JP3344179B2 - 印刷制御装置 - Google Patents

印刷制御装置

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JP3344179B2
JP3344179B2 JP21967495A JP21967495A JP3344179B2 JP 3344179 B2 JP3344179 B2 JP 3344179B2 JP 21967495 A JP21967495 A JP 21967495A JP 21967495 A JP21967495 A JP 21967495A JP 3344179 B2 JP3344179 B2 JP 3344179B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録紙に対し所望の
位置に文字、図形等の情報を印刷するための印刷制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の印刷制御装置は、原稿からイメ
ージを読取る読取部と、読取り時における上記読取部と
原稿との位置関係に従って原稿のイメージから表示画像
を形成する表示部と、この表示部に表示された表示画像
を編集処理する制御部と、該制御部によって編集処理さ
れた表示画像に基づいて記録部材への印刷を行う印刷部
と、を備えている。
【0003】この印刷制御装置によれば、印刷前に一旦
用紙を読取ってその読取りイメージを画面上に表示さ
せ、例えば用紙が定型フォームをもっている場合、その
定型フォーム中の記入欄に文字や図形等のデータ入力を
行うことで、次に同じ用紙をセットしたときにその用紙
の記入欄に所望の文字や図形等の情報を印刷させること
ができる。
【0004】このように、定型フォームをもつ記録紙を
用意しておけば、その定型フォームそのものを印刷しな
くても定型フォーム中の記入欄に対して必要な事項を印
刷させることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例による印刷制御装置では、給紙口に手操作で用
紙を位置決めするようにした構成なので、一回目の読取
り時の用紙セットと二回目の印刷時の用紙セットとの間
に位置ずれが生じる場合がある。定型フォームを読取っ
た段階では、その読取られた読取りイメージのイメージ
データに基づき記入位置を確認しながら文字編集を行う
ので、表示画面上の編集結果はレイアウト的ではあるが
完成状態に近いイメージを示すことになる。他方印刷の
段階では、再度セットされた用紙の読取りイメージの内
容が一回目の読取り時のものと同一であってもセット位
置の僅かなずれによって、表示画面上の編集結果と用紙
上の印刷結果との間に位置ずれが発生するので、印刷文
字が記入欄から外れる等、印刷結果の再現性が低くなる
という問題があった。
【0006】本発明の課題は、文字の入力位置を指定す
るために表示させた用紙とその文字を印刷出力するため
の用紙との間にセット上の位置ずれがあっても、指定さ
れた入力位置に確実に文字を印刷出力することで、印刷
結果の再現性を高くする印刷制御装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
印刷装置にセットされた用紙から読取った第1の読取り
イメージを記憶するイメージ記憶手段と、前記第1の読
取りイメージを表示画面上に表示制御する表示制御手段
と、前記表示された第1の読取りイメージ上において所
望データの印刷出力位置を任意に指定する位置指定手段
と、前記指定された印刷出力位置に基づいて、前記所望
データの前記第1の読取りイメージ上における記憶位置
を算出してその記憶位置を位置情報として記憶する位置
算出記憶手段と、前記所望データを印刷する際に、現
在、前記印刷装置にセットされている用紙から新規にイ
メージを読取る読取り制御手段と、前記読取り制御手段
で読取られた第2の読取りイメージを、前記イメージ記
憶手段に記憶されている第1の読取りイメージと比較し
て、前記第1の読取りイメージに対する前記第2の読取
りイメージの回転状態を検出する検出手段と、前記所望
データを、前記印刷装置にセットされている用紙に対し
て印刷する際は、前記検出手段で検出された回転状態に
応じて回転させて印刷すべく制御する印刷制御手段と、
を備える。
【0008】以上の構成によれば、イメージ記憶手段に
より、印刷装置にセットされた用紙から読取った第1の
読取りイメージを記憶し、表示制御手段により、第1の
読取りイメージを表示画面上に表示制御し、位置指定手
段により、表示された第1の読取りイメージ上において
所望データの印刷出力位置を任意に指定する。そして、
位置算出記憶手段により、指定された印刷出力位置に基
