JP3340357B2 - 情報処理装置管理システム及び情報処理装置管理方法 - Google Patents

情報処理装置管理システム及び情報処理装置管理方法

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JP3340357B2
JP3340357B2 JP22773897A JP22773897A JP3340357B2 JP 3340357 B2 JP3340357 B2 JP 3340357B2 JP 22773897 A JP22773897 A JP 22773897A JP 22773897 A JP22773897 A JP 22773897A JP 3340357 B2 JP3340357 B2 JP 3340357B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報処理装置管
理システム、特に音声によって情報処理装置の管理を行
うための情報処理装置管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、特開平4−218860号公
報に示されたコンピュータ・セキュリティ・システムの
制御装置及び制御方法を図示したものである。この従来
例の方式について説明する。
【0003】図15において、利用者端末装置211
は、例えばパーソナル・コンピュータや端末装置或いは
キーボード及び表示装置を備えている他の周辺装置であ
り、通常の方法でプログラム動作プロセッサー212へ
のデータ回線216を確立する。
【0004】このデータ回線216は、図15に示され
るように、私設回線や、構内通信網、公衆通信網を通じ
て確立し、或いは、さらにモデムを利用している公衆交
換通信網を通じても確立することができる。
【0005】プログラム動作プロセッサー212は、利
用者端末装置211による双方向データ回線の作用開始
に応答して、その端末装置211の利用者へ「ログイン
コマンド」応答催促を伝送する。するとこの利用者は、
自分を特定するログインコマンドを入力し、ついでプロ
グラム動作プロセッサー212は、この利用者へ「パス
ワード」を入力するように催促する。
【0006】もし、この利用者によって入力されたログ
イン・コマンド情報及びパスワード情報が、事前に記憶
されてプログラム動作プロセッサー212に保持されて
いるログインコマンド情報及びパスワード情報と一致す
れば、このプログラム動作プロセッサー212は、独自
に利用者の電話機213、理想的には利用者端末装置2
11に物理的に最も近い電話機213への音声回線21
7を確立する試みを行う。
【0007】この音声回線217を確立する試みは、そ
の利用者に関する事前に割り当てられている電話番号、
或いはプログラム動作プロセッサー212からの問い掛
けに応答してその端末装置211の利用者によって入力
された電話番号の何れかに対して為される。
【0008】音声回線217が確立された後、プログラ
ム動作プロセッサー212は、四桁のランダムな数を生
成し、音声装置214を制御してこの四桁のランダム番
号をその利用者の電話機213へ復唱するよう、その利
用者へ請求させる。
【0009】次いで、プログラム動作プロセッサー21
2は、受信したその四桁の数を具現している音声を、そ
の四桁の数に対するその利用者の記憶されている参照音
声と照合する。受信した音声のパターンと記憶されてい
る参照音声のパターンとの対応の近似性を示す信用認識
値は、その受信した音声に割り付けられる。
【0010】次いで、この信用認識値は、有効な「音声
パスワード」を識別するために確立されている所定のし
きい値と比較される。もし、この信用認識ファクターが
そのしきい値より大きければ、この利用者はプログラム
動作プロセッサー212にアクセスすることが可能であ
る。電話機213への音声回線217は、最早不要であ
るので、遮断される。
【0011】ところで、音声信号等の入力情報を認識す
る方式として特開平2−91779号公報に示された情
報認識方式がある。この情報認識方式では、音声信号等
の入力パターンと予め登録した標準パターンとの距離を
求め、その最小距離に基づきしきい値を決定し、そのし
きい値でもって算出した距離分を絞り込み、本当のパタ
ーンを認識するための選択候補を出力するようにしてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、装置構
成情報の取得や構成の変更等情報処理装置の管理を行う
ためには、まず、入力者が情報処理装置の管理業務が許
可された管理者であることを証明しなければならない
が、従来においては、パスワード入力、音声認証などの
前述した操作を行わなければならず面倒であった。
【0013】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、音声認識により管理
者の認証をすることができる情報処理装置管理システム
及び情報処理装置管理方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る情報処理装置管理システ
ムは、情報処理装置の管理業務が許可された管理者から
の入力情報に基づいて情報処理装置の管理処理を行い、
必要に応じてその処理結果を送信する情報処理装置管理
システムにおいて、音声入力可能な通信端末から入力さ
れた音声を認識する音声認識手段と、前記音声認識手段
により認識した音声と予め登録された管理者の音声デー
タとの比較処理により音声入力者が管理者であるかどう
かの音声認証を行う音声認証手段と、前記音声認証手段
による比較処理の対象とする前記管理者の音声データを
全登録音声データの中から絞り込む音声データ選出手段
とを有し、前記音声データ選出手段は、前記通信端末か
ら送られてきた音声による管理処理内容に応じて前記比
較処理の対象とする音声データを絞り込むための指標を
設定するものである。
【0015】第2の発明に係る情報処理装置管理システ
ムは、情報処理装置の管理業務が許可された管理者から
の入力情報に基づいて情報処理装置の管理処理を行い、
必要に応じてその処理結果を送信する情報処理装置管理
システムにおいて、音声入力可能な通信端末から入力さ
れた音声を認識する音声認識手段と、前記音声認識手段
により認識した音声と予め登録された管理者の音声デー
タとの比較処理により音声入力者が管理者であるかどう
かの音声認証を行う音声認証手段と、前記音声認証手段
による比較処理の対象とする前記管理者の音声データを
全登録音声データの中から絞り込む音声データ選出手段
とを有し、前記音声データ選出手段は、前記入力情報の
受信情報に基づき前記比較処理の対象とする音声データ
を絞り込むための指標を設定するものである。
【0016】第3の発明に係る情報処理装置管理システ
ムは、第2の発明において、前記音声データ選出手段
は、前記受信情報である入力情報の入力経路に応じて前
記指標を設定するものである。
【0017】第4の発明に係る情報処理装置管理システ
ムは、第3の発明において、前記音声データ選出手段
は、前記指標として設定された絞込みレベルを、前記入
力情報が構内回線内で入力されたときよりも構内回線外
で入力されたときの方を高く設定するものである。
【0018】第5の発明に係る情報処理装置管理システ
ムは、第2の発明において、前記音声データ選出手段
は、前記受信情報である前記各通信端末からの入力情報
の入力回数に応じて前記指標を設定するものである。
【0019】第6の発明に係る情報処理装置管理システ
ムは、第2の発明において、前記音声データ選出手段
は、前記受信情報である前記通信端末の接続形態に応じ
て前記指標を設定するものである。
【0020】第7の発明に係る情報処理装置管理システ
ムは、第1又は第2の発明において、前記音声データ選
出手段は、前記管理者の音声データを前記音声認識手段
により認識した音声と共通する特徴を有している順に並
べたときに、共通する特徴を有していない音声データを
切り捨てるためのしきい値を前記指標とするものであ
る。
【0021】第8の発明に係る情報処理装置管理方法
は、情報処理装置の管理業務が許可された管理者からの
入力情報に基づいて情報処理装置の管理処理を行い、必
要に応じてその処理結果を送信する情報処理装置管理シ
ステムにおいて、音声入力可能な通信端末から入力され
た音声による処理内容を認識する音声認識ステップと、
前記通信端末から送られてきた音声による管理処理内容
に応じて音声データを絞り込むための指標を設定する指
標設定ステップと、予め登録された管理者の音声データ
のうち前記指標に基づき絞り込まれた音声データと前記
通信端末から入力された音声とを比較することによって
音声入力者が管理者であるかどうかの音声認証を行う音
声認証ステップとを含み、音声認証の結果に応じて管理
処理の実行の可否を決定するものである。
【0022】第9の発明に係る情報処理装置管理方法
は、情報処理装置の管理業務が許可された管理者からの
入力情報に基づいて情報処理装置の管理処理を行い、必
要に応じてその処理結果を送信する情報処理装置管理シ
ステムにおいて、音声入力可能な通信端末から入力され
た音声による処理内容を認識する音声認識ステップと、
前記入力情報の受信情報に基づき音声データを絞り込む
ための指標を設定する指標設定ステップと、予め登録さ
れた管理者の音声データのうち前記指標に基づき絞り込
まれた音声データと前記通信端末から入力された音声と
