JP3332280B2 - ヒートワイヤ型加速度検出器 - Google Patents
ヒートワイヤ型加速度検出器Info
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- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/006—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of fluid seismic masses
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Description
または二対の発熱型感温手段を備えたブリッジ回路を有
し、作用する加速度に対応した検出出力が精度よく得ら
れるヒートワイヤ型加速度検出器に関する。
6669号公報に開示されているように、ケース内にヒ
ータ用薄膜抵抗温度センサを設け、このヒータ用薄膜抵
抗温度センサに電流を流して加熱し、加熱されたヒータ
用薄膜抵抗温度センサの温度に対応した抵抗値を検出し
ておき、この状態で加速度が作用した場合、ケース内に
気流が発生し、気流に伴いヒータ用薄膜抵抗温度センサ
の熱が奪われてヒータ用薄膜抵抗温度センサの抵抗値が
変化する。
は、作用する加速度に対応するので、抵抗値変化を検出
することにより加速度が検出されるとするものである。
は、ケース内部の気体を加熱する発熱体と、加速度の作
用に伴う温度変化を検出する感温体とを兼用したヒータ
用薄膜抵抗温度センサを用いているため、加速度の絶対
値は検出できるが加速度の作用する方向は検出できない
課題がある。
膜抵抗温度センサ1個で構成されるため、加速度の作用
に伴うヒータ用薄膜抵抗温度センサの温度変化が充分で
ないため加速度の検出精度を高くできない課題がある。
なされたもので、その目的は作用する加速度の方向と絶
対値を精度よく検出できるヒートワイヤ型加速度検出器
を提供することにある。
この発明に係るヒートワイヤ型加速度検出器は、気体流
路を有しない密閉された空間を形成するケースと、ケー
スの空間内に封入された気体と、ケース内に設け、気体
を加熱して空間内に温度分布を形成するとともに、加速
度の作用による空間内での気体の移動に伴って生ずる温
度変化を検出する一対の発熱型感温手段と、一対の発熱
型感温手段とブリッジ回路を形成する一対の基準抵抗と
を備えたことを特徴とする。
度検出器の一対の発熱型感温手段は、加速度の作用する
方向に所定の距離を離して配置することを特徴とする。
速度検出器のケースに封入する気体は、窒素ガスあるい
はアルゴンガスからなる熱伝導性の低い、加圧したガス
であることを特徴とする。
度検出器は、加速度の作用方向に配置し、一対の発熱型
感温手段のそれぞれ両側に位置するよう複数の発熱体を
設けたことを特徴とする。
速度検出器は、一対の基準抵抗を発熱型感温手段で形成
し、一対の発熱型感温手段とともにケース内に設け、ブ
リッジ回路を構成することを特徴とする。
は、ケース内に封入された気体を加熱して空間内に温度
分布を形成するとともに、加速度の作用による気体の移
動に伴って生ずる温度変化を検出する一対の発熱型感温
手段と、一対の発熱型感温手段とブリッジ回路を形成す
る一対の基準抵抗とを備え、加速度が作用した場合に一
対の発熱型感温手段が検出する温度変化に対応したブリ
ッジ出力で検出するので、加速度の絶対値を検出するこ
とができる。
用する方向に所定の距離で配置したので、加速度の作用
する方向を検出することができる。
性が低く、加圧したガスを用い、ケース内の温度勾配を
大きく設定することができるので、検出温度の感度を高
くして作用する加速度を精度よく検出することができ
る。
向にある一対の発熱型感温手段のそれぞれ両側に配置
し、加速度が作用する場合に一対の発熱型感温手段のそ
れぞれが検出する温度変化を大きくできるので、ヒート
ワイヤ型加速度検出器の検出する感度を高くすることが
できる。
抗も発熱体で構成して一対の発熱型感温手段とともにケ
ース内に設け、加速度が作用する場合にブリッジを構成
する各発熱型感温手段のそれぞれが検出する温度変化を
