JP3339514B2 - 移動管理装置、パケット中継装置及び移動通信システム - Google Patents

移動管理装置、パケット中継装置及び移動通信システム

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JP3339514B2
JP3339514B2 JP16710293A JP16710293A JP3339514B2 JP 3339514 B2 JP3339514 B2 JP 3339514B2 JP 16710293 A JP16710293 A JP 16710293A JP 16710293 A JP16710293 A JP 16710293A JP 3339514 B2 JP3339514 B2 JP 3339514B2
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  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワーク間の移動
に伴ってネットワーク毎にアドレスが割り当てられる移
動コンピュータが移動の前後で連続的に通信するため、
移動コンピュータのアドレスを管理する移動管理装置、
パケットを中継するパケット中継装置、およびこれらを
有する通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやワーク
ステーションが小型軽量化されてきており、ポータブル
なマシンをサポートする技術が必要とされてきている。
この種のコンピュータでは、接続されているネットワー
クから一端切り離して、移動先において再びネットワー
クに接続して使用することが考えられる。
【0003】ネットワークに接続されたコンピュータ
(以下、ノードと呼ぶ)は、それを特定するためのアド
レスが割り当てられている。通常、このアドレスにはそ
れが属するネットワークを示す位置情報が含まれている
ので、移動する毎に移動先に応じたアドレスを用いて通
信する必要が生じる。例えば、アドレスがネットワーク
を特定するためのネットワーク部分と、ネットワーク内
で個別のノードを特定するためのノード部分からなって
いる場合、ネットワーク間を移動する毎にアドレスが変
わることになる。また例えば、従来のINTERNET PROTOCO
L(参考文献:Jon Postel,INTERNET PROTOCOL,RFC791,S
ep.,1981)のようなネットワークアーキテクチャーで
は、アドレス自体に位置の情報を含んでいるため、移動
したノードは、移動毎に別のアドレスが割り当てられ
る。
【0004】このような移動するノードを有するネット
ワークにおいて、移動前から通信していた他のノードが
移動前のアドレス宛にパケットを送信した場合、そのパ
ケットは、移動前アドレスが示す位置にはもはや移動し
たノードが存在しないため、廃棄されることになる。そ
うすると、移動前の通信は、移動により継続できないよ
うことになる。というのは、パーソナルコンピュータや
ワークステーションで用いられてきた多くの通信制御方
式は、通信相手のコンピュータが移動することを想定し
たものではなかったからである。
【0005】従来、通信相手のコンピュータが移動する
ことを想定したものとして、例えば特願平1−2315
38号に記載されたフレーム転送方式があった。しか
し、このフレーム転送方式は、送信先アドレスを移動前
アドレスから移動後アドレスに直接変更しているため、
移動の前後で連続的に通信することができなかった。ま
た、通信相手が移動しても連続して通信を行うためのノ
ード位置透過通信方式として、(株)ソニーコンピュー
タサイエンス研究所のVIP(Virtual IPProtocol)の
アプローチ(参考文献:”VIP:仮想インターネット
プロトコル”、寺岡文男、横手安彦、所 真理雄、情報
処理学会研究会報告──マルチメディア通信と分散処理
──1991、7、5)が提案されている。このVIPのアプロ
ーチでは、パケットを中継するゲートウェイが、移動前
アドレス宛のパケットに移動後のアドレス情報を付加し
たパケットを移動後のアドレス宛に送信する。このた
め、移動ノードは、移動前アドレスと移動後アドレスの
対応を知ることができ、移動の前後で連続した通信を行
うことが可能になる。
【0006】この従来のVIPのアプローチにおけるノ
ード位置透過通信方式を図7を用いて説明する。この方
式では、移動ノード33は、仮想ネットワークアドレス
と物理ネットワークアドレスとを持つ。仮想ネットワー
クアドレスは、移動しても変化しないアドレスで、移動
ノード上の通信アプリケーションによって送信元・送信
先アドレスとして用いられる。物理ネットワークアドレ
スは、移動により変化するアドレスで、物理的な位置を
示す。移動ノード33に割り当てられた上記2つのアド
レスは、仮想ネットワークアドレスが属するネットワー
クに接続されたゲートウェイ32により保持される。
【0007】移動ノード33の通信の相手方である一般
ノード31は、移動ノード33に対して、仮想ネットワ
ークアドレス宛のパケット(中継前パケット34)を送
