JP3346275B2 - 外部電極形蛍光ランプ - Google Patents
外部電極形蛍光ランプInfo
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- JP3346275B2 JP3346275B2 JP11903198A JP11903198A JP3346275B2 JP 3346275 B2 JP3346275 B2 JP 3346275B2 JP 11903198 A JP11903198 A JP 11903198A JP 11903198 A JP11903198 A JP 11903198A JP 3346275 B2 JP3346275 B2 JP 3346275B2
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- fluorescent lamp
- external electrode
- type fluorescent
- electrode type
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、複
写機、イメージリーダ等の情報機器における原稿読取用
照明、あるいは液晶パネルのバックライト等に利用され
る外部電極形蛍光ランプに関する。
写機、イメージリーダ等の情報機器における原稿読取用
照明、あるいは液晶パネルのバックライト等に利用され
る外部電極形蛍光ランプに関する。
【０００２】
【従来の技術】蛍光ランプは、放電媒体からの紫外光を
蛍光体物質で所定の光に変換するため、ランプ効率がよ
く、また発熱も少ないため、ハロゲンランプに比較して
光源と原稿の距離を近づけて配置することができる。最
近では蛍光ランプの中でも特に希ガス蛍光ランプが縮小
型光学系とリニアＣＣＤを利用する読取用光源として使
用され、例えばイメージスキャナ、デジタル複写機用光
源等として好適に利用されている。概して、蛍光ランプ
はランプ径方向全周に均一な照度となる。上記したよう
な読取用光源としては、主走査方向において原稿読取に
必要な巾だけ効率よく光を照射できるほうが光の利用効
率が高く、ある特定の径方向に光放射の指向性を持つよ
うに光が放出される方が都合が良い。
蛍光体物質で所定の光に変換するため、ランプ効率がよ
く、また発熱も少ないため、ハロゲンランプに比較して
光源と原稿の距離を近づけて配置することができる。最
近では蛍光ランプの中でも特に希ガス蛍光ランプが縮小
型光学系とリニアＣＣＤを利用する読取用光源として使
用され、例えばイメージスキャナ、デジタル複写機用光
源等として好適に利用されている。概して、蛍光ランプ
はランプ径方向全周に均一な照度となる。上記したよう
な読取用光源としては、主走査方向において原稿読取に
必要な巾だけ効率よく光を照射できるほうが光の利用効
率が高く、ある特定の径方向に光放射の指向性を持つよ
うに光が放出される方が都合が良い。
【０００３】よって、直管形の蛍光ランプにおいては、
径方向に指向性を持たせるために、ガラス管内表面全域
に塗布した蛍光体物質を軸方向に一定巾で取り除くか、
あるいは蛍光体物質をガラス管内表面の所定の部分だけ
に塗布して、アパーチャを設ける方法が採用されてい
る。外部電極形蛍光ランプの光を放出する面にあるアパ
ーチャは、従来、蛍光体物質からなる蛍光体物質層の端
部で規定されていた。
径方向に指向性を持たせるために、ガラス管内表面全域
に塗布した蛍光体物質を軸方向に一定巾で取り除くか、
あるいは蛍光体物質をガラス管内表面の所定の部分だけ
に塗布して、アパーチャを設ける方法が採用されてい
る。外部電極形蛍光ランプの光を放出する面にあるアパ
ーチャは、従来、蛍光体物質からなる蛍光体物質層の端
部で規定されていた。
【０００４】図３は従来の外部電極形蛍光ランプの構成
を示す図であり、図３（ａ）は外部電極形蛍光ランプの
斜視図、図３（ｂ）は（ａ）に示す外部電極形蛍光ラン
プを管軸に垂直な平面で切った断面図を示しており、１
はガラス管、２，２’は外部電極、３はガラス管の内面
に塗布された蛍光物質層、４はアパーチャであり、アパ
ーチャ４から外部に光が放出される。アパーチャ４の開
口角は光学設計上で決まったり、必要なランプ光量の点
から決まったりする。上記アパーチャ４を形成する手段
として様々な方法が提案されており、例えば、蛍光体物
質のスラリーをガラス管の内表面全体に塗布し、乾燥さ
せたのち有効発光面側の蛍光体物質を所定巾だけ機械的
に除去するか、あるいは、ガラス管の一方の端を封じて
水平に設置し、蛍光体物質のスラリーを所定の位置まで
流し込んだ後、管内に残る余分なスラリーを取り出して
乾燥させるなどの方法により形成することができる。