づいて、所望データの第1の読取りイメージ上における
記憶位置を算出してその記憶位置を位置情報として記憶
する。さらに、読取り制御手段により、所望データを印
刷する際に、現在、印刷装置にセットされている用紙か
ら新規にイメージを読取り、検出手段により、読取り制
御手段で読取られた第2の読取りイメージを、イメージ
記憶手段に記憶されている第1の読取りイメージと比較
して、第1の読取りイメージに対する第2の読取りイメ
ージの回転状態を検出し、印刷制御手段により、印刷装
置にセットされている用紙に対して所望データを印刷す
る際は、検出手段で検出された回転状態に応じて回転さ
せて印刷すべく制御する。
【0009】したがって、最初に読み取った第1の読み
取りイメージに対し、今回セットされた用紙から読み取
った第2の読取りイメージが傾いて回転を生じていて
も、第1の読取りイメージに指定された所望データを、
第2の読取りイメージの回転状態に合せ、所望位置に確
実に印刷出力することで、印刷結果の再現性を向上させ
ることができる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。 実施の形態1.図1は本発明に係る印刷制御装置の一実施の形態 を示す
ブロック図であり、図に示した印刷制御装置は例えばシ
リアルプリンタタイプの印刷機能を具備したワードプロ
セッサ等の電子機器に適用される。
【0016】上記印刷制御装置は、例えば、本装置全体
の制御を司るCPU1と、CPU1を動作させる各種の
プログラムを格納したROM2と、各種プログラムのワ
ークエリアとして使用するRAM3と、入力部4と、表
示部5と、印刷部6と、イメージリーダ(以下にリーダ
と称する)7と、メインイメージメモリ8と、入力文字
・位置情報テーブル9と、補正値算出処理部10と、サ
ブイメージメモリ11と、補正値記憶部12と、アドレ
ス、データ等の信号を伝送するバス13とを備えてい
る。
【0017】CPU1は、ROM2に格納された各種プ
ログラムに従って本装置を制御する。このROM2に
は、後述の図11及び図12に示したフローチャートに
従って本装置を動作させるためのプログラム等を格納し
ており、プログラム実行の際にはRAM3をワークエリ
アとして使用する。
【0018】入力部4は、キー等の入力機器を具備して
いる。表示部5は、例えば文書処理等で作成・編集画面
や後述のリーダ7から入力される読取りイメージ等の画
像を表示する機器である。印刷部6はキャリッジを備
え、主走査及び副走査方向に移動して、文書等のイメー
ジを印刷する機器である。リーダ7は、印刷部4のキャ
リッジに併設された読取装置であり、キャリッジと一体
に移動自在である。
【0019】メインイメージメモリ8は、上記リーダ7
で用紙から読取ったイメージ(以下にイメージデータと
称する)を格納できるメモリ容量を有している。入力文
字・位置情報テーブル9は、例えば後述の図3に示され
る形式で、入力文字とその絶対位置情報とを対応させて
記憶するメモリである。
【0020】補正値算出処理部10は、後述の図13に
示したフローチャートに従って補正値を算出するもので
あり、ここでの処理には、所定サイズ分(例えば500
×500ドット)のイメージデータを記憶するサブイメ
ージメモリ11と、図3に示した補正値記憶部12とが
使用される。
【0021】次に動作について説明する。図2は入力文
字・位置情報テーブル9の内容を説明する説明図であ
り、図3は補正値記憶部12の内容を説明する説明図で
ある。図4は使用される用紙の一例を示す上面図、図5
〜9はメモリの使用方法を説明する説明図、図10は図
4に示した用紙の印刷結果の一例を示す上面図、図11
〜13はデータ入力処理から印刷処理までを説明するフ
ローチャートである。以下の説明では、一例として図4
に示す如く記録紙40を使用する。この記録紙40は、
41〜45で示した記入欄を配してなる定型フォームを
有している。
【0022】データ入力処理の開始が指示されると、不
図示の給紙口よりセット済みの記録紙40がリーダ7の
作動によってイメージ読取りされる。そのイメージデー
タは、例えば図5に示す如くメインイメージメモリ8に
格納される(図11;ステップS1〜3)。このメイン
イメージメモリ8において、8aは空き領域、50は記
録紙40のイメージデータ、51〜55は記入欄41〜
45に対応したイメージデータをそれぞれ示しており、
このイメージデータ50はメモリ内に余裕をもって記憶
される。
【0023】表示部5には、メインイメージメモリ8に
格納されている内容に相当するイメージが表示され(ス
テップS4)、その表示イメージに対して、データ(文
字、図形等のデータ)入力が開始される。
【0024】文字データを入力する前にその編集位置
