JP3332705B2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP3332705B2
JP3332705B2 JP02904396A JP2904396A JP3332705B2 JP 3332705 B2 JP3332705 B2 JP 3332705B2 JP 02904396 A JP02904396 A JP 02904396A JP 2904396 A JP2904396 A JP 2904396A JP 3332705 B2 JP3332705 B2 JP 3332705B2
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純一 深堀
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和人 小野寺
健二 村井
和則 木場
一幸 三宅
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械工業、半導体
工業等で使用される機能部品を洗浄する洗浄装置に係
り、特に、水又は水系の洗浄液を使用して機能部品を洗
浄する洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、精密加工部品、半導体、I
C、レンズ、医療器具など(以下、「被洗浄物」とい
う。)の表面に付着した油分等を除去するためにフロ
ン、エタン、塩化メチレン等の溶剤を用いるが、最近、
環境問題等の理由によりこれら溶剤の代替として界面活
性剤等の水系洗浄液が用いられている。しかし、この水
系洗浄液の油分に対する溶解力は、フロン、エタン、塩
化メチレン等の溶剤に比較して劣っているので、超音
波、噴流、回転、揺動及び気泡放出などの物理的作用に
よって洗浄効果を高めている。
【0003】さらに、乾燥性についてもフロン、エタ
ン、塩化メチレン等の溶剤に比較して沸点が高く、且つ
蒸発潜熱が大きいために乾燥しにくくなるので、一般に
熱風乾燥室内で被洗浄物に熱風を吹きつけて水滴を蒸発
させている。また、熱風による乾燥時間を短くすると共
に負荷を少なくするために、熱風乾燥室に被洗浄物を入
れる前に圧縮空気を吹きつけ水滴を飛散させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水切部では被洗浄物に付着した洗浄液を払拭するため
に、噴出方向の定まった噴出ノズルによって圧縮空気を
噴出させていたので、洗浄液の払拭が局所的な部分に限
られ、払拭時間が長くなっていた。また、噴出方向が局
所的な部分に限られると、水滴が付着した部分を残して
乾燥させることがあり、この場合にはウォーターマーク
と呼ばれる水シミが被洗浄物に付着する原因になってい
た。
【0005】さらに、水又は界面活性剤等の水系洗浄液
を使用すると、フロン、エタン、塩化メチレン等の溶剤
に比べて乾燥時間が長くなる難点があった。
【0006】本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、被洗浄物全体に付着した水系
洗浄液を短時間で確実に除去することができる洗浄装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の洗浄装置は、搬送籠に収納された被洗浄物を
水ないし水系洗浄液である洗浄液によって洗浄する洗浄
部と、洗浄部で洗浄された被洗浄物に付着した洗浄液を
払拭する水切部とを備え、水切部は被洗浄物が収納され
た搬送籠を収容するための水切槽と、水切槽内に設けら
れ搬送籠の両端を交互に上下させる揺動手段と、揺動手
段によって揺動される搬送籠に収納された被洗浄物に対
して圧縮空気を噴出させる圧縮空気噴出手段とから
り、圧縮空気噴出手段は、搬送籠の上面から圧縮空気を
噴出させる噴出ノズル部と、噴出ノズル部を揺動手段に
よって両端が交互に上下される搬送籠の該両端間で往復
直線移動させるスライド機構とを備えたものである。
【0008】また、本発明の洗浄装置は、搬送籠に収納
された被洗浄物を水ないし水系洗浄液である洗浄液によ
って洗浄する洗浄部と、洗浄部で洗浄された被洗浄物に
付着した洗浄液を払拭する水切部と、水切部で洗浄液が
払拭された被洗浄物を真空乾燥させる乾燥部とを備え、
水切部は被洗浄物が収納された搬送籠を収容するための
水切槽と、水切槽内に設けられ搬送籠の両端を交互に上
下させる揺動手段と、揺動手段によって揺動される搬送
籠に収納された被洗浄物に対して圧縮空気を噴出させる
圧縮空気噴出手段とからなり、圧縮空気噴出手段は、搬
送籠の上面から圧縮空気を噴出させる噴出ノズル部と、
噴出ノズル部を揺動手段によって両端が交互に上下され
る搬送籠の該両端間で往復直線移動させるスライド機構
とを備えたものである。
【0009】また、本発明の洗浄装置においては、圧縮
