JP3341481B2 - 流体分岐ブロックおよびその製造方法 - Google Patents

流体分岐ブロックおよびその製造方法

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JP3341481B2 JP21978194A JP21978194A JP3341481B2 JP 3341481 B2 JP3341481 B2 JP 3341481B2 JP 21978194 A JP21978194 A JP 21978194A JP 21978194 A JP21978194 A JP 21978194A JP 3341481 B2 JP3341481 B2 JP 3341481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板を成形して、複数
の平板を接合して構成される流体分岐ブロックとその製
造方法に関するものであり、特に、利用分野として、冷
媒流路,該冷媒流路を備えた熱交換器,該熱交換器を備
えた空気調和機と冷凍機もしくは冷凍サイクルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術には,例えば図27に示した
実開昭50−142570号,図28に示した特開昭5
3−56745号,図29に示した実開昭54−278
00号がある。これらの技術は冷媒流路を凹凸成形した
平板を接合して熱交換器用の冷媒分岐ブロックに相当す
る部品を実現するものである。しかしながら,これらの
技術では,冷媒流路を凹凸成形した平板同士の接合の信
頼性が低く,接合面に欠陥が発生する点が実用上の障害
となっていた。これは,冷媒流路を平板に凹凸成形した
際に平板の平面度が劣化するため,2枚の平板を重ね合
わせた際に,ギャップが生じることによる。ロウ付けで
の接合では2枚の板のギャップが小さいほど,ロウ付け
欠陥が発生する確率は小さくなる。そこで,ギャップを
小さくするためには従来の技術では冶具等で接合する部
材を仮固定しなければならないため,量産性の点で劣
り,安価で生産するのが困難であった。また,冷媒流路
を凹凸成形した平板を重ね合わせて溶接すると,溶接熱
で接合した部材が歪み,形状誤差が大きくなり,連結す
る熱交換器や他の冷凍サイクルを構成する部品と組立が
困難になる点が問題であった。
【0003】また,図30に示した実開昭58−189
4号の技術を冷凍空調機用の冷媒分岐ブロックとして用
いるには,該発明が提供する部材とこれに連結する管と
の接合部で問題があった。該発明では,円形断面の流体
移送路を凹凸成形で実現するため,半円形断面を各々の
平板に施した平板を接合している。凹凸成形の立ち上が
り部は,プレス成形の際に平板の立ち上がり部分が切れ
るのを防ぐために,緩やかに立ち上がる様に成形する。
したがって,2つの半円形断面を合わせた断面は,接合
部が***の様にくさび形となる。したがって,連結する
部材を挿入した該発明が提供する部材とのギャップが大
きくロウ付けの欠陥が発生する確率が高くなる点が問題
であった。さらに,3分岐以上を行う際は流入してきた
管に対向する分岐部にはよく流体が流れるが,静水圧分
布が周縁の分岐部に行くほど低下することから,均等に
分岐させることが困難であった。
【0004】さらに上記従来発明の冷媒分岐ブロックを
備えたフィンアンドチュ−ブの熱交換器の複数のパスに
並行に冷媒を流しても,この分岐の不均一により,各パ
スに流れる冷媒流量と乾き度が異なるため,各パスを通
過した後の冷媒の状態が異なる。従って,製造される熱
交換器の熱交換性能は設計値より劣り,この点が問題に
なっていた。
【0005】図31に示した特開平6−137478号
の従来技術では,冷媒流路に該当する部分に離型剤を塗
布して,2枚の板を接合した後に,内圧を加えて膨出し
て所定の形状を得るものである。
【0006】しかし,この接合方法で用いる離型剤は冷
凍サイクルでの実用運転を行っている間に剥離する可能
性があるため,冷凍サイクルの該発明の提供する部材の
前後にストレーナを設ける必要があり,安価に供給でき
ない点に問題があった。さらに,膨出させた冷媒配管は
2枚の板の接合部がくさび形状をしている。したがっ
て,該当する部材に内圧を加えると,くさび部から接合
部がしだいに押し広げられ,接合面が剥離し易い点が問
題であった。また,2枚の板の接合部がくさび形状をし
ているため,くさび部分で冷媒がよどみ,結果として圧
力損失が存在する冷媒配管となる点に問題があった。さ
らに,加圧成形するための高圧水を注入する口をこじ開
ける必要があるため,係る冷媒配管の生産性が低い点が
問題であった。
【0007】図32に示した特開平4−98055号,
ならびに図33に示した特開平4−98056号,なら
びに図34に示した特開平4−148167号の従来技
術では,分岐管内部での冷媒がよどむ空間が存在するた
め,冷媒が均等に分岐されないという問題があった。従
来技術は冷媒が流入する管と流出する管との中間に冷媒
の滞留する空間を設け,冷媒分岐を促進するとしてい
る。しかし,該発明が対象としている気相と液相が混合
した2相流の冷媒を分岐する場合は冷媒の滞留部を設け
ると冷媒の流速が低下し,液相と気相の冷媒が分離す
る。したがって,該発明の提供する部材の取付姿勢が多
少傾いただけで,液相が多い冷媒が流出する管と気相が
多い冷媒が流出する管が存在し,熱交換器に流入する冷
媒の乾き度の分散が大きくなり,熱交換器が所定の能力
を得られない点が問題であった。また,該発明の様に流
入する管や流出する管の一部を絞ったり,切り欠きを一
部に設けた構造では,逆サイクル運転をした際に,冷媒
の流路抵抗として機能するため,冷媒の圧力損失が生
じ,この場合も空気調和機としての所定の能力を維持す
ることが困難となる点が問題であった。
【0008】図32に示した実開昭59−139592
号の従来技術ではロウ付けする前のかしめ工程の信頼性
が問題となっていた。すなわち,該発明ではかしめ工程
のために一方の平板には凹部を設け,これに対向するよ
うにもう一方の平板に凸部を設けている。しかし,凹部
に凸部を嵌合する程度のかしめでは,ロウ付け工程での
昇温過程での締め付け力が低下し,2枚の平板の間にギ
ャップが生じ,ロウ付け部に欠陥が発生する点が問題と
なっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
技術を鑑み,以下の課題を解決するものである。
【0010】第1の課題は,冷媒流路を凹凸成形した平
板同士を接合して実現する冷媒分岐ブロックであって,
平板の接合の信頼性が高く,かつ接合面に欠陥が発生す
る確率が低い,冷媒分岐ブロックの構造および製造方法
である。