を比較することによって音声入力者が管理者であるかど
うかの音声認証を行う音声認証ステップと、を含み、音
声認証の結果に応じて管理処理の実行の可否を決定する
ものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0024】実施の形態1.図1は、本発明に係る情報
処理装置管理システムの実施の形態1を適用したシステ
ム全体のブロック構成図である。図1に示した情報処理
装置1は、内線の電話回線2及びLAN3を接続してい
る。電話回線2には、電話機4とPBX5が接続されて
いる。PBX5には、電話回線(外線)6を介してFA
X装置7が接続されている。一方、LAN3には、情報
処理装置1を管理する管理端末8及びインターネットと
接続可能なルータ9が接続されている。
【0025】図2は、本実施の形態における情報処理装
置1のブロック構成図である。情報処理装置1の内部に
は、システムバス11とI/Oバス12が設けられてい
る。システムバス11には、2枚のCPUボード13,
14、メモリボード15及びバスブリッジボード16が
接続され、それぞれシステムバス11を介してデータ転
送を行う。I/Oバス12には、システムバス11と接
続するための上記バスブリッジボード16の他に、2枚
のSCSI制御ボード17,18、シリアル通信ボード
19及び音声認識ボード20が接続されている。各SC
SI制御ボード17,18は、SCSIバス21,22
を介してディスクユニット23,24を接続する。音声
認識ボード20は、本実施の形態においては音声入力可
能な通信端末から入力された音声を認識する音声認識手
段として、また、音声認識手段として動作することで認
識した音声と予め登録された管理者の音声データとの比
較処理により音声入力者が管理者であるかどうかの音声
認証を行う音声認証手段として、更には音声認証手段と
して行った比較処理の対象とする管理者の音声データを
全登録音声データの中から絞り込む音声データ選出手段
として設けられている。
【0026】更に、情報処理装置1には、システム管理
用に設けられたシステム管理バス25が設けられてお
り、CPUボード13,14、メモリボード15、バス
ブリッジボード16、SCSI制御ボード17,18、
ディスクユニット23,24及びこのシステム管理バス
25を介して情報処理装置1の制御管理をするために搭
載されたシステム管理ボード26が接続されている。な
お、図2では、便宜上、システム管理バス25を破線で
表している。システム管理ボード26は、シリアル通信
ボード19を介してI/Oバス12に接続され、また、
電話回線にも接続されている。更に、情報処理装置1に
は、処理機能の実行とは直接関係のない構成ではある
が、本体に電源を供給するための電源ユニット27と、
本体を冷却するためのファンユニット28とが搭載され
ている。なお、情報処理装置自身は、従来と同様の構成
でも差し支えない。
【0027】本実施の形態では、情報処理装置1に搭載
したシステム管理ボード26の構成及びその機能に特徴
があるわけであるが、図3にそのシステム管理ボード2
6のブロック構成図を示す。
【0028】図3において、システム管理ボード26
は、ROM32あるいはRAM33に記憶されているア
プリケーションを実行することで本ボード26における
機能を発揮させるプロセッサ31と、シリアル通信ボー
ド19に接続され、情報処理装置1と通信を行うための
シリアル通信回路34と、電話回線に接続され、電話回
線を介して通信を行うための電話回線回路35とを有し
ている。更に、システム管理ボード26は、電話トーン
や電話回線から送られてくる音声を検出する音声検出回
路36と、受け取った電話トーンや入力情報に対する応
答を行う音声制御回路37と、送信するメッセージや処
理結果等のデータを一時的に記憶する音声データメモリ
38と、そのデータを音声に変換する音声合成回路39
と、電話回線回路35と音声検出回路36を経由して受
け取った音声を符号化して音声データメモリ38に格納
する音声符号化回路40とを有している。
【0029】なお、本実施の形態におけるシステム管理
ボード26は、搭載した上記構成のうち入力情報認識手
段を構成するプロセッサ31、ROM32、RAM3
3、電話回線回路35、音声検出回路36、音声制御回
路37により、外部から送られてくる入力情報の内容を
認識することができる。また、情報処理装置制御管理手
段を構成するプロセッサ31、ROM32、RAM3
3、シリアル通信回路34により、入力情報に基づいて
所定の処理を実行する。更に、通報手段を構成するプロ
セッサ31、ROM32、RAM33、電話回線回路3
5、音声検出回路36、音声データメモリ38、音声合
成回路39、音声符号化回路40により、情報処理装置
制御管理手段における処理結果を、入力情報に基づいて
特定された電話機やFAX装置などの外部通信端末へ送
信する。本実施の形態におけるシステム管理ボード26
は、処理結果(データ)を音声に変換する音声変換機能
を有しているため、電話機4に対して処理結果を音声に
より通報することができる。
【0030】また、本実施の形態では、システム管理バ
ス25としてIEEEStd.1149.1(JTA
G)準拠のシリアルバスを使った例を示す。従って、本
実施の形態によれば、IEEEStd.1149.1
(JTAG)準拠のシリアルバス(以下、「JTAGバ
ス」という。)上に、CPUボード13,14、メモリ
ボード15、バスブリッジボード16、SCSI制御ボ
ード17,18、シリアル通信ボード19、ディスクユ
ニット23,24及びシステム管理ボード26が数珠繋
ぎに接続され、それぞれJTAGバスのプロトコルで使
われる異なったアドレスを持つことになる。なお、以降
に説明する各実施の形態においても同様とする。
【0031】次に、本実施の形態における動作について
図4に示したフローチャートを用いて説明するが、ま
ず、電話回線2に接続された電話機4から情報処理装置
1の状態の取得という処理の指示を音声によりされた場
合を例にして説明する。なお状態の取得処理というの
は、図2に示した各構成要素の状態、例えばCPUやメ
モリの動作状態、ファンの動作状態、更には図示してい
ない温度センサや電圧センサ等のモニタリングの状態を
取得する処理である。
【0032】まず、電話回線2に接続された電話機4か
ら情報処理装置1に電話をかけると、電話回線2に接続
されているシステム管理ボード26は、その電話トーン
(アクセス要求)を受け付ける(ステップ101)。音
声検出回路36は、電話回線回路35を介してその電話
トーンを検出すると、音声制御回路37がその電話トー
ンに応答する。ここで、プロセッサ31は、ROM32
あるいはRAM33に記憶されている所定のアプリケー
ションを実行することによって、所定の「応答メッセー
ジ」(データ)を音声合成回路39によって音声合成さ
せる。そして、プロセッサ31は、音声合成により得た
「応答メッセージ」(音声)を音声検出回路36及び電
話回線回路35を経由して、電話回線2に接続された電
話機4に送信する(ステップ102)。この「応答メッ
セージ」(音声)は、例えば、「情報処理装置にアクセ
スするために、処理内容を言ってください。」となる。
【0033】音声入力者は、音声による応答メッセージ
に応じ、情報処理装置1の状態を取得するために、電話
回線2に接続された電話機4より「状態」(音声)を入
力する。音声符号化回路40は、この「状態」(音声)
という音声入力情報を、電話回線回路35及び音声検出
回路36を経由して受け取ると(ステップ103)、符
号化して「状態」(データ)として音声データメモリ3
8に格納する。システム管理ボード26のプロセッサ3
1は、この「状態」(データ)を、音声データメモリ3
8からシリアル通信回路34と情報処理装置1のシリア
ル通信ボード19を経由して、音声認識ボード20に送
信する。音声認識ボード20は、この「状態」(デー
タ)を受信し、特徴を抽出し特徴ベクトルを生成した
後、コマンドデータに登録されている各コマンドの標準
ベクトルに対して距離計算を行う。その結果、「状態」
(データ)が最も距離が小さくなるため入力された音声
が「状態」であると音声認識し、それを「状態」(コマ
ンド)に変換する(ステップ104)。なお、コマンド
データというのは、情報処理装置1の管理目的のために
用意されているコマンド群を予め登録してあるデータで
あり、音声認識ボード20又はディスクユニット23,
24に登録されている。音声認識ボード20は、再び、
「状態」(コマンド)をシリアル通信ボード19とシス
テム管理ボード26のシリアル通信回路34を経由し
て、音声データメモリ38に送信する。システム管理ボ
ード19のプロセッサ31は、この「状態」(コマン
ド)を処理し、「応答メッセージ」(データ)を音声合
成回路39によって音声合成し、この「応答メッセー
ジ」(音声)を音声検出回路36と電話回線回路35を
経由して、電話回線2に接続された電話機4に送信する
(ステップ105)。この「応答メッセージ」(音声)
は、例えば、「登録されている”名前”を言ってくださ
い。」となる。
【0034】音声入力者は、音声による応答メッセージ
に応じ、認証のために電話機4より「名前」(音声)を
入力する。音声符号化回路40は、この「名前」(音
声)という音声入力情報を、電話回線回路35及び音声
検出回路36を経由して受け取ると(ステップ10
6)、符号化して「名前」(データ)として音声データ
