JP3333282B2 - プロンプタの映像信号処理装置 - Google Patents

プロンプタの映像信号処理装置

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JP3333282B2 JP21432093A JP21432093A JP3333282B2 JP 3333282 B2 JP3333282 B2 JP 3333282B2 JP 21432093 A JP21432093 A JP 21432093A JP 21432093 A JP21432093 A JP 21432093A JP 3333282 B2 JP3333282 B2 JP 3333282B2
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信治 永島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はニュースキャスタが読む
ための原稿を、原稿撮影用カメラで撮影して表示部に表
示し、ニュースキャスタの読上速度に応じてこの表示内
容をスクロールするプロンプタの映像信号処理装置に関
し、詳しくは原稿カメラから出力される映像信号を画像
データとして画像メモリに一旦記憶しておき、所定のタ
イミングで該画像データを該画像メモリから出力させる
プロンプタの映像信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビ局のニュース番組において、ニュ
ースキャスタが読み上げる原稿をテレビカメラの前方に
投影し、ニュースキャスタがテレビカメラ方向を見なが
らこの原稿の内容を読み上げることができるようにした
プロンプタの映像信号処理装置が知られている。
【0003】この種のプロンプタの映像信号処理装置と
しては、従来例えば図10に示すように原稿2を撮影する
原稿カメラ4と、この原稿カメラ4からの映像信号に基
づいて原稿を表示するブラウン管方式のテレビジョン6
と、テレビカメラ10の前方に配設されテレビジョン6上
の画像をニュースキャスタ9が見えるように反射させる
ハーフミラー8とから構成されたものが知られている
が、このようなプロンプタの映像信号処理装置では原稿
の交換はニュースキャスタが原稿を読む速さに応じて第
三者が行なわなければならず、交換のタイミングが難し
い。
【0004】また、例えば図11に示すように2台の原稿
カメラを使用し、これらの原稿カメラを交互に切り替え
ることによりテレビジョン6上に表示する原稿を切り替
えるようにしたものがあるが、この場合にも原稿台上の
原稿の交換は第三者が行なわなければならず、その原稿
交換のタイミングが難しい。
【0005】さらに、図12に示すように長尺の原稿をモ
ータで巻き取りながら原稿カメラで原稿を撮影し、原稿
を上下スクロールまたは左右スクロールさせるようにし
たものがあるが、この場合には長尺の原稿の作成に手間
がかかるとともに、一枚ずつ原稿を切り替えて表示する
ことができないという問題がある。
【0006】このような問題を解決するため、原稿撮影
用カメラから出力された映像信号をデジタル画像データ
として一旦画像メモリに格納し、ニュースキャスタのス
イッチ操作に基づく所定の読出(スクロール)速度で該
画像メモリから画像データを読み出し、これをアナログ
映像信号に変換されたものをテレビ管面上に表示するよ
うにしたプロンプタの映像信号処理装置が本出願人によ
って開発されており、既に出願されている(特願平4-23
6026号明細書)。
【0007】このプロンプタの映像信号処理装置によれ
ば第三者の手を煩わせることなく、ニュースキャスタが
自分の原稿読上速度に応じて自在に表示部上の原稿の送
り制御を行なうことができ、従来技術の問題を解決する
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このプ
ロンプタの映像信号処理装置ではニュースキャスタがテ
レビジョン管面を見乍ら原稿を読み上げ、これと共に画
像データの読出操作(スクロール操作)を行なう必要が
ある。