信する。この中継前パケット34のフォーマットを図8
(a)に示す。同図のαは移動ノード33の移動前の仮
想ネットワークアドレス、rは一般ノード31の物理ネ
ットワークアドレスである。
【0008】この中継前パケット34は、ゲートウェイ
32を通過するときに、物理ネットワークアドレス宛の
パケット(中継後パケット35)に変換される。つま
り、ゲートウェイ32は、中継前パケット34を受信す
ると、その仮想ネットワークアドレスと物理ネットワー
クアドレスとの対応関係がエントリされているキャッシ
ュを参照して、物理ネットワークアドレス宛の中継後パ
ケット35に変換して送出する。この中継後パケット3
5のフォーマットを図8(b)に示す。同図において、
βは移動後の物理ネットワークアドレス、プロトコルヘ
ッダの部分がゲートウェイ32により付加された情報で
ある。
【0009】そして、中継後パケット35は、物理ネッ
トワークアドレス宛であるので、経路上にゲートウェイ
があれば、ゲートウェイを介して移動ノード33に到着
する。こうして中継後パケット35は、移動ノード33
に受信され、移動前の元の中継前パケット34に復元さ
れる。中継に際して、経路上に位置するゲートウェイ
は、中継後パケット35を受信すると、そのパケットの
経路制御をする際にプロトコルヘッダから移動ノードの
仮想ネットワークアドレスと物理ネットワークアドレス
との対応関係を入手する。入手した仮想ネットワークア
ドレスと物理ネットワークアドレスとの対応関係は、キ
ャッシュとして保持される。その結果、ゲートウェイ
は、最新のアドレスを保持することができる。また、移
動ノード33から一般ノード31に応答パケットが返さ
れる際に、移動ノード33の物理ネットワークアドレス
と、仮想ネットワークアドレスとが一般ノード31に伝
搬される。
【0010】上記のようにして、VIPの方式では、移
動ノード及びその相手方のノードのアプリケーション
は、同じ仮想ネットワークアドレスを用いて、通信する
ことができる。すなわち、移動ノード33は、移動前で
あっても移動後であっても同じアドレス仮想ネットワー
ク宛の中継前パケット34を受信することができ、移動
の前後で継続して通信することができる。ただし、一般
ノード31及びゲートウェイ32が仮想ネットワークア
ドレスを解釈できる必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のノード位置透過方式によれば、移動ノードと通
信しようとするネットワーク上の全ノードは、仮想VI
Pアドレスを解釈できるように機能を拡張する必要があ
るので、既存の全ノードを改造しなければならないとい
う問題点があった。
【0012】すなわち、既に運用されているネットワー
クのゲートウェイの変更は運用上のリスクが大きく、ま
た、メーカーが独自に設計した専用マシンである場合が
多く、実際には拡張することは極めて困難である。ま
た、移動ノード33と通信する一般ノード31もメーカ
ー独自のオペレーティングシステムを搭載するものがあ
り、すべての一般ノードを拡張することは難しいという
問題点があった。
【0013】上記の問題点に鑑み本発明は、ネットワー
ク間の移動に伴ってネットワーク毎にアドレスが割り当
てられる移動コンピュータが移動の前後で連続して通信
することが可能な移動コンピュータのアドレスを管理す
る移動管理装置、パケットを中継するパケット中継装
置、およびこれらを有する通信システムを提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の移動管理装置は、移動しても変化しないホー
ムアドレスをもつ移動ノード上に設けられ、移動ノード
とネットワークの間に接続され、移動ノードが送受信す
べきパケットのアドレスを管理する移動管理装置であっ
て、移動ノードのホームアドレスと、ネットワーク間の
移動の先々で割当てられる現在の一時アドレスとを保持
するアドレス保持手段と、ネットワークから入力される
パケットの送信先アドレスとアドレス保持手段に保持さ
れた一時アドレスとが一致するパケットを受信するパケ
ット受信手段と、パケット受信手段により受信されたパ
ケットに対して、送信先アドレスとして設定された一時
アドレスをホームアドレスに書き換え、送信元アドレス
をパケットに付加された情報に基づいて通信相手方のア
ドレスに書き換え、移動ノードに渡すアドレス復元手段
と、移動ノードから送信すべきパケットに対して、送信
元アドレスとして設定されたホームアドレスを一時アド
レスに、送信先アドレスとして設定された通信相手方の
アドレスをホームアドレスが属するネットワークに接続
されたパケット中継装置のアドレスに書き換え、通信相
手方のアドレスを付加情報として付加するアドレス変換
手段とを備えている。
【0015】前記移動管理装置は、さらに、移動に際し
て、ネットワーク上のアドレスを管理するサーバ装置か
ら一時アドレスを獲得し、アドレス保持手段に書き込む
一時アドレス管理手段を備えていてもよい。また、本発
明のパケット中継装置は、移動しても変化しないホーム