メモリ38に格納する。システム管理ボード26のプロ
セッサ31は、この「名前」(データ)と登録者データ
を、音声データメモリ38からシリアル通信回路34と
情報処理装置1のシリアル通信ボード19を経由して、
音声認識ボード20に送信する。登録者データというの
は、予め登録してある情報処理装置1の管理業務が許可
された管理者の音声データである。本実施の形態では、
登録者データを音声データメモリ38に保持している
が、RAM33など他の記憶手段や外部記憶装置にファ
イルとして保持するようにしてもよい。音声認識ボード
20は、「名前」(データ)を受信すると、次のような
処理を行うことで管理者の認証を行う(ステップ10
7)。この管理者認証処理のフローチャートを図5に示
す。
【0035】まず、音声認識ボード20は、「名前」
(データ)から特徴を抽出し特徴ベクトルを生成した
後、登録者データの各登録者の標準ベクトルに対して距
離計算を行い、距離の昇順にて並び替えを行う(ステッ
プ121)。昇順に並び替えられた登録者データに対し
て、「処理内容:状態の取得」に基づく閾値を設定して
(ステップ122)、その閾値に満たないものを切り捨
てる(ステップ123)。なお、ここでの距離の計算結
果は、小さい数ほど類似していることを意味しているの
で、閾値に満たないというのは、数の上では閾値より大
きい数を意味する。例えば、処理内容が状態の取得の場
合には音声認識における絞り込みを行うための閾値を3
に設定すると、計算結果が閾値3に達していない4,
5,・・という登録者データを切り捨てることになる。
本実施の形態では、このようにして、入力された音声デ
ータ「名前」との比較処理の対象とする登録者データを
絞り込むための指標として閾値を設定することを特徴と
している。ここで扱う「情報の取得」という指示の場合
は、「構成の変更」を伴う場合と異なり、実行される管
理処理が単なる情報の収集だけでシステム構成に何ら影
響を与えるものではないためセキュリティ違反による影
響が比較的小さく、認識精度よりも閾値を上げることに
よる認識効率の向上を優先することが得策であると考え
られる。すなわち、例えば閾値を4から3に上げる(数
は小さくなる)ことによって全登録者データ数のうち切
り捨てられる登録者データが増え、比較処理の対象とす
る登録者データ数が少なくなり絞り込まれるため、比較
処理に要する時間を短縮でき効率的になる。一方、例え
ば閾値を4から5に下げる(数は大きくなる)ことによ
って全登録者データ数のうち切り捨てられる登録者デー
タが相対的に減少するため、比較処理の対象とする登録
者データ数が増えるが、その分認識精度を向上させるこ
とができる。従って、管理者でないものを管理者である
と誤認する確率は低くなるといえる。情報の取得の場合
は、セキュリティ違反による影響が比較的小さいので認
識精度よりも認識効率を優先させ、絞り込みを行うため
の閾値を3に設定することにした。
【0036】入力された「名前」(データ)が閾値に満
たない音声データの切捨て後の登録者データに含まれて
いた場合には、音声入力者は、登録された管理者である
と認証する(ステップ124,125)。一方、切捨て
後の登録者データに含まれていない場合には、音声入力
者は登録された管理者でないと判断する(ステップ12
4,126)。
【0037】図4において、音声認識ボード20は、管
理者認証処理において音声入力者が登録された管理者で
あると判断された場合(ステップ108)、再び、シリ
アル通信ボード19とシステム管理ボード26のシリア
ル通信回路34を経由して、音声データメモリ38に送
信する。システム管理ボード26のプロセッサ31は、
JTAGバス25を経由して、情報処理装置1の各構成
要素の状態をモニターし、各構成要素の状態をまとめる
(ステップ109)。システム管理ボード26のプロセ
ッサ31は、情報処理装置1の各構成要素に障害がなけ
れば、「障害なし」(データ)を、障害が1つでもあれ
ば「障害箇所、内容」(データ)を、音声データメモリ
38上に作成し、音声合成回路39によって「障害な
し」(音声)または「障害箇所、内容」(音声)に変換
し(ステップ110)、音声検出回路36と電話回線回
路35を経由して電話回線に接続された電話機4に送信
する(ステップ111)。「障害箇所、内容」(音声)
は、例えば、「AC/DCユニット#1、出力電圧低
下」となる。なお、音声入力者が登録された管理者でな
いと判断された場合は、確立した回線を強制的に切断す
る。このように、本実施の形態では、音声認証の結果に
応じて管理処理の実行の可否を決定する。
【0038】次に、電話回線2に接続された電話機4か
ら情報処理装置1の構成を変更するという処理の指示を
音声によりされた場合を例にして説明する。構成の変更
処理というのは、プロセッサ、メモリ、ディスクの縮
退、あるいはメモリの増設等の処理を言う。ここでは、
プロセッサの縮退を例にして説明する。なお、ここでの
処理の流れは、上記と同じで、管理処理の内容が状態の
取得から構成の変更に変わっただけである。
【0039】すなわち、ここでの処理において、電話ト
ーンを検出してから「情報処理装置にアクセスするため
に、処理内容を言ってください。」という「応答メッセ
ージ」(音声)を電話機4に送信するまでの処理は、上
記と同じである(ステップ101,102)。また、音
声入力者は、音声による応答メッセージに応じ、情報処
理装置1の構成を変更するために、電話回線2に接続さ
れた電話機4より「変更」(音声)を入力するが、「登
録されている”名前”を言ってください。」という「応
答メッセージ」(音声)を電話機4に送信するまでの処
理は、扱う音声が「状態」ではなく「変更」というだけ
で上記と同じである(ステップ103〜105)。そし
て、音声入力者は、音声による応答メッセージに応じ、
認証のために電話機4より「名前」(音声)を入力する
が、この「名前」(音声)という音声入力情報を「名
前」(データ)に変換して登録者データとともに音声認
識ボード20に送信するまでの処理も上記と同じである
(ステップ106)。ここで、音声認識ボード20が
「名前」(データ)を受信して行う管理者認証処理につ
いて説明する。
【0040】図5において、音声認識ボード20は、
「名前」(データ)から特徴を抽出し特徴ベクトルを生
成した後、登録者データの各登録者の標準ベクトルに対
して距離計算を行い、距離の昇順にて並び替えを行う
(ステップ121)。昇順に並び替えられた登録者デー
タに対して、「処理内容:構成の変更」に基づく閾値を
設定して(ステップ122)、その閾値に満たないもの
を切り捨てる(ステップ123)。例えば、処理内容が
構成の変更の場合には音声認識における絞り込みを行う
ための閾値を5に設定する。すなわち、この場合は前述
した状態の取得の場合よりもセキュリティ違反による影
響が甚大で、認識効率よりも閾値を下げることによる認
識精度の向上を優先することが得策である。従って、構
成の変更の場合は、絞り込みを行うための閾値を情報の
取得の場合の3より大きい値の5に設定することにし
た。
【0041】このように、閾値を相対的に大きくするこ
とによって切り捨てられる登録者データ数は少なくな
り、入力された「名前」(データ)と比較されるデータ
数は増えるため比較処理に時間を要し認識効率は相対的
に劣るもののその分認識精度を向上させることができ
る。
【0042】入力された「名前」(データ)が閾値に満
たない音声データの切捨て後の登録者データに含まれて
いた場合には、音声入力者は、登録された管理者である
と認証する(ステップ124,125)。一方、切捨て
後の登録者データに含まれていない場合には、音声入力
者は登録された管理者でないと判断する(ステップ12
4,126)。
【0043】図4において、音声認識ボード20は、管
理者認証処理において音声入力者が登録された管理者で
あると判断された場合(ステップ108)、再び、シリ
アル通信ボード19とシステム管理ボード26のシリア
ル通信回路34を経由して、音声データメモリ38に送
信する。そして、構成の変更の場合、次のような処理が
実行される(ステップ109)。
【0044】すなわち、システム管理ボード26のプロ
セッサ31は、この「変更」(文字コード)に対応した
アプリケーションを実行し、「構成変更メニュー」(文
字コード)を音声合成回路39に音声合成させる。そし
て、プロセッサ31は、音声合成により得た「構成変更
メニュー」(音声)を音声検出回路36及び電話回線回
路35を経由して電話機4に送信する。この「構成変更
メニュー」(音声)は、例えば、「情報処理装置の構成
を変更するために、変更する構成要素と変更内容を言っ
てください。」となる。
【0045】管理者は、情報処理装置1の構成の変更、
この例ではCPUボード13を縮退させるために、電話
機4より「プロセッサ、縮退」(音声)と音声入力す
る。この「プロセッサ、縮退」(音声)は、電話回線回
路35と音声検出回路36を経由して、音声符号化回路
40によって符号化され、「プロセッサ、縮退」(デー
タ)として音声データメモリ38に格納される。システ
ム管理ボード26のプロセッサ31は、この「プロセッ
サ、縮退」(データ)を、音声データメモリ38からシ
リアル通信回路34と情報処理装置1のシリアル通信ボ
ード19を経由して、音声認識ボード20に送信する。
音声認識ボード20は、この「プロセッサ、縮退」(デ
ータ)を受信し、特徴を抽出し特徴ベクトルを生成した
後、コマンドデータの各コマンドの標準ベクトルに対し
