JP3328831B2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP3328831B2
JP3328831B2 JP05315899A JP5315899A JP3328831B2 JP 3328831 B2 JP3328831 B2 JP 3328831B2 JP 05315899 A JP05315899 A JP 05315899A JP 5315899 A JP5315899 A JP 5315899A JP 3328831 B2 JP3328831 B2 JP 3328831B2
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和彦 田中
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太陽鉄工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材等のワークを
溶接等の加工をする際に、定位置に保持しておくために
これをクランプするクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等に用いられる金属の薄板
を、溶接等にて組み付けるに当たり、その薄板に設けら
れている孔を利用して位置決め及びクランプするクラン
プ装置として、空気圧シリンダを用いた図4に示すよう
なものが使用されている。
【0003】この従来のクランプ装置は、空気圧シリン
ダ1のカバー1aと一体のクランプ本体2に位置決めピ
ン3を突設し、先端部を鈎形にした一対のクランプアー
ム4(一方のみ図示)と空気圧シリンダ1のピストンロ
ッド5とをピン6で連結し、また各クランプアーム4に
曲がったガイド溝7を設け、このガイド溝7に、クラン
プ本体2に設けられたガイドピン8を嵌合させていた。
そして、空気圧シリンダ1を定位置に固定したまま、位
置決めピン3を、薄板であるワーク9に設けられている
孔10に挿通させて位置決めした後、クランプアーム4
の先端鈎部4aを、ワーク9の孔10に対して挿通及び
抜出させるとともに、ピストンロッド5の進退によって
一対のクランプアーム4を適量だけ揺動させて、それら
の先端鈎部4aによるワーク9のクランプとその解除を
行えるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、クランプ解除
してワーク9をクランプ本体2から引き離す際に、ワー
ク9がクランプ本体2の先端面に接触した状態から、そ
の孔10の縁が位置決めピン3の周面と摺接しながらワ
ーク9と位置決めピン3とが離れていくことになるた
め、薄板であるワーク9を変形させてしまうことがあっ
た。
【0005】本発明は、クランプ解除してワークをクラ
ンプ本体から引き離す際のこのような変形を防止できる
ようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるクランプ装
置では、空気圧シリンダを案内枠に軸線方向に移動可能
に装着して、スプリングにてピストンロッドの進出方向
に付勢し、該空気圧シリンダのピストンに、ピストンロ
ッドとは反対側に突出して案内枠に対してピストンの位
置を規制するストッパロッドを突設する。そして、クラ
ンパがワークをクランプするクランプ状態では、空気圧
シリンダがスプリングにて所定位置に保持されたまま空
気圧シリンダのピストン及びピストンロッドが後退し、
クランパがクランプ解除するアンクランプ状態では、ス
トッパロッドにて規制されるところまでピストンが推進
されてピストンロッドが進出し、アンクランプ状態から
ピストンに更に空気圧を加えると、ピストンがストッパ
ロッドにて案内枠に対する移動を規制されたまま、空気
圧シリンダが案内枠に対してクランプ本体と共にスプリ
ングに抗して後退する構成としたものである。
【0007】このような構成にすると、アンクランプ状
態にした後、クランプ本体をその位置決めピンと共にワ
ークに対して後退させてワークから引き離すことができ
る。
【0008】ストッパロッドに、ピストンの規制位置を
調整可能なストッパを設けると、クランプ解除後の上記
のような動作を調整できる。
【0009】空気圧シリンダのカバーを案内枠のガイド
ロッドに摺動自在に嵌装すると、空気圧シリンダを案内
枠に対して安定した状態で移動させることができる。
【0010】ガイドロッドに、スプリングにて保持され
る空気圧シリンダの位置を決めるカラーを嵌合させる
と、クランプ時における空気圧シリンダ及びクランプ本
体の位置をカラーにより決めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従って詳細に説明する。
【0012】本発明によるクランプ装置は、図1に示す
ように、空気圧シリンダ1のロッド側カバー1aと一体
のクランプ本体2に位置決めピン3を突設し、先端部を
鈎形にした一対のクランプアーム4(一方のみ図示)と
空気圧シリンダ1のピストンロッド5とをピン6で連結
し、また各クランプアーム4に曲がったガイド溝7を設
け、このガイド溝7に、クランプ本体2に設けられたガ
イドピン8を嵌合させたことでは、図4に示した従来例
と同じであるが、次の構成が加わっている。
【0013】すなわち、空気圧シリンダ1自体を移動可
能とするために、これを装着する案内枠11を備え、ま
た空気圧シリンダ1のピストン12に、ピストンロッド
5とは反対側においてストッパロッド13を突設し、こ
のストッパロッド13を、ロッド側カバー1aとは反対
側のヘッド側カバー1bから外部へ突出させている。
【0014】案内枠11は、両側の案内板14・15を
複数本のガイドロッド(タイロッド)16で連結したも
のである。その連結は、各ガイドロッド16の先端ねじ
部16aを一方の案内板14のねじ孔14aに螺合さ
せ、他方の案内板15側においてナット17で緊締して
行ってある。
【0015】空気圧シリンダ1は、その両側のカバー1
a・1bに設けた案内孔1cにガイドロッド16を摺動
自在に貫通させることにより、ガイドロッド16に沿っ
て軸線方向に移動できるように案内枠11に装着されて
いる。そして、クランプ本体2は、案内板14の孔に嵌
着されたブッシュ18を摺動自在に貫通し、またストッ
パロッド13は、案内板15の案内孔15aを摺動自在
に貫通している。
【0016】各ガイドロッド16には、案内板14側に
おいてストッパとなるカラー19が嵌合されている。一
方、案内板15側には、該案内板15と空気圧シリンダ
