JP3330914B2 - 穀物遠赤外線乾燥装置 - Google Patents

穀物遠赤外線乾燥装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機体内で穀物を循環
流動させながら乾燥風を送給すると共に遠赤外線を放射
して乾燥する穀物遠赤外線乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】穀物を乾燥するために、機体内で穀物を
循環流動させながら乾燥風を送給して乾燥する循環型穀
物乾燥装置のうち、遠赤外線発生機を備え穀物に遠赤外
線を放射して乾燥する穀物遠赤外線乾燥装置が知られて
いる(一例として、特公平5−22834号公報)。
【0003】この種の穀物遠赤外線乾燥装置において
は、通気性の隔壁によって導風路及び排風路が形成され
ており、導風路と排風路の間が穀物が流下する穀物流下
路となっている。また、導風路はバーナに連通されてお
り、排風路は吸引排風機に連通されている。さらに、導
風路内には、遠赤外線発生機が配置されており、バーナ
ーに連結されている。バーナーは、例えば、燃料噴射ノ
ズルとこの燃料噴射ノズルの周囲を被覆するドラフトチ
ューブとを有した所謂ガンタイプバーナーが用いられて
おり、燃料噴射ノズルから燃料を噴射しこの噴射された
燃料へ空気を送給しながら燃焼させて、乾燥風(熱風)
を生成している。
【0004】穀物を乾燥する際には、導風路から穀物流
下路へ乾燥風が送給され、穀物は穀物流下路を流下しな
がら乾燥風及び遠赤外線を浴びて乾燥され、乾燥後の風
は排風路から排出される構成である。
【0005】ところで、前述の如き穀物遠赤外線乾燥装
置では、導風路内に配置された遠赤外線発生機は、バー
ナー(特に、燃料噴射ノズルの周囲を被覆するドラフト
チューブ)を外方から被覆する状態でバーナーに連結さ
れているため、バーナーの炎すなわちバーナーの燃焼状
態を外部から確認することができなかった。換言すれ
ば、バーナーの点火(着火)状態やその後の燃焼の強弱状
態、あるいはその適否等を確認でき難かった。このよう
にバーナーの燃焼状態を確認できないと、そのままこの
穀物遠赤外線乾燥装置の運転を続行して良いものか否か
の判断をつけることができない。
【0006】この場合、熱や光を検出可能な特別なセン
サを設けることでバーナーの燃焼状態を確認しようとす
ると、構造が複雑で極めてコスト高になってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、乾燥風を生成するために導風路に連通して設けら
れたバーナーの燃焼状態を装置外部から容易に確認する
ことができ、かつこれを簡単な構造で低コストにより実
現することができる穀物遠赤外線乾燥装置を得ることが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る穀物遠赤外
線乾燥装置は、対向して配置された通気性の隔壁によっ
て構成され穀物が流下する穀物流下路と、前記穀物流下
路の一側に設けられた導風路と、燃料噴射ノズルが前記
導風路内へ向かう状態で配置されると共に前記導風路に
連通して設けられ、前記燃料噴射ノズルの周囲を被覆す
るドラフトチューブを有すると共に、本体部分は防風カ
バーによって覆われ、乾燥風を生成するバーナーと、前
記穀物流下路の他側に設けられ、排風手段に連通された
排風路と、前記導風路内に配置されると共に前記ドラフ
トチューブを外方から被覆する状態で前記バーナーの前
記防風カバーに連結され、遠赤外線を放射する遠赤外線
放射体と、を備え、前記導風路から前記穀物流下路へ乾
燥風を送給した後に前記排風路から排出する穀物遠赤外
線乾燥装置において、前記バーナーの背面側であって
置機体外部から前記バーナーのドラフトチューブ内の前
記燃料噴射ノズル先端部分を視認可能な覗き窓を前記ド
ラフトチューブ及び防風カバーに設けた、ことを特徴と
している。
【0009】上記構成の穀物遠赤外線乾燥装置では、バ
ーナーによって発生した乾燥風は排風手段によって吸引
され、導風路から穀物流下路へ送給された後に排風路か
ら排出され、またこれと共に、遠赤外線放射体からの遠
赤外線が穀物流下路へ放射される。穀物は、穀物流下路
を流下しながら乾燥風及び遠赤外線を浴びて乾燥され
る。
【0010】ここで、この穀物遠赤外線乾燥装置には、
