JP3330144B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3330144B2
JP3330144B2 JP51308693A JP51308693A JP3330144B2 JP 3330144 B2 JP3330144 B2 JP 3330144B2 JP 51308693 A JP51308693 A JP 51308693A JP 51308693 A JP51308693 A JP 51308693A JP 3330144 B2 JP3330144 B2 JP 3330144B2
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彰郎 飯盛
一誠 森原
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、たとえば静電潜像をトナー(現像剤)に
より顕像化する現像装置に対し、トナーの補給を行うト
ナーカートリッジなどの現像剤補給装置が交換式とされ
ている複写装置などの画像形成装置に関する。
背景技術 近年、現像装置にトナーカートリッジを装着し、この
トナーカートリッジよりトナーを補給するようにしてな
る複写装置が実用化されている。
さて、このような複写装置においては、トナーカート
リッジを着脱式とし、カートリッジ内のトナーの消失に
応じてカートリッジを交換するようになっているものが
ある。
通常、この種の複写装置の場合、機体の構造や規格に
応じてメーカが保証するトナーカートリッジを使用する
のが望ましい。
しかしながら、従来は、現像装置内におけるトナー濃
度をチェックしてカートリッジからのトナー補給を制御
するとともに、所定の時間だけトナー補給を行ってもト
ナー濃度が所定値に達しない場合にカートリッジの交換
をユーザに対して指示するものが主流であった。
このように、トナーカートリッジの交換はユーザによ
って行われるものであるため、メーカが保証する規格品
が必ずしも使用されるとは限らない。
非保証(規格品以外)のトナーカートリッジを使用し
た場合にも、ある程度の複写性能は確保できるが、非保
証のトナーカートリッジを使用した場合には、複写装置
の性能を十分に発揮させ得ないばかりでなく、トラブル
発生の原因になるという問題があった。
ところで、複写装置の分野にあっては、たとえば特開
昭2−93480号公報に示されるように、フルカラー複写
機における現像装置の装着の合否を検出する技術がすで
に提案されている。
また、たとえば特開昭63−193156号公報には、感光体
ドラムおよび現像装置を一体的に具備するユニットの一
端に付された2値パターンによる固有の識別番号を本体
への装着時に読み取ることで、ユニットの装着の誤りを
認識できるようにしてなる画像形成装置が開示されてい
る。
しかしながら、これらの提案にかかる現像装置を識別
するための構成はいずれも容易に模倣することが可能で
あり、現像装置以上に模倣されやすいトナーカートリッ
ジについての適切なる対策が強く望まれていた。
発明の開示 そこで、この発明は、メーカが保証しない規格品以外
の補給装置の使用による性能の低下や、トラブルの発生
を抑えることが可能な画像形成装置を提供することを目
的としている。
上記の目的を達成するために、この発明の画像形成装
置にあっては、像担持体上の静電潜像に対して現像剤を
供給することにより前記静電潜像を現像する現像手段を
具備したものにおいて、現像剤を収容する収容部と、前
記現像手段に対して前記収容部から現像剤を供給する現
像剤供給部と、第1のデータ信号が入力される第1の入
力手段と、この第1の入力手段を通して入力された前記
第1のデータ信号に対して処理を行うための処理ルール
を複数記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されて
いる処理ルールにしたがって前記第1の入力手段から入
力された前記第1のデータ信号に対して処理を施して第
2のデータ信号を生成する処理手段と、この処理手段に
より生成された前記第2のデータ信号を出力する第1の
出力手段とを具備してなり、前記現像手段に対して着脱
自在に設けられた現像剤補給装置と、前記記憶手段に記
憶されている複数の処理ルールの中から所定の処理ルー
ルを選択するためのデータを生成する生成手段と、前記
現像剤補給装置が前記現像手段に装着されているとき、
前記生成手段により生成された処理ルール選択用のデー
タと前記第1のデータ信号とを前記第1の入力手段に対
して出力する第2の出力手段と、前記現像剤補給装置が
前記現像手段に装着されているとき、前記処理手段によ
り生成され、前記第1の出力手段から出力された前記第
2のデータ信号が入力される第2の入力手段と、前記現
像剤補給装置が前記現像手段に装着されているとき、前
記第2の入力手段を通して入力された前記第2のデータ
信号と前記第1のデータ信号とを比較することにより前
記現像剤補給装置の適合性を判別する判別手段とから構
成されている。
また、この発明の画像形成装置にあっては、像担持体
上の静電潜像に対して現像剤を供給することにより前記
静電潜像を現像する現像手段を具備したものにおいて、
現像剤を収容する収容部と、前記現像手段に対して前記
収容部から現像剤を供給する現像剤供給部と、コマンド
部とデータ部とを有する第1のデータ信号が入力される
第1の入力手段と、前記第1のデータ信号のデータ部に
対して処理を行うための処理ルールを、前記第1のデー
タ信号のコマンド部の種類に対応して複数種類記憶して
なる第1の記憶手段と、前記第1のデータ信号のコマン
ド部に対応する処理ルールを前記第1の記憶手段より読
み出し、前記第1のデータ信号のデータ部に対して、前
記読み出された処理ルールにしたがった処理を行うこと
により第2のデータ信号を生成する処理手段と、この処
理手段により生成された前記第2のデータ信号を出力す
る第1の出力手段とを具備してなり、前記現像手段に対
して着脱自在に設けられた現像剤補給装置と、前記第1
の入力手段に対して、コマンド部とデータ部とを有する
前記第1のデータ信号を出力する第2の出力手段と、こ
の第2の出力手段から出力される第1のデータ信号のコ
マンド部に対応した第3のデータ信号を記憶してなる第
2の記憶手段と、前記処理手段により生成され、前記第
1の出力手段から出力された前記第2のデータ信号が入
力される第2の入力手段と、この第2の入力手段から入
力された前記第2のデータ信号と、前記第2の記憶手段
に記憶されている前記第1のデータ信号のコマンド部に
対応した第3のデータ信号とを比較する比較手段と、こ
の比較手段の比較結果に応じて前記現像剤補給装置の適
合性を判別する判別手段とから構成されている。
さらに、この発明の画像形成装置にあっては、原稿台
上に載置された原稿を露光する露光手段と、この露光手
段により露光された前記原稿台上の原稿の画像を一様に
帯電された像担持体上に導くことにより像担持体上に原
稿の画像の静電潜像を形成する潜像形成手段と、現像剤
を収容する現像剤収容室を有してなり、前記潜像形成手
段により像担持体上に形成された静電潜像に対して前記
現像剤収容室中の現像剤を供給することにより現像する
現像手段と、この現像手段の現像剤収容室内に設けら
れ、収容されている現像剤の量を検知する検知手段と、
前記現像手段に対して着脱自在に設けられ、現像剤を収
容する収容部と、前記現像手段の現像剤収容室に対して
前記収容部から現像剤を供給する現像剤供給部と、第1
のデータ信号が入力される第1の入力手段と、この第1
の入力手段を通して入力された前記第1のデータ信号に
対して処理を行うための処理ルールを複数記憶する記憶
手段と、この記憶手段に記憶されている処理ルールにし
たがって前記第1の入力手段から入力された前記第1の
データ信号に対して処理を施して第2のデータ信号を生
成する処理手段と、この処理手段により生成された前記
第2のデータ信号を出力する第1の出力手段とを具備し
てなる現像剤補給装置と、前記記憶手段に記憶されてい
る複数の処理ルールの中から所定の処理ルールを選択す
るためのデータを生成する生成手段と、前記現像剤補給
装置が前記現像手段に装着されているとき、前記生成手
段により生成された処理ルール選択用のデータと前記第
1のデータ信号とを前記第1の入力手段に対して出力す
る第2の出力手段と、前記現像剤補給装置が前記現像手
段に装着されているとき、前記処理手段により生成さ
れ、前記第1の出力手段から出力された前記第2のデー
タ信号が入力される第2の入力手段と、前記現像剤補給
装置が前記現像手段に装着されているとき、前記第2の
入力手段を通して入力された前記第2のデータ信号と前
記第1のデータ信号とを比較することにより前記現像剤
補給装置の適合性を判別する判別手段と、この判別手段
により前記現像剤補給装置が適合するものであることが
判別され、かつ前記検知手段により前記現像手段の現像
剤収容室内の現像剤の量が低下したことが検知されたと
き、前記現像剤供給部に対して前記現像手段の現像剤収
容室へ現像剤を供給させ、前記判別手段により前記現像
剤補給装置が不適合であることが判別されたときには前
記検知手段の検知結果にかかわらず、前記現像剤供給部
に対して前記現像手段の現像剤収容室への現像剤の供給
を禁止する制御手段とから構成されている。
図面の簡単な説明 図1はこの発明の一実施例にかかる画像形成装置、す
なわち複写装置を示す構成図。
図2は図1の実施例装置中の現像装置の構成図。
図3は同じく、操作パネルの構成を示す平面図。
図4は同じく、トナーカートリッジの構成を示す外観
斜視図。
図5は同じく、トナーカートリッジに設けられる制御
PC板の例を示す斜視図。
図6は同じく、制御PC板の回路構成の要部を示すブロ
ック図。
図7は同じく、カートリッジCPUの基本構成を示す外
観図。
図8は同じく、カートリッジCPUの概略構成を示すブ
ロック図。
図9は同じく、複写装置の制御回路の要部を示すブロ
ック図。
図10は同じく、図7に示したカートリッジCPUの入
力,出力端子に現れる信号の例を示す波形図。
図11は同じく、複写装置の制御部が出力するデータの
