JP3348506B2 - 電話/gps共用平面型アンテナおよび電話/gps共用送受信装置 - Google Patents

電話/gps共用平面型アンテナおよび電話/gps共用送受信装置

Info

Publication number
JP3348506B2
JP3348506B2 JP04580794A JP4580794A JP3348506B2 JP 3348506 B2 JP3348506 B2 JP 3348506B2 JP 04580794 A JP04580794 A JP 04580794A JP 4580794 A JP4580794 A JP 4580794A JP 3348506 B2 JP3348506 B2 JP 3348506B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
telephone
gps
point
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04580794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07254816A (ja
Inventor
厳 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP04580794A priority Critical patent/JP3348506B2/ja
Publication of JPH07254816A publication Critical patent/JPH07254816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3348506B2 publication Critical patent/JP3348506B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話用およびGPS用
に共用可能な平面型アンテナとその共用平面型アンテナ
を用いた電話/GPS共用送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のルーフに埋め込まれた自動車電話
用平面型アンテナが知られている(例えば、電子情報通
信学会AP87−98「自動車電話用埋込み型平面アン
テナ」近藤他 参照)。この平面型アンテナは、接地極
となる地板上にインピーダンス整合用のショートピンを
挟んで円形パッチが設けられた垂直偏波用アンテナであ
って、地板を貫通した同軸ケーブルのセンターピンが円
形パッチの中心に接続されて給電が行われ、軸対象モー
ドで励振してパッチと地板との間から横に垂直偏波の電
波を送信または受信している。
【0003】また、自動車電話用平面型ダイバーシティ
アンテナの各アンテナにそれぞれ独立に給電することに
よって、複数の受信方式を可能にする電話用平面型アン
テナが知られている(例えば、1990年電子情報通信
学会秋季全国大会「多機能型ダイバーシチアンテナの給
電法」岩下他 参照)。この平面型アンテナは、上記平
面型アンテナと同様に地板上にショートピンを介してパ
ッチが設置されている。パッチは両面基板から形成さ
れ、地板と対向するパッチ下面の基板と地板とにより垂
直偏波用アンテナが構成されるとともに、パッチの上面
にアンテナパターンが形成されて他のアンテナが構成さ
れている。垂直偏波用アンテナにはパッチ下面の基板へ
給電され、パッチ上面のアンテナにはショートピンの中
を通って給電され、各アンテナがそれぞれ別々に動作す
るようになっている。
【0004】一方、衛星から送信されるGPS(Global
Positioning System)の信号電波を受信して車両の現
在位置を測位するナビゲーションシステムが実用化さ
れ、普及している。このGPS用の受信アンテナは平面
型アンテナで、衛星からの信号電波を受信するためにパ
ッチに垂直な上方からの円偏波を受信可能な円偏波用ア
ンテナである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電話用の平
面型アンテナを2台用いて空間ダイバーシティを構成
し、さらにGPS受信機も設置しようとすると、合計3
台のアンテナを車両の例えばルーフに設置しなければな
らず、アンテナの設置スペースが広くなり過ぎるという
問題がある。自動車電話用アンテナもGPS用アンテナ
も同様な平面型アンテナであるから、両者を共用化すれ
ば設置スペースを節約できる。
【0006】本発明の目的は、電話用およびGPS用に
共用可能な平面型アンテナとその共用平面型アンテナを