【0009】この操作は、顔を正面に向け乍ら手探りも
しくは足探りで行なわなければならず、ダイヤル、レバ
ーあるいはボタン等の簡単な操作とはいっても、ニュー
スキャスタが原稿の読上げに集中できないおそれがあ
る。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであり、第三者の手助けなしに画像表示部上に表示さ
れる原稿の送り制御を簡単に行なうことができるととも
に、本番時において原稿を読み上げる際にはその読み上
げる者が画像データ読出しの速度調整を一切する必要の
ないプロンプタの映像信号処理装置を提供することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のプロンプタの映
像信号処理装置は、リハーサル時等において、ニュース
キャスタの原稿読上速度に応じて操作された、画像メモ
リからの原稿画像データの読出速度(画面原稿のスクロ
ール速度)に関するデータを所定のメモリに記憶させて
おき、番組の本番時に該メモリに記憶されている読出速
度に関するデータに応じて画像メモリからの原稿画像デ
ータの読出しを行ない、リハーサル時の画面原稿のスク
ロール状態を本番時にトレースすることによって、原稿
読上者による本番時における画像データの読出し操作を
省略することを特徴とするものである。
【0012】すなわち、原稿を撮影して映像信号を出力
する原稿撮影用カメラと、テレビカメラ前方の原稿読上
者に表示内容が見得るような位置に配され、前記映像信
号を入力されて前記原稿の内容を表示する表示手段と、
前記映像信号をデジタル変換した画像データを複数画面
分記憶する画像メモリと、該画像メモリへの画像データ
の書込みおよび読出しを指示する操作部と、前記操作部
での操作に基づいて前記画像メモリへの画像データの書
込みを制御する第1の制御部と、第1の画像データ読出
し時において、前記操作部での操作に基づき前記画像メ
モリからの画像データの読出しおよび該画像データの前
記表示手段への送出を制御する第2の制御部と、前記第
1の画像データ読出し時における、前記画像データの読
出速度に関するデータを記憶する速度データ記憶部と、
第2の画像データ読出し時に、該速度データ記憶部に記
憶されている速度データに基づいて前記画像メモリから
の画像データの読出しおよび該画像データの前記表示手
段への送出を制御する第3の制御部とを備えてなること
を特徴とするものである。
【0013】なお、上記第1〜第3の制御部は各々独立
に構成してもよいし、2つもしくは3つを合わせた構成
としてもよい。
【0014】また、上記第2の画像データ読出し時とは
上記第1の画像データの読出し時の後のタイミングであ
って、第1の画像データの読出し時とは例えばニュース
番組のリハーサル時であり、第2の画像データ読出し時
とは例えばニュース番組の本番時である。
【0015】
【作用】上記構成によれば、原稿撮影用カメラから出力
された原稿の映像信号をデジタル画像データに変換した
後、一旦画像メモリに格納しておき、第1の画像データ
読出し時に、原稿読上者(ニュースキャスタ)が操作部
を操作することにより自在のタイミングでこの画像デー
タを読み出し、表示部上で原稿をスクロールすることに
なる。これにより、原稿読上者は第三者の手を煩わすこ
となく自分が読みやすい速度で(適宜間をおいたり、速
読みしたり)画面原稿のスクロール速度を設定すること
が可能となる。
【0016】また、第1の画像データ読出し時におけ
る、画像データの読出速度に関するデータを記憶する速
度データ記憶部を設けているので、画面原稿のスクロー
ル速度の設定をリハーサル時に行なってそのとき設定さ
れた速度値を逐次速度データ記憶部に記憶せしめること
ができ、また第2の画像データ読出し時には操作部の操
作なしに、この記憶されている速度データに基づき画像
データを読み出して表示部上で画面原稿をスクロールす
るようにしているので、番組の本番時には、原稿読上者
による操作部の操作なしにリハーサル時のスクロール速
度と同じ速度で画面原稿のスクロールを行なうことがで
きる。
【0017】これにより、原稿読上者は本番時において
