JP3337542B2 - ワイヤカット放電加工機における加工液検出装置 - Google Patents

ワイヤカット放電加工機における加工液検出装置

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JP3337542B2
JP3337542B2 JP29757593A JP29757593A JP3337542B2 JP 3337542 B2 JP3337542 B2 JP 3337542B2 JP 29757593 A JP29757593 A JP 29757593A JP 29757593 A JP29757593 A JP 29757593A JP 3337542 B2 JP3337542 B2 JP 3337542B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H1/00Electrical discharge machining, i.e. removing metal with a series of rapidly recurring electrical discharges between an electrode and a workpiece in the presence of a fluid dielectric
    • B23H1/10Supply or regeneration of working media

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤカット放電加工
機に関し、特に、ワイヤカット放電加工機の加工液の比
抵抗と液位を検出する加工液検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤカット放電加工機におい
て、加工液としては通常水が使用され、該加工液の電導
率を所定の電導率に維持するため、加工液の比抵抗を検
出し、該比抵抗値が一定となるようにイオン交換器を使
って制御している。
【0003】一般に、放電加工が進行するにつれて加工
液の比抵抗は低下する。そのため、加工液の比抵抗を比
抵抗検出器で検出し、検出した比抵抗値が設定値以下と
なったことを検出すると、加工液をイオン交換器に通し
て、加工液の比抵抗を高め、所定の比抵抗値が維持され
るように制御を行う。
【0004】一方、被加工物の材質によっては、低い比
抵抗の加工液による加工が適している場合もある。例え
ば、SKD材やSKS材等の鋼を被加工物として使用す
る場合の加工液の比抵抗は、1〜2×104 Ω・cm程
度が適当であり、また、銅や超鋼等の被加工物の加工に
おける加工液の比抵抗は、3〜10×104 Ω・cm程
度の高い比抵抗が適当である。そのため、高い比抵抗値
の加工液による加工の後に低い比抵抗値の加工液による
加工を行う場合には、一般に、水道水(比抵抗は通常
0.5×104 Ω・cm程度)を加工液タンクに注水す
ることにより行われている。
【0005】また、加工液タンクの加工液は、吐き出し
用ポンプを通してノズルに供給されてワイヤに送られ、
放電加工処理に用いられた後、フィルタ等を通して再び
加工液タンクに戻されるが、加工液タンクの加工液の吐
き出しにおいて、液位低下による空気の吸い込みを防止
するため、フロートスイッチ等による液位検出器による
液位検出を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来のワイヤカット放電加工機においては、加工液の比
抵抗値の検出と、加工液の液位の検出をそれぞれ別個に
設置された検出器により行っており、複数個の検出器を
必要とするという問題点があり、それによって、構成部
品の増加及びコストの増加を招くことにもなる。
【0007】そこで、本発明は前記した従来のワイヤカ
ット放電加工機の問題点を解決し、加工液の比抵抗値の
検出と液位の検出とを、一つの検出器により行うことが
できるワイヤカット放電加工機における加工液検出装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、加工液を供給
する加工液タンクを有したワイヤカット放電加工機にお
いて、加工液タンク内において加工液に浸漬可能な位置
に設置される電極により一つの加工液検出器を構成し、
