JP3331913B2 - 投写型スクリーン - Google Patents

投写型スクリーン

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JP3331913B2
JP3331913B2 JP17141797A JP17141797A JP3331913B2 JP 3331913 B2 JP3331913 B2 JP 3331913B2 JP 17141797 A JP17141797 A JP 17141797A JP 17141797 A JP17141797 A JP 17141797A JP 3331913 B2 JP3331913 B2 JP 3331913B2
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Japan
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screen
projection
lenticular lens
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fresnel lens
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秋彦 手嶋
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は投写型テレビジョン
受像機を構成する投写型スクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、投写型テレビジョン受像機におい
て、投写型スクリーンの保護、及び画面全体の艶感向上
を目的として、レンチキュラーレンズ、フレネルレンズ
の前面に前面パネルを取り付けることが行われている。
前記前面パネルは光学的特性、コスト等を考慮してアク
リル樹脂部材を用いのが一般的である。また、傷付き防
止を目的としたハードコート処理、または無反射コート
のいずれかが施されている。
【0003】以下、従来の投写型スクリーンについて図
面を用いて説明する。図4は従来の投写型スクリーンの
斜視図とその用部拡大図である。前面パネル1とレンチ
キュラースクリーン3とフレネルスクリーン6は、不織
布8等を介しほぼ全周スクリーン押さえ金具9によって
固定されている。また、スクリーンの熱膨脹を考慮して
フレネルレンズ6とスクリーン押さえ金具9の間には、
全周0.3mm程度の隙間10を設けることが一般的で
ある。前記不織布8はフレネルレンズ6とスクリーン押
さえ金具9との摩擦を小さくする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では前面パネルに反射防止処理などを施
した場合、輸送過程で加わる振動、衝撃等によってレン
チキュラーレンズ表面と前面パネルが擦れ、反射防止膜
の剥離などを生じやすい。また、投写型スクリーンを構
成する3つの部材全てにアクリル樹脂と同等の吸湿しや
すい部材を使用した場合、長時間の吸湿状態から室温へ
の放置によって、図5の様にスクリーン全体が大きく歪
み(凹み等)、コンバーゼンスずれ等の問題を生じると
いう課題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の投写型スクリーンは上下方向をゴム部材等
で隙間なく挟持し、前面パネルとレンチキュラーレンズ
との擦れを防止してなる。また、左右方向については、
ある一定の隙間を設けて不織布を介し挟持する構成とし
た。上記構成により環境温度の変化によるスクリーンの
伸縮を吸収できる。さらに、レンチキュラーレンズのブ
ラックインクからシリカ系材料を除去する事によって、
前面パネルの擦れをさらに改善できる。さらに、フレネ
ルレンズ部材としてアクリル樹脂より吸湿しにくい部
材、例えばポリカーボネート樹脂、メタクリルスチレン
樹脂等を採用することにより、投写型スクリーンが高温
高湿の環境に長時間さらされた後、室温状態に戻しても
スクリーン全体の歪み(凹み等)が発生しにくい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、フレネル
レンズ、レンチキュラーレンズ、前面パネルの3つの部
材からなり、前記3つの部材の上下をゴム部材を介して
挟持し、左右方向は不織布を介し一定の隙間を設けて挟
持したことを特徴とする投写型スクリーンとしたもの
で、環境温度の変化に伴うスクリーンの伸縮を吸収し、
輸送過程での擦れ傷を防止する。
【0007】次に第2の発明は、シリカ材を除いたブラ
ックインクをレンチキュラーレンズの表面に塗布したこ
とを特徴とする請求項1記載の投写型スクリーンとした
もので、レンチキュラーレンズと前面パネルとの擦れ傷
を更に防止する。
【0008】次に第3の発明は、前面パネルとレンチキ
ュラーレンズをアクリル樹脂部材で構成し、フレネルレ
ンズを前記アクリル樹脂部材より吸水率の低い部材で構
成したことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載
の投写型スクリーンとしたもので、スクリーン全体の歪
みを防止する。以下に、本発明の一実施例における投写
型スクリーンについて図1、図2、図3を用いて説明す
る。
【0009】(実施の形態1)図1は本発明の一実施例
における投写型スクリーンの要部断面図、図2は図1の
投写型スクリーンを構成するレンチキュラーレンズの要
部断面図、図3は図1の斜視図とその要部拡大図を示
す。
【0010】図1〜3において、前面パネル1の表裏面
には、反射防止膜2が施されている。レンチキュラーレ
ンズ3の表面にはブラックインク4が塗布されている。
図6に示す従来のレンチキュラーレンズ3’の場合、ブ
ラックインク4’はシリカ部材5を含んでいるが、本発
明のブラックインク4の場合にはシリカ部材を除去した
構成としている。その理由は、シリカ部材5の硬度が高
く、シリカ部材5を含んだブラックインクを塗布したレ
ンチキュラーレンズ3’は振動等の衝撃によって反射防
止膜2を剥離させる恐れが有る為である。
【0011】図3において、前面パネル1、レンチキュ
ラーレンズ3、フレネルレンズ6の上下方向はゴム部材
7を介しフレーム11とスクリーン押さえ金具9とで挟
持されている。ゴム部材7の弾性と摩擦力により輸送過
程での衝撃に対して各部材間でズレることはない。ゴム
部材としてはシリコンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴ
ム、天然ゴム等任意の部材としてよい。厚さ寸法につい
ても1mm〜数mmの範囲とするなど任意に設定すれば
よい。3つの部材の左右方向は、不織布8を介し隙間1
0を有するごとくスクリーン押さえ金具9とフレーム1
1とで挟持されている。隙間10は環境温度に依存する
スクリーンの膨脹・収縮を吸収する。
【0012】(実施の形態2)次に、第2の実施例にお
ける投写型スクリーンについて図4を用いて説明する。
図4は本発明のもう一つの実施例における投写型スクリ
ーンの要部断面図を示す。この場合も基本的には実施の
形態1と同様に構成してなる。
【0013】実施の形態1と異なる点は、前面パネル1
Aとレンチキュラースクリーン2Aをアクリル系樹脂部
材で構成し、フレネルスクリーン6Aはアクリル樹脂よ
り吸水率が低く、かつ、光学材料として使用可能な部
材、例えばポリカーボネート、メタクリルスチレン樹脂
等で構成した点である。この構成により、吸湿後に室温
で放置しても、投写型スクリーン全体が大きく歪むこと
がない。また、コンバーゼンスずれを防止できる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば振動等を
受けても各レンズ間やパネルとの間でズレを生じず擦れ
傷を防止できる。また、吸湿等の環境にも適合した投写
型スクリーンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における投写型スクリーンの
要部断面図
【図2】図1の投写型スクリーンを構成するレンチキュ
ラーレンズの要部断面図
【図3】本発明の一実施例における投写型スクリーンの
斜視図とその要部拡大図
【図4】本発明のもう一つの実施例における投写型スク
リーンの要部断面図
【図5】従来の投写型スクリーンの斜視図
【図6】図5の投写型スクリーンを構成するレンチキュ
ラーレンズの要部断面図
【符号の説明】
1,1A 前面パネル 2 反射防止膜 3.3A レンチキュラースクリーン 4 ブラックインク 6,6A フレネルスクリーン 7 ゴム部材 8 不織布 9 スクリーン押さえ金具 10 隙間 11 フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/62 H04N 5/74