原稿を読むことに集中することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例装置について図面を用
いて説明する。
【0019】すなわち、ニュースキャスタ等の原稿読上
者は、リハーサル時において原稿をプロンプタに表示さ
せつつ、自分の好みの読上速度に合わせてこの表示内容
をスクロールさせる。この際に微妙に変化するこのスク
ロール速度はこの装置内の記憶部に情報として記憶さ
れ、この記憶されたスクロール速度に基づき番組の本番
時にはこのリハーサル時と同じスクロール速度で上記原
稿が自動的にプロンプタに表示されるようになってい
る。
【0020】図1は本発明の一実施例に係るプロンプタ
の映像信号処理装置を示すブロック図であり、図2はそ
の外観図である。
【0021】図1において、ビデオ入力端子12は原稿カ
メラのビデオ出力端子(図示せず)に接続され、原稿カ
メラで撮影した原稿を示す映像信号が加えられるように
なっている。このビデオ入力端子12から入力した映像信
号は、A/Dコンバータ14および同期分離回路16に加え
られる。
【0022】同期分離回路16は入力する映像信号から同
期信号を分離し、この同期信号をタイミングジェネレー
タ18に出力する。タイミングジェネレータ18は、同期分
離回路16から加えられる同期信号に同期して映像信号の
記録時における各種のタイミング信号を各回路に出力す
るとともに、後述するように中央処理装置(CPU)20
から加えられる同期信号に同期して画像データの読出し
時における各種のタイミング信号を各回路に出力する。
【0023】A/Dコンバータ14は入力する映像信号を
デジタルの画像データに変換し、これを画像メモリ22に
出力する。
【0024】画像メモリ22は例えば46ページ分の画面の
画像データを記憶することができ、その画像データの書
込みおよび読出しはタイミングジェネレータ18およびア
ドレスデコーダ24から加えられる信号に基づいて制御さ
れる。なお、この画像メモリ22における画像データの書
込みおよび読出し制御の詳細については後述する。
【0025】画像メモリ22から読み出された画像データ
は、D/Aコンバータ26でアナログ映像信号に変換さ
れ、ビデオアンプ28で増幅されたのちビデオ出力端子29
から出力される。このビデオ出力端子29は、例えば図10
に示すテレビジョン6に接続され、テレビジョン6の画
面に表示された原稿は、ハーフミラー8を介してテレビ
カメラ10の前方に投影される。
【0026】また、CPU20に接続されたSRAM40は
本発明の特徴的な構成を示すものであり、リハーサル時
において画像メモリ22から読み出される画像データの読
出し速度に関する情報が書き込まれ、本番時において、
この記録されている読出し速度に関する情報に基づき画
像メモリ22から画像データが読み出されることとなる。
このSRAM40への該情報の書込みおよびこのSRAM
40からの該情報の読出しの詳細については後述する。
【0027】次に、リハーサル時の画像メモリ22におけ
る画像データの書込みおよび読出し制御について説明す
る。
【0028】まず、操作部30におおける各種スイッチに
ついて図2を参照しながら説明する。同図において、ス
イッチ30Aは画像メモリ22の記憶内容を消去するための
クリアスイッチであり、スイッチ30Bは読み出す画像デ
ータを最初に記憶した原稿の画像データに戻すスタート
スイッチである。スイッチ31は画像メモリ22に原稿の画
像データを記憶させる際に操作される書込みスイッチ
で、この書込みスイッチ31が操作される毎に1画面分の
画像データが画像メモリ22に順次記憶される。
【0029】一方、スイッチ32A,32B,32Cは原稿の
表示方法を選択するためのスイッチで、スイッチ32Aは
原稿を上下スクロールさせる場合に選択され、スイッチ
32Bは原稿を左右スクロールさせる場合に選択され、ス
イッチ32Cは原稿を一枚ずつ送る場合に選択される。ま
た、スイッチ32Dは上記スイッチ32A,32B,32Cのい
ずれかによって選択された表示方法で、画面の移動およ
び切換えを指令するスイッチである。また、スイッチ33
