JP3321183B2 - 列車制御装置 - Google Patents

列車制御装置

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JP3321183B2
JP3321183B2 JP11927791A JP11927791A JP3321183B2 JP 3321183 B2 JP3321183 B2 JP 3321183B2 JP 11927791 A JP11927791 A JP 11927791A JP 11927791 A JP11927791 A JP 11927791A JP 3321183 B2 JP3321183 B2 JP 3321183B2
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武彦 星野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は列車制御装置に係り、特
に地上側の設備費の少ない列車制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の列車制御装置としては、
所定の速度で走行している自列車に制動(ブレーキ)が
付加されたときの減速度に対応した停止パターンを生成
させ、その停止パターンの下端を停止目標点に合致させ
て自列車をその停止パターンに沿って停止させるように
構成されている。
【0003】図3を用いて、さらに説明すると、軌道
(レール)Rを所定長さに区分して形成された閉そく区
間(図示の例では3個の閉そく区間)1T〜3Tの列車
進行方向側(以下、始端側という)には送信器A1 がそ
れぞれ設けられるとともに、各閉そく区間1T〜3Tの
途中には所定間隔保って複数の送信器(図示の例では3
個の送信器)A2 〜A4 がそれぞれ設けられている。こ
れら各送信器A1 〜A4 は、アンテナ(地上子)を含み
そのアンテナを介してそれら各送信器位置からの走行可
能距離データが車上側に送信されるように構成されてい
る。
【0004】車上側、すなわち図示の自列車a及び先行
列車bには、列車先頭下部にアンテナ(車上子)1を有
していて、上述の各送信器A1 〜A4 からの走行可能距
離データを入力できるように構成されている。また、各
列車a,bにはマイクロコンピュータから形成された信
号処理器2が搭載されており、列車が所定速度で走行し
ているときにブレーキが作動し、このときに停止するま
での距離から得られた停止特性図が格納されている。こ
のため、走行可能距離の終点である停止目標点が設定さ
れると、その停止目標点を停止点とする停止パターンを
生成することができる。
【0005】したがって、今、図3に示されるように、
自列車aが閉そく区間1Tを走行中で、先行列車bが閉
そく区間2Tを走行中のときは、自列車aは閉そく区間
2Tに進入することがでないので、閉そく区間1Tと閉
そく区間2Tの境界(閉そく区間1Tの終端又は閉そく
区間2Tの始端)が自列車aの停止目標点となる。この
ため、送信器A1 からは送信器A1 から閉そく区間2T
の始端(閉そく区間1Tの終端)までの走行可能距離L
1に基づいた走行可能距離データが自列車aに送信され
る。そして、自列車aの信号処理器2では、図4に示さ
れるように、受信された走行可能距離L1の終端を停止
目標点とする停止パターンを生成して自列車aの運転が
行なわれる。
【0006】ところで、先行列車bが閉そく区間2Tか
ら進出し、前方の閉そく区間3Tに進入すれば(図3の
点線参照)、自列車aは停止目標点を閉そく区間2Tの
終端(閉そく区間3Tの始端)とすることができるの
で、送信器A2からは走行可能距離L2 に基づいた走行
可能距離データが送出される。このため、自列車aの信
号処理器2では、新たな走行可能距離データに基づいた
新たな停止パターンを生成して自列車aの運転を行うこ
とができる。つまり、自列車aは、先行列車bが前方の
閉そく区間に進入したことによりそれまでの現示よりも
一段上の現示、例えば停止現示から注意現示に切換えて
運転することができる。
【0007】その他の送信器A3 ,A4 も、先行列車b
の位置によって決定される走行可能距離データを送出
し、上述のA1 ,A2 のときと同様に自列車aの停止パ
ターン生成に利用される。なお、各送信器A1 〜A4
ら送出される走行距離データは先行列車bの位置する前
方の閉そく区間の条件でなく、前方の線路が引込線等の
条件で決定される場合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置は、各閉そく区間に複数の送信器を設けて線路条
件によって決定される走行可能距離データを車上側に送