【0011】第2の課題は,冷媒流路を凹凸成形した平
板同士を接合して実現する冷媒分岐ブロックであって,
平板の接合後に該部材の変形が小さく,連結する熱交換
器や他の冷凍サイクルを構成する部品と組立が容易とな
る,冷媒分岐ブロックの構造および製造方法である。
【0012】第3の課題は,冷媒流路を凹凸成形した平
板同士を接合したことにより実現する従来発明が提供す
る部材と,連結する管とのギャップが大きいために発生
するロウ付けの欠陥を抑制する,冷媒分岐ブロックの構
造および製造方法である。
【0013】第4の課題は,冷媒流路を凹凸成形した平
板同士を接合して実現する冷媒分岐ブロックであって,
冷媒がよどむ空間が小さく,かつ冷媒を均等に分岐させ
る冷媒分岐ブロックの構造および製造方法である。
【0014】第5の課題は,冷媒流路を凹凸成形した平
板同士を接合して実現する冷媒分岐ブロックであって,
流路内面に異物が残留しない冷媒分岐ブロックの構造お
よび製造方法である。
【0015】第6の課題は,冷媒流路を凹凸成形した平
板同士を接合して実現する冷媒分岐ブロックであって,
接合面が剥離に対して十分な強度を有する冷媒分岐ブロ
ックの構造および製造方法である。
【0016】第7の課題は,冷媒流路を凹凸成形した平
板同士を接合して実現する冷媒分岐ブロックであって,
流路抵抗が小さく,かつ圧力損失が小さい冷媒分岐ブロ
ックの構造および製造方法である。
【0017】第8の課題は,冷媒流路を凹凸成形した平
板同士を接合して実現する冷媒分岐ブロックであって,
ロウ付け工程での昇温過程で,締め付け力が低下しない
2枚の平板仮固定構造である。
【0018】第9の課題は,設計した熱交換機の性能と
製造した熱交換機の性能を一致させることにより冷凍サ
イクルの性能を向上することである。
【0019】本発明は,上記9つの課題を解決するもの
であり,冷凍空調機等に用いられる冷媒分岐ブロックを
取付姿勢によらず冷媒分岐性能への影響が小さく,内部
での圧力損失の小さいものとし,安価かつ信頼性が高い
ものとして供給し,冷凍サイクルの性能を向上すること
を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに,本発明は以下の手段を有する。
【0021】平板の接合の信頼性が高く,かつ接合面に
欠陥が発生する確率が低く,かつ流路抵抗が小さく,圧
力損失が小さい冷媒分岐ブロックの構造および製造方法
を提供するために,冷媒流路の断面形状は半円形の断面
を有し,かつ円柱をその軸に平行な面で切断したような
ドーム状とし,ドーム状の冷媒流路もしくはバーリング
を形成したいずれか一方もしくは両方の平板の接合面
に,任意の高さでかつ高さが均一な微少な突起を複数設
けた。
【0022】流路内面に異物が残留しない様にするため
と,接合面が剥離に対して十分な強度を有するためと,
平板の接合後に該部材の変形が小さく,連結する熱交換
器や他の冷凍サイクルを構成する部品と組立が容易とな
るようするために,雰囲気炉中内でのろう付けにより接
合した。
【0023】連結する管とのギャップが大きいために発
生するロウ付けの欠陥を抑制するために接合する平板に
バーリングを設け,ここに管を圧入して平板の接合と同
時に管も接合した。
【0024】冷媒がよどむ空間が小さく,かつ冷媒を均
等に分岐させるために,ドーム状の冷媒流路において,
垂直に冷媒が衝突する部分には,接合面方向に半球面状
の突起を設けた。
【0025】ロウ付け工程での昇温過程で,締め付け力
が低下しないようにするために,該平板とろう材を複数
枚重ね合わせた後,接合面と反対方向から,前記微少突
起部を前記穴もしくは凹部に押し込むようにしてかしめ
る構造とした。
【0026】さらに,上記手段による冷媒分岐ブロック
もしくは上記手段による冷媒分岐ブロックと電動膨張弁
とを熱交換機に備えた冷凍サイクルとした。
【0027】
【作用】冷媒流路の断面形状は半円形の断面を有し,か
つ円柱をその軸に平行な面で切断したようなドーム状と
し,ドーム状の冷媒流路もしくはバーリングを形成した
いずれか一方もしくは両方の平板の接合面に,任意の高
さでかつ高さが均一な微少な突起を複数設けたので,接
合時のギャップが保証され,信頼性の高いものとなる。
また,ドーム状の冷媒流路ならびにバーリングを設けた
ので,圧力損失が小さくなる。
【0028】連結する管とのギャップが大きいために発
生するロウ付けの欠陥を抑制するために接合する平板に
バーリングを設け,ここに管を圧入して平板の接合と同
時に管も接合したために,連結する管が予め信頼性高く
接合された部材として供給できる。
【0029】ドーム状の冷媒流路において,垂直に冷媒
が衝突する部分には,接合面方向に半球面状の突起を設
けたので,冷媒がよどむ空間が小さくなり,冷媒を均等
に分岐できる。
【0030】平板とろう材を複数枚重ね合わせた後,接
合面と反対方向から,前記円柱状の微少突起部を前記穴
もしくは凹部に押し込むようにしてかしめるので,かし
め力が大きく働き,ろう付けギャップが保証された信頼
性の高いろう付けが実現できる。
【0031】本発明では接合に用いるろう材以外の部材
を用いないので,冷媒流路内面に異物が残留せず,冷媒
分岐ブロックを用いた冷凍サイクルの構造を簡素化で
き,かつ安価で供給できる。
【0032】ろう付けによるフィレットが接合面に形成
されるため,冷媒分岐ブロックの接合面の引き剥がし強
度が高くなり,かつ圧力損失が小さい冷媒流路断面とな
る。さらにかかる冷媒分岐ブロックは,フィンアンドチ
ュ−ブの熱交換器の複数のパスに並行に冷媒を流して
も,各パスに流れる冷媒流量と乾き度が均一なため,各
パスを通過した後の冷媒の状態が均一となるため,製造
される熱交換器の熱交換性能は設計値とほぼ同一とな
り,冷凍サイクルの性能が向上する。
【0033】
【実施例】以下本発明に係る冷媒分岐ブロックの実施例
を図を用いて説明する。
【0034】図1は本発明の冷媒分岐ブロックの第1の
実施例である。本実施例は,オーバープレート2,ブレ
ージングシート3,アンダープレート4,流入管5,流
出管6から構成されている。オーバープレート2とアン
ダープレート4には,プレス等で冷媒流路に相当する凹
凸が成形されている。本実施例では,流入管5と流出管
6のいずれも,冷媒分岐ブロックを構成する凹凸成形を
施した一方の平板(図ではオーバープレート2)に圧入
されている。
【0035】図2は,図1で示した冷媒分岐ブロックの
展開図であり,構成する部品を示している。オーバープ
レート2には,かしめ穴2aとオーバープレートバーリ
ング部2bがプレス成形等により設けられている。ブレ
ージングシート3には抜き穴3a,ブレージングシート
バーリング部3bが設けられている。アンダープレート
