JP3344692B2 - 情報提供システム、情報表示装置及び情報提供装置 - Google Patents

情報提供システム、情報表示装置及び情報提供装置

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JP3344692B2
JP3344692B2 JP11080597A JP11080597A JP3344692B2 JP 3344692 B2 JP3344692 B2 JP 3344692B2 JP 11080597 A JP11080597 A JP 11080597A JP 11080597 A JP11080597 A JP 11080597A JP 3344692 B2 JP3344692 B2 JP 3344692B2
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repair
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敏雄 藤原
真理子 奥出
浩三 中村
芳則 遠藤
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Hitachi Ltd
Xanavi Informatics Corp
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体のユーザ
に、修理施設に関する情報を提供することができる情報
提供システム、情報表示装置及び情報提供装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車走行の便宜を図るため
のものとしてナビゲーション装置が知られている。ナビ
ゲーション装置は、CD−ROMに記録された2次元の
地図ベクトルデータを読み出して、平面に建物、道路、
地形等の地図構成物が描画された2次元地図を作成し、
この2次元地図をモニタ等の表示画面に表示する。そし
て、GPS(Ground Positioning System)等のセンサに
より検出した現在地(自車位置)や目的地、あるいは現
在地と目的地を結ぶ誘導経路を表示画面に重ねて表示す
る。
【0003】ところで、ナビゲーション装置には、地図
上に現在地や目的地、あるいは誘導経路を表示するだけ
でなく、各種建物や駐車場、あるいは修理工場といった
施設情報の提供も行なう装置がある。
【0004】この種の装置として、修理工場の位置及び
問い合わせ先に関する情報を予めCD−ROMに記憶し
ておき、要求に応じて現在地付近の修理工場の情報を取
り出して、当該修理工場の問い合わせ先情報を提供した
り、当該修理工場までの経路誘導を行うものや、特開平
7−105492号公報記載のナビゲーション装置のよ
うに、サービスセンタ等から送信されてくる施設データ
を受信して、当該施設データによって特定される施設の
問い合わせ先情報を提供したり、当該施設までの経路誘
導を行うものがある。
【0005】この種の装置によれば、旅先等の知らない
土地で移動体が故障した場合でも、その付近にある修理
工場の問い合わせ先情報を得ることができ、また、移動
体を修理工場まで自走させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、移動体に生
じた故障が重度の場合、修理工場まで自走できないこと
もある。このような場合、上記従来のナビゲーション装
置のように、その付近にある修理工場までの経路誘導を
行っても無意味である。
【0007】また、修理工場には、レッカー移動や出張
修理等の救援サービスを行なっていない施設もある。
【0008】したがって、移動体に生じた故障が修理工
場まで自走できないような重度の場合、上記従来のナビ
ゲーション装置のように、単に、その付近にある修理工
場の問い合わせ先情報を提供するだけでは、当該修理工
場が救援サービスを行っていない場合に無意味となる。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、移動体が故障した場合に、移動
体が自走可能であるか否かをも考慮して、適切な修理施
設の情報を提供することができる情報提供システム、情
報表示装置及び情報提供装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第一の態様の情報提供システムは、修理施
設に関する情報を表示する少なくとも1つの移動体搭載
用の情報表示装置と、前記修理施設の情報を入手して前
記情報表示装置に提供する情報提供装置と、を備えた情
報提供システムであって、前記情報表示装置は、当該情
報表示装置が搭載された移動体の現在地を求める現在地
算出手段と、当該情報表示装置が搭載された移動体が自
走可能な状態に有るか否かの自走可否条件を設定する自
走可否設定手段と、前記現在地算出手段で求めた現在地
の情報と、前記自走可否設定手段で設定した自走可否条
件の情報と、当該情報表示装置の識別情報とを、前記情
報提供装置に、通信回線を介して送信する第一の送信手
段と、前記情報提供装置から送られてきた、修理施設の
情報を受信する第一の受信手段と、前記情報受信手段で
受信した、前記修理施設の情報を表示する表示手段と、
を備え、前記情報提供装置は、少なくとも1つの修理施
設から、当該修理施設の位置情報及びレッカー移動や出
張修理等の救援サービスの有無情報を含む当該修理施設
の情報を入手する施設情報入手手段と、前記施設情報入
手手段で入手した修理施設の情報を記憶する施設情報記
憶手段と、前記第一の送信手段から送信された、現在地
の情報と、自走可否条件の情報と、識別情報と、を受信
する第二の受信手段と、前記第二の受信手段で受信した
自走可否条件の情報が自走可能である場合は、前記第二
の受信手段で受信した現在地の情報によって特定される
地点から所定範囲にある修理施設の情報を、前記施設情
報記憶手段から検出すると共に、前記第二の受信手段で
受信した自走可否条件の情報が自走不可の場合は、前記
第二の受信手段で受信した現在地の情報によって特定さ
れる地点から所定範囲にある修理施設であって且つ救援
サービスを行っている修理施設の情報を、前記施設情報
記憶手段から検出する情報検索手段と、前記情報検索手
段で検出した修理施設の情報を、前記第二の受信手段で
受信した識別情報によって特定される情報表示装置に、
前記通信回線を介して送信する第二の送信手段と、を備
えていることを特徴とする。
【0011】また、本発明の第二の態様の情報提供シス
テムは、修理施設の情報を表示する少なくとも1つの移
動体搭載用の情報表示装置と、前記修理施設の情報を入
手して前記情報表示装置に提供する情報提供装置と、を
備えた情報提供システムであって、前記情報表示装置
は、位置情報及びレッカー移動や出張修理等の救援サー
ビスの有無情報を含む、少なくとも1つの当該修理施設
の情報が、予め記憶された第一の施設情報記憶手段と、
当該情報表示装置が搭載された移動体の現在地を求める
現在地算出手段と、当該情報表示装置が搭載された移動
体が自走可能な状態に有るか否かの自走可否条件を設定
する自走可否設定手段と、前記自走可否設定手段で設定
した自走可否条件が自走可能である場合は、前記現在地
算出手段で求めた現在地から所定範囲にある修理施設の
情報を、前記第一の施設情報記憶手段から検出すると共
に、前記自走可否設定手段で設定した自走可否条件が自
走不可の場合は、前記現在地算出手段で求めた現在地か
ら所定範囲にある修理施設であって且つ救援サービスを
行っている修理施設の情報を、前記第一の施設情報記憶
手段から検出する第一の情報検索手段と、前記第一の情
報検索手段で修理施設の情報を検出することができなか
った場合に、前記現在地算出手段で求めた現在地の情報
と、前記自走可否設定手段で設定した自走可否条件の情
報と、当該情報表示装置の識別情報とを、前記情報提供
装置に、通信回線を介して送信する第一の送信手段と、
前記情報提供装置から送られてきた、修理施設の情報を
受信する第一の受信手段と、前記第一の情報検索手段で
検出した修理施設の情報又は前記第一の受信手段で受信
した修理施設の情報を表示する表示手段と、を備え、前
記情報提供装置は、少なくとも1つの修理施設から、当
該修理施設の位置情報及びレッカー移動や出張修理等の
救援サービスの有無情報を含む当該修理施設の情報を入
手する施設情報入手手段と、前記施設情報入手手段で入
手した修理施設の情報を記憶する第二の施設情報記憶手
段と、前記第一の送信手段から送信された、現在地の情
報と、自走可否条件の情報と、識別情報と、を受信する
第二の受信手段と、前記第二の受信手段で受信した自走
可否条件の情報が自走可能である場合は、前記第二の受
信手段で受信した現在地の情報によって特定される地点
から所定範囲にある修理施設の情報を、前記第二の施設
情報記憶手段から検出すると共に、前記第二の受信手段
で受信した自走可否条件の情報が自走不可の場合は、前
記第二の受信手段で受信した現在地の情報によって特定
される地点から所定範囲にある修理施設であって、且つ
救援サービスを行っている修理施設の情報を、前記第二
の施設情報記憶手段から検出する第二の情報検索手段
と、前記第二の情報検索手段で検出した修理施設の情報
を、前記第二の受信手段で受信した識別情報によって特
定される情報表示装置に、前記通信回線を介して送信す
る第二の送信手段と、を備えていることを特徴とする。
【0012】尚、本発明の第一、第二の態様の情報提供
システムにおいて、修理施設の情報に、当該修理施設の
問い合わせ先情報が含まれる場合、前記表示手段は、前
記自走可否設定手段で設定した自走可否条件が自走不可
である場合に、前記修理施設の情報に含まれる問い合わ
せ先情報を一覧形式で画面上に表示することが好まし
い。
【0013】この場合において、前記情報表示装置は、
ユーザの指示に従い、前記画面に一覧形式で表示された
問い合わせ先情報を選択する問い合わせ先情報選択手段
と、前記問い合わせ先情報選択手段で選択された問い合
わせ先情報によって特定される施設に連絡する問い合わ
せ手段と、を有することが好ましい。
【0014】また、本発明の第一、第二の態様の情報提
供システムにおいて、前記情報表示装置は、地図情報を
記憶する地図情報記憶手段と、前記現在地算出手段で求
めた現在地付近の地図情報を、前記地図情報記憶手段か
ら読み出して、当該現在地付近の地図を特定する情報を
生成する地図作成手段と、を有し、前記表示手段は、前
記自走可否設定手段で設定した自走可否条件が自走可能