は原稿を上下スクロールまたは左右スクロールさせる場
合の原稿の移動速度を設定するダイヤルスイッチであ
り、このとき設定された移動速度の情報が前述したSR
AM40に記憶される。
【0030】また、トレーススイッチ37は、リハーサル
時の原稿移動速度そのままの速度で本番時におけるプロ
ンプタに表示された画面をスクロールさせるためのもの
であり、ストップスイッチ38はこの本番時におけるスク
ロールを途中で停止し、割込操作を開始するためのもの
である。
【0031】また、スイッチ34は書込みスイッチ31によ
って順次書き込んだ原稿の順番をリハーサルの原稿読上
前に変更する際に使用される編集スイッチであり、この
編集スイッチ34を操作しながら、各原稿の番号(A1,
A2,…,D9,D10)に対応するスイッチ群35を所望
の順に操作することにより、原稿の順番を入れ替えるこ
とができる。
【0032】なお、各スイッチのキートップには図示し
ないLEDが配設されており、これらのLEDの点灯/
消灯等によってスイッチ操作の確認ができるようになっ
ている。
【0033】次にリハーサル時において、画像メモリ22
に複数枚の原稿(複数コマ)の画像データを記憶させる
場合について説明する。この場合には、書込みスイッチ
30Aを押下することより、原稿カメラで撮影中の原稿を
示す1コマ分の画像データが画像メモリ22に記憶され
る。このようにして、プロンプタで表示するための全原
稿を示す複数コマ分の画像データを予め画像メモリ22に
記憶させる。
【0034】次に、画像メモリ22に記憶された複数コマ
分の画像データの読出し制御について説明する。
【0035】まず、スタートスイッチ30Bを押下し、画
像メモリ22から画像データを読み出すためのアドレスを
最初に記憶した原稿の画像データが格納された記憶部の
アドレスに戻すとともに、スイッチ32A,32B,32Cに
より原稿の表示方法を選択する。
【0036】ここで、原稿を上下スクロールさせる場合
(図3(A))には、スイッチ32Aを押下して上下スク
ロールを選択する。そして、スイッチ32Dの左側を押下
すると、CPU20は原稿が上方に移動するようにアドレ
スデコーダ24を介して順次アドレス信号を変えて画像メ
モリ22に出力し、画像メモリ22からはそのアドレス信号
によって指定された記憶領域の画像データが読み出さ
れ、原稿が上方に移動するように表示される。一方、ス
イッチ32Dの右側を押下すると、上記とは逆に原稿が下
方に移動するように表示される。
【0037】同様に、原稿を左右スクロールさせる場合
(図3(B))には、スイッチ32Bを押下して左右スク
ロールを選択する。そして、スイッチ32Dの左側を押下
すると、CPU20は原稿が左方向に移動するようにアド
レスデコーダ24を介して順次アドレス信号を変えて画像
メモリ22に出力し、画像メモリ22からはそのアドレス信
号によって指定された記憶領域の画像データが読み出さ
れ、原稿が左方向に移動するように表示される。一方、
スイッチ32Dの右側を押下すると、上記とは逆に原稿が
右方向に移動するように表示される。なお、上記上下ス
クロールは横書き原稿の場合に適用され、左右スクロー
ルは縦書原稿の場合に適用される。
【0038】また、原稿を一枚ずつ切り替えて送る場合
(図3(C))には、スイッチ32Cを押下する。そし
て、スイッチ32Dの左側をワンプッシュすると、CPU
20は原稿が次ページの原稿に切り替わるようにアドレス
デコーダ24を介してアドレス信号を変えて画像メモリ22
に出力し、画像メモリ22からはそのアドレス信号によっ
て指定された記憶領域の画像データが読み出され、次ペ
ージの原稿が切替え表示される。一方、スイッチ32Dの
右側をワンプッシュすると、上記とは逆に前ページの原
稿が切替え表示される。
【0039】なお、前述したように編集スイッチ34等を
使用して原稿の順番を適宜入れ替えることにより、図3
(D)のような表示ができる。勿論、この入れ替えた順
番の原稿を上下スクロールや、左右スクロールすること
もできる。
【0040】ところで上述したように、リハーサル時に