第1ワードの構成例を示す図。
図12A,12Bは同じく、カートリッジCPUの通信制御にか
かる処理の流れを説明するために示すフローチャート。
図13は同じく、カートリッジCPUにおける送信データ
の生成にかかる処理の流れを説明するために示すフロー
チャート。
図14は同じく、トナーカートリッジの識別動作にかか
る処理の流れの概要を説明するために示すフローチャー
ト。
図15は他の実施例として、トナーカートリッジの識別
動作にかかる処理の流れの概要を説明するために示すフ
ローチャート。
図16は同じく、トナー補給動作にかかる処理の流れの
要部を説明するために示すフローチャート。
実 施 例 以下、この発明の実施例について図面を参照して説明
する。
図1は、この発明の一実施例にかかる複写装置の構成
の概略を示すものである。
複写装置(PPC)2は、その上部に、被読取物、つま
り原稿が載置される原稿載置台(透明ガラス板)10、こ
の載置台10をとりまく上カバー10b、および開閉可能に
設けられ、上記原稿を載置台10に対して保持するための
原稿カバー12を有している。
上記上カバー10bには、ユーザ(利用者)などの操作
により動作信号などが入力される操作パネル(後述す
る)が設けられている。
上記載置台10の内側、つまりPPC2の本体内部には、原
稿を照明するランプ22、このランプ22から発生される照
明光を原稿に集光する反射板24、および原稿からの反射
光を反射させる第1ミラー26を有する第一キャリッジ20
と、この第一キャリッジ20で反射された原稿からの反射
光をさらに反射させる第2ミラー32および第3ミラー34
を有する第二キャリッジ30とが配置されている。
第一キャリッジ20は、図示しない歯付きベルトなどを
介して、図示しないパルスモータによって載置台10と平
行に移動可能に配置されている。
第二キャリッジ30は、上記第一キャリッジ20を駆動す
る図示しない歯付きベルトなどを介して移動可能に配置
され、上記第一キャリッジ20に対して従動されるととも
に、上記第一キャリッジ20に対して1/2の速度で移動さ
れるようになっている。
上記第一キャリッジ20の下方で、かつ第二キャリッジ
30を介して折り返される反射光の光軸を含む面内には、
図示しない駆動機構を介して移動可能に設けられ、上記
第二キャリッジ30からの反射光に集束性を与えるととも
に、自身が移動することで、その反射光を所望の倍率で
結像させる結像レンズ36が設けられている。
また、この反射光を折り返し、感光体40における所望
の位置に結像させるとともに、結像レンズ36の移動にと
もなう焦点距離の変動を補正するために、図示しない駆
動機構によって光軸に沿って移動可能な第4ミラー38が
配置されている。
なお、上記反射光は、原稿に記載されている文字ある
いは図形、つまり原稿上の画像情報であることはいうま
でもない。
上記レンズ36の下方で、PPC2の中心付近には、上記第
4ミラー38によって導かれた反射光が結像されることで
電荷の分布パターン、つまり静電潜像が形成される感光
体40が配置されている。
この感光体40の周囲には、感光体40に対して所定の電
荷を帯電させる帯電装置42、感光体40に形成された静電
潜像をトナー(現像剤)を用いて顕像化させる現像装置
44、感光体40に形成されたトナー像を後述する給紙デバ
イスから供給される被画像形成体としての複写用紙Pに
転写させる転写装置46、および転写後の感光体40におけ
る電荷の分布を除去し、感光体40の帯電特性を初期状態
に戻すとともに、残存トナーをかき落とすためのクリー
ニング装置48が順に配置されている。
現像装置44は、トナーを収納し、消費したトナーを補
給するための補給手段としてのトナーカートリッジ(詳
細については後述する)45が着脱自在に装着されるよう
になっている。
転写装置46は、転写後の用紙Pを感光体40から分離さ
せるためのAC電圧印加装置46aを一体に有している。
こうして、上記感光体40に形成された上記潜像は、上
記現像装置44によってトナー像に変換され、これにより
上記原稿に含まれている画像情報がトナー像として複写
され、用紙P上に形成される。
すなわち、PPC2の右方、つまり上記感光体40における
回転方向の上流に対応する位置には、上記給紙デバイス
としての用紙カセット14a,14bが挿入される複数のスロ
ット50a,50bが形成されている。
一方、PPC2の左方側面部には、上記感光体40上に形成
された画像(トナー像)が転写され、定着された複写済
み用紙Pがストックされる排出トレイ16aが配置されて
いる。
PPC2の内部であって、上記感光体40の上流側に対応す
る位置には、上記用紙カセット14a,14bから用紙Pを1
枚ずつ引き出す第1,第2の給紙ローラ51a,51bが設けら
れている。
また、これら第1,第2の給紙ローラ51a,51bの先に
は、引き出された用紙Pを上記感光体40へ向けて給送す
る第1,第2の搬送ローラ対52a,52bが設けられている。
さらに、これら第1,第2の搬送ローラ対52a,52bの先
には、それぞれ給送路53a,53bが設けられている。そし
て、これら給送路53a,53bに沿って導かれる用紙Pの傾
きを感光体40の直前で補正し、かつ感光体40上の画像の
先端と用紙Pの先端とを整合させ、感光体40の回転速度
と同じ速度で用紙Pを給送する一対のタイミングローラ
54が配置されている。
加えて、上記PPC2の上記感光体40の下流側に対応する
位置には、上記感光体40上のトナー像が転写され、トナ
ーが静電的に付着している状態の用紙Pを搬送する搬送
装置56が設けられている。また、この搬送装置56の先に
は、定着装置58が配置されている。
この定着装置58は、中空の円筒であって、自身を加熱
するヒータランプ58bを内部に収容するとともに、用紙
Pに転写されたトナーを溶融定着させるために、上記感
光体40における外周面の移動速度と同じ外周移動速度で
駆動されるヒートローラ58aと、このヒートローラ58aに
圧接され、ヒートローラ58aおよび用紙Pに圧力を与え
るとともに、トナーを溶融定着させる加圧ローラ58cと
から構成されている。
そして、この先には、定着装置58を通過することによ
りトナー像が定着された複写済みの用紙Pを、PPC2の外
部へ排出するための排出ローラ対16が設けられている。
なお、上記した現像装置44は、たとえばトナー(微粉
末樹脂)とキャリアとからなる二成分現像剤を収容して
なり、トナーをキャリア粒子に付着させて現像ローラの
外周に運び、現像剤層を形成して感光体40の表面に当接
させ、感光体40上に形成された静電潜像のクーロン力で
トナーをキャリア粒子から分離して潜像部分に付着させ
る二成分系の現像装置である。
図2は、上記した二成分系現像装置44の構成を示すも
のである。
すなわち、ケーシング44a内には、軸方向が感光体40
の軸方向に平行な現像剤搬送手段である一対の搬送ロー
ラ(ミキサ)44b,44cと、現像ローラ(マグネットロー
ラ)44dとが設けられている。
搬送ローラ44b,44cおよび現像ローラ44dは、それぞれ
図示していない駆動系によって図示矢印X,Y,Zで示す方
向に回転駆動されるようになっている。
そして、ケーシング44a内に充填された現像剤44eを、
搬送ローラ44b,44cの回転により現像ローラ44d側に搬送
することで、現像ローラ44dの外周に現像剤層44fが形成
される。この現像剤層44fが感光体40の表面に接触さ
れ、前述したような現像が行われる。
なお、図中における44gは、現像ローラ44dの外周に形
成される現像剤層44fの厚さを均一にするための穂立ち
制御ブレード(レベラ)である。
一方、ケーシング44aの下面には、搬送ローラ44bに対
向してトナー濃度センサ44hが設けられており、搬送路4
4iに沿って搬送される現像剤44eのトナー濃度を検知す
るようになっている。
なお、この現像装置44はユニット化されており、PPC2
に対して一体的に着脱できる構成となっている。
図3は、上カバー10bに設けられた操作パネル18を示
すものである。
この操作パネル18には、複写開始信号が入力されるプ
リントキー18a、複写枚数の設定やデータ信号の入力に
利用される「0」〜「9」の数字キー(テンキー)18
b、複写動作の中断や入力途中のデータを「0」に戻す
クリヤキー18c、および全ての複写動作を停止させると
ともに、設定された複写モードを初期状態に戻すオール
クリヤキー18dなどが含まれている。
また、操作パネル18には、入力されたデータ(たとえ
ば、複写枚数や複写倍率)を表示可能であって、同時
に、PPC2の操作手順、用紙Pあるいはトナーの補給タイ
ミング、またはエラーメッセージなどが表示されるメッ
セージ表示部としての液晶表示装置(LCD)18e、および
PPC2の動作状態、たとえば選択されているカセットある
いは紙づまりの位置などを表示するモニタLED18fなどが
一体的に組み込まれている。
ここで、上記したPPC2における基本的な複写(コピ
ー)動作について説明する。
たとえば、操作パネル18を介して複写枚数、複写倍率
および用紙サイズなどの複写条件が選択され、さらにプ
リントキー18aからの複写開始信号が入力されることに
より、原稿載置台10に載置された原稿は、読取り時、つ
まり第一キャリッジ20の往路移動時に照明ランプ22から
の光によって照明される。
原稿からの反射光は、反射板24によって生じたスリッ
ト領域を通過して第1ミラー26へ導かれ、これにより第
二キャリッジ30の第2ミラー32に向けて反射される。
第2ミラー32へ導かれた反射光は、第3ミラー34で再
び反射されて、所望の倍率を提供する位置に移動されて
いるレンズ36へ導かれ、ここで集束性の光に変換された
後、第4ミラー38を介して予め所定の電荷が与えられて
いる感光体40の表面に所定の位置にて結像される。
すなわち、原稿からの反射光は、スリット露光される
ことにより感光体40の表面で静電的なパターンに変換さ
れ、潜像となる。
感光体40上に潜像として形成された画像は、所望の移
動速度によって回転される感光体40の移動にともなって