である場合、前記地図作成手段で生成された情報によっ
て特定される地図を画面上に表示すると共に、修理施設
の情報を表示するアイコンを、当該修理施設の情報に含
まれる位置情報に従い、前記画面に表示された地図上
に、重ねて表示することが好ましい。
【0015】この場合において、前記情報表示装置は、
ユーザの指示に従い、前記画面に表示された地図上に、
重ねて表示されたアイコンを選択するアイコン選択手段
と、前記アイコン選択手段で選択されたアイコンに対応
する修理施設の情報によって特定される当該修理施設の
位置情報と、前記現在地算出手段で算出した現在地との
基づき、現在地から当該修理施設までの経路誘導を行う
経路誘導手段と、を更に有することがことが好ましい。
【0016】本発明の第三の態様の情報提供システム
は、修理施設に関する情報を表示する少なくとも1つの
移動体搭載用の情報表示装置と、前記修理施設の情報を
入手して前記情報表示装置に提供する情報提供装置と、
を備えた情報提供システムであって、前記情報表示装置
は、当該情報表示装置が搭載された移動体の現在地を求
める現在地算出手段と、前記現在地算出手段で求めた現
在地の情報と、当該情報表示装置の識別情報とを、前記
情報提供装置に、通信回線を介して送信する第一の送信
手段と、前記情報提供装置から送られてきた、修理施設
の情報を受信する第一の受信手段と、前記情報受信手段
で受信した、前記修理施設の情報を表示する表示手段
と、を備え、前記情報提供装置は、少なくとも1つの修
理施設から、当該修理施設の位置情報及びレッカー移動
や出張修理等の救援サービスの有無情報を含む当該修理
施設の情報を入手する施設情報入手手段と、前記施設情
報入手手段で入手した修理施設の情報を記憶する施設情
報記憶手段と、前記第一の送信手段から送信された、現
在地の情報と、識別情報と、を受信する第二の受信手段
と、前記第二の受信手段で受信した現在地の情報によっ
て特定される地点から所定範囲にある修理施設の情報
を、前記施設情報記憶手段から検出する情報検索手段
と、前記情報検索手段で検出した修理施設の情報を、前
記第二の受信手段で受信した識別情報によって特定され
る情報表示装置に、前記通信回線を介して送信する第二
の送信手段と、を備え、前記情報表示装置の前記表示手
段は、前記情報受信手段で受信した前記修理施設の情報
を、当該修理施設の情報に含まれる救援サービスの有無
情報が識別できるようにして表示するものであることを
特徴とする。
【0017】また、本発明の情報表示装置は、修理施設
の情報を表示する、移動体搭載用の情報表示装置であっ
て、位置情報及びレッカー移動や出張修理等の救援サー
ビスの有無情報を含む少なくともの1つの修理施設の情
報が、予め記憶された施設情報記憶手段と、当該情報表
示装置が搭載された移動体の現在地を求める現在地算出
手段と、当該情報表示装置が搭載された移動体が自走可
能な状態に有るか否かの自走可否条件を設定する自走可
否設定手段と、前記自走可否設定手段で設定した自走可
否条件が自走可能である場合は、前記現在地算出手段で
求めた現在地から所定範囲にある修理施設の情報を、前
記施設情報記憶手段から検出すると共に、前記自走可否
設定手段で設定した自走可否条件が自走不可の場合は、
前記現在地算出手段で求めた現在地から所定範囲にある
修理施設であって、且つ救援サービスを行っている修理
施設の情報を、前記施設情報記憶手段から検出する情報
検索手段と、前記情報検索手段で検出した修理施設の情
報を表示する表示手段と、を備えていることを特徴とす
る。
【0018】さらに、本発明の情報提供装置は、修理施
設の情報を、通信回線を介して移動体搭載用の情報表示
装置に提供する情報提供装置であって、少なくとも1つ
の修理施設から、当該修理施設の位置情報及びレッカー
移動や出張修理等の救援サービスの有無情報を含む当該
修理施設の情報を入手する施設情報入手手段と、前記施
設情報入手手段で入手した修理施設の情報を記憶する施
設情報記憶手段と、前記情報表示装置から送られてき
た、当該情報表示装置が搭載された移動体の現在地の情
報と、当該移動体が自走可能な状態に有るか否かを示す
自走可否条件の情報と、を受信する受信手段と、前記受
信手段で受信した自走可否条件の情報が自走可能である
場合、前記現在地算出手段で求めた現在地から所定範囲
にある修理施設の情報を前記施設情報記憶手段から検出
すると共に、前記受信手段で受信した自走可否条件の情
報が自走不可である場合は、前記現在地算出手段で求め
た現在地から所定範囲にある修理施設であって、且つ救
援サービスを行っている修理施設の情報を、前記施設情
報記憶手段から検出する情報検索手段と、前記情報検索
手段で検出した修理施設の情報を、前記通信回線を介し
て前記情報表示装置に送信する送信手段と、を備えてい
ることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本実施形態のナビゲーションシス
テムを説明するための概略構成図である。
【0021】本実施形態のナビゲーションシステムは、
図1に示すように、移動体6に搭載された情報表示装置
1と、情報表示装置1と移動体通信等の通信回線5を介
して接続された情報提供装置2と、を備えて構成されて
いる。
【0022】情報表示装置1は、移動体6の現在地(自
車位置)や目的地、あるいは現在地から目的地までの誘
導経路をディスプレイ等に表示して、ユーザに知らせ
る。
【0023】また、移動体6が故障した場合に、情報提
供装置2に対してユーザが所望する修理施設の情報を提
供するように要求すると共に、情報提供装置2から提供
された修理施設の情報をディスプレイ等に表示して、ユ
ーザに知らせる。
【0024】情報提供装置2は、インターネット等のネ
ットワーク4を介して接続された複数種の修理施設3か
ら情報を取得する。また、情報表示装置1から送られて
きたユーザの要求に合致する修理施設の情報を、前記取
得した情報から検索して、情報表示装置1に送る。
【0025】尚、図1では、情報表示装置1を1つだけ
表示しているが、実際には複数の情報表示装置1が通信
回線5を介して情報提供装置2と接続される。
【0026】先ず、情報表示装置1について説明する。
【0027】図2は図1に示す情報表示装置1の概略機
能構成図である。
【0028】図2に示すように、情報表示装置1は、デ
ィスプレイ11と、地図記憶装置12と、音声入出力装
置14と、入力装置15と、車輪速センサ16と、地磁
気センサ17と、ジャイロセンサ18と、GPS受信装
置19と、アイコン記憶装置20と、表示側通信装置2
1と、演算処理部10と、を備えて構成されている。
【0029】ディスプレイ11は、演算処理部10で生
成されたグラフィックス情報を表示する。ディスプレイ
11は、例えばCRTや液晶ディスプレイで構成され
る。尚、演算処理部10とディスプレイ11との間でや
り取りされる信号S11には、例えばRGB信号やNT
SC信号が用いられる。
【0030】地図記憶装置12は、ディスプレイ11に
地図を表示するために必要な情報を、CD−ROMやI
Cカード等の記憶媒体に記憶している。地図記憶装置1
2は、演算処理部10の指令に従い、前記記憶媒体から
必要なデータを読み出す。
【0031】音声入出力装置14は、演算処理部10で
生成したユーザへのメッセージを音声信号に変換し出力
する。また、ユーザが発した声を認識して、演算処理部
10にその内容を転送する。
【0032】入力装置15は、ユーザからの指示を受け
付け、当該指示を演算処理部10に転送する。入力装置
15は、ディスプレイ11に表示される地図をスクロー
ルするためのジョイスティックやボタン等のスイッチ、
ディスプレイ11上に貼られたタッチパネル等で構成さ
れる。
【0033】符号16〜19で示す装置は、当該情報表
示装置1が搭載された移動体6の現在地を検出するため
に使用するものである。
【0034】車輪速センサ16は、移動体6の車輪の円
周と計測した当該車輪の回転数との積から距離を算出
し、さらに、対となる車輪の回転数の差から移動体6が
曲がった角度を算出する。
【0035】地磁気センサ17は、地球磁場を検知し
て、移動体6が向いている方位を測定する。
【0036】ジャイロ18は、移動体6が回転した角を
計測する。ジャイロ18は、例えば光ファイバジャイロ
や、振動ジャイロ等で構成される。
【0037】GPS受信装置19は、3つ以上のGPS
衛星からの信号を受信して、GPS衛生各々及び移動体
間の距離と、当該距離の変化率とを測定することで、移
動体6の現在地、進行方向及び進行方角を算出する。
【0038】アイコン記憶装置20は、情報提供装置2
から提供された修理施設の情報をディスプレイ11に表
示されている地図上に重ねて表示するときに使用するア
イコンイメージを記憶する。
【0039】尚、本実施形態では、地図記憶装置12の
他に、アイコン記憶装置20を別個設けているが、これ
等の記憶装置に格納されている情報を、1つの記憶装置
に格納するようにしてもよい。
【0040】表示側通信装置21は、移動体通信等の通
信回線5を介して、情報提供装置2とデータのやり取り
を行う。また、ネットワーク4に接続された修理施設3
に直接電話して連絡をとる。
【0041】演算処理部10は、情報表示装置1の各構
成ユニットを統括的に制御する。
【0042】本実施形態の情報表示装置1は、現在地の
算出や現在地から目的地までの経路誘導等を行うナビゲ
ーション処理と、修理施設に関する情報の表示を行なう
情報表示処理との2つ処理を実行する。演算処理部10
は、この2つの処理を行う中心的ユニットである。
【0043】先ず、本実施形態の情報表示装置1がナビ
ゲーション処理を実行するための演算処理部10の機能
構成について説明する。
【0044】図3は演算処理部10のナビゲーション処
理の実行に関わる部分の機能構成図である。
【0045】演算処理部10のナビゲーション処理の実
行に関わる部分の機能構成は、図3に示すように、ユー
ザ操作解析部50と、経路計算部51と、経路誘導部5
2と、地図描画領域設定部53と、地図描画部54と、
現在位置演算部55と、マップマッチ処理部56と、デ
ータ読み込み処理部57と、メニュー描画部58と、グ
ラフィック処理部59と、からなる。
【0046】現在位置演算部55は、車輪速センサ16
で計測される距離パルスデータS16及びジャイロ18
で計測される角加速度データS18を各々積分し、その
結果得られる距離データ及び角度データをある一定時間
周期で積分していくことにより、初期位置(X,Y)か
ら移動体走行後の位置(X′,Y′)を演算する。