空気噴出手段は搬送籠の側面から圧縮空気を噴出させる
噴出ノズル部と、噴出ノズル部に対して搬送籠を相対的
に上下方向に往復直線移動させる昇降機構とを備えたも
のである。
【0010】また、本発明の洗浄装置においては、圧縮
空気噴出手段から噴出される圧縮空気の風速は150〜
500m/sである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の洗浄装置の実施の
一形態について、図面を参照して説明する。
【0012】本発明の洗浄装置の実施の一形態は図1に
示すように、洗浄篭51に収納された被洗浄物であるア
ルミニウム芯軸(以下、「芯軸」という。)50を洗浄
するための洗浄液52が貯留された洗浄槽4と、芯軸5
0が収納された洗浄篭51を洗浄液52及び大気間で複
数回上下揺動させる第1の上下揺動手段5と、洗浄液を
洗浄槽4内にジェット噴射させるジェット噴流手段6
と、洗浄液52が貯留された洗浄槽4の底部から気泡を
放出させる気泡放出手段7とを有する第1の洗浄部2を
備え、また第1の洗浄部2で洗浄された芯軸50を再洗
浄するために、該第1の洗浄部2と同様に芯軸50を洗
浄するための洗浄液52が貯留された洗浄槽8と、芯軸
50が収納された搬送籠51を洗浄液52及び大気間で
複数回上下揺動させる第2の上下揺動手段9と、洗浄液
を洗浄槽8内にジェット噴射させるジェット噴流手段1
0と、洗浄液52が貯留された洗浄槽8の底部から気泡
を放出させる気泡放出手段11とを有し、さらに第2の
上下揺動手段9によって搬送籠51が引き上げられた時
に芯軸50をシャワー洗浄するシャワー洗浄手段12を
有した第2の洗浄部3を備えている。なお、洗浄槽4、
8に貯留される洗浄液52には、水又は温水が使用され
る。
【0013】芯軸50は所定間隔で区切られた搬送籠5
1に対して軸芯が鉛直方向を向くように24ケ収納され
ている。このような芯軸50は、電子複写機やレーザー
プリンタの定着部ローラなどに用いられるものである。
【0014】第1の上下揺動手段5及び第2の上下揺動
手段9は、芯軸50が収納された搬送籠51を洗浄槽
4、8内の洗浄液52及び大気間で気液界面を通過する
ように上下揺動させることができるもので、例えばエア
シリンダ、油圧シリンダなどが用いられる。この第1の
上下揺動手段5及び第2の上下揺動手段9の上下揺動回
数、上下揺動速度、上下揺動ストロークは、芯軸50の
汚染度に応じて決定される。このように気液界面を通過
させることにより、芯軸50に付着した油分、金属粉等
に対してせん断力を発生させることができる。この界面
によるせん断効果は芯軸50全体に対して均一に働くの
で、芯軸50の内側に付着している油分、金属粉等も除
去することができる。
【0015】また、搬送籠51を第1の洗浄部2から第
2の洗浄部3に移動させるために水平移動手段13が備
えられ、この水平移動手段13は例えばエアシリンダ、
油圧シリンダなどが用いられる。この水平移動手段13
は後述する水切部14及び乾燥部15にも、搬送籠51
を移動させることができる。
【0016】ジェット噴流手段6、10は、洗浄槽4、
8の底部や側壁に設けられた多数の噴射ノズルによっ
て、洗浄液をジェット噴射させるものである。また、気
泡放出手段7、11は、洗浄槽4、8の底部に設けられ
た多数のノズルによって、洗浄液52に気泡を放出させ
るものである。これら、ジェット噴流手段6、10及び
気泡放出手段7、11によって、洗浄液52に浸漬され
ている時の芯軸50の油分、金属粉等を除去することが
できる。
【0017】第2の洗浄部3のみ有するシャワー洗浄手
段12は、シャワーノズルが複数設けられ、洗浄槽8の
上部に位置するようになっている。このシャワー洗浄手
段12は搬送籠51が第2の上下揺動手段9によって上
下揺動されている時に、洗浄槽8の上部の位置から待避
させることができる機構になっている。これにより、第
2の上下揺動手段9による気液界面通過作用によって油
分が除去された芯軸50を、さらにシャワー洗浄するこ
とができるので、芯軸50から完全に油分を除去するこ
とができる。
【0018】また、第1の洗浄部2及び第2の洗浄部3
には、洗浄液52を薬品処理して清澄化し、再度洗浄槽
4、8内に循環させる洗浄液再処理装置16が配管接続
されている。
【0019】水切部14は、水平移動手段13によって
第2の洗浄部3から移動してきた搬送籠51を上下に移
動させる上下移動手段24と、上下移動手段24で搬送
籠51を収納させるための水切槽22と、水切槽22内
に設けられ搬送籠51の両端を交互に上下させる揺動手
段26と、この揺動手段26によって揺動される搬送籠
51に収納された芯軸50に対して圧縮空気を噴出させ
る圧縮空気噴出手段23とからなるものである。
【0020】揺動手段26は、例えばエアシリンダや油
圧シリンダによるピストン運動で揺動させる。このよう