おいてスクロール操作により移動した画面原稿の移動速
度は、経過時間に対する、画像メモリ読出用のアドレス
データの変化により表わされ、このときのアドレスデー
タの変化がSRAM40に記憶される。
【0041】すなわち、画像メモリ22に格納された原稿
内容を表わす画像データに対応したアドレスデータは、
図4に示す如きテーブル内に書き込まれており、画像デ
ータ読出し時において画像メモリ22にCPU20からのア
ドレスデータが入力されると、この入力されたアドレス
データに対応する画像メモリ22内のアドレス位置に書き
込まれた画像データがD/Aコンバータ26、ビデオアン
プ28を介してビデオ出力端子29から出力される。
【0042】このとき画像メモリ22内に入力されるアド
レスデータは同時にSRAM40にも入力される。入力さ
れたアドレスデータは経過時間やアドレスカウンタ番地
と対応させるようにして図5に示す如きテーブル内に書
き込まれる。但し、本実施例では、画像メモリ22内に入
力されたアドレスデータ全てがSRAM40に書き込まれ
るのではなく、1/30秒毎に更新される表示画面の最左部
かつ最上部に表示される画像データに対応するアドレス
データのみがSRAM40のテーブル内に書き込まれる。
【0043】すなわち、表示画面は、アドレスカウンタ
番地の更新に応じて1/30秒毎に切り替わり、この1/30秒
毎の表示画面が徐々に次画面部分に移行するように変化
して、図3(B)に示すようなスクロール操作がなされ
ることとなる。画像メモリ22内には図4に示す如く7画
面分の画像データ(但し、垂直ブランキング期間を除い
た第21〜262 水平ラインのデータ)が書き込まれてお
り、各画面の同一ラインのアドレスは連続番号となって
いる。また、1画面の1ライン分の画像データは365
個、7画面の1ライン分の画像データは2555個とされ、
結局7画面の全ライン分の画像データは618310個とされ
ている。
【0044】上記例では、表示画面が左右にスクロール
されるのであるから、図5のテーブル右欄のアドレスデ
ータ欄に書き込まれる、各タイミングにおける表示画面
の最左部かつ最上部の画像データのアドレスは第21水平
ラインのアドレスデータ(0〜2190)となる。
【0045】例えば図5に示す例によればアドレスカウ
ンタの2番地まではアドレス0が、4番地まではアドレ
ス1が書き込まれ、以下同様にして各アドレスカウンタ
番地のアドレスデータ欄にアドレスデータが次々と書き
込まれている。すなわち、スタートから2/30秒までは第
1画面が表示され、この後4/30秒までは、第1画面の最
左画素列が表示画面上からはずされ、第2画面の最左画
素列が表示画面上の右端に表示されるようにスクロール
操作されたことになる。
【0046】また、スクロール操作期間の最後の2/30
秒、すなわちアドレスカウンタの8999番地および9000番
地にはアドレス2190が書き込まれ、スクロール操作の最
後には表示画面上に第7画面の全体が表示されたことに
なる。
【0047】トレーススイッチ37の押下と共に開始され
る本番時の画像データ読出し操作では、このSRAM40
のテーブルのアドレスデータ欄に書き込まれたアドレス
データに基づき、アドレスデコーダ24からリハーサル時
と同一の速度でアドレスデータが画像メモリ22に入力さ
れ、これによりリハーサル時と同一の速度で画像データ
がビデオ出力端子29から出力され、リハーサル時と同一
の移動速度で表示画面のスクロール操作がなされること
となる。
【0048】次に、図6および図7に示すフローチャー
トを用いてリハーサル時のSRAM40へのアドレスデー
タの書込操作および本番時のSRAM40からのアドレス
データの読出操作について説明する。
【0049】すなわち、リハーサル時の画像データの書
込操作は、図6に示すようにまず、アドレスカウンタに
1が初期設定される(S11)。次に、垂直ブランキング
期間であるか否かが判断され(S12)、垂直ブランキン
グ期間でなければ垂直ブランキング期間となるまで待機
する。
【0050】一方、垂直ブランキング期間であれば、ス
クロール操作におけるスピードボリュームスイッチ33に
