JP3338996B2 - 編込みスライドファスナー - Google Patents
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- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B19/00—Slide fasteners
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- A44B19/34—Stringer tapes; Flaps secured to stringers for covering the interlocking members
- A44B19/343—Knitted stringer tapes
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B19/00—Slide fasteners
- A44B19/42—Making by processes not fully provided for in one other class, e.g. B21D53/50, B21F45/18, B22D17/16, B29D5/00
- A44B19/52—Securing the interlocking members to stringer tapes while making the latter
- A44B19/56—Securing the interlocking members to stringer tapes while making the latter while knitting the stringer tapes
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- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
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- A44B19/00—Slide fasteners
- A44B19/24—Details
- A44B19/34—Stringer tapes; Flaps secured to stringers for covering the interlocking members
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- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B21/00—Warp knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
- D04B21/14—Fabrics characterised by the incorporation by knitting, in one or more thread, fleece, or fabric layers, of reinforcing, binding, or decorative threads; Fabrics incorporating small auxiliary elements, e.g. for decorative purposes
- D04B21/16—Fabrics characterised by the incorporation by knitting, in one or more thread, fleece, or fabric layers, of reinforcing, binding, or decorative threads; Fabrics incorporating small auxiliary elements, e.g. for decorative purposes incorporating synthetic threads
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- D—TEXTILES; PAPER
- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2401/00—Physical properties
- D10B2401/04—Heat-responsive characteristics
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- D—TEXTILES; PAPER
- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2501/00—Wearing apparel
- D10B2501/06—Details of garments
- D10B2501/063—Fasteners
- D10B2501/0631—Slide fasteners
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Slide Fasteners (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は経編ファスナーテープの
編成と同時に連続状ファスナーエレメント列をファスナ
ーテープの長手側縁部のファスナーエレメント取付部に
編込んで取付けるところの編込みスライドファスナーに
関するものである。
編成と同時に連続状ファスナーエレメント列をファスナ
ーテープの長手側縁部のファスナーエレメント取付部に
編込んで取付けるところの編込みスライドファスナーに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の編込みスライドファスナーとして
例えば特公昭３８−１１６７３号公報に示すように、フ
ァスナーテープを鎖編糸と緯挿入糸とにより編成し、そ
のファスナーテープの長手側縁部にファスナーエレメン
ト列を構成するナイロン糸をファスナーテープの編成と
同時に緯入して鎖編糸のシンカーループにより押えて固
定するようにしたもの、また特開平２−２５５１０４号
公報に示すように、鎖編糸と緯挿入糸とにより編成した
ファスナーテープの長手側縁部に、プラスチックモノフ
ィラメントを緯入してファスナーエレメント列を形成し
て、ファスナーテープの長手側縁部に突出して編成して
いる緯挿入糸に、各ファスナーエレメントの上脚部を押