【0047】また、移動体の進む方位の初期値を設定す
るため、地磁気センサ17から得られる方位データS1
7を用いて、ジャイロ18から得られる角度データと絶
対方位との関係を設定する。
【0048】尚、車輪速センサ16で計測される距離パ
ルスデータS16及びジャイロ18で計測される角加速
度データS18を各々積分していくと、誤差が蓄積して
しまう。そこで、現在位置算出部55では、前記誤差を
キャンセルするために、ある時間周期でGPS受信装置
19より得られた位置データS19を基に、車輪速セン
サ16で計測される距離パルスデータS16及びジャイ
ロ18で計測される角加速度データS18を各々補正し
ている。
【0049】しかしながら、このようにして車輪速セン
サ16で計測される距離パルスデータS16及びジャイ
ロ18で計測される角加速度データS18を各々補正し
ても、算出された現在地情報に含まれるセンサ16、1
8の誤差を完全に除去することはできない。マップマッ
チ処理部56は、以下に述べるマップマッチ処理を行う
ことで、現在位置演算部55で算出された現時地の位置
精度を高めるものである。
【0050】マップマッチ処理とは、データ読み込み部
57によって読み込まれた現在地周辺の地図に含まれる
道路データと、現在位置演算部55から得られた走行軌
跡とを互いに照らし合わせ、互いの形状の相関が最も高
い道路に現在地を合わせ込むという処理である。このマ
ップマッチ処理により、多くの場合、現在位置と走行道
路とを一致させることができ、これにより、精度よく現
在位置情報を出力することができる。
【0051】経路計算部51は、ダイキストラ法等を用
いて、地図記憶装置12に記憶された地図データから、
指定された2つの地点(現在地と目的地)間を結ぶ経路
を検索することで、当該2地点間の誘導経路を決定す
る。経路の決定に際しては、異なる検索条件を用いて、
例えば、2地点間の距離が最短になる経路、最も短い時
間で到達可能な経路、最もコストが安くなる経路等をそ
れぞれ求めるようにしてもよい。
【0052】経路誘導部52は、経路計算部51で求め
た誘導経路のリンク情報と、現在位置演算部55及びマ
ップマッチ処理部56で求めた現在位置情報と、を比較
して、交差点等を通過する前に直進すべきか、あるいは
右左折すべきかを、音声入出力装置14を用いて音声で
ユーザに知らせたり、ディスプレイ11上に表示された
地図上に進行すべき方向を描画することで、ユーザに知
らせる。
【0053】メニュー描画部58は、入力装置15に入
力されたユーザの様々な要求に応じて、ディスプレイ1
1上に表示すべきメニューを描画するためのコマンド生
成し、当該コマンドをグラフィックス処理部59へ送出
する。
【0054】地図描画領域設定部53は、マップマッチ
処理部56から出力された移動体6の現在地情報、ある
いは、入力装置15に入力されたユーザの画面スクロー
ル操作に関する情報を基に、予め定めたアルゴリズムに
従って、描画すべき地図領域を設定する。
【0055】データ読み込み処理部57は、地図描画領
域設定部53で設定された描画領域の地図データを、地
図記憶装置12から読み出す。
【0056】地図描画部54は、データ読み込み処理部
57で地図記憶装置12から読み出された地図データ
を、所定の縮尺で、所定の方向をディスプレイ11の上
方向にした状態で描画するためのコマンドを生成する。
そして、生成したコマンドをグラフィックス処理部59
へ送出する。尚、所定の縮尺、所定の方向は、入力装置
15を利用することで、ユーザが指定するようにしても
よい。
【0057】グラフィックス処理部59は、地図描画部
54及びメニュー描画部58で生成されたコマンドに従
い、所定の画像をディスプレイ11に表示する。
【0058】ユーザ操作解析部50は、入力装置15に
入力されたユーザの様々な要求を解析し、その要求内容
に対応した処理を実行すべく、演算処理部10の各構成
ユニットを制御する。
【0059】たとえば、ユーザが目的地までの経路誘導
を要求した場合、現在地から目的地までの経路を演算す
る処理を経路計算部51に要求すると共に、経路誘導部
52に経路誘導のための情報をユーザに提示する処理を
要求する。
【0060】また、ユーザがディスプレイ11に表示さ
れている地図のスクロールを要求した場合、指定されて
いる地図領域のスクロール表示を、地図描画領域設定部
53や地図描画部54に要求する。
【0061】また、ユーザが、修理施設の情報を要求し
た場合、後述する修理施設の情報表示処理を実行するよ
うに要求する。
【0062】次に、本実施形態の情報表示装置1が、修
理施設の情報表示処理を実行するための演算処理部10
の機能構成について説明する。
【0063】図4は、演算処理部10の情報表示処理の
実行に関わる部分の機能構成図である。
【0064】演算処理部10の情報表示処理の実行に関
わる部分の機能構成は、図4に示すように、ユーザ操作
解析部50と、経路計算部51と、経路誘導部52と、
地図描画領域設定部53と、地図描画部54と、データ
読み込み処理部57と、グラフィックス処理部59と、
検索範囲設定部60と、受信データ解析部61と、アイ
コン描画位置設定部63と、アイコン描画部64と、自
走可否設定部70と、問い合わせ先描画部71と、個別
情報選択部72と、からなる。
【0065】尚、図4において、図3に示すナビゲーシ
ョン処理の実行に関わる部分の構成要素と、同じ役割を
果たすものには、同じ符号を付している。
【0066】自走可否設定部70は、入力装置15に入
力されたユーザの指示に従い、移動体6が自走可能であ
るか否かを示す自走可否条件を設定する。
【0067】検索範囲設定部60は、マップマッチ処理
部56で算出された現在地に関する情報と、自走可否設
定部70で設定された自走可否条件とを取得し、当該取
得した現在地情報と自走可否条件とを、ユーザが情報提
供装置2から提供を受けようとする修理施設の情報の内
容、即ち、後述する情報提供装置2での修理施設の情報
の検索条件として設定する。そして、当該設定した検索
条件を、表示側通信装置21を用いて情報提供装置2に
送信する。
【0068】受信データ解析部61は、表示側通信装置
21を介して情報提供装置2から提供されたデータを解
析する。そして、提供されたデータに含まれる複数の修
理施設の情報を選別すると共に、選別した複数の修理施
設の情報各々に含まれる詳細情報、例えば修理施設の名
称、地図上の位置、救援サービスの有無、救援サービス
の稼働状況、問い合わせ先等の情報を検出する。
【0069】尚、データの解析を効率よく行うために
は、情報表示装置1及び情報提供装置2間でやり取りす
るデータの形式について、予め取り決めを行っておく必
要がある。その一例として、図5に、修理施設の情報に
含まれる様々な詳細情報を、予め決められた順序で並べ
た場合を示す。
【0070】図5に示す例では、情報提供装置2から提
供されるデータは、修理施設の名称に関する情報、当該
修理施設の位置を特定するための北緯に関する情報、当
該修理施設の位置を特定するための東経に関する情報、
動的情報の順で構成されている。ここで、動的情報と
は、レッカー移動や出張修理等の救援サービスや、修理
時間、修理費用等に関する情報である。
【0071】尚、各詳細情報に、識別情報を付すこと
で、各詳細情報を受信データ解析部61で判別できるよ
うにしてもよい。
【0072】アイコン描画位置設定部63は、自走可否
設定部70で設定された条件が自走可能の場合、受信デ
ータ解析部61で解析した複数の修理施設の情報各々に
対応するアイコンの、地図描画部54で描画された地図
上での描画位置を設定する。この描画位置は、複数の修
理施設の情報各々に含まれる当該施設の位置情報を基に
算出する。
【0073】尚、ディスプレイ11に表示する地図の拡
大縮小やスクロール操作が行われた場合、アイコン描画
位置設定部63は、地図描画部54によって新たに描画
された地図の位置情報を基に、アイコンの当該地図上で
の描画位置を再設定する。
【0074】アイコン描画部64は、自走可否設定部7
0で設定された条件が自走可能の場合、修理施設表示用
のアイコンを、図2に示すアイコン記憶装置20から読
み出す。そして、アイコン描画位置設定部63で設定し
た描画位置に、当該読み出したアイコンを描画する。
【0075】問い合わせ先描画部71は、自走可否設定
部70で設定された条件が自走不可の場合、表示側通信
装置21を介して情報提供装置2から送られてきた、複
数の修理施設の情報各々に含まれる問い合わせ情報を、
一覧できる形式でディスプレイ11に表示するためのコ
マンドを生成する。これを受けて、グラフィックス処理
部59は、問い合わせ先描画部59で生成されたコマン
ドに従い、所定の画像をディスプレイ11に表示する。
【0076】個別情報選択部72は、自走可否設定部7
0で設定された条件が自走可能の場合、アイコン描画部
64によってディスプレイ11上に表示されたアイコン
の中から、ユーザが選択したアイコンに対応する修理施
設に関する情報を、受信データ解析部61で解析された
データの中から選び出す。そして、選出した修理施設の
情報に含まれる当該修理施設の位置情報を、経路計算部
51に転送する。これにより、当該施設までの経路誘導
を実行する。
【0077】また、自走可否設定部70で設定された条
件が自走不可の場合、問い合わせ先描画部71によって
ディスプレイ11上に表示された問い合わせ情報の一覧
の中から、ユーザが選択した問い合わせ先情報に対応す
る修理施設に関する情報を、受信データ解析部61で解
析されたデータの中から選び出す。そして、選出した修
理施設の情報に含まれる当該修理施設の問い合わせ先情
報に従い、表示側通信装置21を介して、当該修理施設
に電話をかける。
【0078】次に、図3及び図4に示す機能構成を実現
するためのハードウエア構成について説明する。
【0079】図6は図2に示す演算処理部のハードウエ
ア構成の概略図である。
【0080】演算処理部10は、図6に示すように、各
デバイス間をバス30で接続した構成としてある。演算
処理部10は、演算及び各デバイスを制御するといった
様々な処理を実行するCPU(Central Prosessing Uni
t)31と、地図記憶装置12やアイコン記憶装置20
から読み出した地図データやアイコンイメージデータ、
あるいは演算データを一時的に格納するRAM(Random
Access Memory)32と、ナビゲーション処理や情報表
示処理を実行するためのシステムプログラムを格納する
