JP3339656B2 - 光回路評価方法 - Google Patents

光回路評価方法

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JP3339656B2
JP3339656B2 JP598994A JP598994A JP3339656B2 JP 3339656 B2 JP3339656 B2 JP 3339656B2 JP 598994 A JP598994 A JP 598994A JP 598994 A JP598994 A JP 598994A JP 3339656 B2 JP3339656 B2 JP 3339656B2
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和正 高田
靖之 井上
裕朗 山田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、干渉形光回路、特に長
さの異なる光導波路を有する干渉形光回路内の各光導波
路を伝搬する光が受ける位相変化及び光パワー分配量を
非破壊かつ高精度に測定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は長さの異なる2本の光導波路(ア
ーム)を有する2×2マッハ・ツェンダ型光回路を示す
もので、図中、1,2はマッハ・ツェンダ干渉計の2つ
のアーム、3,4は3dBカプラ、5,6は入射ポー
ト、7,8は出射ポートである。ポート5から入射した
光は3dBカプラ3で二分され、それぞれアーム1,2
を伝搬した後、3dBカプラ4で合波される。各アーム
を伝搬した光のパワーP1,P2 (又は光パワー分配比
1 /P2 )及び位相差φに応じてポート7,8からの
出射パワーが決定されるので、これらのパラメータを非
破壊かつ高精度に測定する技術が不可欠となる。
【0003】これまでにバルク型又は光ファイバ型のマ
ッハ・ツェンダ干渉計により、干渉形光回路内の光パワ
ー分配比及び光路長差を非破壊で評価する方法が報告さ
れており、その一例を図3に示す。図3において、11
は各光導波路間の光路長差よりも短いコヒーレント長を
有する中心波長1.53μmの発光ダイオードからなる
光源、12,13は光ファイバ3dBカプラ、14は試
験用の干渉形光回路、15,16はレンズ、17はプリ
ズム、18はリフレクタ、19は光検出器、20は選択
レベル計、21,22はカプラ12の出射ポート、2
3,24はカプラ13の入射ポートである。
【0004】干渉形光回路14は、例えば図4に示すよ
うに、共通の入射ポート25に入射された光が、光パワ
ーを分配する分配器26によって六分配され、6本の長
さの異なる光導波路27−1〜27−6を伝搬した後に
合波器28で合波され、共通の出射ポート29から出射
する如く構成されている。
【0005】図3において、光源11からの出射光はカ
プラ12で二分される。二分された一方の光は、ポート
21より干渉形光回路14に入射する。二分された他方
の光は、ポート22を伝搬して参照光となり、レンズ1
5で平行ビームにコリメートされた後、プリズム17で
反射され、リフレクタ18で平行に反射され、プリズム
17を経由してレンズ16でカプラ13のポート24に
入射する。ここで、リフレクタ18はビームに平行に移
動させることによって、参照光の光路長を変化させる。
【0006】一方、光回路14を透過した光はポート2
3に入射し、カプラ13にて前記参照光と合波される。
合波された光は光検出器19で受光され、電気信号に変
換されて選択レベル計20に入力される。選択レベル計
20は参照光の光路長の変化とともに生じるビート信号
(これをインターフェログラムと呼ぶ。)の包絡線検波
を行う。
【0007】光回路14内の光路長差よりも伝搬光のコ
ヒーレント長が短いので、各光導波路を伝搬した光波
は、それぞれ独立に参照光と干渉する。従って、試験用
の干渉形光回路14内にN本の光導波路がある場合、参
照光の光路長の変化とともにN個の孤立したビート信号
が観測される。従来例では、これらビート信号の包絡線
波形を電圧計20で測定した。
【0008】図5は図4中の1番目及び2番目の光導波
路27−1,27−2に対する包絡線波形を示す。図
中、横軸は参照光の光路長変化を、縦軸は強度を示す。
従来例では、各孤立波形のピーク間隔から2光導波路間
の光路長としてピーク間隔K=240μmを、2光導波
路間のパワー分配比として各波形のピークの比P1 /P
2 =1.5の値をそれぞれ導出していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】理論的には、ビート信
