JP3339560B2 - 組合せ型の投写形表示装置の調整方法 - Google Patents

組合せ型の投写形表示装置の調整方法

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JP3339560B2 JP20306697A JP20306697A JP3339560B2 JP 3339560 B2 JP3339560 B2 JP 3339560B2 JP 20306697 A JP20306697 A JP 20306697A JP 20306697 A JP20306697 A JP 20306697A JP 3339560 B2 JP3339560 B2 JP 3339560B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投写ユニットと反
射鏡とスクリーンユニットとからなる表示ユニットを複
数組合せて構成する、組合せ型の投写形表示装置におけ
る調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の組合せ型の投写形表示装置で
は、観視者の目の高さに対して上方に位置する単位画面
(表示ユニットの画面)に写る映像の輝度は、各単位画
面の主光束が総べて平行なために、下方に位置する単位
画面(表示ユニットの画面)の輝度に較べて小さくな
り、映像品位を劣化させる。
【0003】この対応手法として、特開平5−3164
54号公報に開示されたように、多段に積まれた表示ユ
ニットのうち、上段に位置する表示ユニットの投写ユニ
ットとスクリーンユニットを、下段に位置する表示ユニ
ットのそれらに対して前方向に傾斜させて、これによ
り、上段に位置する表示ユニットの主光束を下に向け、
上下の単位画面の輝度差を少なくするようにしたものが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平5−3
16454号公報に開示された従来技術においては、上
段の表示ユニットの画面(単位画面)は主光束が下方向
に向くので、上段の表示ユニットの画面の主光束を観視
者の目の高さに向けることができ、これによって、下段
の表示ユニットの画面に対し輝度差を少なくすることが
できる。ただし、この先願公報に開示された技術が適用
できるのは、単位画面が機械的に独立していて、単位画
面ごとに傾斜角度を可変することができるものに限ら
れ、上下方向が一体の画面をもつ組合せ型の投写形表示
装置には、適用できないという問題があった。
【0005】また、単位画面が機械的に独立していて
も、反射鏡により投写ユニットの画像の光線を曲げてス
クリーンに投写することにより、表示ユニットの奥行き
寸法を短くして、据付空間の省スペース化を図った方式
の組合せ型の投写形表示装置においては、縦長に設置す
る重量のある投写ユニットを、主光束を傾けるために
(その投写角度を変えるために)微小に傾動させた状態
で装置内に固定するようになすと、重量の嵩む投写ユニ
ットの重心位置が取付け状態において僅かにずれるの
で、正確な位置に取付けるには非常に手間が掛るという
問題があり、上述した先願公報の技術のように、単位画
面(スクリーンユニット)と投写ユニット自身とを傾斜
させるという手法は、その適用が困難であった。
【0006】さらにまた、単位画面が機械的に独立して
いても、投写ユニットを傾斜させて取り付けるようにす
ると、投写ユニットの交換時に、投写ユニットを傾斜し
た保持台より取り外さなければならず手間がかかるとい
う問題があり、また、投写ユニットの取外し時に、投写
ユニットが傾斜した不安定な状態になるので安全性に対
しても問題があり、投写ユニットの交換作業性が悪いと
いう問題を生じる。
【0007】本発明は上記の点に問題に鑑みなされたも
ので、その目的とするところは、反射鏡により投写ユニ
ットの画像の光線を曲げてスクリーンに投写し、奥行き
寸法を短くした構成の組合せ型の投写形表示装置におい
ても、かつさらに、上下方向が一体の画面を持った組合
せ型の投写形表示装置の場合であっても、上下の画面の
輝度を略一定にするための調整が容易・確実な、組合せ
型の投写形表示装置における調整方法を実現することに
ある。
【0008】また、本発明の目的とするところは、上下
方向が一体の画面をもつ、組み合わせ型の投写型表示装
置であっても、上下の画面の輝度を略一定にするための
調整が容易で、かつ、投写ユニットの交換が容易で安全
な、組合せ形投写形表示装置の調整方法を実現すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、垂直配置されたスクリーンユニット
と、画像の光線の主光束を垂直上向きに照射するよう
に配置された投写ユニットと、該投写ユニットからの画
像の光線を反射させて(折り曲げて)スクリーンユニッ
トに投写する反射鏡とを含む表示ユニットを、その前
面を揃えて上下左右に複数個隣接配置し、各々の投写ユ
ニットからの画像の光線の主光束を、対応する各々のス
クリーンユニットの中心に投写させるようにしてなる
組合せ型の投写形表示装置の調整方法において、投写ユ
ニットから照射され反射鏡で折り曲げられた画像の光線
の主光束が、スクリーンユニットの中心に対して
直に入射している状態における、反射鏡の傾斜角と位
置、投写ユニットの位置を基準にして、少なくとも上
段に位置する表示ユニットの反射鏡の前部を下方向に倒
してその傾斜角を可変し、さらに、当該表示ユニットの
投写ユニットからの画像の光線の主光束が、当該表示ユ
ニットのスクリーンユニットの中心を通過するよう
に、当該表示ユニットの投写ユニットを、その姿勢を維
持したまま、前記基準の位置より前方向に略水平方向に
移動させるか、少なくとも上段に位置する表示ユニッ
トの反射鏡の前部を下方向に倒してその傾斜角を可変
し、さらに、当該表示ユニットの投写ユニットからの画
像の光線の主光束が、当該表示ユニットのスクリーンユ
ニットの中心を通過するように、上記傾斜角を可変し
た反射鏡を、その姿勢を維持したまま、上方向に平行移
動させるか、少なくとも下段に位置する表示ユニット
の反射鏡の前部を上方向に持ち上げてその傾斜角を可変
し、さらに、当該表示ユニットの投写ユニットからの画
像の光線の主光束が、当該表示ユニットのスクリーンユ
ニットの中心を通過するように、当該表示ユニットの
投写ユニットを、その姿勢を維持したまま、前記基準の
位置より後方向に略水平方向に移動させるか、少なく
とも下段に位置する表示ユニットの反射鏡の前部を上方
向に持ち上げてその傾斜角を可変し、さらに、当該表示
ユニットの投写ユニットからの画像の光線の主光束が、
当該表示ユニットのスクリーンユニットの中心を通過
するように、上記傾斜角を可変した反射鏡を、その姿勢
を維持したまま、下方向に平行移動させる、ようにす
る。
【0010】また、前記基準の位置における前記投写ユ
ニットから前記反射鏡を経由して前記スクリーンユニッ
トの中心に至る前記主光束の光路長と、調整後の前記
投写ユニットから前記反射鏡を経由して前記スクリーン
ユニットの中心に至る前記主光束の光路長とが等しく
なるように、さらに、前記投写ユニットを、その姿勢を
維持したまま垂直方向に移動させるようにする。
【0011】また、前記反射鏡の1ステップ調整量に対
応する傾斜角と、前記投写ユニットの1ステップ調整量
に対応する水平移動量とを、あるいは、前記反射鏡の1
ステップ調整量に対応する傾斜角と、前記反射鏡の1ス
テップ調整量に対応する平行移動量とを、前記投写ユニ
ットからの画像の光線の主光束が前記スクリーンユニッ
トの中心を通過する関係を満足するように設定する。
【0012】あるいは、本発明は前記した目的を達成す
るため、垂直配置されたスクリーンユニツトと、画像
の光線の主光束を水平に投写可能なように配備された
