JP3329189B2 - セラミックシース型熱電対 - Google Patents

セラミックシース型熱電対

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、セラミック保護
管を持つセラミックシース型熱電対に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シース型熱電対は、金属製グロー
プラグや高温で使用されるSUSシース型部品の保護管
として使用され、SUS等の金属で作製されたものがあ
る。また、SUSシース型熱電対は、1000℃以上の
雰囲気で使用されるものがあり、その場合には、インコ
ネル等の特殊耐熱合金で作製されている。熱電対は、3
00℃〜1400℃の温度範囲の温度を計測するため、
各種の測定材を適合させている。また、熱電対の素線
は、酸化性又は還元性の雰囲気に対して弱い場合が多い
ので、一般的には保護パイプ内に入れて使用されてい
る。また、従来のセラミックシース型熱電対として、通
気用の孔を側面に形成した窒化珪素製保護管内に、W−
Re素線を内包し、それらの空間をTiNが分散した反
応焼結窒化珪素を充填した構造のものが知られている。
【0003】また、特開平6−160200号公報に
は、気密端子付シース型熱電対が開示されている。該熱
電対は、過渡的な温度変化等により、端子部に温度勾配
が生じても測定誤差を生じさせないものであり、アルメ
ル線とクロメル線の異種金属線からなる熱電対素線をス
テンレス製シース内に無機絶縁材と共に、相互に絶縁し
て収納し、シースの基端側を気密端子部により気密に封
止する。気密端子部のセラミック端板に取り付けられた
2本のコパール製の貫通パイプの内部に絶縁スリーブが
挿入され、各熱電対素線はその内部を通って貫通パイプ
と直接接触せずに外部に引き出されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
保護管をSUSで作製した場合には、保護管は、その耐
熱使用限界温度が900℃程度と低い耐熱温度である
上、硫黄ガス中での使用では保護管の金属が硫黄ガスに
侵されるので、硫黄ガス中での使用が困難である。ま
た、保護管をインコネル等の特殊耐熱合金で作製した場
合には、その保護管はSUSの保護管に比較して耐熱温
度が高くなるが、コストが約2倍とアップすることにな
る。
【0005】また、上記セラミックシース型熱電対は、
高温大気中で使用した場合に、保護管に形成した通気孔
から内部への酸素の侵入によってW−Re素線が劣化す
るという問題がある。更に、W−Re素線の熱膨張係数
は4.8×10- 6 /℃であり、W線の熱膨張係数より
更に大きく、繰り返しの使用によって周囲を形成する材
料との熱膨張係数差に起因する応力により劣化する可能
性がある。また、上記セラミックシース型熱電対は、測
温の応答性を向上させる必要があった。
【0006】また、前掲特開平6−160200号公報
に開示された気密端子付シース型熱電対は、保護管とし
てステンレス製シースを用いているが、該ステンレス製
シースは外部雰囲気中に直接晒された状態であり、例え
ば、雰囲気中に硫黄ガス等のガスが存在する場合には、
シース自体に腐食が発生し、耐久性が低下するという問
題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
の課題を解決することであり、セラミック保護管内に配
置したW−Re素線と該W−Re素線を内包する複合セ
ラミックスとの熱膨張係数を近づけ、保護管内に発生す
る熱膨張差で発生する熱応力を小さくし、保護管内への
酸素の侵入を防止し、測温の応答性を向上させたセラミ
ックシース型熱電対を提供することである。
【0008】この発明は、窒化珪素、サイアロン及び炭
化珪素から選択されるセラミックスによって作製された
保護管、前記保護管の内部に配置された測温点となる結
合部を有するW−Re素線、前記W−Re素線を内包す
るように前記保護管内に充填された4.0×10- 6
℃〜5.5×10- 6 /℃の範囲の熱膨張係数を有する
反応焼結窒化珪素セラミックスを主成分とする複合セラ
ミックス、及び前記保護管の外周面に形成された窒化珪
素皮膜、から成るセラミックシース型熱電対に関する。
【0009】また、前記保護管はその両端が開口したパ
イプから成り、前記測温点が前記保護管の開口端面に位
置し、前記開口端面には窒化珪素皮膜が形成されてい
る。従って、このセラミックシース型熱電対は、前記測
温点の近傍が測温雰囲気に対して緻密で且つ熱容量が小
さくなり、応答性を向上できる。