出するようにしていたので、設備費が嵩むという欠点が
あった。
【0009】そこで、本発明は、上記欠点を除去するた
めになされたものであって、その目的は、送信器数を少
なくして安価に実施できる列車制御装置の提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、上記目的
を達成するために、生成された所定の停止パターンに沿
って自列車を運転するようにした列車制御装置におい
て、メモリ部に予め記憶されている先行列車位置条件や
前方線路条件等の複数の所定の外部条件に対応した複数
の前記自列車の走行可能距離を示す複数の走行可能距離
のデータをその自列車に送出する走行可能距離データ送
出手段と、先行列車位置条件や前方線路条件等の複数の
所定の外部条件の中から現在の所定の外部条件に対応し
た所定の選択信号を生成して前記自列車に送出する選択
信号生成手段と、受信した複数の走行可能距離のデータ
の中から受信した選択信号に基づいて前記自列車の走行
可能距離を選定する走行可能距離選定手段と、選定され
た走行可能距離に基づいて前記停止パターンを生成する
停止パターン生成手段と、を有することを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】上記構成において、走行可能距離データ送出手
段は、メモリ部に予め記憶されている先行列車位置条件
等の複数の所定の外部条件に対応した複数の自列車の走
行可能距離を示す複数の走行可能距離のデータを自列車
に送出し、選択信号生成手段は、複数の所定の外部条件
の中から現在の所定の外部条件に対応した所定の選択信
号を生成して自列車に送出する。そして、走行可能距離
選定手段は、受信した複数の走行可能距離のデータの中
から受信した選択信号に基づいて自列車の走行可能距離
を選定する。停止パターン生成手段は、選定された走行
可能距離に基づいて停止パターンを生成する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、従来と同一構成要素には同一符号を用い、
これら構成要素については説明が重複するため新規な部
分のみについて異なる符号を付して説明する。
【0013】図1は一実施例装置の概略構成図及び図2
は図1の一部詳細図であって、Aは各閉そく区間の始端
側に設けられた送信器で、アンテナ(地上子)A′を有
するとともに複数の走行可能距離データ(図示の例では
a ,Lb 及びLc の3個)を固定的に有する。すなわ
ち送信器Aのメモリ部A1 には前方の閉そく区間2T,
3Tの条件によって決定された3種類の走行可能距離デ
ータLa 〜Lc が格納されており、これらデータは、伝
送部A2 でFSK信号に変調されてアンテナA′から列
車側(車上側)に向けて送出されるように構成されてい
る。
【0014】Bは、各閉そく区間1T〜3Tの軌道回路
にに接続された選択信号送信器であって、上述の3種類
の走行可能距離データから一つの走行可能距離データを
選択するための選択信号Fa ,Fb 及びFc を生成し、
これら選択信号のうちのいずれか一つの選択信号を軌道
回路に送出できるように構成されている。すなわち、選
択信号送信器Bは、3種類の選択信号Fa 〜Fc を生成
させる信号生成部B1 と、生成されたFa 〜Fc のいず
れかを前方の閉そく区間T2 ,T3 の条件、つまり外部
条件により選択する選択部B2 と、選択された選択信号
をAM変調して軌道回路へ送出する電送部B3 とから構
成されている。
【0015】列車に搭載された信号処理器10は、アン
テナ1が地上側のアンテナA′を通過した際受信した3
種類の走行可能距離データLa 〜Lc の信号及び軌道回
路から受信した選択信号Fa (又はFb あるいはFc
を増巾する増巾部10aと、増巾した信号を復調する復
調部10bと、入力された走行可能距離データと選択信
号を基に停止パターンを生成する論理演算部10cとか
ら構成されている。
【0016】次に、本実施例装置の制御動作について説
明する。今、自列車aと先行列車bとは、図1の実線位
置にあり、また、送信器Aからは3種類の走行可能距離
データLa 〜Lc が送出されている。そして、選択信号
送信器Bからは、閉そく区間2Tの軌道回路が先行列車
bで短絡されていることの外部条件を基にして、走行可
能距離データLa を選択するための選択信号Fa が送出
されている。したがって、自列車aの信号処理器10
は、受信した走行可能距離データLa の先端位置を停止
目標点とし、かつ現在の自列車aの列車速度を基にした
停止パターンを生成して列車運転が行なわれる。
【0017】なお、自列車aが自動ブレーキ機構を備え
ているときは、自列車aが停止パターン位置に到達する
と、論理演算部10からのブレーキ信号によりブレーキ
