JP3319551B2 - ベクトル量子化装置 - Google Patents

ベクトル量子化装置

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JP3319551B2
JP3319551B2 JP06365995A JP6365995A JP3319551B2 JP 3319551 B2 JP3319551 B2 JP 3319551B2 JP 06365995 A JP06365995 A JP 06365995A JP 6365995 A JP6365995 A JP 6365995A JP 3319551 B2 JP3319551 B2 JP 3319551B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声や画像の符号化に
用いられるベクトル量子化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベクトル量子化は、音声信号などをサン
プリングして得られたサンプルを複数個まとめたブロッ
クを多次元ベクトル空間の一点とみなし、これを一括し
て符号化する方式であり、インデックスで指定されるベ
クトルを用いて目標ベクトルを表現することが基本であ
る。このようなベクトル量子化方式の中でも、特にビッ
トレートが8kbit/秒程度の音声符号化に用いられ
るベクトル量子化方式として、VSELP(Vector sum
Excited Linear Predicion)方式が知られている。VS
ELP方式の詳細は、Ira A. Gerson 氏らの"VECTOR SU
M EXCITED LINEARPREDICTION (VSELP) SPEECH CODING A
T 8 KBPS," Proc. IEEE Int. Conf. on Acoustics, Spe
ech and Signal Processing, pp.461-464, April 1990
(文献1)に述べられている。
【0003】VSELP方式の一つの特徴は、ベクトル
量子化の出力符号であるインデックスのビット数がpの
とき、予め格納されているp本の基底ベクトルを用い、
これらp本の基底ベクトルの和または差の組み合わせで
p 本の代表ベクトルを表現する点にある。
【0004】図12は、このようにp本の基底ベクトル
から2p 本の代表ベクトルを再生する原理を模式的に示
したものである。図12において、vm(n)は第m番目の
基底ベクトル、ui(n)はインデックスiの代表ベクトル
を表し、基底ベクトルに乗じる係数θimはiとmの値に
より+1または−1の値をとる。基底ベクトルに係数θ
imを乗じたものを加算することにより、代表ベクトルu
i(n)を得る。このようにすると、再帰式を用いて最適な
インデックスが探索できるため、インデックスのビット
数pが7から9の値であれば、ベクトル量子化に要する
計算量を実時間処理が可能な程度に抑えることができ
る。
【0005】ところが、この従来のベクトル量子化方式
では、インデックス探索に要する計算量の削減効果がま
だ十分でなく、インデックスのビット数pを10以上に
大きくして実時間処理を実現することは困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
法のベクトル量子化装置では、インデックスのビット数
大きいときは、好適なインデックス探索に要する計算量
の増大が原因で、実時間処理の実現が困難になるという
問題点があった。本発明は、インデックスのビット数が
非常に大きな場合でも、高速に好適なインデックス探索
ができるベクトル量子化装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は目標ベクトルに対する代表ベクトルの歪
に基づいて所望の代表ベクトルに対応したインデックス
を探索し、探索したインデックスを出力するベクトル量
子化装置において、N次元の基底ベクトルの要素とに乗
じる極性を要素とするN次元の極性ベクトルの要素sn
との積を要素とする代表ベクトルを生成する代表ベクト
ル生成手段と、前記極性ベクトルの各要素の極性に対応
した極性情報インデックスを生成する極性情報インデッ
クス生成手段と、前記極性情報インデックスに基づいて
前記極性ベクトルを生成する極性ベクトル生成手段とを
有することを基本的な特徴とする。
【0008】すなわち、代表ベクトル生成手段はN次元
の基底ベクトルの要素vn とN次元の極性ベクトルの対
応する要素sn との積vn ×sn (n=0〜N−1、|
sn|=1)を要素とする代表ベクトルを生成する。こ
こで、極性情報インデックス手段は、好ましくは極性情
報生成手段で生成される極性ベクトルの要素sn の極性
