JP3343265B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JP3343265B2
JP3343265B2 JP23145792A JP23145792A JP3343265B2 JP 3343265 B2 JP3343265 B2 JP 3343265B2 JP 23145792 A JP23145792 A JP 23145792A JP 23145792 A JP23145792 A JP 23145792A JP 3343265 B2 JP3343265 B2 JP 3343265B2
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勝則 田下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、非磁性支持体上に磁
性粉末および結合剤を含む磁性層を備えた、磁気テ―プ
や磁気デイスクなどの磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の磁気記録媒体において、磁性層
に使用される結合剤としては、たとえば、塩化ビニル系
樹脂、ウレタン系樹脂、繊維素系樹脂、ポリエステル系
樹脂、ポリビニルブチラ―ル系樹脂、エポキシ系樹脂、
アクリル系樹脂、フエノ―ル系樹脂、アミド系樹脂、放
射線硬化型樹脂、架橋剤としてのポリイソシアネ―ト化
合物などが知られている。
【0003】これら結合剤の中でも、特に、磁性粉末の
分散性の面では塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体など
の塩化ビニル系樹脂が、また磁性層の機械的特性の面で
はポリエステル系ウレタン樹脂などのウレタン系樹脂
が、それぞれ好適なものとされ、従来より、磁気記録媒
体の電磁変換特性および耐久性を確保するために、これ
ら両樹脂成分を併用することがよく行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、様々な情報管理を書面に代えて磁気テ―プなどの
磁気記録媒体によつて行う傾向が強まり、これに伴つて
記録済みの磁気記録媒体をデ―タベ―スとして長期間に
わたつて保存しておき、必要に際し随時にデ―タの読み
出しを行えるような体制がとられつつある。
【0005】しかしながら、従来汎用の磁気記録媒体で
は、通常の室内環境で長期間保存しておくとスチル特性
などの耐久性が著しく劣化するという欠点があり、この
ため温度や湿度などの環境条件を一定にした倉庫などで
保管するようにしているが、上記の劣化防止には十分で
なく、長期間の記録保存を行う媒体としての信頼性が低
いという問題があつた。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑み、長期間の
保存後でもスチル特性などの耐久性が良好であり、記録
保存用としての適性に非常にすぐれた磁気記録媒体を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明者らは、上記の
目的を達成するための検討を行う過程で、まず、磁性層
の結合剤に塩化ビニル系樹脂とポリエステル系ウレタン
樹脂を併用した従来汎用の磁気記録媒体について、長期
保存後の耐久性に劣る原因を調べところ、長期保存中に
塩化ビニル系樹脂の脱塩酸による分解が進行し、またポ
リエステル系ウレタン樹脂も空気中の水分の影響で加水
分解が進み、両樹脂成分の劣化による磁性層の耐摩耗性
などの機械的特性の低下がスチル特性などの耐久性の劣
化に結び付くとういう知見を得た。
【0008】そこで、この知見に基づいてさらに検討を
重ねた結果、磁性層の結合剤として特定のポリビニル
セタ―ル系樹脂と特定のウレタン系樹脂とを併用した場
合に、高い電磁変換特性と磁性層の良好な機械的強度を
確保できると共に、長期間の保存を行つても両樹脂成分
の劣化をほとんど生じず、もつて長期保存後でも十分な
耐久性が発揮され、記録保存用としての信頼性にすぐれ
た磁気記録媒体となることを見い出し、この発明をなす
に至つた。
【0009】すなわち、この発明は、非磁性支持体上に
磁性粉末および結合剤を含む磁性層を備えた磁気記録媒
体において、上記の結合剤として、ガラス転移点が少な
くとも100℃以上のポリビニルアセタ―ル系樹脂とポ
リカ―ボネ―ト系ウレタン樹脂とが併用されてなること
を特徴とする磁気記録媒体に係るものであり、この媒体
において、特に、上記のポリビニルアセタ―ル系樹脂と
してスルホン酸基またはその塩類を含有するものを用い
る構成、また磁性粉末として強磁性金属粉末またはバリ
ウムフエライト粉末を用いる構成を、それぞれ好適な態