【0010】また、前記複合セラミックスには、4.0
×10- 6 /℃以上の熱膨張係数を有する相が分散して
いる。更に、前記複合セラミックスに分散した前記相
は、AlNとAl2 3 のうち少なくとも1種及びTi
Nから構成されている。また、前記複合セラミックスに
分散された前記相を形成するAlNとAl2 3 の配合
量は前記複合セラミックスに対して15〜55wt%の
範囲である。
【0011】このセラミックシース型熱電対は、上記の
ような構成によって、前記保護管の外周面に窒化珪素皮
膜が形成されているので、前記保護管内に酸素の侵入を
防止でき、W−Re素線の劣化を防止できる。また、保
護管内に充填される複合セラミックスにAlNやAl2
3 を添加して分散させることによって、複合セラミッ
クスの熱膨張係数をW−Re素線の熱膨張係数にほぼ等
しくなるように近づけることができるので、W−Re素
線の熱応力による劣化を防止できる。従って、このセラ
ミックシース型熱電対は、前記皮膜の保護膜がより長時
間にわたって安定し、それにともない耐久性も改善され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して、この発明
によるセラミックシース型熱電対の実施例を説明する。
図1はこのセラミックシース型熱電対の一実施例を示す
断面図である。
【0013】図1に示すように、このセラミックシース
型熱電対は、窒化珪素(Si3 4)、サイアロン(s
ialon)及び炭化珪素(SiC)から選択されるセ
ラミックスによって作製された保護管1、保護管1の内
部に配置された測温点9となる結合部を有するW−Re
素線2,3、及びW−Re素線2,3を内包するように
保護管1内に充填された4.0×10- 6 /℃〜5.5
×10- 6 /℃の範囲の熱膨張係数を有する反応焼結窒
化珪素セラミックスを主成分とする複合セラミックス4
から構成されている。W−Re素線は、一方の線材がW
−5%Reから構成されたW−Re素線2と、他方の線
材がW−26%Reから構成されたW−Re素線3から
構成されている。
【0014】また、保護管1は、その両端が開口した径
の小さい長尺のパイプから構成されている。保護管1の
開口端面には、一端に測温点9が位置し、他端に端子取
付部7が設けられている。測温点9が位置した開口端面
には、CVD等によって窒化珪素から成る皮膜6が全面
を覆うように形成されている。また、保護管1には通気
用孔8が形成されており、保護管1内に充填された複合
セラミックス4の反応焼結を良好に達成するように構成
されている。更に、保護管1の外周面は、CVD等によ
って窒化珪素から成る皮膜5が全面を覆うように形成さ
れている。
【0015】このセラミックシース型熱電対では、保護
管1内に充填された複合セラミックス4には、4.0×
10- 6 /℃以上の熱膨張係数を有する相が分散してお
り、該相はAlNとAl2 3 のうち少なくとも1種及
びTiNから構成されている。複合セラミックス4に分
散された相を形成するAlNとAl2 3 の配合量は、
複合セラミックス4に対して15〜55wt%の範囲に
構成されている。
【0016】〔実施例1〕このセラミックシース型熱電
対は、例えば、次のようにして作製できる。まず、保護
管1を、内径φ4mm、外径φ6mm及び長さ300m
mで且つ両端が開口したサイアロンパイプで作製する。
W−Re素線2,3として、一方の線材がW−5%Re
から構成されたW−Re素線2と、他方の線材がW−2
6%Reから構成されたW−Re素線3との二種類の素
線を一端で互いに直列に結線して作製する。そこで、保
護管1内にW−Re素線2,3の互いに結線した接合部
9が保護管1の開口端面に位置するようにW−Re素線
2,3を配置すると共に、保護管1内にスラリーを充填
する。スラリーは、Si粉末を55wt%、AlNを3
5wt%及びTiを10wt%で配合した混合粉末を含
むものである。次いで、保護管1内のスラリーが乾燥し
た後、これを0.93MPaの窒素雰囲気中の炉内で反
応焼結した。
【0017】次に、炉内に四塩化珪素、アンモニア、窒
素ガスを導入し、保護管1の外面に厚さ約0.1mmの
Si3 4 膜5,6を形成した。それによって、保護管
1の通気用孔8が閉鎖されると共に、保護管1の一端面
を含む全面にSi3 4 膜5,6が形成され、通気用孔
8からの酸素侵入を抑制でき、耐酸化性を向上させるこ
とができる。次いで、保護管1の他端から突出している
W−Re素線2,3に端子取付部7を取り付けた。この
セラミックシース型熱電対は、上記のように作製され、