アドレスをもつ移動ノードと、移動ノードの通信相手で
ある通信相手ノードとの通信を中継するパケット中継装
置であって、本パケット中継装置が接続されたネットワ
ークにホームアドレスをもつ移動ノードのホームアドレ
スと、ネットワーク間の移動に伴って移動の先々で割り
当てられる一時アドレスとを対応させて保持するアドレ
ス組保持手段と、ネットワークから入力されるパケット
の送信先アドレスとアドレス組保持手段に保持されたホ
ームアドレスとが一致するパケット、及び、本パケット
中継装置のアドレス宛のパケットをネットワークから受
信する中継パケット受信手段と、中継パケット受信手段
により受信されたホームアドレス宛のパケットに対し
て、送信元アドレスとして設定された移動ノードの通信
相手方のアドレスをパケット中継装置自身のアドレスに
書き換え、送信先アドレスとして設定された移動ノード
のホームアドレスを現在の一時アドレスに書き換え、元
の送信元アドレスを付加情報として付加する中継アドレ
ス変換手段と、中継パケット受信手段により受信された
自身のアドレス宛の前記パケットに対して、送信元アド
レスとして設定された移動ノードの一時アドレスをホー
ムアドレスに、送信先アドレスとして設定されたパケッ
ト中継装置自身のアドレスを付加情報に含まれる一般ホ
ストのアドレスに書き換える中継アドレス復元手段とを
備えている。
【0016】前記パケット中継装置は、さらに、ホーム
アドレスと一時アドレスとの対応関係を含むパケットを
受信してアドレス組保持手段に書き込むアドレス対応入
手手段を備えていてもよい。また、本発明の通信システ
ムは、上記移動管理装置を有する移動ノードと、上記パ
ケット中継装置とを有する。
【0017】通信システムは、前記移動管理装置におい
て、一時アドレス管理手段は、一時アドレスを獲得した
ときに、その一時アドレスとホームアドレスとの対応関
係を含むパケットを、移動ノードの移動後に、中継の開
始するか終了するかを示す情報及び移動ノードのホーム
アドレスとを含む制御パケットを送信し、前記パケット
中継装置において、アドレス組保持手段は、ホームアド
レスと一時アドレスの組みに対応させて、そのアドレス
を有するパケットを中継するかしないかを示すフラグを
保持し、アドレス対応入手手段は、移動ノードから送信
された前記制御パケットに基づいてアドレス組保持手段
の前記フラグを設定し、中継パケット受信手段は、前記
フラグが中継しないことを示すときは当該パケットを受
信しないように構成されていてもよい。
【0018】
【作用】上記の手段により本発明の移動管理装置におい
てパケット受信手段は、ネットワークから入力されるパ
ケットの送信先アドレスとアドレス保持手段に保持され
た一時アドレスとが一致するパケットを受信する。受信
されたパケットは、アドレス復元手段により、送信先ア
ドレスとして設定された一時アドレスがホームアドレス
に書き換えられ、送信元アドレスがパケットに付加され
た情報に基づいて通信相手方のアドレスに書き換えられ
て移動ノードに渡される。また、移動ノードから送信す
べきパケットは、アドレス変換手段により、送信元アド
レスとして設定されたホームアドレスが一時アドレス
に、送信先アドレスとして設定された通信相手方のアド
レスがホームアドレスの属するネットワークに接続され
たパケット中継装置のアドレスに書き換えられ、付加情
報として通信相手方のアドレスが付加される。
【0019】また、移動管理装置の一時アドレス管理手
段は、移動に際して、ネットワーク上のアドレスを管理
するサーバ装置から一時アドレスを獲得し、アドレス保
持手段に書き込む。本発明のパケット中継装置において
中継パケット受信手段は、ネットワークから入力される
パケットの送信先アドレスとアドレス組保持手段に保持
されたホームアドレスとが一致するパケット、及び、本
パケット中継装置のアドレス宛のパケットをネットワー
クから受信する。中継パケット受信手段により受信され
たホームアドレス宛のパケットは、中継アドレス変換手
段により、送信元アドレスとして設定された移動ノード
の通信相手方のアドレスがパケット中継装置自身のアド
レスに書き換えられ、送信先アドレスとして設定された
移動ノードのホームアドレスが現在の一時アドレスに書
き換えられ、付加情報として元の送信元アドレスが付加
される。中継パケット受信手段により受信されたパケッ
ト中継装置のアドレス宛の前記パケットは、中継アドレ
ス復元手段により、送信元アドレスとして設定された移
動ノードの一時アドレスがホームアドレスに、送信先ア
ドレスとして設定されたパケット中継装置自身のアドレ
スが付加情報に含まれる一般ホストのアドレスに書き換
えられる。
【0020】また、パケット中継装置においてアドレス
対応入手手段は、ホームアドレスと一時アドレスとの対
応関係を含むパケットを受信してアドレス組保持手段に
書き込む。本発明の通信システムにおいて、移動管理装
置を有する移動ノードは、パケット中継装置を介して他
のノードとの間でパケットの送受信を行う。
【0021】また、通信システムにおいて、移動管理装
置の一時アドレス管理手段から送信される制御パケット
