、制御部1は、このファクシ
ミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送
制御手順処理を行うものであり、システムメモリ2は、
制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理
プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記
憶するとともに、ページメモリ等の制御部1のワークエ
リアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、こ
のグループ3ファクシミリ装置に固有な各種の情報を記
憶するためのものである。
【0021】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0022】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、通常のMH方式、M
R方式、および、MMR方式と、JBIG方式の符号化
方式の両方の符号化複号化機能を備えている。画像蓄積
装置8は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶す
るためのものである。
【0023】グループ3ファクシミリモデム9は、グル
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.34モデム、V.
17モデム、V.29モデム、V.27terモデムな
ど)を備えている。
【0024】網制御装置10は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0025】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ
3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10は、
内部バス11に接続されており、これらの各要素間での
データのやりとりは、主としてこの内部バス11を介し
て行われている。
【0026】また、網制御装置10とグループ3ファク
シミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
【0027】図2は、本発明の一実施例にかかる着信検
出時の処理例を示している。
【0028】着信検出すると、着信応答し(処理10
1)、所定の被呼局識別信号CEDを送出し(処理10
2)、自端末に備えられている非標準的な装置機能(例
えば、JBIG方式など)を通知するための非標準機能
識別信号NSF、および、自端末に備えられている標準
的な装置機能を通知するためのデジタル識別信号DIS
を送出する(処理103)。
【0029】そして、相手端末より非標準機能設定信号
NSSを受信すると(処理104)、そのときに指定さ
れた符号化方式がJBIG方式であるかどうかを調べる
(判断105)。判断105の結果がYESになるとき
には、指定されたモデム速度で所定のモデムトレーニン
グ手順を実行して(処理106)、そのときに使用する
モデム速度を決定し、所定の受信手順を開始する(処理
107)。
【0030】ここで、受信した二値画像体BIEの二値
画像ヘッダBIHのオプションデータを調べて、データ
VLENGTHにデータ「1」がセットされていて、N
EWLENマーカーを使用することが指定されているか
どうかを調べ(判断108)、判断108の結果がYE
Sになるときには、受信したJBIG画情報を画像蓄積
装置8に一旦蓄積する(処理109)。また、判断10
8の結果がNOになるときには、受信したJBIG画情
報を符号化復号化部7で復号化して元の画像データを形
成し、その画像データの画像をプロッタ5より記録出力
させる(処理110)。
【0031】画情報の受信を終了すると、所定の伝送後
手順を実行し(処理111)、回線を復旧して(処理1
12)、一連の画情報受信動作を終了する。
【0032】また、相手端末より指定された画情報の符
号化方式が通常方式であり、判断105の結果がNOに
なるときには、通常の画情報受信処理を実行し(処理1
13)、この画情報受信処理を終了すると、処理112
に移行して回線を復旧し、一連の画情報受信動作を終了
する。
【0033】また、画情報受信時に、JBIG画情報を
蓄積した場合には、図3に示した処理を実行して、JB
IG画情報を復号化し、それによって得た画像データの
画像をプロッタ5より記録出力する。
【0034】まず、蓄積しているJBIG画情報からN
EWLENマーカーを検出するまで、JBIG画情報デ
ータをスキャンする(判断201,202のNOルー
プ)。NEWLENマーカーを検出して、判断201の
結果がYESになると、そのデータYDで示された合計
ライン数の値を変数LAに代入する(処理203)。
【0035】次いで、復号化したライン数をカウントす
るためのカウンタLCの値を「0」に初期設定して(処
理204)、JBIG画情報の復号化処理を行う。すな
わち、符号化復号化部7によりJBIG画情報の1ライ