を指定する極性情報により指定される極性ベクトルの要
素sn の極性をsk (k=L(p,n)(k,pは0≦
k≦p−1、1≦p≦Nを満たす整数)とし、sk と該
極性情報の第kビット目の値bk を対応付けることによ
り、pビットの極性情報インデックスを生成する。
【0009】また、この場合において関数L(p,n)
は、nをpで割ったときの剰余、またはnp/Nを超え
ない最大の整数であることが望ましい。さらに、基底ベ
クトルのk=L(p,n)の条件を満たすn番目のベク
トル要素について、目標ベクトルと代表ベクトルとの部
分内積を求め、この部分内積の極性をsk とすることが
望ましい。
【0010】本発明の拡張されたベクトル量子化装置で
は、N次元の基底ベクトルを複数個格納した基底ベクト
ル格納手段と、この基底ベクトル格納手段に格納された
複数個の基底ベクトルの一つを選択するための基底ベク
トルインデックスを探索する基底ベクトルインデックス
探索手段が備えられる。この場合、代表ベクトル生成手
段では基底ベクトルインデックス探索手段により探索さ
れた基底ベクトルインデックスで選択されたN次元の基
底ベクトルの要素と該基底ベクトルの各要素に乗じる極
性を要素とするN次元の極性ベクトルの要素との積を要
素とする代表ベクトルを生成する。
【0011】また、前記基底ベクトルインデックス探索
手段は、基底ベクトル格納手段に格納された基底ベクト
ルの個数をIとし、基底ベクトルをvi (iは基底ベク
トルインデックスであり、i=0〜I−1)としたと
き、該基底ベクトルVi 毎に該基底ベクトルのk=L
(p,n)(k,pは0≦k≦p−1、1≦p≦Nを満
たす整数)の条件を満たすn番目のベクトル要素につい
て前記目標ベクトルと前記代表ベクトルとの部分内積f
k から計算される を用いて基底ベクトルのインデックス候補数をJ個(0
<J<<I)に絞り込む手段を有することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】本発明のベクトル量子化装置では、N次元の極
性ベクトルsの各要素sn の極性に対応した極性情報イ
ンデックスを生成し、この極性情報インデックスに基づ
いてN次元の極性ベクトルsを生成して、このN次元の
極性ベクトルの要素snをN次元の基底ベクトルvの要
素vn とを乗じてvn ×sn (n=0〜N−1、|sn
|=1)を要素とする代表ベクトルuを生成することに
より、1本の基底ベクトルvに対し極性情報インデック
スに応じて形状が変化する代表ベクトルuを非常に簡易
に生成することができる。
【0013】この場合、極性ベクトルsの要素sn の極
性をsk (k=L(p、n)(0≦k≦p−1、1≦p
≦N))と同一にし、sk と極性情報の第kビット目の
値bk を対応付けてpビットの極性情報インデックスと
することにより、1本の基底ベクトルvから生成可能な
代表ベクトルuの形状を最大2p 通りに制限することが
できる。
【0014】また、関数L(p,n)のpの値を変える
ことで、代表ベクトルuの取り得る形状の変化数を容易
に制御できるようになる。さらに、関数L(p,n)を L(p,n)=n mod p または L(p,n)=floor(np/N) (floor(x)はxを超えない最大の整数を表す)
とすることにより、同じ極性を用いて生成される代表ベ
クトルuの要素un の個数を均一化できる。一般に、上
記のような関数Lを用いることにより、極性情報を表す
各ビットbk の情報を有効的に代表ベクトルuの形状の
変化に反映させることができるようになる。
【0015】また、目標ベクトルrとの形状歪が最小と
なる代表ベクトルuを生成できる極性ベクトルsは、k
=L(p,n)を満たすn番目のベクトル要素について
目標ベクトルrとベクトルvとの部分内積fk を計算
し、sk =sign(fk )(sign(x)はxの正
負の極性値)とすることにより決めることができる。こ
のようにすると、極性情報インデックスのビット数pの
大きさに依らずベクトルの次元数Nのオーダの少ない計
算量でsk とbk (k=0〜p−1)を決定できる。従
って、極性情報インデックスのビット数pを10以上に
設定しても、最適なpビットの極性情報{b0 ,b1 ,
…,bp-1 }(通常のベクトル量子化のインデックスに
相当する)の探索に要する計算量は増加しないので、本
発明のベクトル量子化装置は実時間処理のための計算量
の制約が厳しい符号化装置に特に適していることがわか
る。
【0016】さらに、本発明では基底ベクトルvが複数
本存在する、つまり基底ベクトルがvi (i=0〜I−
1)で表わされる構成に拡張することも有効な方法であ
る。すなわち、vi の中から最適な一つの基底ベクトル
