JP3323355B2 - 電動機の固定子 - Google Patents

電動機の固定子

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JP3323355B2
JP3323355B2 JP07547295A JP7547295A JP3323355B2 JP 3323355 B2 JP3323355 B2 JP 3323355B2 JP 07547295 A JP07547295 A JP 07547295A JP 7547295 A JP7547295 A JP 7547295A JP 3323355 B2 JP3323355 B2 JP 3323355B2
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rotor
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Inventor
茂樹 西村
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松下精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は扇風機、換気扇などの家
電製品のファン駆動用に使用される電動機の固定子に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、回転子孔より巻線が挿入されるス
ロットを有した電動機の固定子において、スロット内に
巻線が容易に収納され巻線が損傷しない電動機の要求が
高まっている。
【0003】従来、この種の電動機の固定子は図4およ
び図5に示すようなものが一般的であった。以下、その
構成について図4および図5を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、中央部に回転子孔101
を有し、この回転子孔101に連通するスロット102
を回転子孔101の周辺部に環状に配列し、スロット1
02間に設けられる歯部103には回転子孔101に対
向する回転子対向面104を形成するポールシュー部1
05を形成して固定子コア106を構成していた。そし
て、スロット102内部に絶縁し107を設け、巻線1
08をスロット102の入口部よりスロット102内に
挿入したのち、ポールシュー部105と巻線108の絶
縁距離を確保する絶縁ウェッジ109をスロット102
の軸方向からスロット102の入口部に挿入し固定子を
形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電動
機の固定子の構成では、スロット102に巻線108を
挿入するときに、スロット102の入口部は歯部103
に形成されたポールシュー部105により幅が狭く形成
されているので、巻線108の挿入が困難であるととも
に巻線108を損傷しやすいという問題があった。
【0006】また、ポールシュー部105と隣接するポ
ールシュー部105との間の寸法を自由に設定できない
ため、モータ効率が良くないという問題があった。
【0007】また、巻線108をインサータによりスロ
ット102内に挿入するときには、巻線挿入用のブレー
ド110が歯部103に形成されたポールシュー部10
5の外側に突出して装着され、スロット106の開口部
の幅がさらに狭く形成されるため巻線108の挿入が困
難であるとともに巻線108を損傷しやすいという問題
があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するもので、巻
線の施工が容易で巻線を損傷しない電動機の固定子を提
供することを第1の目的とする。
【0009】また、第2の目的は、絶縁距離を確保する
絶縁ウェッジのずれを防止するとともにモータ効率を向
上することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、中央部に回転子孔を有し、
前記回転子孔と連通して巻線の挿入される入口部を設
け、前記回転子孔の周辺部に環状に配列されるスロット
と、このスロットの入口部に幅広部を形成して相隣接す
るスロットで形成される歯部の端部の回転子孔対向面に
形成される凸部とを備え、前記凸部に巻線インサータ用
ブレードが係合したとき周方向の幅寸法が前記歯部の幅
寸法と同等とする構成とする。
【0011】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、巻線を挿入したスロットの入口部に設けられる
絶縁ウェッジと、歯部の端部に形成された凸部に係合し
保持される磁性部材とを備え、前記磁性部材により絶縁
ウェッジを保持するとともに回転子対向面を形成する構
成とする。
【0012】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、巻
線の挿入されるスロットの入口部に幅広部が形成されて
入口部が大きく開口しているので、インサータにより巻
線を挿入する場合に巻線をスムーズにスロットに案内す
るガイドとなる巻線インサータ用ブレードを歯部の端部
に形成された凸部に係合しても巻線インサータ用ブレー
ドがスロットの入口部に突出してスロットの入口部が狭
くなることがなく巻線はスムーズにスロット内に挿入さ
れ巻線の損傷も防止することができる。
【0013】また、第2の手段の構成により、スロット
の入口部に設けられる絶縁ウェッジが歯部に設けられた
磁性部材により保持され、ポールシュー部と隣接するポ
ールシュー部との間の寸法を自由に設定可能な磁性部材
の装着によりモータ効率が向上することができる。