様としている。
【0010】
【発明の構成・作用】この発明に用いられるポリビニル
アセタ―ル系樹脂は、磁性粉末の分散性を良好にする機
能を有し、しかも塩化ビニル系樹脂のような脱塩酸によ
り分解する性質を有さず、安定性にすぐれている。ま
た、ポリカ―ボネ―ト系ウレタン樹脂は、磁性層に適度
な粘弾性を付与して耐摩耗性などの機械的特性を向上さ
せる作用があり、しかも従来汎用のポリエステル系ウレ
タン樹脂のような加水分解を生じず、やはり安定性にす
ぐれている。
【0011】このため、これらの樹脂成分を磁性層の結
合剤として併用したこの発明の磁気記録媒体は、磁性層
中で磁性粉末が均一に分散しているために高い電磁変換
特性を発揮すると共に、磁性層の良好な機械的特性に基
づきスチル特性などの耐久性にもすぐれ、特に卓越した
保存安定性を具備し、長期間の保存を行つても磁性層の
劣化をほとんど生じず、保存前と同等のすぐれた耐久性
が維持され、長期保存後に記録再生を繰り返しても良好
な記録再生特性が得られる。
【0012】この発明に用いられるポリビニルアセタ―
ル系樹脂は、分子中にアセタ―ル結合を有する平均分子
量が通常10,000〜100,000程度のもので、
そのガラス転移点(以下、Tgという)の低いものは、
磁性層の機械的特性の低下でスチル特性などの耐久性が
不十分となるため、少なくとも100℃以上、好ましく
は100〜150℃程度のTgを有していることが必要
である。
【0013】このようなTgを有するポリビニルアセタ
―ル系樹脂の中でも、特に分子中にスルホン酸基または
その塩類を有するものは、このスルホン酸基またはその
塩類により磁性粉末の粒子表面に対する結合剤の吸着性
が増大することから、磁性粉末の分散性、とりわけ強磁
性金属粉末やバリウムフエライト粉末を用いた場合の分
散性が向上し、非常にすぐれた電磁変換特性を付与でき
るという利点がある。
【0014】分子中にスルホン酸基またはその塩類を有
するポリビニルアセタ―ル系樹脂としては、たとえば、
つぎの(a)〜(d)の繰り返し単位からなり、かつ各
単位の割合が、(a)70〜96モル%、(b)0〜3
モル%、(c)0.1〜1モル%、(d)0〜29.9
モル%となるものが、好適なものとして挙げられる。
【0015】この発明に用いられるポリカ―ボネ―ト系
ウレタン樹脂は、ポリカ―ボネ―ト系ポリオ―ルとポリ
イソシアネ―トとのウレタン化反応により得られる、平
均分子量が通常10,000〜100,000程度のも
のが、好ましく用いられる。市販品としては、たとえ
ば、大日精化工業社製の商品名ダイフエラミンMAU−
9031、同ダイフエラミンMAU−5022、同ダイ
フエラミンMAU−4025などが挙げられる。
【0016】この発明において、Tgが少なくとも10
0℃以上のポリビニルアセタ―ル系樹脂とポリカ―ボネ
―ト系ウレタン樹脂との配合比率は、前者/後者の重量
比で、通常1/5〜5/1程度の範囲とするのがよい。
前者の比率が少なすぎると、磁性粉末の分散性が不十分
となつて電磁変換特性が低下し、逆に後者の比率が少な
すぎると、磁性層の機械的特性が不十分となつてスチル
特性などの耐久性の低下を招くことになるため、好まし
くない。
【0017】また、結合剤としては、上記のポリビニル
アセタ―ル系樹脂およびポリカ―ボネ―ト系ウレタン樹
脂と共に、ポリイソシアネ―ト化合物などの架橋剤を用
いることができる。このような架橋剤の使用量は、上記
の両樹脂成分の合計量に対して通常10〜30重量%程
度とすればよい。
【0018】なお、上記のポリビニルアセタ―ル系樹脂
に代えて従来汎用の塩化ビニル系樹脂をポリカ―ボネ―
ト系ウレタン樹脂と併用すると、長期保存中に塩化ビニ
ル系樹脂の分解で生じた塩化水素によつてポリカ―ボネ
―ト系ウレタン樹脂が分解されるため、長期保存性の向
上を望めない。また、ポリカ―ボネ―ト系ウレタン樹脂
に代えて従来汎用のポリエステル系ウレタン樹脂を上記
のポリビニルアセタ―ル系樹脂と併用すると、長期保存
中にポリエステル系ウレタン樹脂が加水分解してくるた
め、やはり良好な長期保存性が得られない。
【0019】この発明において、磁性層に含有させる磁
性粉末としては、従来より磁気記録媒体の記録素子とし
て知られる各種の磁性粉末をいずれも使用可能であり、
たとえば、γ−Fe2 3 、Fe3 4 、これらの中間
酸化状態の酸化鉄、Co含有γ−Fe2 3 、Co含有
Fe3 4 、CrO2 、バリウムフエライトなどからな
る酸化物系磁性粉末、Fe、Co、Fe−Co合金、F
e−Ni合金、Fe−Co−Ni合金、Fe−Ni−C
r合金などからなる強磁性金属粉末、窒化鉄の如き窒化
物系磁性粉末などが挙げられる。
【0020】これらの磁性粉末の中でも、強磁性金属粉
