JP3317358B2 - 熱可塑性樹脂含浸型複合補強繊維材料 - Google Patents

熱可塑性樹脂含浸型複合補強繊維材料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂をマトリッ
クスとする繊維強化複合材料の原材料および成形体に関
するものである。
【0002】
【従来技術】熱可塑性樹脂を補強繊維に含浸したプリプ
レグが市販されているが、これらは剛直であり、織物、
組み物あるいはシート状物を作ることは困難であり、造
形性に劣る。またこれらは、曲面へのいわゆるテープ・
レーイングが困難である。一方、熱可塑性樹脂を繊維
状、あるいは粉体にしたりして補強繊維と組合せしたフ
レキシブルな材料も開発されているが、組合せ段階で不
均一を生じやすい。このため、マトリックスを補強繊維
中に均一に含浸させ、ボイドのない成形品を確実に得る
には、含浸成形工程において時間をかけた加圧が必要と
なり、工程コストが高くなるという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記事情を考
慮してなされたもので、その目的は、テープ・レーイン
グや製織等のテキスタイル加工ができるようなフレキシ
ビリティを有する、繊維強化熱可塑性樹脂の原材料及び
前駆体を提供し、優れた力学特性を有する成形体の形成
を可能にすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、複数本の補強繊維モノフィラメント
を熱可塑性樹脂で含浸被覆せしめることによって得られ
るE・S・m・a2 ≦50の条件式を満たす複合繊維単
位を2〜1600本束ね、含浸被覆した熱可塑性樹脂と
実質的に同一の熱可塑性樹脂繊維で巻回し、集束したこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂含浸型複合補強繊維材料、 ただし、E:補強繊維モノフィラメントの伸張弾性率(kgf/mm2) S:補強繊維モノフィラメントの断面積(mm2) m:複合繊維単位中の補強繊維モノフィラメントの本数(−) 2a:複合繊維単位の断面の短径(mm) そして前記巻回した熱可塑性繊維が部分的に溶融され、
複合繊維単位と融着し、複合繊維単位を集束固定してい
ることを特徴とする熱可塑性樹脂含浸型複合補強繊維材
料、および前記熱可塑性樹脂含浸型複合補強繊維材料
を、二次元もしくは三次元の形態に加工して得られる繊
維強化樹脂前駆体である。
【0005】
【作用】以下本発明を図面に基づいて詳細に説明する
が、下記図面は本発明を限定するものではなく、前・後
記の趣旨に徴して変更することは本発明の技術的範囲に
含まれるものである。
【0006】本発明に用いられる補強繊維としては、ガ
ラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、セラミックス繊
維、金属繊維等の連続繊維などが挙げられ、これらを2
種以上併用して用いてもよく、また、用いる熱可塑性樹
脂との接着を良くするための表面処理がなされているこ
とが好ましい。本発明に用いられる熱可塑性樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、およびその共重合
体や変性体を含むポリオレフィン系、ナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン12等のポリアミド系、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポ
リエステル系、ポリカーボネート、熱可塑性ポリウレタ
ン、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリエーテルケトン等が挙げられる。補強繊維およ
び熱可塑性樹脂は特にこれらに限定されるわけではな
い。
【0007】図1(a)、(b)には、本発明における
複合繊維単位1の代表例の断面図を模式的に示した。複
合繊維単位1はマトリックスとなる熱可塑性樹脂2中に
補強繊維モノフィラメント3が含浸被覆されたものであ
る。
【0008】L1 は複合繊維単位断面の長径であり、L
2 は複合繊維単位断面の短径である。複合繊維単位の形
状は帯状、長方形、楕円形状であることが望ましいが、
その形状はとくに限定されるものではない。
【0009】本発明においては補強繊維のモノフィラメ