現像領域へ導かれる。この現像領域では、上記現像装置
44よりトナーが供給されるようになっており、これによ
りトナーが上記潜像に対して選択的に付着されて現像さ
れる。
ここまでの一連の動作と並行して、指定の用紙サイズ
または原稿サイズおよび複写倍率に応じて、用紙カセッ
ト14a,14bのいづれか一つから、最適サイズの用紙Pが
収容されているカセットが選択される。そして、その対
応する給紙ローラ51a,51bによって、選択されたカセッ
ト内より一枚の用紙Pが引き出される。
この一枚の用紙Pは、それぞれの搬送ローラ52a,52b
を介して各給送路53a,53b間を送られ、上記感光体40に
おける回転方向の上流側から、感光体40と転写装置46と
の間に形成される転写領域へ給送される。
転写領域へ給送される用紙Pは、その直前で、タイミ
ングローラ54によって一旦停止される。この後、上述し
た第一キャリッジ20あるいは第二キャリッジ30のいづれ
か一方の副走査方向における移動を基準とし、画像の先
端と用紙Pの先端とが整合されて、感光体40へ向かって
給送される。
これに対し、感光体40に形成されたトナー像が所望の
速度で回転され、感光体40と転写装置46との間に規定さ
れる転写領域へ導かれると、上記タイミングローラ54か
らの用紙Pが感光体40に残っている電荷に引き付けられ
ることで、吸着(密着)される。そして、用紙Pは、感
光体40の回転にともなって転写領域を通過される。
このとき、感光体40および用紙Pに対して、(潜像形
成のために)既に感光体40へ与えられている電荷と同極
性の電荷が転写装置46から供給される。この結果、感光
体40に付着しているトナーが用紙Pへ転写される。
トナーが転写された用紙Pは、転写装置46に一体に形
成されているAC電圧印加装置46aからのAC電圧の供給に
よって上記感光体40との吸着から解放され、トナーを載
せた状態で搬送装置56へ送出される。そして、定着装置
58のヒートローラ58aおよび加圧ローラ58c間を通過され
ることにより、トナーは用紙Pに定着(固着)される。
以上のようにして、原稿の画像が複写された用紙P
は、排出ローラ16により排出トレイ16aへ複写面を表に
した(上に向けた)状態で排出される。
なお、用紙Pが分離された後の感光体40は、さらに回
転され、その表面がクリーニング装置48によってクリー
ニングされる。すなわち、感光体40は、クリーニング装
置48により残留トナーが除去されるとともに、図示しな
い除電ランプを介して表面の電荷分布パターンが初期状
態に戻されて、次の複写が可能な状態が維持される。
このとき、たとえば現像装置44内のトナー濃度の低下
が上記トナー濃度センサ44hによって検知されると、ト
ナー搬送モータ(図示していない)が駆動され、これに
よりトナーカートリッジ45内のトナーが攪拌されつつ搬
送ローラ44b内に送られる。
こうして、現像装置44内のトナー濃度が所定のレベル
に達するまで、上記補給動作は継続される。
そして、所定の時間だけ補給動作を行ってもトナー濃
度が所定のレベルに達しないとき、トナーエンプティ、
つまりカートリッジ45内のトナーの消失が判断される。
図4は、上記したトナーカートリッジ45の一例を示す
ものである。
このトナーカートリッジ45は、PPC2に対して着脱自在
とされており、内部に収納するトナーTがつきたところ
で新しいものと交換されるようになっている。
トナーカートリッジ45は、補給用のトナーTを収納す
るホッパ部(ケース本体)45aと、現像装置44に装着す
るための、補給口(図示していない)を有する底部45b
とからなっている。
このホッパ部45aと底部45bとは、ホッパ部45a内にト
ナーTを充填後に、接着剤などによって強固に接着され
ている。
底部45bには、図5に示すような制御PC板45cが、気密
性を保ちつつ、所定の充填剤により一体的に設けられて
いる。これにより、トナーTによる損傷や誤動作から、
その上部にマウントされている集積回路45eなどが保護
されるようになっている。
制御PC板45cからは4本のリードピン45d,…が延出さ
れており、底部45bの裏側より下方向に突出されるよう
に設けられている。これにより、トナーカートリッジ45
の現像装置44への装着時に、上記制御PC板45cが図示し
ていないコネクタなどを介してPPC2の制御部と電気的に
接続される。
すなわち、このトナーカートリッジ45は、PPC2側のメ
インCPU(後述する)との間の通信により、本PPC2に適
合するものか否かの識別(判別)がなされるようになっ
ている。
図6は、上記した制御PC板45cの回路構成を示すもの
である。
この制御PC板45c上には、上記集積回路45eの他、電源
電圧補償回路451、リセット回路452、入力側の過電圧保
護回路453、出力側の過電圧保護回路454、発振回路45
5、およびコード発生回路456などが設けられている。
上記集積回路45eには、カートリッジCPU(IC1)45fと
しての、最も安価なグループに属する、たとえば東芝社
製の4ビット(bit)マイクロコンピュータTMP42C40Pが
用いられている。
そして、この1チップ化されたマイコンは、上記リー
ドピン45d,…を介してPPC2側より供給される電力によっ
て、動作可能となっている。
電源電圧補償回路451は、上記の各部に動作用の電源
電圧を安定に供給するためのもので、たとえば上記した
4本のリードピン45d,…のうちの2本と接続される端子
J1,J4と、抵抗R4、ツェナーダイオードZD1、およびコン
デンサC1,C2とからなっている。
抵抗R4およツェナーダイオードZD1は、グランド(GN
D)と電源電圧(5V)とが逆に挿入されたり、過電圧の
印加に備えて設けられるもので、逆挿入に対する保護の
みを目的とするならば、通常のダイオードでも十分であ
る。
リセット回路452は、上記カートリッジCPU45fをリセ
ット状態に設定するためのものであり、ここでは、より
安価にするために、たとえばダイオードD1とコンデンサ
C3とからなるCR簡易リセット回路が用いられている。
過電圧保護回路453は、上記カートリッジCPU45fの入
力端子(P20)にかかる過電圧よりカートリッジCPU45f
を保護するためのものであり、たとえば上記した4本の
リードピン45d,…のうちの1本と接続される端子J2と、
抵抗R1、およびダイオードD2,D3とからなっている。
過電圧保護回路454は、上記カートリッジCPU45fの出
力端子(P21)にかかる過電圧よりカートリッジCPU45f
を保護するためのものであり、たとえば上記した4本の
リードピン45d,…のうちの1本と接続される端子J3と、
抵抗R3、およびダイオードD4,D5とからなっている。
ここで、この制御PC板45cに接続される4本のリード
ピン45d,…は、その長さが、たとえば「グランド(GN
D)≫+5V≫入力,出力ピン(pin)」となるよう、設計
されている。
通常では、電源が先にオンされた後に入力,出力端子
P20,P21に電源が印加されるように構成される。しか
し、万一の異常時に、たとえば電源がオンされる前に入
力,出力端子P20,P21に電圧が印加されても、カートリ
ッジCPU45fを破損から守るべく、本実施例では、過電圧
保護回路453,454としての、保護ダイオードおよび保護
抵抗がそれぞれ設置されている。
発振回路455は、上記カートリッジCPU45fのXIN,XOUT
の両端子間に発振周波数出力を供給するためのものであ
り、ここでは、より安価にするために、たとえば抵抗R2
とコンデンサC4とからなるCR簡易発振回路が用いられて
いる。
コード発生回路456は、後述するカートリッジ識別コ
ードを指定するためのもので、カートリッジCPU45fの端
子P00〜P03に接続されるジャンパ線JP1〜JP4よりなって
いる。
たとえば、本実施例で用いられる4bitマイクロコンピ
ュータTMP42C40Pは、IC作成時にマスクROMによってソフ
トウェアが固定化されるようになっている。しかし、こ
のジャンパ線JP1〜JP4の変更により、最大で、16種のト
ナーカートリッジの識別に応用することができる。
なお、図6において、たとえば、カートリッジ識別コ
ードとしては“0AH"が指定されており、各抵抗R1,R2,R
3,R4の抵抗値はそれぞれ22KΩ,36KΩ,1KΩ,10Ω、各コ
ンデンサC1,C2,C3,C4の値は0.1μF,100μF,0.1μF,100p
F、ダイオードD1〜D5は1S1588,V、ツェナーダイオードZ
D1は5.5Vとなっている。
また、この制御PC板45cは、たとえば全二重または半
二重の通信手段(図示していない)を有している。
図7は、カートリッジCPU45fとしての、4bitマイクロ
コンピュータTMP42C40Pにおけるピンの配置例を示すも
のである。
すなわち、4bitマイクロコンピュータTMP42C40Pの全1
6ピンのうち、第1ピンはXOUT端子、第2ピンはXIN
子、第3ピンはリセット端子、第4ピンは端子P00、第
5ピンは端子P01、第6ピンは端子P02、第7ピンは端子
P03、第8ピンはVSS端子、第9ピンは端子P10、第10ピ
ンは端子P11、第11ピンは端子P12、第12ピンは端子P1
3、第13ピンは入力端子(P20)、第14ピンは出力端子
(P21)、第15ピンはホールド端子(P22)、第16ピンは
VDD端子となっている。
なお、この実施例では、上記P10,P11,P12,P13の各端
子は、空きピンとなっている。
図8は、4bitマイクロコンピュータTMP42C40Pの機能
をブロック化して示すものである。
すなわち、4bitマイクロコンピュータTMP42C40Pは、
内部にプログラムが格納されたプログラムメモリとして
のROM451、データを一時的に蓄えるためのデータメモリ
としてのRAM452、ROM451内のプログラムにしたがって演
算動作を行う論理部(ALU)453、ROM451内のデータを一
時的に格納するAレジスタとしてのアキュムレータ4
54、このAレジスタ454にROM451内のデータを呼び出す
ときに使用するデータカウンタ(DC)455、演算に用い