W−Re素線2,3の接合部9が測温点を構成すること
になる。
【0018】この実施例では、サイアロンパイプを用い
てセラミックシース型熱電対を作製したが、先端を有す
る鞘状の保護管を使用した場合でも、保護管の外面に皮
膜を形成することによって、通気用孔を閉鎖し、通気用
孔からの酸素侵入を抑制できる結果、耐酸化性を向上さ
せることができるものである。また、保護管1の外面に
皮膜5,6を形成する方法として、化学蒸着(CVD)
の他、イオンアシストデポジション(IAD)、スパッ
タリング、有機珪素ポリマー塗布法等によって達成でき
るものである。
【0019】次に、このセラミックシース型熱電対にお
ける端子取付部7のリード線を接続し、セラミックシー
ス型熱電対の測温点側の端部を大気中1000℃の炉内
に配置し、時間経過に伴う熱起電力の変化を測定した。
この実施例では、複合セラミックス4として熱膨張係数
(α)は4.0×10- 6 /℃のものを使用した。ま
た、比較例として保護管1の外面に皮膜5,6を形成し
ないものを作製した。その結果を図4に示す。図4から
分かるように、本発明の保護管1にCVDでSi3 4
皮膜5,6を形成したものは、4000時間経過した後
でも、熱起電力の変位(%)は生じることなく、使用前
の熱起電力を維持していることが分かった。これに対し
て、比較例の保護管1にCVDでSi3 4 皮膜を形成
しなかったものは、使用後、熱起電力の変位(%)が大
きく発生し、使用前の熱起電力を維持できないことが分
かった。
【0020】〔実施例2〕実施例1で使用したスラリー
からAlNを除いたスラリーを用いて、該スラリーを保
護管1に充填し、実施例1と同様の方法でセラミックシ
ース型熱電対を作製し、これを比較例とした。即ち、A
lNを除いたスラリーは、Si,Tiのみから成る混合
粉末を原料にして複合セラミックスを形成し、更に、複
合セラミックスとして熱膨張係数(α)が3.2××1
- 6 /℃のものを使用した。また、実施例1で作製し
た本発明品のものは、複合セラミックス4が熱膨張係数
(α)が4.0×10- 6 /℃〜5.5×10- 6 /℃
の範囲のものを使用し、セラミックシース型熱電対を作
製し、本発明品とした。
【0021】複合セラミックスの熱膨張係数を変えるた
めの添加物として、添加物自体の熱膨張係数がSi3
4 の熱膨張係数よりも大きく、1400℃程度でも安定
な物質であれば使用可能であるが、その点から考慮する
と、熱膨張係数が大きく、高温でも安定で溶融しない材
料として、AlNやAl2 3 が最適であることが分か
った。また、複合セラミックス4に分散された相を形成
するAlNとAl2 3 の配合量としては、図2及び図
面3に示すグラフから分かるように、複合セラミックス
4に対して15〜55wt%の範囲であることが分か
る。
【0022】即ち、図2には、Tiの配合量を10wt
%とした時の、AlNの添加量(wt%)に対する抗折
強度(曲げ強度:MPa)と熱膨張係数(1/℃)との
関係が示されている。図2に示すように、抗折強度と熱
膨張係数とを考慮すると、AlNの添加量が15wt%
以下では熱膨張係数が低く成り過ぎ、また、55wt%
以上では複合セラミックスが緻密化せず、抗折強度が極
端に低下することが分かる。また、図3には、Tiの配
合量を10wt%とした時の、Al2 3 の添加量(w
t%)に対する抗折強度(曲げ強度)(MPa)と熱膨
張係数(1/℃)との関係が示されている。図3に示す
ように、抗折強度と熱膨張係数とを考慮すると、Al2
3 の添加量が15wt%以下では熱膨張係数が低く成
り過ぎ、また、55wt%以上では複合セラミックスが
緻密化せず、抗折強度が極端に低下することが分かる。
【0023】そこで、本発明品と、AlNを除いて作製
した比較例とを用いて、1100℃の溶解した銅の測温
を繰り返し実施した時の測温回数に伴う熱起電力の変化
を測定した。その結果を図5に示す。図5から分かるよ
うに、本発明品のセラミックシース型熱電対は、105
回の繰り返し使用に対しても熱起電力の変位(%)は生
じることなく、使用前の熱起電力を維持していることが
分かった。これに対して、比較例のセラミックシース型
熱電対は、繰り返し使用後の熱起電力の変位(%)が発
生し、使用前の熱起電力を維持できないことが分かっ
た。
【0024】また、本発明品と比較例のセラミックシー
ス型熱電対を、104 回の繰り返し使用した後に、それ
らの断面を観察した結果、本発明品のセラミックシース
型熱電対には微小な亀裂は発生していなかった。これに
対して、AlNを添加していない複合セラミックスを用
