JP3345278B2 - 立平葺屋根用の化粧瓦棒取付金具 - Google Patents

立平葺屋根用の化粧瓦棒取付金具

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JP3345278B2 JP18989496A JP18989496A JP3345278B2 JP 3345278 B2 JP3345278 B2 JP 3345278B2 JP 18989496 A JP18989496 A JP 18989496A JP 18989496 A JP18989496 A JP 18989496A JP 3345278 B2 JP3345278 B2 JP 3345278B2
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村 忠 夫 田
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有限会社田村創研
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に横葺アーチ屋
根の棟納めに用いる立平葺屋根用の化粧瓦棒取付金具で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の瓦棒は、幅を出すために両側の屋
根板を立上げ、その間および上部に円形を出すために角
あるいは半円形の心木を挿入してカバーしている。
【0003】さらに本発明者は、特願平8−26280
号として横葺金属屋根においても瓦棒を取付けできる金
具を発明している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の瓦棒構造におい
て使用する心木としては曲がらない素性の良い木を選定
し、そして腐食防止剤を塗布加工する必要があり、その
ため心木の費用および加工手間が掛かっている。
【0005】また心木を使用することは、多少なりとも
曲線を作出することはできないので、アーチ屋根のよう
な場合には採用できない。
【0006】しかしながら横葺アーチ屋根の場合、棟納
めにおいて防水性を得るためには、少なくとも2寸勾配
以上が必要である。したがって勾配がそれ以下である場
合には、棟部を立平葺とする必要がある。。
【0007】この場合、前記本発明者の先願の瓦棒取付
金具は、横葺金属屋根における上下列の屋根板の接続部
に形成される係止段を挟持する方式の金具であるため、
このような係止段を有しない立平葺屋根には利用できな
い。
【0008】したがって横葺屋根より棟の立平葺屋根へ
連続して化粧瓦棒を取付けることができない。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、素性の
良い木の選定、および腐食防止剤を塗布加工する必要が
あり、そのため費用および加工手間の掛かる心木を使用
せず、そしてアーチ屋根、特に棟納めの立平葺において
も瓦棒を取付けることを可能とするものである。
【0010】そのために本発明は、立平葺屋根板の接続
部の立上げた屋根板端を、左右両側から挟み込むように
して化粧瓦棒用の取付金具を固定するようにした。
【0011】本発明の瓦棒取付金具によれば、アーチ屋
根において、前記本発明者の先願の横葺金属屋根の瓦棒
を、そのまま棟の立平葺にまで延長させて同一の瓦棒を
取付けることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図に示す実施例に従って本
発明を説明する。
【0013】図1に、アーチ屋根の全体形状を示し、左
右が横葺部分aであり、中央部が立平葺部分bである。
【0014】立平葺部分bは、図1において左右に連続
する長板を図において上下方向に平行に並べて葺くもの
であり、図2にその断面構造を示してある。
【0015】立平葺屋根板1は、それぞれ隣り合う屋根
板側端1a、1bを合わせ、中心に吊子2を挟んで立上
げ、一緒にハゼ巻き込みして接続してある。
【0016】吊子2は、断面逆T字形であり、ベースが
野地板3に固定される。
【0017】固定金具4は、背部に化粧瓦棒B(一点鎖
線で示してある)と同一形状の輪部からなる支持板5が
直立しており、この支持板5の上端5aは、やや前方に
折曲し、化粧瓦棒のための載置面となっており、さらに
側端下部も、前方に長く延長されており、化粧瓦棒の側
面固定用のネジ孔を有した固定部となっている。
【0018】L字状に折曲された2枚の挟み込み板6、
7の一方の折曲片6a、7aがそれぞれ支持板5の前面
に対称に固定され、その折曲片のうちの一方は支持板5
に対し横方向にスライド自在に、例えば、折曲片にルー
ズ孔8、そして支持板5に有頭ガイドロッド9で固定さ
れている。他方の折曲片は2枚が中央部で出会い、前方
に折曲されて突出し挟み部を形成している。この挟み部
を形成する挟み片6b、7bは、立平葺屋根板のハゼ巻
込み部Aを堅固に挟み込めるように、中央部6c、7c
を外側へ弯曲させ、また下端6c、7cをフック状に内
側に向くようにしておくのが有利である。そしてこの挟
み片6b、7bは、横方向より両者を貫通する締付ボル
ト10にて2箇所で締付けできるようになっている。
【0019】したがって締付けの時は、一方の挟み片7
bを外側にスライドさせて間隔を拡げ、両挟み片6b、
7bの間にハゼ巻込み部を納め、締付けボルトを締付け
る。締付けをした時には、中央の弯曲部間に屋根板のハ
ゼ巻込み部Aが納まり、そして下端6c、7cにてハゼ
巻込み部Aの基部を両側から把み込むので堅固な固定が
期待できる。また挟み部6c、7cの下端は、相互に上
下に少しずれるように配置し両者によるつかみをより堅
固なものとしてあり、さらに下端は、間隔をおいて切欠
しクシ刃状にしてあり、これにより把みを堅固にできる
ようにしてある。
【0020】またこの固定金具4は、ハゼ巻込み部Aを
股ぐようになるので、背面の支持板5の下部5aが立上
げた巻込み部Aに当たらないように下部中央を三角形に
切欠してある。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように構成してあるの
で、立平葺屋根はもちろん、アーチ屋根において、軒先
側から横葺屋根が葺かれ、棟納めにおいて立平葺となる
場合でも、軒側から取付けられた特願平8−26280
号に示された横葺屋根用の化粧瓦棒を、そのまま棟にお
ける立平葺屋根に連続させて取付けできるものである。
【0022】したがって近年注目されているアーチ屋根
の横葺工法において化粧瓦棒を体裁良く軒から棟まで連
続して取付できるので美観の良いアーチ屋根を施工でき
る。
【0023】また、化粧瓦棒の支持板を、使用する化粧
瓦棒の形状に合わせて交換することで、各種形状の瓦棒
に使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】アーチ屋根の全体概略図
【図2】固定金具の斜視図
【図3】取付状態を示す断面図
【符号の説明】
1 屋根板 2 タルキ 3 野地板 4 固定金具 5 支持板 6.7 挟み込み板 8 ルーズ孔 9 ガイドロッド 10 締付けボルト A ハゼ巻込み部 B 化粧瓦棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/36 E04D 13/00 E04D 13/10 E04D 3/366 101 E04D 3/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧瓦棒と同一輪郭形状でかつ瓦棒の固
    定部を有する直立した支持板の前面に、L字状に折曲さ
    れた2枚の挟み込み板の各一方の折曲片がそれぞれ固定
    され、そして他方の折曲片が相互に対面するように前方
    に突出して挟み部となっており、このうち一方の折曲片
    は支持板に対し横方向にスライドでき、両折曲片の間隔
    を拡げることができるようになっており、この挟み部を
    形成する両折曲片が締付具により相互を締付けできるよ
    うになっていて、この間に挟む屋根板のハゼ巻込み部に
    挟持するようになっている立平葺屋根用の化粧瓦棒取付
    金具。
  2. 【請求項2】 挟み部を構成する両折曲片の中央部が、
    それぞれ外側に弯曲していることを特徴とする請求項1
    に記載の立平葺屋根用の化粧瓦棒取付金具。
  3. 【請求項3】 挟み部の両折曲片の下側端がクシ刃状に
    切欠されていることを特徴とする請求項2に記載の立平
    葺屋根用の化粧瓦棒取付金具。
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