ROM(Read Only Memory)33と、メモリ−メモリ間
及びメモリ−各デバイス間のデータ転送を高速に実行す
るDMA(Direct Memory Access)34と、ベクトルデ
ータをイメージに展開するといったグラフィックス情報
生成を高速に実行し、且つ表示制御を行う描画コントロ
ーラ35と、グラフィックスイメージデータを蓄えるV
RAM36と、イメージデータをRGB信号に変換する
カラーパレット37と、アナログ信号をデジタル信号に
変換するA/D変換器38と、シリアル信号をパラレル
信号に変換するSCI39と、パラレル信号をバスに同
期させてバス上にのせるPIO40と、パルス信号をカ
ウントするカウンター41と、を備えて構成される。
【0081】ROM33に格納されたシステムプログラ
ムを、CPU31で実行することで、図3及び図4に示
す機能構成を実現することができる。
【0082】次に、本実施形態の情報表示装置1の動作
について説明する。
【0083】上述したように、情報表示装置1は、現在
地の算出や現在地から目的地までの経路誘導等を行うナ
ビゲーション処理と、修理施設に関する情報の表示を行
なう情報表示処理との2つ処理を実行する。
【0084】先ず、ナビゲーション処理について説明す
る。
【0085】演算処理部10は、車速センサ16、地磁
気センサ17、ジャイロセンサ18及びGPS受信装置
19から出力される情報を基に、現在地を算出する。そ
して、算出した現在地や、入力装置15に入力された目
的地を、ディスプレイ11、あるいは音声入出力装置1
4を用いてユーザに知らせたり、入力装置15に入力さ
れたユーザの要求に従い、現在地と目的地とを結ぶ最適
な経路(誘導経路)を選択して、当該経路をディスプレ
イ11、あるいは音声入出力装置14を用いてユーザに
知らせる。
【0086】また、演算処理部10は、算出した現在地
や、入力装置15に入力されたスクロール操作に応じ
て、描画領域を設定し、当該描画領域に対応する地図デ
ータを地図記憶装置12から読み出す。そして、読み出
した地図データからグラフィック情報を生成し、ディス
プレイ11に表示する。さらに、ディスプレイ11に現
在地を表示する場合には、ディスプレイ11に表示され
ているグラフィック情報の現在地に対応する部分に、移
動体を示すマークを重ねて表示する。
【0087】このナビゲーション処理は、一般的なナビ
ゲーション装置で実行されているものと基本的に同じで
ある。
【0088】次に、修理施設の情報表示処理について説
明する。
【0089】図7は情報表示装置1が実行する修理施設
の情報表示処理を説明するためのフロー図である。
【0090】先ず、ユーザ操作解析部50は、入力装置
15に、情報表示処理の要求が入力されたか否かを判断
する(ステップ1001)。たとえば、図1において、
情報表示装置1の前面に設けられたボタン15aが押さ
れた場合、ユーザ操作解析部50は、入力装置15に情
報表示処理の要求が入力されたものと判断する。
【0091】情報表示処理の要求が入力された場合、ユ
ーザ操作解析部50は、メニュー描画部58に、ユーザ
に施設情報を選択させるためのメニュー画面を、ディス
プレイ11に表示するように、指令を出す。これを受け
て、メニュー描画部58は、前記メニュー画面をディス
プレイ11に表示させるためのコマンドを生成する。グ
ラフィック処理部59は、このコマンドに基づき、ディ
スプレイ11上にメニュー画面を表示する(ステップ1
002)。
【0092】図8(a)に、ステップ1002の処理
で、ディスプレイ11に表示されたメニュー画面の一例
を示す。図8(a)に示す例では、ユーザに、修理施
設、ホテル、レストラン、駐車場等の項目の中から任意
の項目を選択させるようにしている。
【0093】次に、ユーザ操作解析部50は、ステップ
1002でディスプレイ11に表示したメニュー画面か
ら項目「修理施設」が選択されたか否かを判断する(ス
テップ1003)。
【0094】そして、項目「修理施設」が選択された場
合には、ユーザの移動体6が自走可能な状態にあるか否
かを選択させるためのメニュー画面を、ディスプレイ1
1に表示するように、指令を出す。これを受けて、メニ
ュー描画部58は、前記メニュー画面をディスプレイ1
1に表示させるためのコマンドを生成する。グラフィッ
ク処理部59は、このコマンドに基づき、ディスプレイ
11上にメニュー画面を表示する(ステップ100
4)。
【0095】図8(b)に、ステップ1004での処理
で、ディスプレイ11に表示されたメニュー画面の一例
を示す。図8(b)に示す例では、「自車は自力で走行
可能ですか」という質問文を表示すると共に、ユーザ
に、「はい」と「いいえ」の2つの項目のうちのいずれ
かを選択させるようにしている。
【0096】尚、図8に示すような項目は、情報提供装
置2が提供できる施設情報を基に、メニュー描画部58
に予め設定しておけばよい。
【0097】次に、ユーザ操作解析部50は、ステップ
1002でディスプレイ11に表示したメニュー画面か
ら選択された項目を解析する。そして、自走可否設定部
70は、ユーザ操作解析部50で解析された項目に従
い、自走可否条件を設定する。ユーザ操作解析部50で
解析された項目が「はい」の場合は、自走可能条件を設
定する。一方、当該項目が「いいえ」の場合は、自走不
可条件を設定する(ステップ1005)。
【0098】尚、ステップ1004において、ユーザの
移動体6が、自走可能な状態にあるか否かを選択させる
ためのメニュー画面を、ディスプレイ11に表示する代
わりに、ステップ1002で表示されるメニュー画面
に、項目「自走可能」を設けておき、項目「自走可能」
が選択された後に、項目「修理施設」が選択された場合
は、自走可能条件を設定し、項目「自走可能」が選択さ
れることなく、項目「修理施設」が選択された場合は、
自走不可条件を設定するようにしてもよい。
【0099】次に、検索範囲設定部60は、ユーザが情
報提供装置2から提供を受けようとする修理施設の情報
の内容、即ち、後述する情報提供装置2での修理施設の
情報の検索条件を設定する(ステップ1006)。
【0100】検索範囲設定部60は、マップマッチ処理
部56で算出された現在地に関する情報を取得する。ま
た、ステップ1005で自走可否設定部70が設定した
自走可否条件を取得する。そして、当該取得した現在地
情報と自走可否条件とを、修理施設の情報の検索条件と
して設定する。
【0101】ここで、検索範囲設定部60は、現在地情
報及び自走可否条件の他に、故障の内容や、移動体6の
製造メーカ、あるいはユーザが会員となっている修理チ
ェーン店等の情報をも、検索条件として設定するように
してもよい。
【0102】このようにすることで、情報提供装置2に
おいて、よりきめの細かい検索を行うことができる。ま
た、情報提供装置2から情報表示装置1に提供される情
報が厳選されるため、通信量の削減にも役立つ。
【0103】尚、故障の内容については、よくある故障
名(例えば、ガス欠とか、パンク、オーバーヒート等)
を、検索範囲設定部60に予め登録しておき、当該登録
された故障名をディスプレイ11に表示して、その中か
らユーザに選択させることが好ましい。また、移動体6
の製造メーカ及びユーザが会員となっている修理チェー
ン店については、検索範囲設定部60に予め登録してお
くことが好ましい。
【0104】次に、検索範囲設定部60は、設定した検
索条件に当該情報表示装置1の識別情報を付して、情報
提供装置2に送信するように、表示側通信装置21に指
令を出す。これを受けて、表示側通信装置21は、検索
範囲設定部60で設定した検索条件と当該情報表示装置
1の識別情報とを、情報提供装置2に送信する(ステッ
プ1007)。ここで、情報表示装置1の識別情報は、
例えば通信回線5として自動車電話や携帯電話等の電話
回線を用いる場合、ユーザの電話番号等に相当するもの
である。
【0105】次に、表示側通信装置21は、情報提供装
置2からの応答を待つ(ステップ1008)。応答があ
った場合は、情報提供装置2から送信されたデータを受
信データ解析部61に転送する。
【0106】次に、受信データ解析部61は、表示側通
信装置21から転送されたデータを解析する(ステップ
1009)。そして、転送されたデータに含まれる複数
の修理施設の情報を各々選別すると共に、選別した複数
の修理施設の情報各々に含まれる詳細情報、即ち修理施
設の名称、当該修理施設の地図上の位置、救援サービス
の有無、救援サービスの稼働状況、サービス提供状態、
問い合わせ先等の情報を検出する。
【0107】次に、受信データ解析部61は、自走可否
設定部70で設定した自走可否条件を判断する(ステッ
プ1010)。自走可否条件が自走可能の場合はステッ
プ1011に移行し、自走不可の場合はステップ101
6に移行する。
【0108】ステップ1011では、アイコン描画部6
4は、受信データ解析部61で解析した複数の修理施設
の情報各々を表示するアイコンを、ディスプレイ11に
表示されている地図上に重ねて表示する。このアイコン
の表示処理は、以下の要領で行う。
【0109】先ず、アイコン描画位置設定部63が、受
信データ解析部61で解析した複数の修理施設の情報各
々を表示するアイコンの、地図描画部54で描画された
地図上での描画位置を設定する。
【0110】次に、アイコン描画部64は、受信データ
解析部61で解析した複数の修理施設情報各々を表示す
るアイコンをアイコン記憶装置20から読み出す。そし
て、アイコン描画位置設定部63で設定した描画位置
に、当該読み出したアイコンを描画する。
【0111】図9に、ディスプレイ11に表示された地
図上に、修理施設3の情報を表示するアイコンが描画さ
れている例を示す。このようにすることで、ユーザは、
移動体6の現在地と修理施設3の位置との関係を容易に
把握することができ、修理施設3を選択する上での参考
にすることができる。
【0112】尚、図9に示す例では、修理施設の情報を
表示するアイコンとして1種類のアイコンを用いている
が、たとえば、受信データ解析部61で解析したデータ
に含まれる修理施設の名称、例えばガソリンスタンドと
か、ディーラとかに応じて、アイコンの模様、色、大き
さ、輝度、点滅といった描画属性を変えて、ディスプレ
イ11に表示するようにしてもよい。このようにするこ
とで、ユーザは、アイコンを見るだけで修理施設に関す
る情報をより的確に把握することができる。
【0113】次に、個別情報選択部72は、ディスプレ
イ11上に表示されているアイコンの中から、ユーザが