な揺動手段26は図2(a)、(b)に示すように、搬
送籠51を載置するための載置台31と、この載置台3
1が揺動可能に軸着されたフレーム32と、フレーム3
2に固定されピストン部のシャフト35がナックル継手
33を介して載置台31の一端に固定されたエアシリン
ダ34とからなる。このエアシリンダ34をピストン運
動させることにより、載置台31に載置された搬送籠5
1の両端を交互に上下させる、即ち、搬送籠51をシー
ソーのように揺動させることができる。なお、載置台3
1が必要以上に傾斜しないように、フレーム32にはス
トッパ36が固定されている。
【0021】また、圧縮空気噴出手段23は、搬送籠5
1の上面から圧縮空気を噴出させる第1の噴出ノズル部
41と、第1の噴出ノズル部41を揺動手段26によっ
て両端が交互に上下される搬送籠51の該両端間で往復
直線移動させるスライド機構(図示せず)を備えてい
る。
【0022】さらに、圧縮空気噴出手段23は図3に示
すように、搬送籠51の側面から圧縮空気を噴出させる
噴出ノズル部42と、噴出ノズル部42に対して搬送籠
51を相対的に上下方向に往復直線移動させる昇降機構
(図示せず)とを備えている。この昇降機構は搬送籠5
1を上下動させるために、揺動手段26のフレーム32
の上端部が固定されている。
【0023】乾燥部15は図1に示すように、真空乾燥
を行なうために密閉構造になっており、真空ポンプによ
って真空状態にする。これにより、軸部の口径が小さく
ローラ部の内径が大きい芯軸であっても、芯軸内に付着
している洗浄液を確実に除去することが可能になる。ま
た、乾燥部15は水平移動手段13によって水切部14
から移動してきた搬送籠51を上下に移動させる上下移
動手段25を備えている。
【0024】なお、第1の洗浄部2、第2の洗浄部3、
水切部14及び乾燥部15はプログラマブル・コントロ
ーラなどの制御装置によって制御される。
【0025】このように構成された洗浄装置1の洗浄動
作について説明する。
【0026】芯軸50が24ケ収納された搬送籠51を
水平移動手段13によって第1の洗浄部2の洗浄槽4の
上部まで移動させる。洗浄槽4の上部まで移動された搬
送籠51を、第1の上下揺動手段5によって洗浄液52
及び大気間を40回上下揺動させて、芯軸50の油分を
9割ぐらい除去させる。なお、ジェット噴流手段6や気
泡放出手段7を併用させているので、せん断力の増
加、気液界面への接触回数の増加、分離した油分を
洗浄槽から溢れ出させ油分の再付着を防止などの効果を
得ることが可能となる。
【0027】第1の洗浄部2による洗浄が終了すると、
第1の上下揺動手段5によって洗浄篭51を所定位置
(水平移動手段13によって洗浄篭51を移動させるこ
とができる位置)にまで戻し、先程の水平移動手段13
によって第1の洗浄部2の洗浄槽4から第2の洗浄部3
の洗浄槽8の上部へと移動させる。洗浄槽8の上部まで
移動された搬送籠51を、第2の上下揺動手段9によっ
て洗浄液52及び大気間を20回上下揺動させて芯軸5
0の油分をほとんど除去させる。なお、ジェット噴流手
段10や気泡放出手段11を併用させているので、上述
のせん断力の増加等の効果を得ることが可能となる。こ
の上下揺動による洗浄が終了後、搬送籠51を洗浄槽8
の上部まで移動させ、予め洗浄槽8の上部の位置から待
避させていたシャワー洗浄手段12を洗浄槽8内の洗浄
篭51の上部に位置させ、洗浄液によるシャワー洗浄を
所定時間だけ行なう。
【0028】第2の洗浄部3による洗浄が終了すると、
第2の上下揺動手段9によって洗浄篭51を所定位置
(水平移動手段13によって洗浄篭51を移動させるこ
とができる位置)にまで戻し、水平移動手段13によっ
て第2の洗浄部3の洗浄槽8から水切部14の水切槽2
2の上部へと移動させる。水切槽22の上部へと移動さ
れた搬送籠51を、水切部14に設けられた上下移動手
段24によって水切槽22内に設けられた揺動手段26
の載置台31に載置させる。そして、圧縮空気噴出手段
23の昇降機構によって揺動手段26を上下動させ、ま
た、この揺動手段26のエアシリンダ34をピストン運
動させることにより載置台31に載置された搬送籠51
をシーソーのように揺動させる。この状態で圧縮空気噴
出手段23の第1の噴出ノズル部41及び第2の噴出ノ
ズル部42から圧縮空気を噴出させて搬送籠51に収納
された複数の芯軸50に付着した洗浄液を払拭させる。
【0029】これは、搬送籠51に収納された芯軸50
が図4(a)、(b)に示すように、ほとんど傾斜した
状態で収納されていることから、たとえ芯軸50の上部
から複数の噴出ノズルによって該芯軸50に付着した洗
浄液を払拭させても、芯軸50の斜線部分(図4
(b))のように陰になっている場合には、圧縮空気が
届かないからである。
【0030】このような水切部14の具体的な水切条件
を図5に示すように、揺動手段26による搬送籠51の