より設定される移動スピードの値が所定のカウンタの値
を超えているかどうかを判断し(S13)、超えていなけ
ればアドレスデータをインクリメントするとともにこの
カウンタの値を0に設定する(S14)。一方、上記ボリ
ュームの値が上記カウンタの値以上となっていれば、こ
のカウント値をインクリメントする(S15)。
【0051】この操作により、スクロールスピードが制
御決定される。
【0052】次に、SRAM40のアドレスカウンタの所
定番地に対応させてアドレスデータを書き込む(S1
6)。さらに、このアドレスカウンタをインクリメント
し(S17)、トレース操作の終了時であるか否かを判断
する(S18)。トレース操作の終了判断はアドレスカウ
ンタの番地が9000になっているか否かにより行なわれ
る。トレース操作がまだ終了してないと判断されれば上
記S12の操作に戻り、終了していると判断されればSR
AM40へのアドレスデータの書込み操作を終了する。
【0053】次に図7を用いて、本番時におけるSRA
M40からのアドレスデータの読出操作について説明す
る。この読出操作は、まずアドレスカウンタに1が初期
設定される(S21)。次に、垂直ブランキング期間であ
るか否かが判断され(S22)、垂直ブランキング期間で
なければ垂直ブランキング期間となるまで待機する。
【0054】一方、垂直ブランキング期間であればアド
レスデータの読出操作を行なうべく、SRAM40のアド
レスデータをアドレスデコーダに設定し(S23)、画像
メモリ22中の画像データを読み出す。次にアドレスカウ
ンタをインクリメントし(S24)、緊急割込みがかかっ
たか否かを判断する(S25)。CPU20によりストップ
スイッチ38の押下が検出され、緊急割込みがかかったと
判断されれば、このアドレスデータの読出操作を中止し
て割込操作に移行する。
【0055】この緊急割込みは、例えばリハーサル時に
は予定されていなかったニュースが発生した場合等にお
いて、このニュースの原稿の読上げを手動プロンプタで
行なう場合等に使用され、上述した如くストップスイッ
チ38の押下操作によりなされる。
【0056】一方、緊急割込みがかかっていないと判断
された場合には、トレース操作が終了したか否かを判断
する(S26)。トレース操作の終了判断は前述したアド
レスデータの書込操作と同様、アドレスカウンタの番地
が9000になっているか否かにより行なわれる。トレース
操作がまだ終了していないと判断されれば上記S22の操
作に戻り、終了していると判断されればアドレスデータ
の読出操作を終了する。
【0057】次に、図8のフローチャートについて説明
する。これは、CPU20が水平ブランキング期間に行な
う機能であり、まず、現在の読み出しアドレスが第1〜
262水平ラインであるか否かが判断され(S31)、第21
〜262 水平ラインでなければアドレスデコーダは変化し
ない。第21〜262 水平ラインであれば現在の読み出しア
ドレスに2555が加算された値を新たな読み出しアドレス
とし(S32)、このアドレスをアドレスデコーダに設定
する(S33)。
【0058】そして、水平ブランキング信号がHレベル
期間になったら、例えばサブキャリアの2倍の周波数を
有するクロックを用いて、ハード的にアドレスを順次イ
ンクリメントする。これによって、画面を表示すること
ができる。
【0059】なお、本発明に係るプロンプタの映像信号
処理装置としては上記実施例のものに限られるものでは
なく、例えば画像メモリに格納する画面数としても7画
面以外の任意の複数画面に設定することが可能であり、
また、SRAMに書き込まれる速度データとしても種々
の形式のデータを使用することが可能である。
【0060】なお、図9はこの場合における、NTSC
信号、垂直ブランキング信号および水平ブランキング信
号のタイミングチャートを示すものである。
【0061】なお、ビデオ入力端子12と液晶モニタ36と
を接続することにより、画像メモリ22に原稿の画像デー
タを記憶させる際に、その原稿を液晶モニタ36で確認す
ることができ、またビデオ出力端子29と液晶モニタ36と