投写ユニットとを含む表示ユニットを、その前面を揃
えて上下左右に複数個隣接配置し、各々の投写ユニット
からの画像の光線の主光束を、対応する各々のスクリー
ンユニットの中心に投写させるようにしてなる組合せ
型の投写形表示装置において、投写ユニットから照射さ
れる画像の光線の主光束が、対応するスクリーンユニッ
トの中心に対して垂直に入射している状態を基準に
して、投写ユニットから照射される画像の光線の主光束
が、対応するスクリーンユニットの中心に入射してい
る状態を維持しつつ、画像の光線の主光束のスクリーン
ユニットへの入射角が上または下方向に複数の段階に傾
くように、キャビネットに配備された水平フレームに対
する投写ユニットの取り付け傾斜角度を段階的に調整す
る、ようにされる。
【0013】また、前記投写ユニットの側面には、前記
した各段階の取り付け傾斜角度にそれぞれ対応する複数
の係合部が設けられ、この複数の係合部から選択された
係合部を用いて、前記投写ユニットと前記水平フレーム
に取り付けられた保持金具とを、結合するようにされ
る。
【0014】さらにまた、前記水平フレームに取り付け
られた前記保持金具は、前記投写ユニットの側面に取り
付けられると共にその下部にローラを軸支した第1の保
持金具と、この第1の保持金具と分離可能なように結合
されると共に前記水平フレームに取り付けられた第2の
保持金具とからなり、第1の保持金具と第2の保持金具
とを分離した状態では、前記投写ユニットは第1の保持
金具のローラによって、前記水平フレーム上を水平移動
可能となるようにされる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を用いて説明する。図1は、本発明の第1〜第4実施形
態による調整方法が適用される組合せ型の投写形表示装
置の断面図である。同図において、符号1で示すのは組
合せ型の投写形表示装置で、複数の表示ユニットを組み
合わせて、大画面の表示装置を構築するようになってお
り、各表示ユニットは、スクリーンユニットと投写ユニ
ットと反射鏡とを含んで構成されている。
【0016】図1において、2は垂直配置されたスクリ
ーンユニット、3は画像の光線の主光束を垂直上向きに
照射するように垂直配置された(縦長配置された)投写
ユニット、4は投写ユニット3からの画像の光線を反射
させて(折り曲げて)スクリーンユニット2に投写する
反射鏡、5は表示ユニットの枠体に固設された水平フレ
ーム、6は投写ユニット3を水平フレーム5に固定する
固定金具、7は固定金具6を水平フレーム5に固定する
止めねじであり、また、イは各投写ユニット3から投射
される画像の光線の主光束を示している。
【0017】図1の組合せ型の投写形表示装置1は、下
段に位置する2つの表示ユニットと上段に位置する2つ
の表示ユニットとで構築したものとなっており、各表示
ユニットは、その前面のスクリーンユニット2を面一に
揃えて組合せてあり、例えば、全体の画面が100イン
チ程度の大きさとなるようにされている。なおここで
は、スクリーンユニット2は、各表示ユニットごとに独
立したものとしてあるが、縦列または横列の表示ユニッ
トでスクリーンが一体となったものであっても、スクリ
ーン全体が一体となったものであっても、差し支えな
い。
【0018】図1の組合せ型の投写形表示装置1におい
ては、下段の表示ユニットにおいては、投写ユニット3
を、水平フレーム5の略中央位置に、固定金具6と止め
ねじ7を用いて固定してあり、また、反射鏡4を、投写
ユニット3の上方に配備・固定してある。同様に、上段
の表示ユニットにおいては、投写ユニット3を、水平フ
レーム5の後方寄りの位置に、固定金具6と止めねじ7
を用いて固定してあり、また、反射鏡4を、投写ユニッ
ト3の上方に配備・固定してある。
【0019】図1に示した状態では、下段の表示ユニッ
トおよび上段の表示ユニットのそれぞれにおいて、投写
ユニット3から上向きに出射され、反射鏡4で折り曲げ
られた画像の光線の主光束イが、スクリーンユニット2
の中心Oに対して垂直に入射するようになっている。ま
た、下段の表示ユニットにおける、投写ユニット3から
反射鏡4を経由してスクリーンユニット2の中心Oに至
る主光束イの光路長(投写距離)と、上段の表示ユニッ
トにおける、投写ユニット3から反射鏡4を経由してス
クリーンユニット2の中心Oに至る主光束イの光路長と
は、等しいものとなっている。
【0020】本発明の第1〜第4実施形態による調整方
法は、図1の状態の投写ユニット3の位置、および反射
鏡4の傾斜角・位置を基準として、調整を行うものであ
り、以下、本発明の第1〜第4実施形態による調整方法
について説明する。
【0021】図2は、本発明の第1実施形態による調整
方法を示す図であり、本実施形態は、上段に位置する表
示ユニットのスクリーンユニット2から出射する画像の
光線の主光束イを、下向きに傾ける場合の第1例であ
る。なお、図2において、3aは投写ユニット3の主光
束イの出射点を示している。
【0022】図2の(a)に示すように、まず、反射鏡
4を、適宜部位に設けた図示せぬ回動支軸を回転中心し
て、その前部を下向きに所定角度だけ倒し(図示反時計
回り方向に所定角度αだけ回転させ)、すなわち、反射
鏡4を、実線位置(図1の位置)から破線位置に移行す
るように矢印方向に所定角度αだけ回動させ、これによ
って、反射鏡4からスクリーンユニット2に向かう画像
の光線の主光束イを、所望の角度θだけ水平から下向き
に傾ける。ここで、上記の角度θは、実際の据付現場ご
とに観視者から見て、上下のスクリーンユニット2の画
像の輝度差が一定になるように、図上検討および実験値
等により予め選定された値である。そして、この角度θ
に応じた、反射鏡4の回動角度αが予め算定され、反射
鏡4が角度αだけ回動調整されるようになっている。な
お、上記の角度θの傾斜による画面に映る台形歪は、電
気的にアナログコンバーゼンスを調整して補正する(す
なわち、角度θは、台形歪を電気的に補正可能な範囲の
小さな値に選定される)。
【0023】次に、図2の(b)に示すように、反射鏡
4からスクリーンユニット2に向かう画像の光線の主光
束イが、スクリーンユニット2の中心Oを通過するよう
に、投写ユニット3をその姿勢を維持したまま、前方向
に所定量Saだけ水平移動させる。すなわち、投写ユニ
ット3(投写ユニット3の主光束イの出射点3a)を、
矢印方向に所定量Saだけ水平移動させ、これにより、
主光束イを実線図示位置から破線図示位置に移行させ、
主光束イがスクリーンユニット2の中心Oを通過するよ
うにする。ここで、上記の水平移動量Saも、前記角度
θに応じて定まる値であり、予め算定できる値である。
【0024】上記したように、前記角度θが確定すれ
ば、これに応じた反射鏡4の回動角度αおよび投写ユニ
ット3の水平移動量Saも一義的に定まる。そこで、本
実施形態においては、反射鏡4の1ステップ調整量に対
応する傾斜角と、投写ユニット3の1ステップ調整量に
対応する水平移動量とを、投写ユニット3からの画像の
光線の主光束イがスクリーンユニット2の中心Oを通過
する関係を満足するように設定してある。すなわち、反
射鏡4の回動角度調整部によって、1ステップだけ(例
えば、1目盛だけ)反射鏡4を下向きに傾けたときに
は、投写ユニット3の水平移動調整部によって、1ステ
ップだけ(例えば、1目盛だけ)投写ユニット3を前進
させると、下向きに傾いた主光束イがスクリーンユニッ
ト2の中心Oを通過し、nステップだけ(例えば、n目
盛だけ)反射鏡4を下向きに傾けたときには、nステッ
プだけ(例えば、n目盛だけ)投写ユニット3を前進さ
せると、下向きに傾いた主光束イがスクリーンユニット
2の中心Oを通過するようにしてある。
【0025】上述のごとく、反射鏡4の前部を下向きに
傾けて反射鏡4の傾斜角を変え、投写ユニット3をその