を示す図であり、図３（ａ）は外部電極形蛍光ランプの
斜視図、図３（ｂ）は（ａ）に示す外部電極形蛍光ラン
プを管軸に垂直な平面で切った断面図を示しており、１
はガラス管、２，２’は外部電極、３はガラス管の内面
に塗布された蛍光物質層、４はアパーチャであり、アパ
ーチャ４から外部に光が放出される。アパーチャ４の開
口角は光学設計上で決まったり、必要なランプ光量の点
から決まったりする。上記アパーチャ４を形成する手段
として様々な方法が提案されており、例えば、蛍光体物
質のスラリーをガラス管の内表面全体に塗布し、乾燥さ
せたのち有効発光面側の蛍光体物質を所定巾だけ機械的
に除去するか、あるいは、ガラス管の一方の端を封じて
水平に設置し、蛍光体物質のスラリーを所定の位置まで
流し込んだ後、管内に残る余分なスラリーを取り出して
乾燥させるなどの方法により形成することができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法に
よると、図３（ａ）に示すように、蛍光体物質層の縁部
は管軸方向に不規則な凹凸状に形成されてしまう。すな
わち、蛍光体物質層の端部でアパーチャ４の端部を規定
すると、蛍光体物質の塗布の仕方によって、アパーチャ
４の端縁がぎざぎざになったり波打ったりする。そうな
ると、アパーチャ４からの放出光も管軸方向でばらつき
を生じ、原稿面での配光分布特性が不均一になるという
問題があった。そこで、外部電極２，２’の端縁にてア
パーチャ４の端部を規定すれば配光特性が不均一になる
という不具合も防ぐことが可能となることが考えられ
る。
よると、図３（ａ）に示すように、蛍光体物質層の縁部
は管軸方向に不規則な凹凸状に形成されてしまう。すな
わち、蛍光体物質層の端部でアパーチャ４の端部を規定
すると、蛍光体物質の塗布の仕方によって、アパーチャ
４の端縁がぎざぎざになったり波打ったりする。そうな
ると、アパーチャ４からの放出光も管軸方向でばらつき
を生じ、原稿面での配光分布特性が不均一になるという
問題があった。そこで、外部電極２，２’の端縁にてア
パーチャ４の端部を規定すれば配光特性が不均一になる
という不具合も防ぐことが可能となることが考えられ
る。
【０００６】しかしながら、外部電極形蛍光ランプにお
いて、決まった管径および全長のランプで外部電極はバ
ルブ断面で見たときに左右対称形に配設されており、最
適な電極巾が存在する。例えば、図４は管径１０φ、全
長３７２ｍｍのランプにおいて、電極巾を変化させてラ
ンプの全光束の関係を調査した結果である。図４に示す
結果から、管径１０φのランプにおいて最適な電極巾は
８ｍｍであることが分かる。
いて、決まった管径および全長のランプで外部電極はバ
ルブ断面で見たときに左右対称形に配設されており、最
適な電極巾が存在する。例えば、図４は管径１０φ、全
長３７２ｍｍのランプにおいて、電極巾を変化させてラ
ンプの全光束の関係を調査した結果である。図４に示す
結果から、管径１０φのランプにおいて最適な電極巾は
８ｍｍであることが分かる。
【０００７】すなわち、最適配置した外部電極２，２’
の端縁でアパーチャ４の端部を規定すると、アパーチャ
４の開口角が必ずしも要求された値とならず、一方、要
求されるアパーチャ開口角になるように外部電極２，
２’を配置すると、外部電極２，２’が必ずしも最適配
置にならないといった問題が生ずる。本発明は上記した
事情に鑑みなされたものであって、本発明の目的は、簡
易な構造で、所定のアパーチャ開口角を実現し、かつ、
アパーチャからの放出光の管軸方向でのばらつきを防止
した外部電極形蛍光ランプを提供することである。
の端縁でアパーチャ４の端部を規定すると、アパーチャ
４の開口角が必ずしも要求された値とならず、一方、要
求されるアパーチャ開口角になるように外部電極２，
２’を配置すると、外部電極２，２’が必ずしも最適配
置にならないといった問題が生ずる。本発明は上記した
事情に鑑みなされたものであって、本発明の目的は、簡
易な構造で、所定のアパーチャ開口角を実現し、かつ、
アパーチャからの放出光の管軸方向でのばらつきを防止
した外部電極形蛍光ランプを提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、ガラス管内部に希ガスを所定量
封入密閉し、該ガラス管内部に蛍光体物質を塗布し、該
ガラス管外面の管軸方向に少なくとも一対の電極を配設
するとともに、外部に光を放出するアパーチャを設けた
外部電極形蛍光ランプにおいて、前記電極のアパーチャ
側縁部の近傍にアパーチャ端縁規定部材を配設したもの
である。本発明においては、上記のようにアパーチャ端
縁規定部材を設けたので、電極を最適配置にしながら、
所定のアパーチャ開口角を確保することができる。
