JP3330882B2 - ダイカストマシンのプランジャチップ取付構造 - Google Patents

ダイカストマシンのプランジャチップ取付構造

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JP3330882B2
JP3330882B2 JP30307198A JP30307198A JP3330882B2 JP 3330882 B2 JP3330882 B2 JP 3330882B2 JP 30307198 A JP30307198 A JP 30307198A JP 30307198 A JP30307198 A JP 30307198A JP 3330882 B2 JP3330882 B2 JP 3330882B2
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plunger
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cavity
tip
joint
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圭介 木村
満浩 黒田
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内部に冷却水用
の空洞部を備えたプランジャチップが、ジョイントを介
してプランジャロッドに取り付けられるダイカストマシ
ンのプランジャチップ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイカストマシンにおいては、図
示しない射出スリーブ内の溶湯を金型キャビティ内に押
し込むプランジャチップ1は、図4に示すように、プラ
ンジャロッド3の先端にジョイント5を介して取り付け
られている(例えば実開昭56−175158号公報参
照)。ジョイント5は、両端に雄ねじ部5bおよび5c
がそれぞれ形成されて、プランジャチップ1の雌ねじ部
1aおよびプランジャロッド3の雌ねじ部3aにそれぞ
れ螺合締結される。
【0003】また、プランジャチップ1内には、熱によ
る焼き付き、あるいは熱疲労を防止するために、冷却水
が供給される空洞部1bが形成されている。一方、プラ
ンジャロッド3内には給水管7が設けられ、この給水管
7の先端は、ジョイント5の貫通孔5aを通して前記空
洞部1bに臨むよう構成されている。冷却水が給水管7
から空洞部1bに供給されることで、プランジャチップ
1が冷却され、冷却後の冷却水は、給水管7の外周側を
通ってプランジャロッド3の基端側へ流出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1台のダイ
カストマシンにおいては、鋳造する製品の大きさ、すな
わち、金型キャビティの容積により所要給湯量が変わる
ことに対応するため、前記射出スリーブの内径を変える
ことが行われる。したがって、射出スリーブに嵌入され
るプランジャチップも対応して同じ外径のものに変える
ことになり、例えば、同一機種でプランジャチップの外
径D1が5mm間隔に5種類程度のものが使用されるこ
とになる。この場合に、いずれのプランジャチップにお
いても、空洞部1bの肉厚t1,t2が冷却効果の高い最
適なほぼ一定となるように、穴ぐり加工をすることが要
求される。
【0005】しかしながら、図4に示す従来のプランジ
ャチップ1とジョイント5のねじ結合は、プランジャチ
ップの外径D1を変えても同一共通のねじ径であるの
で、図5に示すように、プランジャチップ1の外径D1
が大きくなると、雌ねじ部1aの内径より比較的大きい
穴ぐり内径D2の加工が極めて困難となる。
【0006】このため、(1)加工時間が多大となって
コスト高を招く、(2)外周部分の肉厚寸法を適正な肉
厚t1にできず、肉厚Tのように厚くなり、冷却効果の
低下を招く。
【0007】そこで、この発明は、プランジャチップの
外径が大きいものであっても、冷却水用の空洞部におけ
る肉厚の適正化を図りつつ空洞部の加工を容易にするこ
とを目的としている。
【0008】
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、内部に冷却水用の空洞部を備え
るとともに、この空洞部の開口端に雌ねじ部が形成され
たプランジャチップが、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ
部を備えたジョイントを介してプランジャロッドの先端
に取り付けられるダイカストマシンのプランジャチップ
取付構造において、前記プランジャチップの外径を種々
変える場合に、前記空洞部における全体の肉厚を冷却に
最適なほぼ同じ寸法になるように定める該空洞部の内径
に対して、前記雌ねじ部の内径をほぼ同じ寸法とするよ
う形成し、前記ジョイントは、一側が前記外径の異なる
それぞれのプランジャチップの前記雌ねじ部のねじ径に
対応する雄ねじ部に形成されるとともに、他側が前記プ
ランジャロッドとねじ結合されており、この結合部は、
前記それぞれのプランジャチップに対して同一共通のね
じ径を備えている構成としてある。
【0011】このような構成のダイカストマシンのプラ
ンジャチップ取付構造によれば、空洞部の内径を、その
開口側の雌ねじ部の内径とほぼ同じ寸法に形成したの
で、雌ねじ部の制限を受けることなく、肉厚の適正化を
図りつつ空洞部の加工が行える。また、外径の異なるプ
ランジャチップを使用する場合、そのプランジャチップ
の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を備えたジョイントを交
換することで対応可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0013】図1は、この発明の実施の一形態に係わる
ダイカストマシンのプランジャチップ取付構造を示す分
解図であり、図2は同組立図である。プランジャチップ
9は、従来例同様に、プランジャロッド11の先端にジ
ョイント13を介して取り付けられている。ジョイント
13は、軸方向に向けて貫通する貫通孔13aを備える
とともに、両端には雄ねじ部13bと、雄ねじ部13b
よりねじ径の小さい雄ねじ部13cとがそれぞれ形成さ
れている。
【0014】ジョイント13の雄ねじ部13bは、プラ