装置機体外部からバーナーのドラフトチューブ内を視認
可能な覗き窓が設けられているため、バーナーの炎すな
わちバーナーの燃焼状態を外部から確認することができ
る。すなわち、例えばバーナーの点火(着火)状態やその
後の燃焼の強弱状態、あるいはその適否等を確認するこ
とができる。したがって、そのままこの穀物遠赤外線乾
燥装置の運転を続行して良いものか否かの判断を随時確
実にすることができる。しかも、特別なセンサ等を用い
た構成ではないため、構造が簡単で低コストにより実現
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図2には本発明の実施の形態に係
る穀物遠赤外線乾燥装置10の縦断面図が示されてお
り、図3には図2の3−3線に沿った縦断面図が示され
ている。また、図4には図2の4−4線に沿った横断面
図が示されている。
【0012】機体12は左右一対の側壁14、前面壁1
6、後面壁18、天井壁20及び底壁22によって構成
される穀物遠赤外線乾燥装置10の外枠で、上下に高く
前後に長い箱状とされている。
【0013】機体12の上部内洞は穀槽24となってい
る。また下部には乾燥部26が配設されている。乾燥部
26には、左右の機壁14の上下方向略中央部内面から
左右方向中央部位に向け傾斜して下降する一対の通気性
の排風路隔壁28が正面視(図3)において漏斗状に形
成され、機体前後方向(前面壁16と後面壁18との
間)に架け渡されている。この排風路隔壁28と側壁1
4との間に排風路32が形成されている。
【0014】排風路隔壁28の機体内方側には、排風路
隔壁28と平行すなわち側壁14に対して傾斜する一対
の通気性の導風路隔壁34が、排風路隔壁28と同様に
機体12の前後方向に架け渡されている。導風路隔壁3
4の上部は機体内方に向けて屈曲し、さらに上端部は互
いに連続結合されている。このため対向する導風路隔壁
34によって囲まれる部分が正面視において菱形状の導
風路38となっている。
【0015】排風路隔壁28上部と導風路隔壁34上部
との間には、導風路38と同様に正面視菱形状の通気性
の隔壁40が配置されており、この隔壁40によって補
助導風路42が構成さている。
【0016】導風路38と補助導風路42との間、補助
導風路42と排風路32との間、及び導風路38と排風
路32との間が穀槽24内の穀物が流下する穀物流下路
46となっている。
【0017】排風路隔壁28及び導風路隔壁34の一端
は、図4に示す如く前面壁16に連結されている。前面
壁16には、外気導入口30が形成されると共に導風ダ
クト36が取り付けられており、導風路38に連通する
導風連通路64が設けられている。この導風ダクト36
は、下端部が開口すると共に、前面にはスリット状の空
気流入孔44が形成されており、外気が流入可能となっ
ている。このため、外気は導風連通路64を通って外気
導入口30から導風路38へ送り込まれる構成である。
【0018】導風ダクト36の内部(導風連通路64の
下端部)には、乾燥風生成手段としてのバーナー66が
配設されている。図1に詳細に示す如く、バーナー66
は所謂ガンタイプバーナーとされており、燃料噴射ノズ
ル88の周囲がドラフトチューブ74によって被覆さ
れ、さらにドラフトチューブ74の先端部にはフレーム
ホルダ(保炎器)90が設けられた構成となっている。
このバーナー66は、ドラフトチューブ74が導風路3
8内に突出する状態で配置されており、さらに、本体部
分は防風カバー76によって覆われている。この防風カ
バー76は下部が開口しており、導風ダクト36の下端
開口部に対向している。これにより、防風カバー76は
空気流入孔44からバーナー66への空気の流入を遮断
すると共に、導風ダクト36の下端開口部から空気をバ
ーナー66へ供給することができるようになっている。
【0019】また、バーナー66のドラフトチューブ7
4上面部分には、透明アクリル板によって覗き窓92が
設けられており、さらに、防風カバー76の上端角部に
は同様に透明アクリル板によって覗き窓94が設けられ
ている。これにより、導風ダクト36の空気流入孔44
から内部を覗くことにより、覗き窓92及び覗き窓94
を介してバーナー66の燃焼状態を確認することができ
る構成となっている(例えば、バーナー66の燃焼状態
