JP3330401B2 - 加温治療装置 - Google Patents

加温治療装置

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JP3330401B2
JP3330401B2 JP28608692A JP28608692A JP3330401B2 JP 3330401 B2 JP3330401 B2 JP 3330401B2 JP 28608692 A JP28608692 A JP 28608692A JP 28608692 A JP28608692 A JP 28608692A JP 3330401 B2 JP3330401 B2 JP 3330401B2
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prostate
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誠 稲葉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経尿道的に加温用プロ
ーブを導入して前立腺を局所的に加温治療する加温治療
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前立腺に生じた癌や前立腺肥大症の患部
を局所的に加温して治療する方法が知られている(特開
平2-180279号公報)。従来の前立腺加温治療システム
は、尿道を通じて前立腺部位に加温用プローブを挿入し
て前立腺部位を加温する一方、超音波観測手段を備えた
プローブを直腸に挿入することにより、直腸壁越しに前
立腺部位の超音波像を観測し、前記尿道に挿入した加温
用プローブの位置の確認や、加温中あるいは加温前後の
前立腺部位の診断を行っていた。さらに、前記超音波観
測手段を備えたプローブは、その表面または/あるいは
内部に温度センサを備え、この温度センサにより直腸粘
膜面の温度を測定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、超音
波観測手段を備えた観察用プローブを直腸に挿入してい
るため、この観察用プローブのバルーンによって直腸が
押し拡げられるから、前立腺が直腸側から圧迫を受け、
自然な状態の前立腺形状を保持できなくなっていた。こ
のため、尿道に挿入した加温用プローブと直腸粘膜面と
が接近し、直腸粘膜面が加温され易くなり、粘膜面が火
傷する虞が生じたり、直腸粘膜面の火傷を回避するため
に加温を制限すると前立腺を充分に加温できず、期待す
る治療効果が得られない虞があった。
【0004】また、超音波観察用プローブの表面あるい
は内部に備えた温度センサによって直腸粘膜面の温度を
正確に測定するためにはその超音波観察用プローブを直
腸粘膜に強く密着させる必要があり、ある程度、前立腺
を圧迫することになってしまっていた。さらに、直腸を
超音波観察用プローブで拡張するため、患者に不快感を
与えたり便意を誘発させたりする虞もあった。
【0005】一般に、前立腺の加温治療する際の温度
は、43℃程度であったが、60℃程度まで温度を上げ
て治療することも行われる。この場合、超音波観測手段
を備えた観察用プローブや温度センサを備え、直腸内圧
に対してその形状を保持できる硬さを有したプローブな
どを直腸に挿入し、直腸粘膜面に押し付けることは、前
述したような直腸までの熱の悪い影響が出易くなる。つ
まり、直腸粘膜面まで急激に加温され易くなり、粘膜面
が火傷する虞が生じ易くなる。また、直腸粘膜面の火傷
を回避するために加温を制限すると所望の温度まで温度
が上昇しなかったりして前立腺を充分に加温できず、期
待する治療効果が得られない虞があった。
【0006】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、前立腺を過度に圧迫せ
ず、極力、直腸粘膜を火傷から保護できるとともに、直
腸粘膜面の温度も正確に測定可能な加温治療装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、尿道に挿入し
て前立腺の部位を局所的に加温するプローブ手段と、直
腸に挿入して前記前立腺の部位に隣接する直腸粘膜面の
部位の温度を測定する測温手段とからなり、前記前立腺
の部位を局所的に加温して治療する加温治療装置におい
て、前記測温手段は、単一の通路を有するチューブと、
前記チューブの先端開口部に装着され、柔軟な楕円球状
となる袋状体と、前記チューブの基端部の開口部に前記
チューブの通路口に流体を注入可能な口金部と、前記袋
状体の表面に配設された温度センサとを具備したことを
特徴とする温熱治療装置である。
【0008】
【実施例】図面は本発明の一実施例を示すものである。
図1はその使用状態における加温治療装置の状態を示し
ている。加温治療装置は尿道に挿入可能な加温用プロー
ブ1と、生体外表面に装着して前立腺及びその周辺の生
体臓器の超音波画像を得る超音波プローブ2と、直腸
に挿入可能な温度センサプローブ3とを有する。加温
用プローブ1はカテーテル4を有し、このカテーテル4
の先端に膨縮自在なバルーン5を設けている。カテーテ
ル4におけるバルーン5より手元側の挿入部の部位に
は、マイクロ波放射アンテナ6が設けられ、さらに、前
記アンテナ6側近傍に位置するカテーテル4の外周表面
には、1個または複数の温度センサ7が取り付けられて
いる。
【0009】前記アンテナ6にはカテーテル4の内部に
挿通されたマイクロ波電送線8の一端が接続されてい
る。マイクロ波電送線8の他端には体外の加温制御装置
9の本体内に設けられたマイクロ波発振器10に接続さ
れている。また、温度センサ7から引き出された信号線
11も同じくカテーテル4の内部を挿通され、加温制御
装置9の本体内の温度測定器12に接続されている。カ
テーテル4の手元部には図示しない流体ポンプ等を接続
する口金13が設けられ、この部分には活栓14が設け
られている。また、前記超音波プローブ2は、超音波観
測装置15に接続される。
【0010】一方、前記温度センサプローブ3は図2で
示す如く、チューブ20を有し、このチューブ20の先
端には、柔軟で膨縮自在な例えばシリコンゴム製で楕円
球状の袋状体21を取り付けている。この袋状体21は
その楕円球状の長軸一端部位においてその袋状体21の
内部に入り込まないで、その壁部にチューブ20の先端
を取着した状態で連結され、そのチューブ20の先端を