が作動して、停止目標点に自動的に停止することが可能
となる。また、停止パターンは、自列車aの走行速度に
応じて生成させるようにしたが、これを自列車aの許容
最大速度を基にした停止パターンを用意しておき、その
停止パターンの下部を選択された走行可能距離の先端に
合わせるようにして生成させてもよい。
【0018】ところで、自列車aが閉そく区間1T内に
存在しているときに、先行列車bが次の閉そく区間3T
に進出したときは(図1の点線参照)、自列車aは閉そ
く区間2Tの終端(閉そく区間3Tの始端)まで進出す
ることができるので、選択信号送信器Bは閉そく区間2
Tの軌道回路が開放されたことの外部条件入力に走行可
能距離のデータLb を選択するための選択信号Fbを送
出する。したがって、自列車aは走行可能距離データL
b の先端を目標停止点にする停止パターンを生成して列
車運転が行なわれる。
【0019】同様にして、自列車aの前方の閉そく区間
の状態により選択信号送信器Bから選択信号Fc が送出
されて走行可能距離データLc が選択される。なお、送
信器Aに用意される走行可能距離データは、各閉そく区
間毎に異なり、終着駅近くの場合はそのデータ数は2個
あるいは1個となる。場合によっては、そのデータ数は
4個以上のときもある。いずれにしても、選択信号送信
器Bには、送信器Aに用意された走行可能距離データ数
だけの選択信号数が用意される。
【0020】以上のように、本実施例装置は、閉そく区
間1T〜3T毎に複数の走行可能距離データを送出する
送信器Aと、その閉そく区間よりも先方の閉そく条件に
よって走行可能距離データを選択する選択信号を送出す
る選択信号送信器Bとを設けるだけで、停止パターンを
生成でき、従来のように、軌道に沿って複数の送信器を
設ける必要がなく、設備費を削減することができる。
【0021】なお、上述の実施例では、送信器Aと選択
信号送信器Bとは別体に構成したが、1つの本体内に構
成することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る列車制御装置は、メモリに
予め記憶されている先行列車位置条件や前方線路条件等
の複数の所定の外部条件に対応した複数の前記自列車の
走行可能距離を示す複数の走行可能距離のデータをそ
自列車に送出する走行可能距離データ送出手段と、先行
列車位置条件や前方線路条件等の複数の所定の外部条件
の中から現在の所定の外部条件に対応した所定の選択信
号を生成して前記自列車に送出する選択信号生成手段
と、受信した複数の走行可能距離のデータの中から受信
した選択信号に基づいて前記自列車の走行可能距離を選
定する走行可能距離選定手段と、選定された走行可能距
離に基づいて前記停止パターンを生成する停止パターン
生成手段とからなるので、従来のように、一つの閉そく
区間に複数の送信器を設ける必要がなく、設備費を削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の概略構成図である。
【図2】図1の一部詳細図である。
【図3】従来装置の概略構成図である。
【図4】停止パターン図である。
【符号の説明】
1,A′ アンテナ 10 信号処理器(停止パターン制御手段) A 送信器(走行距離データ送出手段) B 選択信号選択器(選択信号送出手段) 1T〜3T 閉そく区間 a 自列車 b 先行列車

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生成された所定の停止パターンに沿って
    自列車を運転するようにした列車制御装置において、メモリ部に予め記憶されている 先行列車位置条件や前方
    線路条件等の複数の所定の外部条件に対応した複数の前
    記自列車の走行可能距離を示す複数の走行可能距離のデ
    ータをその自列車に送出する走行可能距離データ送出手
    段と、 先行列車位置条件や前方線路条件等の複数の所定の外部
    条件の中から現在の所定の外部条件に対応した所定の選
    択信号を生成して前記自列車に送出する選択信号生成手
    段と、 受信した複数の走行可能距離のデータの中から受信した
    選択信号に基づいて前記自列車の走行可能距離を選定す
    る走行可能距離選定手段と、 選定された走行可能距離に基づいて前記停止パターンを
    生成する停止パターン生成手段と、 を有することを特徴とする列車制御装置。
JP11927791A 1991-04-23 1991-04-23 列車制御装置 Expired - Lifetime JP3321183B2 (ja)

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