号のピーク間隔より求まるKの値は、群遅延時間差τ
(=(L1 −L2 )/vg ;L1 及びL2 は1番目及び
2番目の光導波路の幾何学的長さ、vg は群速度)に光
速度cを乗じた値τcに等しい。光導波路の屈折率は波
長に依存するので、群速度vg と位相速度vp (=c/
n;nは実効屈折率)とは異なり、Kの値は2光導波路
間の光路長差と一致しない。
【0010】実際、石英系光導波路では、群速度と位相
速度とは約2%異なるので、光導波路長が数cmの光回
路では、ピーク間隔から見積った光路長差には、数100
μmの誤差が生じる。即ち、波長λ=1.5μmにおい
て、K/λの関係式から光導波路間の位相差φを求める
ことができない。また、長尺の光回路では、作製プロセ
スの不完全性によって、位相速度が光回路の位置によっ
て微妙に変化してしまうので、群速度と位相速度との差
を理論的に求めた後、Kの値から光路長差をサブミクロ
ンの精度で求めることは不可能である。
【0011】また、光源である発光ダイオードは数10
nmのスペクトル幅を有するが、一般に、光回路の分配
比はこのスペクトル範囲では波長とともに変化するの
で、包絡線のピークから分配比を求める方法では、分配
比の波長平均値しか求めることができない。
【0012】本発明の目的は、干渉形光回路内の各光導
波路を伝搬する光が受ける位相変化及び光パワー分配量
を高精度に測定し得る光回路評価方法を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、コヒーレン
ト長の十分短い光を試験用の干渉形光回路に入射した
時、該光回路内の各光導波路を伝搬した光と参照光との
干渉によって孤立したビート信号(即ち、インターフェ
ログラム)が発生し、これらビート信号のフーリエ変換
により、各光導波路の応答関数を求めることができるこ
とに注目した。
【0014】図1は請求項1に対応するフローチャート
を示すもので、孤立したビート信号を生成し(s1)、
各ビート信号を光路長差xの関数として抽出し(s
2)、フーリエ変換し(s3)、それぞれの位相と振幅
を求めることにより、各光導波路における位相及び光パ
ワー分配量を求める(s4)ことを特徴とする。
【0015】また、光路長差xが非常に大きい場合は、
請求項2に対応する図6のフローチャートに示すよう
に、中心までの光路長差を予め求めて計算する方が得策
である。即ち、各ビート信号の中心付近における参照光
の光路長変化をxk (k=1,2,……N)、xk を原
点とした光路長変化をyk として、各ビート信号をjk
(yk )と表し、σを波数としてjk (yk )のフーリ
エ変換 を計算し(iは虚数単位)(st1〜3)、振幅b
k (σ)及び位相φk (σ)を求めた後に、2πσxk
+φk (σ)の関係式よりk番目の光導波路により波数
σの光が受ける位相を、また、g(σ)を光源のスペク
トルとして|bk (σ)/g(σ)|2 の関係式より光
導波路で光が受けるパワー分配量を求める(st4)こ
とを特徴とする。
【0016】また、光源のスペクトルg(σ)が複雑な
波形となり、孤立したビート信号が得られない場合は、
請求項3に対応する図7のフローチャートに示すよう
に、全ビート信号I(x)をフーリエ変換し(sp1,
2)、光源のスペクトルg(σ)で除算し(sp3)、
さらにガウス型のウィンドゥ関数C(σ)を乗じ(sp
4)、これを逆フーリエ変換して(sp5)、孤立した
ビート信号を生成する(sp6)ことを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明方法によれば、従来、不可能であった、
干渉形光回路内の各光導波路で受けた位相変化やパワー
分配比の波長依存性を高精度に測定することができるの
で、作製プロセスへのフィードバックを可能とするとと
もに、本方法を位相モニタとした精密位相制御技術の開
発を可能とする。
【0018】
【実施例】単位振幅の光波を試験用の干渉形光回路に入
射した際、該干渉形光回路内の各光導波路を伝搬した光
波の複素振幅をhk (σ)(k=1,2,……N;Nは
光導波路の本数)とする(以後、hk (σ)を波数σで
の光導波路kの応答関数と呼ぶ。)。hk (σ)を hk (σ)=ak (σ)exp[iδk (σ)] ……(1) と表せば、γk (σ)=|ak (σ)|2 が波数σでの
光導波路kへのパワー分配量、δk (σ)が光導波路k
で受ける光波の位相変化を示す量であり、これらを測定
する原理を以下に述べる。
【0019】干渉形光回路がN本の光導波路から構成さ
れ、それぞれが結合の無い互いに独立した光導波路であ
るとすると、干渉形光回路の応答関数H(σ)はそれぞ
れの応答関数の和として、 と表される。