ントの伸張弾性率をE(kgf /mm2)、断面積をS(mm
2 )、複合繊維単位中のモノフィラメントの本数をm
(−)、複合繊維単位断面の短径(すなわちL2 )を2
a(mm)としたときのE・S・m・a2 で計算される値
が50以下であることが必要である。E・S・m・a2
が50を超える場合には、生成した複 合繊維単位、及
びそれを2〜1600本集束させた熱可塑性樹脂含浸型
複合補強繊維材料のフレキシビリティが損なわれ、テキ
スタイル加工等が困難になる。
【0010】各複合繊維単位中の補強繊維モノフィラメ
ントの体積含有率は、20〜80vol%が好ましい。補強
繊維モノフィラメントが20vol%以下の場合には補強効
果が有効に発揮できず、また、80vol%以上になると含
浸被覆の際にボイドが発生しやすくなる。
【0011】複合繊維単位の製造方法、すなわち複数の
補強繊維モノフィラメントを熱可塑性樹脂で含浸被覆す
る方法は特に規定されないが、例えば、図2に示すよう
にクロスヘッドダイを用いる方法が挙げられる。このよ
うな含浸ダイの後に更に含浸を向上させるために加圧ロ
ールを用いてもよい。
【0012】また、本発明における樹脂含浸型複合補強
繊維材料は、複数本の複合繊維単位からなっているが、
該複合繊維単位の本数は2〜1600でなければならな
い。複合繊維単位が1本の場合は、樹脂含浸型複合補強
繊維材料の可撓性が劣る傾向が大きくなる。一方、16
00本を超える場合は、樹脂含浸型複合補強繊維材料が
太くなりすぎてテキスタイル加工が困難になる。前記複
合繊維単位を構成する補強繊維モノフィラメントの本数
mは、前記条件式で決定されるが、通常は2〜800
本、好ましくは2〜400本、更に好ましくは2〜20
0本である。また、テキスタイル加工性等の容易性とい
う点からは、長径L1 は4mm以下が好ましい。
【0013】前記樹脂含浸型複合補強繊維材料は、2〜
1600本の複合繊維単位を束ね、さらに、複合繊維単
位に用いた熱可塑性樹脂と実質的に同一の熱可塑性樹脂
繊維で巻回され、集束されている。このようにして集束
されていることにより、各々の複合繊維単位がバラバラ
にならず、かつ可撓性を保つことができ、テキスタイル
加工等の後加工が容易になると同時に取扱い性も良好と
なる。ここで、実質的に同一の熱可塑性樹脂繊維とは、
共重合体、変性体、さらには同一系統の熱可塑性樹脂、
例えば、ナイロン6とナイロン12の組合せも実質的に
同一とみなす。ただし複合材料としての物性に悪影響を
及ぼす繊維は用いないのが好ましい。また巻回の数は
(回/m)複合繊維単位の集束本数にもより異なるが、
5〜400回/mが好ましく、さらに好ましくは10〜
200回/mである。巻回の数が5回/m以下である
と、集束がルーズになりテキスタイル加工時にヘルド等
に引っ掛かり製織が不能となる。一方、400回/m以
上では可撓性が損なわれ、やはりテキスタイル加工等の
後加工が困難になる。巻回に用いる繊維の繊度は、集束
する複合繊維単位の本数にもよるが、20〜500デニ
ールのマルチフィラメントが好ましく、さらに好ましく
は、50〜300デニールのマルチフィラメントがよ
い。このマルチフイラメントは例えば嵩高加工糸など、
通常用いられる加工糸でもよい。巻回の熱可塑性樹脂繊
維の量は、樹脂含浸型複合補強繊維材料の1〜30vol%
が好ましく、さらに好ましくは、5〜20vol%がよい。
特に30vol%を超えると成形された複合材料中にマトリ
ックス・リッチ層ができ、好ましくない。
【0014】巻回の方法は、公知の方法を用いることが
でき、特に規定されない。例えば、図2中に示すような
方法が比較的容易であるが、これに限定されるものでは
ない。さらに、巻回の方向はS、Z方向どちらでもよく
(図3(a))、場合によっては、両方を同時に用いる
いわゆる、ダブルカバータイプでもよい(図3
(b))。また、巻回後に、巻回熱可塑性樹脂繊維を部
分的に溶融させ、複合繊維単位と融着する事が好まし
い。この様にすることにより、樹脂含浸型複合補強繊維
材料を切断した場合にも、巻回繊維が解けることなく、
集束性を維持できる。しかし、全体を溶融し複合繊維単
位に融着すると、可撓性が損なわれ好ましくない。
【0015】このようにして得られた樹脂含浸型複合補
強繊維材料は、シート化、すだれ化、織布化、編物化、
組物化、三次元織り等の後加工により、二次元もしくは
三次元の形態にし、繊維強化樹脂前駆体にすることがで
きる。これら後加工やその形態については、一切制限を