姿勢を維持したまま前方向に水平移動させることによっ
て、上段の表示ユニットのスクリーンユニット2の中心
Oから出る画像の光線の主光束イを、下方向に所望角度
θだけ傾けることができ、観視者から見た上段と下段の
スクリーンユニット2の画像の輝度差を補正することで
きる。しかも、投写ユニット3をその姿勢を維持したま
ま、すなわち、重量の嵩む投写ユニット3を傾けること
なく直立姿勢を維持したまま、水平移動させればよいの
で、調整が容易・確実となる。さらにまた、反射鏡4の
1ステップ調整量に対応する傾斜角と、投写ユニット3
の1ステップ調整量に対応する水平移動量とを、投写ユ
ニット3からの画像の光線の主光束イがスクリーンユニ
ット2の中心Oを通過する関係を満足するように設定し
てあるので、調整が短時間に、かつ容易・確実に行え
る。
【0026】ところで、図2の(a)の実線図示状態
(上段の表示ユニットが調整前の状態)における、投写
ユニット3(出射点3a)から反射鏡4を経由してスク
リーンユニット2の中心Oに至る主光束イの光路長(換
言するなら、調整を行わない下段の表示ユニットにおけ
るそれと等しい光路長)と、図2の(b)の破線図示状
態における、投写ユニット3(出射点3a)から反射鏡
4を経由してスクリーンユニット2の中心Oに至る主光
束イの光路長とが、わずかに相違して、上段と下段のス
クリーンユニット2の画像にわずかに輝度差が生じるの
で、これを補正すればより高品位の組合せ型の投写形表
示装置を得ることができる。
【0027】そこで、本実施形態においては、図2の
(c)に示すように、前記基準の位置における(図2の
(a)の実線図示状態における)、投写ユニット3から
反射鏡4を経由してスクリーンユニット2の中心Oに至
る主光束イの光路長と、調整後の投写ユニット3から反
射鏡4を経由してスクリーンユニット2の中心Oに至る
主光束イの光路長とが等しくなるように、さらに、投写
ユニット3を、その姿勢を維持したまま垂直下方向に移
動させるようにしてある。すなわち、図2の(c)の矢
印のように投写ユニット3を下方向にわずかに移動さ
せ、これによって、図2の(a)におけるL1とL2の
和と、図2の(c)におけるL3とL4の和とが等しく
なるようにする(L1+L2=L3+L4となるように
する)。
【0028】次に、本発明の第2実施形態による調整方
法について説明する。図3は、本発明の第2実施形態に
よる調整方法を示す図であり、本実施形態は、上段に位
置する表示ユニットのスクリーンユニット2から出射す
る画像の光線の主光束イを、下向きに傾ける場合の第2
例である。
【0029】図3の(a)に示すように、まず、反射鏡
4を、適宜部位に設けた図示せぬ回動支軸を回転中心し
て、その前部を下向きに所定角度だけ倒し(図示反時計
回り方向に所定角度αだけ回転させ)、すなわち、反射
鏡4を、実線位置(図1の位置)から破線位置に移行す
るように矢印方向に所定角度αだけ回動させ、これによ
って、反射鏡4からスクリーンユニット2に向かう画像
の光線の主光束イを、所望の角度θだけ水平から下向き
に傾ける。ここで、上記の角度θは、先と同様に、実際
の据付現場ごとに図上検討および実験値等により予め選
定された適正値であり、この角度θに応じた反射鏡4の
回動角度αも予め算定されて、反射鏡4が角度αだけ回
動調整されるようになっている。なお、上記の角度θの
傾斜による画面に映る台形歪は、先と同様に、電気的に
アナログコンバーゼンスを調整して補正する。
【0030】次に、図3の(b)に示すように、反射鏡
4からスクリーンユニット2に向かう画像の光線の主光
束イが、スクリーンユニット2の中心Oを通過するよう
に、傾斜角を可変した反射鏡4をその姿勢を維持したま
ま、上方向に所定量Haだけ平行移動させる。すなわ
ち、上記したように角度αだけ傾けた反射鏡4を、矢印
方向に所定量Haだけ平行移動させ、これにより、主光
束イを実線図示位置から破線図示位置に移行させ、主光
束イがスクリーンユニット2の中心Oを通過するように
する(なお、反射鏡4は斜め右上方向に平行移動させて
もよく、本発明でいう、反射鏡4をその姿勢を維持した
まま上方向に平行移動させるとは、斜め上方向の平行移
動を含むものとしている)。ここで、上記の平行移動量
Haも、角度θに応じて定まる値であり、予め算定でき
る値である。
【0031】上記したように、角度θが確定すれば、こ
れに応じた反射鏡4の回動角度αおよび反射鏡4の平行
移動量Haも一義的に定まる。そこで、本実施形態にお
いては、反射鏡4の1ステップ調整量に対応する傾斜角
と、反射鏡4の1ステップ調整量に対応する平行移動量
とを、投写ユニット3からの画像の光線の主光束イがス
クリーンユニット2の中心Oを通過する関係を満足する
ように設定してある。すなわち、反射鏡4の回動角度調
整部によって、1ステップだけ(例えば、1目盛だけ)
反射鏡4を下向きに傾けたときには、反射鏡4の平行移
動調整部によって、1ステップだけ(例えば、1目盛だ
け)反射鏡4を平行移動させると、下向きに傾いた主光
束イがスクリーンユニット2の中心Oを通過し、nステ
ップだけ(例えば、n目盛だけ)反射鏡4を下向きに傾
けたときには、nステップだけ(例えば、n目盛だけ)
反射鏡4を平行移動させると、下向きに傾いた主光束イ
がスクリーンユニット2の中心Oを通過するようにして
ある。
【0032】この後、図3の(c)に示すように、前記
基準の位置における(図3の(a)の実線図示状態にお
ける)、投写ユニット3から反射鏡4を経由してスクリ
ーンユニット2の中心Oに至る主光束イの光路長と、調
整後の投写ユニット3から反射鏡4を経由してスクリー
ンユニット2の中心Oに至る主光束イの光路長とが等し
くなるように、さらに、投写ユニット3を、その姿勢を
維持したまま垂直上方向に移動させる。すなわち、図3
の(c)の矢印のように投写ユニット3を上方向に移動
させ、これによって、図3の(a)におけるL1とL2
の和と、図3の(c)におけるL5とL6の和とが等し
くなるようにする(L1+L2=L5+L6となるよう
にする)。
【0033】かような手法をとる本実施形態において
も、上段の表示ユニットのスクリーンユニット2の中心
Oから出る画像の光線の主光束イを、下方向に所望角度
θだけ傾けることができ、観視者から見た上段と下段の
スクリーンユニット2の画像の輝度差を補正することで
きる。しかも、光路長の調整を必要としない場合には、
反射鏡4のみの調整で済むので(重量の嵩む投写ユニッ
ト3を調整しないで済むので)、調整が先の第1実施形
態よりもより一層容易・確実となる。さらにまた、反射
鏡4の1ステップ調整量に対応する傾斜角と、反射鏡4
の1ステップ調整量に対応する平行移動量とを、投写ユ
ニット3からの画像の光線の主光束イがスクリーンユニ
ット2の中心Oを通過する関係を満足するように設定し
てあるので、調整が短時間に、かつ容易・確実に行え
る。
【0034】次に、本発明の第3実施形態による調整方
法について説明する。図4は、本発明の第3実施形態に
よる調整方法を示す図であり、本実施形態は、下段に位
置する表示ユニットのスクリーンユニット2から出射す
る画像の光線の主光束イを、上向きに傾ける場合の第1
例である。
【0035】図4の(a)に示すように、まず、反射鏡
4を、適宜部位に設けた図示せぬ回動支軸を回転中心し
て、その前部を上方に所定角度だけ持ち上げて(図示時
計回り方向に所定角度βだけ回転させ)、すなわち、反
射鏡4を、実線位置(図1の位置)から破線位置に移行
するように矢印方向に所定角度βだけ回動させ、これに
よって、反射鏡4からスクリーンユニット2に向かう画
像の光線の主光束イを、所望の角度ψだけ水平から上向
きに傾ける。ここで、上記の角度ψは、実際の据付現場
ごとに観視者から見て、上下のスクリーンユニット2の
画像の輝度差が一定になるように、図上検討および実験