て距離計算を行い、最も距離の小さい「プロセッサ、縮
退」(コマンド)に変換する。音声認識ボード20は、
再び、シリアル通信ボード19とシステム管理ボード2
6のシリアル通信回路34とを経由して、音声データメ
モリ38に送信する。
【0046】プロセッサ31は、この「プロセッサ、縮
退」(文字コード)に基づいて所定のアプリケーション
を実行し、JTAGバス25経由で、CPUボード13
内の例えば故障したプロセッサを切り離した後、情報処
理装置1の再起動と動作確認を実施する。このようにし
て、管理者は、電話機4から音声により指示することに
よって、情報処理装置1の構成の変更を容易に行うこと
ができる。
【0047】以上のように、本実施の形態によれば、電
話回線2に接続された電話機4から情報処理装置1に電
話をかけることによって、情報処理装置1が電話の音声
による認証を行い、この認証機能によって音声が登録さ
れている管理者であることが認められた場合に、情報処
理装置1の状態を電話の音声にて取得または構成の変更
をすることができる。この音声による認証機能における
絞り込みを行うための閾値を、状態の取得の場合よりも
構成の変更の場合に高く(数を大きく)設定することに
よって、セキュリティレベルを高くする必要のある構成
の変更時の認識精度を相対的に高めることができる。一
方、セキュリティレベルを高くする必要のない状態の取
得時の認識効率を相対的に高めることができる。本実施
の形態では、登録者データの絞込みを行うための指標す
なわち閾値を変更することができるため、処理の内容に
応じて認識精度あるいは認識効率を向上させることがで
きる。
【0048】なお、本実施の形態では、管理処理として
状態の取得と構成の変更という2つの管理処理を例に挙
げ、音声認識における絞り込みを行うための閾値を各管
理処理毎に変更できるようにしたが、他に用意された管
理処理についても認識精度及び認識効率を考慮してそれ
ぞれに閾値を設定することになる。
【0049】また、上記各閾値は、各管理処理との対応
テーブルという形式で音声認識ボード20に予め設定し
ておけばよい。もちろん、他に用意されているメモリな
どの記憶手段やディスクユニットなどの外部記憶装置に
設定するようにしてもよい。
【0050】また、本実施の形態においては、図4に示
したように処理内容と名前とを問い合わせる応答メッセ
ージを作成して別々に音声入力させるようにしたが、一
度に入力をさせるようにしてもよい。
【0051】また、システム管理バスとしてIEEES
td.1149.1(JTAG)準拠のシリアルバスを
使ったが、I2C等のシリアルバスやパラレルバスでも
実現可能である。以下の各実施の形態においても同様で
ある。
【0052】実施の形態2.上記実施の形態1では、情
報処理装置1の管理処理の内容に応じて比較処理の対象
とする音声データを絞り込むための指標すなわちしきい
値を設定できるようにした。本実施の形態以降の各実施
の形態では、音声による入力情報の受信情報に基づきし
きい値を設定するようにしたことを特徴としている。本
実施の形態では、受信情報として入力情報の入力経路に
応じてしきい値を設定することを特徴としている。
【0053】図6は、本発明に係る情報処理装置管理シ
ステムの実施の形態2を適用したシステム全体のブロッ
ク構成図である。本実施の形態においては、図1に示し
た構成の電話回線(外線)6に電話機41を接続した構
成を有している。本実施の形態における音声認識ボード
20は、上記音声認識手段及び音声データ選出手段とし
て、更には音声認識手段として動作することで認識した
音声と予め登録された管理者の音声データとの比較処理
により音声入力者が管理者であるかどうかの音声認証を
行う音声認証手段として設けられている。なお、本実施
の形態における情報処理装置のブロック構成及びシステ
ム管理ボードのブロック構成は、図2及び図3に示した
ように実施の形態1と同じである。
【0054】本実施の形態では、音声による入力情報の
入力経路として電話回線(外線)6に接続された電話機
41から音声入力された場合と電話回線(内線)2に接
続された電話機4から音声入力された場合とで説明す
る。
【0055】まず、図7に示したフローチャートに基づ
き、電話回線(外線)6に接続された電話機41から情
報処理装置1の状態の取得という処理の指示を音声によ
りされた場合を例にして説明する。
【0056】電話回線6に接続された電話機41から情
報処理装置1に電話をかけると、電話回線6に接続され
ているシステム管理ボード26は、その電話トーン(ア
クセス要求)を受け付ける(ステップ201)。音声検
出回路36は、電話回線回路35を介してその電話トー
ンを検出すると、音声制御回路37がその電話トーンに
応答する。ここで、プロセッサ31は、ROM32ある
いはRAM33に記憶されている所定のアプリケーショ
ンを実行することによって、所定の「応答メッセージ」
(データ)を音声合成回路39によって音声合成させ
る。そして、プロセッサ31は、音声合成により得た
「応答メッセージ」(音声)を音声検出回路36及び電
話回線回路35を経由して、電話回線6に接続された電
話機41に送信する(ステップ202)。この「応答メ
ッセージ」(音声)は、例えば、「登録されている”名
前”を言ってください。」となる。
【0057】音声入力者は、音声による応答メッセージ
に応じ、認証のために電話機4より「名前」(音声)を
入力する。音声符号化回路40は、この「名前」(音
声)という音声入力情報を、電話回線回路35及び音声
検出回路36を経由して受け取ると(ステップ20
3)、符号化して「名前」(データ)として音声データ
メモリ38に格納する。システム管理ボード26のプロ
セッサ31は、この「名前」(データ)と登録者データ
を、音声データメモリ38からシリアル通信回路34と
情報処理装置1のシリアル通信ボード19を経由して、
音声認識ボード20に送信する。音声認識ボード20
は、「名前」(データ)を受信すると、次のような処理
を行うことで管理者の認証を行う(ステップ204)。
この管理者認証処理のフローチャートを図8に示す。
【0058】まず、音声認識ボード20は、「名前」
(データ)から特徴を抽出し特徴ベクトルを生成した
後、登録者データの各登録者の標準ベクトルに対して距
離計算を行い、距離の昇順にて並び替えを行う(ステッ
プ221)。昇順に並び替えられた登録者データに対し
て、「アクセス経路:電話回線(外線)」に基づく閾値
を設定して(ステップ222)、その閾値に満たないも
のを切り捨てる(ステップ223)。例えば、アクセス
経路(入力経路)が電話回線(外線)6からの場合に
は、音声認識における絞込みを行うための閾値を5に設
定する。閾値を比較的高く設定するのは、アクセス経路
が電話回線(外線)6の場合には所外からのアクセスが
想定されるため音声入力者が管理者以外の者である可能
性が所内に比べて高くなると考えられる。従って、セキ
ュリティレベルを比較的高くし、認証精度を高くした方
がよいからである。
【0059】入力された「名前」(データ)が閾値に満
たない音声データの切捨て後の登録者データに含まれて
いた場合には、音声入力者は、登録された管理者である
と認証する(ステップ224,225)。一方、切捨て
後の登録者データに含まれていない場合には、音声入力
者は登録された管理者でないと判断する(ステップ22
4,226)。
【0060】このように、本実施の形態では、受信情報
すなわち音声による入力情報を受信したときに得られる
情報としてどこから入力情報が発せられたかという入力
経路を用いている。なお、電話をかけてきた電話機が外
線(構内回線外)又は内線(構内回線内)に接続されて
いるかは、回線確立時の番号通知でわかる。
【0061】図7において、音声認識ボード20は、管
理者認証処理において音声入力者が登録された管理者で
ないと判断された場合、確立した回線を切断する(ステ
ップ205)。一方、音声認識ボード20は、管理者認
証処理において音声入力者が登録された管理者であると
判断された場合(ステップ205)、再び、シリアル通
信ボード19とシステム管理ボード26のシリアル通信
回路34を経由して、音声データメモリ38に送信す
る。ここで、プロセッサ31は、ROM32あるいはR
AM33に記憶されている所定のアプリケーションを実
行することによって、所定の「応答メッセージ」(デー
タ)を音声合成回路39によって音声合成させる。そし
て、プロセッサ31は、音声合成により得た「応答メッ
セージ」(音声)を音声検出回路36及び電話回線回路
35を経由して、電話回線2に接続された電話機4に送
信する(ステップ206)。この「応答メッセージ」
(音声)は、例えば、「情報処理装置にアクセスするた
めに、処理内容を言ってください。」となる。本実施の
形態では、このように音声認証の結果に応じて管理処理
の実行の可否を決定する。
【0062】音声入力者は、音声による応答メッセージ
に応じ、情報処理装置1の状態を取得するために、電話
回線6に接続された電話機41より「状態」(音声)を
入力する。音声符号化回路40は、この「状態」(音
声)という音声入力情報を、電話回線回路35及び音声
検出回路36を経由して受け取ると(ステップ20
7)、符号化して「状態」(データ)として音声データ
メモリ38に格納する。システム管理ボード26のプロ
セッサ31は、この「状態」(データ)を、音声データ
メモリ38からシリアル通信回路34と情報処理装置1