が良好であれば、ドラフトチューブ74内が炎色に見え
る)。
【0020】なおこの場合、導風ダクト36に設けられ
た空気流入孔44を網目状に形成し、導風ダクト36内
を覗き易くするように構成してもよい。
【0021】またさらに、導風路38内には、遠赤外線
放射体78が配置されている。遠赤外線放射体78は、
筒状に形成されると共に、全体としてU字形に屈曲して
形成されており、一端部が前述したバーナー66のドラ
フトチューブ74を覆うようにして防風カバー76に連
結されている。また、遠赤外線放射体78の他端部は開
口しており排気口80とされている。この排気口80
は、前面壁16に形成された外気導入口30の略中央部
に接近した位置で、かつこの外気導入口30からの外気
導入方向に対向する方向へ向けて(すなわち、外気導入
口30へ向けて)配置されている。
【0022】遠赤外線放射体78の基端部、すなわち防
風カバー76との連結部分近傍には、防熱板96が設け
られている。この防熱板96は全体として漏斗状に形成
されており、小径部分がバーナー66のドラフトチュー
ブ74先端に嵌合して固定されている。これにより、遠
赤外線放射体78の基端部を、バーナー66の先端吐炎
部分から遮蔽(遮断)している。
【0023】以上の構成のバーナー66によって発生し
た熱風は、遠赤外線放射体78を加熱しながら、排気口
80から導風路38内へと放出される。
【0024】一方、排風路隔壁28及び導風路隔壁34
の他端は、後面壁18に連結されており、このため導風
路38及び穀物流下路46は機体後方側の端部が遮蔽さ
れている。したがって、導風路38へ送給された乾燥風
は穀物流下路46へ送られた後に、排風路32へ排出さ
れるようになっている。この際に、穀物流下路46内の
穀物が導風路38から送られる乾燥風を受けながら穀物
流下路46下方へ流下して乾燥される構成である。
【0025】図4に示す如く、排風路32に対応する後
面壁18には開口84が形成されると共に排風ダクト8
6が取付けられており、後面壁18とによって排風路3
2と連通する排風連通路68が形成されている。
【0026】また、排風連通路68の中央部には、排風
手段としての吸引排風機70が配設されている。このた
め、吸引排風機70の作動時には、バーナー66によっ
て発生した乾燥風は導風路38から排風路32へと送給
され、排風連通路68を介して機体12外へ排出される
構成である。
【0027】穀物流下路46の各下端は、前記排風路隔
壁28と導風路隔壁34の下端傾斜部間に形成される流
出口48を経てシャッタドラム50へ連結されている。
【0028】シャッタドラム50は軸心が水平とされた
中空円筒状であり、外周一部に所定幅寸法で軸方向に沿
ったスリット状の切欠が形成されている。このシャッタ
ドラム50は軸心回りに回転して切欠と前記流出口48
とが対面することにより、切欠を通して穀物流下路46
内の穀物がシャッタドラム50の内部に流入し、さらに
シャッタドラム50が回転して切欠が下向きに位置する
状態となることにより流入した穀物が排出される。
【0029】シャッタドラム50の下方には、機壁14
間の中央部へ向けて下向きにテーパーとなった一対の張
込流し板52が配置されている。また機壁14の下部に
は張込ホッパ53が配設され、機体12内へ穀物を張込
むことができる。このため、シャッタドラム50から排
出された穀物及び張込ホッパ53から張込まれた穀物
は、張込流し板52によって機壁14間の略中央部に搬
送されるようになっている。
【0030】張込流し板52の各下方端には穀物搬送用
の下スクリューコンベヤ54が配設されている。下スク
リューコンベヤ54は穀物遠赤外線乾燥装置10の装置
長手方向に渡って配設されており、外周の螺旋羽根の間
へ入り込む穀物を前面壁16側へと送り出すようになっ
ている。
【0031】前面壁16の外側には下スクリューコンベ
ヤ54に連結して搬送された穀物を受け取れるように昇
降機56が立設している。昇降機56内には、一定間隔
で穀物搬送用バケット57が無端ベルトへ取りつけられ
ており、下スクリューコンベヤ54から送り出され下端
部に堆積した穀物を穀物遠赤外線乾燥装置10の最上部
まで持上搬送できるようになっている。
【0032】昇降機56の上端部には上スクリューコン
ベヤ58の一端が対応しており、持上げ搬送された穀物
を受け取ることができる。この上スクリューコンベヤ5
