JP3338077B2 - エンドレス状の帯鋸刃 - Google Patents

エンドレス状の帯鋸刃

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JP3338077B2
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、帯鋸盤に装着して使
用されるエンドレス状の帯鋸刃に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンドレス状の帯鋸刃は、端面を
適宜に溶接することによって製作されている。帯鋸刃に
おける端面を突合せて接合するのに、主にフラッシュ・
バット溶接機で行なうのが一般的である。このフラッシ
ュ・バット溶接機では、帯鋸刃における両端面を接触さ
せつつ大電流を流し、接触面に電気火花(フラッシュ)
を発生させつつその熱で端面を加熱溶融した後、急に強
圧力を加えて端面を接合する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のフラッシュ・バット溶接機でもって、帯鋸刃Wの端
面を突合せて溶接を行なうと、図4に示したように、突
合せ面の部分が溶接部Wc となると共に、この溶接部W
c の外周部に広がって熱影響部WD が形成される。この
熱影響部WD が比較的大きいので、種々の問題があっ
た。
【0004】また、帯鋸刃Wのフラッシュバット溶接時
には加圧するため、剛性の大きな治具が必要であり、か
つ突合せ面がずれないように、端面を長手方向に対し直
角に切断する必要があると共に、溶接部の周囲に盛上り
部WE が発生し、この盛上り部WE をグラインダーなど
で除去するためアンダーカットとなってしまうことがあ
という問題があった。
【0005】これらのフラッシュ・バット溶接機によっ
て生ずる問題を解消するためにレーザ溶接が行なわれる
ようになってきている。このレーザ溶接では溶接部Wc
の外周部に形成される熱影響部WD が極めて狭くなり望
ましいものであるが、図5に示すようにレーザ溶接の終
点にどうしても小さな凹部WF が生じてしまい、この凹
部WF に応力が集中し、破断し易いという問題があらた
に発生している。
【0006】この発明の目的は、上記問題点を改善した
帯鋸刃を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述のごとき問
題に鑑みてなされたもので、発明は、鋸刃背部の反対
側に多数の鋸歯を適宜間隔に備えた帯鋸刃の両端部をレ
ーザ溶接することによってエンドレス状に構成した帯鋸
刃において、前記両端部のレーザ溶接部は帯鋸刃の長手
方向に対して傾斜してあり、かつ前記鋸刃背部をレーザ
溶接のスタート点としてあって、当該帯鋸刃背部の反対
側で前記鋸歯の逃げ面又はガレット部の位置を終点とし
てあることを特徴とするエンドレス状の帯鋸刃である。
【0008】
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】図3を参照するに、レーザ溶接機1はワー
クテーブル3を備えている。このワークテーブル3は門
型形状に構成されており、サイドフレーム3R,3Lと
上部フレーム3Uとからなっている。この上部フレーム
3UのX軸方向におけるほぼ中央部分には下方へ若干段
差を有した溝部5が形成されている。この溝部5の前部
にはバックシールドガス用の切欠き部5Gが形成されて
いる。
【0011】前記溝部5におけるほぼ中央部の前後方向
であるY軸方向にはバックシールドガス導入用穴7が設
けられていて、前記切欠き部5Gに連通されている。前
記上部フレーム3Uにおける前側には、左右方向に延伸
して板材位置決め用の切欠き部9が形成されている。
【0012】上記構成により、帯鋸刃Wをワークテーブ
ル3における上部フレーム3U上に形成された切欠き部
9に載置し、帯鋸刃Wの背面(背部)を突出部3Tに当
接せしめると共に、帯鋸刃Wの端面を当該切欠き部5G
内で突合せる。さらに、上部フレーム3Uの左右側の上
方から複数の板材固定用アーム11で帯鋸刃Wの上面を
固定することによって、帯鋸刃Wがワークテーブル3上
に位置決め固定されることになる。
【0013】前記ワークテーブル3の上方にはレーザ溶
接機1の本体フレーム13(一部のみ)が設けられてお
り、この本体フレーム13にはX軸,Y軸方向へ移動自
在な加工ヘッド15が設けられている。この加工ヘッド
15をX軸,Y軸方向へ移動せしめる機構は、すでによ
く知られているボールねじあるいはラック,ピニオンな
どで行なわれるもので詳細な説明は省略する。
【0014】加工ヘッド15内には図示省略の集光レン
ズが備えられていると共に、加工ヘッド15の先端(下
端)にはレーザノズル17が設けられている。
【0015】上記構成により、図示省略のレーザ発振器
から発振されたレーザビームは加工ヘッド15内の集光
レンズで集光され、さらに、レーザノズル17から帯鋸
刃Wの突合せ面に照射することによってレーザ溶接され
ることになる。
【0016】帯鋸刃Wの突合せ面(溶接部)にレーザ溶
接を行なう際、レーザビームをレーザノズル17から照
射すると共にシールガスを溶接部突入側(上面)へ供給
し、突入側雰囲気を安定させ、さらにバックシールドガ
ス導入用穴7から貫通側(下面)にも切欠き部5Gへシ
ールドガスを供給・充満させることにより、溶接雰囲気
を安定させてレーザ溶接が行なわれる。