vを選択するための基底ベクトルインデックスIc とそ
れに対応する最適な極性情報インデックスIp の2つの
情報で、代表ベクトルuを表すようにする。この場合、
基底ベクトルインデックスを選択する過程に以下の手段
を用いると、インデックス探索に要する計算量を大幅に
削減できる。すなわち、基底ベクトルインデックスの候
補数Iを少ない候補数Jに絞り込むために、基底ベクト
ルvi のk=L(p,n)(k,pは0≦k≦p−1、
1≦p≦Nを満たす整数)の条件を満たすn番目のベク
トル要素について目標ベクトルと代表ベクトルとの部分
内積fk から計算される を用いて、基底ベクトルインデックス候補数をJ(0<
J<<I)個に絞り込むようにする。これはcor(i)
が基底ベクトルvi から求められる最適の代表なベクト
ルui と目標ベクトルrの内積値になっているためであ
る。
【0017】このように本発明によるベクトル量子化装
置は、ベクトル量子化に用いるインデックスのビット数
pを10以上という非常に大きな値に設定しても、イン
デックス探索に要する処理量が非常に少なく、実時間処
理に適している。
【0018】また、本発明では基底ベクトルvi の本数
Iを従来法に比べ大幅に少なくしてもより多くの代表ベ
クトルをコードブックとして実現できるので、基底ベク
トルの格納に要するメモリ量を節約することができる。
【0019】さらに、本発明では極性情報が伝送媒体や
蓄積媒体の符号誤りで変質しても、劣化の少ない代表ベ
クトルを再生することができる効果がある。これは、も
ともと1ビットの極性情報が代表ベクトルの一部の要素
の極性にしか影響を与えない構造となっているためであ
り、結果的に極性情報1ビットの誤りは代表ベクトルの
形状劣化は全体には及ばず、一部分の形状の劣化にとど
まる。このため、本発明によるベクトル量子化装置は極
性情報に関して符号誤り耐性が強いという利点がある。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明に係るベクトル量子化装置におけ
るベクトル再生部(雑音ベクトル生成部)の原理的構成
を示す図である。同図において、コードブック100は
この例では雑音コードブックであり、雑音ベクトルとし
てN次元の基底ベクトルvを複数(I)本格納してい
る。I本のN次元基底ベクトルをvi (i=0〜I−
1)で表わす。端子101には基底ベクトル選択用イン
デックスIc が入力され、このインデックスIc に従っ
て基底ベクトル選択スイッチ102でI本の基底ベクト
ルvi の中の1本vが選択される。
【0021】一方、極性ベクトル生成部103は極性情
報インデックスIp からN次元の極性ベクトルsを生成
する。N個の乗算器104からなる極性乗算部105
は、スイッチ102で選択された基底ベクトルvのN個
の要素vn (n=0〜N−1)に、極性ベクトル生成部
103で生成された極性ベクトルsのN個の要素sn を
それぞれ乗じることにより、vn ×sn の積を要素un
とする代表ベクトルuを生成する。
【0022】このようなベクトル再生部をベクトル量子
化装置に用いると、代表ベクトルインデックスのビット
数が大きいときでも、少ない計算量で高速に最適な代表
ベクトルインデックスの探索ができ、実時間処理に適し
たものとなる。この効果を具体例を用いて説明する。
【0023】例えば、20ビットの情報で220(=10
48576)本の代表ベクトル(80次元)を表現する
コードブックを用いて、8kHzサンプリングの音声デ
ータをベクトル量子化することを考える。
【0024】この場合、従来のVSELP方式では20
本の基底ベクトルの和または差の組み合わせで220本の
代表ベクトルを表現できるが、この中から好適な代表ベ
クトルを探索するためには、219回の歪量計算ループが
必要である。このような多数のループ回数の代表ベクト
ル探索には、約千MIPS程度の巨大な計算量が必要と
なる。
【0025】これに対し、本発明の一つの態様では1本
の基底ベクトルの要素を20区間に分割し、それぞれの
区間毎のベクトル要素に+1または−1の極性を乗じる
ことにより、ベクトル和や差をとることなく、極性情報
の組み合わせだけで220本の代表ベクトルを表現でき
る。区間毎の極性は1ビットなので、20ビットの情報
でただ一つの代表ベクトルを再生できる。好適な代表ベ
クトルの極性は、1回の簡単なベクトルの内積計算(8
0回の積和)と、20回の極性判定だけで決めることが
できるので、計算量は1/10MIPS以下となる。
【0026】本発明の他の態様では、4本の基底ベクト
ルの選択に2ビット、極性情報に18ビット使用する構
成で、220本の代表ベクトルを表現することができる。
この方法では、ベクトルの内積計算が4回、好適な基底