るデータを一時的に格納するBレジスタ456、発振周波
数を2048分周した波形を常に出力するためのインターバ
ルタイマ457の他、フラグレジスタ458、Hレジスタ4
59、Lレジスタ4510、MBR4511、プログラムカウンタ45
12、スタックレジスタ4513、命令レジスタ4514、命令デ
コーダ4515、システム制御回路4516、タイミングジェネ
レータ4517、クロックジェネレータ4518、ホールド動作
モード制御回路4519、ポートレジスタ4520、入出力ポー
ト(P0,P1,P2)4521,4522,4523などを有して構成されて
いる。
ROM451は、後述する送信データの暗号化に必要なROM
データを記憶してなるデータテーブル451aを有してい
る。
インターバルタイマ457は、上記発振回路455の発振周
波数が500KHzのとき、約2msecごとに、その出力レベル
(ハイレベル信号「H」/ローレベル信号「L」)を反
転させるようになっている。
図9は、上記した複写装置の制御回路の要部を示すも
のである。
この制御回路は、複写装置の全体を制御するメインCP
Uとしての制御部81に、前記の操作パネル18、トナーカ
ートリッジ45の非装着および適合/不適合を判別するた
めのデータ(コマンドに対応する応答)や前記操作パネ
ル18のLCD18e上に表示すべきメッセージデータなどを記
憶するROM82、トナー濃度センサ44hなどのセンサやスイ
ッチからなる入力部83、および光学系や感光体40または
トナー搬送モータなどの駆動系をドライブするドライバ
部84が接続された構成とされている。
また、上記制御部81には、所定のトナーカートリッジ
45の現像装置44への装着により、カートリッジCPU45fが
接続されるようになっている。
図10は、カートリッジCPU45fの入力,出力端子P20,P2
1に現れる波形の例を示すものである。
ここで、PPC2とトナーカートリッジ45との間で行われ
るシリアル通信の概要について説明する。
通常(待機状態)、PPC2側の制御部81はハイレベル信
号「H」を出力し、カートリッジCPU45fの入力端子P20
をハイレベル状態に維持する。この間、カートリッジCP
U45fからPPC2に対しては、約4msec周期のパルス信号
(方形波)が出力端子P21を介してシリアルに出力され
るようになっている。
これは、本実施例における4bitマイクロコンピュータ
TMP42C40Pが500KHzの発振周波数で動作するようになっ
ており、このとき、インターバルタイマ457が2msecおき
に出力のH/Lのレベル状態を反転させることによる。
この待機期間中におけるカートリッジCPU45fからのパ
ルス信号は、その周期を計測することにより、PPC2側で
のデータ受信時の内部周期(同期周波数)信号として用
いられる。
前述のように、カートリッジCPU45fでは、CR発振によ
ってマスタクロックを得るようになっている。このた
め、そのインターバル周期は、電源電圧や素子のばらつ
き、および温度などに依存して大きく変動する。そこ
で、この変動を補正し、通信を正しく行うために、待機
期間中にパルスの周期を測定するようにしている。
さて、制御部81が通信を開始すると、1bitの「L」レ
ベルのスタートbitと、1bitの「H」レベルのストップb
it、および要求信号としての8bitのデータが、カートリ
ッジCPU45fの出力端子P21より与えられるパルスの立ち
上がりエッジ(タイミングa)に同期して出力される。
この場合、制御部81では、カートリッジCPU45fの出力
端子P21からの出力に対して、その立ち上がりで割り込
みを発生するように働く。この割り込みルーチンは、割
り込みが発生するごとに、上記したスタートbit(1bi
t),受信データ(8bit),ストップbit(1bit)を、カ
ートリッジCPU45fに対して出力させるようになっている
(クロック周期のUART通信)。
制御部81からのスタートbitにより、カートリッジCPU
45fの入力端子P20が「L」レベル状態になると、カート
リッジCPU45fでは、出力端子P21におけるパルスの立ち
下がりエッジ(タイミングe,f)に同期して、順次、受
信データの入力が行われる。
制御部81からのデータの出力が終了されると、これに
続くストップbitにより、カートリッジCPU45fの入力端
子P20は「H」レベル状態に保たれる。そして、上記し
たカートリッジCPU45fの出力端子P21からの出力が、待
機期間中にサンプルした周期の0.75サイクル以上「H」
レベル状態となるまで、制御部81は待機する(カートリ
ッジCPU45fからのスタートbit待機)。
これに対し、カートリッジCPU45fでは、制御部81から
のデータ送信の終了にともなって、受け取った8bitの受
信データのうちの、前半の4bitを第1ワード(コマン
ド)、後半の4bitを第2ワードとしてそれぞれ内部のRA
M452に蓄える。
そして、ROM451内のプログラムをもとに、第1ワード
で指定される暗号化の方法(ルール)にしたがい、たと
えば第2ワードの引数と上記コード発生回路456のジャ
ンパ線JP1〜JP4により指定されているカートリッジ識別
コードとを用いて、応答用の4bitの送信データ(応答信
号)を生成するようになっている。
この送信データの生成が終了すると、内部のインター
バルタイマ457の出力に同期して、1bitの「H」レベル
状態のスタートbit、1bitの「H」レベル状態のストッ
プbitをそれぞれ出力端子P21より出力する。
なお、後述する制御部81からのコマンドの種類(第1
ワード)によっては、PPC2側への送信データの返送を行
わない場合もある。
さて、カートリッジCPU45fからスタートbitが出力さ
れると、制御部81では、先の待機期間中において測定し
た同期周波数にもとづいて、順次、カートリッジCPU45f
からの送信データを入力する(クロック非同期式UAR
T)。
そして、受け付けた送信データがカートリッジCPU45f
に対して指定したルール通りの応答か否か、つまりコマ
ンドに対応する正しい応答か否かを判断することによっ
て、トナーカートリッジ45の非(未)装着および適合/
不適合を識別するようになっている。
たとえば、本実施例では、本来、装着されるべきトナ
ーカートリッジ45のカートリッジ識別コードおよびROM
データのルールごとの判別データをROM82内より読み出
して送信データと比較し、その一致/不一致によりトナ
ーカートリッジ45の適合性の判別を行うようになってい
る。
こうして、送信データの受信状態あるいは受け付けた
送信データの内容に応じて、前述したトナー補給動作の
制御(許可/禁止)および後述するユーザへの表示の制
御などが行われることになる。
図11は、上記した受信データにおける第1ワードの構
造例を示すものである。
受信データの第1ワードは、たとえば4ビットからな
り、先頭の3ビットが暗号化の方法(ルール)を示す情
報であり、最終の1ビットが暗号化に使用するデータ、
つまりカートリッジ識別コードを使用して暗号を作成す
るか、またはROMデータを使用するかを示す情報となっ
ている。
ここで、このコマンドは、PPC2の動作状態、たとえば
メインスイッチの操作回数や複写枚数のトータル値、ま
たはトナーTの色、さらにはPPC2に設けられ、前記の操
作パネル18やディプスイッチにより書き換え可能な不揮
発性メモリ(図示していない)内のデータにより、適
宜、変更される得るものである。
次に、上記したカートリッジCPU45fにおける動作の詳
細について説明する。
図12A,12Bは、上記において説明したカートリッジCPU
45fの通信制御にかかる処理の流れを示すものである。
まず、上述したインターバルタイマ457の出力のレベ
ル状態(ハイレベル「H」/ローレベル「L」)が反転
しているか否かが常に監視される(ステップST1)。
そして、出力レベルの変化が確認されると、RAM452
にエリアとして割り当てられた、送信モード指定フラグ
(FTXD)および受信モード指定フラグ(FRXD)の状態が
チェックされる(ステップST2,ST3)。
これら送受信の動作状態を示す各フラグ(FTXD,FRX
D)は、最初の段階では「0」にクリアされているた
め、処理はステップST4に移行され、出力端子P21のレベ
ル状態が反転される。
この反転により、出力端子P21の出力が「H」レベル
状態になると(図10のタイミング“a"に相当)、処理が
ステップST1に移行され、再度、インターバルタイマ457
の出力が反転するのを待つ(ステップST5)。
この状態で、約2msecが経過されると、上記と同様の
手順により出力端子P21の出力レベルが反転され(ステ
ップST4)、今度は、出力端子P21の出力が「L」レベル
状態とされる(図10のタイミング“b"に相当)。
出力端子P21の出力が「L」レベル状態になると、処
理はステップST6に移行され、入力端子P20のレベル状態
がチェックされる。
この場合、PPC2の制御部81は、最初、入力端子P20を
「H」レベルの状態に維持しているため、処理がステッ
プST1に移行される。
このように、上記したステップST1〜ST6の処理が繰り
返されることにより、結果として、図10のIの状態(待
機状態)が実現される。
さて、制御部81が通信開始を要求すると、入力端子P2
0が「L」レベル状態となる。すると、カートリッジCPU
45fでは、ステップST6の処理を経て、処理がステップST
7に移行される。
ステップST7では、上記受信モード指定フラグ(FRX
D)に受信中を示す「1」がセットされ、次のステップS
T8では、RAM452上に割り当てられた受信カウンタ(RXDC
TR)に受信ビット数がセットされる(図10のタイミング
“c"に相当)。
この受信カウンタ(RXDCTR)は、RAM452上の1ワード
(4bit)データに相当するエリアであり、受け取った入
力データ数をカウントするためのものである。ここで
は、受信ビット数として「7」がセットされ、データが
1つ入力されるごとに1つ減算することで残りの受信ビ
ット数を管理し、ボローが出ると受信終了を通知するよ
うになっている。