のシリアル通信ボード19を経由して、音声認識ボード
20に送信する。音声認識ボード20は、この「状態」
(データ)を受信し、特徴を抽出し特徴ベクトルを生成
した後、コマンドデータに登録されている各コマンドの
標準ベクトルに対して距離計算を行う。その結果、「状
態」(データ)が最も距離が小さくなるため入力された
音声が「状態」であると音声認識し、それを「状態」
(コマンド)に変換する(ステップ208)。音声認識
ボード20は、再び、「状態」(コマンド)をシリアル
通信ボード19とシステム管理ボード26のシリアル通
信回路34を経由して、音声データメモリ38に送信す
る。システム管理ボード26のプロセッサ31は、この
「状態」(コマンド)を処理し、JTAGバス25を経
由して、情報処理装置1の各構成要素の状態をモニター
し、各構成要素の状態をまとめる(ステップ209)。
システム管理ボード26のプロセッサ31は、情報処理
装置1の各構成要素に障害がなければ、「障害なし」
(データ)を、障害が1つでもあれば「障害箇所、内
容」(データ)を、音声データメモリ38上に作成し、
音声合成回路39によって「障害なし」(音声)または
「障害箇所、内容」(音声)に変換し(ステップ21
0)、音声検出回路36と電話回線回路35を経由して
電話回線に接続された電話機41に送信する(ステップ
211)。「障害箇所、内容」(音声)は、例えば、
「AC/DCユニット#1、出力電圧低下」となる。
【0063】次に、電話回線(内線)2に接続された電
話機4から情報処理装置1の状態の取得という処理の指
示を音声によりされた場合を例にして説明する。この処
理も電話回線(内線)6に接続された電話機41からの
情報取得処理と同じである。
【0064】すなわち、電話機4からの電話トーンを検
出すると、「登録されている”名前”を言ってくださ
い。」という応答メッセージ(音声)を送信し、この音
声による応答メッセージに応じた音声入力者からの「名
前」(音声)を受信すると(ステップ201〜20
3)、次の管理者認証処理を行う(ステップ204)。
【0065】図8において、音声認識ボード20は、
「名前」(データ)から特徴を抽出し特徴ベクトルを生
成した後、登録者データの各登録者の標準ベクトルに対
して距離計算を行い、距離の昇順にて並び替えを行う
(ステップ221)。昇順に並び替えられた登録者デー
タに対して、「アクセス経路:電話回線(内線)」に基
づく閾値を設定して(ステップ222)、その閾値に満
たないものを切り捨てる(ステップ223)。例えば、
アクセス経路(入力経路)が電話回線(内線)2からの
場合には、音声認識における絞込みを行うための閾値を
3に設定する。閾値を電話回線(外線)6からの場合と
比較して低く設定するのは、アクセス経路が電話回線
(内線)2の場合には所内からのアクセスが想定される
ため音声入力者が管理者以外の者である可能性が所外か
らの場合と比べて低くなると考えられる。従って、電話
回線(外線)6からの場合よりもセキュリティレベルを
低くし、認証精度よりも認識効率を優先する方が得策だ
からである。
【0066】入力された「名前」(データ)が閾値に満
たない音声データの切捨て後の登録者データに含まれて
いた場合には、音声入力者は、登録された管理者である
と認証する(ステップ224,225)。一方、切捨て
後の登録者データに含まれていない場合には、音声入力
者は登録された管理者でないと判断する(ステップ22
4,226)。
【0067】図7のステップ205以降の処理は、電話
回線(外線)6に接続された電話機41からの場合と同
じなので説明を省略する。
【0068】以上のように、本実施の形態によれば、電
話機4,41から情報処理装置1に電話をかけることに
よって、情報処理装置1が電話の音声による認証を行
い、この認証機能によって音声が登録されている管理者
であることが認められた場合に、情報処理装置1の状態
を電話の音声にて取得することができる。この音声によ
る認証機能における絞り込みを行うための閾値を、電話
回線(内線)2での状態の取得の場合よりも電話回線
(外線)6での状態の取得の場合に高く設定することに
よって、電話回線(外線)6での状態の取得の場合には
認識精度を相対的に高めることができる。一方、電話回
線(内線)2での状態の取得の場合には認識効率を相対
的に高めることができる。
【0069】なお、本実施の形態では、状態の取得処理
を例にして説明したが、構成の変更処理など他の管理処
理でも適用できることはいうまでもない。
【0070】また、本実施の形態では、アクセス経路と
して電話回線(外線)と電話回線(内線)を例に挙げ、
音声認識における絞り込みを行うための閾値をアクセス
経路ごとに設定できるようにしたが、他のアクセス経
路、例えばインターネット接続時のファイアーウォール
の内外からのアクセスについても閾値を個々に設定し、
認識精度あるいは認識効率を上げることもできる。
【0071】実施の形態3.上記実施の形態2では、入
力情報の受信情報として電話回線の外線又は内線など入
力経路に応じてしきい値を設定するようにした。本実施
の形態では、受信情報として各通信端末から音声による
入力情報が入力されたかという回数をカウントし、その
入力回数に応じて指標を設定することを特徴としてい
る。
【0072】図9は、本発明に係る情報処理装置管理シ
ステムの実施の形態3を適用したシステム全体のブロッ
ク構成図である。本実施の形態においては、図1に示し
た構成の電話回線(内線)2に電話機42を接続した構
成を有しており、音声認識ボード20は、実施の形態2
と同じ機能を有している。なお、本実施の形態における
情報処理装置のブロック構成及びシステム管理ボードの
ブロック構成は、図2及び図3に示したように実施の形
態1と同じである。
【0073】本実施の形態では、通常情報処理装置1の
保守に使用しているため入力回数がある程度カウントさ
れている電話機4から音声入力された場合と通常情報処
理装置1の保守に使用していないためカウントされた入
力回数が極めて少ない電話機42から音声入力された場
合とで説明する。
【0074】まず、通常情報処理装置1の保守に使用し
ていない電話機42から音声入力された場合を例にして
説明する。本実施の形態における動作は、実施の形態2
と基本的に同じであるため図7及び図8に示したフロー
チャートを用い、共通する処理は簡略して説明する。
【0075】電話回線2に接続された電話機42から情
報処理装置1に電話をかけると、電話回線2に接続され
ているシステム管理ボード26は、その電話トーン(ア
クセス要求)を受け付け(ステップ201)、音声合成
回路39により音声合成された「登録されている”名
前”を言ってください。」という応答メッセージ(音
声)を送信する(ステップ202)。この音声による応
答メッセージに応じた音声入力者からの「名前」(音
声)を受信すると(ステップ203)、次の管理者認証
処理を行う(ステップ204)。
【0076】図8において、音声認識ボード20は、
「名前」(データ)から特徴を抽出し特徴ベクトルを生
成した後、登録者データの各登録者の標準ベクトルに対
して距離計算を行い、距離の昇順にて並び替えを行う
(ステップ221)。昇順に並び替えられた登録者デー
タに対して、入力先の電話番号の通算アクセス回数(入
力回数)に基づく閾値を設定して(ステップ222)、
その閾値に満たないものを切り捨てる(ステップ22
3)。例えば、ある電話番号が割り当てられている電話
機42からの通算アクセス回数が10回未満の場合に
は、音声認識における絞込みを行うための閾値を5に設
定する。通算アクセス回数が10回未満の場合には、通
常保守に使用されていない電話機42からの音声入力で
あると判断してセキュリティレベルを比較的高くし、認
証精度を高くした方がよいからである。なお、各電話番
号から受け付けた通算アクセス回数を記録しておくため
の手段が必要となるが、この手段は、音声認識ボード2
0若しくは他に用意されているメモリなどの記憶手段や
ディスクユニットなどの外部記憶装置で実現することが
できる。
【0077】入力された「名前」(データ)が閾値に満
たない音声データの切捨て後の登録者データに含まれて
いた場合には、音声入力者は、登録された管理者である
と認証する(ステップ224,225)。一方、切捨て
後の登録者データに含まれていない場合には、音声入力
者は登録された管理者でないと判断する(ステップ22
4,226)。
【0078】図7のステップ205以降の処理は、上記
実施の形態2と同じなので説明を省略する。
【0079】次に、通常情報処理装置1の保守に使用し
ている電話機4から音声入力された場合を例にして説明
する。
【0080】電話回線2に接続された電話機4から情報
処理装置1に電話をかけると、電話回線2に接続されて
いるシステム管理ボード26は、その電話トーン(アク
セス要求)を受け付け(ステップ201)、音声合成回
路39により音声合成された「登録されている”名前”
を言ってください。」という応答メッセージ(音声)を
送信する(ステップ202)。この音声による応答メッ
セージに応じた音声入力者からの「名前」(音声)を受
信すると(ステップ203)、次の管理者認証処理を行
う(ステップ204)。
【0081】図8において、音声認識ボード20は、
「名前」(データ)から特徴を抽出し特徴ベクトルを生
成した後、登録者データの各登録者の標準ベクトルに対
して距離計算を行い、距離の昇順にて並び替えを行う