え付ける鎖編目のウェールと、各ファスナーエレメント
の下脚部を押え付ける鎖編目のウェールとを絡ませて編
込んで、ファスナーエレメント列を取付けた編込みスラ
イドファスナーがそれぞれ知られていた。
例えば特公昭３８−１１６７３号公報に示すように、フ
ァスナーテープを鎖編糸と緯挿入糸とにより編成し、そ
のファスナーテープの長手側縁部にファスナーエレメン
ト列を構成するナイロン糸をファスナーテープの編成と
同時に緯入して鎖編糸のシンカーループにより押えて固
定するようにしたもの、また特開平２−２５５１０４号
公報に示すように、鎖編糸と緯挿入糸とにより編成した
ファスナーテープの長手側縁部に、プラスチックモノフ
ィラメントを緯入してファスナーエレメント列を形成し
て、ファスナーテープの長手側縁部に突出して編成して
いる緯挿入糸に、各ファスナーエレメントの上脚部を押
え付ける鎖編目のウェールと、各ファスナーエレメント
の下脚部を押え付ける鎖編目のウェールとを絡ませて編
込んで、ファスナーエレメント列を取付けた編込みスラ
イドファスナーがそれぞれ知られていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記２件の編込みスラ
イドファスナーは鎖編糸と緯挿入糸で編成したファスナ
ーテープの長手側縁部に、プラスチックモノフィラメン
トを緯入して編込んだものであるが、前者は地組織のシ
ンカーループで、ファスナーエレメント列を単に上方よ
り押えているため鎖編目の長手方向の伸縮により寸法的
な安定が得られず、またファスナーエレメント列と地組
織との密着が充分でなく、ファスナーエレメント列の安
定した取付姿勢を保持することができず、ファスナーエ
レメント列の噛合が円滑に行なわれない点があり、また
後者はファスナーテープの長手側縁部に突出した緯挿入
糸に鎖編糸のニードルループを絡み合せているが、ファ
スナーエレメント列の上面に配している２本の固定用の
鎖編糸のニードルループ列は単に並列し、各固定用の鎖
編糸の単一のニードルループは単に連接しているだけで
あるので寸法的に伸縮し易く、かつファスナーエレメン
ト列の固定が弱く、しかも並列している固定用の鎖編糸
のニードルループは横方向にずれ易く、ファスナーエレ
メント列の安定した取付姿勢が得られず、ファスナーエ
レメントの噛合が円滑に行われず、かつ使用中に噛合割
れし易いという問題点を有していた。そこで本発明は、
従来の問題点を解消して、ファスナーテープの長手側縁
部にファスナーエレメント列を寸法的に安定しかつ地組
織に強固に密着して、常にファスナーエレメント列の安
定した取付姿勢を保持させて、ファスナーとしての機能
を十分に維持して使用中においてもファスナーエレメン
ト列の噛合割れのしない編込みスライドファスナーを提
供することを目的としたものである。
イドファスナーは鎖編糸と緯挿入糸で編成したファスナ
ーテープの長手側縁部に、プラスチックモノフィラメン
トを緯入して編込んだものであるが、前者は地組織のシ
ンカーループで、ファスナーエレメント列を単に上方よ
り押えているため鎖編目の長手方向の伸縮により寸法的
な安定が得られず、またファスナーエレメント列と地組
織との密着が充分でなく、ファスナーエレメント列の安
定した取付姿勢を保持することができず、ファスナーエ
レメント列の噛合が円滑に行なわれない点があり、また
後者はファスナーテープの長手側縁部に突出した緯挿入
糸に鎖編糸のニードルループを絡み合せているが、ファ
スナーエレメント列の上面に配している２本の固定用の
鎖編糸のニードルループ列は単に並列し、各固定用の鎖
編糸の単一のニードルループは単に連接しているだけで
あるので寸法的に伸縮し易く、かつファスナーエレメン
ト列の固定が弱く、しかも並列している固定用の鎖編糸
のニードルループは横方向にずれ易く、ファスナーエレ
メント列の安定した取付姿勢が得られず、ファスナーエ
レメントの噛合が円滑に行われず、かつ使用中に噛合割
れし易いという問題点を有していた。そこで本発明は、
従来の問題点を解消して、ファスナーテープの長手側縁
部にファスナーエレメント列を寸法的に安定しかつ地組
織に強固に密着して、常にファスナーエレメント列の安
定した取付姿勢を保持させて、ファスナーとしての機能
を十分に維持して使用中においてもファスナーエレメン
ト列の噛合割れのしない編込みスライドファスナーを提
供することを目的としたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、経編の地組織よりなるファスナーテープの
長手側縁部のファスナーエレメント取付部に、連続状フ
ァスナーエレメント列をファスナーテープの編成と同時
に編込んだ編込みスライドファスナーにおいて、前記フ
ァスナーエレメント取付部に編込んだ長手方向に並列す
る複数の固定用鎖編糸は、そのシンカーループを下側に
して連続状ファスナーエレメント列を載置するための地
組織を構成し、またそのニードルループを上側にして、
長手方向に編成して連接しているニードルループ群を構
成し、その長手方向の２コース毎の夫々の先位ニードル
ループを連続状ファスナーエレメント列の各ファスナー
エレメント上脚部上に配し、後位ニードルループを連続
状ファスナーエレメント列の各ファスナーエレメント間
の間隙の地組織側に近接して配して、前記先位ニードル
ループが連続状ファスナーエレメント列の各ファスナー
エレメント上下脚部を囲む略逆Ｕ字状となるように編成
して編込みスライドファスナーを構成したものである。
また経編の地組織よりなるファスナーテープの長手側縁
部のファスナーエレメント取付部に、連続状ファスナー
エレメント列をファスナーテープの編成と同時に編込ん
だ編込みスライドファスナーにおいて、前記ファスナー
エレメント取付部に夫々ダブル組織に編込んだ長手方向
に並列する複数の固定用鎖編糸は、その下方側の長手方
向に編成して連接しているニードルループ群が連続状フ
ァスナーエレメント列を載置するための地組織を構成
し、またその上方側の長手方向に編成して連接している
ニードルループ群は、その長手方向の２コース毎の夫々
の先位ニードルループを連続状ファスナーエレメント列
の各ファスナーエレメント上脚部上に配し、後位ニード
ルループを連続状ファスナーエレメント列の各ファスナ
ーエレメント間の間隙の地組織側に近接して配して、前
記先位ニードルループが連続状ファスナーエレメント列
の各ファスナーエレメント上下脚部を囲む略逆Ｕ字状と
なるように編成して編込みスライドファスナーを構成し