この後、約2msecが経過されると、上記の各処理(ス
テップST1,ST2,ST3)を経て、処理はステップST9に移行
され、出力端子P21のレベル状態が反転される。
そして、ステップST10にて、インターバルタイマ457
の出力が「L」レベル状態か否かがチェックされる。こ
のとき、ステップST9の処理によって出力端子P21の出力
は「H」レベル状態とされるため、一旦、処理はステッ
プST1に移行される(図10のタイミング“d"に相当)。
さらに、約2msecが経過されると、上記の各処理(ス
テップST1,ST2,ST3)を経て、再度、処理はステップST
9,ST10に移行される。
すると、今度は、上記ステップST9での処理によっ
て、出力端子P21が「L」レベル状態とされるため、ス
テップST11にて所定の処理が実行される。すなわち、入
力端子P20よりデータが入力され、RAM452上にエリアと
して割り当てられた受信レジスタ(RXDATA)の内容が1b
itずつ変化される。
この受信レジスタ(RXDATA)は、RAM452上の2ワード
(4bit×2)に相当するエリアであり、受け取った入力
データを格納するためのものである。このとき、どのビ
ットを変化させるかは、上記受信カウンタ(RXDCTR)の
値によって異なってくる。
なお、ここでの処理についての詳細な説明は割愛す
る。
こうして、受信レジスタ(RXDATA)へのデータの格納
が実行されると、1bitのデータ入力が完了したことを示
すため、上記受信カウンタ(RXDCTR)の値が1つ減算さ
れる(ステップST12)。
このとき、受信カウンタ(RXDCTR)の値は「6」とさ
れるが、この場合、ボローは出ないので(ステップST1
3)、処理は上記ステップST1に移行される(図10のタイ
ミング“e"に相当)。
以後、同様にして、約2msecが経過されるごとに、各
処理(ステップST1,ST2,ST3,ST9,ST10,ST11,ST12,ST1
3)が繰り返され、その都度、受信レジスタ(RXDATA)
に制御部81からのデータが蓄えられるとともに、受信カ
ウンタ(RXDCTR)の値が1つずつ減らされることにな
る。
そして、上記のステップST11,ST12での各処理が8回
実行されると、ボローが発生され(ステップST13)、上
記受信モード指定フラグ(FRXD)が受信完了を示す
「0」とされるとともに、上記送信モード指定フラグ
(FTXD)に、直ちに送信を開始できるようにする必要か
ら送信開始を可能にする「1」がセットされる(ステッ
プST14)。
このように、上記したステップST11,ST12の処理が繰
り返されることにより、結果として、図10のIIの状態が
実現される。
なお、通常の非同期通信では、ステップST14の処理の
後にストップbitのチェックという制御が入るのが一般
的であるが、ここでは説明を簡略化するために削除して
いる。
上記ステップST14での処理が終了すると、RAM452上の
受信レジスタ(RXDATA)に蓄えられた制御部81からのデ
ータを元に、送信データの作成の処理(暗号化処理)が
行われる(ステップST15)。
なお、この送信データの作成の処理については後述す
る。
そして、送信データの作成の処理が終了すると、ステ
ップST16にて、RAM452上に割り当てられたスタートビッ
ト設定フラグ(FSTBIT)にスタートbitの設定の要求と
しての「1」がセットされるとともに、RAM452上に割り
当てられた送信カウンタ(TXDCTR)には送信データ数を
制御するための設定が、また、RAM452上に割り当てられ
たギャップカウンタ(GAPCTR)には受信と送信との間の
ギャップを制御するための設定が、それぞれなされる
(図10のタイミング“f"に相当)。
上記送信カウンタ(TXDCTR)は、RAM452上の1ワード
(4bit)データに相当するエリアであり、送信が必要な
データの残りbit数をカウントするためのものである。
ここでは、送信データ数として「3」がセットされ、デ
ータが1つ出力されるごとに1つ減算することで残りの
送信データ数を管理し、ボローが出ると送信終了を通知
するようになっている。
上記ギャップカウンタ(GAPCTR)は、RAM452上の1ワ
ード(4bit)データに相当するエリアであり、送信と受
信との間にギャップ時間を設けるためのものである。こ
こでは、受信中に最終データを受け取ることによって
「3」がセットされ、その後、3回「H」/「L」の各
レベル状態のパルスを出力させるようになっている。
なお、カートリッジCPU45fがギャップ時間を設けてい
る間に、PPC2の制御部81では、ストップビットの送信を
行うと同時に、通信のモードを出力から入力に切り換え
る処理が行われる。
この後、約2msecが経過されると、上記の各処理(ス
テップST1,ST2)を経て、処理はステップST17に移行さ
れ、ギャップカウンタ(GAPCTR)の値が「0」か否かが
チェックされる。
もし、「0」でない場合は、出力端子P21のレベル状
態が反転される(ステップST18)。
そして、その出力端子P21のレベル状態がチェックさ
れ(ステップST19)、「L」レベル状態でない場合に
は、処理がステップST1に移行される(図10のタイミン
グ“g"に相当)。
一方、「L」レベル状態の場合には、ステップST20に
おいて、上記ギャップカウンタ(GAPCTR)の値が1つ減
算された後(図10のタイミング“h"に相当)、処理がス
テップST1に移行される。
このように、ギャップカウンタ(GAPCTR)の値が
「0」とされるまで、つまり上記したステップST1,ST2,
ST17,ST18,ST19またはST20の処理が3回繰り返されるこ
とにより、結果として、図10のIIIの状態が実現され
る。
上記ステップST20の処理において、ギャップカウンタ
(GAPCTR)の値が「0」とされると、上記ステップST17
の処理を経て、処理がステップST21に移行され、スター
トビット設定フラグ(FSTBIT)の状態がチェックされ
る。
この場合、上記スタートビット設定フラグ(FSTBIT)
は、先のステップST16での処理によって「1」がセット
されているため、処理がステップST22に移行される。
このステップST22では、出力端子P21のレベル状態が
チェックされ、「L」レベル状態の場合には、ステップ
ST23にて、その出力端子P21が「H」レベル状態に変化
された後(図10のタイミング“i"に相当)、処理がステ
ップST1に移行される。
この後、約2msecが経過されると、上記の各処理(ス
テップST1,ST2,ST17,ST21,ST22)を経て、処理はステッ
プST24に移行される。
すなわち、出力端子P21を「H」レベル状態に維持さ
せることにより、1bitのスタートビット(「H」レベル
状態)が発生されるとともに、このスタートビットの発
生にともなって、スタートビット設定フラグ(FSTBIT)
が「0」にクリアされる(図10のタイミング“j"に相
当)。
そして、さらに約2msecが経過されると、上記の各処
理(ステップST1,ST2,ST17,ST21)を経て、処理はステ
ップST25に移行される。
すなわち、上記ステップST21において、スタートビッ
ト設定フラグ(FSTBIT)が「0」と判断されると、ステ
ップST25にて、RAM452上に割り当てられたストップビッ
ト設定フラグ(FSTPBT)の状態がチェックされる。
この場合、ストップビット設定フラグ(FSTPBT)は始
め「0」にセットされているため、処理がステップST26
に移行され、出力端子P21に送信レジスタ(TXDATA)の
内容の1bitが出力される。
この送信レジスタ(TXDATA)は、RAM452の1ワード
(4bit)データに相当するエリアであり、上記したステ
ップST15での処理(後述する暗号化サブルーチン)によ
って作成される送信データを格納するためのものであ
る。
すなわち、ここでの処理は、送信カウンタ(TXDCTR)
の値によって、送信レジスタ(TXDATA)の何ビット目の
データを出力するかを決定し、実際に出力端子P21より
出力させるための制御である(図10のタイミング“k"に
相当)。
なお、この処理についての詳細な説明は割愛する。
そして、送信カウンタ(TXDCTR)の値が1つ減算され
る(ステップST27)。
このとき、送信カウンタ(TXDCTR)の値は「2」とさ
れるが、この場合、ボローは出ないので(ステップST2
8)、処理はステップST29に移行される。
そして、ここで約2msecのディレイがかけられた後、
処理は上記ステップST1に移行され、上記した各処理
(ステップST1,ST2,ST17,ST21,ST25,ST26,ST27,ST28,ST
29)が繰り返される(図10のタイミング“l"に相当)。
この結果、ステップST29,ST1の各処理によって各々約
2msecずつディレイがかけられるため、約4msecごとに1
回、上記したステップST26での処理が実行されることと
なる。
そして、上記したステップSTST26での処理が4回繰り
返されると、送信カウンタ(TXDCTR)の値が「0」とさ
れ(ステップST27)、ボローが発生される(ステップST
28)。
すると、処理がステップST30に移行され、RAM452上に
割り当てられたストップビット設定フラグ(FSTPBT)に
ストップbitの設定の要求としての「1」がセットされ
る。
この後、約2msecが経過されることにより(ステップS
T31)、最終データ維持タイミングとなる(図10のタイ
ミング“m"に相当)。
そして、処理は上記したステップST1に移行され、各
処理(ステップST1,ST2,ST17,ST21,ST25)を経た後、ス
テップST32に移行される。
このとき、上記ストップビット設定フラグ(FSTPBT)
は、先のステップST30での処理によって「1」がセット
されているため、ステップST32にて、出力端子P21が
「L」レベル状態に変化される。
すなわち、出力端子P21を「L」レベル状態に変化さ
せることにより、1bitのストップビット(「H」レベル
状態)が発生されるとともに(図10のタイミング“n"に