用いた電話/GPS共用送受信装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1およ
び図2に対応づけて請求項1および請求項2の発明を説
明すると、請求項1の発明は、地板1と、この地板1と
の間に複数のショートピン2a〜2dを挟んで地板1に
対向して平行に設けられた両面が導体3a、3bの略円
形のパッチ3とを備えた電話/GPS共用平面型アンテ
ナであって、パッチ3は、地板1と対向する第1の面
(3a)の中心に第1の給電点を有するとともに、第1
の面の反対側の第2の面(3b)の中心から所定半径の
円周上にあって中心角90度の位置に第2および第3の
給電点を有し、複数のショートピン2a〜2dはパッチ
3の中心から所定半径の円周上の中心角90度ごとの位
置に設けられ、複数のショートピン2a〜2dの内の隣
接する2つのショートピン2c、2dの中を通して第2
および第3の給電点に給電し、第1の給電点に給電する
ことによって垂直偏波用アンテナ4として動作し、第2
および第3の給電点に互いに位相が90度異なる信号を
給電することによって円偏波用アンテナ5として動作す
るものである。請求項2の発明は、請求項1に記載の電
話/GPS共用平面型アンテナを用いた電話/GPS共
用送受信装置であって、第2および第3の給電点に接続
され、入力信号から90度の位相差を有する2つの信号
を生成する位相回路11と、電話の送受信時に電話用送
受信機を第1の給電点に接続するとともに、GPS信号
受信時にGPS受信機を位相回路11を介して第2およ
び第3の給電点に接続する切り換え回路10とを備え
る。一実施例を図3に対応づけて請求項3および請求項
4の発明を説明すると、請求項3の発明は、請求項1に
記載の電話/GPS共用平面型アンテナを2台用いた電
話/GPS共用送受信装置であって、第1の平面型アン
テナ9aの第2および第3の給電点に接続され、入力信
号から90度の位相差を有する2つの信号を生成する第
1の位相回路11aと、第2の平面型アンテナ9bの第
2および第3の給電点に接続され、入力信号から90度
の位相差を有する2つの信号を生成する第2の位相回路
11bと、第1および第2の平面型アンテナ9a、9b
の第1の給電点で受信された信号レベルを比較する比較
回路14aと、通常は、電話用送受信機12を第1の平
面型アンテナ9aの第1の給電点に接続するとともに、
GPS受信機13を第2の位相回路11bを介して第2
の平面型アンテナ9bの第2および第3の給電点に接続
し、電話の受信時に、比較回路14aによる比較の結
果、信号レベルの高い方の平面型アンテナ(9aまたは
9b)の第1の給電点に電話用送受信機12を接続する
とともに、信号レベルの低い方の平面型アンテナ(9a
または9b)の第2および第3の給電点に第1または第
2の位相回路(11aまたは11b)を介してGPS受
信機13を接続する切り換え回路10a、10b、14
a、14bとを備える。請求項4の発明は、請求項1に
記載の電話/GPS共用平面型アンテナを2台用いた電
話/GPS共用送受信装置であって、給電点を切り換え
ることによって第1の垂直偏波用アンテナ4aまたは第
1の円偏波用アンテナ5aとして動作する第1の平面型
アンテナ9aと、第1の円偏波用アンテナ5aの給電点
に接続され、入力信号から90度の位相差を有する2つ
の信号を生成する第1の位相回路11aと、第1の垂直
偏波用アンテナ4aの給電点へ接続するか、または第1
の位相回路11aを介して第1の円偏波用アンテナ5a
の給電点へ接続するかを切り換える第1の給電点切り換
え回路10aと、給電点を切り換えることによって第2
の垂直偏波用アンテナ4bまたは第2の円偏波用アンテ
ナ5bとして動作する第2の平面型アンテナ9bと、第
2の円偏波用アンテナ5bの給電点に接続され、入力信
号から90度の位相差を有する2つの信号を生成する第
2の位相回路11bと、第2の垂直偏波用アンテナ4b
の給電点へ接続するか、または第2の位相回路11bを
介して第2の円偏波用アンテナ5bの給電点へ接続する
かを切り換える第2の給電点切り換え回路10bと、電
話用送受信機12を第1の給電点切り換え回路10aへ
接続するか、または第2の給電点切り換え回路10bへ
接続するかを切り換える電話用アンテナ切り換え回路1
4aと、GPS受信機13を第1の給電点切り換え回路
10aへ接続するか、または第2の給電点切り換え回路
10bへ接続するかを切り換えるGPS用アンテナ切り
換え回路14bと、第1および第2の平面型アンテナ9
a、9bの各垂直偏波用アンテナ4a、4bにより受信
された信号レベルを比較する比較回路14aとを備え、
通常は、電話用アンテナ切り換え回路14aと第1の給
電点切り換え回路10aとを介して電話用送受信機12