ン分を復号化し(処理205)、ラインカウンタLCの
値を1つ増やし(処理206)、復号化した1ライン分
の画像データを、ページバッファにライン順序に保存す
る(処理207)。
【0036】そして、ここで、ラインカウンタLCの値
が変数LAの値よりも大きくなっているかどうかを調べ
(判断208)、判断208の結果がNOになるときに
は、その時点で、JBIG画情報データの全ての復号化
処理が終了しているかどうかを調べ(判断209)、判
断209の結果がNOになるときには、指定されたライ
ン数の画像データが形成されていないので、処理205
に戻り、残りの画像データの復号化処理を行う。
【0037】また、判断208の結果がYESになると
き、および、判断209の結果がYESになるときに
は、受信したJBIG画情報の復号化処理を終了したの
で、そのときのページメモリに保存されている1ページ
分の画像データをプロッタ5に転送して、1ページ分の
受信原稿を記録出力する(処理210)。
【0038】このようにして、本実施例では、受信した
JBIG画情報でNEWLENマーカーが使用されてい
ることが通知されているときには、その受信したJBI
G画情報を一旦蓄積し、蓄積したJBIG画情報からN
EWLENマーカーを探し出し、蓄積したJBIG画情
報に基づき、NEWLENマーカーにより指定された合
計ライン数の画像データを復号化して形成するようにし
ているので、無駄な画像データを形成することがなく、
送信側で読み取った原稿画像を適切に再現することがで
きる。
【0039】図4は、本発明の他の実施例にかかる着信
検出時の処理例を示している。
【0040】着信検出すると、着信応答し(処理30
1)、所定の被呼局識別信号CEDを送出し(処理30
2)、自端末に備えられている非標準的な装置機能(例
えば、JBIG方式など)を通知するための非標準機能
識別信号NSF、および、自端末に備えられている標準
的な装置機能を通知するためのデジタル識別信号DIS
を送出する(処理303)。
【0041】そして、相手端末より非標準機能設定信号
NSSを受信すると(処理304)、そのときに指定さ
れた符号化方式がJBIG方式であるかどうかを調べる
(判断305)。判断305の結果がYESになるとき
には、指定されたモデム速度で所定のモデムトレーニン
グ手順を実行して(処理306)、そのときに使用する
モデム速度を決定し、所定の受信手順を開始する(処理
307)。
【0042】次に、復号化したライン数をカウントする
ためのカウンタLCの値を「0」に初期設定し(処理3
08)、符号化復号化部7によりJBIG画情報の1ラ
イン分を復号化し(処理309)、ラインカウンタLC
の値を1つ増やし(処理310)、復号化した1ライン
分の画像データを、ページバッファにライン順序に保存
する(処理311)。
【0043】ここで、NEWLENマーカーを検出した
かどうかを調べて(判断312)、判断312の結果が
YESになるときには、NEWLENマーカーのデータ
YDで示された合計ライン数の値を変数LAに代入する
(処理313)。また、判断312の結果がNOになる
ときには、処理313を実行しない。
【0044】そして、JBIG画情報データの全ての復
号化処理が終了しているかどうかを調べ(判断31
4)、判断314の結果がNOになるときには、処理3
09に戻り、残りの画像データの復号化処理を行う。
【0045】JBIG画情報データの全ての復号化処理
が終了して、判断314の結果がYESになるときに
は、1ページ分の画情報の受信終了手順を実行する(処
理315)。そして、そのときのラインカウンタLCの
値が変数LAの値よりも大きくなっているかどうかを調
べ(判断316)、判断316の結果がYESになると
きには、ページメモリに保存した画像データのうち、第
1ラインから変数LAで示されたライン数までの部分以
外の画像データを、ページメモリから削除する(処理3
17)。また、判断316の結果がNOになるときに
は、処理317を実行しない。
【0046】このようにして、1ページ分の画像データ
がページメモリに揃うと、そのページメモリに保存され
ている1ページ分の画像データをプロッタ5に転送し
て、1ページ分の受信原稿を記録出力する(処理31
8)。
【0047】次いで、相手端末より、次のページを送信
することが通知されているかどうかを調べ(判断31
9)、判断319の結果がYESになるときには、処理
308に戻り、次のページの画情報受信動作を行う。
【0048】また、判断319の結果がNOになるとき
には、所定の終了手順に従って回線を復旧して(処理3
20)、一連の画情報受信動作を終了する。
【0049】また、相手端末から通知された画情報の符
号化方式が通常方式の場合で、判断305の結果がNO
になるときには、通常の画情報受信処理を実行し(処理
321)、この画情報受信処理を終了すると、処理32
0に移行して、所定の終了手順に従って回線を復旧し、
一連の画情報受信動作を終了する。
【0050】このようにして、本実施例では、復号化処
理により、NEWLENマーカーにより指定された合計
ライン数以上の画像データが形成された場合には、その