傾斜角度αを±5゜程度、圧縮空気噴出手段23から噴
出される圧縮空気の風速を150〜500m/sの範囲
に、好ましくは200〜300m/sに設定する。圧縮
空気の風速を150〜500m/sに設定するのは、す
べての芯軸50が同一方向に傾斜することになるので
(図5(a))、圧縮空気噴出手段23の第1の噴出ノ
ズル部41を傾斜している搬送籠51の上がっている方
向から下がっている方向に向って直線移動させ(図5
(b)、(c))、且つ噴出ノズル部42に対して搬送
籠51を相対的に上下方向に往復直線移動させる(図
3)ことにより、芯軸50の同一方向に付着している洗
浄液を一気に払拭させることができるからである。ま
た、圧縮空気の風速を200〜300m/sに設定する
ことが好ましいのは、圧縮空気を供給するエアコンプレ
ッサなどの電力消費量や払拭時間を考慮した結果、もっ
とも生産効率がよくなるからである。この揺動手段26
による揺動運動を複数回繰り返すことにより、芯軸50
の表面に付着しているすべての洗浄液を確実に払拭させ
ることができる。
【0031】洗浄液を払拭後、搬送籠51を水切部14
の上下移動手段24によって所定位置(水平移動手段1
3によって洗浄篭51を移動させることができる位置)
にまで戻し、更に水平移動手段13によって乾燥部15
の上部へと移動させる。乾燥部15の上部へと移動され
た搬送籠51を予め蓋の開いている乾燥部15内の所定
位置に、乾燥部15に設けられた上下移動手段25によ
って収納させる。そして、蓋を閉めて乾燥部15内を密
閉状態にし、この乾燥部15内を真空ポンプによって、
例えばマイナス740mmHg以下の極めて高い真空度の真
空状態にして、芯軸50の内面に付着している洗浄液を
真空乾燥させて確実に除去する。
【0032】油分や洗浄液が確実に除去された芯軸50
が納置された搬送籠51は、乾燥部15の上下移動手段
25によって所定位置(水平移動手段13によって洗浄
篭51を移動させることができる位置)にまで戻し、更
に水平移動手段13によって所定位置まで移動させるこ
とにより、洗浄装置1による洗浄作業が終了する。
【0033】なお、本発明の洗浄装置の洗浄部は本実施
の一形態における第1の洗浄部2、第2の洗浄部3に限
らず、従来の超音波、噴流、回転、気泡放出などによる
洗浄部でもよい。
【0034】また、本発明の実施の一形態においては、
芯軸50に付着した洗浄液を払拭させるために圧縮空気
噴出手段23の昇降機構によって揺動手段26を上下動
させていたが、これに限らず、第2の噴出ノズル部42
自体を上下動させてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の洗浄装
置によれば、搬送籠に収納された被洗浄物を水ないし水
系洗浄液である洗浄液によって洗浄する洗浄部と、洗浄
部で洗浄された被洗浄物に付着した洗浄液を払拭する水
切部とを備え、水切部は被洗浄物が収納された搬送籠を
収納するための水切槽と、水切槽内に設けられ搬送籠の
両端を交互に上下させる揺動手段と、揺動手段によって
揺動される搬送籠に収納された被洗浄物に対して圧縮空
気を噴出させる圧縮空気噴出手段とからなるので、水切
部で被洗浄物の表面に付着しているすべての洗浄液を払
拭させることができる。さらに、水切部で洗浄液が払拭
された被洗浄物を真空乾燥させる乾燥部を備えることに
より、水切部によっては払拭できない洗浄液を乾燥させ
ることができるので、洗浄液を短時間で確実に除去させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄装置の実施の一形態を示す全体説
明図。
【図2】図1の洗浄装置の水切部の要部(揺動手段)を
示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図3】本発明の洗浄装置の圧縮空気噴出手段を示す部
分説明図。
【図4】搬送籠に収納された芯軸の収納状態を示す図
で、(a)は全体斜視図、(b)は部分断面図。
【図5】図1の洗浄装置の水切部の要部(揺動手段)に
よって搬送籠が傾斜された状態を示す図で、(a)は搬
送籠の部分断面図、(b)、(c)は搬送籠の傾斜方向
と圧縮空気噴出手段を移動させる方向との関係を示す説
明図。
【符号の説明】