値等により予め選定された値である。そして、この角度
ψに応じた、反射鏡4の回動角度βが予め算定され、反
射鏡4が角度βだけ回動調整されるようになっている。
なお、上記の角度ψの傾斜による画面に映る台形歪は、
電気的にアナログコンバーゼンスを調整して補正する
(すなわち、角度ψは、台形歪を電気的に補正可能な範
囲の小さな値に選定される)。
【0036】次に、図4の(b)に示すように、反射鏡
4からスクリーンユニット2に向かう画像の光線の主光
束イが、スクリーンユニット2の中心Oを通過するよう
に、投写ユニット3をその姿勢を維持したまま、後方向
に所定量Sbだけ水平移動させる。すなわち、投写ユニ
ット3(投写ユニット3の主光束イの出射点3a)を、
矢印方向に所定量Sbだけ水平移動させ、これにより、
主光束イを実線図示位置から破線図示位置に移行させ、
主光束イがスクリーンユニット2の中心Oを通過するよ
うにする。ここで、上記の水平移動量Sbも、前記角度
ψに応じて定まる値であり、予め算定できる値である。
【0037】上記したように、前記角度ψが確定すれ
ば、これに応じた反射鏡4の回動角度βおよび投写ユニ
ット3の水平移動量Sbも一義的に定まる。そこで、本
実施形態においては、反射鏡4の1ステップ調整量に対
応する傾斜角と、投写ユニット3の1ステップ調整量に
対応する水平移動量とを、投写ユニット3からの画像の
光線の主光束イがスクリーンユニット2の中心Oを通過
する関係を満足するように設定してある。すなわち、反
射鏡4の回動角度調整部によって、1ステップだけ(例
えば、1目盛だけ)反射鏡4を上向きに傾けたときに
は、投写ユニット3の水平移動調整部によって、1ステ
ップだけ(例えば、1目盛だけ)投写ユニット3を後退
させると、上向きに傾いた主光束イがスクリーンユニッ
ト2の中心Oを通過し、nステップだけ(例えば、n目
盛だけ)反射鏡4を上向きに傾けたときには、nステッ
プだけ(例えば、n目盛だけ)投写ユニット3を後退さ
せると、上向きに傾いた主光束イがスクリーンユニット
2の中心Oを通過するようにしてある。
【0038】この後、図4の(c)に示すように、前記
基準の位置における(図4の(a)の実線図示状態にお
ける)、投写ユニット3から反射鏡4を経由してスクリ
ーンユニット2の中心Oに至る主光束イの光路長と、調
整後の投写ユニット3から反射鏡4を経由してスクリー
ンユニット2の中心Oに至る主光束イの光路長とが等し
くなるように、さらに、投写ユニット3を、その姿勢を
維持したまま垂直上方向に移動させる。すなわち、図4
の(c)の矢印のように投写ユニット3を上方向に移動
させ、これによって、図3の(a)におけるL11とL
12の和と、図4の(c)におけるL13とL14の和
とが等しくなるようにする(L11+L12=L13+
L14となるようにする)。
【0039】かような手法をとる本実施形態では、反射
鏡4の前部を上方に持ち上げて反射鏡4の傾斜角を変
え、投写ユニット3をその姿勢を維持したまま後方向に
水平移動させることによって、下段の表示ユニットのス
クリーンユニット2の中心Oから出る画像の光線の主光
束イを、上方向に所望角度ψだけ傾けることができ、観
視者から見た上段と下段のスクリーンユニット2の画像
の輝度差を補正することできる。しかも、投写ユニット
3をその姿勢を維持したまま、すなわち、重量の嵩む投
写ユニット3を傾けることなく直立姿勢を維持したま
ま、水平移動させればよいので、調整が容易・確実とな
る。さらにまた、反射鏡4の1ステップ調整量に対応す
る傾斜角と、投写ユニット3の1ステップ調整量に対応
する水平移動量とを、投写ユニット3からの画像の光線
の主光束イがスクリーンユニット2の中心Oを通過する
関係を満足するように設定してあるので、調整が短時間
に、かつ容易・確実に行える。
【0040】次に、本発明の第4実施形態による調整方
法について説明する。図5は、本発明の第4実施形態に
よる調整方法を示す図であり、本実施形態は、下段に位
置する表示ユニットのスクリーンユニット2から出射す
る画像の光線の主光束イを、上向きに傾ける場合の第2
例である。
【0041】図5の(a)に示すように、まず、反射鏡
4を、適宜部位に設けた図示せぬ回動支軸を回転中心し
て、その前部を上方に所定角度だけ持ち上げて(図示時
計回り方向に所定角度βだけ回転させ)、すなわち、反
射鏡4を、実線位置(図1の位置)から破線位置に移行
するように矢印方向に所定角度βだけ回動させ、これに
よって、反射鏡4からスクリーンユニット2に向かう画
像の光線の主光束イを、所望の角度ψだけ水平から上向
きに傾ける。ここで、上記の角度ψは、先と同様に、実
際の据付現場ごとに図上検討および実験値等により予め
選定された適正値であり、この角度ψに応じた反射鏡4
の回動角度βも予め算定されて、反射鏡4が角度βだけ
回動調整されるようになっている。なお、上記の角度ψ
の傾斜による画面に映る台形歪は、先と同様に、電気的
にアナログコンバーゼンスを調整して補正する。
【0042】次に、図5の(b)に示すように、反射鏡
4からスクリーンユニット2に向かう画像の光線の主光
束イが、スクリーンユニット2の中心Oを通過するよう
に、傾斜角を可変した反射鏡4をその姿勢を維持したま
ま、下方向に所定量Hbだけ平行移動させる。すなわ
ち、上記したように角度βだけ傾けた反射鏡4を、矢印
方向に所定量Hbだけ平行移動させ、これにより、主光
束イを実線図示位置から破線図示位置に移行させ、主光
束イがスクリーンユニット2の中心Oを通過するように
する(なお、反射鏡4は斜め左下方向に平行移動させて
もよく、本発明でいう、反射鏡4をその姿勢を維持した
まま下方向に平行移動させるとは、斜め下方向の平行移
動を含むものとしている)。ここで、上記の平行移動量
Hbも、角度ψに応じて定まる値であり、予め算定でき
る値である。
【0043】この後、図5の(c)に示すように、前記
基準の位置における(図5の(a)の実線図示状態にお
ける)、投写ユニット3から反射鏡4を経由してスクリ
ーンユニット2の中心Oに至る主光束イの光路長と、調
整後の投写ユニット3から反射鏡4を経由してスクリー
ンユニット2の中心Oに至る主光束イの光路長とが等し
くなるように、さらに、投写ユニット3を、その姿勢を
維持したまま垂直下方向に移動させる。すなわち、図5
の(c)の矢印のように投写ユニット3を下方向に移動
させ、これによって、図5の(a)におけるL11とL
12の和と、図5の(c)におけるL15とL16の和
とが等しくなるようにする(L11+L12=L15+
L16となるようにする)。
【0044】かような手法をとる本実施形態において
も、下段の表示ユニットのスクリーンユニット2の中心
Oから出る画像の光線の主光束イを、上方向に所望角度
ψだけ傾けることができ、観視者から見た上段と下段の
スクリーンユニット2の画像の輝度差を補正することで
きる。しかも、光路長の調整を必要としない場合には、
反射鏡4のみの調整で済むので(重量の嵩む投写ユニッ
ト3を調整しないで済むので)、調整が先の第3実施形
態よりもより一層容易・確実となる。さらにまた、反射
鏡4の1ステップ調整量に対応する傾斜角と、反射鏡4
の1ステップ調整量に対応する平行移動量とを、投写ユ
ニット3からの画像の光線の主光束イがスクリーンユニ
ット2の中心Oを通過する関係を満足するように設定し
てあるので、調整が短時間に、かつ容易・確実に行え
る。
【0045】なお、第1〜第4実施形態において、調整
後には、反射鏡4および投写ユニット3は振動や多少の
衝撃等では位置ずれしないように、確実に位置決め・固
定されるようになっていることは言うまでもない。
【0046】図6は、本発明による組立て調整を行った
後の組合せ型の投写形表示装置の1例の断面図である。
図6に示した例は、上段と下段の表示ユニットが共に観
視者の目の高さより高い場所に据付けられる場合への適