(文字入力位置を含む)の指定をまち、カーソルによっ
て表示画面に位置指定がなされると(ステップS5)、
その指定位置に対応したメインイメージメモリ8上の絶
対位置(座標)を示す絶対位置情報(x,y)が算出さ
れる(ステップS6)。
【0025】この絶対位置情報(x,y)は、一文字或
いは連続した文字列を入力させるときの基点であり、こ
の位置指定をすることによって文字データを入力するこ
とができる。
【0026】次のステップS7及びS8において、例え
ば文字列“文字認識”が入力されると(図6参照)、
“文”、“字”、“認”、“識”の各文字のコードと、
その入力の基点となる絶対位置情報とが対応させて記憶
される(図2参照)。この文字列“文字認識”の場合に
は、絶対位置情報を座標(P,Q)として記憶され、図
6に示される如く、表示領域60が確保される。続いて
別の箇所にも文字入力を行う場合には、処理をステップ
S5に戻し操作終了の指示があるまで、上述した処理を
繰り返し実行する(ステップS9)。このようにしてデ
ータ入力処理が終了する。
【0027】次に印刷処理について説明する。印刷処理
の開始が指示され、不図示の給紙口に用紙(データ入力
処理時と同様に記録紙40とする)がセットされると、
補正値算出処理に処理が移行する(ステップS11)。
この補正値補正処理を図13を参照して説明する。
【0028】まず、メインイメージメモリ8内で、有効
なイメージがサーチされる。ここで、有効なイメージと
は、例えば記入欄41〜45に相当するイメージデータ
71〜75のように、ある形状を構成する黒ドットをい
う。この例では、イメージの左上端位置を検出すること
で、サーチが終了する(ステップS21)。このように
して有効なイメージが検出されると、その位置は絶対位
置情報(座標(a,b))として補正値記憶部12に記
憶される(ステップS22)。
【0029】次に、リーダ7を、上記座標(a,b)に
対応した記録紙40上の位置に移動させ、現在、給紙口
にセットされている記録紙40から、所定サイズ分のメ
ージを読取る制御が実行される(ステップS23、S2
4)。このイメージ読取りによって読取られたイメージ
は、図7に示した如くサブイメージメモリ11に記憶さ
れる(ステップS25)。図7において、11aは空き
領域を示す。
【0030】そして、メインイメージメモリ8より、基
点(座標(a,b))の位置からn×mドットサイズ分の
ブロックイメージ(ブロックイメージデータ)が切取ら
れる。このブロックイメージをIORGで示す。続いて
サブイメージメモリ11に格納された読取りイメージか
らも、座標(a,b)を基点とするn×mドットサイズ分
のブロックイメージ(ブロックイメージデータ)が切取
られる。このブロックイメージをICOMで示す。
【0031】次に、ブロックイメージIORGとICO
Mとがパターンマッチングによって比較される。その結
果、一致が得られなかった場合には処理はステップS2
9に移行し、一致が得られた場合には処理はステップS
32に移行する。
【0032】ステップS29に処理が移行した場合に
は、ブロックイメージIORGに一致するブロックイメ
ージICOMのずれ量が所定の印刷許容範囲内に収まっ
ているか否か判断される。そのために、ブロックイメー
ジIORGとICOMとのパターンを一致させるよう
に、上記印刷許容範囲内において、ブロックイメージI
COMの切取り位置を、x(主走査)方向及びy(副走
査)方向にドット単位でシフトさせる処理が繰り返し実
行される(ステップS27〜S30)。また、上記ステ
ップS29において、次のシフトでずれ量が印刷許容範
囲を越えることを確認すると、例えば表示部5に用紙の
再セットをガイダンスするメッセージを表示させるエラ
ー処理が実行され、その後、処理はステップS11(図
12参照)に戻る。このように、メッセージを表示して
操作者にエラーを報知することで、ジャム等の故障を事
前に回避することができる。
【0033】また、ステップS32に処理が移行した場
合には、ブロックイメージIORGに一致するブロック
イメージICOMのずれ量が所定の印刷許容範囲内のた
め、そのブロックイメージICOMの基点となる座標
(A,B)が補正値記憶部12に記憶される。さらにス
テップS33及びS34において、x方向及びy方向の
ずれ量をそれぞれ示す補正値Δa、Δbが次式(1)、
(2)によって求められる。 Δa=A−a ・・・ (1) Δb=B−b ・・・ (2)
【0034】そして、ステップS34により、上記補正
値Δa及びΔbが補正値記憶部12に記憶される。
【0035】このようにして補正値算出処理が終了する
と、処理は再びステップS13(12参照)に戻る。
ステップS13以降は、入力文字・位置情報テーブル9
に格納されている最初の入力文字データ(キャラクタコ