ベクトルの探索に4回の歪計算ループが必要となるが、
計算量は1MIPS程度となる。
【0027】また、以上の例からも分かるように、本発
明では基底ベクトルの本数を従来法に比べ大幅に少なく
しても、20ビットのコードブックを実現できるので、
基底ベクトルの格納に要するメモリ量を節約することが
できる効果がある。
【0028】さらに、本発明では極性情報が伝送媒体や
蓄積媒体の符号誤りで変質しても、劣化の少ない代表ベ
クトルを再生することができる効果がある。これは、も
ともと1ビットの極性情報が代表ベクトルの一部の要素
の極性にしか影響を与えない構造となっているためであ
り、結果的に極性情報1ビットの誤りは代表ベクトルの
形状劣化は全体には及ばず、一部分の形状の劣化にとど
まる。このため、本発明によるベクトル量子化装置は極
性情報に関して符号誤り耐性が強いという利点がある。
【0029】次に、本発明のベクトル量子化装置を音声
符号化装置に適用した実施例について説明する。図2
は、本発明の一実施例に係るベクトル量子化を音声符号
化の駆動信号の雑音成分符号化に適用したときの符号化
装置の構成例を示すブロック図である。
【0030】同図において、入力信号(音声信号)は端
子201より合成フィルタ符号化部202および重みフ
ィルタ部203に入力される。合成フィルタ符号化部2
02は、入力音声信号の分析により音声のスペクトル包
絡情報を表す合成フィルタの情報を抽出し、これを符号
化してその符号を多重化部208に出力すると共に、入
力音声信号の分析により重みフィルタ情報を重みフィル
タ部203に出力し、また重み付き合成フィルタ情報H
をピッチ成分符号化部204、雑音成分符号化部205
および局部復号化部207に出力する。
【0031】重みフィルタ部203は、重みフィルタ情
報と入力音声信号および局部復号化部207からの局部
復号信号を入力して、ブロック単位で処理可能なN次元
参照音声ベクトルxを出力する。
【0032】ピッチ成分符号化部204は、参照音声ベ
クトルx、重み付き合成フィルタ情報H、局部復号化部
207からの過去の駆動信号を入力し、公知の方法であ
る適応コードブック探索により、過去の駆動信号波形か
ら現ブロックのピッチ成分の再生に用いるピッチベクト
ルy0 を抽出し、そのインデックスを多重化部208に
出力するとともに、合成されたピッチベクトルx0 を出
力する。
【0033】次に、本実施例の特徴をなす雑音成分符号
化部205について説明する。雑音成分符号化部205
は、雑音コードブック100、参照ベクトル修正部21
1、予備選択部212、本選択部213および雑音ベク
トル再生部215から構成される。
【0034】参照ベクトル修正部211は、参照音声ベ
クトルxからピッチベクトルx0 の影響を除いた残差ベ
クトルに重み付き合成フィルタ情報Hで時間逆の重み付
けを行い、修正された参照ベクトルrを出力する。予備
選択部212は、参照ベクトルrと雑音コードブック1
00を用いてコードブックの多数のインデックス候補を
少数(J個とする)のインデックス候補に絞り込む。本
選択部213は、予備選択部212からのJ個のインデ
ックス候補をさらに精度良く絞り込み、最終的に1つの
インデックス候補をインデックスIc として選択する処
理を行う。
【0035】雑音ベクトル再生部215は図1に示した
ように構成され、本選択部213からの基底ベクトルイ
ンデックスIc に対応する雑音コードブック100から
の基底ベクトルvと、本選択部213からの極性情報イ
ンデックスIp に対応する極性ベクトルsを用いた要素
毎の乗算により得られた代表ベクトルuを形状が最適化
された雑音ベクトルy1 として求める。さらに、雑音ベ
クトル再生部215は雑音ベクトルy1 と合成フィルタ
符号化部202からの重み付き合成フィルタ情報Hを用
いて、合成された雑音ベクトルx1 も出力する。
【0036】以下、雑音成分符号化部205の各部につ
いて詳細に説明する。図3に、予備選択部212の詳細
な構成を雑音コードブック100とともに示す。ここで
は、表記を簡単にするため、ベクトルの次元数をN=
6、極性情報インデックスIp のビット数をp=2とし
ている。また、上述の関数LをL(p,n)=n mo
d p(nをpで割ったときの剰余)とする例で説明す
る。図3において、部分内積計算部301は雑音コード
ブック100から引き出されるインデックスiの代表ベ
クトルvi と修正された参照ベクトルrとの部分内積f
k(k=0〜p−1)を求めている。部分内積fk はベ
クトル要素位置n=0〜N−1に対し、k=n mod
pを満たす要素についてだけの内積値を求めたもので
ある。従ってp=2、N=6の例では、 f0 =r0 v0 +r2 v2 +r4 v4 f1 =r1 v1 +r3 v3 +r5 v5 と計算できる。絶対値加算部302では、この部分内積