1のヘッド側カバー1bとの間にスプリング20が配置
され、空気圧シリンダ1は、このスプリング20の付勢
によって、ロッド側カバー1aがカラー19に当接する
所定位置に保持されるようになっている。スプリング2
0は、ストッパロッド13を貫通させるコイルスプリン
グである。
【0017】案内板15の案内孔15aを貫通している
ストッパロッド13の先端には、円板状のストッパ21
が、そのねじ部21aをストッパロッド13のねじ穴1
3aに螺合させて取り付けられている。
【0018】上記のような構成において、図1に示すよ
うに、位置決めピン3がワーク9の孔10を挿通し、空
気圧シリンダ1のロッド側カバー1aがカラー19に当
接して、空気圧シリンダ1がスプリング20により所定
位置に保持されているとき、ピストン12を後退させる
と、クランプアーム4が、ピストンロッド5により引っ
張られながら少し時計方向に回動し、その先端鈎部4a
が、クランプ本体2の先端面にワーク9を押し付けるよ
うにしてこれをクランプする。このとき、ストッパロッ
ド13のストッパ21は案内板15から離れる。
【0019】次に、図1の状態からピストン12を前進
させてピストンロッド5を進出させると、図2に示すよ
うに、空気圧シリンダ1が図1と同じ位置に保持された
まま、クランプアーム4が、ピストンロッド5により押
されながら少し反時計方向に回動し、先端鈎部4aがワ
ーク9から離れてクランプ解除状態(アンクランプ)と
なる。そして、ストッパロッド13のストッパ21が案
内板15に当接したところで、ピストン12の前進が規
制される。この規制位置はストッパ21にて調整でき
る。
【0020】ピストン12の前進が規制された図2の状
態から、ピストン12に更に空気圧を加えると、ピスト
ン12が前進できないので、図3に示すように空気圧シ
リンダ1自体がガイドロッド16に沿って後退する。そ
の結果、クランプ本体2もブッシュ18に案内されて後
退するので、クランプ本体2の先端面がワーク9から離
れるとともに、位置決めピン3が、ワーク9の孔10に
対して途中まで引き抜かれる。
【0021】従って、クランプ解除してワーク9をクラ
ンプ本体2から引き離す際に、ワーク9と位置決めピン
3及びクランプ本体2の先端面との摺接を回避でき、ワ
ーク9を変形させるような事態が無くなる。
【0022】なお、上記の実施例ではワークをクランプ
するクランパとしてアームを用いたが、アームに限られ
るものではなく、ピストンロッドの進退によりクランプ
とその解除ができるものであれば良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
ランプ解除した後に、空気圧シリンダ自体を後退させ
て、クランプ本体をその位置決めピンと共にワークに対
して後退させてワークから引き離すことができるので、
ワークを変形させるような事態が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図で、ワークをクラン
プした状態である。
【図2】クランプ解除した状態の断面図である。
【図3】クランプ解除後に空気圧シリンダ自体を後退さ
せた状態の断面図である。
【図4】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 空気圧シリンダ 1a ロッド側カバー 1b ヘッド側カバー 1c 案内孔 2 クランプ本体 3 位置決めピン 4 クランプアーム(クランパ) 4c 先端鈎部 5 ピストンロッド 6 ピン 7 ガイド溝 8 ガイドピン 9 ワーク 10 ワークの孔 11 案内枠 12 ピストン 13 ストッパロッド 13a ねじ穴 14・15 案内板 14a ねじ孔 15a 案内孔 16 ガイドロッド 16a 先端ねじ部 17 ナット 18 ブッシュ 19 カラー 20 スプリング 21 ストッパ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 3/06 304

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気圧シリンダのピストンロッドの先端に
    接続されたクランパと、該空気圧シリンダのカバーと一
    体的なクランプ本体より突出する位置決めピンとを有
    し、クランプの先端部を位置決めピンと共にワークの孔
    に挿通させた状態で、ピストンロッドの後退によりクラ
    ンパでワークをクランプし、ピストンロッドの進出によ
    りクランプ解除するクランプ装置において、前記空気圧
    シリンダを案内枠に軸線方向に移動可能に装着して、ス
    プリングにて前記ピストンロッドの進出方向に付勢し、
    該空気圧シリンダのピストンに、前記ピストンロッドと
    は反対側に突出して前記案内枠に対してピストンの位置
    を規制するストッパロッドを突設し、クランパがワーク
    をクランプするクランプ状態では、空気圧シリンダがス
    プリングにて所定位置に保持されたまま空気圧シリンダ
    のピストン及びピストンロッドが後退し、クランパがク
    ランプ解除するアンクランプ状態では、ストッパロッド
    にて規制されるところまでピストンが推進されてピスト
    ンロッドが進出し、アンクランプ状態からピストンに更
    に空気圧を加えると、ピストンがストッパロッドにて案
    内枠に対する移動を規制されたまま、空気圧シリンダが
    案内枠に対して前記クランプ本体と共にスプリングに抗
    して後退する構成にしたことを特徴とするクランプ装
    置。
  2. 【請求項2】ストッパロッドに、ピストンの規制位置を
    調整可能なストッパを設けたことを特徴とする請求項1
    に記載のクランプ装置。
  3. 【請求項3】空気圧シリンダのカバーを案内枠のガイド
    ロッドに摺動自在に嵌装したことを特徴とする請求項1
    又は2に記載のクランプ装置。
  4. 【請求項4】ガイドロッドに、スプリングにて保持され
    る空気圧シリンダの位置を決めるカラーを嵌合させたこ
    とを特徴とする請求項3に記載のクランプ装置。
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CN107052837B (zh) * 2016-12-28 2023-01-03 苏州市职业大学 一种专用于铰链钻铣一体夹具
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