JP3320870B2 - 異形鋼板の矯正方法およびその制御装置 - Google Patents

異形鋼板の矯正方法およびその制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テーパ状鋼板などの異
形鋼板の矯正方法およびその制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧延機で圧延された板状の圧延材
をローラレベラで矯正する際には、オペレータが圧延ス
ケジュールのテーブルの目標板厚から手動操作により、
レベリングロール間のギャップを設定する方法によって
実施されるのが一般的であった。このような方法で実施
する場合においては、実際に矯正される板厚が目標板厚
と異なる場合、圧延材が噛み込まなかったり、あるいは
レベリングされずに通板されるなどのケースが発生する
ことがある。
【0003】このような問題を回避する手段として、た
とえば特開昭61−249626号公報に開示されているよう
に、実際の板厚に基づいてロール間ギャップを設定する
際に、レベラに入る前の圧延材の板厚を検出手段により
検出し、その信号をレベリングロール制御手段に入力し
て、レベラのレベリングロール間ギャップを板厚に応じ
て適正な値に設定すべくレベリングロール作動手段を制
御するようにした方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開昭61−249626号の方法では、圧延段階でたとえば
テーパ状のように長手方向の板厚が連続的にあるいは断
続的に変化させて圧延される異形鋼板を対象にする場合
は、平均的な目標板厚や平均的な実績板厚によるロール
ギャップ設定では良好なレベリングを行うことは困難で
ある。
【0005】本発明は、上記のような従来技術の有する
課題を解決し、異形鋼板の適正なレベリングを可能にし
た矯正方法およびその制御装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
圧延機で板厚が長手方向に連続的にもしくは断続的に変
化するように圧延された異形鋼板をローラレベラを用い
て矯正する際に、前記圧延機側で得られた異形鋼板長手
方向の板厚分布情報を前記異形鋼板の先端と後端の制御
ポイントでの板厚を含む、板厚が鋼板長手方向に断続的
に変化する制御ポイントでの板厚および各制御ポイント
間の長さとし、かつ各制御ポイントでの板厚を前記圧延
機出側に設置された板厚計で測定される板厚測定値とす
るか、あるいはゲージメータ式板厚実績値とし、さらに
各制御ポイントでの板厚に基づいて、前記ローラレベラ
の入側位置および出側位置を通過する異形鋼板の各制御
ポイントでの圧下量を決定し、この各制御ポイントでの
圧下量および各制御ポイント間の長さに応じて前記ロー
ラレベラの入側および出側のロールギャップを補間しな
がら前記ローラレベラの入側および出側のロールギャッ
を連続的に制御して矯正することを特徴とする異形鋼
板の矯正方法である。
【0007】また、本発明の第2の態様は、圧延機側で
得られた異形鋼板長手方向板厚分布情報を前記異形鋼
板の先端と後端の制御ポイントでの板厚を含む、板厚が
鋼板長手方向に断続的に変化する制御ポイントでの板厚
および各制御ポイント間の長さとし、かつ各制御ポイン
トでの板厚を前記圧延機出側に設置された板厚計で測定
される板厚測定値とするか、あるいはゲージメータ式板
厚実績値とし、前記板厚分布情報を信号として伝送する
ミルプロセスコンピュータと、このミルプロセスコンピ
ュータからの信号を入力して、各制御ポイントでの板厚
に基づいてローラレベラの入側および出側を通過する異
形鋼板の各制御ポイントでの圧下量を演算し、この圧下
量信号に基づいてローラレベラの入側および出側のロー
ルギャップの設定値を決定するレベラプロセスコンピュ
ータと、このレベラプロセスコンピュータからの各制御
ポイントでのロールギャップ設定信号に基づいて、各制
御ポイント間では各制御ポイントでのロールギャップ設
定信号補間しながらローラレベラの入側および出側の
ロールギャップを連続的に制御する油圧圧下制御装置と
からなることを特徴とする異形鋼板矯正レベラの制御装
置である。
【0008】
【作 用】本発明によれば、板内で板厚の異なる鋼板の
板厚を長手方向にトラッキングして得られた情報によ
り、レベラの入側および出側のロールギャップを適正に
制御するようにしたので、板内で板厚の異なる鋼板にお
いても、鋼板長手方向における各位置での板厚に応じて
所定の圧下量が得られ、鋼板全長にわたって均一な矯正
効果を得ることが可能である。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例について、図面を参
照して詳しく説明する。図1は、本発明の実施例を示す
側面図である。図において、1は圧延機、2は圧延機1
で圧延されたテーパ鋼板、3は板先端検出器、4はたと
えば2重式のローラレベラで複数のローラで構成され
る。5は圧延機1を制御するミルプロセスコンピュー
タ、6はレベラプロセスコンピュータ、7は油圧圧下制
御装置、8は油圧圧下シリンダで、上ローラ側に全部取
付けられて、ローラ間のギャップを調整する機能を有す
る。9はレベリングローラ回転数検出器である。
【0010】いま、圧延機1で圧延されるテーパ鋼板2
の制御ポイントが、図2に示すP1,P2 ,P3 ,P4
の4点であるとすると、ミルプロセスコンピュータ5
が、その4点の制御ポイントにおける圧延機1のロール