該加工液検出器を構成する電極の少なくとも一つの電極
の少なくとも一部を加工液の検出液位に設置して、該設
置位置における液位検出を行い、また、電極の少なくと
も一部を加工液に浸漬して、該加工液を介した電流を検
出して、電極付近の加工液の比抵抗検出を行う構成とす
ることにより、前記目的を達成する。
【0009】本発明において、加工液タンクに設置され
る加工液検出器は、液位検出と加工液の比抵抗検出とを
一つの検出器により検出するものであり、本発明の加工
液検出器による加工液の液位検出は、電極と加工液との
間の絶縁状態を検出して行い、本発明の加工液検出器に
よる加工液の比抵抗検出は、電極付近の加工液の抵抗値
を検出することにより行うものである。そして、この液
位検出と加工液の比抵抗検出においては、その出力値間
に、両検出が識別できる程度の差を有するものである。
【0010】
【作用】加工液を供給する加工液タンクを有したワイヤ
カット放電加工機において、加工液タンク内において加
工液に浸漬可能な位置に電極を設置することにより一つ
の加工液検出器を構成し、該加工液検出器を構成する電
極の少なくとも一つの電極の少なくとも一部を加工液の
検出液位に設置する。加工液タンク内の加工液が減少し
て、電極が加工液により浸漬しなくなると電極は絶縁状
態となる。検出器はこの絶縁状態に対応した値の検出値
を出力し、加工液の減少を検出する。また、加工液タン
ク内の加工液の増加して、電極が加工液により浸漬され
る電極の絶縁状態は解消され、前記絶縁状態とは異なる
値の検出値を出力する。また、この電極が加工液により
浸漬されている状態での出力は、加工液の比抵抗に対応
した値であり、この検出値を出力により、加工液の比抵
抗の検出を行うことができる。
【0011】したがって、一つの検出器により、加工液
の液位の検出と比抵抗の検出を行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものでは
ない。
【0013】はじめに、図1の本発明の一実施例のブロ
ック構成図を用いて、実施例の構成を説明する。
【0014】図1において、1は加工液タンク12の清
タンク、5は濁タンクであり、清タンク1から清水の加
工液を吐き出し用ポンプ3により放電加工部のノズル4
へ供給し、ノズル4から該清水を放電加工部のワイヤと
被加工物間のギャップに噴出させる。放電加工部を通っ
た汚濁液は濁タンク5に回収される。また、濁タンク5
に回収された汚濁液は、濾過用ポンプ8によって汲み上
げられ、フィルタ9を通してスラッジ等を除去して、清
タンク1へ戻されるよう構成されている。
【0015】清タンク1の底部近くの側壁部には、加工
液をノズル4に吐き出すために、吐き出し用ポンプ3か
らのパイプが接続されている吐き出し口10が形成され
ており、該吐き出し口10の液位の近くの高さ位置に加
工液検出器2が設置されている。
【0016】該加工液検出器2は、複数本の検出電極に
より構成されて、清タンク1内の加工液の液位と比抵抗
値を測定するための検出器であり、加工液が十分にある
場合には、加工液の比抵抗値を測定し、また、加工液が
減少して加工液の液位が吐き出し口10付近となる場合
には、加工液の液位が吐き出し口10近傍にあることを
検出する。
【0017】該加工液検出器2からの出力は、検出回路
6を通してNC装置7に送られる。NC装置7は放電加
工機が通常に持つ構成であり、検出電極2からの出力を
NC装置7内のCPUにより処理して、加工液の比抵抗
の制御や、加工液の液位の制御を行う。
【0018】加工液の比抵抗の制御は、NC装置7の出
力により比抵抗制御部11を駆動して行われ、例えば、
清タンクに接続されるイオン交換器に通じる電磁弁の駆
動制御によって加工液の比抵抗を高めたり、あるいは、
電磁弁の駆動制御によって清タンクに供給される水道水
の給水して比抵抗を低める等の制御を行っている。な
お、この加工液の比抵抗の制御は公知であるため、ここ
では詳細な説明を省略する。
【0019】次に、加工液の液位の制御について、図2
及び図3の本発明の液位検出を説明する図を用いて説明
する。
【0020】図2は、加工液が十分にあり、加工液検出
器2は加工液の比抵抗を検出している状態を示してお
り、一方、図3は、加工液が低下して、加工液検出器2