8の他端は穀物遠赤外線乾燥装置10の長手方向中央部
まで延長されており、この上スクリューコンベヤ58の
他端直下へ軸心が垂直の回転式均分機60が配置されて
いる。したがって上スクリューコンベヤ58によって穀
物遠赤外線乾燥装置10の上方中央部まで搬送された穀
物は回転式均分機60上へ落下し、この回転式均分機6
0の回転時に遠心力で機体12内の穀槽24へ均等に放
散分配されることになる。
【0033】上スクリューコンベヤ58の一端下方に
は、穀物排出口72が設けられており、乾燥処理後の穀
物を機体12外へ取り出せるようになっている。
【0034】次に上記構成の穀物遠赤外線乾燥装置10
の作用を説明する。
【0035】穀物を張込むため穀物遠赤外線乾燥装置1
0の循環系装置(下スクリューコンベヤ54、昇降機5
6、上スクリューコンベヤ58、回転式均分機60)を
駆動させる。そして穀物遠赤外線乾燥装置10の下方側
面にある張込ホッパ53を開放して穀物を機体12内へ
張込む。張込まれた穀物は張込流し板52に案内されて
下スクリューコンベヤ54配設位置へ搬送される。搬送
された穀物は下スクリューコンベヤ54によって逐次昇
降機56側に搬送され、さらに回転する昇降機56のバ
ケット57で掬われて持ち上げ搬送される。
【0036】昇降機56によって機体12の上方に持上
げ搬送された穀物は上スクリューコンベヤ58によって
機体12の上方中央部に送られ、回転式均分機60によ
って機体内の穀槽24へ貯蔵される。
【0037】さらにここで、張込終了後シャッタドラム
50を回転させて穀物を繰り出す。さらにこれと共に、
機体12に連結されたバーナ66を点火すると共に吸引
排風機70を駆動すると、外気が導風連通路64を通っ
て外気導入口30から導風路38へ送り込まれる。
【0038】導風路38へ送り込まれた外気は、バーナ
ー66によって加熱された遠赤外線放射体78によって
加熱されると共に、バーナー66によって発生し遠赤外
線放射体78の排気口80から放出された熱風と混合さ
れ、これにより所定温度の乾燥風(温風)が生成され
る。導風路38で生成された乾燥風は、導風路隔壁34
を通過し、穀物流下路46内の穀物に直接供給される。
穀物の水分を吸収した後の乾燥風は排風路隔壁28を通
過し排風路32を経て排風連通路68へ至り、穀物遠赤
外線乾燥装置10外へ排出される。また、導風路38に
送り込まれた乾燥風の一部は、導風路隔壁34を通過し
穀物流下路46内の穀物に供給されて穀物の水分を吸収
した後に、隔壁40を通過して補助導風路42へ至り、
排風連通路68から排出される。
【0039】またこれと共に、導風路38内の遠赤外線
放射体78から遠赤外線が穀物流下路46へ放射され
る。したがって、穀物は、穀物流下路46を流下しなが
ら乾燥風及び遠赤外線を浴びて乾燥される。
【0040】一方、穀物流下路46内の穀物は、シヤッ
タドラム50の回転により流出口48を通過した後に再
び張込流し板52によって案内搬送される。搬送された
穀物は、必要に応じて所望の含水率に達するまで機体1
2内で前述の循環作用が繰り返され、再び昇降機56に
よって持ち上げ搬送された後に穀物排出口72から取出
される。
【0041】ここで、遠赤外線放射体78を加熱すると
共に乾燥風(温風)を生成するバーナー66には、その
ドラフトチューブ74上面部分に透明アクリル板によっ
て覗き窓92が設けられており、さらに、防風カバー7
6の上端角部には同様に透明アクリル板によって覗き窓
94が設けられているため、導風ダクト36の空気流入
孔44から内部を覗くことにより、覗き窓92及び覗き
窓94を介してバーナー66の燃焼状態を確認すること
ができる。例えば、バーナー66の燃焼状態が良好であ
れば、ドラフトチューブ74内が炎色に見え、バーナー
66の点火(着火)状態やその後の燃焼の強弱状態、ある
いはその適否等を確認することができる。
【0042】したがって、そのままこの穀物遠赤外線乾
燥装置10の運転を続行して良いものか否かの判断を随
時確実にすることができる。しかも、特別なセンサ等を
用いた構成ではないため、構造が簡単で低コストにより
実現できる。
【0043】なお、前述した実施の形態に係る穀物遠赤
外線乾燥装置10においては、単一の燃料噴射ノズル8
8及びドラフトチューブ74を備えたバーナー66を適