ギャップG,圧延荷重W,圧延速度V,圧延温度Tの圧
延情報をサンプリングして入力する。そして、ミルプロ
セスコンピュータ5において、これらの情報よりゲージ
メータ式などを用いて、各制御ポイントP1 ,P2 ,P
3 ,P4 での板厚t1 ,t2,t3 ,t4 および各制御
ポイント間での長さL12,L23,L34を演算して、これ
ら圧延されたテーパ鋼板2の実績形状をレベラプロセス
コンピュータ6に伝送する。ここで上記の板厚はゲージ
メータ式板厚実績値という。なお、板厚については圧延
機1出側に取付けられた板厚計の測定データを利用して
もよい。この圧延機出側に設置された板厚計で測定され
る板厚は板厚測定値という。
【0011】レベラプロセスコンピュータ6はテーパ鋼
板2の信号より、各制御ポイントの板厚におけるローラ
レベラ4の入側および出側の圧下量を、たとえば表1お
よび表2に示すようなテーブルに基づいて、板厚と温度
との関係から得られる矯正に必要な適正圧下量を設定し
た基準値を用いて演算し、各制御ポイントにおけるロー
ラレベラ4の入側および出側のロールギャップと各制御
ポイント間長さL12,L23,L34を油圧圧下制御装置7
に出力する。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】油圧圧下制御装置7では、ローラレベラ4
の入側の板先端検出器3により圧延機1から送られてき
たテーパ鋼板2の先端位置を検出した後、レベリングロ
ーラ回転数検出器9によりその位置をトラッキングし、
テーパ鋼板2の各制御ポイント間のロールギャップを線
形補間しながら油圧圧下シリンダ8のストロークを制御
して、連続的にロールギャップの設定を行う。これによ
り、テーパ鋼板2の長手方向全長の矯正を行うことがで
きる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
板内で板厚の異なる鋼板の板厚を長手方向にトラッキン
グして得られた情報により、レベラの入側および出側の
ロールギャップを適正に制御するようにしたので、板内
で板厚の異なる鋼板においても、鋼板長手方向における
各位置での板厚に応じて所定の圧下量が得られ、鋼板全
長にわたって均一な矯正効果を得ることが可能となり、
これによって矯正作業の自動化による省力化や製品品質
の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】テーパ鋼板の側面図である。
【符号の説明】
1 圧延機 2 テーパ鋼板(異形鋼板) 3 板先端検出器 4 ローラレベラ 5 ミルプロセスコンピュータ 6 レベラプロセスコンピュータ 7 油圧圧下制御装置 8 油圧圧下シリンダ 9 レベリングローラ回転数検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 1/05 B21D 1/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機で板厚が長手方向に連続的にもし
    くは断続的に変化するように圧延された異形鋼板をロー
    ラレベラを用いて矯正する際に、 前記圧延機側で得られた異形鋼板長手方向の板厚分布情
    を前記異形鋼板の先端と後端の制御ポイントでの板厚
    を含む、板厚が鋼板長手方向に断続的に変化する制御ポ
    イントでの板厚および各制御ポイント間の長さとし、か
    つ各制御ポイントでの板厚を前記圧延機出側に設置され
    た板厚計で測定される板厚測定値とするか、あるいはゲ
    ージメータ式板厚実績値とし、さらに各制御ポイントで
    の板厚に基づいて、前記ローラレベラの入側位置および
    出側位置を通過する異形鋼板の各制御ポイントでの圧下
    を決定し、この各制御ポイントでの圧下量および各制
    御ポイント間の長さに応じて前記ローラレベラの入側お
    よび出側のロールギャップを補間しながら前記ローラレ
    ベラの入側および出側のロールギャップを連続的に制御
    して矯正することを特徴とする異形鋼板の矯正方法。
  2. 【請求項2】 圧延機側で得られた異形鋼板長手方向
    板厚分布情報を前記異形鋼板の先端と後端の制御ポイン
    トでの板厚を含む、板厚が鋼板長手方向に断続的に変化
    する制御ポイントでの板厚および各制御ポイント間の長
    さとし、かつ各制御ポイントでの板厚を前記圧延機出側
    に設置された板厚計で測定される板厚測定値とするか、
    あるいはゲージメータ式板厚実績値とし、前記板厚分布
    情報を信号として伝送するミルプロセスコンピュータ
    と、 このミルプロセスコンピュータからの信号を入力して、
    各制御ポイントでの板厚に基づいてローラレベラの入側
    および出側を通過する異形鋼板の各制御ポイントでの圧
    下量を演算し、この圧下量信号に基づいてローラレベラ
    の入側および出側のロールギャップの設定値を決定する
    レベラプロセスコンピュータと、このレベラプロセスコ
    ンピュータからの各制御ポイントでのロールギャップ設
    定信号に基づいて、各制御ポイント間では各制御ポイン
    トでのロールギャップ設定信号補間しながらローラレ
    ベラの入側および出側のロールギャップを連続的に制御
    する油圧圧下制御装置とからなることを特徴とする異形
    鋼板矯正レベラの制御装置。
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