は、前記パケット中継装置におけるアドレス対応入手手
段により受信される。アドレス対応入手手段は、前記制
御パケットに基づいてアドレス組保持手段の前記フラグ
を設定する。中継パケット受信手段は、前記フラグの値
に応じて、その動作を制御する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の移動通信装置について図面を
参照して説明する。図1は本発明の実施例における第1
の移動通信装置(以下、パケット中継装置と呼ぶ)の構
成を示す図である。パケット中継装置10は、中継パケ
ット受信部1、アドレス変換部2、アドレス復元部3、
アドレス組保持部4、及びアドレス対応入手部5を備え
ており、回線制御部7を介してネットワークに接続され
ている。
【0023】中継パケット受信部1は、ネットワークか
ら回線制御部7を介して入力されるパケットのうち、ア
ドレス組保持部4を参照して中継対象のパケットを受信
する。中継パケット受信部1での、中継対象のパケット
の取り込みは、例えば、SunOSで提供されるNIT
インタフェースにより行うことができる。アドレス変換
部2は、中継パケット受信部1で受信されたパケットの
中で、一般ノードから移動ノード宛のパケットのアドレ
スを変換する。具体的には、当該パケットにおける送信
元アドレスを、一般ノードのアドレスからパケット中継
装置10自身のアドレスに書き換え、送信先アドレス
を、移動ノードの移動前のホームアドレスから移動後の
一時アドレスに書き換え、本来の送信元アドレスを付加
情報として設定する。なお、移動ノードのホームアドレ
スは、通信開始後の最初の移動における移動前のアドレ
スであり、移動ノードの一時アドレスは、新たに割り当
てられた移動先におけるアドレスである。
【0024】アドレス復元部3は、中継パケット受信部
1で受信されたパケットのうち、移動ノードから一般ノ
ード宛のパケットのアドレスを変換する。具体的には、
送信元アドレスを、移動ノードの移動後の一時アドレス
から移動前のホームアドレスに、送信先アドレスを、パ
ケット中継装置10自身のアドレスから付加情報として
設定されている一般ホストのアドレスに書き換える。
【0025】アドレス組保持部4は、移動ノードのホー
ムアドレス(中継元アドレス)と一時アドレス(中継先
アドレス)とのアドレス組みを保持するパケット中継管
理テーブル6を管理する。パケット中継管理テーブル6
は、中継パケット受信部1およびアドレス対応入手部5
からアドレス組保持部4を介してアクセスされ、中継パ
ケット受信部1による中継対象パケットの判断、移動ノ
ードのアドレス管理のために使用される。パケット中継
管理テーブルの一例を図5に示す。同図において、「中
継元アドレス」は、移動ノードのホームアドレスを示
す。「中継先アドレス」は、移動ノードの一時アドレス
を示す。「フラグ」は、そのエントリの中継元アドレス
宛のパケットの中継を行うか否かを示す。このフラグが
オンのとき、その中継元アドレス宛のパケットを取り込
んだ場合には中継を行い、フラグがオフのとき、その中
継元のパケットを取り込んでも中継を行わない。このフ
ラグのオン・オフは、アドレス対応入手部5により設定
される。
【0026】アドレス対応入手部5は、ホームアドレス
と一時アドレスとの対応を示す制御パケット、及び、フ
ラグを制御するパケットを移動ノードから受信し、その
パケットの指示に従ってパケット中継管理テーブル6へ
の書き込み、更新を行う。移動ノード14から送信され
る制御パケットのフォーマットを図6に示す。図6
(a)は、移動ノードが移動してすぐにパケットの中継
を依頼する場合のフォーマットであり、「中継元アドレ
ス」、「中継先アドレス」、および中継を開始するか否
かを示す「フラグ」から構成される。図6(b)、
(c)は、それぞれ中継の開始、終了を指示する場合の
フォーマットであり、「中継元アドレス」、値を0にし
た「中継先アドレス」、「フラグ」から構成されてい
る。
【0027】回線制御部7は、パケット中継装置10と
ネットワークとの接続を制御する。図2は、第2の移動
通信装置(以下、移動管理装置と呼ぶ。)の構成を示す
図である。同図において、移動ノード上の移動管理装置
20は、移動ノード上に設けられており、中継パケット
受信部21、アドレス復元部22、アドレス変換部2
3、および一時アドレス管理部25とを備え、回線制御
部26を介してネットワークに、及び上位の通信制御部
27に接続されている。
【0028】中継パケット受信部21は、ネットワーク
から回線制御部26を介して受信されたパケットの送信
先アドレスについて、一時アドレス管理部25に保持さ
れた一時アドレス又は自身のホームアドレスと一致する
か否かをチェックする。その結果、一時アドレスと一致
する場合は、アドレス復元部22にそのパケットを渡
し、ホームアドレスと一致する場合は、上位の通信制御
部27にそのパケットを渡す。
【0029】アドレス復元部22は、中継パケット受信
部21から渡されたパケットの送信先アドレスと送信元
アドレスとを、送信元が送出したときの本来のアドレス
に復元する。すなわち、当該パケットの送信先アドレス