1…洗浄装置 2…第1の洗浄部 3…第2の洗浄部 14…水切部 15…乾燥部 22…水切槽 23…圧縮空気噴出手段 26…揺動手段 41…第1の噴出ノズル部 42…第2の噴出ノズル部 51…搬送籠 50…芯軸(被洗浄物) 52…洗浄液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 俊光 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番 1号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 深堀 純一 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番 1号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 森 正裕 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番 1号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 臼井 由紀 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番 1号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 小野寺 和人 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番 1号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 村井 健二 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 木場 和則 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 三宅 一幸 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 村山 智正 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 審査官 遠藤 謙一 (56)参考文献 特開 平7−290008(JP,A) 実開 平6−31874(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 3/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送籠に収納された被洗浄物を水ないし水
    系洗浄液である洗浄液によって洗浄する洗浄部と、前記
    洗浄部で洗浄された前記被洗浄物に付着した前記洗浄液
    を払拭する水切部とを備え、前記水切部は前記被洗浄物
    が収納された前記搬送籠を収容するための水切槽と、前
    記水切槽内に設けられ前記搬送籠の両端を交互に上下さ
    せる揺動手段と、前記揺動手段によって揺動される前記
    搬送籠に収納された前記被洗浄物に対して圧縮空気を噴
    出させる圧縮空気噴出手段とからなり、前記圧縮空気噴
    出手段は、前記搬送籠の上面から圧縮空気を噴出させる
    噴出ノズル部と、前記噴出ノズル部を前記揺動手段によ
    って前記両端が交互に上下される前記搬送籠の該両端間
    で往復直線移動させるスライド機構とを備えたことを
    徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】搬送籠に収納された被洗浄物を水ないし水
    系洗浄液である洗浄液によって洗浄する洗浄部と、前記
    洗浄部で洗浄された前記被洗浄物に付着した前記洗浄液
    を払拭する水切部と、前記水切部で前記洗浄液が払拭さ
    れた前記被洗浄物を真空乾燥させる乾燥部とを備え、前
    記水切部は前記被洗浄物が収納された前記搬送籠を収容
    するための水切槽と、前記水切槽内に設けられ前記搬送
    籠の両端を交互に上下させる揺動手段と、前記揺動手段
    によって揺動される前記搬送籠に収納された前記被洗浄
    物に対して圧縮空気を噴出させる圧縮空気噴出手段とか
    なり、前記圧縮空気噴出手段は、前記搬送籠の上面か
    ら圧縮空気を噴出させる噴出ノズル部と、前記噴出ノズ
    ル部を前記揺動手段によって前記両端が交互に上下され
    る前記搬送籠の該両端間で往復直線移動させるスライド
    機構とを備えたことを特徴とする洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮空気噴出手段は前記搬送籠の側面
    から圧縮空気を噴出させる噴出ノズル部と、前記噴出ノ
    ズル部に対して前記搬送籠を相対的に上下方向に往復直
    線移動させる昇降機構とを備えたことを特徴とする請求
    項1又は2記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記圧縮空気噴出手段から噴出される圧縮
    空気の風速は150〜500m/sであることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載の洗
    浄装置。
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