4には,ギャップ保証ダボ4aと,冷媒流路4bが設け
られている。ここで,オーバープレート2とブレージン
グシート3とアンダープレート4を重ね合わせた時に,
オーバープレートバーリング部2bとブレージングシー
トバーリング部3bと十文字形状の冷媒流路4bの先端
部は,全てが重なり合うように配置されている。同様に
かしめ穴2aと抜き穴3aとギャップ保証ダボ4aも,
全てが重なり合うように,配置されている。
【0036】図3は図1に示した冷媒分岐ブロック1を
I−I’の線で切断した場合の断面を示したものであ
る。ブレージングシート3は,ブレージングシートバー
リング部3bの外面がオーバープレートバーリング2b
の内面に接するような形態で,オーバープレート2に挿
入されている。流入管5と流出管6は,いずれもその外
面がブレージングシートバーリング部3bの内面に接す
るように挿入されている。流入管5から入った冷媒はア
ンダープレート4の冷媒流路4bの壁に衝突して,分散
する。この時,図2に示したように冷媒流路4bは十文
字形状であるので,分散した冷媒はこの十文字の溝に沿
って流れ,冷媒流路R部4b1でその流線が滑らかに9
0度曲げられ,流出管6へと導かれる。
【0037】図41は図1に示した冷媒分岐ブロック1
のI−Ι’断面の1実施例を示したものである。この実
施例では冷媒分岐ブロック1を構成する部材であるオー
バープレート2とアンダープレート4の各々の接合面に
面取り50が設けられている。この面取り50は接合面
から外周の切断面に向かって設けてある。この面取り5
0はオ−バ−プレ−ト2ならびにアンダ−プレ−ト4を
一旦プレス成形した後機械加工で施しても良いし、プレ
ス成形する際に金型で施しても構わない。オ−バ−プレ
−ト2ならびにアンダ−プレ−ト4の面取り50のある
面を合わせて接合すると,ブレ−ジングシ−ト3は溶融
して,フィレット18が形成される。このフィレット1
8は面取り50を設けたことにより,ろう材が濡れやす
くなって形成されるものである。このフィレット18は
全周に渡って確実に形成される。このフィレット18は
接合強度の向上に対する寄与よりは,冷媒分岐ブロック
の内部の冷媒が外部へ洩れるのを防ぐシ−ルとして寄与
する効果が大きい。従って,面取り50を接合面に設け
ることにより,オ−バ−プレ−ト2ならびにアンダ−プ
レ−ト4の接合の信頼性を高められる。
【0038】図4は,図1の冷媒分岐ブロックの製造工
程の概要を示したものである。冷媒分岐ブロック1は,
構成部品を成形・加工する工程と構成部品同士を結合す
る工程から成っている。先ず構成部品を成形・加工する
工程としては,オーバープレート成形工程7,アンダー
プレート成形工程8,ブレージングシート成形工程9,
流入管5と流出管6の切断工程10がある。また,構成
部品同士を結合する工程としては,挿入工程11,流入
・流出管圧入工程12,反転工程13,仮組かしめ工程
14,炉中ろう付け工程15から成る。
【0039】図5にオーバープレート成形工程7の詳細
を示す。尚,この図5に示した工程はオーバープレート
2の成形とブレージングシート3の成形に共通である。
図5の(イ)は,成形前の平板を示している。次に図5
(ロ)に示すように,この平板にオーバープレートバー
リング部2bに相当する箇所に穴を設け,かしめ穴2a
をプレスで設ける。次に図5(ハ)に示すように穴の周
辺部の板をたち上げて,オーバープレートバーリング部
2bを形成する。この図5に示した一連の工程は,各々
独立した金型を用いて実現してもよいし,順送の金型を
用いて実現しても構わない。
【0040】図4に示したアンダープレート成形工程8
の詳細を図6に示す。図6(イ)で用意された平板を,
次の図6(ロ)の工程でギャップ保証ダボ4aと冷媒流
路4bをプレス等により,形成する。
【0041】図4に示した挿入工程11の詳細を図7を
用いて説明する。図7(イ)では,既にブレージングシ
ートバーリング部3bと抜き穴3aが形成されたブレー
ジングシート3を既にオーバープレートバーリング部2
bとかしめ穴2aが形成されたオーバープレート2の垂
直上方に位置させた状態を示している。図7(ロ)に示
すように,ブレージングシート3をオーバープレート2
に対して鉛直下方に降下させ,挿入する。
【0042】図8に図4に示したパイプ圧入工程12の
詳細を示す。流入管5と流出管6の圧入は本図(イ)に
示すようにブレージングシートバーリング部3bが立ち
上がっている方向へ行う。本図(ロ)に示すように,パ
イプ圧入は流入管5および流出管6の一方の端面がブレ
ージングシート3の面と同一平面になるまで行う。
【0043】図9は図4の仮組かしめ工程14の詳細を
示したものである。図9(イ)は図4の反転工程13で
姿勢を変換した,オーバープレート2とブレージングシ
ート3と流入管5と流出管6が一体になった部材が,ア
ンダープレート4に対して,鉛直上方から下降してくる
模様を示している。この時,ギャップ保証ダボ4aとか
しめ穴2aと抜き穴3aの位置が合うように,仮組す
る。次に図9(ロ)に示したように,かしめる。このと
き,かしめダイス17をオーバープレート2に,かしめ
穴の箇所で密着させる。かしめポンチ16をアンダープ
レート4のギャップ保証ダボ4aの位置で鉛直方向に上
昇させる。次に図9(ハ)に示したようにかしめポンチ
16をアンダープレート4に押し込み,ギャップ保証ダ
ボ4aの肉をオーバープレート2のかしめ穴2aに押し
込み,かしめる。なお,かしめ作業は,かしめる箇所毎
に逐次行っても一括で行ってもよい。
【0044】図10に炉中ろう付け工程15の詳細を示
す。図10(イ)に示すように炉中ろう付け前は,ブレ
ージングシート3は仮組かしめ工程14を終了した状態
となっている。図10(ロ)に炉中ろう付けを完了した
状態を示す。この状態では,ブレージングシート3が溶
融した後,凝固するためフィレット18が形成される。
本発明では,ブレージングシート3のブレージングシー
トバーリング部3bが溶融するため,フィレット18は
オーバープレートバーリング部2bの外縁より凹なる形
状となる。
【0045】図11は,図1に示した冷媒分岐ブロック
を図3に示したIII−III’により切断した断面を示した
ものである。本実施例では,炉中ロウ付け工程15でブ
レージングシート3が溶融し,オーバープレート2の表
面を濡らした後に,オーバープレート2に固着する。し
たがって,図11のように切断面からオーバープレート
2を観察すると,ブレージングシート3が完全にオーバ
ープレート2に固着していることがわかる。
【0046】冷媒分岐ブロックを構成するドーム状の冷
媒流路等の成形を施す平板が炭素鋼である場合は、ブレ
ージングシートを構成するろう材をC5191で代表さ