たものである。
するために、経編の地組織よりなるファスナーテープの
長手側縁部のファスナーエレメント取付部に、連続状フ
ァスナーエレメント列をファスナーテープの編成と同時
に編込んだ編込みスライドファスナーにおいて、前記フ
ァスナーエレメント取付部に編込んだ長手方向に並列す
る複数の固定用鎖編糸は、そのシンカーループを下側に
して連続状ファスナーエレメント列を載置するための地
組織を構成し、またそのニードルループを上側にして、
長手方向に編成して連接しているニードルループ群を構
成し、その長手方向の２コース毎の夫々の先位ニードル
ループを連続状ファスナーエレメント列の各ファスナー
エレメント上脚部上に配し、後位ニードルループを連続
状ファスナーエレメント列の各ファスナーエレメント間
の間隙の地組織側に近接して配して、前記先位ニードル
ループが連続状ファスナーエレメント列の各ファスナー
エレメント上下脚部を囲む略逆Ｕ字状となるように編成
して編込みスライドファスナーを構成したものである。
また経編の地組織よりなるファスナーテープの長手側縁
部のファスナーエレメント取付部に、連続状ファスナー
エレメント列をファスナーテープの編成と同時に編込ん
だ編込みスライドファスナーにおいて、前記ファスナー
エレメント取付部に夫々ダブル組織に編込んだ長手方向
に並列する複数の固定用鎖編糸は、その下方側の長手方
向に編成して連接しているニードルループ群が連続状フ
ァスナーエレメント列を載置するための地組織を構成
し、またその上方側の長手方向に編成して連接している
ニードルループ群は、その長手方向の２コース毎の夫々
の先位ニードルループを連続状ファスナーエレメント列
の各ファスナーエレメント上脚部上に配し、後位ニード
ルループを連続状ファスナーエレメント列の各ファスナ
ーエレメント間の間隙の地組織側に近接して配して、前
記先位ニードルループが連続状ファスナーエレメント列
の各ファスナーエレメント上下脚部を囲む略逆Ｕ字状と
なるように編成して編込みスライドファスナーを構成し
たものである。
【０００５】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図１は本発明の第１実施例のファスナーエレメント
列の取付状態の平面図を、図２は同じくファスナーエレ
メント列の取付状態の断面図を夫々模型的に示したもの
であり、また図３は第１実施例の組織図を、図４は第１
実施例で使用する編糸の組織図を夫々示したものであ
る。この編込みスライドファスナー（以下単にファスナ
ーと呼ぶ）は１列の針床をもった一般の経編機によって
編成されるもので、ファスナーテープ１は長手側縁部の
ファスナーエレメント取付部２を除いて、地組織として
図４に示すトリコット編糸１５（１−２／１−０）と鎖
編糸１４（１−０／０−１）と、４ウェール３にまたが
ってジグザグ状に挿入される緯挿入糸１６（０−０／４
−４）とから編成される。なお緯挿入糸１６はファスナ
ーテープ１の全ウェール３にわたりコース４を変えて横
方向に往復動して長手方向にジグザグ状に挿入するよう
にしてもよい。そしてファスナーテープ１の長手側縁部
の２ウェール３はファスナーエレメント取付部２となっ
ていて、連続状のコイル状ファスナーエレメント列とな
るモノフィラメントを１コース４おきに同一コース内を
横方向に往復動させてファスナーエレメント列５が形成
され、このファスナーエレメント列５は２ウェール３に
おいて編成する固定用鎖編糸１０（１−０／０−１）に
よりその上脚部６を押えられてファスナーテープ１の編
成と同時にコイル状ファスナーエレメント列として取付
けられる。図１および図２はファスナーエレメント列５
の取付状態を模型的に示したもので、（なお図１および
図２においては図解しやすくするため、ファスナーテー
プ側のトリコット編糸１５は省略し、緯挿入糸１６は１
本線として示してあり、また各種の糸は細くまた編目を
ゆるくした状態で示してあるが、実際には各種の糸は編
込みスライドファスナーとしての機能を考慮して太くし
たり、細くしたりまた編目も緻密に引き締ったものとな
っている。この点後記の第２実施例の図５および図６に
おいても同様である。）ファスナーテープ１の長手側縁
部のファスナーエレメント取付部２に取付けられるコイ
ル状ファスナーエレメント列５はナイロン、ポリエステ
ル等の合成樹脂製のモノフィラメントによって形成され
るもので、このモノフィラメントに予め噛合部８および
連結部９に相応する部分をスタンピング加工により平坦
にしておき、これを１コース４おきに同一コース内を横
方向に往復動させて緯入れを行い、噛合部８および連結
部９の平坦部で屈曲させて、上脚部６と下脚部７とが上
下に重合した状態に配置してコイル状に連結させて構成
するものである。そしてこのファスナーエレメント列５
は、２ウェール３において編成するところの地組織の鎖
編糸１４とは別の固定用の鎖編糸１０によって固定され
るもので、この固定用の鎖編糸１０はそのシンカールー
プ１１を下側に配して、ファスナーエレメント取付部２
の地組織の一部として編成している緯挿入糸１６と絡み
合ってコイル状ファスナーエレメント列５を載置する取
付部の地組織を構成する。そして固定用鎖編糸１０のニ
ードルループ１２は上側に配して図１および図２に示す
ように長手方向に編成して連接したニードルループ群を
構成し、２コース毎の先位ニードルループ１２ａをコイ
ル状ファスナーエレメント列５の各ファスナーエレメン
ト上脚部６上に配し、後位ニードルループ１２ｂを各フ
ァスナーエレメント間の間隙に配して図２に示すように
先位ニードルループ１２ａと絡み合い地組織側に引寄せ
て、先位ニードルループ１２ａを各ファスナーエレメン
トの上脚部６から下脚部７にかけて略逆Ｕ字状に囲んで
押えつけるようにして、ファスナーエレメント列５を地
組織に取付けるようにしたものである。各ファスナーエ
レメント間には編目が配されて、固定用鎖編糸１０のニ
ードルループ１２が地組織の方に引寄せられるため、各
ファスナーエレメントの上下脚部６，７は地組織に対し
て直角方向に規制されると共に地組織に対して密着して
取付けられて安定した取付状態が確保されることにな
り、ファスナーとしての円滑な噛合機能を常に維持する
ことができる。また各ファスナーエレメント間には凹ん
だ空間が形成されるためファスナーが長手方向に曲げ易
くなり柔軟性がよくなって、服地等への取付けが良好と
なる。また図３および図４において固定用トリコット編