ード)とその絶対位置情報(座標(P,Q))とが対応
させて読出され、その絶対位置情報が補正値記憶部12
に格納された補正値Δa,Δbにより補正される。これ
を次式(3)、(4)に示す。 P’=P+Δa ・・・ (3) Q’=Q+Δb ・・・ (4)
【0036】上記の補正後の絶対位置情報(座標
(P’,Q’))は、イメージデータにおいては図9に
示した位置に該当すると共に、現在、給紙口にセットさ
れている記録紙40に印刷するときの印刷開始位置を示
すものである。この印刷開始位置は図3に示した如く補
正値記憶部12に記憶される(ステップS14)。そし
て、ステップS15及びS16では、上記印刷開始位置
を絶対位置として印刷部6のキャリッジを移動させ、読
出された文字データに基づく印刷処理が制御される。さ
らに入力文字・位置情報テーブル9に文字データが格納
されている場合には、処理をステップS13に戻して上
述の処理が繰り返し実行される(ステップS17)。
【0037】以上により得られた印刷結果によれば、図
10に示した如く、表示画面上で指定した通りの位置に
文字が出力され、所定の記入欄41から文字列“文字認
識”がはみ出す等の不具合をなくすことができる。
【0038】以上説明したように発明の実施の形態1に
よれば、最初に記録紙40から読み取った読み取りイメ
ージに対し、今回セットされた記録紙40から読み取っ
た読取りイメージが上下左右方向にずれていても、最初
の読取りイメージに対して指定した所望の文字データ
を、今回の読取りイメージの位置ずれに合せて補正を加
えて印刷出力することで、印刷結果の再現性を向上させ
ることができる。
【0039】以上の説明では、連続した文字列を一単位
としてずれを補正していたが、連続の有無に関係なく行
単位にずれを補正するようにしてもよい。この場合、ひ
とつの文字列が改行等により数行に亘って連続入力され
ているのであれば、最初に指定された基点を基に、次行
の先頭文字の基点(絶対位置)を算出し、これを文字コ
ードと対応させて入力文字・位置情報テーブル9に記憶
させることで、行単位に入力文字を管理することができ
る。これによれば、一行分の印刷を行う前に、同行の文
字印刷の開始位置を補正するので、例えば印刷中に記録
紙の途中から位置が微妙にずれてしまうような場合でも
正しい位置に精度高く文字を印刷することができる。な
お、入力文字に対する絶対位置の指定については、行単
位、文字列単位のいずれであってもよい。
【0040】実施の形態2.前述の実施の形態1におい
ては、セットされる用紙の上下左右方向のずれを検出す
るようにしていたが、以下の実施の形態2によりセット
される用紙の傾きも補正対象に含めた場合についても説
明する。
【0041】図14は本発明に係る印刷制御装置の一実
施の形態を示すブロック図であり、同図において、図1
と共通する構成については同様の番号を付し、その説明
を省略する。
【0042】図14に示した補正値算出処理部14は、
補正値記憶部15、第1ブロックイメージメモリ16、
及び第2ブロックイメージメモリ17を用いて補正値を
算出するものである。
【0043】補正値記憶部15は、前述の補正値記憶部
12の記憶内容に、ブロックイメージIORGとICO
M間の相対的な傾きである回転角θを追加したものであ
る。第1ブロックイメージメモリ16は、メインイメー
ジメモリ8から切取られたブロックイメージIORGを
記憶するメモリ容量を有しており、第2ブロックイメー
ジメモリ17は、サブイメージメモリ11から切取られ
たブロックイメージICOMを記憶するとともにそのイ
メージを回転可能なメモリ容量(領域)を有している。
【0044】次に動作について説明する。図16及び図
17は印刷時の読取りイメージが回転している場合のメ
モリの使用方法について説明する説明図であり、図18
及び19は印刷処理の手順について説明するフローチャ
ートである。なお、印刷処理は、ROM2に格納された
プログラムに従って実行されるものであるが、補正値算
出処理の部分については補正値算出処理部10によって
実行される。また、データ入力処理は、図11と同様の
ため、その説明を省略し、異なる印刷処理を中心に以下
に説明する。
【0045】まず、用紙である記録紙40がセットされ
ると、リーダ7を作動させてイメージ読取りが行われる
(ステップS41、S42)。その読取りイメージ(イ
メージデータ)は、例えば図11に示す如くサブイメー
ジメモリ11に格納される(ステップS43)。このサ
ブイメージメモリ11において、70は記録紙40のイ
メージデータ、71〜75は記入欄41〜45に対応し
たイメージデータをそれぞれ示している。
【0046】続いて、ステップS44及びS45におい
て、図13のステップS21及びS22と同様に、既に