画像データのライン数を、指定された合計ライン数に制
限しているので、無駄な画像データを形成することがな
く、送信側で読み取った原稿画像を適切に再現すること
ができる。
【0051】ところで、上述した実施例では、ページメ
モリのデータ容量として、1ページ分の画像データを保
持可能なデータ容量が必要であるが、このページメモリ
に必要なデータ容量を削減できるようにした、本発明の
さらに他の実施例にかかる受信時の処理を図5および図
6に示す。
【0052】この場合、着信検出すると、着信応答し
(処理401)、所定の被呼局識別信号CEDを送出し
(処理402)、自端末に備えられている非標準的な装
置機能(例えば、ベーシック方式のJBIG方式など)
を通知するための非標準機能識別信号NSF、および、
自端末に備えられている標準的な装置機能を通知するた
めのデジタル識別信号DISを送出する(処理40
3)。
【0053】そして、相手端末より非標準機能設定信号
NSSを受信すると(処理404)、そのときに指定さ
れた符号化方式がJBIG方式であるかどうかを調べる
(判断405)。判断405の結果がYESになるとき
には、指定されたモデム速度で所定のモデムトレーニン
グ手順を実行して(処理406)、そのときに使用する
モデム速度を決定し、所定の受信手順を開始する(処理
407)。
【0054】次に、復号化したライン数をカウントする
ためのカウンタLCの値を「0」に初期設定し(処理4
08)、符号化復号化部7によりJBIG画情報の1ラ
イン分を復号化し(処理409)、ラインカウンタLC
の値を1つ増やし(処理410)、復号化した1ライン
分の画像データを、ベーシック方式で規定される128
ライン分のストライプに対応した128ライン分のデー
タ容量を持つページバッファにライン順序に保存する
(処理411)。なお、JBIG方式のベーシック方式
では、上述したスプライトのサイズが128ラインに規
定されており、したがって、この場合、二値画像データ
BIDの各ストライプデータ体SDEには、原画像の1
28ライン分を超えない符号データが含まれる。
【0055】ここで、NEWLENマーカーを検出した
かどうかを調べて(判断412)、判断412の結果が
YESになるときには、NEWLENマーカーのデータ
YDで示された合計ライン数の値を変数LAに代入する
(処理413)。また、判断412の結果がNOになる
ときには、処理413を実行しない。
【0056】また、1つのストライプである128ライ
ン分の画像データを形成したかどうかを調べ(判断41
4)、判断414の結果がYESになるときには、デー
タバッファの128ライン分の画像データをプロッタ5
に転送して、その部分の画像を記録出力させる(処理4
15)。また、判断414の結果がNOになるときに
は、処理415を実行しない。
【0057】そして、JBIG画情報データの全ての復
号化処理が終了しているかどうかを調べ(判断41
6)、判断416の結果がNOになるときには、処理4
09に戻り、残りの画像データの復号化処理を行う。
【0058】JBIG画情報データの全ての復号化処理
が終了して、判断416の結果がYESになるときに
は、1ページ分の画情報の受信終了手順を実行する(処
理417)。そして、そのときのラインカウンタLCの
値が変数LAの値よりも大きくなっているかどうかを調
べ(判断418)、判断418の結果がYESになると
きには、ページメモリに保存した画像データのうち、
(LC−LA)のライン数に相当する画像データを、最
終ラインから削除する(処理419)。また、判断41
8の結果がNOになるときには、処理419を実行しな
い。
【0059】このようにして、1ページ分の画像データ
の最終ストライプの画像データがページメモリに揃う
と、そのページメモリに保存されている画像データをプ
ロッタ5に転送して、残りの画像を記録出力する(処理
420)。
【0060】次いで、相手端末より、次のページを送信
することが通知されているかどうかを調べ(判断42
1)、判断421の結果がYESになるときには、処理
408に戻り、次のページの画情報受信動作を行う。
【0061】また、判断421の結果がNOになるとき
には、所定の終了手順に従って回線を復旧して(処理4
22)、一連の画情報受信動作を終了する。
【0062】また、相手端末から通知された画情報の符
号化方式が通常方式の場合で、判断405の結果がNO
になるときには、通常の画情報受信処理を実行し(処理
423)、この画情報受信処理を終了すると、処理42
2に移行して、所定の終了手順に従って回線を復旧し、
一連の画情報受信動作を終了する。
【0063】このようにして、本実施例では、ベーシッ
ク方式のJBIG方式のみを備えていることを、送信側
端末に通知することで、二値画像データBIDの各スト
ライプデータ体SDEに含まれる原画像データのライン
数を128ラインに制限しているので、ページメモリに
必要なデータ容量を削減することができるので、装置コ
ストを低減することができる。
【0064】なお、上述した実施例では、本発明をグル
ープ3ファクシミリ装置に適用した場合について説明し
たが、本発明は、これ以外の画像伝送装置、例えば、グ