糸１３が鎖線で記載されているが、固定用トリコット編
糸１３は必要に応じて適宜ファスナーエレメント列の上
面側に配置できるもので、これにより固定用鎖編糸１０
の横ずれを防止することができる。
る。図１は本発明の第１実施例のファスナーエレメント
列の取付状態の平面図を、図２は同じくファスナーエレ
メント列の取付状態の断面図を夫々模型的に示したもの
であり、また図３は第１実施例の組織図を、図４は第１
実施例で使用する編糸の組織図を夫々示したものであ
る。この編込みスライドファスナー（以下単にファスナ
ーと呼ぶ）は１列の針床をもった一般の経編機によって
編成されるもので、ファスナーテープ１は長手側縁部の
ファスナーエレメント取付部２を除いて、地組織として
図４に示すトリコット編糸１５（１−２／１−０）と鎖
編糸１４（１−０／０−１）と、４ウェール３にまたが
ってジグザグ状に挿入される緯挿入糸１６（０−０／４
−４）とから編成される。なお緯挿入糸１６はファスナ
ーテープ１の全ウェール３にわたりコース４を変えて横
方向に往復動して長手方向にジグザグ状に挿入するよう
にしてもよい。そしてファスナーテープ１の長手側縁部
の２ウェール３はファスナーエレメント取付部２となっ
ていて、連続状のコイル状ファスナーエレメント列とな
るモノフィラメントを１コース４おきに同一コース内を
横方向に往復動させてファスナーエレメント列５が形成
され、このファスナーエレメント列５は２ウェール３に
おいて編成する固定用鎖編糸１０（１−０／０−１）に
よりその上脚部６を押えられてファスナーテープ１の編
成と同時にコイル状ファスナーエレメント列として取付
けられる。図１および図２はファスナーエレメント列５
の取付状態を模型的に示したもので、（なお図１および
図２においては図解しやすくするため、ファスナーテー
プ側のトリコット編糸１５は省略し、緯挿入糸１６は１
本線として示してあり、また各種の糸は細くまた編目を
ゆるくした状態で示してあるが、実際には各種の糸は編
込みスライドファスナーとしての機能を考慮して太くし
たり、細くしたりまた編目も緻密に引き締ったものとな
っている。この点後記の第２実施例の図５および図６に
おいても同様である。）ファスナーテープ１の長手側縁
部のファスナーエレメント取付部２に取付けられるコイ
ル状ファスナーエレメント列５はナイロン、ポリエステ
ル等の合成樹脂製のモノフィラメントによって形成され
るもので、このモノフィラメントに予め噛合部８および
連結部９に相応する部分をスタンピング加工により平坦
にしておき、これを１コース４おきに同一コース内を横
方向に往復動させて緯入れを行い、噛合部８および連結
部９の平坦部で屈曲させて、上脚部６と下脚部７とが上
下に重合した状態に配置してコイル状に連結させて構成
するものである。そしてこのファスナーエレメント列５
は、２ウェール３において編成するところの地組織の鎖
編糸１４とは別の固定用の鎖編糸１０によって固定され
るもので、この固定用の鎖編糸１０はそのシンカールー
プ１１を下側に配して、ファスナーエレメント取付部２
の地組織の一部として編成している緯挿入糸１６と絡み
合ってコイル状ファスナーエレメント列５を載置する取
付部の地組織を構成する。そして固定用鎖編糸１０のニ
ードルループ１２は上側に配して図１および図２に示す
ように長手方向に編成して連接したニードルループ群を
構成し、２コース毎の先位ニードルループ１２ａをコイ
ル状ファスナーエレメント列５の各ファスナーエレメン
ト上脚部６上に配し、後位ニードルループ１２ｂを各フ
ァスナーエレメント間の間隙に配して図２に示すように
先位ニードルループ１２ａと絡み合い地組織側に引寄せ
て、先位ニードルループ１２ａを各ファスナーエレメン
トの上脚部６から下脚部７にかけて略逆Ｕ字状に囲んで
押えつけるようにして、ファスナーエレメント列５を地
組織に取付けるようにしたものである。各ファスナーエ
レメント間には編目が配されて、固定用鎖編糸１０のニ
ードルループ１２が地組織の方に引寄せられるため、各
ファスナーエレメントの上下脚部６，７は地組織に対し
て直角方向に規制されると共に地組織に対して密着して
取付けられて安定した取付状態が確保されることにな
り、ファスナーとしての円滑な噛合機能を常に維持する
ことができる。また各ファスナーエレメント間には凹ん
だ空間が形成されるためファスナーが長手方向に曲げ易
くなり柔軟性がよくなって、服地等への取付けが良好と
なる。また図３および図４において固定用トリコット編
糸１３が鎖線で記載されているが、固定用トリコット編
糸１３は必要に応じて適宜ファスナーエレメント列の上
面側に配置できるもので、これにより固定用鎖編糸１０
の横ずれを防止することができる。
【０００６】図５は本発明の第２実施例のファスナーエ
レメント列の取付状態の平面図を、図６は同じくファス
ナーエレメント列の取付状態の断面図を夫々模型的に示
したものであり、また図７は第２実施例の組織図を、図
８は第２実施例で使用する編糸の組織図を夫々示したも
のである。第２実施例のファスナーは２列の針床をもっ
た経編機（例えばダブルラッセル編機）によって編成さ
れるもので、ファスナーテープ２１は長手側縁部のファ
スナーエレメント取付部２２を除いて、地組織として図
８に示す鎖編糸３４（１−０／０−０／０−１／１−
１）とトリコット編糸３５（１−２／１−１／１−０／
１−１）と、ファスナーテープ２１の横方向の負荷に耐
えるようにしたファスナーテープ２１の全体に４ウェー
ル２３にまたがってジグザグ状に挿入される緯挿入糸３
６（０−０／２−２／４−４／２−２）とから編成され
ている。なお緯挿入糸３６はファスナーテープ２１の全
ウェール２３にわたりコース２４を変えて横方向に往復
動して長手方向にジグザグ状に挿入するようにしてもよ
い。そしてファスナーテープ２１の長手側縁部には３ウ
ェール２３のファスナーエレメント取付部２２が設けて
あって、コイル状ファスナーエレメント列２５となるナ
イロン、ポリエステル等の合成樹脂製のモノフィラメン
トを図７に示すようにコース２４を変えながら横方向に
往復動して緯入れした各モノフィラメントの上下脚部２
６，２７を、３ウェール２３においてダブル組織に編成
する３本の固定用鎖編糸３０（０−１／１−０／１−０
／０−１）により押えてファスナーテープ２１の編成と
同時にファスナーエレメント取付部２２にコイル状ファ
スナーエレメント列２５を固定して取付けたものであ
る。なおファスナーエレメント取付部２２における地組
織にはファスナーテープ側と同様なトリコット編糸３５