末またはバリウムフエライト粉末は、前記したポリビニ
アセタ―ル系樹脂とポリカ―ボネ―ト系ウレタン樹脂
とからなる結合剤との組み合わせにおいて、分散性が特
に大きく向上するという利点があるため、最も好ましく
用いられる。
【0021】この発明の磁気記録媒体を製造するには、
常法に準じて、前記の結合剤と磁性粉末と必要に応じて
配合する潤滑剤、研摩剤、帯電防止剤、分散剤、充てん
剤、着色剤などの各種の添加剤を含む磁性塗料を調製
し、この塗料をポリエステルフイルムなどの非磁性支持
体上に噴霧やロ―ル塗工などの適宜の手段で塗布、乾燥
して、厚さが通常0.1〜5μm程度となる磁性層を形
成したのち、必要によりカレンダ―加工などの表面処理
を施したうえで、所要の幅または形状に裁断すればよ
い。
【0022】このようにして得られる磁気記録媒体は、
その磁性層のTgが、結合剤として前記特定の樹脂成分
を二種組み合わせ使用したことにより、少なくとも40
℃以上の高い値をとり、耐久性などの信頼性にすぐれた
ものとなる。
【0023】なお、この発明を磁気テ―プに適用する場
合には、その走行安定性を向上させるために、非磁性支
持体の磁性層を形成する面とは反対の背面側に、充てん
剤、研磨剤、帯電防止剤などの非磁性無機粉末を結合剤
にて結着したバツクコ―ト層を設けるようにしてもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、磁
性粉末の結合剤として特定の樹脂成分を二種組み合わせ
使用したことにより、高い電磁変換特性を備え、長期間
の保存後でもスチル特性などの耐久性が良好であり、記
録保存用としての信頼性にすぐれた磁気記録媒体を提供
することができる。
【0025】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を比較例と対比し
て具体的に説明する。なお、以下において、部とあるの
は重量部を意味する。
【0026】また、ポリビニルアセタ―ル系樹脂のTg
は、レオメトリツクス社製の粘弾性スペクトルメ―タを
用い、長さ25mm,幅5mm,厚さ20μmのサンプルに
より、測定温度範囲0〜150℃、昇温速度4℃/分、
測定周波数1ヘルツとし、損失正接角(Tanδ)のピ
―クから求めた。さらに、磁性層のTgは、磁気テ―プ
と同試料のベ―スフイルム単体の動的粘弾性を測定し、
差スペクトルの損失正接角(Tanδ)のピ―クから求
めた。
【0027】実施例1 α−Fe金属磁性粉末(平均長軸径0.15μm、平均軸比3)200部 Tg110℃のポリビニルアセタ―ル系樹脂 20部 (積水化学工業社製の商品名エスレツクKS−1) ポリカ―ボネ―ト系ウレタン樹脂 20部 (大日精化工業社製の商品名ダイフエラミンMAU−9031) α−Al2 3 粉末 8部 ミリスチン酸 2部 ステアリン酸n−ブチル 2部 シクロヘキサノン 180部 トルエン 180部
【0028】上記の組成物を、高速デイスパにより5時
間攪拌混合し、さらにサンドミルにて20時間分散させ
たのち、架橋剤として三官能性ポリイソシアネ―ト化合
物(日本ポリウレタン社製の商品名コロネ―トL)10
部を加えて、30分間分散混合し、この分散液を公称5
μmと1μmのフイルタに順次通過させて凝集物を除去
し、磁性塗料を調製した。
【0029】この磁性塗料を、厚さが10μmのポリエ
チレンテレフタレ―トフイルムからなる非磁性支持体の
一方の面に、乾燥後の厚さが3μmとなるように塗布、
乾燥して、磁性層を形成し、カレンダ―処理を施したの
ち、他方の面にバツクコ―ト用塗料(非磁性無機粉末と
してカ―ボンブラツクと炭酸カルシウムを含み、結合剤
としてニトロセルロ―スとポリウレタン樹脂を使用)を
乾燥後の厚さが0.6μmとなるように塗布、乾燥し
て、バツクコ―ト層を形成し、8mm幅に裁断してビデオ
テ―プを作製した。
【0030】実施例2 ポリビニルアセタ―ル系樹脂として、Tg110℃のス
ルホン酸基含有ポリビニルアセタ―ル系樹脂〔重合度3
00、本文中に示す(a)〜(d)の繰り返し単位のう
ち、(a)(R1 :CH3 基)=72.6モル%、
(b)=1モル%、(c)(M:Naイオン)=0.4
モル%、(d)=26モル%の組成からなる試作品〕
を、20部用いた以外は、実施例1と同様にして、ビデ
オテ―プを作製した。
【0031】比較例1 ポリビニルアセタ―ル系樹脂に代えて、塩化ビニル−酢
酸ビニル系共重合体(UCC社製の商品名VAGH)を
20部用いた以外は、実施例1と同様にして、ビデオテ
―プを作製した。
【0032】比較例2 ポリカ―ボネ―ト系ウレタン樹脂に代えて、ポリエステ
ル系ウレタン樹脂(大日本インキ社製の商品名パンデツ