いた比較例のセラミックシース型熱電対は、W−Re素
線の一部に熱応力による微小な亀裂が発生していたこと
が分かった。
【0025】
【発明の効果】この発明によるセラミックシース型熱電
対は、上記のように構成され、次のような効果を有す
る。即ち、このセラミックシース型熱電対は、W−Re
素線を内包するように保護管内に4.0×10- 6 /℃
〜5.5×10- 6 /℃の範囲の熱膨張係数を有する反
応焼結窒化珪素セラミックスを主成分とする複合セラミ
ックスが充填され、前記保護管の外周面に窒化珪素皮膜
が形成されているので、前記保護管から酸素が内部に侵
入することがなく、W−Re素線が劣化するようなこと
が無い。また、前記複合セラミックスの熱膨張係数は適
正な量の添加物によって前記W−Re素線の熱膨張係数
に近づけられるので、繰り返し使用によっても前記W−
Re素線に亀裂等の破損が発生せず、熱膨張差に起因す
る前記W−Re素線の劣化が発生しない。更に、このセ
ラミックシース型熱電対の測温点は、Si3 4 皮膜で
被覆されているのみであり、その領域の熱容量が小さ
く、緻密であるので、測温において極めて応答性が良好
になる。従って、このセラミックシース型熱電対は、繰
り返しの使用回数は大幅に延ばすことができ寿命を長く
できる。また、前記保護管には被膜が配置されているの
で腐食が発生せず、酸化による線材の断線等が発生せ
ず、耐久性に富んだセラミックシース型熱電対を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるセラミックシース型熱電対の一
実施例を示す断面図である。
【図2】複合セラミックスにおけるAlNの添加量に対
する抗折強度と熱膨張係数との関係を示すグラフであ
る。
【図3】複合セラミックスにおけるAl2 3 の添加量
に対する抗折強度と熱膨張係数との関係を示すグラフで
ある。
【図4】セラミックシース型熱電対の使用時間に対する
熱起電力の変位を示すグラフである。
【図5】セラミックシース型熱電対の繰り返しの使用回
数に対する熱起電力の変位を示すグラフである。
【符号の説明】
1 保護管 2,3 W−Re素線 4 複合セラミックス 5 外周面皮膜 6 端面皮膜 7 端子取付部 8 通気用孔 9 測温点
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−11574(JP,A) 特開 昭61−246636(JP,A) 特開 平9−89682(JP,A) 特開 平8−15047(JP,A) 特開 昭55−27820(JP,A) 特開 平8−2969(JP,A) 実開 昭63−72530(JP,U) 実開 平2−146335(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01K 7/02 G01K 1/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒化珪素、サイアロン及び炭化珪素から
    選択されるセラミックスによって作製された保護管、前
    記保護管の内部に配置された測温点となる結合部を有す
    るW−Re素線、前記W−Re素線を内包するように前
    記保護管内に充填された4.0×10- 6 /℃〜5.5
    ×10- 6 /℃の範囲の熱膨張係数を有する反応焼結窒
    化珪素セラミックスを主成分とする複合セラミックス、
    及び前記保護管の外周面に形成された窒化珪素皮膜、か
    ら成るセラミックシース型熱電対。
  2. 【請求項2】 前記保護管はその両端が開口したパイプ
    から成り、前記測温点が前記保護管の開口端面に位置
    し、前記開口端面には窒化珪素皮膜が形成されている請
    求項1に記載のセラミックシース型熱電対。
  3. 【請求項3】 前記複合セラミックスには、4.0×1
    - 6 /℃以上の熱膨張係数を有する相が分散している
    請求項1又は2に記載のセラミックシース型熱電対。
  4. 【請求項4】 前記相は、AlNとAl2 3 のうち少
    なくとも1種及びTiNから構成されている請求項3に
    記載のセラミックシース型熱電対。
  5. 【請求項5】 前記複合セラミックスに分散された相を
    形成するAlNとAl2 3 の配合量は前記複合セラミ
    ックスに対して15〜55wt%の範囲である請求項1
    〜4のいずれか1項に記載のセラミックシース型熱電
    対。
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