JP3317804B2 - シェドを付け直す方法 - Google Patents

シェドを付け直す方法

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ベー.ハーファーカンプ ヴォルフガンク
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シェド(Shed)が
取り付けられていたところの支持体上に、シェドを再び
位置決めし、滑りを防止するという、シェドを付け直す
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱収縮性のシェドは、長年の間、屋外の
高圧の(すなわち、1kV以上、しばしば15kV以上または
24kV以上の)ケーブルの端末部に応用されて来た。ある
種のシェドは、ケーブル端末部の外側の、通常は電気的
にトラッキング防止性のポリマーでできている電気的に
絶縁性で環境的に保護性の層と面接触できるようにした
一つの管状部分と、使用の際に水やその他液体の汚染物
をその端末部にかからないように導き、それにより、使
用時には相当に相異なる電位(例えば24kVとアース電
位)にある前記端末部の各部分の間に導電路ができるこ
とを回避するために、管状部分の一端から放射状に延び
ている一つのフランジ、すなわちスカートを有してい
る。このようなシェドは、なお、前記端末部の外面上で
の表面閃落距離を延長させる。そのシェドは、しばし
ば、内面において、例えば空所を排除することとしてそ
れへの良好なシール性を高めるかまたは確実にするため
に、例えばホットメルト接着材のような接着材またはマ
スチックのようなシール材の層でコーティングされてい
る。便宜上、以降においては、接着材という用語を、本
来の接着材とシール材の両者を包括的に指すものとして
用いる。
【0003】シェドが、ある状況下では、支持体(例え
ば、ケーブル、絶縁装置、避雷器)に確実に取り付けら
れず、それに沿って少しの距離を滑り得るということが
依然としてあることが知られている。そのような相対的
位置ずれを起こす要因としては、シェドの大きさと重
量、支持体の向き(垂直方向が最も厳しい)、周囲温度
(温度が高くなると界面の接合が弱まる傾向がある)、
および支持体の使用時状態がある。このようなずれは、
一般には、極めて高圧の適用分野において使用されるシ
ェドに起こる。なぜならば、そのようなシェドは、大き
くて重量のあるものになる傾向があるからである。しか
しながら、ある種の例外的な使用状態の下では、より小
型のシェドでも動くことがあるということが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シェドが動くならば、
その結果として、支持体上の接着材の一部分がシェドの
一端を超えてか、またはその近くにおいて露出すること
になる。そうなると、放電とか汚れのような電気的およ
び/または環境的作用が、支持体またはシェドの端部、
および/またはシェドと支持体の間の界面の選択的な局
部的劣化を招くということになり得る。その結果、どん
な場合も支持体およびシェドの外面に沿って連続的に
(使用中、すなわち印加された電圧下で)流れるもので
ある漏洩電流が、界面に沿った導電路を見出し、したが
って、フランジがついたシェドの外面に沿った本来の導
電路を電気的に短絡し、少なくともある程度、シェドの
効果を打ち消すということになり得る。
【0005】本発明の目的は、シェドが設置されていた
ところの支持体の上で、シェドの滑りを防止するように
シェドを付け直す方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の、シェドを付け
直す方法は、シェドを加熱する段階と、シェドを反転さ
せることによって、下にある支持体の表面上の古い接着
材を露出させる段階と、シェドのネック部および支持体
から古い接着材を除去する段階と、支持体上の、古い接
着材があったのと同じ場所に、新しい接着材の層を付加
する段階と、新しい接着材の回りに結束具を複数回巻き
付ける段階と、シェドを反転させて新しい接着材の上へ
と戻す段階と、シェドを再び加熱することによって新し
い接着材を溶融させる段階を含む。
【0007】
【作用】結束具は、シェドが滑ることを防止する機械的
なバリヤを提供する。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、熱収縮性のシェド14が設置され
ているところの、ケーブル12の端末部10を示してい
る。普通には複数のこのようなシェド14が存在してい
て、それら複数のシェド14については同様の方法が適
用されるのであるが、簡略化して、一つだけのシェド1
4について図示しているということを当業者は理解する
であろう。シェド14の位置を記録した後に、シェド1
4を、例えばトーチ16によって、軟化するまで加熱す
る。それから、シェド14を、図2に示されているよう
に、とんぼ返り、つまり反転させ、そして一方に滑らせ
ることにより、下にある古い接着材の層18を露出させ
る。この作業は、手袋またはその他の熱に対する防護体
を着用するならば、手作業で行える。古い接着材18
を、例えば、洗い油のような適当な溶剤を含浸させた布
できれいに拭き取ることによって除去する。シェド14
のネック部(管状部分)(反転の結果露出している)に
粘着している接着材18も当然除去する。ここで図3を
見ることとして、シェド14の元の位置を、ケーブル1
2上にマーク20をマーキングすることによって記録す
る。新しい接着材のバンド22をケーブル12上の、古
い接着材18があったのと同じ位置に、同じ幅で付加す