を自身のホームアドレスに書き換え、送信元アドレスを
パケットの付加情報として添付されている本来の送信元
アドレスに書き換える。書き換えられたパケットは、上
位の通信制御部27に渡される。
【0030】アドレス変換部23は、上位の通信制御部
27から渡されたパケットについて、パケット中継のた
めに送信先アドレスをパケット中継装置10のアドレス
に変換する。すなわち、上位の通信制御部27から、送
信元アドレスがホームアドレス、送信先アドレスが本来
の送信先である一般ノードのアドレスであるパケットが
アドレス変換部23に渡されると、アドレス変換部23
は、送信先アドレスを一般ノードのアドレスからパケッ
ト中継装置のアドレスに、送信元アドレスをホームアド
レスから現在の一時アドレスβに書き換え、回線制御部
26を介して送信する。
【0031】一時アドレス管理部25は、移動先のネッ
トワークにおける一時アドレスの割当を受ける。この割
当は、ネットワーク管理者により手動で行われる場合
と、BOOTP(参考文献:"Bill Croft and John Gil
more, BOOTSTRAP PROTOCOL, RFC951, Sep., 1985")サ
ーバや、DHCP(参考文献:R.Droms,Dynamic Host C
onfigulation Protocol,Internet-Draft,July,1991)サ
ーバなどのアドレス管理サーバにより行われる場合があ
る。このようなアドレス管理サーバにより割り当てられ
る場合に、アドレス管理サーバから移動ノードに一時ア
ドレスを伝えるパケットのフォーマットを図6(d)に
示す。一時アドレス管理部25は、図6(d)に示した
パケットを受信すると、ホームアドレスと一時アドレス
との対応を保持する。
【0032】回線制御部26は、物理的な通信回線を制
御する。上位の通信制御部27は、移動管理装置20に
対してアプリケーションにより通知された送受信すべき
パケットを入出力し、コネクションの接続/切断、タイ
マー監視などの通信の制御を行う。図3は、上記のパケ
ット中継装置10、及び移動管理装置20を含む通信シ
ステム例の説明図である。この通信システム例は、パケ
ット中継装置10、ゲートウェイ12、一般ノード13
及び移動ノード14を有している。
【0033】同図において、パケット中継装置10は、
図1に示した装置であり、アドレスSが割当てられてい
るものとする。ゲートウェイ12は、ネットワーク間を
接続しパケットを一方のネットワークから他方のネット
ワークへ通過させる。一般ノード13は、移動ノード1
4の通信の相手方であり、アドレスrが割当てられてい
るものとする。
【0034】移動ノード14は、移動前のネットワーク
においてホームアドレスαが、移動後のネットワークに
おいて一時アドレスβが割当てられているものとする。
また、同図中のA、B、C、Dは、パケットの流れをそ
れぞれ示す。パケットAは、一般ノード13から送出さ
れ、移動ノード14のホームアドレスα宛のパケットで
ある。このパケットAのフォーマット例を図4(a)に
示す。このフォーマットは、「Ethernetヘッダ」、「I
Pパケット」を含み、IPパケット中の「dest.」、「s
rc.」が送信元アドレス、送信先アドレスである。
【0035】パケットBは、パケット中継装置10によ
りパケットAがアドレス変換され、移動ノード14の現
在の一時アドレスβ宛に送出されたパケットである。こ
のパケットBのフォーマットを図4(b)に示す。この
フォーマットには、「付加情報」が付加されている。パ
ケットCは、移動ノード14から一般ノード13にパケ
ットを送る場合に、パケット中継装置10のアドレス宛
に送出されたパケットである。このパケットCのフォー
マットを図4(c)に示す。
【0036】パケットDは、パケット中継装置10によ
りパケットCがアドレス変換され、一般ノード13のア
ドレスr宛に送出されたパケットである。このパケット
Dのフォーマットを図4(d)に示す。以上のように構
成された本発明の実施例における第1の移動通信装置
(パケット中継装置)、第2の移動通信装置(移動管理
装置)について、その動作を説明する。 (移動ノード14の移動に際する動作)図3において移
動ノード14は、最初は破線で記した位置に接続されホ
ームアドレスαを有しており、その後、実線で記した位
置に移動して一時アドレスβが割当てられたものとす
る。一時アドレスβは、上位の通信制御部27の指示に
よりネットワーク上のアドレス管理サーバ(図外)から
回線制御部26を介して図6(d)に示した制御パケッ
トにより与えられる。この制御パケットは、一時アドレ
ス管理部25により獲得され、保持される。この一時ア
ドレスの獲得は、移動の前でも後でも構わない。
【0037】一時アドレスβを獲得した移動ノード14
は、移動後にパケット中継装置10に対して、図6
(a)に示した制御パケットをフラグonで送信して中
継を依頼する。この制御パケットは、パケット中継装置
10のアドレス対応入手部5により受信され、アドレス
組保持部4内のパケット中継管理テーブル6に書き込ま