を第1の垂直偏波用アンテナ4aの給電点に接続すると
ともに、GPS用アンテナ切り換え回路14bと第2の
給電点切り換え回路10bと第2の位相回路11bとを
介してGPS受信機13を第2の円偏波用アンテナ5b
の給電点に接続し、電話の受信時は、比較回路14aに
よる比較の結果、信号レベルの高い方の平面型アンテナ
(9aまたは9b)の垂直偏波用アンテナ(4aまたは
4b)の給電点に、電話用アンテナ切り換え回路14a
と第1または第2の給電点切り換え回路(10aまたは
10b)とを介して電話用送受信機12を接続するとと
もに、信号レベルの低い方の平面型アンテナ(9aまた
は9b)の円偏波用アンテナ(5aまたは5b)の給電
点に、GPS用アンテナ切り換え回路14aと第1また
は第2の給電点切り換え回路(10aまたは10b)と
第1または第2の位相回路(11aまたは11b)とを
介してGPS受信機13を接続する。
【0008】
【作用】単一構造の平面型アンテナに自動車電話用の垂
直偏波用アンテナとGPS用の円偏波用アンテナを組み
込み、給電点を切り換えることによって垂直偏波用アン
テナまたは円偏波用アンテナとして動作させる。これに
より、単一構造の平面型アンテナを自動車電話用とGP
S用とに共用とすることができ、アンテナの設置スペー
スを小さくできるとともに、コストを低減することがで
きる。また、円偏波用アンテナの第2および第3の給電
点へは、地板とパッチとの間に設置された複数のショー
トピンの内の隣接する2つのショートピンの中を通して
給電する。これにより、シンプルで合理的なアンテナ構
造とすることができる。垂直偏波用アンテナと円偏波用
アンテナとが組み込まれた単一構造の平面型アンテナ
を、電話の送受信時は電話用送受信機を垂直偏波用アン
テナに接続して自動車電話用として用い、GPS受信時
はGPS受信機を位相回路を介して円偏波用アンテナに
接続してGPS用として用いる。これにより、単一の平
面型アンテナにより自動車電話による通話とGPS信号
の受信とを行うことができ、アンテナの設置スペースと
コストの低減が可能となる。垂直偏波用アンテナと円偏
波用アンテナとが組み込まれた単一構造の平面型アンテ
ナを2個用いて空間ダイバーシティアンテナを構成し、
通常は、いずれか一方の平面型アンテナの垂直偏波用ア
ンテナに電話用送受信機を接続して自動車電話用として
用い、他方の平面型アンテナの円偏波用アンテナに位相
回路を介してGPS受信機を接続してGPS用として用
いる。電話の受信時は、両垂直偏波用アンテナで受信さ
れた電波の高周波レベルが高い方の平面型アンテナを自
動車電話用として用い、他方をGPS用として用いる。
これにより、自動車電話におけるフェージングの影響を
低減でき、良好な通話が可能になるとともに、2個のア
ンテナのどちらかでGPS信号も受信できるので、自動
車電話機とGPS受信機とを車両に設置する場合でもア
ンテナの設置スペースが少なくてすむ上に、コストダウ
ンを計ることができる。
【0009】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段および作用の項では、本発明を分り
やすくするために実施例の図を用いたが、これにより本
発明が実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】図1は一実施例のアンテナ部を示す斜視図、
図2は図1に示すアンテナ部分を横から見た図である。
接地極となる地板1の上に、4本のインピーダンス整合
用のショートピン2a〜2dを挟んでアンテナエレメン
トである円形のパッチ3を設置する。このパッチ3の両
面を金属面に形成し、地板1と対向する下側の金属面3
aと地板1とにより垂直偏波用平面型アンテナ4を構成
するとともに、パッチ3の上側の金属面3bと地板1と
により円偏波用平面型アンテナ5を構成する。ショート
ピン2a〜2dは、パッチ3の中心から半径rの円周上
の中心角90度ごと位置に設ける。パッチ3の下側の
金属面3aの中心に同軸ケーブル6のセンターピン6a
を接続し、この同軸ケーブル6を介して垂直偏波用アン
テナ4に給電する。一方、ショートピン2c、2dの中
を地板1側からそれぞれ同軸ケーブル7、8を通して、
パッチ3の上側の金属面3bに同軸ケーブル7、8のセ
ンターピン7a、8aを接続し、これら2本の同軸ケー
ブル7、8を介して円偏波用アンテナ5に給電する。垂
直偏波用アンテナ4と円偏波用アンテナ5へは給電点切
り換え器10により給電先を切り換え、さらに円偏波用
アンテナ5へは円偏波励振用位相器11を介して給電す
る。給電点切り換え器10は同軸スイッチなどを用い、
位相器11は90度ハイブリッドカプラなどを用いる。