選択したアイコンに対応する施設情報を、受信データ解
析部61で解析されたデータの中から選び出す(ステッ
プ1012)。この施設情報の選出処理は、以下の要領
で行う。
【0114】先ず、ユーザ操作解析部50は、ユーザ
が、ディスプレイ11の表示画面の一部を選択するのを
待つ。
【0115】ここで、ユーザにディスプレイ11の表示
画面の一部を選択させるための入力装置15としては、
表示画面に圧力が加えられた位置を検出するタッチパネ
ルや、表示画面上に表示されたカーソルを移動させるジ
ョイスティック等の位置入力装置がある。
【0116】次に、ユーザが表示画面の一部を選択した
場合、ユーザ操作解析部50は、ユーザが選択した表示
画面の位置に関する情報を個別情報選択部72に送信す
る。これを受けて、個別情報選択部72は、当該位置に
表示されているアイコンに対応する修理施設の情報を、
受信データ解析部61で解析されたデータの中から選び
出す。
【0117】尚、ジョイスティックにタブ機能を持た
せ、ジョイスティックの押された向きと概ね同じ方向に
あるアイコンを順次選択していくようにすることで、当
該選択したアイコンに対応する修理施設の情報を、受信
データ解析部61で解析されたデータの中から選び出す
ようにしてもよい。
【0118】次に、個別情報選択部72は、ステップ1
012で選択されたアイコンに対応する修理施設の情報
の内容を、ディスプレイ11に表示するように、アイコ
ン描画部64に指令を出す。これを受けて、アイコン描
画部64は、グラフィック処理部59に、ステップ10
12で選択されたアイコンに対応する修理施設の情報に
含まれる修理施設の名称、サービス提供状態等の情報
を、ディスプレイ11に表示すると共に、当該修理施設
を利用するか否かを選択させる項目を表示する(ステッ
プ1013)。
【0119】図10に、ステップ1012で選択された
アイコンに対応する修理施設の情報の、ディスプレイ1
1への表示例を示す。図10(a)に示すアイコンの表
示画面において、ユーザが任意のアイコンを選択した場
合、図10(b)に示すように、選択したアイコンに対
応する修理施設の情報に含まれる修理施設の名称、サー
ビス提供状態、修理費用等の情報を表示する。また、当
該修理施設を利用することを意味する項目「決定」と、
利用しないことを意味する項目「戻る」とを表示する。
これにより、ユーザは、その修理施設を利用するか否か
の判断を容易に行うことができる。
【0120】次に、ユーザ操作解析部50は、ユーザに
よって、ステップ1013でディスプレイ11に表示さ
れた修理施設を利用するための項目が選択されたか否か
を判断する(ステップ1014)。当該修理施設を利用
するための項目が選択された場合は、ステップ1015
に移行し、選択されていない場合はステップ1011に
戻る。
【0121】ステップ1015では、ステップ1012
で選択されたアイコンに対応する修理施設3までの経路
誘導を行う。
【0122】先ず、個別情報選択部72は、ステップ1
012で選択されたアイコンに対応する修理施設3の位
置に関する情報を、経路計算部51に転送する。これを
受けて、経路計算部51は、地図記憶装置12に記憶さ
れた地図データから、マップマッチ処理部56で算出さ
れた移動体6の現在地と、個別情報選択部72から送ら
れてきた修理施設3の位置とを結ぶ経路を検索する。
【0123】次に、経路誘導部52は、経路計算部51
で求められた誘導経路のリンク情報と、マップマッチ処
理部56で求められる現在地と、を比較して、交差点等
を通過する前に直進すべきか、あるいは右左折すべきか
を、音声入出力装置14を用いて音声でユーザに知らせ
たり、ディスプレイ11上に表示された地図上に進行す
べき方向を描画することで、ユーザに知らせる。
【0124】このようにすることで、ステップ1012
で選択されたアイコンに対応する修理施設3までの経路
誘導を行う。
【0125】たとえば、図10(b)において、項目
「決定」が選択された場合、図10(c)に示すよう
に、図10(a)において選択されたアイコンに対応す
る修理施設3までの経路誘導を行う。
【0126】一方、ステップ1010で、自走可否条件
が自走不可と判断されてステップ1016に移行した場
合、問い合わせ先描画部71は、受信データ解析部61
で解析した複数の修理施設の情報各々に含まれる施設名
称や問い合わせ情報等を、一覧できる形式でディスプレ
イ11に表示するためのコマンドを生成する。これを受
けて、グラフィックス処理部59は、問い合わせ先描画
部59で生成されたコマンドに従い、所定の画像をディ
スプレイ11に表示する。
【0127】図1に、情報表示装置1のディスプレイ1
1上に、複数の修理施設の情報各々に含まれる施設名称
や問い合わせ情報等を一覧できる形式で表示した例を示
す。図1に示す例では、修理施設の情報各々に含まれる
施設の名称、問い合わせ先及び救援サービスの稼働状況
に関する情報を一覧形式で表示している。
【0128】次に、個別情報選択部72は、ディスプレ
イ11上に表示されている施設情報の一覧の中から、ユ
ーザが選択した施設情報の問い合わせ先に、表示側通信
装置21を用いて電話する(ステップ1017)。この
ようにすることで、ユーザが救援サービスを要請する手
筈を整える。
【0129】尚、個別情報選択部72が、ディスプレイ
11上に表示されている施設情報の一覧の中から、ユー
ザが選択した施設情報を、表示側通信装置21を介して
情報提供装置2に送信することで、情報提供装置2が、
ユーザに代わって修理施設3に連絡して救援サービスを
要請するようにしてもよい。
【0130】次に、情報提供装置2について説明する。
【0131】図11は図1に示す情報提供装置2の概略
機能構成図である。
【0132】図11に示すように、情報提供装置2は、
情報入手装置27と、情報記憶装置23と、提供側通信
装置28と、情報入手装置27、情報記憶装置23及び
提供側通信装置28の制御を行う制御装置22と、を備
えている。
【0133】情報入手装置27は、インターネット等の
ネットワーク4に接続される。そして、当該ネットワー
ク4を介して、同じくネットワーク4に接続された様々
な修理施設3から送られてくる修理施設の情報、即ち修
理施設の名称、当該修理施設の地図上の位置、救援サー
ビスの有無及びその稼働状況、サービス提供内容、およ
び当該修理施設が取り扱う車種や在庫部品に関する情報
等を入手する。
【0134】ここで、救援サービスの稼働状況に関する
情報や、在庫部品に関する情報は、時刻によって変化す
るものである。
【0135】情報記憶装置23は、情報入手装置27が
入手した様々な修理施設3の情報を記憶する。尚、上述
したように、各修理施設3の情報には、修理施設の名
称、当該修理施設の地図上の位置、救援サービスの有無
及びその稼働状況、サービス提供内容、および当該修理
施設が取り扱う車種や在庫部品に関する情報等が格納さ
れている。
【0136】提供側通信装置38は、移動体通信等の通
信回線5を介して、情報表示装置1とデータのやり取り
を行う。
【0137】制御装置22は、情報提供装置2の各構成
ユニットを統括的に制御する。
【0138】本実施形態の情報提供装置2は、ネットワ
ーク4を介して接続された様々な修理施設3が提供する
修理施設の情報を入手する提供情報入手処理と、修理施
設の情報提供を要求した情報表示装置1に、要求に合致
する修理施設3の情報を提供する情報提供処理との2つ
処理を実行する。制御装置22は、この2つの処理を行
う中心的ユニットである。
【0139】図12に制御装置22の機能構成を示す。
【0140】先ず、提供情報入手処理の実行に関わる部
分の機能構成について説明する。
【0141】図12において、提供情報入手処理の実行
に関わる部分の機能構成は、個別情報受信部80と、個
別情報更新部81と、修理施設情報格納部85と、検索
対象施設設定部86と、個別情報要求部87と、を備え
て構成される。
【0142】個別情報受信部80は、情報入手装置27
が入手した修理施設の情報の提供元を解析する。
【0143】個別情報更新部81は、個別情報受信部8
0で解析された修理施設の情報の提供元に基づいて、情
報記憶装置23に記憶されている当該提供元の修理施設
の情報を、個別情報受信部80で提供元が解析された修
理施設の情報に書き換える。このようにすることで、情
報記憶装置23に時間と共に変化する修理施設の情報を
記憶することができる。
【0144】修理施設情報格納部85は、各々の修理施
設3が提供する修理施設の情報のアドレスや、当該修理
施設の情報へのアクセス方法等に関する情報を格納す
る。
【0145】検索対象施設設定部86は、ネットワーク
4に接続された様々な修理施設3から定期的に修理施設
の情報を入手するため、アクセスする修理施設3のリス
トを設定する。そして、設定したリストに従い、情報を
入手すべき修理施設3にアクセスするための情報を、修
理施設情報格納部85から読み出す。
【0146】ここで、検索対象施設設定部86は、情報
表示装置1から修理施設の情報提供の要求があった場合
にのみ、当該要求に含まれる検索条件を基に、アクセス
する修理施設3のリストを設定するようにしてもよい。
たとえば、情報表示装置1が搭載された移動体6の現在
地から所定範囲内にある修理施設3にのみアクセスする
ようにリストを設定してもよい。このようにすること
で、情報が必要なときに必要最小限の修理施設3にアク
セスできるようになるため、ネットワーク4の負荷を減
らすことができる。
【0147】個別情報要求部87は、検索対象施設設定
部86によって修理施設情報格納部85から読み出され
た修理施設の情報のアドレスや当該修理施設の情報への
アクセス方法等に関する情報を基に、検索対象施設設定
部86で設定したリストにある修理施設3にアクセスし
て修理施設の情報提供を要求する。
【0148】次に、情報提供処理の実行に関わる部分の
機能構成について説明する。
【0149】図12において、情報提供処理の実行に関
わる部分の機能構成は、ユーザ要求解析部82と、情報
検索部83と、情報加工部84と、を備えて構成され
る。
【0150】ユーザ要求解析部82は、提供側通信装置
28を介して情報表示装置1から送信されたデータを解
析し、当該データに含まれるユーザの識別情報と、検索
条件に関する情報を検出する。そして、検出した情報
を、制御装置22内の複数のユニットに転送する。
【0151】情報検索部83は、ユーザ要求解析部82
から転送された検索条件に関する条件に従い、情報記憶