と緯挿入糸３６を配してある。
レメント列の取付状態の平面図を、図６は同じくファス
ナーエレメント列の取付状態の断面図を夫々模型的に示
したものであり、また図７は第２実施例の組織図を、図
８は第２実施例で使用する編糸の組織図を夫々示したも
のである。第２実施例のファスナーは２列の針床をもっ
た経編機（例えばダブルラッセル編機）によって編成さ
れるもので、ファスナーテープ２１は長手側縁部のファ
スナーエレメント取付部２２を除いて、地組織として図
８に示す鎖編糸３４（１−０／０−０／０−１／１−
１）とトリコット編糸３５（１−２／１−１／１−０／
１−１）と、ファスナーテープ２１の横方向の負荷に耐
えるようにしたファスナーテープ２１の全体に４ウェー
ル２３にまたがってジグザグ状に挿入される緯挿入糸３
６（０−０／２−２／４−４／２−２）とから編成され
ている。なお緯挿入糸３６はファスナーテープ２１の全
ウェール２３にわたりコース２４を変えて横方向に往復
動して長手方向にジグザグ状に挿入するようにしてもよ
い。そしてファスナーテープ２１の長手側縁部には３ウ
ェール２３のファスナーエレメント取付部２２が設けて
あって、コイル状ファスナーエレメント列２５となるナ
イロン、ポリエステル等の合成樹脂製のモノフィラメン
トを図７に示すようにコース２４を変えながら横方向に
往復動して緯入れした各モノフィラメントの上下脚部２
６，２７を、３ウェール２３においてダブル組織に編成
する３本の固定用鎖編糸３０（０−１／１−０／１−０
／０−１）により押えてファスナーテープ２１の編成と
同時にファスナーエレメント取付部２２にコイル状ファ
スナーエレメント列２５を固定して取付けたものであ
る。なおファスナーエレメント取付部２２における地組
織にはファスナーテープ側と同様なトリコット編糸３５
と緯挿入糸３６を配してある。
【０００７】更に詳しく説明すると、図７の組織図にお
いて、針位置は１コースごとにバックニードル（Ｂ）、
フロントニードル（Ｆ）を示しており、フロントニード
ル（Ｆ）においては編込まれるコイル状ファスナーエレ
メント列２５の上面において編糸のニードルループを形
成するようになっており、この実施例においては３本の
ダブル組織に編成される固定用鎖編糸３０のそれぞれの
上方のニードルループ３２が形成され、このニードルル
ープ３２は図５に示すように次位の固定用鎖編糸３０の
上方のニードルループと絡み合い、これを繰返すことで
コイル状ファスナーエレメント列２５の上面において長
手方向に沿って３本の並列した鎖編目が形成され、図５
に示すようにファスナーエレメント列２５の各ファスナ
ーエレメントの上脚部２６を押え付けて固定するように
なっている。更にフロントニードル（Ｆ）においては前
記の３本の並列した固定用鎖編糸のそれぞれのコイル状
ファスナーエレメント列２５の上面側で編成するニード
ルループ３２は図５および図６に示すように２コース毎
に夫々先位ニードルループ３２ａを各ファスナーエレメ
ントの上脚部２６上に配し、後位ニードルループ３２ｂ
を各ファスナーエレメント間の間隙に配して先位ニード
ルループ３２ａと絡み合い地組織側に引寄せて、先位ニ
ードルループ３２ａをファスナーエレメントの上脚部２
６から下脚部２７にかけて略逆Ｕ字状に囲んで、ファス
ナーエレメント列２５を地組織に密着させて取付けるよ
うにしたものである。各ファスナーエレメント間には編
目が配されていて、固定用鎖編糸３０のニードルループ
３２を地組織の方に引寄せているため、各ファスナーエ
レメントの上下脚部２６，２７は地組織に対して直角方
向に規制されると共に、地組織に対して密着して取付け
られ、安定した取付状態が確保されて、ファスナーとし
ての円滑な噛合機能が常に維持することができる。また
各ファスナーエレメント列２５間は凹んだ空間が形成さ
れるためファスナーが長手方向に曲げ易くなり柔軟性が
よくなって服地等への取付けが良好となる。また図７お
よび図８において固定用トリコット編糸３３が鎖線で記
載されているが、この固定用トリコット編糸３３は、フ
ァスナーエレメント列の上面側の特に噛合部２８寄りの
並列する２本の固定用鎖編糸の編目間に必要に応じて適
宜に配置してよく、これにより固定用鎖編糸３０の横ず
れを防止し、そしてファスナーの使用中にファスナーエ
レメント列の噛合割れを確実に防止することができる。
なお第２実施例のような３本の固定用鎖編糸の夫々の編
目間全てに固定用トリコット編糸を配置するようにして
もよい。またバックニードル（Ｂ）においては、ファス
ナーテープ部分とファスナーテープ２１の長手側縁部に
おけるファスナーエレメント取付部２２のファスナーエ
レメント列２５を載置する部分を編成するもので、この
実施例においては、ファスナーテープ部分は鎖編糸３４
とトリコット編糸３５および緯挿入糸３６によって編成
され、ファスナーテープ２１の長手側縁部のエレメント
取付部２２においては鎖編糸３４を除いたトリコット編
糸３５と緯挿入糸３６によってファスナーエレメント列
２５を載置する部分が編成されて、図６に示すようにダ
ブル組織の固定用鎖編糸３０の下方のニードルループ３
２ｃがトリコット編糸３５のニードルループと絡み合っ
て緻密な組織を編成するようになっている。
いて、針位置は１コースごとにバックニードル（Ｂ）、
フロントニードル（Ｆ）を示しており、フロントニード
ル（Ｆ）においては編込まれるコイル状ファスナーエレ
メント列２５の上面において編糸のニードルループを形
成するようになっており、この実施例においては３本の
ダブル組織に編成される固定用鎖編糸３０のそれぞれの
上方のニードルループ３２が形成され、このニードルル
ープ３２は図５に示すように次位の固定用鎖編糸３０の
上方のニードルループと絡み合い、これを繰返すことで
コイル状ファスナーエレメント列２５の上面において長
手方向に沿って３本の並列した鎖編目が形成され、図５
に示すようにファスナーエレメント列２５の各ファスナ
ーエレメントの上脚部２６を押え付けて固定するように
なっている。更にフロントニードル（Ｆ）においては前
記の３本の並列した固定用鎖編糸のそれぞれのコイル状
ファスナーエレメント列２５の上面側で編成するニード
ルループ３２は図５および図６に示すように２コース毎
に夫々先位ニードルループ３２ａを各ファスナーエレメ
ントの上脚部２６上に配し、後位ニードルループ３２ｂ
を各ファスナーエレメント間の間隙に配して先位ニード
ルループ３２ａと絡み合い地組織側に引寄せて、先位ニ
ードルループ３２ａをファスナーエレメントの上脚部２