fk の絶対値和 を求め、比較部303ではcor(i) が最大となるとき
の雑音インデックスをJ個探索し、これを予備選択出力
とする。
【0037】部分内積の絶対値和cor(i) は、ベクト
ルvi に対し極性ベクトルsを最適に調整したときのu
i とrとの内積値と等しい。このため、形状が修正され
たベクトルui に対するインデックスの予備選択をco
r(i) の最大値探索で行うことができる。
【0038】予備選択部212の別の構成例として、雑
音コードブック100に格納される代表ベクトルvi の
ノルムが規格化されていない場合は、図3に示した構成
を例えば図4に示すように修正することができる。同図
において、雑音コードブック100はベクトルの要素の
ほかに、代表ベクトル毎の規格化重み係数wi を格納し
ている。予備選択部400では、規格化絶対値加算部4
02において部分内積fk と規格化重み係数wi より規
格化絶対値和 が最大となるときのインデックスをJ個探索し、これを
予備選択出力とする。なお、規格化重みwi の値として
はベクトルvi のノルムの逆数等を用いることができ
る。
【0039】図5に、規格化重みを用いた予備選択の処
理手順を示す。まず、I,J,N,P,ベクトルrおよ
びコードブックをセットし(ステップS11)、i=0
としする(ステップS12)。インデックスiに関しベ
クトルrとベクトルvi の部分内積fk を計算した後、
全てのkに関してfk の絶対値和をとり、これに規格化
重みwi を乗じて規格化絶対値和cor(i) を計算する
処理をi=0〜I−1まで行う(ステップS13〜S1
6)。次に、規格化絶対値和corが最も大きくなるよ
うなインデックスをJ個選択し、これをi_opt(j)(j
=0〜J−1)として保存する(ステップS17)。最
後に、J個の選択されたインデックスを予備選択結果と
して出力する(ステップS18)。
【0040】次に、本選択部213について説明する。
図6は、本選択部213の構成例を示すブロック図であ
る。この本選択部213は、部分内積計算部501、絶
対値加算部502、比較部503、極性乗算部504お
よび直交化パワ計算部505からなり、予備選択部21
2で選択されたJ個のインデックス候補をi_opt(j)
(j=0〜J−1)とし、このインデックスに対応する
代表ベクトルを雑音コードブック100から順次引き出
すように構成されており、図の例ではp=2,N=6と
している。部分内積計算部501は、雑音コードブック
100から取り込まれたインデックスに対応する代表ベ
クトルと参照ベクトルrとの部分内積fk(k=0〜p
−1)を求める他に、極性情報ビットbk 、極性sk を
求める。極性sk は、sk =sign(fk )(sig
n(x)はxの正負の極性値)により決めることができ
る。極性情報の第k番目のビットbk は、例えばbk =
(1−sk )/2とすることにより、極性sk と対応を
つけることができる。
【0041】図7に、参照ベクトルrとvから極性sk
と極性情報ビットbk を求める手順を示す。同図に示す
ように、ステップS21でセットされたベクトルrとベ
クトルvを用いてステップS22で部分内積fk を計算
し、ステップS23で部分内積fk より極性sk とビッ
トbk を求めることにより、極性情報を決めることがで
きる。
【0042】極性乗算部504は、ベクトルvについて
計算された極性sk を用いて un =vn ×sk (n=0〜N−1,k=n mod p) により形状が最適化されたベクトルuを生成する。例え
ば、p=2,N=6でL(p,n)=n mod pの
ときは、u0 =v0 s0 ,u1 =v1 s1 ,u2=v2
s0 ,u3 =v3 s1 ,u4 =v4 s0 ,u5 =v5 s
1 となる。
【0043】直交化パワ計算部505は、ベクトルu、
合成されたピッチベクトルx0 および重み付き合成フィ
ルタ情報Hを用いて、直交化されたuの合成ベクトルの
パワpowを出力する。
【0044】絶対値加算部502は、上述した方法で内
積値corを計算する。比較部503は、内積値cor
とパワpowを用いたインデックス毎の比較処理によ
り、最適なインデックスIc の選択を行い、それに対応
する極性情報インデックスIpと共にIc を出力する。
【0045】図8に、本選択部213の処理手順を示
す。ステップS36でインデックス候補i_opt(j)に対
応するcorの2乗値をcor2として求め、ステップ
S39でインデックス候補i_opt(j)とi_opt(j-1)の
比較をcor2とpowを用いて行っている。
【0046】こうして本選択部213から得られる雑音
インデックス(基底ベクトルインデックス)Ic と極性