れる。その結果、図5に示したように、中継元アドレス
αと中継先アドレスβとの対応関係、及びフラグ”o
n”がパケット中継管理テーブル6に保持される。これ
により、パケット中継装置10はパケットの中継がいつ
でもできる状態になる。
【0038】なお、移動ノード14が図6(a)に示し
た制御パケットをフラグoffでアドレスの対応関係の
みを通知する場合は、その後図6(b)に示した制御パ
ケットを送信して中継の開始を依頼してもよい。以降、
図3に示したパケットA〜Dの流れに沿って、パケット
中継装置10、移動ノード上の移動管理装置20の動作
を説明して行く。 (一般ノード13 → パケットA)図3において、一
般ノード13は、移動ノード14が移動したかどうかに
依らず、常にホームアドレス宛にパケットを送信する。
一般ノード13は既存の装置を前提としているからであ
る。 (パケットA→パケット中継装置→パケットB:アドレ
ス変換)一般ノード13から送出されたパケットA(図
4(a)参照)は、パケット中継装置10において中継
パケット受信部1に到達する。中継パケット受信部1は
パケット中継管理テーブル6(図5参照)を参照し、
「中継元アドレス」の値の中で、パケットAの送信先ア
ドレスαと一致するアドレスがあるか否かを検索する。
本動作例では、移動ノード14のホームアドレスαと一
致する中継元アドレスがあるので、それに対応する中継
先アドレスβを取り出す。さらに、中継パケット受信部
1は、パケットAと、パケット中継管理テーブル6より
得た中継先アドレスβをアドレス変換部2に渡す。
【0039】アドレス変換部2は、パケットAの送信先
アドレスを中継元アドレスαから中継先アドレスβに書
き換え、送信元アドレスを一般ノード13のアドレスr
からパケット中継装置10自身のアドレス自身のアドレ
スSに書き換え、本来の送信元アドレスであるアドレス
rを付加情報として付加する。こうしてアドレス変換さ
れたパケットがパケットB(図4(b)参照)である。
アドレスが変換されたパケットBは、回線制御部7を介
してネットワークに送出される。 (パケットB → 移動ノード14:受信)移動ノード
14上の移動管理装置内の中継パケット受信部21は、
パケットBを回線制御部26を介して受信する。中継パ
ケット受信部21は、パケットBの送信先アドレスが、
一時アドレス管理部25に保持された一時アドレスβ又
は自身のホームアドレスαと一致するか否かをチェック
する。チェックの結果、一時アドレスと一致する場合
は、アドレス復元部22にそのパケットを渡し、ホーム
アドレスと一致する場合は、上位の通信制御部27にそ
のパケットを渡す。本実施例の場合は、一時アドレスと
一致するので受信したパケットBをアドレス復元部22
に渡す。
【0040】アドレス復元部22は、パケットBの送信
先アドレスβを自身のホームアドレスαに書き換え、送
信元アドレスをパケットBの付加情報として添付されて
いる本来の送信元アドレスrに書き換える。書き換えら
れたパケットは、上位の通信制御部27に渡される。こ
うして、移動ノード上のアプリケーションプログラム
は、常にホームアドレス宛のパケットを受信することが
可能になる。 (移動ノード14 → パケットC:送信)パケットB
に対する応答パケットとして、移動ノード14は、受信
したパケットBの送信先アドレスと送信元アドレスを逆
に設定したパケットC(図4(c)参照)を送出する。
【0041】より詳しく説明すると、上位の通信制御部
27から、送信元アドレスがホームアドレスαで、送信
先アドレスが本来の送信先のアドレスrであるパケット
がアドレス変換部23に渡される。アドレス変換部23
は、送信先アドレスを一般ノード13のアドレスrから
パケット中継装置10のアドレスSに、送信元アドレス
をホームアドレスαから現在の一時アドレスβに変換
し、回線制御部26を介して送信する。こうして送信さ
れたパケットがパケットCである。
【0042】こうして移動ノード上のアプリケーション
プログラムは、常にホームアドレスを送信元アドレスと
したパケットを送信することが可能となる。 (パケットC→パケット中継装置→パケットD:アドレ
ス復元)パケットCは、送信先アドレスがパケット中継
装置10のアドレスSであるので、パケット中継装置1
0の中継パケット受信部1により受信される。
【0043】パケット中継装置10において、中継パケ
ット受信部1はパケットCの送信元アドレスを取り出
し、パケット中継管理テーブル6の「中継先アドレス」
と一致するアドレスがあるか否かを検索する。本実施例
の場合、一致するアドレスβが存在するので、それに対
応する中継元アドレスαを取り出す。中継パケット受信
部1は、パケットCと、パケット中継管理テーブル6り
得た中継元アドレスαとをアドレス復元部3に渡す。こ
れによりアドレス復元部3は、送信先アドレスをアドレ
スSからアドレスr(付加情報として設定されている)
に、送信元アドレスをアドレスαに書き換える。こうし
て書き換えられたパケットDは、回線制御部7を介して
ネットワークに送出される。 (パケットD → 一般ノード13)パケットDは、一