相当)、このストップビットの発生にともなって、上記
ストップビット設定フラグ(FSTPBT)および送信モード
指定フラグ(FTXD)がともに「0」にクリアされる(ス
テップST33)。
この後、約2msecが経過されることにより(ステップS
T34)、ストップビット出力タイミングとなる(図10の
タイミング“o"に相当)。
このように、ストップビットが送信されることによ
り、送信データの送信が完了され、結果として、図10の
IVの状態が実現される。
送信完了後は、処理が上記したステップST1に移行さ
れ、タイミングa,bによる約4msec周期の方形波を送信し
続ける、図10のIの待機状態に戻される。
以上が、カートリッジCPU45fの入力,出力端子P20,P2
1に現れる波形を実現するための処理の流れ(ソフトウ
ェア)である。
図13は、上記の送信データの生成にかかる暗号化処理
(ステップST15)の流れを示すものである。
まず、受信レジスタ(RXDATA)内に蓄えられた受信デ
ータのうちの第2ワードに相当するデータが、カートリ
ッジCPU45f内のデータカウンタ(DC)455にセットされ
る(ステップST15a)。
この後、受信レジスタ(RXDATA)内に蓄えられた受信
データのうちの、第1ワードに相当するデータの第1ビ
ット目(先頭から4つ目のデータ(第1ワードのMS
B))が、「1」か否かがチェックされる(ステップST1
5b)。
そして、もし、第1ワードのMSBが「1」でないなら
ば、データカウタン(DC)455の値により示される、た
とえばROM451に設けられたデータテーブル451a上の番地
に対応するROMデータ(8ビット)の下位4bitがAレジ
スタ(アキュムレータ)454にロードされる(ステップS
T15c)。
また、もし、第1ワードのMSBが「1」ならば、入力
端子P20のデータ(4bit)がAレジスタ454にロードされ
る(ステップST15d)。
本実施例(図10に示した受信データ)の場合、第1ワ
ードのMSBは「1」となっているため、上記ステップST1
5dの処理が実行される。すなわち、コード発生回路456
が図の状態のとき、ジャンパ線JP2,JP4に対応するカ
ートリッジCPU45fの端子P01,P03が「L」レベル状態
で、ジャンパ線JP1,JP3に対応する端子P00,P02が「H」
レベル状態となり、結果として、Aレジスタ454には「1
010(0AH)」がロードされることになる。
この後、データカウタン(DC)455の値により示され
る、たとえばROM451に設けられたデータテーブル451a
の番地に対応するROMデータ(8ビット)の上位4bit
が、Bレジスタ456にロードされる(ステップST15e)。
そして、受信レジスタ(RXDATA)内に蓄えられた受信
データのうちの、第1ワードに相当する、データの上位
3bitがチェックされ(ステップST15f)、その結果によ
り次のステップST15gでの処理が決定される。
たとえば、第1ワードの上位3bitが「001」のとき、
ステップST15gの処理のうち、ステップST15g−1の処
理、つまり受信データの第2ワードとAレジスタ454
値とのXORが求められ、その結果がAレジスタ454にセー
ブされる(図11のコマンド「001(特殊変換)」の暗
号化ルールに対応する処理)。
また、第1ワードの上位3bitが「010」のとき、ステ
ップST15g−2の処理、つまりAレジスタ454の値が反転
され、その結果がAレジスタ454にセーブされる(図11
のコマンド「010(反転出力)」の暗号化ルールに対応
する処理)。
また、第1ワードの上位3bitが「011」のとき、ステ
ップST15g−3の処理、つまりAレジスタ454の値とBレ
ジスタ456の値とのXORが求められ、その結果がAレジス
タ454にセーブされる(図11のコマンド「011(XOR出
力)」の暗号化ルールに対応する処理)。
また、第1ワードの上位3bitが「100」のとき、ステ
ップST15g−4の処理、つまりAレジスタ454の値とBレ
ジスタ456の値との加算値が求められ、その結果がAレ
ジスタ454にセーブされる(図11のコマンド「100(加算
出力)」の暗号化ルールに対応する処理)。
また、第1ワードの上位3bitが「101」のとき、ステ
ップST15g−5の処理、つまりAレジスタ454の値とBレ
ジスタ456の値との減算値が求められ、その結果がAレ
ジスタ454にセーブされる(図11のコマンド「101(減算
出力)」の暗号化ルールに対応する処理)。
さらに、第1ワードの上位3bitが「110」のとき、ス
テップST15g−6の処理、つまり第1ワードとAレジス
タ454の値とのXORが求められ、その結果がAレジスタ45
4にセーブされる(図11のコマンド「110(特殊変換
)」の暗号化ルールに対応する処理)。
たとえば、本実施例の場合、受信レジスタ(RXDATA)
内のデータの第1ワードの上位3bitは「1001(09H)」
であるため、その上位3bitは「100」となり、結果とし
て、ステップST15g−4において、Aレジスタ454の値
「1010」とBレジスタ456の値(xxxx)との加算値が求
められ、その結果がAレジスタ454にセーブされること
になる。
このようにして、Aレジスタ454にセーブされた演算
結果は、送信レジスタ(TXDATA)にセットされることに
より(ステップST15h)、先に説明した送信データ(応
答信号)となる。
また、第1ワードの上位3bitが「111」の場合には、
上記ステップST15hにて、直接、Aレジスタ454の値が送
信レジスタ(TXDATA)にセットされる(図11のコマンド
「111(直接出力)」の暗号化ルールに対応する処
理)。
さらに、第1ワードの上位3bitのすべてが「0」の場
合には、送信モード指定フラグ(FTXD)の内容が「0」
にクリアされる(ステップST15i)。この場合、結果と
して送信が行われないまま、処理が打ち切られる(図11
のコマンド「000(応答不要)」の暗号化ルールに対応
する処理)。
このように、第1ワードの上位3bitの値によって各種
の演算が選択的に実行され、これにより送信データを得
るための暗号化処理(暗号化サブルーチン)は終了され
る。
なお、第1ワードの上位3bitが上記のいずれでもない
場合には、送信データを得るための暗号化処理は行われ
ず、ルーチンが終了される。
次に、上記した構成における動作について説明する。
図14は、トナーカートリッジ45の識別動作にかかる処
理の流れの概略を示すものである。
たとえば今、メインスイッチとしての電源スイッチが
オン、またはジャム処理やトナーカートリッジ45の交換
のため、PPC2のフロントカバーが開閉されたとする。
すると、たとえば制御部81内のメモリ上に割り当てら
れる電源オンカウンタの値(8bitデータ)が1つカウン
トアップされ(ステップST41)、またトータルコピー枚
数を管理する図示せぬ不揮発性メモリからのデータ(16
bitデータ)が制御部81にロードされる(ステップST4
2)。
そして、これらのデータを元に、上述した暗号化サブ
ルーチンにおける暗号化のルール(コマンドの種類)が
決定される(ステップST43)。
この後、メカの初期化が行われた後(ステップST4
4)、上述したトナーカートリッジ45との通信が行われ
る(ステップST45)。
すなわち、PPC2の制御部81からは、たとえばメインス
イッチの操作回数や複写枚数のトータル値などに応じ
て、適宜、変更されるコマンド(第1ワード)を含むデ
ータ(図10の受信データに相当)が要求信号として送信
される。
この制御部81からのデータの送信に対し、これを受け
付けたカートリッジCPU45fでは、受信したデータのコマ
ンドの解析が行われる。そして、そのコマンドにしたが
った暗号化により、制御部81に対して返送すべき送信デ
ータ(応答信号)が生成される。この生成された送信デ
ータは、そのコマンドに応じて制御部81に返送される。
たとえば、コード発生回路456のジャンパ線JP1〜JP4
によって「0110(カートリッジ識別コード)」がセット
されているトナーカートリッジ45に対し、「01110011」
なる受信データが制御部81より送信されたとする。この
場合、その第1ワードのコマンド「011」のルールにし
たがって、第2ワードの「0011」と上記識別コードとの
XOR出力「0101」が送信データとして生成される。そし
て、この生成された送信データ「0101」が、カートリッ
ジCPU45fから制御部81に返送される。
しかし、上記したカートリッジ45に対し、たとえば
「000*****(ただし、*は1または0)」なる受
信データが制御部81より送信されたとする。この場合に
は、第1ワードのコマンド「000」のルール、つまり応
答不要にしたがって、カートリッジCPU45fから制御部81
への送信データの返送は行われない。
通常においては、ヒータとしてのヒートローラ58aが
加熱され(ステップST46)、定着に必要な温度となる
と、PPC2はレディ(コピー可能)状態となる(ステップ
ST47)。すると、ROM82内より所定のメッセージが読み
出され、操作パネル18のLCD18e上に「コピーできます」
が表示される(ステップST49)。
これに対し、本PPC2では、トナーカートリッジ45との
通信により当該カートリッジ45が不適合と判断される場
合(ステップST48)、ROM82内より警告メッセージが読
み出され、たとえば「品質維持のため、正しいカートリ
ッジを用いて下さい」が操作パネル18のLCD18e上に表示
される(ステップST50)。
すなわち、カートリッジCPU45fからの送信データの返
送に対し、これを受け付けた制御部81では、たとえばカ
ートリッジCPU45fに対して送信したコマンドをアドレス
とするROM82内の判別データを読み出し、この判別デー
タと送信データとの照合の結果によって、トナーカート
リッジ45の適合/不適合の識別が行われる。
たとえば、カートリッジCPU45fへのデータ「0111001
1」の送信に対し、カートリッジCPU45fから送信データ