ンジャチップ9に形成した雌ねじ部9aに螺合締結され
る一方、ジョイント13の雄ねじ部13cはプランジャ
ロッド11に形成した雌ねじ部11aに螺合締結され
る。これにより、プランジャチップ9は、ジョイント1
3を介してプランジャロッド11の先端に取り付けられ
ることとなる。
【0015】プランジャチップ9は、内部に冷却水用の
空洞部9bを備え、この空洞9bの内径D2は、雌ねじ
部9aの内径dとほぼ同じ寸法になっている。上記空洞
部9bを加工する際には、外周部の肉厚t1は、端面の
肉厚t2とともに適正な肉厚寸法としてある。空洞部9
bを加工した後、雌ねじ部9aを加工する。
【0016】プランジャロッド11内には、軸方向に貫
通する貫通孔11bが形成され、この貫通孔11bの中
心に給水管15が収容されている。給水管15は、図2
に示すように、先端がジョイント13の貫通孔13aを
通してプランジャチップ9の空洞部9bに臨んでいる。
冷却水が給水管15から空洞部9bに供給されること
で、プランジャチップ9が冷却され、冷却後の冷却水
は、給水管15の外周側を通ってプランジャロッド11
の基端部側へ流れ、外部に排出される。
【0017】上記した構成のダイカストマシンのプラン
ジャチップ取付構造によれば、プランジャチップ9の空
洞部9bの内径D2が、雌ねじ部9aの内径dとほぼ同
じ寸法になっているので、空洞部9bを加工する際に、
雌ねじ部9aに制限されることなく、肉厚t1の適正化
を図りつつ加工が容易となる。
【0018】このため、空洞部9bの加工が短時間に行
えてコスト低下が達成されるとともに、外周側の肉厚t
1が、端面の肉厚t2とともに適正寸法に加工できるの
で、冷却効果も向上する。
【0019】図3は、図1のプランジャチップ9に対
し、外径D1が大きいプランジャチップ19を示してい
る。このプランジャチップ19の外径D1に対応して空
洞部19bも大きくなっており、雌ねじ部19aのねじ
径も大きくなっている。但し、ここでの空洞部19bの
内径D2も、図1のものと同様に、雌ねじ部19aの内
径dとほぼ同じ寸法になっている。このため、図1のも
のと同様に、肉厚t1の適正化を図りつつ空洞部19b
の加工が容易である。
【0020】上記図3のプランジャチップ19に対して
は、ジョイント21が使用される。このジョイント21
は、プランジャチップ19の雌ねじ部19aに螺合可能
な雄ねじ部21aを備えるとともに、図1に示してある
プランジャロッド11の雌ねじ部11aに螺合可能な雄
ねじ部21bを備えている。符号21cは貫通孔であ
る。
【0021】このように、プランジャチップを外径D1
の異なる、例えばプランジャチップ9からプランジャチ
ップ19に交換する場合には、ジョイントについてもジ
ョイント13をジョイント21に交換する。また、プラ
ンジャチップ9(19)を摩耗により交換する場合に
は、ジョイント13(21)はそのままで、プランジャ
チップ9(19)のみを交換することになる。
【0022】
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、プランジャチップの冷却水用の空洞部の内径を、
その開口側の雌ねじ部の内径とほぼ同じ寸法に形成した
ので、空洞部における肉厚寸法を適正に確保しつつ空洞
部の加工が容易となり、加工時間が短縮されてコスト低
下を図ることができるとともに、肉厚寸法の適正化によ
り冷却効果を向上させることができる。また、外径の異
なるプランジャチップを使用する場合、そのプランジャ
チップの雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を備えたジョイン
トを交換することで対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係わるダイカストマ
シンのプランジャチップ取付構造を示す分解図である。
【図2】図1の組立図である。
【図3】図1のものに対しサイズの大きいプランジャチ
ップおよびジョイントの分解図である。
【図4】従来例に係わるダイカストマシンのプランジャ
チップ取付構造を示す分解図である。
【図5】図4のものに対しサイズの大きいプランジャチ
ップの単体図である。
【符号の説明】
9 プランジャチップ 9a 雌ねじ部 9b 空洞部 11 プランジャロッド 13 ジョイント 13b 雄ねじ部 D2 空洞部の内径 d 雌ねじ部の内径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 田中 則充 (56)参考文献 特開 平1−313174(JP,A) 実開 昭56−175158(JP,U) 実開 昭59−6052(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 17/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に冷却水用の空洞部を備えるととも
    に、この空洞部の開口端に雌ねじ部が形成されたプラン
    ジャチップが、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を備え
    たジョイントを介してプランジャロッドの先端に取り付
    けられるダイカストマシンのプランジャチップ取付構造
    において、前記プランジャチップの外径を種々変える場
    合に、前記空洞部における全体の肉厚を冷却に最適なほ
    ぼ同じ寸法になるように定める該空洞部の内径に対し
    て、前記雌ねじ部の内径をほぼ同じ寸法とするよう形成
    し、前記ジョイントは、一側が前記外径の異なるそれぞ
    れのプランジャチップの前記雌ねじ部のねじ径に対応す
    る雄ねじ部に形成されるとともに、他側が前記プランジ
    ャロッドとねじ結合されており、この結合部は、前記そ
    れぞれのプランジャチップに対して同一共通のねじ径を
    備えていることを特徴とするダイカストマシンのプラン
    ジャチップ取付構造。
JP30307198A 1998-10-23 1998-10-23 ダイカストマシンのプランジャチップ取付構造 Expired - Lifetime JP3330882B2 (ja)

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