れるりん青銅とし、管をりん脱酸銅もしくは無酸素銅と
し、還元雰囲気中でろう付けにより平板を接合する。ま
た、冷媒分岐ブロックを構成するドーム状の冷媒流路等
の成形を施す平板がりん脱酸銅もしくは無酸素銅である
場合は、ブレージングシートを構成するろう材をC51
91で代表されるりん青銅、銀ろう、もしくはりん銅ろ
うとし、管をりん脱酸銅もしくは無酸素銅とし、還元雰
囲気中もしくは真空炉中でろう付けにより平板を接合す
る。
【0047】図12に本発明の第2の実施例を示した。
本実施例は図1に示した実施例とアンダープレート4の
冷媒流路4bの形状が異なるだけで,そのほかの構成部
品は共通である。本実施例では,アンダープレート4の
冷媒流路4bに球状突起4dを流入管5の方向に設けた
ことを特徴とする。本実施例の球状突起4dは冷媒流路
4bとオーバープレート2とで構成される空間の体積を
本発明の第1の実施例に比べて小さくできる。これによ
り,冷媒が滞留する空間の体積が減少するため,第1の
実施例より2相流の冷媒の分岐が均等に行える。また,
本実施例では流入管5により導かれた冷媒が球状突起4
dの表面を沿って流れ,なめらかに流線が90度曲げら
れるので,冷媒の圧力損失が小さくなり,空気調和機の
能力の向上が見込める。
【0048】以上述べた本発明の第1及び第2の実施例
では,アンダープレート4に設けた冷媒流路4bが十文
字形状であるために,4分岐の冷媒分岐ブロックになる
が,分岐させたい数に応じて,冷媒流路4bを任意の数
の放射状の形状とすればよい。
【0049】図13に本発明の第3の実施例を示した。
本実施例は本発明の第1及び第2の実施例と異なり,流
入管5はオーバープレート2に圧入されており,流出管
6はアンダープレート4に圧入されている。また,オー
バープレート2にも球状のドームが長円形に伸びた冷媒
流路が凸状に成形されている。
【0050】図14に図13に示した実施例の構成部品
の展開図を示す。オーバープレート2には,かしめ穴2
aと,流入管5を圧入するためのオーバープレートバー
リング部2bと,凸状の冷媒流路2cが設けられてい
る。ブレージングシート3にはぬき穴3aと,ブレージ
ングシートバーリング部3bと,ぬき穴3cが設けられ
ている。アンダープレート4には,ギャップ保証ダボ4
aとアンダープレートバーリング部4bと冷媒流路4c
が設けられている。本実施例では,オーバープレート2
とアンダープレート4と流出管6との接合のためにブレ
ージングシート3を用いる。また,オーバープレート2
と流入管5との接合にリングろう19を用いる。
【0051】図15に図13に示した実施例のIV−IV’
断面を示し,図16に図13に示した実施例のV−V’
断面を示す。先ず図15において,流入管5により導か
れた下方の向きに流れる冷媒は,冷媒流路4cの壁面に
衝突し,本図中の左右に2つの流れに分岐する。2つに
分岐した冷媒は冷媒流路4cの壁面に沿って流れ,冷媒
流路4cの終端で滑らかにその流線を90度曲げられ,
本図で上方への流れとなる。上方への向いた冷媒は冷媒
流路2cに衝突し,2つの流れに分岐する。この後,図
16において,冷媒は冷媒流路2cの壁面に沿って流
れ,冷媒流路2cの終端で滑らかにその流線を90度曲
げられ,下方の向きとなり,流出管6に導かれる。これ
により,本実施例では流入管5から入った冷媒は均等に
4分岐されて,流出管6より出ていく。
【0052】図17に図13に示した実施例の製造工程
の概要を示す。オーバープレート2はオーバープレート
成形工程7を経た後,切断工程10を経た流入管5を管
圧入工程131で圧入する。オーバープレート2と流入
管5が一体となった部材にリングろう挿入工程20でリ
ングろうを挿入する。ブレージングシート3はブレージ
ングシート成形工程9を経た後,アンダープレート成形
工程8を完了したアンダープレート4に,挿入工程11
で組み付ける。切断工程10を経た流出管6は管圧入工
程132で,ブレージングシート3ならびにアンダープ
レート4と一体化される。リングろう挿入工程20なら
びに管圧入工程132を経た,2つの部材は仮組かしめ
工程14で一体となり,炉中ろう付け工程15を経て,
冷媒分岐ブロックとなる。なお,図17に示した各工程
の詳細は,本発明の第1の実施例の製造工程の詳細と同
一であるので,詳細説明は割愛した。
【0053】図18と図19に本発明の第4の実施例を
示した。本実施例は,第3の実施例の構成部品のうち,
オーバープレート2に球状突起2dとアンダープレート
4に球状突起4dを設けたことを特徴とする。球状突起
2dならびに球状突起4dは,第2の実施例で説明した
ように,冷媒が滞留する空間の体積を減少させるため,
液相と気相の冷媒が分離することが少なくなり,2相流
の冷媒の分岐が均等に行うことに寄与する。また,分岐
の際に冷媒の流線が,なめらかに90度曲げられるの
で,冷媒の圧力損失が小さくなり,空気調和機の能力の
向上が見込める。
【0054】図20に本発明による部品を組み込んだ空
気調和機の外観を示す。空気調和機は,大きくは室内機
20と室外機21とから構成される。室外機21は,圧
縮機22と熱交換器23と制御機器24等から構成され
ている。
【0055】図21に本発明の第3もしくは第4の実施
例である冷媒分岐ブロック1を熱交換器23に取り付け
た外観を示す。冷媒分岐ブロック1は導かれた冷媒を4
分岐して熱交換器23に導き,熱交換器23から出てき
た冷媒を合流する機能を果たす。本発明の第1および第
2の実施例でも流入管5と流出管6の向きに応じて,熱
交換器23に組み付ければ良く,第3および第4の実施
例と機能上の差はない。
【0056】図22に本発明の第5の実施例を空気調和
機の室内機20に組み込んだ様子を示す。本実施例の冷
媒分岐ブロック26は熱交換器25に取り付く部品であ
る。
【0057】図23に冷媒分岐ブロック26を図22の
VIの方向から見た様子を示す。オーバープレート31に
は,オーバープレートバーリング部28と冷媒Uターン
流路30,冷媒流路31b1,冷媒流路31b2,冷媒
Uターン流路31b3が設けてある。オーバープレート
バーリング部には冷凍サイクルの他の部品との接合用の
つなぎ管29が圧入してある。
【0058】図24に図23の第5の実施例をVIの反対
方向,すなわち熱交換器25の側から見た様子を示す。
冷媒分岐ブロック26のアンダープレート32には,ア
ンダープレートバーリング部34が設けられ,熱交換器
25との連絡管33が圧入されている。
【0059】図25に図23に示した冷媒分岐ブロック
26をVII−VII’の断面で切った断面図を示す。オーバ
ープレート31には冷媒流路31b1や冷媒流路31b
2に代表される冷媒流路が複数成形されている。つなぎ