用例であり、上段および下段の表示ユニットにおいて、
前記第1実施形態または第2実施形態の手法を用いて、
スクリーンユニット2の中心Oから出る画像の光線の主
光束イを、下方向に所望角度θ1およびθ2だけ、それ
ぞれ傾けて調整してある。したがって、観視者から見た
上段と下段のスクリーンユニット2の画像の輝度差を補
正することでき、スクリーン全体の表示品位を大きく向
上させることができる。なお、角度θ1と角度θ2は、
観視者からの距離を勘案して、θ1=θ2またはθ1>
θ2とされる。
【0047】図7は、本発明による組立て調整を行った
後の組合せ型の投写形表示装置の他の1例の断面図であ
る。図7に示した例は、上段と下段の表示ユニットの中
間位置に観視者の目の高さがくる場合への適用例であ
り、上段の表示ユニットにおいては、前記第1実施形態
または第2実施形態の手法を用いて、スクリーンユニッ
ト2の中心Oから出る画像の光線の主光束イを、下方向
に所望角度θだけ傾くように調整し、下段の表示ユニッ
トにおいては、前記第3実施形態または第4実施形態の
手法を用いて、スクリーンユニット2の中心Oから出る
画像の光線の主光束イを、上方向に所望角度ψだけ傾く
ように調整してある。したがって、観視者から見た上段
と下段のスクリーンユニット2の画像の輝度差を補正す
ることでき、しかも、上下に位置するスクリーンユニッ
ト2の画像の輝度を中央に集中できて、映像に臨場感を
生じさせることができる。
【0048】なお、上述した説明では、組合せ型の投写
形表示装置として、表示ユニットを縦横に2個づつ配設
したものを例にとったが、表示ユニットをこれ以上多数
個配設した組合せ型の投写形表示装置にも、本発明は適
用可能であることは言うまでもない。
【0049】図8は、本発明の第5実施形態による調整
方法が適用される組合せ型の投写形表示装置の断面図で
ある。同図において、符号11で示すのは組合せ型の投
写形表示装置で、複数の表示ユニット12を組み合わせ
て、大画面の表示装置を構築するようになっており、各
表示ユニット12は、スクリーンユニットと投写ユニッ
トとを含んで構成されている。
【0050】図8において、13は垂直配置されたスク
リーンユニット、14は投写ユニットで、画像の光線の
主光束(ロまたはハまたはニ)を水平、もしくは水平か
ら所定角度だけ下向きに傾けて照射するように、水平配
置(横長配置)、もしくは水平から所定角度だけその前
部が下向きに傾斜するように配置されている。15は各
表示ユニット12の枠体を形成するキャビネットで、こ
のキャビネット15の両内側面に固定された水平フレー
ム16に対して、投写ユニット14が取り付けられるよ
うになっている。19は第1の保持金具で、投写ユニッ
ト14を保持するために、投写ユニット14の側面に止
めねじ20によって取り付けられている。18は第2の
保持金具で、水平フレーム16に一体に固着されている
と共に、第1の保持金具19と止めねじ20によって結
合されている。
【0051】17a,17b,17cは投写ユニット1
4の側面に穿設された複数のねじ穴で、このねじ穴17
a,17b,17cのうちの1つを用いて、投写ユニッ
ト14と第1の保持金具19とが結合されるようになっ
ている。ここで、各ねじ穴17a,17b,17cは、
投写ユニット14から照射される画像の光線の主光束
が、スクリーンユニット13の中心へ入射している状態
を維持しつつ、画像の光線の主光束のスクリーンユニッ
ト13への入射角が、スクリーンユニット13に対して
垂直、もしくは、スクリーンユニット13の垂線に対し
て下方向に2段階に傾く関係に設定してある。すなわ
ち、各ねじ穴17a,17b,17cは、水平フレーム
16に対する投写ユニット14の取り付け角度が、水
平、もしくは、水平から投写ユニット14の前部(出射
部)が下方向に2段階に傾く関係に設定してある。
【0052】なお、投写ユニット14の側面の各ねじ穴
の数や、各ねじ穴による投写ユニット14の取り付け角
度調整量(スクリーンユニット13への入射角の傾き
量)の設定は、任意である。また、各ねじ穴は、投写ユ
ニット14から照射される画像の光線の主光束が、スク
リーンユニット13の中心へ入射している状態を維持し
つつ、画像の光線の主光束のスクリーンユニット13へ
の入射角が、スクリーンユニット13に対して垂直、も
しくは、スクリーンユニット13の垂線に対して上方
向、または上下方向に、複数段階にわたって傾くような
関係に設定してもよい。
【0053】ここで、図8の組合せ型の投写形表示装置
11は、下段に位置する3つの表示ユニット12と、中
段に位置する3つの表示ユニット12と、上段に位置す
る3つの表示ユニット12との、計9つの表示ユニット
12で構築されたものとなっており、各表示ユニット1
2は、その前面のスクリーンユニット13を面一に揃え
て組み合せてあり、例えば、全体の画面が130インチ
程度の大きさになるようにされている。なおここでは、
スクリーンユニット13は、各表示ユニット12ごとに
独立したものとしてあるが、縦列または横列の表示ユニ
ットでスクリーンが一体となったものであっても、スク
リーン全体が一体となったものであっても、差し支えな
い。
【0054】図8の組合せ型の投写形表示装置11の下
段の表示ユニット12においては、投写ユニット14か
ら照射される画像の光線の主光束ニが、スクリーンユニ
ット13の中央に垂直(直角)に入射されるように、投
写ユニット14の側面のねじ穴17aを選択して、第1
の保持金具19を介して、止めねじ20をねじ穴17a
に締結することにより、第1の保持金具19と投写ユニ
ット14とを一体化してある。そして、水平フレーム1
6と一体化されている第2の保持金具18と、第1の保
持金具19とを、止めねじ20で一体に結合することに
より、投写ユニット14を水平フレーム16に取り付け
ている。
【0055】また、図8の組合せ型の投写形表示装置1
1の中段の表示ユニット12においては、投写ユニット
14から照射される画像の光線の主光束ハが、スクリー
ンユニット13の中央に入射され、かつ、スクリーンユ
ニット13の垂線に対して所定角度θ3だけ下向きに傾
くように、投写ユニット14の側面のねじ穴17bを選
択して、第1の保持金具19を介して、止めねじ20を
ねじ穴17bに締結することにより、第1の保持金具1
9と投写ユニット14とを一体化してある。そして、水
平フレーム16と一体化されている第2の保持金具18
と、第1の保持金具19とを、止めねじ20で一体に結
合することにより、投写ユニット14を水平フレーム1
6に取り付けている。
【0056】また、図8の組合せ型の投写形表示装置1
1の上段の表示ユニット12においては、投写ユニット
14から照射される画像の光線の主光束ロが、スクリー
ンユニット13の中央に入射され、かつ、スクリーンユ
ニット13の垂線に対して所定角度θ4だけ下向きに傾
くように、投写ユニット14の側面のねじ穴17cを選
択して、第1の保持金具19を介して、止めねじ20を
ねじ穴17cに締結することにより、第1の保持金具1
9と投写ユニット14とを一体化してある。そして、水
平フレーム16と一体化されている第2の保持金具18
と、第1の保持金具19とを、止めねじ20で一体に結
合することにより、投写ユニット14を水平フレーム1
6に取り付けている。
【0057】図9は図8のA部の拡大図であり、図10
は図9のB−B線に沿った断面図である。この図9,1
0を用いて、さらに説明を続ける。
【0058】図9,10に示すように、投写ユニット1
4の両側面には、前後位置に3つのねじ穴17a,17
b,17cがそれぞれ形成されており、投写ユニット1
4の両側面の前後で、第1の保持金具19がそれぞれ取
り付けられるようになっている。各第1の保持金具19
は断面L字形を呈し、水平フレーム16に固着された同