６から下脚部２７にかけて略逆Ｕ字状に囲んで、ファス
ナーエレメント列２５を地組織に密着させて取付けるよ
うにしたものである。各ファスナーエレメント間には編
目が配されていて、固定用鎖編糸３０のニードルループ
３２を地組織の方に引寄せているため、各ファスナーエ
レメントの上下脚部２６，２７は地組織に対して直角方
向に規制されると共に、地組織に対して密着して取付け
られ、安定した取付状態が確保されて、ファスナーとし
ての円滑な噛合機能が常に維持することができる。また
各ファスナーエレメント列２５間は凹んだ空間が形成さ
れるためファスナーが長手方向に曲げ易くなり柔軟性が
よくなって服地等への取付けが良好となる。また図７お
よび図８において固定用トリコット編糸３３が鎖線で記
載されているが、この固定用トリコット編糸３３は、フ
ァスナーエレメント列の上面側の特に噛合部２８寄りの
並列する２本の固定用鎖編糸の編目間に必要に応じて適
宜に配置してよく、これにより固定用鎖編糸３０の横ず
れを防止し、そしてファスナーの使用中にファスナーエ
レメント列の噛合割れを確実に防止することができる。
なお第２実施例のような３本の固定用鎖編糸の夫々の編
目間全てに固定用トリコット編糸を配置するようにして
もよい。またバックニードル（Ｂ）においては、ファス
ナーテープ部分とファスナーテープ２１の長手側縁部に
おけるファスナーエレメント取付部２２のファスナーエ
レメント列２５を載置する部分を編成するもので、この
実施例においては、ファスナーテープ部分は鎖編糸３４
とトリコット編糸３５および緯挿入糸３６によって編成
され、ファスナーテープ２１の長手側縁部のエレメント
取付部２２においては鎖編糸３４を除いたトリコット編
糸３５と緯挿入糸３６によってファスナーエレメント列
２５を載置する部分が編成されて、図６に示すようにダ
ブル組織の固定用鎖編糸３０の下方のニードルループ３
２ｃがトリコット編糸３５のニードルループと絡み合っ
て緻密な組織を編成するようになっている。
【０００８】本発明は以上のような構成によってファス
ナーエレメント列を上脚部から下脚部にかけて固定用鎖
編糸１０，３０により略逆Ｕ字状に囲んで取付けて地組
織に直角方向に規制しかつ密着させて安定した状態に編
込むようにしたもので、ファスナーエレメント列を固定
する鎖編糸（必要に応じて用いる固定用トリコット編糸
１３，３３も）をファスナーテープを編成する編糸より
太くて、熱収縮性の大きい糸を用いることにより、ファ
スナー完成後の熱セット加工により糸を収縮させて糸締
りを強くして寸法的安定性を高めると共に取付けを強固
にすることができ、より一層ぐらつきのない安定した姿
勢を確保して円滑な噛合機能を常に維持することができ
る。また各実施例においても固定用鎖編糸の採用本数は
２本または３本とファスナーエレメントの大きさに応じ
て採用されるものであり、ファスナーテープにおいて
は、固定用鎖編糸に隣接する最外側縁部とエレメント取
付部の内側縁部における地組継を編成する鎖編糸１４
ｂ，３４ｂ，１４ａ，３４ａを他のファスナーテープ部
の鎖編糸よりも太い糸を用いて縁部の保形と補強を与え
るようにするとよい。そしてファスナーテープの編成と
同時に編込む連続状ファスナーエレメント列は、コイル
状ファスナーエレメント列の他にファスナーテープの表
面に横方向のＵ字形に屈曲したものを長手方向に沿って
上下交互に連続してジグザグ状に形成しながら取付けら
れるジグザグ状タイプのファスナーエレメント列にも適
用することができる。また本発明の場合例えばコイル状
ファスナーエレメント列が、その噛合部８，２８をファ
スナーテープ側に、連結部９，２９をファスナーエレメ
ント取付部の最外側縁部に向けるようにファスナーエレ
メント取付部に編込んで、そしてファスナーテープ部分
をファスナーエレメント取付部の外面に折りたたむよう
に折曲して形成する隠しファスナータイプのものでも適
用することができる。
ナーエレメント列を上脚部から下脚部にかけて固定用鎖
編糸１０，３０により略逆Ｕ字状に囲んで取付けて地組
織に直角方向に規制しかつ密着させて安定した状態に編
込むようにしたもので、ファスナーエレメント列を固定
する鎖編糸（必要に応じて用いる固定用トリコット編糸
１３，３３も）をファスナーテープを編成する編糸より
太くて、熱収縮性の大きい糸を用いることにより、ファ
スナー完成後の熱セット加工により糸を収縮させて糸締
りを強くして寸法的安定性を高めると共に取付けを強固
にすることができ、より一層ぐらつきのない安定した姿
勢を確保して円滑な噛合機能を常に維持することができ
る。また各実施例においても固定用鎖編糸の採用本数は
２本または３本とファスナーエレメントの大きさに応じ
て採用されるものであり、ファスナーテープにおいて
は、固定用鎖編糸に隣接する最外側縁部とエレメント取
付部の内側縁部における地組継を編成する鎖編糸１４
ｂ，３４ｂ，１４ａ，３４ａを他のファスナーテープ部
の鎖編糸よりも太い糸を用いて縁部の保形と補強を与え
るようにするとよい。そしてファスナーテープの編成と
同時に編込む連続状ファスナーエレメント列は、コイル
状ファスナーエレメント列の他にファスナーテープの表
面に横方向のＵ字形に屈曲したものを長手方向に沿って
上下交互に連続してジグザグ状に形成しながら取付けら
れるジグザグ状タイプのファスナーエレメント列にも適
用することができる。また本発明の場合例えばコイル状
ファスナーエレメント列が、その噛合部８，２８をファ
スナーテープ側に、連結部９，２９をファスナーエレメ
ント取付部の最外側縁部に向けるようにファスナーエレ
メント取付部に編込んで、そしてファスナーテープ部分
をファスナーエレメント取付部の外面に折りたたむよう
に折曲して形成する隠しファスナータイプのものでも適
用することができる。
【０００９】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、フ
ァスナーテープの編成と同時に編込んだ連続状ファスナ
ーエレメント列を、固定用鎖編糸の上側に配した長手方
向に編成して連接するニードルループ群により、その２
コース毎の夫々の先位ニードルループを各ファスナーエ
レメントの上脚部上に配して、後位ニードルループを各
ファスナーエレメント間の間隙の地組織側に近接して配
することにより、各ファスナーエレメントの上脚部から
下脚部にかけて先位ニードルループにより略逆Ｕ字状に
囲んで取付けるようにしたため、各ファスナーエレメン