管29は,ブレージングシートバーリング部35aに接
するように圧入されている。つなぎ管29により導かれ
た冷媒はアンダープレート32に設けた冷媒流路32b
の球状ドームの部分で流れが90度曲げられ,さらにも
う1度球状ドームの部分で流れが90度曲げられ,冷媒
流路31b1に入る。なお,本実施例の製造工程の概要
は図17に示した冷媒分岐ブロック1の製造工程と同一
となる。
【0060】図26は,図23に示した第5の実施例を
VIII−VIII’の断面で切った断面図を表す。冷媒は熱交
換器25から連絡管33により冷媒Uターン流路31b
3に入る。ここでも,前記したよう冷媒の流れの向きが
変換され,もう一方の連絡管33を通過して,熱交換器
25に入る。従って,本図に示した部分は冷媒のUター
ン回路として機能する。
【0061】前記した冷媒分岐ブロック26を使用すれ
ば、熱交換器25に取り付けられて、冷媒の分岐、合
流、Uターンを行なう流路を含んでいて、熱交換器25
より突出した寸法が20mm以下に押さえることができ
る。
【0062】図36は,図20に示した本発明による部
品を組み込んだ空気調和機の冷凍サイクルの系統を示し
たものである。なお,本図では空気調和機を暖房運転状
態で供した場合を表しているが,冷房運転状態でも冷媒
の流れが反対となる以外は変わらない。暖房運転状態で
は,圧縮機22から出た冷媒は,4方向弁48を通り,
室内機20の熱交換器25に入る。この場合の冷媒の流
れは,矢印49の向きである。本図には熱交換器25な
らびに熱交換器23と大気との熱交換を促進するための
大気の流れを矢印40ならびに矢印47で示した。大気
と熱交換した冷媒は室外機21に一旦入り,電動膨張弁
46に入り,ここで減圧されて気液2相流となり,冷媒
分岐ブロック1に入る。ここで,冷媒は均等に4分割さ
れて,再度室外機21の熱交換器23に入る。熱交換器
23で大気と熱交換した冷媒は,冷媒分岐ブロック1で
合流されて,4方向弁48を介して,圧縮機22へと戻
る。
【0063】図37は,凝縮器の説明図であり,本発明
による冷媒分岐ブロック1を熱交換器23に取り付けた
実施例を示す。本実施例では冷媒分岐ブロック1が図1
3に示したものとは天地が逆になって取り付けられてい
る。本実施例では冷媒分岐ブロック1と電動膨張弁46
が連結された一塊となっている。これにより,図36の
冷凍サイクルの暖房運転状態で電動膨張弁46で気液2
相流になった冷媒は,気相と液相が分離することなく冷
媒分岐ブロック1に導かれる。これは,本図に示したよ
うに,電動膨張弁46と冷媒分岐ブロック1とを一塊と
したことによる効果であり,電動膨張弁46と冷媒分岐
ブロック1との連結部分の長さが短いほど完全な気液2
相流を移送できる。
【0064】図38に図37に示した電動膨張弁46と
冷媒分岐ブロック1とを一塊として,その塊の姿勢を0
°,15°,45°,90°と変えて冷媒分岐の様子を
調べた実験の条件を示す。本実験では,液相の冷媒を電
動膨張弁46で気液2相にし,冷媒分岐ブロック1で4
つに分岐した。なお,本実験で言うところの角度とは,
角度0°のとき,冷媒分岐ブロック1に流入する冷媒の
流れが鉛直下方を向いた状態を言う。
【0065】図39に図38に示した実験条件で,冷媒
分岐ブロック1を出た後の冷媒の乾き度の分布の測定結
果を示す。また,図40に図38に示した実験条件で,
冷媒分岐ブロック1を出た後の冷媒の流量の分布の測定
結果を示す。図39ならびに図40に示した実験結果は
同一の条件で同時に測定したものである。なお,この実
験で分岐する前に電動膨張弁46に流入する冷媒の流量
は69[kg/h]である。図39,ならびに図40に
あるパイプ(5)等の名称は4本の流出管6を識別する
ためにつけた便宜上のものである。
【0066】図39に示した乾き度の分布の測定結果で
は,4本の流出管6直後の冷媒の乾き度バラツキが最も
大きいのは角度45°の場合である。この時の乾き度の
最大は,0.17(パイプ(5))であり,最少0.0
6(パイプ(8))であり,その差は,0.11であ
る。その他の角度では乾き度の最大と最少の差が0.0
6程度である。
【0067】図40に示した流量の分布では,各々の流
出管で流量が25%になれば,均一に分岐されたことに
なる。図40の結果では,最大で25.5%(図中のパ
イプ(5))であり,最少で24%(図中のパイプ
(8))であるから,差が1.5%程度であり,ほぼ均
等に分岐する。
【0068】従って,図36に示したような冷凍サイク
ルの系統で,図37に示した実施例のように冷媒分岐ブ
ロック1と電動膨張弁46を取り付けた,冷凍空調機で
は熱交換器23の各パスにほぼ均等な流量かつ均一な乾
き度の冷媒を供給できる。
【0069】さらに,電動膨張弁46と冷媒分岐ブロッ
ク1との塊の姿勢を変えても,冷媒の乾き度と流量の分
布のバラツキは大きく変化しない。したがって,空気調
和機の設計上この塊の姿勢を任意とできるので,空気調
和機の内部のデッドスペ−スを小さくでき,機器を小形
化できる。
【0070】本発明によれば,従来技術による冷媒分岐
ブロックを熱交換器23に取り付けた空気調和機に比べ
て,冷媒分岐が均等になるので,設計上の冷暖房能力と
製造上の冷暖房能力の差が小さくなる。すなわち,本発
明の冷媒分岐ブロック1を備えた空気調和機は,従来技
術の冷媒分岐ブロックを備えた空気調和機より,冷暖房
能力が大きくなる。
【0071】以上述べた本発明の実施例では,かしめ穴
2aと抜き穴3aを備えたオ−バ−プレ−ト2ならびに
アンダ−プレ−ト4を接合して冷媒分岐ブロック1を構
成したが,例えばかしめ穴2aが接合面側に突出した凸
部であって,抜き穴3aが接合面側に凹であって,かし
めの実施もしくは実施されなくても,本発明の効果は変
わらない。
【0072】図42に本発明の冷媒分岐ブロックの第6
の実施例を示す。本実施例ではオ−バ−プレ−ト2の外
形がアンダ−プレ−ト4の外形より小さい。ブレ−ジン
グシ−ト3の外形はオ−バ−プレ−ト2の外形より大き
く,アンダ−プレ−ト4の外形より小さい。従って,例
えば図17に示したような製造工程を経て,オ−バ−プ
レ−ト2とアンダ−プレ−ト4が接合された場合,ブレ
−ジングシ−ト3は溶融し,フィレット18の裾野がア
ンダ−プレ−ト4の接合面に形成される。
【0073】図43に図42に示した実施例のIX−IX’
断面図を示す。この図にも示したように,オ−バ−プレ
−ト2の外形がアンダ−プレ−ト4の外形より小さく,
ブレ−ジングシ−ト3の外形はオ−バ−プレ−ト2の外
形より大きい。フィレット18はオ−バ−プレ−ト2の
外縁からアンダ−プレ−ト4の接合面に向かって裾野が
広がるように形成される。
【0074】図44に図42に示した実施例のX−X’