じく断面L字形を呈した各第2の保持金具18と、止め
ねじ20で結合されており、この止めねじ20を抜き去
ることにより、第1の保持金具19と第2の保持金具1
8とは、分離可能なように構成されている。
【0059】また、各第1の保持金具19の下部にはロ
ーラ22が軸支されており、第1の保持金具19と第2
の保持金具18とが結合された状態では、ローラ22は
水平フレーム16の上方に所定のクリアランスをもって
浮き上がった状態にあり、第1の保持金具19と第2の
保持金具18とが分離された状態では、ローラ22は水
平フレーム16の上に接地した状態をとるようになって
いる。
【0060】図9,10に示した中段に位置する表示ユ
ニット12においては、先にも述べたように、投写ユニ
ット14の両側面に形成されたねじ穴17bを用いて、
投写ユニット14の両側面に第1の保持金具19を止め
ねじ20によって固定し、第1の保持金具19を第2の
保持金具18に止めねじ20によって固定することによ
り、投写ユニット14を水平フレーム16に取り付けて
いる。これによって、中段に位置する表示ユニット12
の投写ユニット14から照射される画像の光線の主光束
ハが、スクリーンユニット13の中央に入射され、か
つ、スクリーンユニット13の垂線に対して所定角度θ
3だけ下向きに傾くように、取り付け・調整されること
になる。
【0061】また、この状態から、保守やメンテナンス
等のため、キャビネット15から投写ユニット14を取
り出すときには、第1の保持金具19と第2の保持金具
18を結合している止めねじ20を抜き去って、第1の
保持金具19と第2の保持金具18とを分離し、投写ユ
ニット14を第1の保持金具19と共に、第1の保持金
具19に設けたローラ22を水平フレーム16上を転動
させることにより、平行移動させてキャビネット15か
ら取り出すようにされる。このとき、投写ユニット14
はその前部を下向きに所定角度θ3だけ傾けているが、
この姿勢を維持して水平フレーム16上を水平移動する
ので、安定した状態をとった移動動作となり、簡単・容
易、かつ安全に、投写ユニット14をキャビネット15
から取り出すことができる。またこれは、投写ユニット
14をキャビネット15へ装着するときにも同様である
ので、投写ユニット14の交換が、簡単・容易、かつ安
全に行えることとなる。
【0062】図11は、図8に示した組合せ型の投写形
表示装置11における、下段の表示ユニット12の投写
ユニット14の拡大図である。この図11に示した下段
に位置する表示ユニット12においては、先にも述べた
ように、投写ユニット14の両側面に形成されたねじ穴
17aを用いて、投写ユニット14の両側面に第1の保
持金具19を止めねじ20によって固定し、第1の保持
金具19を第2の保持金具18に止めねじ20によって
固定することにより、投写ユニット14を水平フレーム
16に取り付けている。これによって、下段に位置する
表示ユニット12の投写ユニット14から照射される画
像の光線の主光束ニが、スクリーンユニット13の中央
に垂直に入射されるように、取り付け・調整されること
になる。
【0063】また、この状態から、保守やメンテナンス
等のため、キャビネット15から投写ユニット14を取
り出すときには、第1の保持金具19と第2の保持金具
18を結合している止めねじ20を抜き去って、第1の
保持金具19と第2の保持金具18とを分離し、投写ユ
ニット14を第1の保持金具19と共に、第1の保持金
具19に設けたローラ22を水平フレーム16上を転動
させることにより、平行移動させてキャビネット15か
ら取り出すようにされる。このとき、投写ユニット14
はその水平姿勢を維持して水平フレーム16上を水平移
動するので、安定した状態をとった移動動作となり、簡
単・容易、かつ安全に、投写ユニット14をキャビネッ
ト15から取り出すことができる。またこれは、投写ユ
ニット14をキャビネット15へ装着するときにも同様
であるので、投写ユニット14の交換が、簡単・容易、
かつ安全に行えることとなる。
【0064】図12は、図8に示した組合せ型の投写形
表示装置11における、上段の表示ユニット2の投写ユ
ニット14の拡大図である。この図11に示した上段に
位置する表示ユニット12においては、先にも述べたよ
うに、投写ユニット14の両側面に形成されたねじ穴1
7cを用いて、投写ユニット14の両側面に第1の保持
金具19を止めねじ20によって固定し、第1の保持金
具19を第2の保持金具18に止めねじ20によって固
定することにより、投写ユニット14を水平フレーム1
6に取り付けている。これによって、上段に位置する表
示ユニット12の投写ユニット14から照射される画像
の光線の主光束ロが、スクリーンユニット13の中央に
入射され、かつ、スクリーンユニット13の垂線に対し
て所定角度θ4だけ下向きに傾くように、取り付け・調
整されることになる。
【0065】また、この状態から、保守やメンテナンス
等のため、キャビネット15から投写ユニット14を取
り出すときには、第1の保持金具19と第2の保持金具
18を結合している止めねじ20を抜き去って、第1の
保持金具19と第2の保持金具18とを分離し、投写ユ
ニット14を第1の保持金具19と共に、第1の保持金
具19に設けたローラ22を水平フレーム16上を転動
させることにより、平行移動させてキャビネット15か
ら取り出すようにされる。このとき、投写ユニット14
はその前部を下向きに所定角度θ4だけ傾けているが、
この姿勢を維持して水平フレーム16上を水平移動する
ので、安定した状態をとった移動動作となり、簡単・容
易、かつ安全に、投写ユニット14をキャビネット15
から取り出すことができる。またこれは、投写ユニット
14をキャビネット15へ装着するときにも同様である
ので、投写ユニット14の交換が、簡単・容易、かつ安
全に行えることとなる。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、反射鏡に
より投写ユニットの画像の光線を曲げてスクリーンに投
写し、奥行き寸法を短くした構成の組合せ型の投写形表
示装置においても、かつさらに、上下方向が一体の画面
を持った組合せ型の投写形表示装置の場合であっても、
上下の画面の輝度を略一定にするための調整が容易・確
実な、組合せ型の投写形表示装置における調整方法が実
現できる。また、据付け状態で、任意の表示ユニットの
画像の光線の向きを、容易・確実に調整できる。
【0067】また、上下方向が一体の画面をもつ、組み
合わせ型の投写型表示装置であっても、上下の画面の輝
度を略一定にするための調整(画像の光線の主光束の傾
きの調整)が容易で、かつ、投写ユニットの交換が容易
で安全な、組合せ形投写形表示装置の調整方法を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第4実施形態による調整方法が
適用される組合せ型の投写形表示装置の簡略化した断側
面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による調整方法を示す説
明図である。
【図3】本発明の第2実施形態による調整方法を示す説
明図である。
【図4】本発明の第3実施形態による調整方法を示す説
明図である。
【図5】本発明の第4実施形態による調整方法を示す説
明図である。
【図6】本発明による組立て調整を行った後の組合せ型
の投写形表示装置の1例の簡略化した断側面図である。
【図7】本発明による組立て調整を行った後の組合せ型
の投写形表示装置の他の1例の簡略化した断側面図であ
る。
【図8】本発明の第5実施形態による調整方法が適用さ
れる組合せ型の投写形表示装置の簡略化した断側面図で
ある。
【図9】図8のA部の拡大図である。
【図10】図8のB−B線に沿った断面図である。