トが直角方向に規制されてファスナーエレメント取付部
に密着して取付けられることができ、さらに各エレメン
ト間には編目があるため安定した取付状態が確保され、
長期にわたって円滑な噛合機能が維持される。また各フ
ァスナーエレメント間は凹んだ空間が形成されるためフ
ァスナーの長手方向に曲げ易くなり柔軟性がよくなって
ファスナーの服地等への取付けが良好となる。また固定
用鎖編糸をダブル組織に編込むことによってもシングル
組織に編込んだものと同様な優れた効果が得られる。
ァスナーテープの編成と同時に編込んだ連続状ファスナ
ーエレメント列を、固定用鎖編糸の上側に配した長手方
向に編成して連接するニードルループ群により、その２
コース毎の夫々の先位ニードルループを各ファスナーエ
レメントの上脚部上に配して、後位ニードルループを各
ファスナーエレメント間の間隙の地組織側に近接して配
することにより、各ファスナーエレメントの上脚部から
下脚部にかけて先位ニードルループにより略逆Ｕ字状に
囲んで取付けるようにしたため、各ファスナーエレメン
トが直角方向に規制されてファスナーエレメント取付部
に密着して取付けられることができ、さらに各エレメン
ト間には編目があるため安定した取付状態が確保され、
長期にわたって円滑な噛合機能が維持される。また各フ
ァスナーエレメント間は凹んだ空間が形成されるためフ
ァスナーの長手方向に曲げ易くなり柔軟性がよくなって
ファスナーの服地等への取付けが良好となる。また固定
用鎖編糸をダブル組織に編込むことによってもシングル
組織に編込んだものと同様な優れた効果が得られる。
【図１】本発明の編込みスライドファスナーの第１実施
例のファスナーエレメント列の取付状態を模型的に示し
た要部の平面図である。
例のファスナーエレメント列の取付状態を模型的に示し
た要部の平面図である。
【図２】同じく要部の断面図である。
【図３】本発明の編込みスライドファスナーの第１実施
例の組織図である。である。
例の組織図である。である。
【図４】図３において用いる各編糸の組織図である。
【図５】本発明の編込みスライドファスナーの第２実施
例のファスナーエレメント列の取付状態を模型的に示し
た要部の平面図である。
例のファスナーエレメント列の取付状態を模型的に示し
た要部の平面図である。
【図６】同じく要部の断面図である。
【図７】本発明の編込みスライドファスナーの第２実施
例の組織図である。
例の組織図である。
【図８】図７において用いる各編糸の組織図である。
１，２１ ファスナーテープ ５，２５ ファスナーエレメント列 １０，３０固定用鎖編糸 １２，３２ニードルループ（固定用鎖編糸） １４，３４鎖編糸 １５，３５トリコット編糸 １６，３６緯挿入糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A44B 19/56
Claims (2)
- 【請求項１】 経編の地組織よりなるファスナーテープ
の長手側縁部のファスナーエレメント取付部に、連続状
ファスナーエレメント列をファスナーテープの編成と同
時に編込んだ編込みスライドファスナーにおいて、前記
ファスナーエレメント取付部に編込んだ長手方向に並列
する複数の固定用鎖編糸は、そのシンカーループを下側
にして連続状ファスナーエレメント列を載置するための
地組織を構成し、またそのニードルループを上側にし
て、長手方向に編成して連接しているニードルループ群
を構成し、その長手方向の２コース毎の夫々の先位ニー
ドルループを連続状ファスナーエレメント列の各ファス
ナーエレメント上脚部上に配し、後位ニードルループを
連続状ファスナーエレメント列の各ファスナーエレメン
ト間の間隙の地組織側に近接して配して、前記先位ニー
ドルループが連続状ファスナーエレメント列の各ファス
ナーエレメント上下脚部を囲む略逆Ｕ字状となるように
編成したことを特徴とする編込みスライドファスナー。 - 【請求項２】 経編の地組織よりなるファスナーテープ
の長手側縁部のファスナーエレメント取付部に、連続状
ファスナーエレメント列をファスナーテープの編成と同
時に編込んだ編込みスライドファスナーにおいて、前記
ファスナーエレメント取付部に夫々ダブル組織に編込ん
だ長手方向に並列する複数の固定用鎖編糸は、その下方
側の長手方向に編成して連接しているニードルループ群
が連続状ファスナーエレメント列を載置するための地組
織を構成し、またその上方側の長手方向に編成して連接
しているニードルループ群は、その長手方向の２コース
毎の夫々の先位ニードルループを連続状ファスナーエレ
メント列の各ファスナーエレメント上脚部上に配し、後
位ニードルループを連続状ファスナーエレメント列の各
ファスナーエレメント間の間隙の地組織側に近接して配
して、前記先位ニードルループが連続状ファスナーエレ
メント列の各ファスナーエレメント上下脚部を囲む略逆
Ｕ字状となるように編成したことを特徴とする編込みス
ライドファスナー。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34093694A JP3338996B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 編込みスライドファスナー |
| TW085212675U TW319024U (en) | 1994-12-28 | 1995-06-09 | Knit slide fastener |
| EP95109050A EP0719508B1 (en) | 1994-12-28 | 1995-06-12 | Knit slide fastener |
| ES95109050T ES2143566T3 (es) | 1994-12-28 | 1995-06-12 | Cierre de cremallera de genero de punto. |
| DE69515974T DE69515974T2 (de) | 1994-12-28 | 1995-06-12 | Gewirkter Reissverschluss |
| BR9502250A BR9502250A (pt) | 1994-12-28 | 1995-06-20 | Fecho corrediço para malharia |
| CN95107011A CN1084179C (zh) | 1994-12-28 | 1995-06-21 | 针织拉链 |
| KR1019950058723A KR0134678B1 (ko) | 1994-12-28 | 1995-12-27 | 편물지퍼 |