【0011】ところで、一般にマイクロストリップアン
テナの設計は次のようにして行われる。今、目的の受信
周波数をf、地板とパッチとの間の誘電率をεrとする
と、アンテナの実行半径Aeは次式により求められる。
【数1】 しかし、パッチの円弧(端)の部分から電界の漏れがあ
るために、実際のパッチの半径Aは実行半径Aeより小
さくなる。この地板とパッチとの間の誘電体の厚さをt
とすると半径Aは次式により求められる。
【数2】 この実施例では、パッチ3の基板の厚さを小さく、且つ
基板の誘電体に誘電率の低いものを選べば、もともとパ
ッチ3と地板1との間の誘電体は空気で誘電率は1であ
るから、εrは、
【数3】εr≒1 と考えることができる。1.5GHz帯のディジタル対
応電話とGPSとは周波数が接近しており、GPS信号
の帯域幅が2MHzしかないので、上記のマイクロスト
リップアンテナの設計式によれば同じ寸法のパッチを電
話用とGPS用とに共用することが可能である。
【0012】なお、パッチ上側の金属面を小さくし、も
っと高い周波数の円偏波用アンテナとして用いてもよ
い。また、パッチの金属面は真円である必要はなく、さ
らに、金属面が略円形であればパッチ自体が円形である
必要はない。また、地板1を両面基板に形成し、パッチ
3と対向する上側の金属面を平面型アンテナ用の地板と
して用いるとともに、下側の金属面に両アンテナ4、5
の給電点から給電点切り換えスイッチ10までの高周波
回路部を金属パターンとして形成してもよい。
【0013】図3は一実施例の構成を示す機能ブロック
図である。なお、図中の太線は同軸ケーブルを表わし、
細線は制御線を表わす。この実施例では、図1および図
2に示す垂直偏波用アンテナ4と円偏波用アンテナ5か
ら成る電話およびGPS共用平面型アンテナ9を2台車
両に設置した例を説明する。なお以下では、2台の平面
型アンテナの一方をメインアンテナ9aと呼び、他方を
サブアンテナ9bと呼ぶ。電話用送受信機12を、レベ
ル比較・給電点切り換え回路14a、電話用バンドパス
フィルター15aおよび給電点切り換え器10aを介し
てメインアンテナ9aへ接続するとともに、レベル比較
・給電点切り換え回路14a、電話用バンドパスフィル
ター15bおよび給電点切り換え器10bを介してサブ
アンテナ9bへ接続する。一方、GPS受信機13を、
アンテナ切り換え回路14b、GPS用バンドパスフィ
ルターおよびプリアンプ16aおよび給電点切り換え器
10aを介してメインアンテナ9aへ接続するととも
に、アンテナ切り換え回路14b、GPS用バンドパス
フィルターおよびプリアンプ16bおよび給電点切り換
え器10bを介してサブアンテナ9bへ接続する。
【0014】レベル比較・給電点切り換え回路14a
は、上述した給電点切り換え器10a、10bを制御し
て電話使用時のメインアンテナ9aとサブアンテナ9b
の給電点を切り換える。電話用送受信機12からの制御
信号に基づいて電話の送信時と受信時を判別し、送信時
は、メインアンテナ9aの給電点を電話用の垂直偏波用
アンテナ4aの給電点に切り換えて、サブアンテナ9b
の給電点をGPS用の円偏波用アンテナ5bの給電点に
切り換える。一方、受信時は、メインアンテナ9aとサ
ブアンテナ9bの給電点をともに垂直偏波用アンテナ4
a、4bの給電点に切り換えて高周波信号レベルを比較
し、両アンテナ9a、9bの内のレベルの高い方を電話
用に低い方をGPS用に切り換える。アンテナ切り換え
回路14bは、給電点切り換え器10a、10bを制御
して通常はサブアンテナ9bをGPS用に設定し、電話
の受信時にレベル比較・給電点切り換え回路14aから
アンテナ切り換え指令が送信されるとメインアンテナ9
aをGPS用に切り換える。
【0015】図4は一実施例のアンテナ切り換え動作を
示すフローチャートである。このフローチャートによ
り、実施例の動作を説明する。この実施例では、通常、
メインアンテナ9aを電話用に、サブアンテナ9bをG
PS用に設定しておき、電話の受信時に、両アンテナ9
a、9bの垂直偏波用アンテナ4a、4bで受信された
電波の高周波信号レベルが高い方を電話用として用い、
低い方をGPS用として用いる。ステップS1でメイン
アンテナ9aを電話用送受信機12に接続するととも
に、その給電点を垂直偏波用アンテナ4aに切り換え、
サブアンテナ9bをGPS受信機13に接続するととも
に、その給電点を円偏波用アンテナ5bに切り換えてス
テップS2へ進み、電話を使用するか否かを判別する。
電話を使用する時はステップS3へ進み、使用しなけれ
ばステップS4へ進む。電話を使用しない時は、ステッ
プS4で、メインアンテナ9aを電話用送受信機12に