情報インデックスIp は、雑音ベクトル再生部215に
入力され、雑音インデックスIc に対応する雑音コード
ブック100からのベクトルvと極性情報インデックス
Ip に対応する極性ベクトルsを用いた要素毎の乗算に
より、形状が最適化された雑音ベクトルuが求められ
る。
【0047】図9に、雑音ベクトル再生部215の処理
手順を示す。まず、ステップS51でインデックスIc
に対応するベクトルvと極性情報インデックスIp を表
す各ビットbk をセットし、ステップS52でbk から
極性sk を求める。次に、ステップS53で極性sk
(k=0〜p−1)とベクトルvの要素毎の乗算によ
り、ベクトルuを求める。このベクトルuを雑音ベクト
ルy1 とし、雑音ベクトル再生部215ではさらに重み
付き合成フィルタ情報Hとy1 を用いて、合成された雑
音ベクトルx1 を求め、これを出力する。
【0048】図2に説明を戻すと、ゲイン成分符号化部
206はピッチ成分と雑音成分にそれぞれ用いるゲイン
の符号化を行う。具体的には、ピッチ成分符号化部20
4と雑音成分符号化部205からそれぞれ合成されたピ
ッチベクトルx0 と、合成された雑音ベクトルx1 を入
力し、内蔵するゲインコードブックの探索により、参照
ベクトルxとベクトル(g0 x0 +g1 x1 )の歪が最
小となるようなゲインの組(g0 ,g1 )と、これに対
応するインデックスGを探索して出力する。
【0049】局部復号部207は、ゲインg0 ,g1 、
ピッチベクトルy0 および雑音ベクトルy1 を用いて現
ブロックに対応する駆動信号を作成し、これと重み付き
合成フィルタ情報Hを用いて局部復号信号を作成する。
【0050】多重化部208は、各符号化部204,2
05,206で求められた符号化パラメータ情報を入力
し、これらを多重化して出力端子209から伝送媒体ま
たは蓄積媒体へ出力する。
【0051】次に、この音声符号化装置からの伝送情報
を復号して再生音声を出力する音声復号化装置の実施例
について図10を用いて説明する。図10において、入
力端子601から入力された符号化パラメータ情報は、
分離部602において以下に説明する各復号化部で用い
る情報に分離される。ピッチ成分復号化部603は、図
2に示した音声符号化装置と同じように過去の駆動信号
を利用する適応コードブックを内蔵しており、これに用
いるインデックスを分離部602から入力してピッチベ
クトルy0 を再生する。
【0052】雑音成分復号化部604は、雑音コードブ
ック605と雑音ベクトル再生部606から構成され、
復号された雑音インデックスIc に対応するベクトルv
と極性情報インデックスIp を用いて、図2に示した音
声符号化装置の雑音ベクトル再生部215と同様の処理
により形状を最適化した雑音ベクトルuを再生し、これ
をベクトルy1 として出力する。
【0053】ゲイン成分復号化部607は、音声符号化
装置と同じようにゲインコードブックを内蔵し、復号さ
れたインデックスGによりゲインg0 とg1 を再生す
る。次に、乗算部608,609と加算部610を用い
て駆動信号g0 y0 +g1 y1を再生する。合成フィル
タ611は、復号された合成フィルタ情報と駆動信号を
用いて復号音声信号を算出し、これを出力する。音声復
号化装置の最終段の処理としてポストフィルタ612を
用いる。ポストフィルタ612は、伝送されてきた符号
化パラメータ情報を基にフィルタの特性を決め、復号音
声信号の音質を調整したものを再生音声信号として端子
613より出力する。
【0054】(第2の実施例)図11は、本発明の第2
の実施例に係る音声符号化装置のブロック図である。図
2に示した第1の実施例の音声符号化装置と同じ機能を
有する部分には同一符号を付してその説明を省略し、相
違点を中心に説明すると、本実施例では雑音成分符号化
部205で雑音コードブック100のインデックスと極
性情報インデックスを複数組選択し、これら複数組の候
補をゲイン成分符号化部206で最終的に1組のIc と
Ip に絞り込む構成としている点が第1の実施例と異な
る。
【0055】図11において、雑音成分符号化部205
は参照ベクトル修正部211、雑音コードブック10
0、予備選択部212および雑音ベクトル再生部215
から構成される。予備選択部212は、修正された参照
ベクトルrと雑音コードブック100を用いてコードブ
ック内の多数のインデックス候補を少数(J個)のイン
デックス候補に絞り込む。そして、これらJ個のインデ
ックス候補と共に、それらに対応する極性情報インデッ
クスの候補を雑音ベクトル再生部215に出力する。雑
音ベクトル再生部215は、第1の実施例の雑音ベクト
ル再生部215と同様の機能を有し、コードブックのイ