されない。
【0016】こうして得られる樹脂含浸型複合補強繊維
材料または繊維強化樹脂前駆体を、含浸被覆した熱可塑
性樹脂が溶融する温度まで加熱し、加圧する事により繊
維強化複合材料として成形できる。成形方法としたは、
一切制限されないが、例えば加熱した樹脂含浸型複合補
強繊維材料を加圧ロール間または加圧ベルト間を通すこ
とによって、ロッドやテープが連続的に成形される。
【0017】また、前記のようにして得られた、適当な
太さのロッドやテープを、例えば10mmピッチに切断す
れば射出成形や圧縮成形用のペレットを作製することが
できる。さらに、前記樹脂含浸型複合補強繊維材料をそ
のまま振り落とすかまたは、所定の長さに切断しつつシ
ートを形成し、該シートを加熱加圧すればいわゆる平板
状固形状のスタンパブルシートを作ることができる。ま
た、前記樹脂含浸型複合補強繊維材料から得られた織
布、編布、組物等の布状物を加熱加圧すれば、平板状の
繊維強化樹脂が得られる。さらに、本発明による樹脂含
浸型複合補強繊維材料またはそれから得られたテープ
は、これを連続的に加熱しながらマンドレルに巻き付け
つつ加圧することによって、いわゆるフィラメントワイ
ンディング成形を行うことができる。さらには、加熱し
た多数の樹脂含浸型複合補強繊維材料、テープまたは織
布を所定形状ののダイを通しつつ引き抜くことにより、
いわゆるプルトルージョン成形を行うことができる。
【0018】また、他の有力な成形法として、樹脂含浸
型複合補強繊維材料またはその切断物をそのまま型上に
配置するか、樹脂含浸型複合補強繊維材料から得られた
布状物を型上に配置し、開放型を用いて圧縮成形する方
法が挙げられる。さらには、一般的なマッチドダイプレ
スを用いる成形法も有力である。いずれの場合において
も、樹脂含浸型複合補強繊維材料およびその後加工品
は、可撓性を有するため型に沿いやすく、成形が容易で
ある。さらに、樹脂含浸型複合補強繊維材料およびその
後加工品は、それを構成する複合繊維単位において、補
強繊維が熱可塑性樹脂で含浸被覆されているので、熱可
塑性樹脂を溶融一体化することにより、品質の優れた繊
維強化熱可塑性樹脂材料が得られる。
【0019】本発明による樹脂含浸型複合補強繊維材料
およびその後加工品は、コンクリート補強用としても有
用である。これは、熱可塑性樹脂により、補強繊維が含
浸被覆されているので、例えば、補強繊維としてガラス
繊維を用いる場合でもコンクリート中のアルカリ性物質
によってガラス繊維が劣化されることが低減される。ま
た本発明の樹脂含浸型複合補強繊維材料およびその後加
工品は繊維強化熱硬化性樹脂の強化材としても有用であ
る。例えば、本発明の樹脂含浸型複合補強繊維材料また
はその後加工品を使用してマット状物を作り、いわゆる
レジントランスファー成形のプリフォームとして用いる
ことができる。この場合は、加熱加圧することによって
容易にプリフォームが加工できる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
マトリックスとして熱可塑性樹脂を用いるため、繊維強
化熱硬化性樹脂の場合とは異なり、 キュアリング工程が不要である。 得られた成形物がより強靭である。 材料としてのシェルフライフが極めて長い。 硬化剤やマトリックス液の毒性がなく、さらにこうし
た液状物から来る汚れがない。という長所を有する。ま
た熱可塑性樹脂複合材料との比較においては、含浸プリ
プレグのような物に対しては、優れた可撓性を有しテキ
スタイル加工等の後加工が容易であり、しかも、型に沿
い易いため成形性に優れる。また、熱可塑性繊維や、粉
体を用いた物と比較した場合は、予め補強繊維が含浸被
覆されているため、比較的短時間、低圧力で、均一でか
つ、ボイドのない成形品が得られる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに何ら限定されるものではない。
【0022】実施例1 ノズル孔数800の白金製ノズルを用いて引き取り速度
2000m/分でEガラス繊 維を溶融紡糸した。この
繊維を、4分割し単糸径13μm、200フィラメント
のガラス繊維を得た。得られたガラス繊維には、シラン
カップリング剤で処理を施した。この繊維を、図2に示
すようなクロスヘッドダイを用いてナイロン6樹脂を含
浸被覆し、複合繊維単位を得た。複合繊維単位の繊維含
有率は55vol%であり、長径は0.32mm、短径は0.