断面図を示す。この断面図でもフィレット18はオ−バ
−プレ−ト2の外縁からアンダ−プレ−ト4の接合面に
向かって裾野が広がるように形成されている。本実施例
では,オ−バ−プレ−ト2の外形とアンダ−プレ−ト4
の外形を意図的に違えることにより,オ−バプレ−ト2
の外縁を封止するようにフィレット18が形成されるた
め,冷媒分岐ブロック1の接合の信頼性が向上する。さ
らにこのフィレット18が外観から容易に分かるので,
接合の確認検査が容易になり,不良品の検出が確実にな
り,冷媒分岐ブロック1を安価に提供できる効果があ
る。
【0075】図42と図43と図44を用いて説明した
本発明の第6の実施例の効果は,アンダ−プレ−ト4の
外形をオ−バ−プレ−ト2の外形より小さくして,ブレ
−ジングシ−ト3の外形を,アンダ−プレ−ト4の外形
より大きくオ−バ−プレ−ト2の外形より小さくして
も,なんら変わるところはない。
【0076】図45に本発明の冷媒分岐ブロック1の第
7の実施例の展開図を示す。本実施例では流入管5にね
じ部5aが設けてあり,流出管6にはねじ部6aが設け
てある。本図に示した例では,オ−バ−プレ−ト2とア
ンダ−プレ−ト4を接合するための部材として用いるブ
レ−ジングシ−ト3は,線材のろう材もしくは板状のろ
う材をオ−バ−プレ−ト2の外周形状にあわせて成形し
たものである。本実施例では流入管5のねじ部5aがオ
スねじになって,オ−バ−プレ−トバ−リング部2bに
セルフタップで捩じ込まれる構造になっているが,オ−
バ−プレ−トバ−リング部2bの内側にメスねじ部を設
けておいてもよい。同様な構造は,流出管6のねじ部6
aとアンダ−プレ−ト4のアンダ−プレ−トバ−リング
部4bにもあり,アンダ−プレ−トバ−リング部4bの
内側にメスねじ部を設けておいてもよい。
【0077】また,本実施例ではオ−バ−プレ−ト2の
外形はアンダ−プレ−ト4の外形より,少なくともブレ
−ジングシ−ト3の幅もしくはろう材の線径より小さく
なっているが,アンダ−プレ−ト4の外形がオ−バ−プ
レ−ト2の外形より,少なくともブレ−ジングシ−ト3
の幅もしくは線径より小さくなっていても,本発明の効
果は同じである。
【0078】図46に図45に展開図を示した実施例を
接合した場合の外観図を示す。接合完了後にはブレ−ジ
ングシ−ト3が溶融して,フィレット18が形成され
る。本実施例ではオ−バ−プレ−ト2の外形とアンダ−
プレ−ト4の外形が異なるため形成されたフィレット1
8は容易に外観で確認できる。
【0079】図47に図46のXI−XI’断面図を示す。
流入管5はオ−バ−プレ−トバ−リング部2bに捩じ込
まれ,フィレット18が形成されている。オ−バ−プレ
−ト2の外縁とアンダ−プレ−ト4の接合面との間でフ
ィレット18が形成され,フィレット18で,オ−バ−
プレ−ト2の外縁を密閉するような形状となる。
【0080】図48に図46のXII−XII’断面図を示
す。流出管6はアンダ−プレ−トバ−リング部4bに捩
じ込まれ,フィレット18が形成されている。この断面
図でも,オ−バ−プレ−ト2の外縁とアンダ−プレ−ト
4の接合面との間でフィレット18が形成され,フィレ
ット18で,オ−バ−プレ−ト2の外縁を密閉するよう
な形状となる。
【0081】図49に図45に示した実施例の製造工程
を示す。オ−バ−プレ−ト2にはオーバープレート成形
工程7aで流路の成形とつなぎ部のバ−リングと,必要
に応じて行なうバ−リング部へのねじきり工程を経た
後,切断・ねじきり工程10aを経た流入管5が,流入
管ねじ込み工程131aで組付けられる。オーバープレ
ート2と流入管5が一体となった部材にリングろう挿入
工程20でリングろう19を挿入する。アンダープレー
ト成形工程8を完了したアンダープレート4には,切断
・ねじきり工程10aを経た流出管6が流出管ねじ込み
工程132aで組付けられ,リングろう挿入工程20で
リングろう19が挿入される。ブレージングシート3は
ブレージングシート成形工程9aを経た後,挿入工程1
4aで,仮組・かしめ工程14を経た,オ−バプレ−ト
2とアンダ−プレ−ト4に組み付けられる。なお,図4
9に示した各工程の詳細で,本発明の第1の実施例の製
造工程の詳細と同一の部分ならびに既に説明済の工程の
詳細説明は割愛した。
【0082】図50ならびに図51に本発明の第8なら
びに第9の実施例を示す。これら2つの実施例ではいず
れもアンダ−プレ−ト4にオ−バ−プレ−ト2がはまり
込むように絞り部4dが設けられている。図50ならび
に図51いずれの場合も,オ−バ−プレ−ト2の外形は
絞り部4dより小さくなっている。従って接合を完了し
た際に,フィレット18がオ−バ−プレ−ト2の外縁を
取り巻くように形成され,冷媒分岐ブロック1をその流
入管5側から観察した場合,容易にそのフィレット18
が確認できる。アンダ−プレ−ト4に設ける絞り部4d
にオ−バ−プレ−ト2がはまり込む量は,少なくともオ
−バ−プレ−ト2のプレート厚さより大きくする必要が
有る。この絞り部4dを設けることにより,フィレット
18で確実に封止されるため冷媒分岐ブロック1内部の
冷媒が外部へもれることがなくなり,オ−バ−プレ−ト
2ならびにアンダ−プレ−ト4の成形精度を上げる必要
がなくなるので,冷媒分岐ブロック1を安価に提供でき
る効果が有る。また,信頼性が高い冷媒分岐ブロック1
を提供できる効果が有る。なお,図50ならびに図51
を用いて説明した効果は,オ−バ−プレ−ト2の外形を
アンダ−プレ−ト4の外形より大きくして,オ−バ−プ
レ−ト2に絞り部を設けても,同じである。
【0083】図52に本発明の第10の実施例を流入管
5の方向から見た外観を示し,図53に本発明の第10
の実施例を流出管6の方向から見た外観を示す。本実施
例ではオ−バ−プレ−ト2ならびにアンダ−プレ−ト4
の外形を円形とし,冷媒流路2cを外形と同心円状にわ
ん曲させた。これにより,オ−バ−プレ−ト2には同心
円状に流路成形ならびに外周形状加工が行なわれるの
で,外形を四角形にした場合より接合面の平面度が高く
なり,接合信頼性が向上するため,冷媒分岐ブロック1
の信頼性が向上する。また,ブレ−ジングシ−ト3に線
材のろう材を用いる場合,オ−バ−プレ−ト2の外形を
四角形にした場合より,ろう材の成形が容易になるた
め,冷媒分岐ブロック1を安価に提供できる効果が有
る。本実施例でも接合後にフィレット18がオ−バ−プ
レ−ト2の外周を取り巻くように形成されるため,冷媒
の封止が確実になり,冷媒分岐ブロック1の信頼性が向
上する。また本実施例では,オ−バ−プレ−ト2の外形
をアンダ−プレ−ト4の外形より小さくし,アンダ−プ
レ−ト4に絞り部4dを設けているが,オ−バ−プレ−
ト2の外形をアンダ−プレ−ト4の外形より大きくし,