接続するとともに、その給電点を垂直偏波用アンテナ4
aに切り換え、サブアンテナ9bをGPS受信機13に
接続するとともに、その給電点を円偏波用アンテナ5b
に切り換えて処理を終了する。
【0016】一方、電話を使用する時は、ステップS3
で送信か否かを判別し、送信であればステップS1へ戻
り、送信でなければステップS5へ進む。ステップS5
では受信か否かを判別し、受信であればステップS6へ
進み、受信でなければステップS2へ戻る。電話の受信
の時は、ステップS6で、メインアンテナ9aとサブア
ンテナ9bの垂直偏波用アンテナ4a、4bにより受信
された電波の高周波信号レベルを比較し、メインアンテ
ナ9aのレベルがサブアンテナ9bよりも高ければステ
ップS7へ進み、メインアンテナ9aを電話用送受信機
12へ接続するとともに、その給電点を垂直偏波用アン
テナ4aに切り換え、サブアンテナ9bをGPS受信機
13へ接続するとともに、その給電点を円偏波用アンテ
ナ5bに切り換えてステップS5へ戻る。一方、サブア
ンテナ9bの高周波信号レベルがメインアンテナ9aの
レベルよりも高い時は、ステップS8で、電話の受信か
否かを改めて判別し、電話の受信であればステップS9
へ進んでメインアンテナ9aをGPS受信機13へ接続
するとともに、その給電点を円偏波用アンテナ5aに切
り換え、サブアンテナ9bを電話用送受信機12へ接続
するとともに、その給電点を垂直偏波用アンテナ4bに
切り換えてステップS5へ戻る。ステップS8で電話の
受信でないと判別された時はステップS1へ戻る。
【0017】上述した実施例では、垂直偏波用アンテナ
と円偏波用アンテナとが組み込まれた単一構造の平面型
アンテナを2個用いて自動車電話用空間ダイバーシティ
を構成するとともに、それらのアンテナをGPS受信用
と共用する例を示したが、そのような平面型アンテナを
単独で用いて自動車電話用とGPS用とに共用とするこ
とももちろん可能である。
【0018】以上の実施例の構成において、垂直偏波用
アンテナ4が垂直偏波用アンテナを、円偏波用アンテナ
5が円偏波用アンテナを、地板1が地板を、ショートピ
ン2a〜2dがショートピンを、パッチ3がパッチを、
平面型アンテナ9が平面型アンテナを、位相器11が位
相回路を、給電点切り換え器10が切り換え回路を、垂
直偏波用アンテナ4aおよび4bが第1および第2の垂
直偏波用アンテナを、円偏波用アンテナ5aおよび5b
が第1および第2の円偏波用アンテナを、平面型アンテ
ナ9aおよび9bが第1および第2の平面型アンテナ
を、位相器11aおよび11bが第1および第2の位相
回路を、レベル比較・給電点切り換え回路14aが比較
回路を、給電点切り換え器10a、10b、レベル比較
・給電点切り換え回路14aおよびアンテナ切り換え回
路14bが切り換え回路を、給電点切り換え器10aお
よび10bが第1および第2の給電点切り換え回路を、
レベル比較・給電点切り換え回路14aが電話用アンテ
ナ切り換え回路を、アンテナ切り換え回路14bがGP
S用アンテナ切り換え回路をそれぞれ構成する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、単一構造の平面型アンテナを自動車電話用とGP
S用とに共用とすることができ、アンテナの設置スペー
スを小さくできるとともに、コストを低減することがで
きる。また、シンプルで合理的なアンテナ構造とするこ
とができる。請求項2の発明によれば、単一の平面型ア
ンテナにより自動車電話による通話とGPS信号の受信
とを行うことができ、アンテナの設置スペースとコスト
の低減が可能となる。請求項3および請求項4の発明に
よれば、自動車電話におけるフェージングの影響を低減
でき、良好な通話が可能になるとともに、2個のアンテ
ナのどちらかでGPS信号も受信できるので、自動車電
話機とGPS受信機とを車両に設置する場合でもアンテ
ナの設置スペースが少なくてすむ上に、コストダウンを
計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のアンテナ部の斜視図。
【図2】図1に示すアンテナ部を横から見た図。
【図3】一実施例の構成を示す機能ブロック図。
【図4】一実施例のアンテナ切り換え動作を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1 地板 2a〜2d ショートピン 3 パッチ 3a、3b 金属面 4、4a、4b 垂直偏波用アンテナ 5、5a、5b 円偏波用アンテナ 6、7、8 同軸ケーブル 6a、7a、8a センターピン 10、10a、10b 給電点切り換え器 11、11a、11b 位相器 12 電話用送受信機 13 GPS受信機 14a レベル比較・給電点切り換え回路 14b アンテナ切り換え回路 15a、15b 電話用バンドパスフィルター 16a、16b GPS用バンドパスフィルターおよび