15mmであり、またガラス繊維の伸張弾性率は7200
kgf/mm2 であり、E・S・m・a2 は1.08であっ
た。このような複合繊維単位を4本束ね、ナイロン6繊
維(70デニール、48フィラメント)を20回/mで
S方向に巻回し、集束した樹脂含浸型複合補強繊維材料
を得た。巻回に用いた繊維のvol%は 樹脂含浸型複合補
強繊維材料に対して1.9%であった。この集束した樹
脂含浸型複合補強繊維材料を経糸=18本/inch、緯
糸=18本/inchの平織物にレピア型織機を用いて製織
した。製織性は極めて良好であった。得られた織物を半
径7cmの開放型上に多孔質の離型膜、織物、シリコーン
膜材と型に沿わせ積層した。型に対する織物の追従性は
良好であった。この積層品を融点以上に加熱後、シリコ
ーン膜内を減圧し、大気圧で型に押し付け成形を行っ
た。成形時間は加熱後10分であった。得られた成形品
はしわ等がなく大変良好であった。また、含浸に関して
も、もともと含浸した材料を用いているため大変良好で
あった。
【0023】実施例2 実施例1の樹脂含浸型複合補強繊維材料に250℃のホ
ットエアーを連続的に側面から当て、巻回した繊維を部
分的に溶融させ複合繊維単位に融着した。次いで実施例
1と同様に製織性、成形性を検討したところ、両性質と
も大変良好であった。さらに織物を裁断しても複合繊維
単位がバラバラになることはなかった。
【0024】比較例1 実施例1の複合繊維単位を束ねただけで、レピア織機に
供したところ各々の複合繊維単位がばらけ、該単位で張
力が異なり、ヘルドに引っかかり製織できなかった。
【0025】比較例2 単糸径13μm、1600本フイラメントのガラス繊維
に、実施例1と同様にナイロン6を含浸被覆し、複合繊
維単位を得た。この複合繊維単位のガラス繊維含有率は
55vol%で、長径は1.2mm、短径は0.41mmであ
り、E・S・m・a2 は64であった。この複合繊維単
位1本を樹脂含浸型複合補強繊維材料として用い、レピ
ア織機に供したところ、可撓性がないため製織すること
ができなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は代表的な複合繊維単位の断面
図である。
【図2】複合繊維単位を得るための1例の工程模式図で
ある。
【図3】(a)、(b)は、本発明の樹脂含浸型複合補
強繊維材料の代表的な模式図である。
【符号の説明】
1 複合繊維単位 2 熱可塑性樹脂 3 補強繊維モノフィラメント L1 複合繊維単位の長径 L2 複合繊維単位の短径 4 補強繊維クリール 5 補強繊維 6 ガイドロール 7 開繊装置 8 押出機 9 クロスヘッドダイ 10 複合繊維単位 11 集束ガイド 12 巻回装置 13 熱可塑性繊維 14 引き取り機 15 ワインダー 16 巻回繊維 17 複合補強繊維材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 70/00 - 70/88 B29B 11/00 - 11/16 B29B 15/00 - 15/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の補強繊維モノフィラメントを熱
    可塑性樹脂で含浸被覆せしめることによって得られるE
    ・S・m・a2 ≦50の条件式を満たす複合繊維単位を
    2〜1600本束ね、含浸被覆した熱可塑性樹脂と実質
    的に同一の熱可塑性樹脂繊維で巻回し、集束したことを
    特徴とする熱可塑性樹脂含浸型複合補強繊維材料。 ただし、E:補強繊維モノフィラメントの伸張弾性率(kgf/mm2) S:補強繊維モノフィラメントの断面積(mm2) m:複合繊維単位中の補強繊維モノフィラメントの本数(−) 2a:複合繊維単位の断面の短径(mm)
  2. 【請求項2】 巻回した熱可塑性樹脂繊維が部分的に溶
    融され、複合繊維単位と融着し、複合繊維単位を集束固
    定していることを特徴とする請求項1記載の熱可塑性樹
    脂含浸型複合補強繊維材料。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2に記載の熱可塑性樹脂
    含浸型複合補強繊維材料を、二次元もしくは三次元の形
    態に加工して得られる繊維強化樹脂前駆体。
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