【図11】図8に示した組合せ型の投写形表示装置にお
ける、下段の表示ユニットの投写ユニットの拡大図であ
る。
【図12】図8に示した組合せ型の投写形表示装置にお
ける、上段の表示ユニットの投写ユニットの拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 組合せ型の投写形表示装置 2 スクリーンユニット 3 投写ユニット 4 反射鏡 5 水平フレーム イ 画像の光線の主光束 11 組合せ型の投写形表示装置 12 表示ユニット 13 スクリーンユニット 14 投写ユニット 15 キャビネット 16 水平フレーム 17a,17b,17c 投写ユニットの側面に設けた
ねじ穴 18 第2の保持金具 19 第1の保持金具 20 止めネジ 22 ローラ ロ,ハ,ニ 画像の光線の主光束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神原 崇 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像情報メディア 事業部内 (72)発明者 佐藤 正 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 住沢 隆一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 映像情報メディア 事業部内 (72)発明者 金子 敦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立画像情報システム内 (56)参考文献 特開 平6−175225(JP,A) 特開 平5−224296(JP,A) 特開 平5−300458(JP,A) 特開 平4−113789(JP,A) 特開 平8−32907(JP,A) 特開 平9−265132(JP,A) 特開 平7−209757(JP,A) 特開 平5−313249(JP,A) 実公 昭40−36224(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/10 G09F 9/00 G09F 9/40 H04N 5/74

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直配置されたスクリーンユニット
    と、画像の光線の主光束を垂直上向きに照射するよう
    に配置された投写ユニットと、該投写ユニットからの画
    像の光線を反射させて前記スクリーンユニットに投写す
    る反射鏡とを含む表示ユニットを、前記スクリーンユ
    ニットの前面を揃えて上下左右に複数個隣接配置し、各
    々の前記投写ユニットからの画像の光線の主光束を、対
    応する各々の前記スクリーンユニットの中心に投写さ
    せるようにしてなる組合せ型の投写形表示装置の調整方
    法であって前記 投写ユニットから照射され前記反射鏡により反射さ
    れた画像の光線の主光束が、前記スクリーンユニットの
    中心に対して垂直に入射している状態における、前記
    反射鏡の傾斜角と位置、前記投写ユニットの位置を基準
    にして、上段に位置する前記表示ユニットの前記反射鏡
    の前部を下方向に倒してその傾斜角を可変し、前記 表示ユニットの前記投写ユニットからの画像の光線
    の主光束が、前記表示ユニットの前記スクリーンユニッ
    トの中心を通過するように、前記投写ユニットを、そ
    の姿勢を維持したまま、前記基準の位置より前方向に
    水平方向に移動させることを特徴とする組合せ型の投写
    形表示装置の調整方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記基準の位置における前記投写ユニットから前記反射
    鏡を経由して前記スクリーンユニットの中心に至る前
    記主光束の光路長と、調整後の前記投写ユニットから前
    記反射鏡を経由して前記スクリーンユニットの中心に
    至る前記主光束の光路長とが等しくなるように、さら
    に、前記投写ユニットを、その姿勢を維持したまま
    直方向に移動させることを特徴とする組合せ型の投写形
    表示装置の調整方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 前記反射鏡の1ステップ調整量に対応する傾斜角と、前
    記投写ユニットの1ステップ調整量に対応する水平移動
    量とを、前記投写ユニットからの画像の光線の主光束が
    前記スクリーンユニットの中心を通過する関係を満足
    するように設定したことを特徴とする組合せ型の投写形
    表示装置の調整方法。
  4. 【請求項4】 垂直配置されたスクリーンユニット
    と、画像の光線の主光束を垂直上向きに照射するよう
    に配置された投写ユニットと、該投写ユニットからの画
    像の光線を反射させて前記スクリーンユニットに投写す
    る反射鏡とを含む表示ユニットを、前記スクリーンユ
    ニットの前面を揃えて上下左右に複数個隣接配置し、各
    々の前記投写ユニットからの画像の光線の主光束を、対
    応する各々の前記スクリーンユニットの中心に投写さ
    せるようにしてなる組合せ型の投写形表示装置の調整方
    法であって前記 投写ユニットから照射され前記反射鏡により反射さ
    れた画像の光線の主光束が、前記スクリーンユニットの
    中心に対して垂直に入射している状態における、
    反射鏡の傾斜角と位置、前記投写ユニットの位置を基
    準にして、上段に位置する前記表示ユニットの前記反射
    鏡の前部を下方向に倒してその傾斜角を可変し、前記 表示ユニットの前記投写ユニットからの画像の光線
    の主光束が、前記表示ユニットの前記スクリーンユニッ
    トの中心を通過するように、上記傾斜角を可変した
    反射鏡を、その姿勢を維持したまま、上方向に平行移
    動させることを特徴とする組合せ型の投写形表示装置の
    調整方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載において、 前記基準の位置における前記投写ユニットから前記反射
    鏡を経由して前記スクリーンユニットの中心に至る前
    記主光束の光路長と、調整後の前記投写ユニットから前
    記反射鏡を経由して前記スクリーンユニットの中心に
    至る前記主光束の光路長とが等しくなるように、さら
    に、前記投写ユニットを、その姿勢を維持したまま
    直方向に移動させることを特徴とする組合せ型の投写形
    表示装置の調整方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載において、 前記反射鏡の1ステップ調整量に対応する傾斜角と、前
    記反射鏡の1ステップ調整量に対応する平行移動量と
    を、前記投写ユニットからの画像の光線の主光束が前記
    スクリーンユニットの中心を通過する関係を満足する
    ように設定したことを特徴とする組合せ型の投写形表示
    装置の調整方法。
  7. 【請求項7】 垂直配置されたスクリーンユニット
    と、画像の光線の主光束を垂直上向きに照射するよう
    に配置された投写ユニットと、該投写ユニットからの画
    像の光線を反射させて前記スクリーンユニットに投写す
    る反射鏡とを含む表示ユニットを、前記スクリーンユ
    ニットの前面を揃えて上下左右に複数個隣接配置し、各
    々の前記投写ユニットからの画像の光線の主光束を、対
    応する各々の前記スクリーンユニットの中心に投写さ
    せるようにしてなる組合せ型の投写形表示装置の調整方