【0020】従って、入射光のスペクトルをg(σ)と
すれば、参照光の光路長の変化xによって生じるビート
信号は、 と表される。
【0021】 の半値全幅として光源のコヒーレント長を定義する。光
源のコヒーレント長がどの光導波路間の光路長差よりも
十分短いとすれば、(3) 式中の積分項である は、xがik (x)のピークから光導波路間の光路長差
程度変化すると、無視し得るほどに小さくなる。即ち、
これらのビート信号は、孤立したインターフェログラム
波形を示す。図8にk,k+1番目の光導波路から生じ
たインターフェログラムの一例を示す。
【0022】従って、次式(4) に示す通り、各インター
フェログラムik (x)のフーリエ変換によってg
(σ)hk (σ)を求め、 これをg(σ)で除することにより、hk (σ)を求め
ることができる。
【0023】xが数cmに及ぶ反面、各インターフェロ
グラムの有限な持続幅(即ち、コヒーレント長)が数1
0μmである場合の効率的な計算方法は以下の通りであ
る。
【0024】図8に示す通り、座標を光路長差xから、
k (x)のピーク近辺の座標xkからの相対座標yk
に変換(即ち、x=xk +yk )すれば、(4) 式は、 となる。ここで、jk (yk )はik (x)に等しく、
座標xk を原点としたインターフェログラムを示す。
【0025】jk (yk )のフーリエ変換を振幅b
k (σ)、位相φk (σ)により、 と表せば、(5) 式は、 g(σ)hk (σ)=exp(2πiσxk ) ・bk (σ)exp[iφk (σ)] =bk (σ)exp[i(2πσxk +φk (σ))] ……(7) となる。
【0026】即ち、k番目の光導波路の応答関数は、 hk (σ)=bk (σ)exp[i(2πσxk +φk (σ))]/g(σ) ……(8) で与えられる。
【0027】最終的に、k番目の光導波路で受ける位相
ρk (σ)、パワー分配量γk (σ)は、 ρk (σ)=2πσxk +φk (σ)、 γk (σ)=|bk (σ)/g(σ)|2 ……(9) より求めることができる。また、ρk (σ)をσに関し
て一階及び二階微分することにより、各光導波路で受け
る群遅延χk (σ)と分散ξk (σ)、即ち χk (σ)={d[ρk (σ)]/dσ}/2π =xk +{d[φk (σ)]/dσ}/2π、 ξk (σ)=σ2 {d2 [ρk (σ)]/dσ2 }/2πc ……(10) も導出することができる。ここで、cは光速度である。
【0028】以上の説明は、各ビート信号が図8に示す
ように孤立している場合に当てはまる。アルミニウムを
添加した光ファイバ増幅器からの自然放出光には、二つ
のピークが存在するため、これを光源とした場合、発生
するインターフェログラムにはいくつかのサイドローブ
が生じ、隣のインターフェログラムと重なってしまう場
合が生じる。光源のスペクトルが十分に広いにもかかわ
らず(従って、コヒーレント長が十分短いにもかかわら
ず)、スペクトル構造によって孤立したインターフェロ
グラムの発生が困難な場合でも、以下の方法で孤立した
ビート信号を再生することができる。
【0029】(3) 式が示す通り、全インターフェログラ
ムI(x)のフーリエ変換により、関数g(σ)H
(σ)を求めることができる。隣のインターフェログラ
ムと重なるのはg(σ)の凹凸の構造に起因する。フー
リエ変換から求めたこの関数を光源のスペクトルg
(σ)で割ることによって、平坦な単位スペクトル入射
の場合に相当するH(σ)自身を求める。
【0030】次に、ガウス型関数等の波数σに対して滑
らかに変化するウィンドゥ関数C(σ)を乗ずることに
より、g(σ)ではなくC(σ)のスペクトル光源が入
射した場合の関数であるC(σ)・H(σ)を計算で求
める。(3) 式から、スペクトルC(σ)入射に対するイ
ンターフェログラムは、C(σ)H(σ)の逆フーリエ
変換を行うことにより得られるので、結果的に、孤立し
たインターフェログラムを再生させることが可能とな
る。
【0031】図9は本発明を実施する測定系の構成を示
すもので、干渉計の構成は図3に示したものとほぼ同一
であるが、参照光の光路長変化を高精度に測定するた
め、波長λ=1.3μmの分布帰還型(DFB)レーザ
を設置した点が異なる。これは、干渉性の良いレーザ光
をファイバ型干渉計内に伝搬させて、参照光の光路長変
化をモニタするためである。
【0032】図9において、11は光源、12,13は
光ファイバ3dBカプラ、14は試験用の干渉形光回
路、15,16,31はレンズ、17はプリズム、18
はリフレクタ、21,22はカプラ12の出射ポート、
23,24はカプラ13の入射ポート、32はDFBレ