は加工液が設定液位にあることを検出している状態を示
している。
【0021】加工液検出器2は、2本の電極21により
構成され、該電極21は清タンク1の加工液に浸漬され
るように、清タンク1内に設置される。
【0022】図2は、加工液検出器2による加工液の比
抵抗の検出を示しており、両電極21は清タンク1の加
工液に浸漬され、該電極21に挟まれた加工液の比抵抗
値を求めることにより、加工液の比抵抗の検出、及び十
分な液位にあることの検出を行っている。この加工液検
出器2の検出出力は、前記図1の検出回路6に出力され
る。また、この加工液検出器2が加工液により浸漬され
た液位状態において、吐き出し用ポンプ3は駆動されて
おり、清タンク1内の加工液をノズルに供給している。
【0023】一方、図3は、加工液検出器2による加工
液の設定液位に低下した場合の液位低下の検出を示して
おり、両電極21の少なくとも一方の電極は清タンク1
の加工液に浸漬されない液位状態となり、該電極21間
の絶縁状態を検出することにより、加工液があらかじめ
設定された液位に達したことを検出している。この加工
液検出器2による検出液位は、検出電極21の清タンク
1における設置位置により設定され、検出電極21の少
なくとも一方の電極が加工液と浸漬しない状態となる高
さにより定められる。つまり、この液位により、検出電
極21間を電気的につなぐ加工液がなくなって絶縁状態
となり、この絶縁状態を検出することにより液位低下を
検出することができる。
【0024】加工液検出器2が加工液の液位低下を検出
すると、この検出出力により吐き出し用ポンプ3を停止
して、空気の吸い込みを防止する。
【0025】したがって、検出電極21の設置位置は、
図2及び図3に示す実施例では、例えば、その検出電極
21の下方に向けた先端部分の位置を、吐き出し用ポン
プ3につながる吐き出し口10の上端部よりわずかに上
方の位置とし、加工液の液位の変動によっても吐き出し
口10内に空気が侵入しないように設定する。
【0026】図4は、図1に示す本発明の一実施例のタ
イムチャートであり、このタイムチャートを用いて本発
明加工液検出装置の動作を説明する。
【0027】なお、図4の(a)は清タンク1の液位で
あり、図4の(b)は加工液検出器の検出電極の出力で
あり、図4の(c)及び(d)は比抵抗の制御を行うた
めのリレー出力であり、図4の(e)は吐き出し用ポン
プを駆動する駆動信号であり、図4の(f)は例えばN
C装置内に設けるタイマ出力であり、図4の(g)はア
ラーム出力である。
【0028】図4の(a)に示す液位において、破線は
検出電極21が液位低下を検出する液位を表しており、
この液位より高い場合には検出電極21は加工液に浸漬
され、液位より低い場合には検出電極21は加工液に浸
漬されず検出電極2間とは絶縁状態となる。したがっ
て、図の横軸を時間変化とすると、図中の時刻まで
と、時刻と時刻の間においては、加工液は検出電極
21を浸漬しており、図中の時刻と時刻の間におい
ては、加工液は検出電極21から離れた位置にある。
【0029】図4の(b)の電極出力において、時刻
までの間、及び時刻と時刻の間は、検出電極21が
加工液により浸漬されており、その出力は加工液の比抵
抗の状態を表している。また、時刻と時刻の間、及
び時刻以降は、検出電極21間が絶縁されている状態
を表している。
【0030】図4の(b)において、あらかじめ設定し
た比抵抗の小さいときの設定値と、比抵抗の大きいとき
の設定値を二点鎖線で表し、絶縁状態の設定値を一点鎖
線で表している。以下、放電加工を行う加工液の比抵抗
値を、この2つの設定した比抵抗値の間とする制御を行
う場合を例として、比抵抗制御の説明を行う。この場合
には、放電加工は、図中の二点鎖線で挟まれる比抵抗の
設定値間において行われる。
【0031】時刻までの間の比抵抗出力において、比
抵抗出力が時刻で比抵抗小の場合の設定値を超える
と、例えば、図1に示されていないリレー1がオンして
(図4の(c))、比抵抗を増大させる制御を開始す
る。この制御によって比抵抗が増加し、時刻において
再び比抵抗小の場合の設定値を超えて、二点鎖線で挟ま
れる比抵抗の設定値間に戻る。一方、比抵抗値が増大し
て、比抵抗出力が時刻で比抵抗大の場合の設定値を超
えると、例えば、図1に示されていないリレー2がオン