ループ4ファクシミリ装置や、これらのファクシミリ装
置と同等の画情報の伝送機能を備えたデータ端末装置に
ついても同様にして適用することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信したJBIG画情報でNEWLENマーカーが使用
されていることが通知されているときには、その受信し
たJBIG画情報を一旦蓄積し、蓄積したJBIG画情
報からNEWLENマーカーを探し出し、蓄積したJB
IG画情報に基づき、NEWLENマーカーにより指定
された合計ライン数の画像データを復号化して形成する
ようにしているので、無駄な画像データを形成すること
がなく、送信側で読み取った原稿画像を適切に再現する
ことができるという効果を得る。
【0066】また、復号化処理により、NEWLENマ
ーカーにより指定された合計ライン数以上の画像データ
が形成された場合には、その画像データのライン数を、
指定された合計ライン数に制限しているので、無駄な画
像データを形成することがなく、送信側で読み取った原
稿画像を適切に再現することができるという効果も得
る。
【0067】また、ベーシック方式のJBIG方式のみ
を備えていることを、送信側端末に通知することで、二
値画像データBIDの各ストライプデータ体SDEに含
まれる原画像データのライン数を128ラインに制限し
ているので、ページメモリに必要なデータ容量を削減す
ることができるので、装置コストを低減することができ
るという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置の構成例を示したブロック図。
【図2】本発明の一実施例にかかる着信検出時の処理例
を示したフローチャート。
【図3】JBIG画情報の復号化処理の一例を示したフ
ローチャート。
【図4】本発明の他の実施例にかかる着信検出時の処理
例を示したフローチャート。
【図5】本発明のさらに他の実施例にかかる着信検出時
の処理例の一部を示したフローチャート。
【図6】本発明のさらに他の実施例にかかる着信検出時
の処理例の他の部分を示したフローチャート。
【図7】JBIG方式の画情報データの構造を説明する
ための概略図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/41 - 1/419 H04N 1/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 JBIG方式の符号化方式で画情報を符
    号化復号化処理する機能を備えたファクシミリ装置の制
    御方法において、 JBIG画情報を受信すると、受信したJBIG画情報
    のヘッダ情報を解析して、そのJBIG画情報でNEW
    LENマーカーが使用されているか否かを調べ、NEW
    LENマーカーが使用されているときには、上記受信し
    たJBIG画情報からNEWLENマーカーを探し出し
    て、そのNEWLENマーカーで指示された画情報の合
    計ライン数を認識し、 上記受信したJBIG画情報を復号化する際、その復号
    化後の画像データのライン数が上記認識された合計ライ
    ン数に一致するまで、復号化処理を行うことを特徴とす
    るファクシミリ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 JBIG方式の符号化方式で画情報を符
    号化復号化処理する機能を備えたファクシミリ装置の制
    御方法において、 JBIG画情報を受信すると、受信したJBIG画情報
    のヘッダ情報を解析して、そのJBIG画情報でNEW
    LENマーカーが使用されているか否かを調べ、NEW
    LENマーカーが使用されているときには、上記受信し
    たJBIG画情報を復号化する際、探し出したNEWL
    ENマーカーで指示された画情報の合計ライン数を認識
    し、その復号化後の画像データのライン数を、上記認識
    された合計ライン数に制限することを特徴とするファク
    シミリ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 JBIG方式の符号化方式で画情報を符
    号化復号化処理する機能を備えたファクシミリ装置の制
    御方法において、 画情報受信時、送信側には、JBIG方式のベーシック
    方式のみを備えている旨を通知する一方、 JBIG画情報を受信すると、受信したJBIG画情報
    のヘッダ情報を解析して、そのJBIG画情報でNEW
    LENマーカーが使用されているか否かを調べ、NEW
    LENマーカーが使用されているときには、上記受信し
    たJBIG画情報を復号化する際、探し出したNEWL
    ENマーカーで指示された画情報の合計ライン数を認識
    し、その復号化後の画像データのライン数を、上記認識
    された合計ライン数に制限することを特徴とするファク
    シミリ装置の制御方法。
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