ーザ、33はダイクロイックミラー、34,35は光検
出器、36はフリンジカウンタ、37はウェーブフォー
ム・レコーダである。
【0033】干渉計から出射する波長1.3μm及び
1.53μmの光をダイクロイックミラー33で分離
し、1.3μm光は光検出器34で、1.53μm光は
光検出器35でそれぞれ受光した。干渉計内の光路長が
λ/2だけ変化するとレーザ光のビート信号が半周期変
化することを利用して、フリンジカウンタ36はλ/2
の光路長変化毎にクロックパルスを発生させる。外部ク
ロックモードに設定されたウェーブフォーム・レコーダ
37は、このクロックでインターフェログラムのサンプ
リングを行う。
【0034】本実施例では、図10に示すようなアレー
光導波回路回折格子型光合分波器の各光導波路の位相を
測定した。この合分波器は、32本の入射ポート41、
32本の出射ポート42、ΔL=634μmのピッチで
長さの増加するN=128本の光導波路43を有する。
本合分波器の何れも16番目のポートを本実験での光の
入出射に使用した。この光導波路は、回折格子としての
機能を有し、透過バンドのピークに対するサイドローブ
の抑圧比は10dBであった。
【0035】ピッチのわずかな変動が合分波器の透過特
性に影響する。k番目(k=1,2,…,N)の光導波
路の設計光導波路長からのずれをδLk とすれば、波数
σでのk番目の光導波路(以下、アレーと呼ぶ。)の位
相は、定数を無視して、 Φk (σ)=2πσ(kΔL+δLk ) =2πσkΔL+2πσ(δLk ) ……(11) となる。(11)式の右辺第二項の2πσ(δLk )が各光
導波路に付随する位相誤差である。透過スペクトルのピ
ーク点の波数では、(11)式の右辺第一項が全て2πの整
数倍になることに注目すれば、各光導波路の位相誤差
は、ピーク地点でのΦk (σ)の値として求めることが
できる。
【0036】図11は、このようにして求めた位相誤差
をアレーの番号順に示したものである。多数回の測定の
結果、測定誤差は各アレーともにπ/30以下であっ
た。また、図11に示した位相誤差分布と設計ピッチを
用いて計算したアレー導波路の理論透過特性は、測定透
過曲線と良く一致した。
【0037】図12は、特定の二本のアレーの光パワー
分配量を測定した結果である。縦軸は任意目盛りである
ので、両曲線の比がアレーへの光パワー分配比率を示
す。図のように、各アレーともに無視できない程に波長
に対して変化していることが分かる。
【0038】図13は、透過スペクトルの透過ピークを
与える波長において求めた各アレーへの光パワー分配量
を示す。アレー毎に分配量はかなり変動していることが
分かった。
【0039】図14は、ピッチΔL=126μm、10
1本のアレー光導波路を有するアレー光導波回路の位相
誤差の測定結果である。このアレー光導波路が30dB
という優れたサイドローブ抑圧比を示すのに対応して、
各アレーの位相誤差はかなり小さいことが分かった。
【0040】光ファイバ増幅器からの自然放出光を光源
とした時のサンプリングされたビート信号波形の一例を
図15(a) に、また、光源のスペクトルをもとにビート
信号を再生した結果を図15(b) に示す。ウィンドゥ関
数C(σ)としては、スペクトルの半値全幅30nmの
ガウス型関数を用いた。自然放出光の二つのピークを有
するスペクトル構造によって、図15(a) に示す通り、
ビートの端が重なってしまったのが、信号処理により、
図15(b) に示す通り、孤立したビート波形を再生でき
たことが分かる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
くの光導波路を有する干渉形光回路における光導波路間
の位相差と分配比を高精度に測定することが可能とな
り、作製プロセスへのフィードバックを可能にするとと
もに、本方法を位相モニタとした精密位相制御技術の開
発を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に対応するフローチャート
【図2】2×2マッハ・ツェンダ型光回路の構成図
【図3】マッハ・ツェンダ干渉計を用いた従来の測定系
の構成図
【図4】試験用の干渉形光回路の一例を示す構成図
【図5】ビート信号の包絡線波形の一例を示す図
【図6】請求項2に対応するフローチャート
【図7】請求項3に対応するフローチャート
【図8】ビート信号の波形の一例を示す図
【図9】マッハ・ツェンダ干渉計を用いた本発明の測定
系の構成図
【図10】アレー光導波回路回折格子型光合分波器の構
成図
【図11】各アレー光導波路における位相誤差の分布を
示すグラフ
【図12】特定の2本のアレー光導波路における光パワ
ー分配量の波長依存性を示すグラフ