    法であって前記 投写ユニットから照射され前記反射鏡により反射さ
    れた画像の光線の主光束が、前記スクリーンユニットの
    中心に対して垂直に入射している状態における、
    反射鏡の傾斜角と位置、前記投写ユニットの位置を基
    準にして、下段に位置する前記表示ユニットの前記反射
    鏡の前部を上方向に持ち上げてその傾斜角を可変し、前記 表示ユニットの前記投写ユニットからの画像の光線
    の主光束が、前記表示ユニットの前記スクリーンユニッ
    トの中心を通過するように、前記表示ユニットの前記
    投写ユニットを、その姿勢を維持したまま、前記基準の
    位置より後方向に略水平方向に移動させることを特徴と
    する組合せ型の投写形表示装置の調整方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載において、 前記基準の位置における前記投写ユニットから前記反射
    鏡を経由して前記スクリーンユニットの中心に至る前
    記主光束の光路長と、調整後の前記投写ユニットから前
    記反射鏡を経由して前記スクリーンユニットの中心に
    至る前記主光束の光路長とが等しくなるように、さら
    に、前記投写ユニットを、その姿勢を維持したまま
    直方向に移動させることを特徴とする組合せ型の投写形
    表示装置の調整方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載において、 前記反射鏡の1ステップ調整量に対応する傾斜角と、前
    記投写ユニットの1ステップ調整量に対応する水平移動
    量とを、前記投写ユニットからの画像の光線の主光束が
    前記スクリーンユニットの中心を通過する関係を満足
    するように設定したことを特徴とする組合せ型の投写形
    表示装置の調整方法。
  10. 【請求項10】 垂直配置されたスクリーンユニット
    と、画像の光線の主光束を垂直上向きに照射するよう
    に配置された投写ユニットと、該投写ユニットからの画
    像の光線を反射させて前記スクリーンユニットに投写す
    る反射鏡とを含む表示ユニットを、前記スクリーンユ
    ニットの前面を揃えて上下左右に複数個隣接配置し、各
    々の前記投写ユニットからの画像の光線の主光束を、対
    応する各々の前記スクリーンユニットの中心に投写さ
    せるようにしてなる組合せ型の投写形表示装置の調整方
    法であって前記 投写ユニットから照射され前記反射鏡により反射さ
    れた画像の光線の主光束が、前記スクリーンユニットの
    中心に対して垂直に入射している状態における、
    反射鏡の傾斜角と位置、前記投写ユニットの位置を基
    準にして、下段に位置する前記表示ユニットの前記反射
    鏡の前部を上方向に持ち上げてその傾斜角を可変し、前記 表示ユニットの前記投写ユニットからの画像の光線
    の主光束が、前記表示ユニットの前記スクリーンユニッ
    トの中心を通過するように、上記傾斜角を可変した
    反射鏡を、その姿勢を維持したまま、下方向に平行移
    動させることを特徴とする組合せ型の投写形表示装置の
    調整方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載において、 前記基準の位置における前記投写ユニットから前記反射
    鏡を経由して前記スクリーンユニットの中心に至る前
    記主光束の光路長と、調整後の前記投写ユニットから前
    記反射鏡を経由して前記スクリーンユニットの中心に
    至る前記主光束の光路長とが等しくなるように、さら
    に、前記投写ユニットを、その姿勢を維持したまま
    直方向に移動させることを特徴とする組合せ型の投写形
    表示装置の調整方法。
  12. 【請求項12】 請求項10記載において、 前記反射鏡の1ステップ調整量に対応する傾斜角と、前
    記反射鏡の1ステップ調整量に対応する平行移動量と
    を、前記投写ユニットからの画像の光線の主光束が前記
    スクリーンユニットの中心を通過する関係を満足する
    ように設定したことを特徴とする組合せ型の投写形表示
    装置の調整方法。
  13. 【請求項13】 垂直配置されたスクリーンユニット
    と、画像の光線の主光束を垂直上向きに照射するよう
    に配置された投写ユニットと、該投写ユニットからの画
    像の光線を反射させて前記スクリーンユニットに投写す
    る反射鏡とを含む表示ユニットを、前記スクリーンユ
    ニットの前面を揃えて上下左右に複数個隣接配置し、各
    々の前記投写ユニットよりの画像の光線の主光束を、対
    応する各々の前記スクリーンユニットの中心に投写さ
    せるようにしてなる組合せ型の投写形表示装置の調整方
    法であって、 上段に位置する前記表示ユニットを、前記請求項1乃至
    6の何れか1つに記載の調整方法で調整し、下段に位置
    する前記表示ユニットを、前記請求項7乃至12の何れ
    か1つに記載の調整方法で調整するようにしたことを特
    徴とする組合せ型の投写形表示装置の調整方法。
  14. 【請求項14】 垂直配置されたスクリーンユニツト
    と、画像の光線の主光束を水平に投写可能なように配
    備された投写ユニットとを含む表示ユニットを、前記
    スクリーンユニットの前面を揃えて上下左右に複数個隣
    接配置し、各々の前記投写ユニットからの画像の光線の
    主光束を、対応する各々の前記スクリーンユニットの
    中心に投写させるようにしてなる組合せ型の投写形表示
    装置の調整方法であって前記 投写ユニットから照射される画像の光線の主光束
    が、対応する前記スクリーンユニットの中心に対して
    垂直に入射している状態を基準にして、前記 投写ユニットから照射される画像の光線の主光束
    が、対応する前記スクリーンユニットの中心に入射し
    ている状態を維持しつつ、画像の光線の主光束の前記
    クリーンユニットへの入射角が上または下方向に複数の
    段階に傾くように、キャビネットに配備された水平フレ
    ームに対する前記投写ユニットの取り付け傾斜角度を段
    階的に調整するようにしたことを特徴とする組合せ型の
    投写形表示装置の調整方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載において、 前記投写ユニットの側面には、前記した各段階の取り付
    け傾斜角度にそれぞれ対応する複数の係合部が設けら
    れ、この複数の係合部から選択された係合部を用いて、
    前記投写ユニットと前記水平フレームに取り付けられた
    保持金具とを、結合するようにしたことを特徴とする組
    合せ型の投写形表示装置の調整方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載において、 前記水平フレームに取り付けられた前記保持金具は、前
    記投写ユニットの側面に取り付けられると共にその下部
    にローラを軸支した第1の保持金具と、この第1の保持
    金具と分離可能なように結合されると共に前記水平フレ
    ームに取り付けられた第2の保持金具とからなり、第1
    の保持金具と第2の保持金具とを分離した状態では、前
    記投写ユニットは第1の保持金具のローラによって、前
    記水平フレーム上を水平移動可能となるようにされるこ
    とを特徴とする組合せ型の投写形表示装置の調整方法。
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