(ステップ221)。昇順に並び替えられた登録者デー
タに対して、入力先の電話番号の通算アクセス回数(入
力回数)に基づく閾値を設定して(ステップ222)、
その閾値に満たないものを切り捨てる(ステップ22
3)。例えば、ある電話番号が割り当てられている電話
機4からの通算アクセス回数が10回以上の場合には、
音声認識における絞込みを行うための閾値を3に設定す
る。通算アクセス回数が10回以上の場合には、通常保
守に使用されている電話機4からの音声入力であると判
断して、通算アクセス回数が10回未満の場合よりもセ
キュリティレベルを相対的に低くし、認証効率を高くし
た方がよいからである。
【0082】入力された「名前」(データ)が閾値に満
たない音声データの切捨て後の登録者データに含まれて
いた場合には、音声入力者は、登録された管理者である
と認証する(ステップ224,225)。一方、切捨て
後の登録者データに含まれていない場合には、音声入力
者は登録された管理者でないと判断する(ステップ22
4,226)。
【0083】図7のステップ205以降の処理は、上記
実施の形態2と同じなので説明を省略する。
【0084】以上のように、本実施の形態によれば、電
話機4,42から情報処理装置1に電話をかけることに
よって、情報処理装置1が電話の音声による認証を行
い、この認証機能によって音声が登録されている管理者
であることが認められた場合に、情報処理装置1の状態
を電話の音声にて取得することができる。この音声によ
る認証機能における絞り込みを行うための閾値を、本実
施の形態では通常管理者が使用する電話機は特定される
であろうということに着目し、電話機からの通算アクセ
ス回数に応じて変更するようにした。これにより、頻繁
にアクセスされる電話機からの音声入力の場合は認識精
度よりも認識効率を重視し、その一方、アクセス回数が
少ない場合は認識効率よりも認識精度を重視することが
できる。
【0085】なお、本実施の形態では、閾値を設定する
通算アクセス回数として10回を基準としたが、この回
数に限られたものではなく、他のアクセス回数値やアク
セス回数値を複数設定して段階的にするなどの応用をす
ることは可能である。また、アクセス回数をどこの時点
から累積を開始するかなども適宜決めればよい。
【0086】また、本実施の形態では、状態の取得処理
を例にして説明したが、構成の変更処理など他の管理処
理でも適用できることはいうまでもない。
【0087】実施の形態4.図10は、本発明に係る情
報処理装置管理システムの実施の形態3を適用したシス
テム全体のブロック構成図である。本実施の形態におい
ては、図1に示した構成に加えて、情報処理装置1を管
理する管理端末45を情報処理装置1に直接接続し、ま
た、ルータ9経由でインターネットに接続可能なインタ
ーネット電話46をLAN3に接続した構成を有してい
る。なお、図10には、便宜上、情報処理装置1と同じ
LAN3にインターネット電話46を接続しているが、
インターネット電話46は、インターネットを介して情
報処理装置1にアクセスするものである。また、音声認
識ボード20は、実施の形態2と同じ機能を有してい
る。
【0088】図11は、本実施の形態における情報処理
装置1のブロック構成図である。本実施の形態において
は、図2に示した構成に加えて、LAN3に接続するた
めのネットワークボード47をI/Oバス12に接続し
た構成となる。
【0089】本実施の形態におけるシステム管理ボード
26のブロック構成は、図3に示したように実施の形態
1と同じである。
【0090】図12は、本実施の形態におけるインター
ネット電話46のブロック構成図である。インターネッ
ト電話46は、インターネットにアクセスでき、文字及
び音声双方の入出力が可能なインターネット電話手段で
ある。インターネット電話46は、一般的なコンピュー
タと同様の構成を有し、システムバス48に接続された
CPU49及びメモリ50と、I/Oバス51に接続さ
れたSCSI制御装置52、LANボード53、サウン
ド回路54と、システムバス48とI/Oバス51とを
接続するI/Oブリッジ55と、SCSI制御装置52
に接続管理されるディスクユニット56とで構成され
る。インターネット電話46は、LANボード53を介
してインターネットに接続される。また、サウンド回路
54は、受け取ったデータを音声に変換する音声変換機
能を有しており、接続したヘッドホンセット57から管
理者等の音声を入力することができるとともに情報処理
装置1から送られてくる処理結果等を音声で聞くことが
できる。インターネット電話46からの音声のみなら
ず、特に図示していないが、キーボードから文字データ
も入力可能であり、これらのデータは、LANボード5
3を経由して情報処理装置1に送られることになる。
【0091】図13は、本実施の形態における管理端末
45のブロック構成図である。管理端末45は、一般的
なコンピュータと同様の構成を有している。すなわち、
システムバス60に接続されたCPU61及びメモリ6
2と、I/Oバス63に接続されたSCSI制御装置6
4、シリアル通信回路65、サウンド回路66と、シス
テムバス60とI/Oバス63とを接続するI/Oブリ
ッジ67と、SCSI制御装置64に接続管理されるデ
ィスクユニット68とで構成される。管理端末45は、
シリアル通信回路65を介して情報処理装置1のシリア
ル通信ボード19に接続される。また、サウンド回路6
6は、受け取ったデータを音声に変換する音声変換機能
を有しており、接続したヘッドホンセット69から管理
者等の音声を入力することができるとともに情報処理装
置1から送られてくる処理結果等を音声で聞くことがで
きる。また、管理端末45からは、音声のみならず、特
に図示していないが、キーボードから文字データも入力
可能である。
【0092】以上の構成を有する本実施の形態では、受
信情報として通信端末の接続形態に応じて指標を設定す
ることを特徴としている。すなわち、電話回線2に接続
された電話機4、インターネットに接続されたインター
ネット電話46あるいは情報処理装置1に直接接続され
た管理端末45など情報処理装置1への接続形態に応じ
て閾値を設定するようにした。
【0093】本実施の形態では、上記の電話機4、イン
ターネット電話46、管理端末45からそれぞれ音声入
力がされた場合を例にして説明する。
【0094】まず、電話回線2に接続された電話機4か
ら音声入力された場合を例にして説明する。本実施の形
態における動作は、実施の形態2と基本的に同じである
ため図7及び図8に示したフローチャートを用い、共通
する処理は簡略して説明する。
【0095】電話回線2に接続された電話機4から情報
処理装置1に電話をかけると、電話回線2に接続されて
いるシステム管理ボード26は、その電話トーン(アク
セス要求)を受け付け(ステップ201)、音声合成回
路39により音声合成された「登録されている”名前”
を言ってください。」という応答メッセージ(音声)を
送信する(ステップ202)。この音声による応答メッ
セージに応じた音声入力者からの「名前」(音声)を受
信すると(ステップ203)、次の管理者認証処理を行
う(ステップ204)。
【0096】図8において、音声認識ボード20は、
「名前」(データ)から特徴を抽出し特徴ベクトルを生
成した後、登録者データの各登録者の標準ベクトルに対
して距離計算を行い、距離の昇順にて並び替えを行う
(ステップ221)。昇順に並び替えられた登録者デー
タに対して、「アクセス形態:電話回線接続された電話
機」に基づく閾値を設定して(ステップ222)、その
閾値に満たないものを切り捨てる(ステップ223)。
例えば、電話回線2に接続された電話機4からの音声入
力である場合には、音声認識における絞込みを行うため
の閾値を5に設定する。アクセス形態が電話回線(内
線)2に接続された電話機4の場合には、所内からのア
クセスが想定されるが、電話機4は管理者以外の者も容
易に使用することができるためセキュリティレベルを比
較的高くし、認証効率よりも認識精度を優先する方が得
策だからである。
【0097】入力された「名前」(データ)が閾値に満
たない音声データの切捨て後の登録者データに含まれて
いた場合には、音声入力者は、登録された管理者である
と認証する(ステップ224,225)。一方、切捨て
後の登録者データに含まれていない場合には、音声入力
者は登録された管理者でないと判断する(ステップ22
4,226)。
【0098】図7のステップ205以降の処理は、上記
実施の形態2と同じなので説明を省略する。
【0099】次に、インターネットに接続されたインタ
ーネット電話46から音声入力された場合を例にして説
明する。インターネット電話46は、音声変換機能を有
しているので、ここではインターネット電話46側で音
声変換を行う場合を例にして図14及び図8に示したフ
ローチャートに基づき説明する。
【0100】インターネットに接続されたインターネッ
ト電話46から情報処理装置1に電話をかけると、情報
処理装置1のネットワークボード47経由でCPUボー
ド13またはCPUボード14のプロセッサに要求が発
生し、さらにシリアル通信ボード19を経由してシステ
ム管理ボード26に対して接続の要求が発生する。シス
テム管理ボード26のプロセッサ31は、シリアル通信
回路34を経由してこの要求を受け(ステップ40
1)、「応答メッセージ」(データ)を、シリアル通信
回路34、情報処理装置1のシリアル通信ボード19と
