JP3336702B2 - エレベーター扉の開閉制御装置 - Google Patents

エレベーター扉の開閉制御装置

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JP3336702B2 JP28378793A JP28378793A JP3336702B2 JP 3336702 B2 JP3336702 B2 JP 3336702B2 JP 28378793 A JP28378793 A JP 28378793A JP 28378793 A JP28378793 A JP 28378793A JP 3336702 B2 JP3336702 B2 JP 3336702B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベーターの扉を
開閉制御する装置、特にその故障の誤検出防止に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図及び図は、従来のエレベーター扉
の開閉制御装置を示す図で、図はブロック線図、図
は通常戸閉時の動作波形図である。
【0003】図において、(1)は電源、(2)は電源(1)
に接続されゲート信号発生回路(3)により駆動されるパ
ワー回路、(4)はパワー回路(2)に接続され扉を駆動する
電動機、(5)は電動機(4)の回転速度に対応するパルスを
出力する速度検出器、(6)はエレベーターを制御する制
御盤、(7)は扉制御装置で、CPU(7A)、ROM(7B)、
RAM(7C)、パルスカウントユニット(7D)、入出力ポー
ト(7E)、及びPWM(パルス幅変調)ユニット(7F)を有
している。
【0004】なお、パルスカウントユニット(7D)は速度
検出器(5)に、入出力ポート(7E)はエレベーター制御盤
(6)に、PWMユニット(7F)はゲート信号発生回路(3)に
それぞれ接続されている。
【0005】従来のエレベーター扉の開閉制御装置は上
記のように構成され、エレベーター制御盤(6)から戸開
指令又は戸閉指令が発生すると、入出力ポート(7E)に入
力され、この指令に対応してROM(7B)から図(A)に
示す速度指令値(11)がCPU(7A)に読み込まれる。この
速度指令値(11)は、速度検出器(5)からのパルス出力を
パルスカウントユニット(7D)によりカウントし、そのカ
ウント値をCPU(7A)が読み込んで扉の位置を演算し、
その位置に相当する値をROM(7B)から読み出して出力
するようにしている。
【0006】CPU(7A)は読み出した速度指令値(11)に
基づいて、電動機(4)の回転に必要とされる図(B)に示
すトルク指令値(12A)を演算する。このトルク指令値(12
A)は、図(B)に示すトルク制限値(13)を超えないよう
に制御される。そして、演算されたトルク指令値(12A)
はPWMユニット(7F)へ送られ、ここでゲート信号に変
換されて、ゲート信号発生回路(3)に送出される。
【0007】ゲート信号発生回路(3)はゲート信号を出
力してパワー回路(2)を駆動して電動機(4)を回転させ
る。電動機(4)が回転すると、速度検出器(5)も回転し、
その出力がカウントされ、そのカウント値をもとにCP
U(7A)が、上述したように扉の位置及び図(A)に示す
電動機(4)の回転速度(14A)を演算し、電動機(4)の回転
速度(14A)が速度指令値(11)に追従するように速度制御
される。
【0008】一方、上記のようなエレベーター扉の開閉
制御装置には、速度検出器(5)の故障検出ができるよう
にすることが必要である。そこで、例えば特開平3−1
3487号公報では、速度指令値(11)が設定値以上で、
かつ電動機(4)の回転速度(14A)が零である状態が所定時
間継続し、更に扉の減速開始位置スイッチの動作状況に
より、速度検出器(5)の故障を判断して故障信号を発生
した後に、電動機(4)の印加電圧が零になるように制御
して、扉を停止させるようにすることが提案されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター扉の開閉制御装置では、速度指令値(11)が設
定値以上で、電動機(4)の回転速度(14A)が零である状態
が所定時間継続したとき速度検出器(5)の故障と判断し
て扉を停止させるようにしている。しかし、速度指令値
(11)が設定値以上出力されていても、実際の扉開閉力が
弱い場合には、いたずら等の人的行為、扉の敷居のごみ
詰まりなどにより扉が止められ、電動機(4)の回転速度
(14A)が零になることが起こる。
【0010】そのため、速度検出器(5)の故障と誤検出
され、扉を停止させてエレベーターを起動不能にさせる
ことにより、運転効率を悪化させるという問題点があ
る。
【0011】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、速度検出器の故障を誤検出することな
く、確実に故障検出して、エレベーターの運転効率の悪
化を防止できるようにしたエレベーター扉の開閉制御装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター扉の開閉制御装置は、扉を開閉駆動する電動機が所
定値以上の回転速度で回転していた状態から瞬時にして
回転速度が零となり、かつその状態が一定時間以上継続
したとき動作する故障判定手段、及びこの故障判定手段
が動作すると回転速度を速度指令値に追従させる制御を
中止し、所定のトルク指令値により電動機を駆動させる
強制駆動手段を備えたものである。
【0013】
【作用】この発明においては、電動機が所定値以上の回
転速度で回転していた状態から瞬時にして回転速度が零
となり、かつその状態が一定時間以上継続したとき、
度検出器の故障と判定し、速度帰還制御を中止し、所定
のトルク指令値により電 動機を駆動させるようにしたた
め、戸開開始時、戸閉開始時などに、乗客のいたずら、
ごみ詰まりなどで扉が拘束されても速度検出器の故障と
誤検出されることはな、扉は強制的に開閉される。
【0014】
【実施例】1及び図2はこの発明の一実施例を示す図
で、図1は動作波形図、図2は動作フローチャートであ
り、従来装置と同様の部分は同一符号で示す。なお、図
は実施例1に共用する。
【0015】図に示すように構成されたエレベーター
扉の開閉制御装置において、戸開閉動作中に図1に示す
ように電動機(4)の回転速度(14A)が速度検出器(5)によ