大きくできるので、ヒートワイヤ型加速度検出器の検出
する感度を高くすることができる。
て説明する。図1は請求項1〜請求項3に係るヒートワ
イヤ型加速度検出器の構成図である。図1において、ヒ
ートワイヤ型加速度検出器1は、上ケース2と、開口部
3Aを有する下ケース3と、開口部3Aの空間内に設け
た一対の発熱型感温手段4A、4Bと、開口部3Aの空
間に封入する気体6と、外部から発熱型感温手段4A、
4Bと接続してブリッジ回路7を形成する一対の基準抵
抗5A、5Bとから構成する。
タングステン等の抵抗体で形成し、加速度(G)の作用
方向に所定の距離Dを離して配置し、気体6は窒素ガス
やアルゴンガス等の熱伝導性の低い、加圧したガスを用
い、下ケース3と上ケース2とを密着させて接着して封
入する。また、一対の発熱型感温手段4A(抵抗値R
1)、4B(抵抗値R2)は、リード線で接続し、リー
ド線をケース外に取出し、ケース外に設けた基準抵抗5
A(抵抗値r1)、5B(抵抗値r2)と接続して
(b)図のような端子a〜dを備え、4個の抵抗からな
るブリッジ回路7を構成する。
上ケース2、下ケース3、発熱型感温手段4A、4Bの
おのおのを個別(ディスクリート)部品で構成しても、
半導体製造プロセスを用いてシリコンチップ上に蒸着し
て発熱型感温手段4A、4Bを設け、エッチングで下ケ
ース3に開口部3Aを設けるよう構成してもよい。
を印加すると、発熱型感温手段4A、4Bは消費電力に
対応した熱を発生し、周囲温度より充分高い熱源として
開口部3Aの空間内に発熱型感温手段4A、4Bからの
距離に対応した温度分布を形成する。また、この状態
で、発熱型感温手段4A、4Bはそれぞれ抵抗値R1、
R2となるので、端子cには抵抗値R1、R2で分圧さ
れた電圧VXが発生する。
A、5Bの抵抗値r1、r2で分圧した電圧VYが発生
し、加速度(G)が作用してない状態ではブリッジ回路
7の出力(電位差VX−VY)が平衡状態(出力電圧=0
V)となるよう抵抗値R1、R2、r1、r2を設定
(R1=R2、r1=r2)する。
熱源による開口部3A空間内の温度分布も平衡状態にあ
る。また、気体6に窒素ガスやアルゴンガス等の熱伝導
性の低い、加圧したガスを採用することにより、空間内
には発熱型感温手段4A、4Bからの距離に対応した温
度勾配の大きい温度分布が形成される。
ように作用すると、気体6がP方向に移動し、発熱型感
温手段4Aから発熱型感温手段4Bに熱の移動が行なわ
れる。熱移動(P方向)が発生すると開口部3A空間内
の熱平衡が崩れ、発熱型感温手段4Aの温度が低下し、
発熱型感温手段4Bの温度が上昇することにより、発熱
型感温手段4Aの抵抗値R1が減少し、発熱型感温手段
4Bの抵抗値R2が増加する。
増加し、抵抗値R1が減少すると、ブリッジ回路7の出
力も不平衡となり、電位差VX−VYは加速度(G)に対
応した正の値(VX−VY>0)を検出する。一方、加速
度(G)が(b)図と反対方向に作用する場合には逆の
現象を示し、抵抗値R1が増加し、抵抗値R2が減少し
てブリッジ回路7の出力は、加速度(G)に対応した負
の電位差(VX−VY<0)を検出する。
1は、ブリッジ回路7の出力(電位差VX−VY)の絶対
値により作用する加速度(G)の大きさを検出し、出力
の符号(電位差VX−VYの正、負)により加速度(G)
の作用する方向を検出する。
−VY)について説明する。図2はこの発明に係るヒー
トワイヤ型加速度検出器のブリッジ回路図である。図2
において、ブリッジ回路7は(a)図のように、発熱型
感温手段4A、4Bの抵抗値R1、R2、および基準抵
抗の抵抗値r1、r2から構成され、端子a―b間には
電源(例えば、電圧源VI)を接続し、端子c―d間を
出力とする。
Xおよび端子dの電圧VYは、それぞれ数1で演算され
る。
差Vo(=VX−VY)は、数2のように表わされる。
設定することにより、加速度(G)が作用しない平衡状
態では出力電位差Vo=0が得られる。
作用し、熱移動(P方向)により抵抗値R1がΔR減少
し、抵抗値R2がΔR増加すると、出力電位差Vo(=
VX−VY)は数3で示す値となる。
(G)に対応した抵抗値の変化量ΔRに比例した値が得
られる。一方、加速度(G)が図1と反対方向に作用す