【0014】
【実施例】(実施例1) 以下、本発明の第1実施例について、図1から図3を参
照しながら説明する。図に示すように、中央部に回転子
孔1を有し、回転子孔1に連通して巻線2の挿入される
入口部3を設け、入口部3と奥部4の幅が同一寸法に形
成され、回転子孔1の周辺部に環状に配列されるスロッ
ト5を設け、スロット5の入口部3に幅広部6を形成し
てスロット5間に形成される歯部7の端部にインサータ
の巻線インサータ用ブレード8が係合する凸部9を形成
して固定子10を構成する。
【0015】上記構成において、巻線2を施工するとき
には、スロット5内に絶縁紙11を設け、インサータの
巻線インサータ用ブレード8を歯部7の端部に形成され
た凸部9に係合してインサータにより巻線2をスロット
5内に挿入する。
【0016】そして、巻線2の施工が終了すると歯部7
より巻線インサータ用ブレード8を外し、巻線2と歯部
7間の絶縁を確保するために、絶縁ウェッジ12をスロ
ット5の入口部3に設け、歯部7の端部に形成された凸
部に絶縁ウェッジ12が巻線2側に押圧されるウェッジ
押さえ部13と、凸部9に係合する係合孔14を設けた
磁性部材15を嵌合し、磁性部材15が接触しないよう
に所定の隙間か形成されるように設けられ、磁性部材1
5により回転子対向面1Aを形成する。
【0017】このように本発明の第1実施例の電動機の
固定子によれば、インサータにより巻線2を施工すると
きに、巻線インサータ用ブレード8を歯部7の端部に形
成した凸部9に係合しても、巻線インサータ用ブレード
8がスロット5の内側に突出しないようにスロット5の
入口部3に幅広部6を形成しているので、巻線2がスム
ーズにスロット5内に挿入されるとともに巻線2の損傷
も防止されて巻線2の施工が容易となる。
【0018】また、スロット5内に巻線2と歯部7間の
絶縁を行うために設けられた絶縁ウェッジ12が歯部7
の端部の凸部9に係合した磁性部材15により保持さ
れ、ポールシュー部と隣接するポールシュー部との寸法
を最適化することによりモータ効率が改善できる。
【0019】また、歯部7の端部に設けられ磁性部材1
5により回転子対向面を形成しているので、回転子対向
面積が拡大し、エアギャップ部の磁束密度が低減すると
ともに磁束分布が均一化されモータ効率が向上する。
【0020】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば中央部に回転子孔を有し、前記回転子孔と連
通して巻線の挿入される入口部を設け、前記回転子孔の
周辺部に環状に配列されるスロットと、このスロットの
入口部に幅広部を形成して相隣接するスロットで形成さ
れる歯部の端部の回転子孔対向面に形成される凸部とを
備え、前記凸部に巻線インサータ用ブレードが係合した
とき周方向の幅寸法が前記歯部の幅寸法と同等とする構
成としているので、巻線の施工が容易で巻線を損傷しな
い電動機の固定子を提供できる。
【0021】また、巻線を挿入したスロットの入口部に
設けられる絶縁ウェッジと、歯部の端部に形成された凸
部に係合し保持される磁性部材とを備え、前記磁性部材
により絶縁ウェッジを保持するとともに回転子対向面を
形成する構成としているので、絶縁距離が確実に確保で
きるとともに磁性部材の装着によりモータ効率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電動機の固定子のコア部
分を示す部分拡大図
【図2】同第1実施例の電動機の固定子の歯部に巻線イ
ンサータ用ブレードが係合した状態を示す概略図
【図3】同第1実施例の電動機の固定子に巻線を施した
状態を示す拡大図
【図4】従来の電動機の固定子の歯部に巻線インサータ
用ブレードが係合した状態を示す概略図
【図5】同電動機の固定子の一部に巻線を施工した状態
を示す正面図
【符号の説明】
1 回転子孔 2 巻線 3 入口部 4 奥部 5 スロット 6 幅広部 7 歯部 8 巻線インサータ用ブレード 9 凸部 12 絶縁ウェッジ 15 磁性部材 1A 回転子対向面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−77039(JP,A) 特開 昭48−102207(JP,A) 特開 平5−30711(JP,A) 特開 平2−273057(JP,A) 特開 平7−7876(JP,A) 特開 昭55−49955(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 15/06 H02K 1/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に回転子孔を有し、前記回転子孔
    と連通して巻線の挿入される入口部を設け、前記回転子
    孔の周辺部に環状に配列されるスロットと、このスロッ
    トの入口部に幅広部を形成して相隣接するスロットで形
    成される歯部の端部の回転子孔対向面に形成される凸部
    とを備え、前記凸部に巻線インサータ用ブレードが係合
    したとき周方向の幅寸法が前記歯部の幅寸法と同等と
    る構成とした電動機の固定子。
  2. 【請求項2】 巻線を挿入したスロットの入口部に設け
    られる絶縁ウェッジと、歯部の端部に形成された凸部に
    契合し保持される磁性部材とを備え、前記磁性部材によ
    り絶縁ウェッジを保持するとともに回転子対向面を形成
    する構成とした請求項1記載の電動機の固定子。
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