【0017】その結果、溶接溶融部(ビード)および熱
影響が小さく、また溶接部の変形もほとんど発生させず
に、帯鋸刃Wの突合せ面を接合でき、焼鈍などの簡単な
後処理だけで、母材と同じ形状および同等の機械的強度
を得ることができる。さらに溶接時に帯鋸刃Wに外力を
与える必要がなく、溶接後の変形もほとんど発生しない
ので、帯鋸刃Wを保持するだけの簡単な板材固定用アー
ム11による治具で接合することができる。
【0018】帯鋸刃Wの端面を突合せて溶接する際に、
図1に示されているように、帯鋸刃Wの端面WG ,WH
を帯鋸刃Wの長手方向(図1において左右方向)に対し
て任意の角度θを有した傾斜面を形成せしめる。そし
て、この傾斜面である端面WG,WH を突合せ、帯鋸刃
Wの背部のスタート点Aから鋸刃背部の反対側で鋸歯の
先端位置でない終点Bへ向けて上述した要領でレーザ溶
接を行なうことによって、溶接部の溶接面積が図1に点
線で示した直角方向の溶接部における溶接面積よりも大
とすることができる。
【0019】その結果、帯鋸刃Wを長手方向へ引っ張っ
た場合に終点Bに発生する小さな凹部WF 部分から溶接
部に沿う方向への破断が抑制される。又図6に示すよう
に接合強度においても母材そのものの強度とほとんど変
わらないことが証明される。これは特に図7に示すよう
に応力の高い曲げ部における耐力において顕著である。
したがって、破断の強度は母材の強度に因ることとな
り、θ=90°接合より更なる優位性が確立される。
【0020】ここで、上記証明について簡単に説明する
と、図6のように傾斜面で溶接された材料の垂直断面A
−Aにおける引張強さσW1は、 σW1=[{(l−a)×t×σ}+a×t×σW ]÷(l×t) =σ−(σ−σW )a/l =(σ−σa/l)+σW a/l ここで、lは母材の幅、tは母材の厚さ、aは溶接部の
幅、σは母材の引張強さ、σW は溶接部の引張強さであ
る。そして、aがlに対して十分小さいときにはa/l
≒0とみなして、引張強さσW1≒σとみなすことができ
る。
【0021】前記傾斜面はストレートの例で説明した
が、曲折した面であっても構わないし、傾斜角度θは帯
鋸刃Wの材質などによって適正な値に設定することがで
きる。
【0022】また、帯鋸刃Wの端面を突合せて溶接する
際に、図2に示されているように、帯鋸刃Wの端面
G ,WH をまず突合わせた後、例えばスタート点Aか
ら終点Bに向けてレーザ溶接を行なって、終点Bを帯鋸
刃Wにおける鋸歯の逃げ面(図2においてBの部分)と
することによって、逃げ面に小さな凹部WF が形成され
る。
【0023】したがって、小さな凹部WF を逃げ面に形
成したことにより、例えば逃げ面の研削加工によって上
記凹部WF 容易に除去することができ、応力集中を回
避することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、発明においては、エンドレス状の帯鋸刃の
レーザ溶接部は帯鋸刃の長手方向に対して傾斜してあ
り、かつ鋸刃背部側をレーザ溶接のスタート点とし、鋸
刃背部の反対側であって逃げ面又はガレット部の位置を
終点としてある。
【0025】したがって、レーザ溶接の終点に発生する
小さな凹部は、例えば研削等によって除去することが可
能であり、前記凹部に応力が集中することを回避するこ
とが可能である。また、レーザ溶接のスタート点が帯鋸
刃の背部側であることにより、帯鋸刃背部に小さな凹部
を生じることなく、背部を直線状に維持することができ
るものである
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】この第1の発明の帯鋸刃を突合せて溶接する平
面図である。
【図2】この第2の発明の帯鋸刃を突合せて溶接する平
面図である。
【図3】この発明を実施する一実施例のレーザ溶接材の
一部を省略した斜視図である。
【図4】従来のフラッシュ・バット溶接機で帯鋸刃を突
合せて溶接した状態を示す断面図である。
【図5】レーザ溶接機で帯鋸刃を突合せて溶接した状態
を示す平面図である。
【図6】作用説明図である。
【図7】作用説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ溶接機 3 ワークテーブル 5G 切欠き部 7 バックシールドガス導入用穴 9 切欠き部 11 板材固定用アーム 15 加工ヘッド 17 レーザノズル W 帯鋸刃 WG ,WH 端面 WF 凹部 A スタート点 B 終点

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋸刃背部の反対側に多数の鋸歯を適宜間
    隔に備えた帯鋸刃の両端部をレーザ溶接することによっ
    てエンドレス状に構成した帯鋸刃において、前記両端部
    のレーザ溶接部は帯鋸刃の長手方向に対して傾斜してあ
    り、かつ前記鋸刃背部をレーザ溶接のスタート点として
    あって、当該帯鋸刃背部の反対側で前記鋸歯の逃げ面又
    はガレット部の位置を終点としてあることを特徴とする
    エンドレス状の帯鋸刃。
  2. 【請求項2】 帯鋸刃の端面を突合せてレーザ溶接を行
    なった帯鋸刃にして、レーザ溶接の終点を鋸歯の逃げ面
    に形成してなることを特徴とするエンドレス状の帯鋸
    刃。
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