装置25に記憶された施設情報を検索して、当該検索条
件に合致する修理施設の情報を検出する。
【0152】情報加工部84は、情報検索部83で検出
された修理施設の情報を、情報表示装置1が処理できる
データ形式に変換した後、変換したデータを、ユーザ要
求解析部82で解析されたユーザの識別情報によって特
定される情報表示装置1に送信するように、提供側通信
装置28に要求する。
【0153】本実施形態の情報提供装置2は、例えばモ
デム搭載のパーソナルコンピュータ等のコンピュータシ
ステムを用いることで実現できる。
【0154】次に、本実施形態の情報提供装置2の動作
について説明する。
【0155】上述したように、情報提供装置2は、ネッ
トワーク4を介して接続された様々な修理施設3が提供
する修理施設の情報を入手する提供情報入手処理と、修
理施設の情報提供の要求を出した情報表示装置1に、要
求に合致する修理施設の情報を提供する情報提供処理と
の2つ処理を実行する。
【0156】先ず、提供情報入手処理について説明す
る。
【0157】図13は情報提供装置2が実行する提供情
報入手処理を説明するためのフロー図である。
【0158】先ず、検索対象施設設定部86は、ネット
ワーク4に接続された様々な修理施設3のうち、情報入
手のためにアクセスする修理施設3のリストを設定し、
設定したリストにある修理施設3にアクセスするための
アドレス等の情報を、修理施設情報格納部85から読み
出す(ステップ2001)。
【0159】次に、個別情報要求部87は、検索対象施
設設定部86で修理施設情報格納部85から読み出され
た修理施設の情報のアドレス等を基に、情報入手装置2
7を用いて、検索対象施設設定部86で設定したリスト
にある修理施設3にアクセスして、修理施設の情報の提
供を要求する(ステップ2002)。これにより、情報
入手装置27は、前記リストにある修理施設3の情報を
入手する。
【0160】次に、個別情報受信部80は、情報入手装
置27が入手した修理施設の情報の提供元を解析する
(ステップ2003)。
【0161】次に、個別情報更新部81は、個別情報受
信部80で解析された修理施設の情報の提供元に基づい
て、情報記憶装置23に記憶されている当該提供元の修
理施設の情報を、個別情報受信部80で提供元が解析さ
れた修理施設の情報に書き換える(ステップ200
4)。
【0162】上記、ステップ2001〜ステップ200
4の処理は、ネットワーク4に接続された全ての修理施
設3各々から定期的に修理施設の情報を入手するよう
に、あるいは、情報表示装置1から修理施設の情報の提
供要求がある度に、移動体6の現在地付近にある修理施
設3から修理施設の情報を入手するように、繰り返し実
行される。
【0163】このようにすることで、情報記憶装置23
に時間と共に変化する修理施設の情報、即ち救援サービ
スの稼働状況や、在庫部品といった情報を記憶すること
ができる。
【0164】次に、情報提供処理について説明する。
【0165】図14は情報提供装置2が実行する情報提
供処理を説明するためのフロー図である。
【0166】先ず、ユーザ要求解析部82は、提供側通
信装置28を介して情報表示装置1からデータが送られ
てくるのを待つ(ステップ3001)。
【0167】次に、送られてきたデータを解析し、当該
データに含まれるユーザの識別情報と、検索条件に関す
る情報を検出する(ステップ3002)。
【0168】次に、情報検索部83は、ユーザ要求解析
部82で解析された検索条件に従い、情報記憶装置25
に記憶された修理施設の情報を検索して、当該検索条件
に合致する修理施設の情報を全て検出する(ステップ3
003)。
【0169】たとえば、ユーザ要求解析部82で解析さ
れた検索条件が、移動体6の現在地、自走可否条件「自
走可能」、である場合、現在地から所定範囲内にある修
理施設の情報を情報記憶装置23から検索する。
【0170】また、たとえば、ユーザ要求解析部82で
解析された検索条件が、移動体6の現在地、自走可否条
件「自走不可」、である場合、現在地から所定範囲内に
ある修理施設であって、救援サービスを行っている修理
施設、且つ救援サービスが利用できる状態にある修理施
設の情報を、情報記憶装置23から検索する。
【0171】ここで、移動体6の現在地や自走可否条件
以外に検索条件が設定されている場合、全ての検索条件
と合致する修理施設の情報の他に、移動体6の現在地及
び自走可否条件に合致する修理施設の情報を、情報記憶
装置23から検索することが好ましい。そして、検索し
た修理施設の情報に優先順位を付けて、情報表示装置1
に提供するようにすることが好ましい。
【0172】たとえば、ユーザ要求解析部82で解析さ
れた検索条件が、移動体6の現在地、自走可否条件「自
走可能」、移動体6の製造メーカ「A社」、である場
合、現在地から所定範囲内にある修理施設であって、当
該A社製の移動体を取扱う修理施設の情報と、現在地か
ら所定範囲内にある修理施設とを、情報記憶装置23か
ら検索する。そして、全ての検索条件に合致する修理施
設の情報が優先されるように優先順位を付けて、情報表
示装置1に提供する。
【0173】この場合、情報表示装置1において、優先
順位の高いものと低いものとを色分けしてアイコン表示
したり、優先順位の高いものの順に一覧表示すること
で、ユーザは、修理施設を選択する上での参考にするこ
とができる。
【0174】尚、故障内容を検索条件の一つとして、情
報検索する方法としては、様々な方法が考えられる。
【0175】たとえば、故障内容に応じて当該故障を修
理するのに必要な部品の一覧を、予め情報検索部83に
登録しておく。そして、ユーザ要求解析部82で解析さ
れた故障の内容に対応する部品を、在庫部品として有し
ている修理施設3の情報を、情報記憶装置23から検出
することで行うことができる。
【0176】また、たとえば、故障内容を除くその他の
検索条件に合致する修理施設の情報を、情報記憶装置2
3から検出する。その後、情報入手装置27を用いて、
検出した修理施設の情報によって特定される修理施設3
にアクセスし、当該故障内容を修理できるか否かを問い
合わせることで、当該故障内容を修理できる修理施設を
検索する。
【0177】この際、アクセスした修理施設3から、当
該故障内容を修理できる否かの回答の他に、当該故障内
容を修理できるとした場合に、当該修理にかかる費用
や、時間をも回答をもらうようにすることが好ましい。
【0178】修理費用や修理時間に関する情報を移動体
6のユーザに提供することで、ユーザは修理施設の選択
の参考にすることができる。
【0179】次に、情報加工部84は、情報検索部83
で検出された修理施設3の情報を、ユーザ要求解析部8
2で解析されたユーザの識別情報によって特定される情
報表示装置1に送信するように、提供側通信装置28に
要求する(ステップ3004)。これを受けて提供側通
信装置28は、情報表示装置1と通信を行う。
【0180】本実施形態のナビゲーションシステムで
は、情報表示装置1が、移動体6の現在地と自走可否条
件とを含む検索条件を、情報提供装置2に送信する。
【0181】これを受けて、情報提供装置2は、時間と
共に変化する様々な修理施設3の情報が記憶された情報
記憶装置23から、前記検索条件に合致する修理施設3
の情報を検索し、合致する修理施設3の情報のみを情報
表示装置1に送信する。
【0182】そして、情報表示装置1は、自走可否条件
が自走可能の場合は、情報提供装置2から送られてきた
修理施設3の情報を地図上にアイコン表示し、ユーザに
よって選択されたアイコンに対応する修理施設3までの
経路誘導を行う。
【0183】一方、自走可否条件が自走不可の場合は、
情報提供装置2から送られてきた修理施設3の問い合わ
せ情報を一覧表示し、ユーザによって選択された問い合
わせ先に連絡して、救援サービスの手筈を整える。
【0184】このように、本実施形態によれば、移動体
が故障した場合に、移動体が自走可能であるか否かをも
考慮して、それに応じた形で修理施設の情報を提供する
ことができるので、ユーザの要求に合った、適切な修理
施設の情報を提供することができる。
【0185】また、移動体が自走不可能である場合、救
援サービスを行っている修理施設であって、且つ救援サ
ービスが利用できる状態にある修理施設の情報を、ユー
ザに提供することができるので、修理施設の情報をより
効率よく提供することができる。
【0186】尚、本発明は、上記の実施形態に限定され
るものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形が可能
である。
【0187】たとえば、上記の実施形態では、情報表示
装置1の自走可否設定部70は、ユーザの指示に従って
自走可否条件を設定するようにしている。したがって、
ユーザが、移動体の故障を正しく認識して、自走できる
か否かを判断することが重要となる。そこで、本発明の
情報提供システムに、移動体6の故障診断機能を設けて
おくことで、ユーザの認識を助けるようにしてもよい。
【0188】たとえば、移動体6のエンジンに、オーバ
ーヒート等の自走困難な故障を検知する故障診断装置を
取り付け、当該装置で故障を検知した場合に、その旨を
音声入出力装置14や、ディスプレイ11を用いてユー
ザに注意を促すようにしてもよい。また、この場合、自
走可否設定部70が、自動的に自走不可条件を設定する
ことで、情報提供装置2に対し、救援サービスを行う修
理施設の情報提供の要求を行うようにしてもよい。
【0189】また、上記の実施形態では、情報提供装置
2に、様々な修理施設の情報を格納する情報記憶装置2
3を設けたものについて説明した。しかしながら、本発
明はこれに限定されるものではない。
【0190】たとえば、情報表示装置1に、様々な修理
施設の情報が予め記憶された記憶装置を設け、情報提供
装置2側で行っていた修理施設の情報検索を情報表示装
置1で行うようにしてもよい。
【0191】このようにした場合、救援サービスの稼働
状況や在庫部品の状況等、時間と共に変化するような情
報に対応することができなくなる。しかしながら、修理
施設の名称や位置、問い合わせ先、あるいは救援サービ
スの有無といった、年間を通して変わらない情報に対し
ては、情報表示装置1に設けた記憶装置に記憶すること
で十分に対応可能である。このようにすることで、情報
提供装置1へのアクセスが困難な状況等の場合でも、修
理施設の情報を提供することができる。
【0192】また、この場合において、様々な修理施設
3の情報を、情報表示装置1の記憶装置と情報提供装置