ネットワークボード47を経由して、インターネットに
接続されたインターネット電話46に対して送信する。
この「応答メッセージ」(データ)は、例えば「登録さ
れている”名前”を言ってください。」となる(ステッ
プ402)。
【0101】インターネット電話46では、LANボー
ド53経由で受信した「応答メッセージ」(データ)を
サウンド回路54により「応答メッセージ」(音声)に
変換することによって、管理者に応答メッセージの内容
をヘッドホンセット57から音声で聞かせることができ
る。
【0102】音声入力者は、音声による応答メッセージ
に応じ、認証のためにインターネット電話46より「名
前」(音声)を入力する。この「名前」(音声)は、サ
ウンド回路54によって「名前」(データ)に符号化さ
れ、LANボード53、情報処理装置1のネットワーク
ボード47及びシリアル通信ボード19を経由して、シ
ステム管理ボード26に送信される。システム管理ボー
ド26のプロセッサ31は、この「名前」(データ)を
受け付けると(ステップ403)、音声データメモリ3
8からシリアル通信回路34と情報処理装置1のシリア
ル通信ボード19を経由して、音声認識ボード20に送
信する。音声認識ボード20は、「名前」(データ)を
受信すると、次の管理者認証処理を行う(ステップ40
4)。
【0103】図8において、音声認識ボード20は、
「名前」(データ)から特徴を抽出し特徴ベクトルを生
成した後、登録者データの各登録者の標準ベクトルに対
して距離計算を行い、距離の昇順にて並び替えを行う
(ステップ221)。昇順に並び替えられた登録者デー
タに対して、「アクセス形態:インターネットに接続さ
れたインターネット電話」に基づく閾値を設定して(ス
テップ222)、その閾値に満たないものを切り捨てる
(ステップ223)。例えばインターネットに接続され
たインターネット電話46からの音声入力である場合に
は、音声認識における絞込みを行うための閾値を4に設
定する。アクセス形態がインターネットに接続されたイ
ンターネット電話46の場合には、音声入力者がインタ
ーネットアドレスを知って情報処理装置1にアクセスを
しているためセキュリティレベルを電話機4の場合より
も相対的に低くし、認証精度よりも認識効率を優先する
方が得策だからである。
【0104】入力された「名前」(データ)が閾値に満
たない音声データの切捨て後の登録者データに含まれて
いた場合には、音声入力者は、登録された管理者である
と認証する(ステップ224,225)。一方、切捨て
後の登録者データに含まれていない場合には、音声入力
者は登録された管理者でないと判断する(ステップ22
4,226)。
【0105】図14において、音声認識ボード20は、
管理者認証処理において音声入力者が登録された管理者
でないと判断された場合、確立した回線を切断する(ス
テップ405)。一方、音声認識ボード20は、管理者
認証処理において音声入力者が登録された管理者である
と判断された場合(ステップ405)、再び、シリアル
通信ボード19とシステム管理ボード26のシリアル通
信回路34を経由して、音声データメモリ38に送信す
る。ここで、プロセッサ31は、ROM32あるいはR
AM33に記憶されている所定のアプリケーションを実
行することによって、所定の「応答メッセージ」(デー
タ)をシリアル通信回路34、情報処理装置1のシリア
ル通信ボード19とネットワークボード47を経由し
て、インターネットに接続されたインターネット電話4
6に対して送信する(ステップ406)。この「応答メ
ッセージ」(データ)は、例えば、「情報処理装置にア
クセスするために、処理内容を言ってください。」とな
る。
【0106】インターネット電話46では、LANボー
ド53経由で受信した「応答メッセージ」(データ)を
サウンド回路54により「応答メッセージ」(音声)に
変換することによって、管理者に応答メッセージの内容
をヘッドホンセット57から音声で聞かせることができ
る。
【0107】音声入力者は、音声による応答メッセージ
に応じ、認証のためにインターネット電話46より「状
態」(音声)を入力する。この「状態」(音声)は、サ
ウンド回路54によって「状態」(データ)に符号化さ
れ、LANボード53、情報処理装置1のネットワーク
ボード47及びシリアル通信ボード19を経由して、シ
ステム管理ボード26に送信される。システム管理ボー
ド26のプロセッサ31は、この「状態」(データ)を
受け付けると(ステップ407)、音声データメモリ3
8からシリアル通信回路34と情報処理装置1のシリア
ル通信ボード19を経由して、音声認識ボード20に送
信する。音声認識ボード20は、受信した「状態」(デ
ータ)を「状態」(文字コード)に変換してシステム管
理ボード26に送り返す。その「状態」(文字コード)
は、シリアル通信ボード19及びシリアル通信回路34
を経由して、音声データメモリ38に記憶される。プロ
セッサ31は、この「状態」(文字コード)に基づき上
記実施の形態1と同様の処理を行い(ステップ40
8)、その処理結果(データ)をインターネット電話4
6に送信する(ステップ409)。
【0108】インターネット電話46では、LANボー
ド53経由で受信した処理結果(データ)をサウンド回
路54により処理結果(音声)に変換することによっ
て、管理者に情報処理装置1の状態をヘッドホンセット
から音声で聞かせることができる。処理結果である「障
害箇所、内容」(音声)は、例えば、「AC/DCユニ
ット#1、出力電圧低下」となる。
【0109】以上のようにして、音声変換機能を有する
通信端末に対しては、情報処理装置1において音声変換
をしなくても管理者の認証並びに管理処理を実行するこ
とができる。
【0110】次に、情報処理装置1のシステム管理ボー
ド26に直接接続された管理端末45から音声入力され
た場合を例にして説明する。管理端末45は、インター
ネット電話46とほぼ同様の構成を有しており、データ
がネットワークボード47経由でなくシステム管理ボー
ド26に直接送受信される以外は同じなので説明を簡略
する。すなわち、ここでの処理は、図14及び図8に示
したフローチャートに基づくことになる。
【0111】管理端末45から情報処理装置1に接続す
ると、システム管理ボード26は、「登録されている”
名前”を言ってください。」という応答メッセージ(デ
ータ)を送信する(ステップ401,402)。この応
答メッセージに応じた音声入力者からの「名前」(デー
タ)を受信すると(ステップ403)、次の管理者認証
処理を行う(ステップ404)。
【0112】図8において、音声認識ボード20は、
「名前」(データ)から特徴を抽出し特徴ベクトルを生
成した後、登録者データの各登録者の標準ベクトルに対
して距離計算を行い、距離の昇順にて並び替えを行う
(ステップ221)。昇順に並び替えられた登録者デー
タに対して、「アクセス形態:管理端末」に基づく閾値
を設定して(ステップ222)、その閾値に満たないも
のを切り捨てる(ステップ223)。例えば管理端末4
5からの音声入力である場合には、音声認識における絞
込みを行うための閾値を3に設定する。アクセス形態が
情報処理装置1に直結された管理端末45の場合には、
所内からのアクセスであり、しかも電話機4やインター
ネット電話46の場合よりもメンテナンス時のアクセス
が想定されるためセキュリティレベルをインターネット
電話46の場合よりも更に低くし、認証精度よりも認識
効率を更に優先させた方が得策だからである。
【0113】入力された「名前」(データ)が閾値に満
たない音声データの切捨て後の登録者データに含まれて
いた場合には、音声入力者は、登録された管理者である
と認証する(ステップ224,225)。一方、切捨て
後の登録者データに含まれていない場合には、音声入力
者は登録された管理者でないと判断する(ステップ22
4,226)。
【0114】図14のステップ405以降の処理は、上
記インターネット電話46における処理の場合と同じな
ので説明を省略する。
【0115】以上のように、本実施の形態によれば、電
話機4、インターネット電話46、管理端末45からそ
れぞれ情報処理装置1に電話をかけあるいは接続するこ
とによって、入力された音声に基づく認証を行い、この
認証機能によって音声が登録されている管理者であるこ
とが認められた場合に、管理者は情報処理装置1の状態
を音声にて取得することができる。この音声による認証
機能における絞り込みを行うための閾値を、本実施の形
態では、電話回線、インターネットあるいは直結という
接続形態に応じて変更するようにした。これにより、接
続形態に応じて認識精度又は認識効率を選択的に向上さ
せることができる。
【0116】なお、本実施の形態では、閾値を設定する
接続形態として電話回線、インターネットあるいは直結
の場合を例にして説明したが、これに限られたものでは
ない。
【0117】また、本実施の形態では、状態の取得処理
を例にして説明したが、構成の変更処理など他の管理処
理でも適用できることはいうまでもない。
【0118】また、上記各実施の形態では、処理の内容
に応じて、あるいは受信したときに得られる情報として
アクセス経路、アクセス形態、入力回数などに応じて指
標としての閾値を設定することに関してそれぞれ説明し
たが、閾値の設定の基準となる処理の内容等の条件を組
み合わせて使用することもできる。また、本実施の形態
では、例えば状態の取得や構成の変更など管理処理の各