| HK98111457A HK1010638A1 (en) | 1994-12-28 | 1998-10-22 | Knit slide fastener |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34093694A JP3338996B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 編込みスライドファスナー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08182512A JPH08182512A (ja) | 1996-07-16 |
| JP3338996B2 true JP3338996B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=18341667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0719508B1 (ja) |
| JP (1) | JP3338996B2 (ja) |
| KR (1) | KR0134678B1 (ja) |
| CN (1) | CN1084179C (ja) |
| BR (1) | BR9502250A (ja) |
| DE (1) | DE69515974T2 (ja) |
| ES (1) | ES2143566T3 (ja) |
| HK (1) | HK1010638A1 (ja) |
| TW (1) | TW319024U (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP4450758B2 (ja) * | 2005-03-25 | 2010-04-14 | Ｙｋｋ株式会社 | 編込みスライドファスナー |
| TWI383077B (zh) * | 2009-10-22 | 2013-01-21 | Formosa Saint Jose Corp | Clasping slip material construction |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3026487C1 (de) * | 1980-07-12 | 1984-08-02 | Optilon W. Erich Heilmann GmbH, Cham | Reissverschluss mit gewirkten Tragbaendern und darin eingewirkten Verschlussgliederreihen |
| EP0385100A1 (de) * | 1989-02-25 | 1990-09-05 | Opti Patent-, Forschungs- und Fabrikations-AG | Reissverschluss mit zwei schraubenwendelförmigen Verschlussgliederreihen aus Kunststoffmonofilament |
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1994
- 1994-12-28 JP JP34093694A patent/JP3338996B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-06-09 TW TW085212675U patent/TW319024U/zh unknown
- 1995-06-12 ES ES95109050T patent/ES2143566T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1995-06-12 DE DE69515974T patent/DE69515974T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-06-12 EP EP95109050A patent/EP0719508B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-06-20 BR BR9502250A patent/BR9502250A/pt not_active IP Right Cessation
- 1995-06-21 CN CN95107011A patent/CN1084179C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1995-12-27 KR KR1019950058723A patent/KR0134678B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1998
- 1998-10-22 HK HK98111457A patent/HK1010638A1/xx not_active IP Right Cessation
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|---|---|
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| KR960020841A (ko) | 1996-07-18 |
| CN1124122A (zh) | 1996-06-12 |
| EP0719508A3 (en) | 1997-02-05 |
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| EP0719508A2 (en) | 1996-07-03 |
| HK1010638A1 (en) | 1999-06-25 |
| ES2143566T3 (es) | 2000-05-16 |
| BR9502250A (pt) | 1997-08-05 |
| DE69515974T2 (de) | 2000-11-09 |
| DE69515974D1 (de) | 2000-05-04 |
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| TW319024U (en) | 1997-11-01 |
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