る場合には、出力電位差Voは数3と符号が逆の値(−
ΔR*VI/2R)が得られる。
度検出器の構成図である。図3において、ヒートワイヤ
型加速度検出器11は、下ケース13の開口部13A内
に発熱型感温手段14A、14Bを所定距離Dで配置
し、発熱型感温手段14Aおよび14Bの両側に複数の
発熱体16(Ra1〜Ran、Rb1〜Rbn、Rc1
〜Rcn)を設けた点が図1と異なる。また、図1と同
様に、発熱型感温手段14A、14Bおよび基準抵抗1
5A、15Bで図2に示すブリッジ回路7を構成する。
bn、Rc1〜Rcn)は、例えば、各素子を直列に接
続し、端子e―f間に電源を接続して発熱させる。また
ブリッジ回路7の端子a―b間に電圧源VIを接続し、
発熱型感温手段14A、14Bを発熱する。
熱体16(Ra1〜Ran、Rb1〜Rbn、Rc1〜
Rcn)の発熱による開口部13A空間内の温度分布が
平衡になった状態の発熱型感温手段14A、14Bの抵
抗値をR1、R2とし、標準抵抗15A、15Bの抵抗
値r1、r2と抵抗値をR1、R2とで形成したブリッ
ジ回路7のブリッジ出力(出力電位差Vo)が平衡(V
X−VY=0)となるよう設定する。
13A空間内にP方向の熱移動が発生すると、図1で説
明したように発熱型感温手段14Aから発熱型感温手段
14Bに熱が移動して抵抗値R1が減少し、抵抗値R2
が増加する。抵抗値R1の減少、および抵抗値R2の増
加は、発熱体16(Ra1〜Ran、Rb1〜Rbn、
Rc1〜Rcn)の熱移動により、図1の変化より大き
な値(例えば、k*ΔR)となるため、ブリッジ出力V
o(VX−VY)は数1〜数3の関係からk*ΔR*VI
/2Rとなる。
の移動量(温度変化)が大きく設定でき、図1の構成に
較べて同じ加速度(G)に対して大きなブリッジ出力が
得られるため、ヒートワイヤ型加速度検出器11の検出
感度を高くできる。
にした場合、−k*ΔR*VI/2Rのブリッジ出力V
oが得られる。なお、気体6に窒素ガスやアルゴンガス
等の熱伝導性の低い、加圧したガスを採用する点は図1
の構成と同様である。
度検出器の構成図である。図4において、ヒートワイヤ
型加速度検出器21は、下ケース23の開口部23A空
間内に発熱型感温手段24A、24Bとともに、図1の
標準抵抗r1、r2に対応する発熱型感温手段25B、
25Aを設け、発熱型感温手段24A、24B、25A
および25Bでブリッジ回路7を構成した点が図1の構
成と異なる。
感温手段24A、24B、25Aおよび25Bを発熱さ
せ、開口部23A空間内の熱平衡が取れた状態のブリッ
ジ回路7出力Vo(端子c―d間)が平衡(VX−VY=
0)となるよう抵抗値R1、R2、r2、r1を設定す
る。
23A空間内にP方向の熱移動が発生すると、発熱型感
温手段24A、25Aから発熱型感温手段24B、25
Bに熱が移動して抵抗値R1、r2が減少し、抵抗値R
2、r1が増加する。
とし、抵抗値R2、r1の増加をΔR、Δrとすると、
ブリッジ出力Vo(VX−VY)は数4で表わされる。
2)、25B(r1)を設けたので、熱の移動量(温度
変化)が大きく設定でき、図1の構成に較べて同じ加速
度(G)に対して大きなブリッジ出力が得られるため、
ヒートワイヤ型加速度検出器21の検出感度を高くでき
る。
の熱伝導性の低い、加圧したガスを採用する点、および
発熱型感温手段24A、24Bの相対距離Dに設定する
点は図1の構成と同様である。
に係るヒートワイヤ型加速度検出器は、熱伝導性が低
く、加圧したガスを封入したケース内に一対の発熱型感
温手段を所定の距離を保って配置し、一対の発熱型感温
手段と一対の外付け基準抵抗とでブリッジ回路を構成し
たので、加速度の作用により発生するケース内の熱移動
を一対の発熱型感温手段の抵抗値変化で検出でき、ブリ
ッジの出力電圧と符号に基づいて加速度の絶対値を高感
度に検出できるとともに、加速度の作用方向も検出する
ことができる。
度検出器は、ケース内に一対の発熱型感温手段ととも
に、複数の発熱体を設け、ケース内の熱移動量(温度変
化)を大きくすることができるので、加速度の絶対値を
より高感度に検出することができる。
速度検出器は、ケース内に二対の発熱型感温手段を設