して(図4の(d))、比抵抗を減少させる制御を開始
する。この制御によって比抵抗が減少し、時刻におい
て再び比抵抗大の場合の設定値を超えて、二点鎖線で挟
まれる比抵抗の設定値間に戻る。
【0032】加工液の液位が減少し、液位が吐き出し用
ポンプへの吐き出し口付近に接近し、時刻において設
定液位を下方に超えると、検出電極21間は絶縁状態と
なり、図4の(b)の電極出力は一点鎖線に示される絶
縁状態の設定値となる。NC装置7は、該電極出力とあ
らかじめ設定しておいた絶縁状態の設定値との比較によ
り、液位の低下を検出するとともに、吐き出し用ポンプ
3を停止する制御信号を出力し、図4の(e)に示すよ
うに吐き出し用ポンプ3をオンからオフに転換して、吐
き出し用ポンプ3を停止させる。この液位の低下によ
り、加工液の液位上昇の制御を行う(図示していな
い)。この加工液の液位上昇の制御により、NC装置7
等に設けられたタイマ(図示していない)が計時する設
定時間T内に、再び時刻において液位が設定液位を超
えると、吐き出し用ポンプ3が駆動を開始し、ノズルへ
の加工液の供給を再開する。
【0033】また、時刻において、加工液の液位が設
定液位を下方に超えると、前記時刻の場合と同様に、
液位の低下を検出するとともに、吐き出し用ポンプ3を
停止する制御信号を出力し、図4の(e)に示すように
吐き出し用ポンプ3をオンからオフに転換して、吐き出
し用ポンプ3を停止させる。前記タイマが計時する設定
時間T内に、加工液の液位の増加が行われない場合には
(図4の(f))、図4の(g)に示すようにアラーム
を出力し、液位制御に支障が生じていることを表示す
る。
【0034】なお、比抵抗による前記制御は、比抵抗の
制御の一実施例であり、これに限定されるものではな
い。また、図4の(g)のアラーム出力は、液位制御の
異常を知らせる警報を行うだけでなく、ワイヤカット放
電加工装置の加工液の液位を補償を行う制御に用いるこ
とも可能である。
【0035】次に、本発明の加工液検出装置の検出回路
の一実施例について、図5のブロック図を用いて説明す
る。
【0036】図5において、破線で示される検出回路6
は、加工液検出器2からの検出出力を増幅する増幅回路
63と、該増幅回路63の交流出力を整流する整流回路
64と、整流回路64の出力を平滑する平滑回路65
と、平滑回路65のアナログ出力をデジタル出力に変換
するA/D変換回路66とを有しており、該A/D変換
回路66からのデジタル出力を前記NC装置7に送信し
ている。
【0037】前記増幅回路63は、加工液検出器2の検
出電極21の電極間の抵抗値をrとした場合、該抵抗値
rによる電圧を増幅して検出出力として出力するもので
ある。この抵抗値rは、検出電極21の電極間に存在す
る加工液の比抵抗あるいは絶縁状態により変化するもの
であり、この抵抗値rにより加工液の比抵抗値、及び加
工液の液位低下を検出することができる。該増幅回路6
3は、例えば、オペアンプ60により構成することがで
き、検出電極21をオペアンプ60のマイナス端子側に
接続し、オペアンプ60のプラス端子側に交流電源62
を接続する。また、オペアンプ60のマイナス端子側と
オペアンプ60の出力端子との間には、帰還抵抗61を
接続する。この増幅回路63の交流電源62の電圧の波
高値をViとし、増幅回路63の出力をVoとすると、
VoとViとの間の関係は次の式により表される。
【0038】Vo=Vi・(r+R)/r 上式において、前記図2に示す液位状態での検出出力V
oは、加工液の比抵抗に対応した検出電極21間の抵抗
値rによって定まる値となり、この検出出力値を前記整
流回路64、平滑回路65、A/D変換回路66により
信号処理して得られたデジタル値と、比抵抗に応じてあ
らかじめ設定しておいた値との比較をNC装置7で行う
ことにより、加工液の比抵抗の制御を行うことができ
る。
【0039】また、上式において、前記図3に示す液位
状態での検出出力Voは、検出電極21間の絶縁状態に
よりその抵抗値rが無限大の値となるため、交流電源6
2の電圧の波高値であるViとなる。この検出出力値V
oを前記整流回路64、平滑回路65、A/D変換回路
66により信号処理してデジタル値として求め、液位低
下の検出としてあらかじめ設定しておいた値Viとの比
