JP3348533B2 - 多人数収容室内の空気浄化方法 - Google Patents

多人数収容室内の空気浄化方法

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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多人数収容室内における
空気浄化方法に関するものであり、パチンコ店、麻雀
店、ディスコ、病院、老人ホーム等の遊戯室、或は、集
会所、待合室、非禁煙車輌等の様に、人が多く集まり、
たばこの煙や埃等で空気の汚れがひどくなる室内におい
て、その室内空気の浄化に有効に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来の多人数収容室内の空気を浄化する
方法としては、換気することにより空気を入れ替える方
法や、フィルターを有する空調機によって空気を循環さ
せて浄化する方法等が行われている。また空気を浄化す
る方法としては、消臭・脱臭機器を室内に設置する方法
や、オゾンによる脱臭効果や殺菌効果を利用して空気を
浄化する方法がある。オゾンは悪臭物質の酸化分解作用
や中和作用を有しており、また動植物性の有機質もしく
は無機質の有臭物質の多くに対して優れた脱臭効果を示
す。
【0003】オゾン発生器としては、例えば特開昭53
−26293号公報に記載されている様に、平面の金属
を誘導体で被覆した電極板間に高圧交流電圧を印加し無
声放電を行うことにより空気中の酸素をオゾン化する方
式のもの、または100 ボルトの交流を5000ボルト以上に
昇圧する変圧器を用い、高圧を整流器にてマイナス電圧
の脈流として2枚或はそれ以上の電極板からなる電極部
に印加し、無声放電を行いオゾンを発生させる方式のも
のがある。またイオン風によってオゾンを発生させる方
法がある(特開昭59−212630号公報)。
【0004】しかしながらオゾンの発生量が多い場合
は、オゾンの特異な臭気が強く感ぜられるだけでなく、
粘膜を刺激して人体に悪影響を及ぼす。0.1ppm以
上のオゾンを含有する空気を長期間呼吸することは安全
でない。
【0005】そこで多量のオゾンが放出されない様に、
空気浄化器はオゾン発生器にオゾン分解部を併設したも
のが多い。例えば実開昭55−142140号公報に示
される密閉室内脱臭器は、極板式オゾン発生器とオゾン
分解反応材内蔵の網容器とからなり、該脱臭器に吸入さ
れた空気がオゾン発生器近傍の脱臭反応空間を経た後、
オゾン分解反応材を経て器外に放出される構成となって
いる。
【0006】またコロナ放電やそれに伴うイオン風によ
って発生したオゾンを除去する目的で、イオン風下流部
にオゾン除去部材を配置した空気清浄器も提案されてい
る(特開昭59−193158号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記換気による方法で
は外気と入れ替えが行なわれるので冷暖房コストが高く
つき、また上記空調機による方法では多人数収容室内の
空気を浄化するには大量の空気を循環させなければなら
ない為に、空調機の稼動コストが高くつくという問題が
ある。上記消臭・脱臭機器を室内に設置する方法では、
該機器の付近だけしか空気の浄化効果がなく、多人数を
収容する大きな室内に用いるには不十分であり、また浄
化効果も不十分である。上記オゾンによる浄化方法で
は、前述の様にオゾンを多量に発生すると人体に不快感
や悪影響を与えるという問題があるので、オゾンの放出
を抑えたものとなっている。従ってオゾンによる浄化反
応は機器内においてのみなされ、上記実開昭55−14
2140号公報の方法においても脱臭器内に大量の空気
を循環させなければならなくなり、上記と同様稼動コス
トが高くなるという問題がある。
【0008】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、オゾンの持つ浄化作用を生かして、且つ人体
に悪影響を及ぼさない多人数収容室内の空気浄化方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多人数収容
室内の空気浄化方法は、多人数収容室内の高位置に複数
個のオゾン発生器を設け、且つ上記多人数収容室内の
体の頭位置付近に複数個のオゾン分解器を設け、これに
オゾンを含む空気を通してオゾンを分解するものであ
る。更に上記室内の残存オゾン量をオゾン分解器位置よ
りも下方で平均0.1ppm以下にするのが望ましい。
【0010】またパチンコ遊器を備えた多人数収容室
においては、室内の天井あるいは天井付近の付属機器も
しくは壁面にオゾン発生器を備え、上記パチンコ遊
近傍にオゾン分解器を設ける様にするのが好ましい態様
である。
【0011】
【作用】本発明においては室内の高位置にオゾン発生器
を設け、室内の中位置もしくは比較的低位置にオゾン分
解器を設けているから、その間において汚れた空気に対
してオゾンが十分に作用して空気を浄化する。即ち従来
の様に機器内の小さな空間にのみで作用していたときは
少しの空気を浄化するにとどまっていたが、本発明では
比較的広い空間に渡ってオゾンを作用させることができ
るので、オゾンの浄化効果を十分に発揮させることがで
きる。従って多人数を収容する空気の汚れのひどい室内
であっても、有効に空気浄化を果たし得る。オゾンは空