オ−バ−プレ−ト2に絞り部を設けても,本発明の効果
は変わらない。
【0084】
【発明の効果】本発明は,第1に冷媒流路の断面形状は
半円形の断面を有し,かつ円柱をその軸に平行な面で切
断したようなドーム状とし,ドーム状の冷媒流路もしく
はバーリングを形成したいずれか一方もしくは両方の平
板の接合面に,任意の高さでかつ高さが均一な微少な突
起を複数設けたので,接合時のギャップが保証され,信
頼性の高いものとなる。また,ドーム状の冷媒流路なら
びにバーリングを設けたので,圧力損失が小さくなる効
果がある。
【0085】第2に,連結する管とのギャップが大きい
ために発生するロウ付けの欠陥を抑制するために接合す
る平板にバーリングを設け,ここに管を圧入して平板の
接合と同時に管も接合したために,連結する管が予め信
頼性高く接合された部材として供給できる効果がある。
【0086】第3に,ドーム状の冷媒流路において,垂
直に冷媒が衝突する部分には,接合面方向に半球面状の
突起を設けたので,冷媒がよどむ空間が小さくなり,冷
媒を均等に分岐できる効果がある。
【0087】第4に,平板とろう材を複数枚重ね合わせ
た後,接合面と反対方向から,前記円柱状の微少突起部
を前記穴もしくは凹部に押し込むようにしてかしめるの
で,かしめ力が大きく働き,ろう付けギャップが保証さ
れた信頼性の高いろう付けが実現できる効果がある。
【0088】第5に,本発明では接合に用いるろう材以
外の部材を用いないので,冷媒流路内面に異物が残留せ
ず,冷媒分岐ブロックを用いた冷凍サイクルの構造を簡
素化でき,かつ安価で供給できる効果がある。
【0089】第6に,ろう付けによるフィレットが接合
面に形成されるため,冷媒分岐ブロックの接合面の引き
剥がし強度が高くなり,かつ圧力損失が小さい冷媒流路
断面となる効果がある。
【0090】第7に,ろう材にバーリングを施したこと
で管と平板のバーリング部との接合のろう材の供給が不
要となり,ろう材の材料費とろう材を供給するための人
件費に相当する分,冷媒分岐ブロックを安価に供給でき
る効果がある。
【0091】第8にかかる冷媒分岐ブロックは,フィン
アンドチュ−ブの熱交換器の複数のパスに並行に冷媒を
流しても,各パスに流れる冷媒流量と乾き度が均一なた
め,各パスを通過した後の冷媒の状態が均一となるた
め,製造される熱交換器の熱交換性能は設計値とほぼ同
一になり,冷凍サイクルの性能が向上する効果がある。
【0092】第9に,本発明の冷媒分岐ブロックと電動
膨張弁を一体にした塊は,その姿勢によらず安定した乾
き度と流量の分布を有するため,空気調和機の設計上の
制約が小さくなり,機器を小形化できる効果がある。
【0093】第10に,冷媒流路を成形して接合する複
数の部材のいずれか一方は,もう一方より外形が小さ
く,かつ接合後にろう材のフィレットが外周に形成され
るため,接合の信頼性が向上すると共に,接合確認が容
易なことから冷媒分岐ブロックを安価に供給できる効果
がある。
【0094】第11に冷媒流路を,流入管を組付るバ−
リングを中心とした同心円状に流路をわん曲させて平板
上に成形し,外周形状を同心円とすることにより,接合
する部材の平面度が高くなり,接合の信頼性が高くなる
ともに,冷媒分岐ブロックを安価で供給できる効果があ
る。
【0095】第12に冷媒流路を成形して接合する複数
の部材のいずれか一方は,もう一方より外形が大きく,
かつもう一方の小さい部材がはまり込むようなしぼり部
が設けてあるため,接合する部材の平面度を高くしなく
ても,接合の信頼性が向上すると共に,接合確認が容易
なことから冷媒分岐ブロックを安価で供給できる効果が
ある。
【0096】本発明は以上12の効果があり,従来技術
では不可能であった冷凍空調機等に用いられる冷媒分岐
ブロックの取付姿勢が冷媒分岐性能へ及ぼす影響を小さ
くし,かつ内部での圧力損失の小さいものとし,安価か
つ信頼性が高く供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第1の実施例
の外観を示したものである。
【図2】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第1の実施例
の構成部品を展開して示したものである。
【図3】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第1の実施例
の断面を示したものである。
【図4】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第1の実施例
の製造工程の概要を示したものである。
【図5】本発明に係る製造工程の詳細を示したものであ
る。
【図6】本発明に係る製造工程の詳細を示したものであ
る。
【図7】本発明に係る製造工程の詳細を示したものであ
る。
【図8】本発明に係る製造工程の詳細を示したものであ
る。
【図9】本発明に係る製造工程の詳細を示したものであ
る。
【図10】本発明に係る製造工程の詳細を示したもので
ある。
【図11】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第1の実施
例の断面を示したものである。
【図12】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第2の実施
例の断面を示したものである。
【図13】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第3の実施
例の外観を示したものである。
【図14】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第3の実施
例の構成部品を展開して示したものである。
【図15】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第3の実施
例の断面を示したものである。
【図16】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第3の実施
例の断面を示したものである。
【図17】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第3の実施
例の製造工程の概要を示したものである。
【図18】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第4の実施
例の断面を示したものである。
【図19】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第4の実施
例の断面を示したものである。