般ノード13自身のアドレスr宛のパケットであるの
で、一般ノード13に受信されることになる。
【0044】なお、移動ノードの送信時に送信元を現在
の一時アドレスとしている場合には、何らアドレス変換
を行わないように構成してもよい。この場合、移動ノー
ドからネットワークに送出されたパケット送信先アドレ
スは本来の送信先アドレスのままであるので、そのパケ
ットはパケット中継装置を介することなく、本来の通信
相手と通信することができる。この場合、移動ノードの
中継パケット受信部21は、送信先を一時アドレスとし
付加情報を持たないパケットを受信した場合はそのまま
上位の通信制御部27に渡せばよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明の、上記従来
技術のノード位置透過方式によれば、移動ノードと通信
しようとするネットワーク上の全ノードは、仮想VIP
アドレスを解釈できるように機能を拡張する必要がある
ので、既存の全ノードを改造しなければならないという
問題点があった。
【0046】すなわち、既に運用されているネットワー
クのゲートウェイの変更は運用上のリスクが大きく、ま
た、メーカーが独自に設計した専用マシンである場合が
多く、実際には拡張することは極めて困難である。ま
た、移動ノード33と通信する一般ノード31もメーカ
ー独自のオペレーティングシステムを搭載するものがあ
り、すべての一般ノードを拡張することは難しいという
問題点があった。
【0047】上記問題点に鑑み本発明は、アドレスの変
更を伴いながらネットワーク間を移動する移動ノードに
ついて、既存のネットワーク上の装置に適用できて、移
動の前後で継続的に移動ノードが通信することを容易に
可能とするパケット中継装置を提供することを目的とす
る。以上説明したように本発明の移動通信装置によれ
ば、移動ノード上の移動管理装置において、送信すべき
本来のパケットの送信先アドレスをパケット中継装置の
アドレスに書き換えて付加情報を設定し、パケット中継
装置において、送信先アドレスだけでなく送信元アドレ
スも書き換えることによって、一般ノード及びゲートウ
ェイの機能を拡張することなしに、一般ノードが移動ノ
ードと通信することを可能にするという効果がある。
【0048】具体的には、一般ノードにおいては、移動
ノードの移動によるアドレス変更を隠すことができるの
で、移動ノードと通信しながら動作する一般ノード上の
アプリケーションプログラムは、メーカー独自のもので
あっても、そのまま移動ノードと通信し続けることがで
きるという効果がある。また、移動ノードにおいては、
移動管理装置のアドレス復元手段により、中継パケット
から元のパケットに復元することが可能になり、移動ノ
ード上のアプリケーションに対して自らの移動によるア
ドレス変更を隠すことができるので、移動ノード上のア
プリケーションは、移動の前後で他ノードと通信しなが
ら連続的に動作することができるという効果がある。
【0049】加えて、一般ノードと移動ノードの間の全
パケットが中継装置を経由することになるので、中継パ
ケットのトラフィックや、中継の状態を把握することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるパケット中継装置の構
成を示す図である。
【図2】移動ノードに備えられたパケット中継装置の構
成図である。
【図3】同実施例におけるパケット中継装置を備えた通
信システムの説明図である。
【図4】同実施例におけるパケットのフォーマット図で
ある。
【図5】パケット中継管理テーブルの説明図である。
【図6】制御パケットのフォーマットの説明図である。
【図7】従来のノード位置透過通信方式の説明図であ
る。
【図8】従来のノード位置透過通信方式におけるパケッ
トのフォーマットの説明図である。
【符号の説明】
1 中継パケット受信部 2 アドレス変換部 3 アドレス復元部 4 アドレス組保持部 5 アドレス対応入手部 6 パケット中継管理テーブル 7 回線制御部 10 パケット中継装置 12 ゲートウェイ 13 一般ノード 14 移動ノード 20 移動管理装置 21 中継パケット受信部 22 アドレス復元部 23 アドレス変換部 25 一時アドレス管理部 26 回線制御部 27 通信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−83260(JP,A) 特開 平4−54095(JP,A) 特開 平4−154335(JP,A) 特開 平2−271738(JP,A) 特開 平1−231538(JP,A) 特開 昭62−26339(JP,A) 特開 平6−103199(JP,A) 特開 平5−327720(JP,A) 特開 平5−197642(JP,A) 特開 平5−227161(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/00 - 12/66 G03F 13/00 H04Q 3/52 H04Q 11/00 - 11/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動しても変化しないホームアドレスを