る。新しい接着材22はマスチックであるのが望まし
い。新しい接着材22がマスチックのストリップの形の
ものであるならば、この作業は、ストリップをケーブル
12の径に合わせて切断し、それを、新しい接着材22
が完全にケーブル12を取り囲むことを確実にするよう
に引き伸ばしつつケーブル12の回りに巻き付けること
で行われる。例えばフィラメントのような結束具24
を、接着材22とケーブル12の回りに数回(図では3
回)巻き付ける。結束具24の両端を引っ張って締め付
けることにより、結束具24がしっかりと位置決めされ
ることを確実にする。結束具24の両端を結びループに
し、結び目の余分の長さを切り取る。そうしている間に
シェド14が冷えてきたならば、それを再び軟化させる
ために、図4に示されているようにトーチ16で再加熱
する。シェド14を反転させ、図5に示されているよう
に、再び滑らせて元の位置に戻すことにより、シェド1
4の管状部分が実質的に新しい接着材22を覆うように
する。トーチ16を用いて新しい接着材22を加熱して
溶融させる(図6)ことにより、接着材が溶融・流動
し、ケーブル12をシェド14に接合させる。結束具2
4が接着材の層に食い込んで下にあるケーブル12に接
触するのが望ましい。最後に、残った接着材があればそ
れを、前述のように溶剤でもって拭き取る。このように
して、結束具24の巻きが、接着で接合された領域に導
入され、そこが、シェド14の滑りに対する機械的バリ
ヤーとしての作用をする。
【0009】シェド14は、望ましくはトラッキング防
止材などの適当な充填材を含んだ、高密度ポリエチレ
ン、エチレンビニルアセテート共重合体、またはシリコ
ーンのようなポリマー質の材料から成形される。シェド
は、モールドの中で化学的に架橋させられるか、また
は、その後に適当な電子ビームを通させることによって
架橋させられ、それから、加熱され、高温状態において
拡大され、最終的には拡大された形態で冷却され、熱収
縮性のシェドができる。
【0010】図1〜6においては、電力ケーブルの端末
上に設置されたシェドということで本発明の方法を示し
た。しかし、この方法が、電力用絶縁装置、電気用ブッ
シング、または避雷器のような他の電気品の上に設置さ
れたシェドにも適用されるということが理解されるべき
である。そのような支持層は、典型的には、シェドが接
着されるところの、ポリマー質、つまりエラストマー質
の外面を有している。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、古い接着
材を新しい接着材に取り替え、その新しい接着材の回り
に結束具を巻き付けることによって、シェドが滑ること
が防止される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシェドを付け直す方法の一実施例で、
シェドを加熱する段階を示す図である。
【図2】同方法の、古い接着材を露出させ、これを除去
する段階を示す図である。
【図3】同方法の、新しい接着材の層を付加し、結束具
を複数回巻き付ける段階を示す図である。
【図4】同方法の、シェドを加熱する段階を示す図であ
る。
【図5】同方法の、シェドを新しい接着材の上へ戻す段
階を示す図である。
【図6】同方法の、新しい接着材を溶融させる段階を示
す図である。
【符号の説明】
10 ケーブルの端末部 12 ケーブル 14 シェド 16 トーチ 18 古い接着材 20 マーク 22 新しい接着材 24 結束具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤン オイシュタイン イヴァーゼン ドイツ連邦共和国、デー−85521 オッ トーブルン マルクライダー プラッツ 1 (72)発明者 パウル タンプリン ドイツ連邦共和国、デー−83052 ブル ックミュール 2、ヘルマン リョーン ズ ヴェーク 8 (72)発明者 ヴォルフガンク ベー.ハーファーカン プ ドイツ連邦共和国、デー−85625 グロ ン、アム シュミートベルク 19 (56)参考文献 特開 平1−272103(JP,A) 特開 昭60−146413(JP,A) 特表 平6−503677(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/04 F16J 15/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェドが取り付けられていたところの支
    持体上に、前記シェドを再び位置決めし、滑りを防止す
    る、シェドを付け直す方法であって、 前記シェドを加熱する段階と、 前記シェドを反転させることによって、下にある前記支
    持体の表面上の古い接着材を露出させる段階と、 前記シェドのネック部および支持体から前記の古い接着
    材を除去する段階と、 前記支持体上の、前記の古い接着材があったのと同じ場
    所に、新しい接着材の層を付加する段階と、 前記の新しい接着材の回りに結束具を複数回巻き付ける
    段階と、 前記シェドを反転させて前記の新しい接着材の上へと戻
    す段階と、 前記シェドを再び加熱することによって前記の新しい接
    着材を溶融させる段階を含む、シェドを付け直す方法。
  2. 【請求項2】 前記シェドが、エチレンビニルアセテー
    ト共重合体でできている、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記シェドが、電力ケーブルの端末上に
    設置されている、請求項1記載の方法。
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