「0101」を受信できなかったとき、本PPC2に適さないト
ナーカートリッジ45の装着が判断される。
そして、このルールにそぐわない、つまりトナーカー
トリッジ45の不適合が識別されるとき、上記した警告メ
ッセージの表示が行われる。このように、装着されてい
るトナーカートリッジ45が、PPC2のメーカがあらかじめ
性能を保証した以外のカートリッジである場合、その使
用を止めるよう警告するようになっている。
この場合、コピー動作を禁止してはいないが、警告メ
ッセージの表示にともなって、コピー動作を禁止するよ
うにすることもできる。
また、警告の手段としてはメッセージの表示に限ら
ず、ブザー音や音声メッセージなどを発生させることも
可能である。
ただし、応答不要を指示する「000*****」なる
データの送信に対しては、カートリッジCPU45fからの送
信データを受信したか否かにかかわらず、上記の警告メ
ッセージの表示は行わないようにしている。
これは、暗号化ルールの解読を難しくするための処理
であり、非保証のトナーカートリッジの短期間の使用に
おいては、何等、問題ないという点に着目しての処置で
ある。
さらに、カートリッジCPU45fより送信されるシリアル
通信用の同期クロックが、たとえば通信の開始から100m
sec以内に得られない場合、または待機状態での同期ク
ロックを50msec以上受け取れないには、PPC2に対してト
ナーカートリッジ45が非装着であると判断される。
そして、上記データの送信は行われず、その旨を示す
メッセージ、たとえば「トナーカートリッジをセットし
て下さい」がROM82内より読み出され、操作パネル18のL
CD18e上に表示される。
これは、トナーカートリッジ45の非装着の検出、およ
び応答不要の指示との組み合わせにより、暗号化ルール
の解読を攪乱させることを目的とした処置である。この
場合、上記の表示にともなって、複写動作が禁止され
る。
また、同期クロックは受信できるが、「000****
*」以外のデータの送信に対し、カートリッジCPU45fよ
り何の送信データも返送されてこない場合にも、上記と
同様に、トナーカートリッジ45の非装着が判断される。
この外、カートリッジCPU45fとの通信に関して、暗号
化のルールは種々設定可能であるが、1度、電源がオン
されると、オフされるまではこれを変更しないようにし
ている。これは、暗号化ルールの解読に対して、なるべ
く種々のルールが公開されるのを防止するための処置で
ある。
本実施例の場合、電源オン時の暗号化のルールは、メ
インスイッチのオン/オフの回数と、その時点における
トータルのコピー枚数により決定するようにしている。
このため、もし、まったくコピー動作を行わずに、スイ
ッチのオン/オフを繰り返したとすると、4回のオン/
オフに対して1回の割合で第2ワードの引数が変化さ
れ、64回のオン/オフでコマンド(第1ワード)が変更
されることになる。したがって、すべての送信データを
見るには、スイッチの1024回のオン/オフ動作を必要と
する。
実際には、コピー動作を行った場合、256枚が電源の
オン/オフの1回に対応する。これにより、すべての送
信データをもれなくチェックするには、より複雑な構成
となっている。
なお、ルールの決定には、トナーTの色や制御部81が
有する不揮発性メモリ内の他のデータを用いることも可
能である。
さて、操作パネル18のLCD18e上に、メッセージ、たと
えば「品質維持のため、正しいカートリッジを用いて下
さい」または「コピーできます」が表示されている状態
において、プリントキー18aのオン操作による複写開始
信号の入力が判断されると(ステップST51)、前述した
コピー動作が実行される(ステップST52)。
そして、そのコピー動作の終了が判断されることによ
り(ステップST53)、処理はステップST48に移行され、
各処理(ステップST48,ST49またはST50,ST51,ST52,ST5
3)が繰り返される。
一方、上記ステップST51において、複写開始信号の入
力が判断されない場合、PPC2のフロントカバーの開放
(ドアオープン状態)がチェックされる(ステップST5
4)。
そして、ドアオープンが判断されない場合には、処理
がステップST48に移行され、それ以降の処理が繰り返さ
れる。
また、ドアオープンが判断される場合には、フロント
カバーが閉じられるのを待って(ステップST55)、処理
が上記したステップST44に移行され、それ以降の処理が
実行される。
上記したように、メーカがその性能を保証し得ないト
ナーカートリッジの使用を注意できるようにしている。
すなわち、PPCの制御部からのコマンドに応じて暗号
化データを作成し、これを返送するための制御PC板をト
ナーカートリッジに備えさせ、そのカートリッジCPUと
の通信によりトナーカートリッジの適合性を確認するよ
うにしている。これにより、メカ的な形状変更のための
金型代などを負担することなく、比較的に安価で、しか
も模造のされにくいカートリッジ識別システムの構築が
可能となる。したがって、類似のトナーカートリッジを
誤って使用したり、PPCメーカが性能を保証していない
非保証のトナーカートリッジの使用により、PPCが本来
の性能を発揮できず、たとえば不良画像を生じたり、ま
た機体内部の異常な汚損やヒートローラなどが損傷され
るといった不良トナーによる各種のトラブルを容易に回
避でき、いつも良好な状態で、かつ安定した動作を保証
し得るものである。
なお、上記実施例においては、規格品以外のトナーカ
ートリッジの使用を単にユーザに警告する場合について
説明した。しかし、実際に、トラブルの発生を回避し、
かつ安定した動作を実現するためには、それを警告する
だけでは十分な効果は期待できない。
そこで、より高い効果を期待し得る、本発明の他の実
施例(変形例)について説明する。
図15においては、上記した図14におけるステップST4
8,ST49,ST50での処理が異なるだけなので、この異なる
部分についてのみ説明する。
すなわち、制御部81では、カートリッジCPU45fからの
送信データの内容により、トナーカートリッジ45の適合
性、たとえば装着されたトナーカートリッジ45が、この
PPC2での使用が許可されている規格品か否かの判別が行
われる(ステップST58)。
もし、所定外のトナーカートリッジ45の装着が判断さ
れた場合、トナーカートリッジ45から現像装置44へのト
ナーTの補給を禁止すべく、トナー搬送モータの回転が
阻止される。この場合、たとえば制御部81のメモリ上に
割り当てられるトナー補給動作設定フラグ(FTNR)に
「0」がセットされる(ステップST59)。
また、所定のトナーカートリッジ45の装着が判断され
た場合には、トナーカートリッジ45からのトナーTの補
給を実行すべく、トナー搬送モータの回転が許可され
る。この場合、たとえばトナー補給動作設定フラグ(FT
NR)に「1」がセットされる(ステップST60)。
このように、装着されたトナーカートリッジ45が規格
品か否かにより、そのトナーカートリッジ45から現像装
置44へのトナー補給動作を制御するようになっている。
図16は、トナー補給動作にかかる処理の流れを示すも
のである。
たとえば今、入力部83からの入力により、トナー濃度
センサ44hによる現像装置44内のトナー濃度の低下検知
が通知されたとする。
すると、トナー補給動作設定フラグ(FTNR)の値が参
照され(ステップST61)、その結果に応じてトナー搬送
モータの回転が制御される。
すなわち、トナー補給動作設定フラグ(FTNR)の値が
「1」のとき、制御部81によりドライバ部84が駆動さ
れ、トナー搬送モータが所定の時間だけ回転される。こ
れにより、トナーカートリッジ45内のトナーTの現像装
置44への補給が実行される(ステップST62)。
一方、トナー補給動作設定フラグ(FTNR)の値が
「0」のとき、トナー搬送モータは回転されず、トナー
補給が必要な場合であっても、トナーカートリッジ45内
のトナーTの現像装置44への補給は行われない。
このように、装着されているトナーカートリッジ45
が、たとえばPPC2のメーカがあらかじめ性能を保証した
以外の非保証カートリッジである場合、あるいは本PPC2
の規格にあっていない不適合カートリッジである場合、
最終的には、その使用が禁止されるようになっている。
この結果、たとえばOPC用のプラスに帯電するトナー
を使用すべき複写装置に対して、誤ってセレン用のマイ
ナスに帯電するトナーを補給したために起こる、画像の
悪化、または高速定着可能なトナーを使用すべきところ
に、低速定着用のトナーを補給したために起こる、定着
不良や濃度不良、さらには黒色トナーに赤などのカラー
トナーを補給したために起こる、混色などの不良画像の
発生、およびトナー飛散やキャリア引きなどの各種のト
ラブルの発生を確実に防止することができる。
また、たとえば所定外のトナーカートリッジの使用に
よる性能の低下や、装置内部の異常な汚損や損傷などの
トラブルの発生をも防止できる。
この場合、コピー動作を直ちに禁止していないのは、
通常、トナー補給動作が開始されるのは現像装置44内の
トナーが複写可能限界量以下になる前であり、それまで
は正常なコピー動作を継続することができるためであ
る。
また、トナーカートリッジ45の適合性の判別結果によ
りトナー補給動作を許可/禁止するものに限らず、カー
トリッジCPU45fより送信されるシリアル通信用の同期ク
ロックが、たとえば通信の開始から100msec以内に得ら
れない場合、または待機状態での同期クロックを50msec
以上受け取れない場合に、PPC2の本体に対してトナーカ
ートリッジ45が非装着であると判断され、同様にトナー
補給動作が禁止される。
この場合には、無意味(不要)なトナー補給動作によ
るモータなどの騒音(ノイズ)の発生を防止することが
できる。
上記実施例によれば、トナーカートリッジから現像装
置へのトナーの補給動作を、装置本体での使用が許可さ
れているトナーカートリッジの装着/非装着により制御
できるようになるため、不本意なトナー補給動作を禁止
でき、所定外のトナーカートリッジの使用による種々の