プリアンプ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地板と、 この地板との間に複数のショートピンを挟んで前記地板
    に対向して平行に設けられた両面が導体の略円形のパッ
    とを備えた電話/GPS共用平面型アンテナであっ
    て、前記パッチは、 前記地板と対向する第1の面の中心に第
    1の給電点を有するとともに、前記第1の面の反対側の
    第2の面の中心から所定半径の円周上にあって中心角9
    0度の位置に第2および第3の給電点を有し、 前記複数のショートピンは前記パッチの中心から前記所
    定半径の円周上の中心角90度ごとの位置に設けられ、
    前記複数のショートピンの内の隣接する2つのショート
    ピンの中を通して前記第2および第3の給電点に給電
    し、 前記第1の給電点に給電することによって垂直偏波用ア
    ンテナとして動作し、前記第2および第3の給電点に互
    いに位相が90度異なる信号を給電することによって円
    偏波用アンテナとして動作する ことを特徴とする電話/
    GPS共用平面型アンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電話/GPS共用平面
    型アンテナを用いた電話/GPS共用送受信装置であっ
    て、 前記第2および第3の給電点に接続され、入力信号から
    90度の位相差を有する2つの信号を生成する位相回路
    と、 電話の送受信時に電話用送受信機を前記第1の給電点に
    接続するとともに、GPS信号受信時にGPS受信機を
    前記位相回路を介して前記第2および第3の給電点に接
    続する切り換え回路とを備えることを特徴とする電話/
    GPS共用送受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電話/GPS共用平面
    型アンテナを2台用いた電話/GPS共用送受信装置で
    あって、 前記第1の平面型アンテナの前記第2および第3の給電
    点に接続され、入力信号から90度の位相差を有する2
    つの信号を生成する第1の位相回路と、 前記第2の平面型アンテナの前記第2および第3の給電
    点に接続され、入力信号から90度の位相差を有する2
    つの信号を生成する第2の位相回路と、 前記第1および第2の平面型アンテナの前記第1の給電
    点で受信された信号レベルを比較する比較回路と、 通常は、電話用送受信機を前記第1の平面型アンテナの
    前記第1の給電点に接続するとともに、GPS受信機を
    前記第2の位相回路を介して前記第2の平面型アンテナ
    の前記第2および第3の給電点に接続し、電話の受信時
    に、前記比較回路による比較の結果、信号レベルの高い
    方の前記平面型アンテナの前記第1の給電点に前記電話
    用送受信機を接続するとともに、前記信号レベルの低い
    方の前記平面型アンテナの前記第2および第3の給電点
    に前記第1または第2の位相回路を介して前記GPS受
    信機を接続する切り換え回路とを備えることを特徴とす
    る電話/GPS共用送受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電話/GPS共用平面
    型アンテナを2台用いた電話/GPS共用送受信装置で
    あって、 給電点を切り換えることによって第1の垂直偏波用アン
    テナまたは第1の円偏波用アンテナとして動作する前記
    第1の平面型アンテナと、 前記第1の円偏波用アンテナの給電点に接続され、入力
    信号から90度の位相差を有する2つの信号を生成する
    第1の位相回路と、 前記第1の垂直偏波用アンテナの給電点へ接続するか、
    または前記第1の位相回路を介して前記第1の円偏波用
    アンテナの給電点へ接続するかを切り換える第1の給電
    点切り換え回路と、 給電点を切り換えることによって第2の垂直偏波用アン
    テナまたは第2の円偏波用アンテナとして動作する前記
    第2の平面型アンテナと、 前記第2の円偏波用アンテナの給電点に接続され、入力
    信号から90度の位相差を有する2つの信号を生成する
    第2の位相回路と、 前記第2の垂直偏波用アンテナの給電点へ接続するか、
    または前記第2の位相回路を介して前記第2の円偏波用