メインイメージメモリ8に格納済みのイメージデータに
基づいて有効なイメージの基点をサーチし、その基点の
座標(a,b)を補正値記憶部15に記憶させる処理が
実行される。そして、その基点からn×mドットサイズの
ブロックイメージIORGが切出され、第1ブロックイ
メージメモリ16に記憶される(ステップS46、S4
7)。
【0047】さらにサブイメージメモリ11について
も、基点をサーチして、その基点からのブロックイメー
ジICOMの切出しと、第2ブロックイメージメモリ1
7への記憶が行われる(ステップS48〜S51)。な
お、ブロックイメージICOMの基点は、x座標を
A’、y座標をB’でそれぞれ示すものとし、これらも
補正値記憶部15に記憶される(図15参照)。
【0048】続いて、第1、第2ブロックイメージメモ
リ16,17からブロックイメージIORG,ICOM
が読出され、ブロックイメージ同士のパターンマッチン
グが実行される(ステップS52)。その結果、一致で
あれば、次のステップS55に処理が移行し、他方不一
致であれば、ステップS54の回転処理に処理が移行す
る(ステップS53)。
【0049】ステップS54の回転処理を介さずにステ
ップS55にそのまま処理が移行した場合には、ブロッ
クイメージ間に相対的な傾きがないものとして、補正値
記憶部15に記憶された基点位置の座標(a,b)と
(A’,B’)との、x(主走査)方向及びy(副走
査)方向のずれ量(補正値Δa及びΔb)が前述の
(1)及び(2)式に従って算出され、補正値記憶部1
5に記憶される(ステップS56)。
【0050】また、ステップS54は、例えば図17の
一例のように、最初の読取りイメージ中のイメージデー
タ51(図5参照)が、これに相当する、今回の読取り
によって得られたイメージデータ71のように角度θだ
け右上がりに傾きをもった場合に実行される処理であ
る。この場合には、ブロックイメージIORGを基準
に、第2ブロックイメージメモリ17内のブロックイメ
ージICOMを同イメージの座標(A’,B’)の位置
を基点に右回り、又は左回りに回転させてパターンマッ
チングする処理が実行される。この回転処理(ステップ
S54)を繰り返し実行することで、回転角θが求めら
れる。図16の例では、ブロックイメージICOMを、
基点(座標(A’,B’))を中心に、左方向にICO
M’の位置まで回転角θ分回転させることで、パターン
の一致が得られている。この回転角θは補正値記憶部1
5に記憶される。
【0051】なお、ブロックイメージICOMに一定以
上の回転を与えても一致が得られない場合には、印刷上
のエラー回避等の理由から強制的に記録紙を再度セット
させるため、例えば再セットのメッセージを表示部3に
表示させるための処理が実行される。このメッセージを
表示させた後、処理はステップS41に戻り、用紙の再
セットをまつ状態となる。回転の限界については、5゜
程度が好適であるが、機構上又は処理上の都合で任意に
設定可能とする。
【0052】このようにして、パターンの一致が得られ
補正値の算出までの処理が終了すると、ステップS57
に処理は移行して、図12のステップS13及びS14
と同様に、入力文字・位置情報テーブル9から文字デー
タを読出し、印刷開始位置(座標(P’,Q’))を求
める処理が実行される。なお、この印刷開始位置は現在
セットされている記録紙40の傾きすなわち回転角θに
よる回転状態によって必ずしも印刷の先頭位置であると
は限らないことを記しておく。
【0053】次に、印刷開始位置を基準に、読出された
文字データに基づく文字パターンの角度を、回転角θに
従って回転させることで、印刷が制御される。この場合
にも、さらに入力文字・位置情報テーブル9に文字デー
タが格納されている場合には、処理をステップS57に
戻して上述の処理が繰り返し実行される(ステップS6
0)。
【0054】以上により得られた印刷結果についても、
図10と同様に、表示画面上で指定した通りの位置に文
字が出力され、所定の記入欄から文字がはみ出す等の不
具合をなくすことができる。
【0055】以上説明したように発明の実施の形態2に
よれば、最初に読み取ったイメージブロックIORGに
対し、今回セットされた用紙から読み取ったイメージブ
ロックICOMが傾いて回転を生じていても、ブロック
イメージIORGに指定された所望の文字データを、ブ
ロックイメージICOMの回転状態に合せて補正して印
刷出力することで、印刷結果の再現性を向上させること
ができる。
【0056】さて、上述のパターン認識では、ステップ
S54の回転処理により、パターンが一致するまで、あ
るいは、不一致の限界まで、ブロックイメージを回転さ
せる処理が実行されていたが、本発明はこれに限定せ