較をNC装置7で行うことにより、加工液の液位低下の
検出と、該検出による吐き出し用ポンプ3の停止制御を
行うことができる。
【0040】なお、このNC装置7においてあらかじめ
設定しておく比較値は、制御内容及び増幅器63の構成
に応じて変更されるものである。
【0041】次に、図6により、他の実施例について説
明する。
【0042】図2及び図3に示す前記実施例において
は、検出電極の配置方向を、該電極が下方を向く方向と
しているが、電極を横方向に配置することにより、別の
実施例の検出電極22を構成することができる。この横
方向の電極配置によれば、2つの電極の内で上方にある
電極により、液位の低下検出を行うことになり、該上方
電極の位置を液位検出の設定位置とすることができる。
また、この2本の電極に内、下方の電極をタンクの内面
壁自体、あるいはタンクの内面壁に設置した電極とする
ことにより、検出器の検出電極を1本とした構成とする
ことも可能である。
【0043】さらに、この他の実施例よれば、比抵抗の
検出において、検出電極が加工液に浸漬している電極の
長さを液位にかかわらず常に一定とすることができるた
め、浸漬している電極の長さによる比抵抗値の変動を除
くことができる。
【0044】(変形例)前記実施例において、2本以上
の検出電極を設置高さ、あるいは同一の設置高さで異な
る位置に配置し、その中から使用する電極を選択するよ
うに構成することも可能である。この異なる設置高さの
検出電極から選択した場合には、液位の検出高さの変更
を容易に行うことができ、また、同一の設置高さで異な
る位置に設置された検出電極から選択した場合には、タ
ンクの位置による比抵抗値の変動を補償することができ
る。
【0045】(実施例の効果)本発明の実施例において
は、液位が設定値以下に低下した後、あらかじめ定めた
時間以内に液位が上昇しない場合を検出し、加工液の液
位制御の異常の検出を行うことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加工液の比抵抗値の検出と液位の検出とを、一つの検出
器により行うことができるワイヤカット放電加工機にお
ける加工液検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の検出電極の構成及び液位検出を説明す
る図である。
【図3】本発明の検出電極の構成及び液位検出を説明す
る図である。
【図4】本発明の同一実施例のタイムチャートである。
【図5】本発明の加工液検出装置の検出回路の一実施例
のブロック図である。
【図6】本発明の検出電極の他の実施例の構成を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 清タンク 2 加工液検出器 3 吐き出し用ポンプ 4 ノズル 5 濁タンク 6 検出回路 7 NC装置 10 吐き出し口 11 比抵抗制御部 21,22 検出電極 63 増幅器 64 整流回路 65 平滑回路 66 A/D変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23H 7/36 B23H 1/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工液を供給する加工液タンクを有した
    ワイヤカット放電加工機において、前記加工液タンク内
    において加工液に浸漬可能な位置に設置される電極によ
    り一つの加工液検出器を構成し、前記電極の少なくとも
    一つの電極の少なくとも一部を加工液の検出液位に設置
    して、該設置位置における液位検出を行い、前記電極の
    少なくとも一部を加工液に浸漬して、該加工液を介した
    電流を検出することにより、電極付近の加工液の比抵抗
    検出を行うことを特徴とするワイヤカット放電加工機に
    おける加工液検出装置。
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JPH03277422A (ja) * 1990-03-22 1991-12-09 Mitsubishi Electric Corp 放電加工装置

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