袋状体21の内部に連通させている。チューブ20は袋
状体21の内部に入り込まない。つまり、袋状体21は
その内部にチューブや芯材を配置しない軸芯無しの構造
である。また、チューブ20の手元部には図示しない流
体ポンプ等を接続する口金22が設けられ、この部分に
は活栓23が設けられていて、これにより、この袋状体
21の内部に流体、例えば純水を給排する手段を構成し
ている。
【0011】袋状体21の表面には、1個又は複数の温
度センサ24が取り付けられている。この温度センサ2
4から引き出された信号線25はコネクタ26を介して
前述した加温制御装置9の温度測定器12に対して着脱
自在に接続される。加温制御装置9には温度測定器12
の測定データを利用してマイクロ波発振器10の発振動
作を制御する制御部27が設けられている。
【0012】次に、この加温治療装置の作用を説明す
る。まず、バルーン5を収縮した状態で、加温用プロー
ブ1のカテーテル4を外尿道口より尿道31内に挿入
し、カテーテル4の先端が、膀胱32内に達したのち、
活栓14を開き、空気又は純水等の流体をバルーン5に
注入してそのバルーン5を膨張させる。これにより、図
1で示すように、カテーテル4は尿道31内に位置決め
される。このとき、超音波プローブ2によって、尿道3
1内のカテーテル4の位置を確認する。なお、加温用プ
ローブ1は、図1に示すようにカテーテル4が尿道31
に装着されたとき、そのアンテナ6が前立腺33の部位
に位置するように調整されている。
【0013】温度センサプローブ3はその袋状体21が
図2の(b)で示す如く収縮した状態で直腸34に挿入
した後、チューブ20から純水を注入し、柔軟な袋状体
21を膨らませて直腸34内に装着される。この際、温
度センサ24が、前立腺33側の直腸粘膜面に密着する
よう位置が調整される。つまり、軸芯無しの柔軟な袋状
体21は軸芯無しであるから自由に膨らむとともにその
径の大きさに対して相対的に自由に膨脹する広い面積を
確保できるので、その膨脹の自由度が増し、直腸粘膜面
の前立腺33側に位置する粘膜面の形状に沿って、その
前立腺33の形状を変形させることなく、その粘膜面に
柔らかく当たり密着する。また、超音波プローブ2は腹
部体外表面に装着してあり、直腸34内に装着されるも
のではないから、これによって直腸粘膜を前立腺33側
に押し込み、その粘膜を加温用プローブ1に近付けるこ
とがない。したがって、直腸粘膜の火傷を防止できる。
また、超音波プローブを直腸に入れることによる患者の
不快感を無くすことができる。
【0014】このように加温用プローブ1のカテーテル
4を尿道31に装着し、また、温度センサプローブ3を
直腸34内に装着した後、加温制御装置9のマイクロ波
発振器10でマイクロ波を発振し、アンテナ6よりマイ
クロ波を前立腺33の部位に放射し、それを加温する。
この時、加温用プローブ1側の温度センサ7と温度セン
サプローブ3側の温度センサ24により、尿道粘膜及び
直腸粘膜の温度を測定し、この温度情報を加温制御装置
9の本体内のマイクロ波出力制御部27にフィードバッ
クし、マイクロ波発振器10の出力制御を行い、前立腺
33を適切な一定温度(43℃程度、又は60℃程度)
まで加温する。
【0015】しかして、この構成によれば、温度センサ
プローブ3が直腸34を強く拡張したり、直腸の粘膜を
加温用プローブ1側へ強く押し付けないので、直腸粘膜
に火傷を負わせる心配が無い。また、正確に直腸粘膜面
の温度が測定され、前立腺33を安全に加温することが
できる。さらに、外部から前立腺部位の超音波観測を行
うので、超音波プローブを直腸に入れることによる患者
の不快感がない。
【0016】
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、温
度センサプローブが直腸内壁を加温用プローブ側へ強く
押し付けることなく、その温度センサが前立腺に対向す
る直腸粘膜面に密着するから、直腸粘膜面の火傷等を負
わす虞がなく、かつ、同粘膜面の温度を正確に測定する
とともに、患者に不快感を与えることなく、前立腺の加
温状態を正確に測定して安全に温熱治療を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の加温治療装置の使用状態で
の構成の説明図。
【図2】同じく本発明の一実施例の加温治療装置の温度
センサプローブを示し、(a)はその袋状体を膨らまし
た状態の斜視図、(b)はその袋状体を収縮した状態の
斜視図。
【符号の説明】
1…加温用プローブ、2…超音波プローブ、3…温度セ
ンサプローブ、9…加温制御装置、20…チューブ、2
1…袋状体、22…口金、23…活栓、24…温度セン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61N 5/02 A61F 7/12 A61B 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尿道に挿入して前立腺の部位を局所的に
    加温するプローブ手段と、 直腸に挿入して前記前立腺の部位に隣接する直腸粘膜面
    の部位の温度を測定する測温手段とからなり、前記前立
    腺の部位を局所的に加温して治療する加温治療装置にお
    いて、 前記測温手段は、 単一の通路を有するチューブと、 前記チューブの先端開口部に装着され、柔軟な楕円球状
    となる袋状体と、 前記チューブの基端部の開口部に前記チューブの通路口
    に流体を注入可能な口金部と、 前記袋状体の表面に配設された温度センサとを具備した
    ことを特徴とする温熱治療装置。
JP28608692A 1992-10-23 1992-10-23 加温治療装置 Expired - Lifetime JP3330401B2 (ja)

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JP3025908U (ja) * 1995-12-08 1996-06-25 富士システムズ株式会社 温度センサ付きカテーテル及び温熱療法用カテーテルセット
DK2268200T3 (en) 2008-03-18 2019-01-07 Circa Scient Llc TEMPERATURE MEASURING EQUIPMENT WITH LARGE SURFACE AREA

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