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレネルレンズとレンチキュラーレンズ
    と前面パネルとからなる3つの部材の上下端部における
    周縁部の面と上下方向のスクリーン押え金具との間をゴ
    ム部材を介して前記部材面に対して垂直方向に弾性的に
    挟持し、前記3つの部材の左右端部と不織布が貼付され
    た左右方向のスクリーン押え金具との間を前記部材面に
    対して垂直方向に一定の隙間を設けて挟持し、前記ゴム
    部材の弾性により輸送過程等において前記部材面に印加
    される衝撃を吸収するとともに、前記部材の左右方向
    おいて前記部材面に対して垂直方向に設けられた一定の
    隙間により環境温度に依存するスクリーンの膨張・収縮
    を吸収するようにしたことを特徴とする投写型スクリー
    ン。
  2. 【請求項2】 シリカ部材を除いたブラックインクをレ
    ンチキュラーレンズの表面に塗布したことを特徴とする
    請求項1記載の投写型スクリーン。
  3. 【請求項3】 前面パネルとレンチキュラーレンズをア
    クリル樹脂部材で構成し、フレネルレンズを前記アクリ
    ル樹脂部材より吸水率の低い部材で構成したことを特徴
    とする請求項1〜2のいずれかに記載の投写型スクリー
    ン。
  4. 【請求項4】 フレネルレンズをポリカーボネート樹脂
    またはメタクリルスチレン樹脂の内いずれか一方で構成
    したことを特徴とする請求項3記載の投写型スクリー
    ン。
  5. 【請求項5】 請求項1の構成で上部のみゴム部材で隙
    間なく挟持し他3ヶ所を不織布等を介して一定の隙間を
    設けて挟持したことを特徴とする投写型スクリーン。
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JP2005316024A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Toppan Printing Co Ltd 透過型スクリーンの取付構造及び背面投射型ディスプレイ装置
JP2007256818A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Sony Corp 背面投射型表示装置及び透過型スクリーン

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