め、本発明においては、ガラス管内部に希ガスを所定量
封入密閉し、該ガラス管内部に蛍光体物質を塗布し、該
ガラス管外面の管軸方向に少なくとも一対の電極を配設
するとともに、外部に光を放出するアパーチャを設けた
外部電極形蛍光ランプにおいて、前記電極のアパーチャ
側縁部の近傍にアパーチャ端縁規定部材を配設したもの
である。本発明においては、上記のようにアパーチャ端
縁規定部材を設けたので、電極を最適配置にしながら、
所定のアパーチャ開口角を確保することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施例の外部電極
形蛍光ランプの構成を示す図であり、同図（ａ）は本発
明の実施例の外部電極形蛍光ランプの斜視図、同図
（ｂ）は（ａ）に示す外部電極形蛍光ランプを管軸に垂
直な平面で切った断面図を示している。同図において、
前記図３に示したものと同一のものには同一の符号が付
されており、本実施例においては、ガラス管１の内面の
蛍光体物質層３をアパーチャ４形成側にてアパーチャ４
の開口巾以上に削りとり、外部電極２，２’の端部近傍
にアパーチャ端縁規定部材５を設けたものである。
形蛍光ランプの構成を示す図であり、同図（ａ）は本発
明の実施例の外部電極形蛍光ランプの斜視図、同図
（ｂ）は（ａ）に示す外部電極形蛍光ランプを管軸に垂
直な平面で切った断面図を示している。同図において、
前記図３に示したものと同一のものには同一の符号が付
されており、本実施例においては、ガラス管１の内面の
蛍光体物質層３をアパーチャ４形成側にてアパーチャ４
の開口巾以上に削りとり、外部電極２，２’の端部近傍
にアパーチャ端縁規定部材５を設けたものである。
【００１０】上記アパーチャ端縁規定部材５は、どのよ
うなものでも使用することができる。使用するアパーチ
ャ端縁規定部材５が、非導電性であれば、外部電極２，
２’と接触させても、また、間隔を開けて配置してもよ
い。また、使用するアパーチャ端縁規定部材５が導電性
の場合には、外部電極２，２’と接触させないように配
置する必要がある。上記のようにアパーチャ端縁規定部
材５を設けた外部電極形蛍光ランプと、アパーチャ端縁
規定部材５を設けず、蛍光体物質層によりアパーチャを
形成した従来の外部電極形蛍光ランプとの配光分布を比
較測定した。
うなものでも使用することができる。使用するアパーチ
ャ端縁規定部材５が、非導電性であれば、外部電極２，
２’と接触させても、また、間隔を開けて配置してもよ
い。また、使用するアパーチャ端縁規定部材５が導電性
の場合には、外部電極２，２’と接触させないように配
置する必要がある。上記のようにアパーチャ端縁規定部
材５を設けた外部電極形蛍光ランプと、アパーチャ端縁
規定部材５を設けず、蛍光体物質層によりアパーチャを
形成した従来の外部電極形蛍光ランプとの配光分布を比
較測定した。
【００１１】上記測定は次の外部電極形蛍光ランプを使
用して行った。 実施例の外部電極形蛍光ランプ ・ガラス管：鉛ガラス、管径１０φ、全長３７２ｍｍ 内部にキセノンを主成分とする希ガスを封入 ・外部電極：電極巾８ｍｍ 銀を主成分とする導電性ペーストをスクリーン印刷 ・アパーチャ端縁規定部材：巾１ｍｍ 銀を主成分とする導電性ペーストをスクリーン印刷 ・電極とアパーチャ端縁規定部材の間隔：０．５ｍｍ ・点灯条件：２４Ｖ、１６．８Ｗ 従来例の外部電極形蛍光ランプ 上記実施例と同様な仕様の外部電極形蛍光ランプでアパ
ーチャ端縁規定部材がないものを使用した。
用して行った。 実施例の外部電極形蛍光ランプ ・ガラス管：鉛ガラス、管径１０φ、全長３７２ｍｍ 内部にキセノンを主成分とする希ガスを封入 ・外部電極：電極巾８ｍｍ 銀を主成分とする導電性ペーストをスクリーン印刷 ・アパーチャ端縁規定部材：巾１ｍｍ 銀を主成分とする導電性ペーストをスクリーン印刷 ・電極とアパーチャ端縁規定部材の間隔：０．５ｍｍ ・点灯条件：２４Ｖ、１６．８Ｗ 従来例の外部電極形蛍光ランプ 上記実施例と同様な仕様の外部電極形蛍光ランプでアパ
ーチャ端縁規定部材がないものを使用した。
【００１２】図２は上記配光分布の測定結果を示す図で
あり、同図の横軸はランプの軸方向の位置、縦軸はラン
プの中心の光量を１００とした相対値である。同図から
明らかなように、従来の外部電極形蛍光ランプにおいて
は、管軸方向の配光分布にバラツキが生じているが、本
実施例の外部電極形蛍光ランプにおいては、管軸方向の
配光分布が改善されている。
あり、同図の横軸はランプの軸方向の位置、縦軸はラン
プの中心の光量を１００とした相対値である。同図から
明らかなように、従来の外部電極形蛍光ランプにおいて
は、管軸方向の配光分布にバラツキが生じているが、本