    アンテナの給電点へ接続するかを切り換える第2の給電
    点切り換え回路と、 電話用送受信機を前記第1の給電点切り換え回路へ接続
    するか、または前記第2の給電点切り換え回路へ接続す
    るかを切り換える電話用アンテナ切り換え回路と、 GPS受信機を前記第1の給電点切り換え回路へ接続す
    るか、または前記第2の給電点切り換え回路へ接続する
    かを切り換えるGPS用アンテナ切り換え回路と、 前記第1および第2の平面型アンテナの各垂直偏波用ア
    ンテナにより受信された信号レベルを比較する比較回路
    とを備え、 通常は、前記電話用アンテナ切り換え回路と前記第1の
    給電点切り換え回路とを介して前記電話用送受信機を前
    記第1の垂直偏波用アンテナの給電点に接続するととも
    に、前記GPS用アンテナ切り換え回路と前記第2の給
    電点切り換え回路と前記第2の位相回路とを介して前記
    GPS受信機を前記第2の円偏波用アンテナの給電点に
    接続し、 電話の受信時は、前記比較回路による比較の結果、信号
    レベルの高い方の前記平面型アンテナの垂直偏波用アン
    テナの給電点に、前記電話用アンテナ切り換え回路と前
    記第1または第2の給電点切り換え回路とを介して前記
    電話用送受信機を接続するとともに、前記信号レベルの
    低い方の前記平面型アンテナの円偏波用アンテナの給電
    点に、前記GPS用アンテナ切り換え回路と前記第1ま
    たは第2の給電点切り換え回路と前記第1または第2の
    位相回路とを介して前記GPS受信機を接続する ことを
    特徴とする電話/GPS共用送受信装置。
JP04580794A 1994-03-16 1994-03-16 電話/gps共用平面型アンテナおよび電話/gps共用送受信装置 Expired - Fee Related JP3348506B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04580794A JP3348506B2 (ja) 1994-03-16 1994-03-16 電話/gps共用平面型アンテナおよび電話/gps共用送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04580794A JP3348506B2 (ja) 1994-03-16 1994-03-16 電話/gps共用平面型アンテナおよび電話/gps共用送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07254816A JPH07254816A (ja) 1995-10-03
JP3348506B2 true JP3348506B2 (ja) 2002-11-20

Family

ID=12729538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04580794A Expired - Fee Related JP3348506B2 (ja) 1994-03-16 1994-03-16 電話/gps共用平面型アンテナおよび電話/gps共用送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3348506B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6928275B1 (en) * 2000-05-08 2005-08-09 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for compensating local oscillator frequency error
KR100698343B1 (ko) * 2000-08-02 2007-03-23 스카이워크스 솔루션즈 인코포레이티드 Gps 능력을 가진 블록 통신 송수신기
JP3915763B2 (ja) 2003-09-19 2007-05-16 株式会社日立製作所 携帯端末
US8155599B2 (en) 2006-09-11 2012-04-10 Panasonic Corporation Wireless communication apparatus for simultaneously performing multiple wireless communications
KR100837102B1 (ko) * 2006-10-09 2008-06-11 주식회사 이엠따블유안테나 직접 급전형 패치 안테나