ンデックスとこれに対応する極性情報インデックスのJ
組の候補と、これらに対応する雑音ベクトルと合成され
た雑音ベクトルのJ組をゲイン成分符号化部206に出
力する。ゲイン成分符号化部206は、入力されるJ組
の候補それぞれに対し、合成されたピッチベクトルx0
を用いて、第1の実施例のゲイン成分符号化部206と
同様の方法でゲインの符号化を行う。そして、最終的に
参照ベクトルxに対する歪が最も小さくなる候補をJ組
の中から選択し、そのときの雑音ベクトルをy1 、コー
ドブックのインデックスをIc 、極性情報インデックス
をIp として、ゲインg0 とg1 を局部復号化部207
へ、またIc ,Ip およびゲインコードブックのインデ
ックスGを多重化部208へ出力する。その他の点は、
第1の実施例と同様の構成であるので、説明を省略す
る。
【0056】
【本発明の効果】以上説明したように、本発明のベクト
ル量子化装置はインデックスのビット数が大きくともイ
ンデックス探索に要する処理量が少なく高速にインデッ
クス探索ができ、またコードブックとして格納する基底
ベクトルの本数を少なくしても等価的に多くの代表ベク
トルをコードブックとして実現することができるので、
基底ベクトルの格納に有するメモリ量を削減できるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベクトル量子化装置の原理的構成
を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例に係る音声符号化装置の構成
を示すブロック図
【図3】同実施例における予備選択部の構成例を示すブ
ロック図
【図4】同実施例における予備選択部の他の構成例を示
すブロック図
【図5】同実施例における予備選択部の処理手順の例を
示すフローチャート
【図6】同実施例における本選択部の構成例を示すブロ
ック図
【図7】同実施例における極性情報を求める処理手順の
例を示すフローチャート
【図8】同実施例における本選択部の処理手順の例を示
すフローチャート
【図9】同実施例における雑音ベクトル再生部の処理手
順の例を示すフローチャート
【図10】本発明の一実施例に係る音声復号化装置の構
成を示すブロック図
【図11】本発明の他の実施例に係る音声符号化装置の
構成を示すブロック図
【図12】従来のベクトル量子化装置におけるベクトル
再生の原理を示す図
【符号の説明】
100…雑音コードブック 101…基底ベクトルインデックス入力端子 102…基底ベクトル選択スイッチ 103…極性ベクトル生成部 104…乗算器 105…極性乗算部 201…音声信号入力端子 202…合成フィルタ符号化部 203…重みフィルタ部 204…ピッチ成分符号化部 205…雑音成分符号化部 206…ゲイン成分符号化部 207…局部復号部 208…多重化部 209…符号化パラメータ出力端子 211…参照ベクトル修正部 212…予備選択部 213…本選択部 215…雑音ベクトル再生部 401…部分内積計算部 402…規格化絶対値加算部 403…比較部 501…部分内積計算部 502…絶対値加算部 503…比較部 504…極性乗算部 505…直交化パワ計算部 601…入力端子 602…分離部 603…ピッチ成分復号化部 604…雑音成分復号化部 605…雑音コードブック 606…雑音ベクトル再生部 607…ゲイン成分復号化部 608,609…乗算部 610…加算部 611…合成フィルタ 612…ポストフィルタ 613…出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−253795(JP,A) 特開 平7−170192(JP,A) 特開 平6−209262(JP,A) 特開 平6−186998(JP,A) 特開 平6−222796(JP,A) 特表 平2−502135(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 19/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目標ベクトルに対する代表ベクトルの歪に
    基づいて所望の代表ベクトルに対応したインデックスを
    探索し、探索したインデックスを出力するベクトル量子
    化装置において、 N次元の基底ベクトルの要素と該基底ベクトルの各要素
    に乗じる極性を要素とするN次元の極性ベクトルの要素
    との積を要素とする代表ベクトルを生成する代表ベクト
    ル生成手段と、 前記極性ベクトルの各要素の極性に対応した極性情報イ
    ンデックスを生成する極性情報インデックス生成手段
    と、 前記極性情報インデックスに基づいて前記極性ベクトル
    を生成する極性ベクトル生成手段とを有することを特徴