気より重いので室内上部にオゾン発生器を設けており、
下方へ移動する過程で空気を徐々に浄化する。こうして
降下する過程でオゾンは還元消費されるが、尚未分解の
オゾンが下りて来る。そしてオゾンの悪影響を人体に及
ぼさない様にする為に、人体の高さ付近にオゾン分解器
を設け、オゾンが人体に吸引される前に分解する様に工
夫する。
【0012】オゾン分解器により処理を受けた空気中の
残存オゾン量は、人体に対する悪影響を防止するという
観点からオゾン分解器位置よりも下方で平均0.1pp
m以下であることが望ましい。オゾン発生器としては、
前記の様に、高電圧交流放電中に気体酸素または空気を
通し、無声放電によりオゾンを発生させる様にしたもの
等が挙げられる。
【0013】オゾン分解器としては、紙等の基材にオゾ
ン吸着剤やオゾン分解剤を付着させた部材にオゾンを含
む空気を通してオゾンを除去するものが用いられる。オ
ゾン吸着剤の例としては、テレピン油、ケイヒ油が挙げ
られ、これらはオゾンをよく吸収する。また活性炭もオ
ゾンを良く吸着する。オゾン分解剤の例としては、二酸
化マンガンや白金触媒が挙げられる。尚、吸着剤や分解
剤の種類は本発明を限定するものではない。
【0014】
【実施例】図1はパチンコ店の室内を側方から投影した
図であり、部屋4の中にパチンコ台(パチンコ遊器)
3が複数台備えてある。部屋4の天井にはオゾン発生器
1が複数設けてあり、パチンコ台3の頂部にはオゾン分
解器2が備えてある。
【0015】オゾン発生器1で発生したオゾンは、図の
Aで示す範囲内において空気を浄化し、オゾン分解器2
で除去される。パチンコ台3の頂部は人が立った場合の
頭の位置付近に相当し、そこにオゾン分解器2が設置さ
れているので、その位置よりも下方にはオゾンは平均
0.1ppm以下しか存在せず、人体に悪い影響を及ぼ
さない。図のAで示す範囲には人が存在しないので、そ
の範囲でオゾン濃度が若干高くとも問題にはならない。
またこの領域は浮遊埃が多いので、この部分にオゾンが
存在するということは極めて合目的でもある。
【0016】なお上記実施例ではオゾン発生器を天井に
設けたが、ここに限るものではなく、室内の高い位置で
あれば良く、例えば側壁面の天井に近い位置に取る付け
たり、照明灯等の天井付近付属機器に取付ける様にして
も良い。また室内の循環気流を知って設置位置を工夫す
ることもできる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る多人数収容室内の空気浄化
方法は、多人数収容室内の高位置に複数個のオゾン発生
器を設け、且つ上記多人数収容室内の中位置もしくは比
較的低位置に複数個のオゾン分解器を設けるようにした
から、オゾンの持つ脱臭・殺菌効果を最大限に発揮させ
つつ、人体近傍には有害なオゾンが来ない様にすること
ができ、従って多人数を収容して汚れがちな室内の空気
を、有効にしかも操業コストをかけずに浄化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る多人数収容室内の空気
浄化方法を施したパチンコ店内を表す図。
【符号の説明】
1 オゾン発生器 2 オゾン分解器 3 パチンコ台 4 部屋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−237565(JP,A) 特開 平6−190029(JP,A) 特開 平6−117663(JP,A) 実開 平7−12845(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 9/00 - 9/22 F24F 1/00 - 3/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多人数収容室内の高位置に複数個のオゾ
    ン発生器を設け、且つ上記多人数収容室内の人体の頭位
    置付近に複数個のオゾン分解器を設け、これにオゾンを
    含む空気を通してオゾンを分解することを特徴とする多
    人数収容室内の空気浄化方法。
  2. 【請求項2】 上記室内の残存オゾン量をオゾン分解器
    位置よりも下方で平均0.1ppm以下に抑制する請求
    項1に記載の多人数収容室内の空気浄化方法。
  3. 【請求項3】 パチンコ遊器を備えた多人数収容室内
    の天井あるいは天井付近の付属機器もしくは壁面にオゾ
    ン発生器を備え、上記パチンコ遊器近傍にオゾン分解
    器を設ける請求項1または2に記載の多人数収容室内の
    空気浄化方法。
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JPH0765777B2 (ja) * 1992-10-01 1995-07-19 株式会社プラントサービス オゾンによる広域空間処理システム
JPH06190029A (ja) * 1992-12-22 1994-07-12 Shin Nippon Giken Kogyo Kk 浄化室のオゾンによる空気浄化装置及び空気浄化方法
JPH0712845U (ja) * 1993-07-14 1995-03-03 株式会社竹中工務店 空調用消臭器付き吹出し口

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