2の情報記憶装置23とに分散して記憶しておき、最初
に、情報表示装置1において検索条件に合致する修理施
設の情報の検索を行い、合致する修理施設の情報を検出
することができない場合にのみ、情報提供装置2にアク
セスして、情報提供装置2で、検索条件に合致する修理
施設の情報を検索するようにしてもよい。
【0193】このようにすることで、情報表示装置1と
情報提供装置2との間でに通信回数の頻度を減らすこと
ができる。
【0194】また、上記の実施形態では、情報表示装置
1の表示側通信装置21として、修理施設3に直接電話
できる機能を有するものについて説明したが、表示側通
信装置21は、少なくとも情報提供装置2とデータのや
り取りができるものであればよい。
【0195】尚、表示側通信装置21が、修理施設に直
接電話できる機能を有しない場合、修理施設に直接問い
合わせを行うことができなくなる。このような場合は、
情報表示装置1において、修理施設の情報を提供する際
に、最寄りの電話施設がある位置を地図上に表示してや
ればよい。電話施設のある位置が分かれば、ユーザは救
援サービスを受けやすくなる。
【0196】また、上記の実施形態では、情報表示装置
1の自走可否設定部70において、自走可否条件を設定
するようにしているが、自走可否設定部70は、別段設
けなくてもかまわない。
【0197】この場合、情報提供装置2から情報表示装
置1に送られてくる修理施設の情報には、救援サービス
を行っているものと、行っていないものとが、混在する
ことになる。
【0198】しかしながら、情報提供装置2から情報表
示装置1に送られてくる修理施設の情報各々に、救援サ
ービスの有無に関する情報を付加しておくことで、当該
修理施設が救援サービスを行っているか否かを把握する
ことができる。
【0199】たとえば、図15に示すように、修理施設
の情報に対応するアイコンを地図上に表示する場合は、
救援サービスの有無に応じてアイコンを変える。また、
図16に示すように、修理施設の情報の一覧を表示する
場合は、救援サービス有りのものにマークを付して表示
する。
【0200】そして、図15及び図16において、救援
サービス無しの修理施設の情報が選択された場合は、個
別情報選択部72が当該修理施設の情報を経路計算部5
1に転送することで、当該修理施設までの経路誘導を行
い、一方、救援サービス有りの修理施設の情報が選択さ
れた場合は、個別情報選択部72が、表示側通信装置2
1を用いて、当該修理施設の問い合わせ先に連絡するこ
とで、救援サービスの手筈を整える。
【0201】このようにすることで、移動体が故障した
場合に、移動体が自走可能であるか否かをも考慮して、
適切な修理施設の情報を提供することができる。
【0202】尚、救援サービス有りの修理施設の情報を
選択した時点で、初めて移動体6が自走可能であるか否
かの入力を促すようにし、自走可能な場合は、選択した
修理施設までの経路誘導を行うようにしてもよい。
【0203】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動体が故障した場合に、当該移動体が自走可能である
か否かを考慮して、適切な形で修理施設の情報の提供を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるナビゲーションシス
テムを説明するための概略構成図である。
【図2】図1に示す情報表示装置の概略機能構成図であ
る。
【図3】図2に示す演算処理部のナビゲーション処理の
実行に関わる部分の機能構成図である。
【図4】図2に示す演算処理部の情報表示処理の実行に
関わる部分の機能構成図である。
【図5】図1に示す情報提供装置から情報表示装置に送
信されるデータの形式を説明するための図である。
【図6】図2に示す演算処理部のハードウエア構成の概
略図である。
【図7】図1に示す情報表示装置が実行する修理施設の
情報表示処理を説明するためのフロー図である。
【図8】図7に示すステップ1002、ステップ100
4での処理で、ディスプレイに表示されるメニュー画面
の一例を示す図である。
【図9】ディスプレイに表示された地図上に、修理施設
の情報を表示するアイコンが描画されている例を示す図
である。
【図10】図7のステップ1012で選択されたアイコ
ンに対応する修理施設の情報のディスプレイへの表示例
を示す図である。
【図11】図1に示す情報提供装置の概略機能構成図で
ある。
【図12】図11に示す制御装置の概略機能構成図であ
る。
【図13】図1に示す情報提供装置が実行する提供情報
入手処理を説明するためのフロー図である。
【図14】図1に示す情報提供装置2実行する情報提供
処理を説明するためのフロー図である。
【図15】本発明の一実施形態の変形例によるディスプ
レイの表示画面を表した図である。
【図16】本発明の一実施形態の変形例によるディスプ
レイの表示画面を表した図である。
【符号の説明】
1 情報表示装置 2 情報提供装置 3 修理施設 4 ネットワーク 5 通信装置 10 演算処理部 11 ディスプレイ 12 地図記憶装置 14 音声入出力装置 15 入力装置 16 車輪速センサ 17 地磁気センサ 18 ジャイロ 19 GPS受信機 20 アイコン記憶装置 21 表示側通信装置 22 制御装置 23 情報記憶装置 27 情報入手装置 28 提供側通信装置 30 バス 31 CPU 32 RAM 33 ROM 34 DMA 35 描画コントローラ 36 VRAM 37 カラーパレット 38 A/D変換器 39 SCI 40 PIO 41 カウンター 50 ユーザ操作解析部 51 経路計算部 52 経路誘導部 53 地図描画領域設定部 54 地図描画部 55 現在位置演算部 56 マップマッチ処理部 57 データ読み込み処理部 58 メニュー描画部 59 グラフィックス処理部 60 検索範囲設定部 61 受信データ解析部 62 アイコン設定部 63 アイコン描画位置設定部 64 アイコン描画部 70 自走可否設定部 71 問い合わせ先描画部 72 個別情報選択部 80 個別情報受信部 81 個別情報更新部 82 ユーザ要求解析部 83 情報検索部 84 情報加工部 85 修理施設情報格納部 86 検索対象施設設定部 87 個別情報要求部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 浩三 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 遠藤 芳則 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 平8−138193(JP,A) 特開 昭62−151884(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G08G 1/0968 G09B 29/00 - 29/10

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】修理施設に関する情報を表示する少なくと
    も1つの移動体搭載用の情報表示装置と、前記修理施設
    の情報を入手して前記情報表示装置に提供する情報提供
    装置と、を備えた情報提供システムであって、 前記情報表示装置は、当該情報表示装置が搭載された移
    動体の現在地を求める現在地算出手段と、 当該情報表示装置が搭載された移動体が自走可能な状態
    に有るか否かの自走可否条件を設定する自走可否設定手
    段と、 前記現在地算出手段で求めた現在地の情報と、前記自走
    可否設定手段で設定した自走可否条件の情報と、当該情
    報表示装置の識別情報とを、前記情報提供装置に、通信
    回線を介して送信する第一の送信手段と、 前記情報提供装置から送られてきた、修理施設の情報を
    受信する第一の受信手段と、 前記情報受信手段で受信した、前記修理施設の情報を表
    示する表示手段と、を備え、 前記情報提供装置は、少なくとも1つの修理施設から、
    当該修理施設の位置情報及びレッカー移動や出張修理等
    の救援サービスの有無情報を含む当該修理施設の情報を
    入手する施設情報入手手段と、 前記施設情報入手手段で入手した修理施設の情報を記憶
    する施設情報記憶手段と、 前記第一の送信手段から送信された、現在地の情報と、
    自走可否条件の情報と、識別情報と、を受信する第二の
    受信手段と、 前記第二の受信手段で受信した自走可否条件の情報が自
    走可能である場合は、前記第二の受信手段で受信した現
    在地の情報によって特定される地点から所定範囲にある
    修理施設の情報を、前記施設情報記憶手段から検出する
    と共に、前記第二の受信手段で受信した自走可否条件の
    情報が自走不可の場合は、前記第二の受信手段で受信し
    た現在地の情報によって特定される地点から所定範囲に
    ある修理施設であって且つ救援サービスを行っている修
    理施設の情報を、前記施設情報記憶手段から検出する情
    報検索手段と、 前記情報検索手段で検出した修理施設の情報を、前記第
    二の受信手段で受信した識別情報によって特定される情
    報表示装置に、前記通信回線を介して送信する第二の送
    信手段と、 を備えていることを特徴とする情報提供システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記施設情報入手手段は、前記少なくとも1つの修理施
    設が救援サービスを提供している場合に、当該修理施設
    から、当該修理施設の位置情報及び救援サービスの有無
    情報の他に、当該救援サービスの稼働状況情報をも含む
    当該修理施設の情報を入手するものであり、 前記情報検索手段は、前記第二の受信手段で受信した自
    走可否条件の情報が自走不可の場合に、前記第二の受信
    手段で受信した現在地の情報によって特定される地点か
    ら所定範囲にある修理施設であって、救援サービスを有
    し且つ当該救援サービスが稼働している修理施設の情報
    を、前記施設情報記憶手段から検出することを特徴とす
    る情報提供システム。
  3. 【請求項3】修理施設の情報を表示する少なくとも1つ
    の移動体搭載用の情報表示装置と、前記修理施設の情報
    を入手して前記情報表示装置に提供する情報提供装置
    と、を備えた情報提供システムであって、 前記情報表示装置は、位置情報及びレッカー移動や出張