    とするベクトル量子化装置。
  2. 【請求項2】目標ベクトルに対する代表ベクトルの誤差
    に基づいて所望の代表ベクトルに対応したインデックス
    を探索し、探索したインデックスを出力するベクトル量
    子化装置において、 N次元の基底ベクトルの要素vn とN次元の極性ベクト
    ルの対応する要素snとの積vn ×sn (n=0〜N−
    1、|sn |=1)を要素とする代表ベクトルを生成す
    る代表ベクトル生成手段と、 前記極性ベクトルの要素sn の極性を指定する極性情報
    を得る極性情報生成手段と、 前記極性情報により指定される極性ベクトルの要素sn
    の極性をsk (k=L(p,n)(k,pは0≦k≦p
    −1、1≦p≦Nを満たす整数)とし、sk と該極性情
    報の第kビット目の値bk を対応付けることにより、p
    ビットの極性情報インデックスを生成する極性情報イン
    デックス生成手段と、 前記極性情報インデックスに基づいて前記極性ベクトル
    を生成する極性ベクトル生成手段とを有することを特徴
    とするベクトル量子化装置。
  3. 【請求項3】前記L(p,n)は、nをpで割ったとき
    の剰余、またはnp/Nを超えない最大の整数であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のベクトル量子化装置。
  4. 【請求項4】前記基底ベクトルのk=L(p,n)の条
    件を満たすn番目のベクトル要素について、前記目標ベ
    クトルと前記代表ベクトルとの部分内積を求め、この部
    分内積の極性を前記sk とすることを特徴とする請求項
    2または3に記載のベクトル量子化装置。
  5. 【請求項5】目標ベクトルに対する代表ベクトルの歪に
    基づいて所望の代表ベクトルに対応したインデックスを
    探索し、探索したインデックスを出力するベクトル量子
    化装置において、 N次元の基底ベクトルを複数個格納した基底ベクトル格
    納手段と、 この基底ベクトル格納手段に格納された複数個の基底ベ
    クトルの一つを選択するための基底ベクトルインデック
    スを探索する基底ベクトルインデックス探索手段と、 この手段により探索された基底ベクトルインデックスで
    選択されたN次元の基底ベクトルの要素と該基底ベクト
    ルの各要素に乗じる極性を要素とするN次元の極性ベク
    トルの要素との積を要素とする代表ベクトルを生成する
    代表ベクトル生成手段と、 前記極性ベクトルの各要素の極性に対応した極性情報イ
    ンデックスを生成する極性情報インデックス生成手段
    と、 前記極性情報インデックスに基づいて前記極性ベクトル
    を生成する極性ベクトル生成手段とを有することを特徴
    とするベクトル量子化装置。
  6. 【請求項6】目標ベクトルに対する代表ベクトルの歪に
    基づいて所望の代表ベクトルに対応したインデックスを
    探索し、探索したインデックスを出力するベクトル量子
    化装置において、 N次元の基底ベクトルをI個(Iは複数)格納した基底
    ベクトル格納手段と、 この基底ベクトル格納手段に格納されたI個の基底ベク
    トルの一つを選択するための基底ベクトルインデックス
    を探索する基底ベクトルインデックス探索手段と、 この手段により探索された基底ベクトルインデックスで
    選択されたN次元の基底ベクトルの要素と該基底ベクト
    ルの各要素に乗じる極性を要素とするN次元の極性ベク
    トルの要素との積を要素とする代表ベクトルを生成する
    代表ベクトル生成手段と、 前記極性ベクトルの各要素の極性に対応した極性情報イ
    ンデックスを生成する極性情報インデックス生成手段
    と、 前記極性情報インデックスに基づいて前記極性ベクトル
    を生成する極性ベクトル生成手段とを有し、 前記基底ベクトルインデックス探索手段は、前記基底ベ
    クトルをvi (iは基底ベクトルインデックスであり、
    i=0〜I−1)としたとき、該基底ベクトルVi 毎に
    該基底ベクトルvi のk=L(p,n)(k,pは0≦
    k≦p−1、1≦p≦Nを満たす整数)の条件を満たす
    n番目のベクトル要素について前記目標ベクトルと前記
    代表ベクトルとの部分内積fk から計算される を用いて基底ベクトルのインデックス候補数をJ個(0
    <J<<I)に絞り込む手段を有することを特徴とする
    ベクトル量子化装置。
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