    もつ移動ノード上に設けられ、移動ノードとネットワー
    クの間に接続され、移動ノードが送受信すべきパケット
    のアドレスを管理する移動管理装置であって、 移動ノードのホームアドレスと、ネットワーク間の移動
    の先々で割当てられる現在の一時アドレスとを保持する
    アドレス保持手段と、 ネットワークから入力されるパケットの送信先アドレス
    とアドレス保持手段に保持された一時アドレスとが一致
    するパケットを受信するパケット受信手段と、 パケット受信手段により受信されたパケットに対して、
    送信先アドレスとして設定された一時アドレスをホーム
    アドレスに書き換え、送信元アドレスをパケットに付加
    された情報に基づいて通信相手方のアドレスに書き換
    え、移動ノードに渡すアドレス復元手段と、 移動ノードから送信すべきパケットに対して、送信元ア
    ドレスとして設定されたホームアドレスを一時アドレス
    に、送信先アドレスとして設定された通信相手方のアド
    レスをホームアドレスが属するネットワークに接続され
    たパケット中継装置のアドレスに書き換え、通信相手方
    のアドレスを付加情報として付加するアドレス変換手段
    とを備えたことを特徴とする移動管理装置。
  2. 【請求項2】 前記移動管理装置は、さらに、 移動に際して、ネットワーク上のアドレスを管理するサ
    ーバ装置から一時アドレスを獲得し、アドレス保持手段
    に書き込む一時アドレス管理手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の移動管理装置。
  3. 【請求項3】 移動しても変化しないホームアドレスを
    もつ移動ノードと、移動ノードの通信相手である通信相
    手ノードとの通信を中継するパケット中継装置であっ
    て、 本パケット中継装置が接続されたネットワークにホーム
    アドレスをもつ移動ノードのホームアドレスと、ネット
    ワーク間の移動に伴って移動の先々で割り当てられる一
    時アドレスとを対応させて保持するアドレス組保持手段
    と、 ネットワークから入力されるパケットの送信先アドレス
    とアドレス組保持手段に保持されたホームアドレスとが
    一致するパケット、及び、本パケット中継装置のアドレ
    ス宛のパケットをネットワークから受信する中継パケッ
    ト受信手段と、 中継パケット受信手段により受信されたホームアドレス
    宛のパケットに対して、送信元アドレスとして設定され
    た移動ノードの通信相手方のアドレスをパケット中継装
    置自身のアドレスに書き換え、送信先アドレスとして設
    定された移動ノードのホームアドレスを現在の一時アド
    レスに書き換え、元の送信元アドレスを付加情報として
    付加する中継アドレス変換手段と、 中継パケット受信手段により受信された自身のアドレス
    宛の前記パケットに対して、送信元アドレスとして設定
    された移動ノードの一時アドレスをホームアドレスに、
    送信先アドレスとして設定されたパケット中継装置自身
    のアドレスを付加情報に含まれる一般ホストのアドレス
    に書き換える中継アドレス復元手段とを備えたことを特
    徴とするパケット中継装置。
  4. 【請求項4】 前記パケット中継装置は、さらに、 ホームアドレスと一時アドレスとの対応関係を含むパケ
    ットを受信してアドレス組保持手段に書き込むアドレス
    対応入手手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の
    パケット中継装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の移動管理装置を有する移
    動ノードと、 請求項4記載のパケット中継装置とを有することを特徴
    とする移動通信システム。
  6. 【請求項6】 前記移動管理装置において、 一時アドレス管理手段は、一時アドレスを獲得したとき
    に、その一時アドレスとホームアドレスとの対応関係を
    含むパケットを、移動ノードの移動後に、中継の開始す
    るか終了するかを示す情報及び移動ノードのホームアド
    レスとを含む制御パケットを送信し、 前記パケット中継装置において、 アドレス組保持手段は、ホームアドレスと一時アドレス
    の組みに対応させて、そのアドレスを有するパケットを
    中継するかしないかを示すフラグを保持し、 アドレス対応入手手段は、移動ノードから送信された前
    記制御パケットに基づいてアドレス組保持手段の前記フ
    ラグを設定し、 中継パケット受信手段は、前記フラグが中継しないこと
    を示すときは当該パケットを受信しないことを特徴とす
    る請求項5記載の通信システム。
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