クスT−5250)を20部用いた以外は、実施例1と
同様にして、ビデオテ―プを作製した。
【0033】比較例3 ポリアビニルセタ―ル系樹脂およびポリカ―ボネ―ト系
ウレタン樹脂に代えて、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重
合体(比較例1に記載のものと同じ)20部とポリエス
テル系ウレタン樹脂(比較例2に記載のものと同じ)2
0部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ビデオテ
―プを作製した。
【0034】参考例1 ポリビニルアセタ―ル系樹脂として、Tg54℃のポリ
ビニルアセタ―ル系樹脂(積水化学工業社製の商品名エ
スレツクBL−S)を20部用いた以外は、実施例1と
同様にして、ビデオテ―プを作製した。
【0035】上記の実施例1,2および比較例1〜3な
らびに参考例1の各磁気テ―プについて、磁性層のT
g、表面粗度および角型比を測定し、また保存安定性の
加速試験として60℃,80%RHの環境条件下で1ケ
月保存前後のスチル特性を測定した。その結果を、下記
の表1に示す。なお、表面粗度は、触針式表面粗度計に
より中心線平均表面粗さ(Ra値)を求めた。またスチ
ル特性は、市販VTRを用い、出力が初期出力より6d
B低下するまでの時間を測定した。
【0036】
【表1】表1
【0037】上記の表1の結果から、磁性層の結合剤と
して、特定のポリビニルアセタ―ル系樹脂とポリカ―ボ
ネ―ト系ウレタン樹脂を併用したこの発明のビデオテ―
プ(実施例1,2)は、磁性層の表面粗度が小さく、か
つ角型比が大きく、電磁変換特性にすぐれており、しか
も長期保存後の耐久性が極めて良好であつて、卓越した
保存安定性を示すことが明らかである。
【0038】これに対し、上記結合剤成分の一方が異な
るビデオテ―プ(比較例1,2)ならびに両方が異なる
従来汎用のビデオテ―プ(比較例3)では、長期保存後
の耐久性が大きく低下し、保存安定性に著しく劣ること
がわかる。また、ポリビニルアセタ―ル系樹脂としてガ
ラス転移点の低いものを使用したビデオテ―プ(参考例
1)では、電磁変換特性にすぐれ、また長期保存後の耐
久性も保存前と同じで、保存安定性も良好であるという
ことができるが、保存前の耐久性がもともと十分ではな
く、この点で、実施例1,2のようにポリビニルアセタ
―ル系樹脂としてガラス転移点の高いものを選択使用す
るのが望ましいことがわかる。
【0039】実施例3 α−Fe金属磁性粉末に代え、六方晶バリウムフエライ
ト粉末(平均板径0.05μm)を200部用いた以外
は、実施例1と同様にして、ビデオテ―プを作製した。
このテ―プについて、前記と同様にその性能を評価した
ところ、表面粗度〔Ra値〕は0.002μm、角型比
〔Br/Bm〕は0.72、60℃,80%RHの環境条件
下で1ケ月保存前後のスチル特性は、保存前後共120
分以上であり、電磁変換特性および保存安定性のいずれ
も良好であつた。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−150720(JP,A) 特開 平5−128485(JP,A) 特開 平6−96437(JP,A) 特開 平1−251416(JP,A) 特開 昭64−72318(JP,A) 特開 昭57−138040(JP,A) 特開 昭50−93104(JP,A) 特開 昭57−210441(JP,A) 特開 昭64−60818(JP,A) 特開 平1−320628(JP,A) 特開 平3−132921(JP,A) 特開 平3−132920(JP,A) 特開 平3−3117(JP,A) 特開 平2−233293(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に磁性粉末および結合剤
    を含む磁性層を備えた磁気記録媒体において、上記の結
    合剤として、ガラス転移点が少なくとも100℃以上の
    ポリビニルアセタ―ル系樹脂とポリカ―ボネ―ト系ウレ
    タン樹脂とが併用されてなることを特徴とする磁気記録
    媒体。
  2. 【請求項2】 ガラス転移点が少なくとも100℃以上
    ポリビニルアセタ―ル系樹脂が、スルホン酸基または
    その塩類を含有するものからなる請求項1に記載の磁気
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 磁性粉末が強磁性金属粉末またはバリウ
    ムフエライト粉末である請求項1または請求項2に記載
    の磁気記録媒体。
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