【図20】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第5の実施
例を示したものである。
【図21】本発明に係る冷媒分岐ブロックを組み込んだ
製品の例を示したものである。
【図22】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第5の実施
例を組み込んだ製品の例を示したものである。
【図23】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第5の実施
例の外観を示したものである。
【図24】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第5の実施
例の外観を示したものである。
【図25】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第5の実施
例の断面を示したものである。
【図26】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第5の実施
例の断面を示したものである。
【図27】従来発明の説明図面を示したものである。
【図28】従来発明の説明図面を示したものである。
【図29】従来発明の説明図面を示したものである。
【図30】従来発明の説明図面を示したものである。
【図31】従来発明の説明図面を示したものである。
【図32】従来発明の説明図面を示したものである。
【図33】従来発明の説明図面を示したものである。
【図34】従来発明の説明図面を示したものである。
【図35】従来発明の説明図面を示したものである。
【図36】本発明に係るサイクルの系統を示したもので
ある。
【図37】本発明に係る凝縮器の例を示したものであ
る。
【図38】本発明に係る冷媒分岐ブロックの冷媒分岐実
験方法を示したものである。
【図39】本発明に係る冷媒分岐ブロックの冷媒の乾き
度の分布の測定結果を示したものである。
【図40】本発明に係る冷媒分岐ブロックの冷媒の流量
の分布の測定結果を示したものである。
【図41】本発明に係る冷媒分岐ブロックの断面の1実
施例を示したものである。
【図42】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第6の実施
例の外観を示したものである。
【図43】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第6の実施
例の断面を示したものである。
【図44】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第6の実施
例の断面を示したものである。
【図45】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第7の実施
例の部品の展開を示したものである。
【図46】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第7の実施
例の外観を示したものである。
【図47】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第7の実施
例の断面を示したものである。
【図48】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第7の実施
例の断面を示したものである。
【図49】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第7の実施
例の製造工程を示したものである。
【図50】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第8の実施
例の断面を示したものである。
【図51】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第9の実施
例の断面を示したものである。
【図52】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第10の実
施例を流入管の方向から見た外観を示したものである。
【図53】本発明に係る冷媒分岐ブロックの第10の実
施例を流出管の方向から見た外観を示したものである。
【符号の説明】
1…冷媒分岐ブロック、オ−バ−プレ−ト、2…オ−バ
−プレ−ト、3…ブレ−ジングシ−ト、4…アンダ−プ
レ−ト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 信夫 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所リビング機器事業部 内 (56)参考文献 特開 平4−98057(JP,A) 特開 平4−98098(JP,A) 特開 昭50−106265(JP,A) 特開 平5−180586(JP,A) 特開 昭56−151856(JP,A) 特開 昭60−141365(JP,A) 特開 平5−322379(JP,A) 特開 平5−118774(JP,A) 特開 平1−143764(JP,A) 実開 昭50−83646(JP,U) 実開 昭50−142570(JP,U) 実開 昭59−139592(JP,U) 実開 平2−116657(JP,U) 実開 昭63−91792(JP,U) 実開 昭51−76156(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 41/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半円形の断面を有し,円柱をその軸に平行
    な面で切断したドーム形状を有し,かつその終端が球面
    形状を有する流路と管を接続する穴の周囲のバーリング
    いずれかは両方成形された平板のうちの複数の平
    と,前記平板に垂直に立ち上がったバーリングの方向
    に該平板に圧入された管部材と,前記複数の平板が組み
    合わされる際に,間に挟まれて組み立てられ,炉中ろう
    付け工程において溶融して平板に固着するブレージング
    シートとより構成される流体分岐ブロックであって, 前記少なくとも1枚の平板の接合面に,任意の高さで,
    かつ高さが均一な円柱状,又はバーリングの微小な突起
    が複数設けられ, 該平板と接合される少なくとも1枚の対の平板には,前
    記平板の接合面に設けた円柱状もしくはバーリングの微
    小な突起の位置に対応した位置に,穴もしくは凹部が設
    けられていることを特徴とする流体分岐ブロック。
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