ってパルス化してパルスカウントユニット(7D)に送られ
る。パルスカウントユニット(7D)はパルスをカウント
し、そのカウント値をCPU(7A)へ送る。CPU(7A)で
は現在の扉の状況が、電動機(4)の回転速度(14A)が所定
値以上の状態から瞬時にして零となり、これが一定時間
継続したかを判定する。その結果、これらの条件に適合
すると判定された場合に、速度検出器(5)の故障と判定
して故障信号を発生する。
【0016】次に、上記動作を図2を参照して説明す
る。なお、このフローチャートのプログラムはROM(7
B)に格納されている。まず、ステップS1で前回の回転
速度をV1に、前前回の回転速度をV2に退避させ、今
回の回転速度をVに入れる。次に、ステップS2で今回
の回転速度Vが零かを判断し、零ならステップS3へ、
それ以外ならステップS6へ進む。ステップS3では検
出カウンタtが零であるか、すなわちタイムカウント中
かを判断し、カウント中ならステップS5へ、そうでな
ければステップS4へ進む。
【0017】ステップS4では、ステップS1で退避さ
せておいた前前回の回転速度V2が所定値A(いたず
ら、ごみ詰まり等によって瞬時に回転速度が零にならな
い速度)以上であるかを判断し、所定値A以上であれば
ステップS5へ進み、所定値Aよりも小さければステッ
プS6へ進む。すなわち、図1(A)の回転速度(14B)のよ
うに、時刻Yから瞬時にして零となった場合は異常と判
断して、ステップS5で検出カウンタtに1を加え、図
1(A)の回転速度(14C)のように、瞬時にして零とならな
かった場合は、異常でないと判断してステップS6で検
出カウンタtをリセットする。
【0018】ステップS5でカウントアップすると、ス
テップS7で検出カウンタtが所定回数nに等しいか、
すなわち異常検出から一定時間が経過したかを判断す
る。経過したと判断すると、ステップS8で故障フラグ
をセットし、故障信号を出力して電動機(4)を停止させ
る。また、ステップS6で検出カウンタをクリアした後
や、ステップS7で一定時間経過していないと判断した
場合は、毎回ステップS9で故障フラグをリセットす
る。
【0019】さらに、この実施例は、速度検出器(5)の
故障を検出したとき、現在の扉の速度・位置ともに正常
な値ではないため、CPU(7A)はそれまで実施していた
速度帰還制御を中止し、所定のトルク指令値で電動機
(4)を駆動するよう構成されている。
【0020】すなわち、故障検出時の所定のトルク指令
値(図示しない)をROM(7B)から読み込み、そのトル
ク指令値により電動機(4)を駆動して扉を開閉させる。
所定のトルク指令値は、あらかじめROM(7B)に格納さ
れており、速度検出器(5)が正常でないため、速度指令
値(11)を発生させても、正確な制御が期待できないと
き、戸開閉時に人が挾まれても支障がない値に設定され
ている。
【0021】上記動作を更に具体的に説明する。速度検
出器(5)が故障し、CPU(7A)が故障判断処理すると、
故障フラグがセットされる。CPU(7A)は故障フラグを
検出して故障直前まで実施していた速度帰還処理を中止
し、故障検出時処理に変更する。故障検出時処理では、
まず故障検出時用トルク指令値をROM(7B)から読み込
む。
【0022】CPU(7A)は読み込んだトルク指令値をも
とに、電動機(4)の回転に必要なトルク指令値をPWM
ユニット(7F)によりゲート信号発生回路(3)へ出力す
る。ここで、ゲート信号に変換され、ゲート信号発生回
路(3)の出力によりパワー回路(2)が駆動されて電動機
(4)を回転させる。そして、故障検出時用トルク指令値
による戸開閉動作は、通常の戸開閉動作と比較して、扉
の動きは不円滑になるため、異常が発見されやすく、保
守・点検に便である。それまで、このような処理が繰
り返される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明では、電動
機が所定値以上の回転速度で回転していた状態から瞬時
にして回転速度が零となり、かつその状態が一定時間以
上継続したとき、速度検出器の故障と判定し、速度帰還
制御を中止し、所定のトルク指令値により電動機を駆動
させるようにしたので、戸開開始時、戸閉開始時など
に、乗客のいたずら、ごみ詰まりなどで扉が拘束されて
も速度検出器の故障と誤検出されることなく、扉は強制
的に開閉され、エレベーターを停止させることがなく、
運転効率を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】の発明の実施例を示す動作波形図。
【図2】この発明の実施例を示す動作フローチャート
【図3】の発明及び従来のエレベーター扉の開閉制御
装置を示すブロック線図。
【図4】図3による通常戸閉時の動作波形図。
【符号の説明】
4 電動機5 速度検出器11 速度指令値14
A〜14C 回転速度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−294587(JP,A) 特開 平3−238286(JP,A) 特開 平2−300080(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 13/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉を開閉駆動する電動機の回転速度を検
    出して上記扉の位置を検出し、この位置に基づいた速度
    指令値を発生させ、上記回転速度を上記速度指令値に追
    従するようにトルク指令値を出力して上記扉を開閉させ
    る扉の開閉制御装置において、上記電動機が所定値以上
    の回転速度で回転していた状態から瞬時にして上記回転
    速度が零となり、かつその状態が一定時間以上継続した
    とき動作する故障判定手段、及びこの故障判定手段が動
    作すると回転速度を速度指令値に追従させる制御を中止
    し、所定のトルク指令値により電動機を駆動する強制駆
    動手段を備えたことを特徴とするエレベーター扉の開閉
    制御装置
JP28378793A 1993-11-15 1993-11-15 エレベーター扉の開閉制御装置 Expired - Fee Related JP3336702B2 (ja)

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