用した構成としたが、バーナーの種類はこれに限るもの
ではなく、他の種類のものであっても適用することがで
きる。例えば、図5に示す如く、上下一対の燃料噴射ノ
ズル102、104を備えたバーナ100(例えば、特
許第2851013号)を適用して構成することもでき
る。
【0044】このバーナ100では、ドラフトチューブ
106の上端角部に覗き窓108が設けられており、さ
らに、防風カバー76の上端角部には同様に覗き窓11
0が設けられている。これにより、導風ダクト36の空
気流入孔44から内部を覗くことにより、覗き窓108
及び覗き窓110を介してバーナー100の燃焼状態を
確認することができる。したがって、このバーナー10
0を適用した場合にも、穀物遠赤外線乾燥装置10の運
転を続行して良いものか否かの判断を随時確実にするこ
とができる。しかも、特別なセンサ等を用いた構成では
ないため、構造が簡単で低コストにより実現できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る穀物遠赤
外線乾燥装置は、乾燥風を生成するために導風路に連通
して設けられたバーナーの燃焼状態を装置外部から容易
に確認することができ、かつこれを簡単な構造で低コス
トにより実現することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る穀物遠赤外線乾燥装
置のバーナー及び周辺部品の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る穀物遠赤外線乾燥装
置の縦断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿った穀物遠赤外線乾燥装置
の縦断面図である。
【図4】図2の4−4線に沿った穀物遠赤外線乾燥装置
の横断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る穀物遠赤外線乾燥装
置のバーナーの他の例を示す図1に対応する断面図であ
る。
【符号の説明】
10 穀物遠赤外線乾燥装置 12 機体 28 排風路隔壁 30 外気導入口 32 排風路 34 導風路隔壁 36 導風ダクト 38 導風路 44 空気流入孔 46 穀物流下路 64 導風連通路 66 バーナー 70 吸引排風機(排風手段) 74 ドラフトチューブ 76 防風カバー 78 遠赤外線放射体 92 覗き窓 94 覗き窓 100 バーナー 108 覗き窓 110 覗き窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 新海 岳 (56)参考文献 特開 平10−281645(JP,A) 実開 平6−2063(JP,U) 実開 平7−41243(JP,U) 実開 昭61−121343(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 17/14,3/30,23/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配置された通気性の隔壁によっ
    て構成され穀物が流下する穀物流下路と、 前記穀物流下路の一側に設けられた導風路と、燃料噴射ノズルが前記導風路内へ向かう状態で配置され
    ると共に 前記導風路に連通して設けられ、前記燃料噴射
    ノズルの周囲を被覆するドラフトチューブを有すると共
    に、本体部分は防風カバーによって覆われ、乾燥風を生
    成するバーナーと、 前記穀物流下路の他側に設けられ、排風手段に連通され
    た排風路と、 前記導風路内に配置されると共に前記ドラフトチューブ
    を外方から被覆する状態で前記バーナーの前記防風カバ
    に連結され、遠赤外線を放射する遠赤外線放射体と、 を備え、前記導風路から前記穀物流下路へ乾燥風を送給
    した後に前記排風路から排出する穀物遠赤外線乾燥装置
    において、前記バーナーの背面側であって 装置機体外部から前記バ
    ーナーのドラフトチューブ内の前記燃料噴射ノズル先端
    部分を視認可能な覗き窓を前記ドラフトチューブ及び防
    風カバーに設けた、 ことを特徴とする穀物遠赤外線乾燥装置。
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