項目に閾値を対応させて設定するようにしたが、複数の
条件を組み合わせて用いる場合などは、所定の式に基づ
く演算により閾値を決定するようにすることもできる。
【0119】また、上記各実施の形態では、指標として
閾値を用いたが、昇順に並べた登録者データの上位から
の数で絞り込むようにするなど応用することもできる。
【0120】
【発明の効果】本発明によれば、音声入力可能な通信端
末から入力された音声に対して認証を行うことによって
音声入力者が登録されている管理者であるかどうかの確
認をするようにしたので、パスワード入力等をしなくて
も管理者の認証を容易にすることができる。
【0121】また、管理者の認証をする際に行う予め登
録した管理者の音声データの絞込みを行うための指標を
処理の内容に対応させて設定できるようにしたので、処
理の内容に応じて認識精度あるいは認識効率を向上させ
ることができる。
【0122】また、管理者の認証をする際に行う予め登
録した管理者の音声データの絞込みを行うための指標を
入力経路、入力情報の入力回数、通信端末の接続形態な
どの受信情報に対応させて設定できるようにしたので、
処理の内容に応じて認識精度あるいは認識効率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る情報処理装置管理システムの実
施の形態1を適用したシステム全体のブロック構成図で
ある。
【図2】 実施の形態1における情報処理装置のブロッ
ク構成図である。
【図3】 実施の形態1におけるシステム管理ボードの
ブロック構成図である。
【図4】 実施の形態1における動作を示したフローチ
ャートである。
【図5】 実施の形態1における管理者認証処理を示し
たフローチャートである。
【図6】 本発明に係る情報処理装置管理システムの実
施の形態2を適用したシステム全体のブロック構成図で
ある。
【図7】 実施の形態2における動作を示したフローチ
ャートである。
【図8】 実施の形態2における管理者認証処理を示し
たフローチャートである。
【図9】 本発明に係る情報処理装置管理システムの実
施の形態3を適用したシステム全体のブロック構成図で
ある。
【図10】 本発明に係る情報処理装置管理システムの
実施の形態4を適用したシステム全体のブロック構成図
である。
【図11】 実施の形態4における情報処理装置のブロ
ック構成図である。
【図12】 実施の形態4におけるインターネット電話
のブロック構成図である。
【図13】 実施の形態4における管理端末のブロック
構成図である。
【図14】 実施の形態4における動作を示したフロー
チャートである。
【図15】 従来のコンピュータ・セキュリティ・シス
テムの制御装置及び制御方法を示した図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置、2 電話回線(内線)、3 LA
N、4,41,42 電話機、5 PBX、6 電話回
線(外線)、7 FAX装置、8,45 管理端末、9
ルータ、11,48,60 システムバス、12,5
1,63 I/Oバス、13,14 CPUボード、1
5 メモリボード、16 バスブリッジボード、17,
18 SCSI制御ボード、19 シリアル通信ボー
ド、20 音声認識ボード、21,22 SCSIバ
ス、23,24,56,68 ディスクユニット、25
システム管理バス(JTAGバス)、26 システム
管理ボード、27 電源ユニット、28 ファンユニッ
ト、31 プロセッサ、32 ROM、33 RAM、
34,65 シリアル通信回路、35 電話回線回路、
36 音声検出回路、37 音声制御回路、38 音声
データメモリ、39 音声合成回路、40 音声符号化
回路、46 インターネット電話、47 ネットワーク
ボード、49,61 CPU、50,62 メモリ、5
2,64 SCSI制御装置、53 LANボード、5
4,66 サウンド回路、55,67 I/Oブリッ
ジ、57,69 ヘッドホンセット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/00 G06F 3/16

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置の管理業務が許可された管
    理者からの入力情報に基づいて情報処理装置の管理処理
    を行い、必要に応じてその処理結果を送信する情報処理
    装置管理システムにおいて、 音声入力可能な通信端末から入力された音声を認識する
    音声認識手段と、 前記音声認識手段により認識した音声と予め登録された
    管理者の音声データとの比較処理により音声入力者が管
    理者であるかどうかの音声認証を行う音声認証手段と、 前記音声認証手段による比較処理の対象とする前記管理
    者の音声データを全登録音声データの中から絞り込む音
    声データ選出手段と、 を有し、 前記音声データ選出手段は、前記通信端末から送られて
    きた音声による管理処理内容に応じて前記比較処理の対
    象とする音声データを絞り込むための指標を設定するこ
    とを特徴とする情報処理装置管理システム。
  2. 【請求項2】 情報処理装置の管理業務が許可された管
    理者からの入力情報に基づいて情報処理装置の管理処理
    を行い、必要に応じてその処理結果を送信する情報処理
    装置管理システムにおいて、 音声入力可能な通信端末から入力された音声を認識する
    音声認識手段と、 前記音声認識手段により認識した音声と予め登録された
    管理者の音声データとの比較処理により音声入力者が管
    理者であるかどうかの音声認証を行う音声認証手段と、 前記音声認証手段による比較処理の対象とする前記管理
    者の音声データを全登録音声データの中から絞り込む音
    声データ選出手段と、 を有し、 前記音声データ選出手段は、前記入力情報の受信情報に
    基づき前記比較処理の対象とする音声データを絞り込む
    ための指標を設定することを特徴とする情報処理装置管
    理システム。
  3. 【請求項3】 前記音声データ選出手段は、前記受信情
    報である入力情報の入力経路に応じて前記指標を設定す
    ることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記音声データ選出手段は、前記指標と
    して設定された絞込みレベルを、前記入力情報が構内回
    線内で入力されたときよりも構内回線外で入力されたと
    きの方を高く設定することを特徴とする請求項3記載の
    情報処理装置管理システム。
  5. 【請求項5】 前記音声データ選出手段は、前記受信情
    報である前記各通信端末からの入力情報の入力回数に応
    じて前記指標を設定することを特徴とする請求項2記載
    の情報処理装置管理システム。
  6. 【請求項6】 前記音声データ選出手段は、前記受信情
    報である前記通信端末の接続形態に応じて前記指標を設
    定することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置管
    理システム。
  7. 【請求項7】 前記音声データ選出手段は、前記管理者
    の音声データを前記音声認識手段により認識した音声と
    共通する特徴を有している順に並べたときに、共通する
    特徴を有していない音声データを切り捨てるためのしき
    い値を前記指標とすることを特徴とする請求項1又は2
    いずれかに記載の情報処理装置管理システム。
  8. 【請求項8】 情報処理装置の管理業務が許可された管
    理者からの入力情報に基づいて情報処理装置の管理処理
    を行い、必要に応じてその処理結果を送信する情報処理
    装置管理方法において、 音声入力可能な通信端末から入力された音声による処理
    内容を認識する音声認識ステップと、 前記通信端末から送られてきた音声による管理処理内容
    に応じて音声データを絞り込むための指標を設定する指
    標設定ステップと、 予め登録された管理者の音声データのうち前記指標に基
    づき絞り込まれた音声データと前記通信端末から入力さ
    れた音声とを比較することによって音声入力者が管理者
    であるかどうかの音声認証を行う音声認証ステップと、 を含み、音声認証の結果に応じて管理処理の実行の可否
    を決定することを特徴とする情報処理装置管理方法。
  9. 【請求項9】 情報処理装置の管理業務が許可された管
    理者からの入力情報に基づいて情報処理装置の管理処理
    を行い、必要に応じてその処理結果を送信する情報処理
    装置管理方法において、 音声入力可能な通信端末から入力された音声による処理
    内容を認識する音声認識ステップと、 前記入力情報の受信情報に基づき音声データを絞り込む
    ための指標を設定する指標設定ステップと、 予め登録された管理者の音声データのうち前記指標に基
    づき絞り込まれた音声データと前記通信端末から入力さ
    れた音声とを比較することによって音声入力者が管理者
    であるかどうかの音声認証を行う音声認証ステップと、 を含み、音声認証の結果に応じて管理処理の実行の可否
    を決定することを特徴とする情報処理装置管理方法。
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