を接続することにより、プロンプタで表示させる原稿を
予め確認することができる。
【0062】さらに、スイッチ32Dに対応したリモコン
送受信器を設けることにより、ニュースキャスタが原稿
を読み上げながら原稿の送りをコントロールすることも
できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るプロン
プタの映像信号処理装置によれば、画面原稿のスクロー
ル速度の設定を番組のリハーサル時に行なってそのとき
設定された速度値を逐次速度データ記憶部に記憶せし
め、本番時には原稿読上者が操作部の操作なしにこの記
憶されている速度データに基づき画像データを読み出
し、表示部上で画面原稿をスクロールさせることができ
ので、本番時において原稿読上者は原稿を読むことだけ
に集中することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプロンプタの映像信号処理
装置を示すブロック図
【図2】図1に示す映像信号処理装置の外観図
【図3】本発明に係るプロンプタの映像信号処理装置に
よって表示される原稿の表示態様を示す図
【図4】図1に示す画像メモリ内に格納される画像デー
タに対応するアドレスデータを記憶したテーブルを示す
概略図
【図5】図1に示すSRAMの、アドレスデータを記憶
したテーブルを示す概略図
【図6】本発明の実施例装置のアドレスデータ書込操作
を示すフローチャート
【図7】本発明の実施例装置のアドレスデータ読出操作
を示すフローチャート
【図8】本発明の実施例装置の割込操作を示すフローチ
ャート
【図9】本発明の実施例装置において使用されるNTS
C信号、垂直ブランキング信号および水平ブランキング
信号のタイムチャート
【図10】従来のプロンプタの全体構成を示す概略図
【図11】従来のプロンプタにおいて原稿カメラを2台
使用した場合を示す概略図
【図12】従来のプロンプタにおいて原稿をスクロール
させる場合を示す概略図
【符号の説明】
2 原稿 4 原稿カメラ 6 テレビジョン 8 ハーフミラー 10 テレビカメラ 14 A/Dコンバータ 18 タイミングジェネレータ 20 CPU 22 画像メモリ 24 アドレスデコーダ 26 D/Aコンバータ 30 操作部 37 トレーススイッチ 38 ストップスイッチ 40 SRAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−86105(JP,A) 特開 平6−113178(JP,A) 特開 平7−67034(JP,A) 特開 平1−276811(JP,A) 特開 昭60−230756(JP,A) 特開 平3−167969(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を撮影して映像信号を出力する原稿
    撮影用カメラと、 テレビカメラ前方の原稿読上者に表示内容が見得るよう
    な位置に配され、前記映像信号を入力されて前記原稿の
    内容を表示する表示手段と、 前記映像信号をデジタル変換した画像データを複数画面
    分記憶する画像メモリと、 該画像メモリへの画像データの書込みおよび読出しを指
    示する操作部と、 前記操作部での操作に基づいて前記画像メモリへの画像
    データの書込みを制御する第1の制御部と、 第1の画像データ読出し時において、前記操作部での操
    作に基づき前記画像メモリからの画像データの読出しお
    よび該画像データの前記表示手段への送出を制御する第
    2の制御部と、 前記第1の画像データ読出し時における、前記画像デー
    タの読出速度に関するデータを記憶する速度データ記憶
    部と、 第2の画像データ読出し時に、該速度データ記憶部に記
    憶されている速度データに基づいて前記画像メモリから
    の画像データの読出しおよび該画像データの前記表示手
    段への送出を制御する第3の制御部とを備えてなること
    を特徴とするプロンプタの映像信号処理装置。
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