    修理等の救援サービスの有無情報を含む、少なくとも1
    つの当該修理施設の情報が、予め記憶された第一の施設
    情報記憶手段と、 当該情報表示装置が搭載された移動体の現在地を求める
    現在地算出手段と、 当該情報表示装置が搭載された移動体が自走可能な状態
    に有るか否かの自走可否条件を設定する自走可否設定手
    段と、 前記自走可否設定手段で設定した自走可否条件が自走可
    能である場合は、前記現在地算出手段で求めた現在地か
    ら所定範囲にある修理施設の情報を、前記第一の施設情
    報記憶手段から検出すると共に、前記自走可否設定手段
    で設定した自走可否条件が自走不可の場合は、前記現在
    地算出手段で求めた現在地から所定範囲にある修理施設
    であって且つ救援サービスを行っている修理施設の情報
    を、前記第一の施設情報記憶手段から検出する第一の情
    報検索手段と、 前記第一の情報検索手段で修理施設の情報を検出するこ
    とができなかった場合に、前記現在地算出手段で求めた
    現在地の情報と、前記自走可否設定手段で設定した自走
    可否条件の情報と、当該情報表示装置の識別情報とを、
    前記情報提供装置に、通信回線を介して送信する第一の
    送信手段と、 前記情報提供装置から送られてきた、修理施設の情報を
    受信する第一の受信手段と、 前記第一の情報検索手段で検出した修理施設の情報又は
    前記第一の受信手段で受信した修理施設の情報を表示す
    る表示手段と、を備え、 前記情報提供装置は、少なくとも1つの修理施設から、
    当該修理施設の位置情報及びレッカー移動や出張修理等
    の救援サービスの有無情報を含む当該修理施設の情報を
    入手する施設情報入手手段と、 前記施設情報入手手段で入手した修理施設の情報を記憶
    する第二の施設情報記憶手段と、 前記第一の送信手段から送信された、現在地の情報と、
    自走可否条件の情報と、識別情報と、を受信する第二の
    受信手段と、 前記第二の受信手段で受信した自走可否条件の情報が自
    走可能である場合は、前記第二の受信手段で受信した現
    在地の情報によって特定される地点から所定範囲にある
    修理施設の情報を、前記第二の施設情報記憶手段から検
    出すると共に、前記第二の受信手段で受信した自走可否
    条件の情報が自走不可の場合は、前記第二の受信手段で
    受信した現在地の情報によって特定される地点から所定
    範囲にある修理施設であって、且つ救援サービスを行っ
    ている修理施設の情報を、前記第二の施設情報記憶手段
    から検出する第二の情報検索手段と、 前記第二の情報検索手段で検出した修理施設の情報を、
    前記第二の受信手段で受信した識別情報によって特定さ
    れる情報表示装置に、前記通信回線を介して送信する第
    二の送信手段と、 を備えていることを特徴とする情報提供システム。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記施設情報入手手段は、前記少なくとも1つの修理施
    設が救援サービスを提供している場合に、当該修理施設
    から、当該修理施設の位置情報及び救援サービスの有無
    情報の他に、当該救援サービスの稼働状況情報をも含
    む、当該修理施設の情報を入手するものであり、 前記第二の情報検索手段は、前記第二の受信手段で受信
    した自走可否条件の情報が自走不可の場合に、前記第二
    の受信手段で受信した現在地の情報によって特定される
    地点から所定範囲にある修理施設であって、救援サービ
    スを有し且つ当該救援サービスが稼働している修理施設
    の情報を、前記第二の施設情報記憶手段から検出するこ
    とを特徴とする情報提供システム。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4において、 前記修理施設の情報は当該修理施設の問い合わせ先情報
    をも含むものであり、 前記表示手段は、前記自走可否設定手段で設定した自走
    可否条件が自走不可である場合に、前記修理施設の情報
    に含まれる問い合わせ先情報を一覧形式で画面上に表示
    することを特徴とする情報提供システム。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記情報表示装置は、ユーザの指示に従い、前記画面に
    一覧形式で表示された問い合わせ先情報を選択する問い
    合わせ先情報選択手段と、 前記問い合わせ先情報選択手段で選択された問い合わせ
    先情報によって特定される施設に連絡する問い合わせ手
    段と、 を有することを特徴とする情報提供システム。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6におい
    て、 前記情報表示装置は、地図情報を記憶する地図情報記憶
    手段と、 前記現在地算出手段で求めた現在地付近の地図情報を、
    前記地図情報記憶手段から読み出して、当該現在地付近
    の地図を特定する情報を生成する地図作成手段と、を有
    し、 前記表示手段は、前記自走可否設定手段で設定した自走
    可否条件が自走可能である場合に、前記地図作成手段で
    生成された情報によって特定される地図を画面上に表示
    すると共に、修理施設の情報を表示するアイコンを、当
    該修理施設の情報に含まれる位置情報に従い、前記画面
    に表示された地図上に、重ねて表示することを特徴とす
    る情報提供システム。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記情報表示装置は、ユーザの指示に従い、前記画面に
    表示された地図上に、重ねて表示されたアイコンを選択
    するアイコン選択手段と、 前記アイコン選択手段で選択されたアイコンに対応する
    修理施設の情報によって特定される当該修理施設の位置
    情報と、前記現在地算出手段で算出した現在地との基づ
    き、現在地から当該修理施設までの経路誘導を行う経路
    誘導手段と、 を有することを特徴とする情報提供システム。
  9. 【請求項9】修理施設の情報を表示する、移動体搭載用
    の情報表示装置であって、 位置情報及びレッカー移動や出張修理等の救援サービス
    の有無情報を含む少なくともの1つの修理施設の情報
    が、予め記憶された施設情報記憶手段と、 当該情報表示装置が搭載された移動体の現在地を求める
    現在地算出手段と、 当該情報表示装置が搭載された移動体が自走可能な状態
    に有るか否かの自走可否条件を設定する自走可否設定手
    段と、 前記自走可否設定手段で設定した自走可否条件が自走可
    能である場合は、前記現在地算出手段で求めた現在地か
    ら所定範囲にある修理施設の情報を、前記施設情報記憶
    手段から検出すると共に、前記自走可否設定手段で設定
    した自走可否条件が自走不可の場合は、前記現在地算出
    手段で求めた現在地から所定範囲にある修理施設であっ
    て、且つ救援サービスを行っている修理施設の情報を、
    前記施設情報記憶手段から検出する情報検索手段と、 前記情報検索手段で検出した修理施設の情報を表示する
    表示手段と、 を備えていることを特徴とする情報表示装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記修理施設の情報は当該修理施設の問い合わせ先情報
    をも含むものであり、 前記表示手段は、前記修理施設の情報に含まれる問い合
    わせ先情報を、当該修理施設に含まれる救援サービスの
    有無情報が救援有りの場合には当該問い合わせ先情報に
    その旨を示すアイコンを付して、一覧形式で画面上に表
    示することを特徴とする情報表示装置。
  11. 【請求項11】請求項9又は10において、 地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、 前記現在地算出手段で求めた現在地付近の地図情報を、
    前記地図情報記憶手段から読み出して、当該現在地付近
    の地図を特定する情報を生成する地図作成手段と、を更
    に有し、 前記表示手段は、前記地図作成手段で生成された情報に
    よって特定される地図を画面上に表示すると共に、修理
    施設の情報を表示する、当該修理施設に含まれる救援サ
    ービスの有無情報が識別可能なアイコンを、当該修理施
    設の情報に含まれる位置情報に従い、前記画面に表示さ
    れた地図上に、重ねて表示することを特徴とする情報表
    示装置。
  12. 【請求項12】修理施設の情報を、通信回線を介して移
    動体搭載用の情報表示装置に提供する情報提供装置であ
    って、 少なくとも1つの修理施設から、当該修理施設の位置情
    報及びレッカー移動や出張修理等の救援サービスの有無
    情報を含む当該修理施設の情報を入手する施設情報入手
    手段と、 前記施設情報入手手段で入手した修理施設の情報を記憶
    する施設情報記憶手段と、 前記情報表示装置から送られてきた、当該情報表示装置
    が搭載された移動体の現在地の情報と、当該移動体が自
    走可能な状態に有るか否かを示す自走可否条件の情報
    と、を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した自走可否条件の情報が自走可能
    である場合、前記現在地算出手段で求めた現在地から所
    定範囲にある修理施設の情報を前記施設情報記憶手段か
    ら検出すると共に、前記受信手段で受信した自走可否条
    件の情報が自走不可である場合は、前記現在地算出手段
    で求めた現在地から所定範囲にある修理施設であって、
    且つ救援サービスを行っている修理施設の情報を、前記
    施設情報記憶手段から検出する情報検索手段と、 前記情報検索手段で検出した修理施設の情報を、前記通
    信回線を介して前記情報表示装置に送信する送信手段
    と、 を備えていることを特徴とする情報提供装置。
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