実施例の外部電極形蛍光ランプにおいては、管軸方向の
配光分布が改善されている。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、外部電極のアパーチャ側縁部の近傍にアパーチャ端
縁規定部材を配設したので、電極の最適巾を維持しつ
つ、所定のアパーチャ開口角を確保することができる。
このため、管軸方向の配光分布も安定した外部電極形蛍
光ランプとすることができる。
は、外部電極のアパーチャ側縁部の近傍にアパーチャ端
縁規定部材を配設したので、電極の最適巾を維持しつ
つ、所定のアパーチャ開口角を確保することができる。
このため、管軸方向の配光分布も安定した外部電極形蛍
光ランプとすることができる。
【図１】アパーチャ端縁規定部材を設けた本発明の実施
例の外部電極形蛍光ランプの構成を示す図である。
例の外部電極形蛍光ランプの構成を示す図である。
【図２】アパーチャ端縁規定部材を設けたときと設けな
いときの管軸方向の配光分布の違いを説明するための図
である。
いときの管軸方向の配光分布の違いを説明するための図
である。
【図３】従来の外部電極形蛍光ランプの概略構成図であ
る。
る。
【図４】電極巾と全光束の関係を示す図である。
１ ガラス管 ２，２’ 外部電極 ３ ガラス管の内面に塗布された蛍光物質層 ４ アパーチャ ５ アパーチャ端縁規定部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石野 雅数 兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシ オ電機株式会社内 (72)発明者 横川 佳久 兵庫県姫路市別所町佐土1194番地 ウシ オ電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平４−272632（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−77247（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01J 65/00
Claims (1)
- 【請求項１】 ガラス管内部に希ガスを所定量封入密閉
し、該ガラス管内部に蛍光体物質を塗布し、該ガラス管
外面の管軸方向に少なくとも一対の電極を配設するとと
もに、外部に光を放出するアパーチャを設けた外部電極
形蛍光ランプにおいて、 前記電極のアパーチャ側縁部の近傍にアパーチャ端縁規
定部材を配設したことを特徴とする外部電極形蛍光ラン
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11903198A JP3346275B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 外部電極形蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11903198A JP3346275B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 外部電極形蛍光ランプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11312499A JPH11312499A (ja) | 1999-11-09 |
| JP3346275B2 true JP3346275B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=14751273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11903198A Expired - Fee Related JP3346275B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-04-28 | 外部電極形蛍光ランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3346275B2 (ja) |
-
1998
- 1998-04-28 JP JP11903198A patent/JP3346275B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11312499A (ja) | 1999-11-09 |
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Legal Events
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