【図13】各アレー光導波路における光パワー分配量の
分布を示すグラフ
【図14】他のアレー光導波回路回折格子型光合分波器
の各アレー光導波路における位相誤差の分布を示すグラ
【図15】信号処理前後のビート信号の波形の一例を示
す図
【符号の説明】
1,2…マッハ・ツェンダ干渉計の2つのアーム、3,
4…3dBカプラ、5,6,23,24…入射ポート、
7,8,21,22…出射ポート、11…光源、12,
13…光ファイバ3dBカプラ、14…試験用の干渉形
光回路、15,16,31…レンズ、17…プリズム、
18…リフレクタ、19,34,35…光検出器、20
…選択レベル計、32…DFBレーザ、33…ダイクロ
イックミラー、36…フリンジカウンタ、37…ウェー
ブフォーム・レコーダ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−29029(JP,A) 1994年電子情報通信学会秋季大会講演 論文集,日本,(社)電子情報通信学 会,1994年 9月 5日,エレクトロニ クス(1),p.226 1994年(平成6年)春季 第41回応用 物理学関係連合講演会予稿集 第3分 冊,日本,(社)応用物理学会,1994年 3月28日,p.1031 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 9/00 - 9/04 G01B 9/00 - 9/04 G01M 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の入射ポート及び出射ポートを有
    し、長さの異なるN本のそれぞれが結合の無い互いに独
    立した光導波路を有する干渉形光回路内の各光導波路を
    伝搬する光が受ける位相変化及び光パワー分配量を測定
    する光回路評価方法において、 光回路の任意の2つの光導波路間の光路長差よりも短い
    コヒーレント長を有する光源を用いた干渉計の一方の光
    路内に該光回路を設置し、参照光の光路となる該干渉計
    の他方の光路の光路長を変化させ、各光導波路を伝搬す
    る光と前記参照光との干渉によって生じるN個の孤立し
    たビート信号からなるインターフェログラムI(x)を
    生成(xは特定の地点からの参照光の光路長変化)し、
    孤立した各ビート信号ik (x)を抽出し、σを波数と
    して、フーリエ変換 を計算し(iは虚数単位)、それぞれの振幅Ak (σ)
    と位相Φk (σ)を求め、位相Φk (σ)をk番目の光
    導波路にて光が受けた位相変化、光源のスペクトルをg
    (σ)として|Ak (σ)/g(σ)|2 を光パワー分
    配量として導出することを特徴とする光回路評価方法。
  2. 【請求項2】 前記ビート信号をフーリエ変換して振幅
    と位相を導出する方法として、それぞれのビート信号の
    中心付近の特定の地点での(参照光の)光路長変化をx
    k 、xk を原点とした光路長の変化をyk として、各ビ
    ート信号をykの関数としてjk (yk )(k=1,
    2,……N)と表し(即ち、ik (x)=j
    k (yk ))、jk (yk )のフーリエ変換 を計算し、それぞれの振幅bk (σ)と位相φk (σ)
    を求め、2πσxk +φk (σ)の関係式より波数σに
    おけるk番目の光導波路を通過した光の受けた位相を、
    |bk (σ)/g(σ)|2 の関係式よりその光への光
    パワー分配量をそれぞれ導出することを特徴とする請求
    項1記載の光導波路評価方法。
  3. 【請求項3】 N個の孤立したビート信号を生成する方
    法として、参照光の光路長の変化とともに生じる全ビー
    ト信号(インターフェログラム)I(x)を取得し、こ
    れをフーリエ変換して振幅A(σ)と位相ψ(σ)を求
    め(即ち、 B(σ)=A(σ)/g(σ)を求め、単一のピークを
    有し集束性の良いウィンドゥ関数C(σ)と前記位相項
    exp[iψ(σ)]をB(σ)に乗じた後、逆フーリ
    エ変換を施して(即ち、 を計算して)、孤立したビート信号を再生することを特
    徴とする請求項1又は2記載の光回路評価方法。
  4. 【請求項4】 前記光源と波長が異なる単色光源からの
    光を前記干渉計内に入射させ、前記光路長の変化ととも
    に生じるビート信号の変化より、前記参照光の光路長変
    化を測定することを特徴とする請求項1記載の光回路評
    価方法。
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