KR100883954B1 (ko) * 2007-02-15 2009-02-18 주식회사 이엠따블유안테나 원편파 안테나, 중계기 용 안테나 및 이를 이용하는중계기와 이동 통신 시스템
KR100912616B1 (ko) * 2008-10-13 2009-08-17 주식회사 이엠따블유안테나 원편파 안테나, 중계기 용 안테나 및 이를 이용하는 중계기와 이동 통신 시스템
EP2822100B1 (en) * 2012-04-01 2016-12-21 Huawei Technologies Co., Ltd. Transceiver module, antenna, base station and signal reception method
US9548744B2 (en) 2014-08-18 2017-01-17 Qualcomm Incorporated Compensating for hysteretic characteristics of crystal oscillators
US11914050B2 (en) * 2021-03-10 2024-02-27 Qualcomm Incorporated Polarization configurable GNSS smartphone antenna
US12019167B2 (en) 2021-09-27 2024-06-25 Qualcomm Incorporated Determining multipath in a positioning system
CN116487890B (zh) * 2023-06-26 2023-09-12 广东工业大学 一种高增益、高滚降率的滤波贴片天线

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07254816A (ja) 1995-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101891447B1 (ko) 이중 주파수 패치 안테나를 구비한 무선 충전 및 통신 시스템
US6771223B1 (en) Antenna device and portable machine
US8154460B2 (en) Wireless communication apparatus with housing changing between open and closed states
US5287116A (en) Array antenna generating circularly polarized waves with a plurality of microstrip antennas
JP3663989B2 (ja) 複共振型誘電体アンテナ及び車載無線装置
US20100214189A1 (en) Antenna, radiating pattern switching method therefor and wireless communication apparatus
JP3348506B2 (ja) 電話/gps共用平面型アンテナおよび電話/gps共用送受信装置
US7372426B2 (en) Antenna device and radio communication apparatus
CN105140623A (zh) 天线***及应用该天线***的通信终端
WO2005117204A1 (ja) アンテナ装置
JP2005198335A (ja) 複共振型誘電体アンテナ及び車載無線装置
KR20140118388A (ko) 안테나 장치 및 그를 구비하는 전자 기기
US7505011B2 (en) Antenna apparatus
CN100468865C (zh) 复合天线
WO2008081200A1 (en) Planar tripolar antenna
CN115458905A (zh) 天线装置及电子设备
JP2005130532A (ja) 複共振型誘電体アンテナ及び車載無線装置
JP2008278414A (ja) アンテナ装置
JP4008887B2 (ja) 無線端末装置
JP3258819B2 (ja) 複合アンテナ
CN101533965B (zh) 车辆中使用的天线设备
JP2003332840A (ja) アンテナ装置及びこれを用いた無線機
JP2001024426A (ja) アンテナ素子及びそれを用いた円偏波アンテナ装置
CN115882223A (zh) 双频双圆极化天线和天线***
JP2002016433A (ja) 携帯端末用アンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees