JP3343192B2 - 冷凍システムの施工方法 - Google Patents

冷凍システムの施工方法

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JP3343192B2
JP3343192B2 JP18589196A JP18589196A JP3343192B2 JP 3343192 B2 JP3343192 B2 JP 3343192B2 JP 18589196 A JP18589196 A JP 18589196A JP 18589196 A JP18589196 A JP 18589196A JP 3343192 B2 JP3343192 B2 JP 3343192B2
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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍システムの施
工方法に関し、更に詳しくは電気冷蔵庫、空調機等の冷
凍圧縮機を有する冷凍システムの施工方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫、自動販売機及び空調機等に用い
られる冷凍システムは冷凍圧縮機、熱交換器、キャピラ
リーチューブまたは膨張弁等の膨張機構を有する冷媒流
量制御部を銅管等の配管にて接続して構成される機構的
な部分と、冷媒、潤滑油組成物等の冷凍システム内部に
充填される流体から構成されている。
【0003】その施工においては、冷媒充填工程の前に
冷凍システム内に存在する空気成分を除去するために真
空ポンプを利用して冷凍システムを排気していた。
【0004】冷凍圧縮機、熱交換器を有する室外ユニッ
トと、冷凍空調がなされる部位に設置される熱交換器を
有する室内ユニットを銅管等の接続管にて接続して構成
される分離型空調機などに用いられる冷凍システムで
は、予め室外ユニット側に冷媒の一部あるいは全部と潤
滑油組成物を充填し室外ユニットのバルブを閉じてお
き、施工時に接続管を用いて室内ユニットと接続して冷
凍システムを形成するのが一般的である。
【0005】このように配管を接続しただけでは、室内
ユニットと接続管内には空気が残っている。この空気を
取り除くために、室外ユニットのバルブに付属のサービ
スポートに真空ポンプを接続し空気を除いてからバルブ
を開き室内ユニットと室外ユニットを連結して冷凍シス
テムを形成していた。
【0006】また、簡易的には、施工時に室外ユニット
のバルブを開いて室外ユニット中の冷媒を接続管と室内
ユニットへ流し、もうひとつの室外ユニットのバルブ付
属のサービスポート、または該バルブの接続管との接続
ポートの連結を緩和してできる隙間部分より空気を含ん
だ冷媒を放出することにより室内ユニット及び接続管内
の気体を置換する操作が行われていた。
【0007】これらの方法に対して、特開平3−709
53号公報においては、冷凍システム内を酸素に置換し
た後冷媒充填を実施し、冷凍システムに装備された酸素
固定剤で酸素を固定化することによる真空ポンプを使用
しない冷凍サイクルの製造方法を開示している。
【0008】また、特開平7−159004号公報にお
いては、冷凍圧縮機、凝縮器、キャピラリーチューブま
たは膨張弁等の膨張機構部及び蒸発器のうち、凝縮器あ
るいは蒸発器の一方または凝縮器あるいは蒸発器の一方
と膨張機構部が分離され配管で接続されるセパレート型
の冷凍サイクルにおいて、冷凍サイクルの一部に空気中
の水分、酸素、窒素、炭酸ガス等のうち2種類以上を吸
収できる物質を封入する方法を開示している。
【0009】また、特開平7−269994号公報では
冷媒循環系に酸素吸収剤を配する冷凍システムを開示し
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】冷凍システム内に残存
する空気は、非凝縮性ガスとして冷凍能力を下げたり、
酸素や水分が冷凍サイクル内物質の劣化を促進するので
必ず除去する必要がある。
【0011】従来の技術で述べたもののうち一番目の冷
凍システムを真空ポンプにより排気する方法では、冷凍
システムが分離型の空調機などの場合、施工現場で真空
ポンプを稼働させるために電源が利用可能である必要が
あり、常に利用できる簡便な方法とは呼べなかった。
【0012】二番目の室内ユニット並びに作動媒体の流
路配管部分の空気の冷媒による置換方法では、冷媒であ
るフロンの大気放出がつきまとうので、地球環境的にみ
てオゾン層破壊あるいは地球温暖化の問題から好ましく
なかった。
【0013】三番目の冷凍システム内を酸素に置換した
後冷媒充填を実施し、冷凍システムに装備された酸素固
定剤で酸素を固定化する方法では、酸素の冷凍機油劣化
に及ぼす影響が迅速であるために充分効果を発揮できな
いとともに酸素吸収剤が冷媒や冷凍機油に悪影響を及ぼ
す可能性があった。
【0014】四番目の冷凍サイクル中の一部に水分、酸
素、窒素、炭酸ガス等のガスの中で2つ以上吸収できる
物質を封入するというものは、冷凍サイクル中に封入す
るため封入する吸収性物質が冷媒や冷凍機油等に悪影響
を及ぼす可能性があった。
【0015】五番目の冷媒循環系に酸素吸収剤を配する
ものに関しても酸素吸収剤が冷媒や冷凍機油に悪影響を
及ぼす可能性があった。
【0016】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、構成あるいは操作が
簡単で、しかも環境に好ましいように冷凍サイクル中へ
の空気の混入を防止できる冷凍システムの施工方法を提
供することを目的としている。
【0017】上記目的を達成するために、本発明のうち
で請求項1に記載の発明は、冷凍圧縮機と熱交換器を有
する室外ユニットと、冷凍空調がなされる部位に設置さ
れる熱交換器を有する室内ユニットを備えた冷凍システ
ムの施工方法において、予め冷媒が封入された上記室外
ユニットと上記室内ユニットを接続管で結合し、上記室
外ユニットと上記室内ユニットと上記接続管の途中のい
ずれかに細孔径の平均が0.4nmよりも大きいゼオラ
イトを吸着剤として保持する空気吸収装置を配して空気
を除去し、その後該空気吸収装置を上記冷凍システムか
ら切り離し、上記室外ユニットから上記冷凍システム全
体に冷媒を循環させることを特徴とする。
【0018】また、請求項2に記載の発明は、上記空気
吸収装置に保持されたゼオライトの量を上記室内ユニッ
トと上記接続管に存在する空気量1000cm3あたり
20g以上としたことを特徴とする。
【0019】さらに、請求項3に記載の発明は、冷凍圧
縮機と熱交換器を有する室外ユニットと、冷凍空調がな
される部位に設置される熱交換器を有する室内ユニット
を備えた冷凍システムの施工方法において、予め冷媒が
封入された上記室外ユニットと上記室内ユニットを接続
管で結合し、上記室内ユニットまたは上記接続管の内部
を二酸化炭素で置換し、上記室外ユニットと上記室内ユ
ニットと上記接続管の途中のいずれかに二酸化炭素吸収
装置を冷媒の循環経路に対して枝状に配して二酸化炭素
を除去し、その後該二酸化炭素吸収装置を上記冷凍シス
テムから切り離し、上記室外ユニットから上記冷凍シス
テム全体に冷媒を循環させることを特徴とする。
【0020】また、請求項4に記載の発明は、上記二酸
化炭素吸収装置にゼオライトを保持させたことを特徴と
する。
【0021】また、請求項5に記載の発明は、前記ゼオ
ライトが、細孔径の平均が0.4nmよりも大きいゼオ
ライトであることを特徴とする。
【0022】また、請求項6に記載の発明は、上記二酸
化炭素吸収装置に水酸化カルシウムと塩化カルシウムを
保持させたことを特徴とする。
【0023】また、請求項7に記載の発明は、上記二酸
化炭素吸収装置にエポキシ化合物を保持させたことを特
徴とする。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明にかか
る冷凍システムの構成図であり、冷凍圧縮機1、熱交換
器2a、キャピラリーチューブあるいは膨張弁等の冷媒
流量制御部3とこれらを連結する配管4を有する室外ユ
ニット5と、冷凍空調がなされる部位に設置される熱交
換器2bを有する室内ユニット6とを接続管7、バルブ
8a、8bおよびフレアジョイントなどの結合部9a、
9bで連結することにより構成されている。室外ユニッ
ト5には、四方弁10が設けられており、熱交換器2
a、2bの凝縮または蒸発という機能を交換することが
できる。また、室外ユニット5はアキュムレータ11を
装備していてもよい。
【0030】冷媒の流れとしては、冷房運転をする場合
には、冷凍圧縮機1によって圧縮された冷媒が熱交換器
2aにおいて放熱し、液化状態となり冷媒流量制御部3
を通過することにより低温の気液混合冷媒となり、室内
ユニット6内の熱交換器2bにおいて吸熱気化し再度冷
凍圧縮機に吸い込まれるといったサイクルをとる。四方
弁10の回転により流路が切り替わると、熱交換器2b
で凝縮して熱交換器2aで蒸発し暖房運転となる。
【0031】上記構成、すなわち、冷凍圧縮機1、熱交
換器2aを有する室外ユニット5と冷凍空調がなされる
部位に設置される熱交換器2bを有する室内ユニット6
を接続管7にて接続して構成される冷凍システムの施工
方法において、室外ユニット5と室内ユニット6を接続
管7にて結合し、室外ユニット5、室内ユニット6ある
いは接続管7の途中にゼオライトを吸着剤として保持す
る空気吸収装置を配して空気を除去し、そののち空気吸
収装置を冷凍システムから切り離し、続いて冷凍システ
ム中に冷媒を循環させることを特徴とする冷凍システム
の施工方法について説明する。
【0032】図2は、室外ユニット5と室内ユニット6
を接続管7で結合する冷凍空調装置の施工方法におい
て、室外ユニット5と室内ユニット6を接続管7および
フレア等の結合部を有する二方または三方のバルブ8
a、8bおよびフレア等の結合部9a、9bで連結す
る。室外ユニット5側作動媒体流路と、接続管7及び室
内ユニット6側との結合を司るバルブ8a,8bは接続
管7との接合ポート以外に真空ポンプ(図示せず)によ
る排気や冷媒の追加充填を行うためのポート12a,1
2bを有する。これらのポート12a,12bは一般に
バルブ8a,8bの開閉とは関係なく接続管7との接合
ポートと常時流通状態にあるので、排気や冷媒の追加充
填や空気除去以外の時にリークしないようにムシ付のポ
ートが用いられ、不要時にはシールキャップをつけ確実
に封止する。
【0033】このポート12a,12bは少なくとも1
つあればよく、その一方にゼオライトを吸着剤として保
持する空気吸収装置13を接続する。空気吸収装置13
は、運転前にサイクル中から空気を除去してしまえば不
要になること、および、ゼオライトは物理吸着性能が高
いので冷媒を吸着してしまう可能性があることから、空
気除去後は取り外すことができるようにしておくことが
好ましい。
【0034】空気吸収装置13は、ゼオライトを充填し
た容器14と、ゼオライトを使用時以外に空気と触れさ
せないためのバルブ15と、ムシ押し付のポート接合部
16を有する。空気吸収装置13のバルブ15を閉じた
状態でムシ付のポート12aにポート接合部16を接続
する。この時、バルブ8a、8bは閉じておき室外ユニ
ット5と室内ユニット6間は隔離されている。次に、空
気吸収装置13のバルブ15を開けて室内ユニット6及
び接続管7内空気とゼオライトが接触するようにし、一
定時間放置した後空気吸収装置13のバルブ15を閉
じ、ポート12aとポート接合部16を分離して空気吸
収装置13を取り外す。さらに、ポート12aにシール
キャップをつけた後、バルブ8a、8bを開いて室外ユ
ニット5と室内ユニット6を流通させることで、本発明
にかかる施工方法を実施することができる。
【0035】ゼオライトは水分を吸収することで広く知
られており、冷蔵庫や空調機で冷凍システム内の水分を
除去する目的で使用されている。われわれは、このゼオ
ライトが室温で空気、すなわち窒素、酸素、二酸化炭素
などを吸収しても、繰り返し使用できることを見いだ
し、このゼオライトを冷凍サイクルの施工方法として用
いることで施工を簡便にすることができることを明らか
にした。
【0036】空気吸収装置13中にはゼオライトが吸着
剤として保持されているが、これは使用前に真空ポンプ
で十分に脱気しておく必要がある。この脱気工程は施工
直前におこなう必要はなく、予め脱気した空気吸収装置
13をバルブ15を閉じた状態で持ち運びするのが簡便
で好ましい。なお脱気の際には空気吸収装置13の容器
14を加熱すると脱気の速度を早めることが出来るので
好ましい。
【0037】空気吸収装置13におけるゼオライトの保
持量は、脱気すべき部分の空気量で決定できるが、空気
量1Lあたり20g以上にすると脱気速度も速く好まし
い。
【0038】また、室内ユニット6を二酸化炭素で満た
しておくことで迅速に室内ユニット内気体を除去できる
のでより好ましい。室内ユニット6を二酸化炭素で満た
す方法としては、工場出荷時に二酸化炭素を封入して出
荷する方法や、施工現場で二酸化炭素を室内ユニット6
と配管内に満たす方法があるが、工場出荷時に室内ユニ
ット6に二酸化炭素を封入しておくのが好ましい。
【0039】また、前記ゼオライトとしては、細孔径の
平均が0.4nmよりも大きいものを使用すると、室内
ユニット内水分による空気の吸着速度の低下の影響を受
けにくく、また室内ユニット内気体が迅速に除去できる
ので好ましい。細孔径1.0nmのものが吸着速度が速
く最適である。またゼオライトの形状は特に規定しない
が、球状になっている方が破砕しにくいので好ましい。
【0040】なお、図2ではバルブ8aに空気吸収装置
13を接続しているが、他方のバルブ8b側に接続して
も構わない。また、バルブ8a、8bの開栓前に冷凍シ
ステム内部に冷媒を追加充填しても良い。
【0041】次に、冷凍圧縮機、熱交換器を有する室外
ユニットと冷凍空調がなされる部位に設置される熱交換
器を有する室内ユニットを接続管にて接続して構成され
る冷凍システムの施工方法において、室外ユニットと室
内ユニットを接続管にて結合し、室内ユニットまたは接
続管部分を二酸化炭素で置換した後、室外ユニット、室
内ユニットあるいは接続管の途中に配した二酸化炭素吸
収装置により二酸化炭素を除去し、そののち二酸化炭素
吸収装置を冷凍システムから切り離し、続いて冷凍シス
テム中に冷媒を循環させることを特徴とする冷凍システ
ムの施工方法について説明する。
【0042】図3及び図4を用いて本発明の冷凍システ
ムの施工方法について説明する。室外ユニット5と、室
内ユニット6を、接続管7で結合する冷凍システムの施
工方法において、室外ユニット5と室内ユニット6を接
続管7およびバルブ8a、8bおよび結合部9a、9b
で連結する。室外ユニット5側作動媒体流路と接続管7
側との結合を司るバルブ8a,8bは接続管7との接合
ポート以外に真空ポンプによる排気や二酸化炭素の充填
あるいは冷媒の追加充填を行うためのポート12a,1
2bを有する。このポート12a,12bの一方12a
に、図3に示されるように、二酸化炭素発生装置17を
接続し、他方のポート12bを開放するか、他方にポー
トがない場合には他方のバルブの接続管との結合を緩和
して二酸化炭素発生装置17から二酸化炭素を送気する
ことにより、室内ユニット6並びに接続管7部分を二酸
化炭素に置換することができる。
【0043】その後、二酸化炭素発生装置17からの二
酸化炭素の送気を終了し、二酸化炭素発生装置17を接
続しなかった方のポート12bを閉鎖するか,バルブの
接続管との再結合を行った後、図4に示されるように、
ポート12a,12bの一方に二酸化炭素吸収装置21
を接続する。二酸化炭素吸収装置21は、運転前にサイ
クル中から二酸化炭素を除去してしまえば不要になるこ
とおよび二酸化炭素吸収装置21に保持される二酸化炭
素を吸収する物質が冷媒や冷凍機油と相互作用する場合
もあるので、二酸化炭素除去後は取り外しても良い。
【0044】二酸化炭素発生装置17としては、二酸化
炭素を充填した容器や、炭酸カルシウムと酸を混合して
二酸化炭素を発生するなど化学的に二酸化炭素を生成す
るものを充填した容器18にバルブ19およびムシ押し
付のポート接合部20を有するものを用いる。
【0045】二酸化炭素吸収装置21は、二酸化炭素を
吸収する物質を充填した容器22と、二酸化炭素を吸収
する物質を使用時以外に外気と触れさせないためのバル
ブ23と、ムシ押し付のポート接合部20を有する。二
酸化炭素吸収装置21のバルブ23を閉じた状態でムシ
付のポート12aにポート接合部20を接続して二酸化
炭素吸収装置21と室内ユニット6並びに接続管7を結
合させる。この時、バルブ8a、8bは閉じておき、室
外ユニット5と室内ユニット6間は隔離されている。次
に、二酸化炭素吸収装置21のバルブ23を開けて、室
内ユニット6及び接続管内二酸化炭素と容器22内の二
酸化炭素を吸収する物質が接触するようにし、一定時間
放置した後二酸化炭素吸収装置21のバルブ23を閉
じ、ポート12aとポート接合部20を分離して二酸化
炭素吸収装置21を取り外す。さらにポート12aにシ
ールキャップをつけ、その後バルブ8a、8bを開いて
室外ユニット5と室内ユニット6を流通させることで施
工方法を実施することができる。
【0046】なお、図4ではバルブ8aに二酸化炭素吸
収装置21を接続しているが、他方のバルブ8b側に接
続しても構わないし、同様な機能を有するバルブであれ
ば室内ユニット側に存在するものでも良い。また、バル
ブ8a,8bの開栓前に冷凍システム内部に冷媒を追加
充填しても良い。
【0047】また、図5のように、室外ユニット側作動
媒体流路と接続管側との結合を司るバルブ8a,8b
は、接続管7との接合ポート以外に真空ポンプによる排
気や二酸化炭素の充填あるいは冷媒の追加充填を行うた
めのポートが一方にしかなくても、室内ユニット6と接
続管7部分を二酸化炭素により置換することはできる。
【0048】即ち、ムシ付のポート12aにムシ押し付
のポート接合部20を介して二酸化炭素発生装置と二酸
化炭素吸収装置を一体化した装置24を接続し、バルブ
8a、8bのうちポート12aを有していない方のバル
ブ8b部分での接続管との接続ポートをリークするよう
に緩めた状態でバルブ19を開いて二酸化炭素を充填し
た容器や炭酸カルシウムと酸を混合して二酸化炭素を発
生するなど化学的に二酸化炭素を生成するものを充填し
た容器18から二酸化炭素を送気し、置換後バルブ19
を閉じて二酸化炭素の送気を終了し、バルブ8b部分で
の接続管との接続を完全に行い、続いてバルブ23を開
けることにより二酸化炭素を吸収する物質を充填した容
器22との流通を行うことで二酸化炭素の吸収が可能で
ある。
【0049】二酸化炭素の吸収完了後、バルブ23を閉
じ、ポート12aから二酸化炭素発生装置と二酸化炭素
吸収装置を一体化した装置24は取り外される。
【0050】二酸化炭素吸収装置の容器22に保持され
る二酸化炭素を吸収する物質としては、ゼオライトを挙
げることができる。ゼオライトは水分を吸収することで
広く知られており、冷蔵庫や空調機で冷凍システム内の
水分を除去する目的で使用されている。われわれは、こ
のゼオライトが室温で二酸化炭素を効率よく吸収し、か
つ繰り返し使用できることを見いだしこのゼオライトを
冷凍サイクルの施工に用いることで施工を簡便にするこ
とができることを明らかにした。
【0051】二酸化炭素吸収装置の容器22中にはゼオ
ライトが吸着剤として保持されているが、これは使用前
に真空ポンプで十分に脱気しておく必要がある。この脱
気工程は施工直前におこなう必要はなく、予め脱気した
二酸化炭素吸収装置21をバルブ23を閉じた状態で持
ち運びするのが簡便で好ましい。なお脱気の際には二酸
化炭素吸収装置の容器22を加熱すると脱気の速度を早
めることが出来るので好ましい。
【0052】二酸化炭素吸収装置におけるゼオライトの
保持量は、脱気すべき部分の二酸化炭素量で決定できる
が、二酸化炭素量1Lあたり20g以上にすると脱気速
度も速く好ましい。
【0053】また、前記ゼオライトとしては、細孔径の
平均が0.4nmよりも大きいものを使用すると室内ユ
ニット内水分による空気の吸着速度の低下の影響を受け
にくく、また室内ユニット内気体が迅速に除去できるの
で好ましい。細孔径1.0nmのものが吸着速度が速く
最適である。またゼオライトの形状は特に規定しない
が、球状になっている方が破砕しにくいので好ましい。
【0054】二酸化炭素吸収装置に保持される二酸化炭
素を吸収する別の物質としては、水酸化カルシウムまた
は水酸化カルシウムと塩化カルシウムの混合物を挙げる
ことができる。
【0055】また、二酸化炭素吸収装置に保持される二
酸化炭素を吸収する別の物質としては、エポキシ化合物
が好ましい。具体的には、エポキシエタン、1,2-エポキ
シプロパン、1,2-エポキシブタン、2,3-エポキシブタ
ン、1,2-エポキシヘキサン、1,2-エポキシオクタン、3,
4-エポキシ-1-プロペン、スチレンオキシド、シクロヘ
キセンオキシド、グリシジルフェニル、パーフルオロプ
ロピレンオキシド等の単官能及び多官能エポキシ化合
物、酢酸グリシジルエステル、プロピオン酸グリシジル
エステル、アジピン酸ジグリシジルエステル等のグリシ
ジルエステル化合物、フェニルグリシジルエーテル、ト
リメチルシリルグリシジルエーテル、レゾルシンジグリ
シジルエーテル、アリールグリシジルエーテル等のグリ
シジルエーテル化合物といったエポキシ化合物を挙げる
ことができる。
【0056】エポキシ化合物による二酸化炭素の吸収に
おいては、反応触媒として有機亜鉛化合物もしくは、マ
グネシウム系の触媒を併用することが好ましい。
【0057】反応触媒として具体的には、ジアルキル亜
鉛やジアルキルマグネシウムと2価の活性水素化合物、
例えば水、一級アミン、2価のフェノール、芳香族ジカ
ルボン酸、芳香族ヒドロキシカルボン酸とのモル比1:
1で反応させた物質、ジエチル亜鉛/γ-アルミナ、炭酸
亜鉛、酢酸亜鉛、酢酸コバルト、塩化亜鉛/テトラブチ
ルアンモニウムブロマイド等の有機亜鉛系触媒や無機系
触媒、トリエチルアルミニウム/ルイス塩基系、ジエチ
ルアルミニウムジエチルアミド、α,β,γ,δ-テトラフ
ェニルポルフィナトアルミニウムメトキシド等のアルミ
ニウム化合物系触媒を挙げることができる。
【0058】室温でも容易にエポキシ化合物による二酸
化炭素の吸収は起こるが、二酸化炭素吸収装置21に例
えばヒータを設けることにより、二酸化炭素を吸収する
物質を保持する容器部分を加熱すれば、より高速に反応
が進行し、好ましい。
【0059】さらに二酸化炭素吸収装置に保持される二
酸化炭素を吸収する別の物質として、プロピレンイミン
等の環状イミン化合物、4員環エーテルであるオキセタ
ン、ホルムアルデヒド、メチルアジリジン等の3員環ア
ミン、ブタジエン、イソプレン等の共役ジエン、プロピ
レンスルフィド、エチレンフェニルフォスファイト、亜
リン酸エステルと芳香族一級アミンあるいは芳香族ジア
ミンの混合物、さらにクラウンエーテルとアルキルジハ
ロゲン化物と金属ジアルコキシドの混合物等を挙げるこ
とができる。
【0060】次に、冷凍圧縮機、熱交換器、キャピラリ
ーチューブまたは膨張弁、およびこれらを連結する配管
にて構成される冷凍システムの施工方法において、冷凍
システムの一部または全体に不活性気体を充填した後、
冷凍システムの一部に設置した凝縮捕集装置により、充
填された不活性気体をその凝縮温度以下に冷却して不活
性気体を凝縮捕集し、そののち凝縮捕集装置を冷凍シス
テムから切り離し、続いて冷凍システム全体に冷媒を循
環させることを特徴とする冷凍システムの施工方法につ
いて説明する。
【0061】図6及び図7は本発明にかかる別の冷凍シ
ステムの構成図であり、室外ユニット5と室内ユニット
6は、接続管7、バルブ8a、8bおよび結合部9a、
9bで連結される。室外ユニット側作動媒体流路と接続
管側との結合を司るバルブ8a,8bは接続管7との接
合ポート以外に不活性気体を充填するためのポート12
a,12bを有する。
【0062】図6に示されるように、このポート12
a,12bの一方に不活性気体を送気する装置25を接
続し、他方を開放するとともに、バルブ27を開いて不
活性気体を送気する装置25から不活性気体を送気する
ことにより、室内ユニット6並びに接続管7部分を不活
性気体に置換することができる。
【0063】その後、バルブ27を閉じて不活性気体を
送気する装置25からの不活性気体の送気を終了し、不
活性気体を送気する装置25を接続しなかった方のポー
ト12bを閉鎖する。
【0064】次に、図7に示されるように、ポート12
a,12bの一方に不活性気体凝縮捕集装置28を接続
する。不活性気体凝縮捕集装置28は、運転前にサイク
ル中から不活性気体を除去してしまえば不要になること
から、不活性気体凝縮捕集後は取り外しても良い。
【0065】不活性気体を送気する装置25としては、
簡単には不活性気体を充填したボンベ26を使用するこ
とができる。
【0066】不活性気体凝縮捕集装置28は不活性気体
を凝縮温度以下まで冷却することにより不活性気体を凝
縮捕集する。使用時以外に外気と触れないようにバルブ
29が設けてある。不活性気体凝縮捕集装置28のバル
ブ29を閉じた状態で、ムシ付のポート12aにムシ押
し付のポート接合部20を介して不活性気体凝縮捕集装
置28を接続し、その後バルブ29を開いて不活性気体
凝縮捕集装置28と室内ユニット6並びに接続管7を流
通させる。この時、バルブ8bは閉じておき室外ユニッ
ト5と室内ユニット6間を隔離する。一定時間放置した
後不活性気体凝縮捕集装置28のバルブ29を閉じ、ム
シ付のポート12aからムシ押し付のポート接合部20
を外して不活性気体凝縮捕集装置28を取外し、バルブ
8a、8bを開くことで施工方法を実施することができ
る。
【0067】凝縮捕集が可能な不活性気体としては、ア
ルゴン、窒素、二酸化炭素などを挙げることができる。
いわゆる不活性気体ではないがメタン、エタン、プロパ
ン、ブタン、イソブタンなどの炭化水素ガスは冷凍シス
テムを構成する部材に影響を及ぼすことはなく、かつ比
較的高温で凝縮捕集できるので利用可能である。
【0068】不活性気体凝縮捕集装置は、ペルチェ冷却
装置を装備した容器や容器と液体窒素などの冷媒の組み
合わせを用いることができる。
【0069】次に、冷凍圧縮機、熱交換器、キャピラリ
ーチューブまたは膨張弁、熱交換器、エポキシ化合物を
保持して構成される二酸化炭素吸収装置およびこれらを
結合する配管より構成される冷凍システムについて説明
する。
【0070】図8は本発明にかかる別の冷凍システムの
構成図であり、少なくとも冷凍圧縮機1、熱交換器2
a,2b、キャピラリーチューブまたは膨張弁3、エポ
キシ化合物を保持して構成される二酸化炭素吸収装置2
1およびこれらを結合する配管4を有する。
【0071】二酸化炭素吸収装置21は、前述のような
エポキシ化合物を保持する。またエポキシ化合物による
二酸化炭素吸収を促進する触媒を含有していても良い。
二酸化炭素吸収装置21の設置位置は特に限定されない
が、エポキシ化合物による二酸化炭素吸収は高温ほど迅
速であるので、冷凍圧縮機と冷媒の凝縮過程をになう熱
交換器の間が特に好ましい。
【0072】冷凍機油がエステル系油などの場合には、
他の化合物との共存により劣化しうるので、二酸化炭素
吸収装置21の冷媒通路には油分離機構を設け、油を含
有しない冷媒を主とする気体組成とエポキシ化合物を含
有する二酸化炭素を吸収する物質が接触するように配置
することが好ましい。
【0073】本発明の冷凍システム全体に冷媒を循環さ
せる前に、冷凍システムの一部または全部に二酸化炭素
を充填し、二酸化炭素吸収装置21を機能させる。二酸
化炭素吸収装置21の機能開始前あるいは後から冷媒を
循環させてもよく、短時間で冷凍システム中の二酸化炭
素は吸収される。
【0074】上記構成により、真空ポンプや冷媒による
冷凍システム内残留空気のパージを行う必要のない簡便
な冷凍システムとすることが可能である。
【0075】
【実施例】以下、具体的な実施例で本発明を説明する。 (実施例1)冷凍圧縮機1、熱交換器2a、キャピラリ
ーチューブ3を有する室外ユニット5と冷凍空調がなさ
れる部位に設置される熱交換器2bを有する室内ユニッ
ト6をそれぞれの据え付け位置に固定した。次にこれら
の間を接続管7により接続し、図1に示される様な冷凍
システムを構成した。ここで室外ユニット5内にはHF
C系冷媒が、室外ユニット5内の冷凍圧縮機1にはエス
テル系冷凍機油があらかじめ封入されている。このとき
室内ユニット6は空気で満たされており、その容量は約
1000cm3であった。
【0076】次に、ゼオライトを吸着剤として保持する
空気吸収装置13を以下のように作製した。100cm
3のステンレス容器中に窒素雰囲気下でゼオライト
(E.メルク社製モレキュラーシーブ、細孔径1.0n
m)100gを入れたのち容器口にボールバルブを取り
付けた。さらに、ボールバルブに120L/minの排
気速度を有する真空ポンプをゴムホースを介して取り付
け、容器をドライヤで加熱しながら1時間排気した。バ
ルブを閉めた後に容器を真空ポンプから取り外した。ボ
ールバルブにムシ押し付のポート接続部を結合し、空気
吸収装置13とした。次に、この空気吸収装置13を三
方バルブ8aにあるポート12aに図2に示されるよう
に接続した。その後、空気吸収装置13のバルブ15を
開けて室内ユニット6と接続管7の空気にゼオライトを
暴露させた。30分間暴露後、バルブ15を閉じ、空気
吸収装置13を取り外した。ポート12aにシールキャ
ップをつけ、その後バルブ8a,8bを開いて室内ユニ
ット側にも冷媒を流通させた。
【0077】3000時間連続運転を行ったのち冷凍機
油を取り出したが冷凍機油の酸化劣化は観測されず、冷
凍機油の全酸価数も0.02mgKOH/gと運転開始
時における値(0.01mgKOH/g)とほとんど変
わらない値であった。
【0078】(実施例2)実施例1で使用したゼオライ
トを吸着剤として保持する空気吸収装置13を120L
/minの排気速度を有する真空ポンプとゴムホースを
介して接続し、空気吸収装置13をドライヤで加熱しな
がら再度1時間排気した。このようにして繰り返し使用
したゼオライトを用いて実施例1のようにして冷凍サイ
クルを施工した。
【0079】その後3000時間連続運転を行ったのち
冷凍機油を取り出したが冷凍機油の酸化劣化は観測され
ず、冷凍機油の全酸価数も0.03mgKOH/gと運
転開始時における値(0.01mgKOH/g)とほと
んど変わらない値であった。
【0080】さらに、2度使用した空気吸収装置13を
用いて実施例1と同様に施工し、3000時間連続運転
を行ったのち冷凍機油を取り出したが冷凍機油の酸化劣
化は観測されず、冷凍機油の全酸価数も0.02mgK
OH/gと運転開始時における値(0.01mgKOH
/g)とほとんど変わらない値であった。
【0081】(実施例3)まず、室内機の結合部2カ所
に二方バルブを取り付け、一方から二酸化炭素を流し、
冷凍空調がなされる部位に設置される熱交換器2b中を
二酸化炭素で満たしたのち2つのバルブを閉じた。この
時、封入した二酸化炭素量はほぼ1000cm3であっ
た。
【0082】次に、室外ユニット5と室内ユニット6を
それぞれの据え付け位置に固定するとともに、これらの
間を接続管7により接続し、図1に示される様な冷凍シ
ステムを構成した。ここで室外ユニット5内にはHFC
系冷媒が、室外ユニット5内の冷凍圧縮機1にはエステ
ル系冷凍機油があらかじめ封入されている。
【0083】次に、ゼオライトを吸着剤として保持する
空気吸収装置13を以下のように作製した。100cm
3のステンレス容器中に窒素雰囲気下でゼオライト
(E.メルク社製モレキュラーシーブ、細孔径1.0n
m)100gを入れたのちステンレス容器口にボールバ
ルブを取り付けた。次にボールバルブに120L/mi
nの排気速度を有する真空ポンプをゴムホースを介して
取り付け、ステンレス容器をドライヤで加熱しながら1
時間排気した。バルブを閉めた後に容器を真空ポンプか
ら取り外した。ボールバルブにムシ押し付のポート接続
部を結合し、空気吸収装置13とした。次に、この空気
吸収装置13を三方バルブ8aにあるポート12aに図
9にように接続した。次に、室内ユニットの二方バルブ
30a、30bを開き、さらに空気吸収装置13のバル
ブ15を開けて室内ユニット6と接続管7が空気吸収装
置と流通するようにし、室内ユニット6と接続管7の二
酸化炭素および若干の空気にゼオライトを暴露させた。
30分間暴露後、バルブ15を閉じ、空気吸収装置13
を取り外した。ポート12aにシールキャップをつけ、
その後バルブ8a,8bを開いて室内ユニット側にも冷
媒を流通させた。
【0084】その後3000時間連続運転を行ったのち
冷凍機油を取り出したが、冷凍機油の酸化劣化は観測さ
れず、冷凍機油の全酸価数も0.01mgKOH/gと
運転開始時における値(0.01mgKOH/g)とほ
とんど変わらない値であった。
【0085】(実施例4)室外ユニット5と室内ユニッ
ト6をそれぞれの据え付け位置に固定するとともに、こ
れらの間を接続管7により接続し、図1に示される様な
冷凍システムを構成した。ここで室外ユニット5内には
HFC系冷媒が、室外ユニット5内の冷凍圧縮機1には
エステル系冷凍機油があらかじめ封入されている。この
とき、室内ユニット6は空気で満たされており、その容
量は約1000cm3であった。
【0086】次に、二酸化炭素吸収装置21を以下のよ
うに作製した。100cm3のステンレス容器22中に
窒素雰囲気下でゼオライト(E.メルク社製モレキュラ
ーシーブ、細孔径1.0nm)100gを入れたのちス
テンレス容器22口にボールバルブ23を取り付けた。
次にボールバルブ23に120L/minの排気速度を
有する真空ポンプをゴムホースを介して取り付け、容器
22をドライヤで加熱しながら1時間排気した。バルブ
23を閉めた後に真空ポンプから取り外した。ボールバ
ルブにムシ押し付のポート接続部20を結合し、二酸化
炭素吸収装置21とした。
【0087】図3のように、ポート12a,12bの一
方12aに二酸化炭素発生装置17として二酸化炭素ボ
ンベを接続し、他方12bを開放して二酸化炭素を発生
する装置17から二酸化炭素を送気することにより、室
内ユニット6並びに接続管7部分を二酸化炭素に置換し
た。
【0088】その後、二酸化炭素発生装置17からの二
酸化炭素の送気を終了し、二酸化炭素発生装置17を接
続しなかった方のポート12bを閉鎖し、続いて二酸化
炭素吸収装置21をバルブ8aにあるポート12aに図
4のように接続した。次に、二酸化炭素吸収装置21の
バルブ23を開けて室内ユニット6と接続管7の二酸化
炭素をゼオライトに暴露させた。2分間暴露後、バルブ
23を閉じ、二酸化炭素吸収装置21を取り外した。そ
の後バルブ8a,8bを開いて室外ユニット5と接続管
7、室内ユニット6内に冷媒を流通させた。
【0089】その後3000時間連続運転を行ったのち
冷凍機油を取り出したが、冷凍機油の酸化劣化は観測さ
れず、冷凍機油の全酸価数も0.02mgKOH/gと
運転開始時における値(0.01mgKOH/g)とほ
とんど変わらない値であった。
【0090】(実施例5)室外ユニット5と室内ユニッ
ト6をそれぞれの据え付け位置に固定するとともに、こ
れらの間を接続管7で接続し、図1に示される様な冷凍
システムを構成した。ここで室外ユニット5内にはHF
C系冷媒が、室外ユニット5内の冷凍圧縮機1にはエス
テル系冷凍機油があらかじめ封入されている。このとき
室内ユニット6は空気で満たされており、その容量は約
1000cm3であった。
【0091】次に、二酸化炭素吸収装置21を以下のよ
うに作製した。窒素雰囲気下で内側をテフロンライニン
グした内容積100cm3のステンレス容器に20gの
水酸化カルシウム及び20gの塩化カルシウムを混合し
て保持させた。ステンレス容器22の口にボールバルブ
を取り付け、次にボールバルブに120L/minの排
気速度を有する真空ポンプをゴムホースを介して取り付
け、容器を1分間排気した。バルブを閉めた後に容器を
真空ポンプから取り外した。ボールバルブにムシ押し付
のポート接続部20を結合し、二酸化炭素吸収装置21
とした。
【0092】また、図3のように、ポート12a,12
bの一方12aに二酸化炭素発生装置17として二酸化
炭素ボンベを接続し、他方12bを開放して二酸化炭素
発生装置17から二酸化炭素を送気することにより、室
内ユニット6並びに接続管7部分を二酸化炭素に置換し
た。
【0093】その後、二酸化炭素発生装置17からの二
酸化炭素の送気を終了し、二酸化炭素発生装置17を接
続しなかった方のポート12bを閉鎖し、続いて二酸化
炭素吸収装置21をポート12aに図4のように接続し
た。次に、二酸化炭素吸収装置21のバルブ23を開け
て室内ユニット6と接続管7の二酸化炭素を水酸化カル
シウムと塩化カルシウムの混合物に暴露させた。30分
間暴露後、バルブ23を閉じ、二酸化炭素吸収装置21
を取り外した。さらにポート12aにシールキャップを
つけ、その後バルブ8a,8bを開いて室外ユニット5
と配管7、室内ユニット6内に冷媒を流通させることで
施工を完了した。
【0094】その後3000時間連続運転を行ったのち
冷凍機油を取り出したが、冷凍機油の酸化劣化は観測さ
れず、冷凍機油の全酸価数も0.02mgKOH/gと
運転開始時における値(0.01mgKOH/g)とほ
とんど変わらない値であった。
【0095】(実施例6)室外ユニット5と室内ユニッ
ト6をそれぞれの据え付け位置に固定するとともに、こ
れらの間を接続管7で接続し、図1に示される様な冷凍
システムを構成した。ここで室外ユニット5内にはHF
C系冷媒が、室外ユニット5内の冷凍圧縮機1にはエス
テル系冷凍機油があらかじめ封入されている。このとき
室内ユニット6は空気で満たされており、その容量は約
1000cm3であった。
【0096】次に、図10のような二酸化炭素発生装置
と二酸化炭素吸収装置を一体化した装置24を以下のよ
うに作製した。窒素雰囲気下で内容積100cm3のス
テンレス容器22にエポキシ化合物の一種であるフェニ
ルグリシジルエーテル20g(0.133mol)、二
酸化炭素の固定化反応のための反応触媒として、塩化亜
鉛0.36g(0.0023mol)、テトラブチルアン
モニウムブロマイド3.43g(0.0107mol)を
入れて保持させた。容器出口にボールバルブ23を取り
付けるとともに、ボールバルブ23に120L/min
の排気速度を有する真空ポンプをゴムホースを介して取
り付け、容器内部を1分間排気した。バルブを閉めた後
に容器を真空ポンプから取り外した。
【0097】さらに、バルブ19を有する大気圧換算5
000cm3の二酸化炭素を充填したボンベ18と前記
ボールバルブ23付のステンレス容器22をステンレス
管で結合して一体化した。
【0098】先端にムシ押し付のポート接合部20を結
合し、二酸化炭素発生装置と二酸化炭素吸収装置を一体
化した装置24とした。
【0099】図5のように、ポート12aに二酸化炭素
発生装置と二酸化炭素吸収装置を一体化した装置24を
接続し、バルブ8bと接続管7との接続をリークするよ
うに緩めた状態でバルブ19を開いて二酸化炭素を送気
し、室内ユニット6並びに接続管7部分を二酸化炭素に
置換した。バルブ19を閉じて二酸化炭素の送気を終了
し、バルブ8bと接続管7との接続を完全に行い、続い
てバルブ23を開け30分間暴露後、バルブ23を閉
じ、ポート12aから二酸化炭素発生装置と二酸化炭素
吸収装置を一体化した装置24を取り外した。ポート1
2aにはシールキャップをつけ、バルブ8a、8bを開
いて室外ユニット5と接続管7、室内ユニット6内に冷
媒を流通させた。
【0100】その後3000時間連続運転を行ったのち
冷凍機油を取り出したが、冷凍機油の酸化劣化は観測さ
れず、冷凍機油の全酸価数も0.02mgKOH/gと
運転開始時における値(0.01mgKOH/g)とほ
とんど変わらない値であった。
【0101】[比較例]室外ユニットと室内ユニットを
それぞれの据え付け位置に固定するとともに、これらの
間を接続管で接続し、実施例1と同様の冷凍システムを
構成した。ここで室外ユニット内にはHFC系冷媒が、
室外ユニット内の冷凍圧縮機にはエステル系冷凍機油が
あらかじめ封入されている。このとき室内ユニットは空
気で満たされており、その容量は約1000cm3であ
った 。
【0102】次に、バルブ8a,8bを開いて室内ユニ
ットと室外ユニットを開通させた。その後3000時間
連続運転を行ったのち冷凍機油を取り出したが、冷凍機
油は黄変しており冷凍機油の劣化が進行していた。
【0103】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明のうちで請求項1に記載の発明によれば、ゼオライ
トを吸着剤として保持する空気吸収装置を冷凍システム
の一部に取り付け、冷凍システム内の空気を吸収するよ
うにしたので、従来のように真空ポンプを稼働させる必
要がないばかりか、冷媒が大気中に逃げることもないの
で環境にやさしく、かつ、冷凍サイクル中に空気が残存
しないので冷凍サイクルの劣化を防止することができ
る。
【0104】また、ゼオライトの平均細孔径を0.4n
mよりも大きくしたので、室内ユニット内水分による空
気の吸着速度の低下を防止することができる。
【0105】また、請求項2に記載の発明によれば、空
気吸収装置に保持されたゼオライトの量を室内ユニット
と接続管に存在する空気量1000cmあたり20g
としたので、脱気速度を速くすることができる。
【0106】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
室内ユニットまたは接続管の内部を二酸化炭素で置換す
るとともに、二酸化炭素吸収装置を冷媒の循環径路に対
して枝状に取り付け、冷凍システム内の二酸化炭素を吸
収するようにしたので、従来のように真空ポンプを稼働
させる必要がないばかりか、冷媒が大気中に逃げること
もないので環境にやさしい施工が可能となる。また、冷
凍サイクル中に空気が残存しないので冷凍サイクルの劣
化を防止することができる。
【0107】また、請求項4に記載の発明によれば、二
酸化炭素吸収装置にゼオライトを保持させたので、室温
で二酸化炭素を効率よく吸収できるとともに、繰り返し
使用することができる。
【0108】また、請求項5に記載の発明によれば、ゼ
オライトの平均細孔径を0.4nmよりも大きくしたの
で、室内ユニット内水分による空気の吸着速度の低下を
防止することができる。
【0109】また、請求項6に記載の発明によれば、二
酸化炭素吸収装置に水酸化カルシウムと塩化カルシウム
を保持させたので、二酸化炭素を水酸化カルシウムで除
去するとともに、反応生成物である水を塩化カルシウム
で除去することができる。
【0110】また、請求項7に記載の発明によれば、二
酸化炭素吸収装置にエポキシ化合物を保持させたので、
二酸化炭素を効率よく吸収することができるとともに取
り扱いが容易である。
【0111】
【0112】
【0113】
【0114】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で用いる冷凍システムの概略図であ
る。
【図2】 本発明にかかる冷凍システムの施工方法を示
しており、施工時に空気吸収装置を接続した冷凍システ
ムの概略図である。
【図3】 本発明にかかる冷凍システムの別の施工方法
を示しており、施工時に二酸化炭素発生装置を接続した
冷凍システムの概略図である。
【図4】 図3に示される二酸化炭素発生装置を取り外
した後、二酸化炭素吸収装置を接続した冷凍システムの
概略図である。
【図5】 本発明にかかる冷凍システムの更に別の施工
方法を示しており、施工時に二酸化炭素発生装置と二酸
化炭素吸収装置を一体化した装置を接続した冷凍システ
ムの概略図である。
【図6】 本発明にかかる冷凍システムの更に別の施工
方法を示しており、施工時に不活性気体発生装置を接続
した冷凍システムの概略図である。
【図7】 本発明にかかる冷凍システムの更に別の施工
方法を示しており、施工時に不活性気体凝縮捕集装置を
接続した冷凍システムの概略図である。
【図8】 本発明にかかる冷凍システムの概略構成図で
ある。
【図9】 図2の冷凍システムにおいて、室内ユニット
の前後にバルブを取り付けた場合の概略図である。
【図10】 図5に示される二酸化炭素発生装置と二酸
化炭素吸収装置を一体化した装置の概略図である。
【符号の説明】
1 冷凍圧縮機 2a,2b 熱交換器 3 冷媒流量制御部 4 配管 5 室外ユニット 6 室内ユニット 7 接続管 8a,8b 三方バルブ 9a,9b 結合部 10 四方弁 11 アキュムレータ 12a,12b ポート 13 空気吸収装置 14 ゼオライトを充填した容器 15 バルブ 16 ポート接合部 17 二酸化炭素発生装置 18 二酸化炭素を発生もしくは生成物質を充填した容
器 19 バルブ 20 ポート接合部 21 二酸化炭素吸収装置 22 二酸化炭素吸収物質を充填した容器 23 バルブ 24 二酸化炭素発生装置と二酸化炭素吸収装置を一体
化した装置 25 不活性気体送気装置 26 不活性気体を充填した容器 27 バルブ 28 不活性気体凝縮捕集装置 29 バルブ 30 二方バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 啓造 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 川上 哲司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 園田 信雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−159004(JP,A) 特開 平3−70953(JP,A) 特開 平7−120111(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 43/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍圧縮機と熱交換器を有する室外ユニ
    ットと、冷凍空調がなされる部位に設置される熱交換器
    を有する室内ユニットを備えた冷凍システムの施工方法
    において、 予め冷媒が封入された上記室外ユニットと上記室内ユニ
    ットを接続管で結合し、上記室外ユニットと上記室内ユ
    ニットと上記接続管の途中のいずれかに細孔径の平均が
    0.4nmよりも大きいゼオライトを吸着剤として保持
    する空気吸収装置を配して空気を除去し、その後該空気
    吸収装置を上記冷凍システムから切り離し、上記室外ユ
    ニットから上記冷凍システム全体に冷媒を循環させるこ
    とを特徴とする冷凍システムの施工方法。
  2. 【請求項2】 上記空気吸収装置に保持されたゼオライ
    トの量を上記室内ユニットと上記接続管に存在する空気
    量1000cm3あたり20g以上とした請求項1に記
    載の冷凍システムの施工方法。
  3. 【請求項3】 冷凍圧縮機と熱交換器を有する室外ユニ
    ットと、冷凍空調がなされる部位に設置される熱交換器
    を有する室内ユニットを備えた冷凍システムの施工方法
    において、 予め冷媒が封入された上記室外ユニットと上記室内ユニ
    ットを接続管で結合し、上記室内ユニットまたは上記接
    続管の内部を二酸化炭素で置換し、上記室外ユニットと
    上記室内ユニットと上記接続管の途中のいずれかに二酸
    化炭素吸収装置を冷媒の循環経路に対して枝状に配して
    二酸化炭素を除去し、その後該二酸化炭素吸収装置を上
    記冷凍システムから切り離し、上記室外ユニットから上
    記冷凍システム全体に冷媒を循環させることを特徴とす
    る冷凍システムの施工方法。
  4. 【請求項4】 上記二酸化炭素吸収装置にゼオライトを
    保持させた請求項3に記載の冷凍システムの施工方法。
  5. 【請求項5】 前記ゼオライトが、細孔径の平均が0.
    4nmよりも大きいゼオライトであることを特徴とする
    請求項4に記載の冷凍システムの施工方法。
  6. 【請求項6】 上記二酸化炭素吸収装置に水酸化カルシ
    ウムと塩化カルシウムを保持させた請求項3に記載の冷
    凍システムの施工方法。
  7. 【請求項7】 上記二酸化炭素吸収装置にエポキシ化合
    物を保持させた請求項3に記載の冷凍システムの施工方
    法。
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