け、4個の発熱型感温手段でブリッジ回路を構成したの
で、加速度の絶対値をより高感度に検出することができ
る。
できる、高感度のヒートワイヤ型加速度検出器を提供す
ることができる。
度検出器の構成図
ブリッジ回路図
構成図
構成図
2,22…上ケース、3,13,23…下ケース、3
A,13A,23A…開口部、4A,4B,14A,1
4B,24A,24B,25A,25B…発熱型感温手
段、5A,5B,15A,15B…基準抵抗、6…気
体、7…ブリッジ回路、16…発熱体、a,b,c,
d,e,f…端子、R1,R2,r1,r2…ブリッジ
抵抗値、VI…電圧源、VX…端子cの電圧、VY…端子
dの電圧、Vo…ブリッジ出力(VX−VY)。
Claims (5)
- 【請求項1】 気体流路を有しない密閉された空間を形
成するケースと、このケースの前記空間内に封入された
気体と、前記ケース内に設け、前記気体を加熱して前記
空間内に温度分布を形成するとともに、加速度の作用に
よる前記空間内での前記気体の移動に伴って生ずる温度
変化を検出する一対の発熱型感温手段と、この一対の発
熱型感温手段とブリッジ回路を形成する一対の基準抵抗
とを備えたことを特徴とするヒートワイヤ型加速度検出
器。 - 【請求項2】 前記一対の発熱型感温手段は、加速度の
作用する方向に所定の距離を離して配置することを特徴
とする請求項1記載のヒートワイヤ型加速度検出器。 - 【請求項3】 前記ケースに封入する前記気体は、窒素
ガスあるいはアルゴンガスからなる熱伝導性の低い、加
圧したガスであることを特徴とする請求項1記載のヒー
トワイヤ型加速度検出器。 - 【請求項4】 前記加速度の作用方向に配置し、前記一
対の発熱型感温手段のそれぞれ両側に位置するよう複数
の発熱体を設けたことを特徴とする請求項1記載のヒー
トワイヤ型加速度検出器。 - 【請求項5】 前記一対の基準抵抗を発熱型感温手段で
形成し、前記一対の発熱型感温手段とともに前記ケース
内に設け、ブリッジ回路を構成することを特徴とする請
求項1記載のヒートワイヤ型加速度検出器。
Priority Applications (5)
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JP00581194A JP3332280B2 (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | ヒートワイヤ型加速度検出器 |
EP95300345A EP0664456B1 (en) | 1994-01-20 | 1995-01-20 | Acceleration sensor |
US08/376,155 US5719333A (en) | 1994-01-20 | 1995-01-20 | Acceleration sensor |
DE69510569T DE69510569T2 (de) | 1994-01-20 | 1995-01-20 | Beschleunigungsmessaufnehmer |
US09/020,999 US5945601A (en) | 1994-01-20 | 1998-02-09 | Acceleration sensor with temperature resistor elements |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07209324A JPH07209324A (ja) | 1995-08-11 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP5051039B2 (ja) * | 2008-07-23 | 2012-10-17 | 株式会社デンソー | 圧力センサ |
-
1994
- 1994-01-24 JP JP00581194A patent/JP3332280B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07209324A (ja) | 1995-08-11 |
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