トラブルの発生や、非装着時の不要なトナー補給動作に
より発生する騒音を確実に防止することが可能となり、
トナーカートリッジの未装着時や誤装着時の騒音や不良
画像の発生を確実に抑え、安定した複写性能を維持し得
るようになるものである。
なお、上記実施例においては、トナーカートリッジに
CPUを持たせ、複写装置との間での通信によってトナー
カートリッジの適合性などを判別するようにしたが、こ
れに限らず、たとえば接点スイッチの接触の組み合わせ
によって行うことも可能である。
また、二成分系現像装置に限らず、たとえば一成分系
現像装置にも同様に適用できる。
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種
々変形実施可能なことは勿論である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 ▲高▼橋 祐介 (56)参考文献 特開 平2−72381(JP,A) 特開 平2−61656(JP,A) 特開 平3−134684(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/08 - 13/095 G03G 15/08 - 15/095

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(削除)
  2. 【請求項2】(削除)
  3. 【請求項3】(削除)
  4. 【請求項4】(補正後) 像担持体上の静電潜像に対し
    て現像剤を供給することにより前記静電潜像を現像する
    現像手段を具備した画像形成装置において、 現像剤を収容する収容部と、前記現像手段に対して前記
    収容部から現像剤を供給する現像剤供給部と、第1のデ
    ータ信号が入力される第1の入力手段と、この第1の入
    力手段を通して入力された前記第1のデータ信号に対し
    て処理を行うための処理ルールを複数記憶する記憶手段
    と、この記憶手段に記憶されている処理ルールにしたが
    って前記第1の入力手段から入力された前記第1のデー
    タ信号に対して処理を施して第2のデータ信号を生成す
    る処理手段と、この処理手段により生成された前記第2
    のデータ信号を出力する第1の出力手段とを具備してな
    り、前記現像手段に対して着脱自在に設けられた現像剤
    補給装置と、 前記記憶手段に記憶されている複数の処理ルールの中か
    ら所定の処理ルールを選択するためのデータを生成する
    生成手段と、 前記現像剤補給装置が前記現像手段に装着されていると
    き、前記生成手段により生成された処理ルール選択用の
    データと前記第1のデータ信号とを前記第1の入力手段
    に対して出力する第2の出力手段と、 前記現像剤補給装置が前記現像手段に装着されていると
    き、前記処理手段により生成され、前記第1の出力手段
    から出力された前記第2のデータ信号が入力される第2
    の入力手段と、 前記現像剤補給装置が前記現像手段に装着されていると
    き、前記第2の入力手段を通して入力された前記第2の
    データ信号と前記第1のデータ信号とを比較することに
    より前記現像剤補給装置の適合性を判別する判別手段と を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記判別手段は、前記第1のデータ信号と
    前記第2のデータ信号とが異なっているとき、前記現像
    剤補給装置が不適合であると判別することを特徴とする
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】(補正後) 前記判別手段により装着され
    ている前記現像剤補給装置が不適合であることが判別さ
    れたとき、前記現像剤補給装置の前記現像剤補給部に対
    して前記現像手段への現像剤の供給を禁止する制御手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項4に記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】(削除)
  8. 【請求項8】(削除)
  9. 【請求項9】像担持体上の静電潜像に対して現像剤を供
    給することにより前記静電潜像を現像する現像手段を具
    備した画像形成装置において、 現像剤を収容する収容部と、 前記現像手段に対して前記収容部から現像剤を供給する
    現像剤供給部と、 コマンド部とデータ部とを有する第1のデータ信号が入
    力される第1の入力手段と、 前記第1のデータ信号のデータ部に対して処理を行うた
    めの処理ルールを、前記第1のデータ信号のコマンド部
    の種類に対応して複数種類記憶してなる第1の記憶手段
    と、 前記第1のデータ信号のコマンド部に対応する処理ルー
    ルを前記第1の記憶手段より読み出し、前記第1のデー
    タ信号のデータ部に対して、前記読み出された処理ルー
    ルにしたがった処理を行うことにより第2のデータ信号
    を生成する処理手段と、 この処理手段により生成された前記第2のデータ信号を
    出力する第1の出力手段とを具備してなり、前記現像手
    段に対して着脱自在に設けられた現像剤補給装置と、 前記第1の入力手段に対して、コマンド部とデータ部と
    を有する前記第1のデータ信号を出力する第2の出力手
    段と、 この第2の出力手段から出力される第1のデータ信号の
    コマンド部に対応した第3のデータ信号を記憶してなる
    第2の記憶手段と、 前記処理手段により生成され、前記第1の出力手段から
    出力された前記第2のデータ信号が入力される第2の入
    力手段と、 この第2の入力手段から入力された前記第2のデータ信
    号と、前記第2の記憶手段に記憶されている前記第1の
    データ信号のコマンド部に対応した第3のデータ信号と
    を比較する比較手段と、 この比較手段の比較結果に応じて前記現像剤補給装置の
    適合性を判別する判別手段と を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記判別手段は、前記比較手段の比較の
    結果、前記第2のデータ信号と前記第3のデータ信号と
    が異なっていたときには、前記現像剤補給装置は不適合
    であると判別することを特徴とする請求項9に記載の画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】前記判別手段は、前記第2の入力手段に
    前記第2のデータ信号が入力されなかったときには、前
    記現像剤補給装置は不適合であると判別することを特徴
    とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】(追加) 原稿台上に載置された原稿を
    露光する露光手段と、 この露光手段により露光された前記原稿台上の原稿の画
    像を一様に帯電された像担持体上に導くことにより像担
    持体上に原稿の画像の静電潜像を形成する潜像形成手段
    と、 現像剤を収容する現像剤収容室を有してなり、前記潜像
    形成手段により像担持体上に形成された静電潜像に対し
    て前記現像剤収容室中の現像剤を供給することにより現
    像する現像手段と、 この現像手段の現像剤収容室内に設けられ、収容されて
    いる現像剤の量を検知する検知手段と、 前記現像手段に対して着脱自在に設けられ、現像剤を収
    容する収容部と、前記現像手段の現像剤収容室に対して
    前記収容部から現像剤を供給する現像剤供給部と、第1
    のデータ信号が入力される第1の入力手段と、この第1
    の入力手段を通して入力された前記第1のデータ信号に
    対して処理を行うための処理ルールを複数記憶する記憶
    手段と、この記憶手段に記憶されている処理ルールにし
    たがって前記第1の入力手段から入力された前記第1の
    データ信号に対して処理を施して第2のデータ信号を生
    成する処理手段と、この処理手段により生成された前記
    第2のデータ信号を出力する第1の出力手段とを具備し
    てなる現像剤補給装置と、 前記記憶手段に記憶されている複数の処理ルールの中か
    ら所定の処理ルールを選択するためのデータを生成する
    生成手段と、 前記現像剤補給装置が前記現像手段に装着されていると
    き、前記生成手段により生成された処理ルール選択用の
    データと前記第1のデータ信号とを前記第1の入力手段
    に対して出力する第2の出力手段と、 前記現像剤補給装置が前記現像手段に装着されていると
    き、前記処理手段により生成され、前記第1の出力手段
    から出力された前記第2のデータ信号が入力される第2
    の入力手段と、 前記現像剤補給装置が前記現像手段に装着されていると
    き、前記第2の入力手段を通して入力された前記第2の
    データ信号と前記第1のデータ信号とを比較することに
    より前記現像剤補給装置の適合性を判別する判別手段
    と、 この判別手段により前記現像剤補給装置が適合するもの
    であることが判別され、かつ前記検知手段により前記現
    像手段の現像剤収容室内の現像剤の量が低下したことが
    検知されたとき、前記現像剤供給部に対して前記現像手
    段の現像剤収容室へ現像剤を供給させ、前記判別手段に
    より前記現像剤補給装置が不適合であることが判別され
    たときには前記検知手段の検知結果にかかわらず、前記
    現像剤供給部に対して前記現像手段の現像剤収容室への
    現像剤の供給を禁止する制御手段と を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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