ず、例えばベクトル情報を抽出して、そのベクトル情報
から回転角θを求めるようにしてもよく、これによっ
て、繰り返し角度を変えていくようなループ処理が不要
となるので、処理スピード等の面での効率化を図ること
ができる。
【0057】また、有効なイメージは、記録紙40の場
合のように矩形型の記入欄に限定されるものではなく、
文字入力の基点となる形状であれば、直線、曲線、波
形、円、楕円等のいずれの形状であってもよい。
【0058】さらに、上述の印刷制御装置は、シリアル
プリンタタイプを例に挙げていたが、本発明はこれに限
定せず、ラインプリンタタイプにも適用可能である。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、最初に読
み取った第1の読み取りイメージに対し、今回セットさ
れた用紙から読み取った第2の読取りイメージが傾いて
回転を生じていても、第1の読取りイメージに指定され
た所望データを、第2の読取りイメージの回転状態に合
せ、指定位置に確実に所望データを印刷出力すること
で、印刷結果の再現性を向上させることができる印刷制
御装置を提供することができる。
【0060】
【0061】
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における印刷制御装置を示すブロ
ック図である。
【図2】実施の形態1における入力文字・位置情報テー
ブルの内容の一例を示す図である。
【図3】実施の形態1における補正値記憶部12の内容
の一例を示す図である。
【図4】記録紙40の一例を示す上面図である。
【図5】メインイメージメモリの使用方法を説明する
図である。
【図6】サブイメージメモリ11の使用方法を説明する
図である。
【図7】サブイメージメモリ11の使用方法を説明する
図である。
【図8】サブイメージメモリ11の使用方法を説明する
図である。
【図9】サブイメージメモリ11の使用方法を説明する
図である。
【図10】印刷結果の一例を示す上面図である。
【図11】実施の形態1におけるデータ入力処理を説明
するフローチャートである。
【図12】実施の形態1における印刷処理を説明するフ
ローチャートである。
【図13】図12の補正値算出処理を説明するフローチ
ャートである。
【図14】実施の形態2における印刷制御装置を示すブ
ロック図である。
【図15】実施の形態2における補正値記憶部15の内
容の一例を示す図である。
【図16】実施の形態2におけるサブイメージメモリ1
の使用方法について説明する図である。
【図17】回転角θを説明する図である。
【図18】実施の形態2における印刷処理の手順につい
て説明するフローチャートである。
【図19】実施の形態2における印刷処理の手順につい
て説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 入力部 5 表示部 6 印刷部 7 リーダ 8 メインイメージメモリ 9 入力文字・位置情報テーブル 10、14 補正値算出処理部 11 サブイメージメモリ 12、15 補正値記憶部 13 バス 16 第1ブロックイメージメモリ 17 第2ブロックイメージメモリ 40 記録紙 41〜45 記入欄 50〜55,70〜75 イメージデータ 60 表示領域 θ 回転角

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷装置にセットされた用紙から読取った
    第1の読取りイメージを記憶するイメージ記憶手段と、 前記第1の読取りイメージを表示画面上に表示制御する
    表示制御手段と、 前記表示された第1の読取りイメージ上において所望デ
    ータの印刷出力位置を任意に指定する位置指定手段と、 前記指定された印刷出力位置に基づいて、前記所望デー
    タの前記第1の読取りイメージ上における記憶位置を算
    出してその記憶位置を位置情報として記憶する位置算出
    記憶手段と、 前記所望データを印刷する際に、現在、前記印刷装置に
    セットされている用紙から新規にイメージを読取る読取
    り制御手段と、 前記読取り制御手段で読取られた第2の読取りイメージ
    を、前記イメージ記憶手段に記憶されている第1の読取
    りイメージと比較して、前記第1の読取りイメージに対
    する前記第2の読取りイメージの回転状態を検出する検
    出手段と、 前記所望データを、前記印刷装置にセットされている用
    紙に対して印刷する際は、前記検出手段で検出された回
    転状態に応じて回転させて印刷すべく制御する印刷制御
    手段と、 を備えた印刷制御装置。
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