JP3315157B2 - 情報記録媒体 - Google Patents
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- JP3315157B2 JP3315157B2 JP22837692A JP22837692A JP3315157B2 JP 3315157 B2 JP3315157 B2 JP 3315157B2 JP 22837692 A JP22837692 A JP 22837692A JP 22837692 A JP22837692 A JP 22837692A JP 3315157 B2 JP3315157 B2 JP 3315157B2
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/241—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
- G11B7/242—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers
- G11B7/244—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
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- G11B7/244—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only
- G11B7/249—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing organometallic compounds
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S430/146—Laser beam
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、書込み可能な情報記録
媒体、特に光透過性の基板の上に記録層と光反射層を有
する情報記録媒体に関する。
媒体、特に光透過性の基板の上に記録層と光反射層を有
する情報記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、いわゆる書込み可能な情報記録媒
体の記録層には、例えばシアニン系、フタロシアニン系
などの有機色素が用いられていることは一般に良く知ら
れている。
体の記録層には、例えばシアニン系、フタロシアニン系
などの有機色素が用いられていることは一般に良く知ら
れている。
【０００３】そして、このような情報記録媒体の書込み
方法としては、記録層の微小面積にレーザビームを集光
させ、それを熱エネルギーに変換し、記録層の性状を変
えて記録（ピット形成）を行っている。この記録層の性
状変化を円滑に行うために、媒体の構成は基板上に記録
層を設層したものを２枚用意し、記録層を対向して配置
したいわゆるエアーサンドイッチ構造とされることが一
般的である。
方法としては、記録層の微小面積にレーザビームを集光
させ、それを熱エネルギーに変換し、記録層の性状を変
えて記録（ピット形成）を行っている。この記録層の性
状変化を円滑に行うために、媒体の構成は基板上に記録
層を設層したものを２枚用意し、記録層を対向して配置
したいわゆるエアーサンドイッチ構造とされることが一
般的である。
【０００４】このようなタイプの情報記録媒体に用いら
れる書込み用のレーザビームは、透明基板側から照射さ
れ、記録層の中に光読取り可能なピットを形成する。記
録されたデータを再生するための読取り用のレーザビー
ムは、書込み用のそれとは弱い出力であり、ピットが形
成された部分と、そうでない部分のコントラストは電気
信号として読み取られる。
れる書込み用のレーザビームは、透明基板側から照射さ
れ、記録層の中に光読取り可能なピットを形成する。記
録されたデータを再生するための読取り用のレーザビー
ムは、書込み用のそれとは弱い出力であり、ピットが形
成された部分と、そうでない部分のコントラストは電気
信号として読み取られる。
【０００５】一方、上記媒体とは異なり予めすでにデー
タが記録されているいわゆるＲＯＭ（read only memor
y) タイプの媒体も存在し、音声記録と情報処理の分野
で広く実用化されている。しかし、このものには上記の
ごとく書込み可能な記録層が存在しない。すなわち、再
生されるべくデータに相当するプリピットはすでにプラ
スチック基板の上にインジェクション成形によって形成
され、この上にＡｕ，Ａｇ，Ｃｕ，Ａｌ等の金属からな
る反射層が形成され、さらにこの上に保護層が形成され
ている。このＲＯＭタイプの典型的な媒体は、いわゆる
ＣＤと呼ばれるコンパクトディスクである。このＣＤの
記録と読み取りの信号の仕様は規格化されており、この
規格に準じて、ＣＤの再生装置がコンパクトディスクプ
レーヤー（ＣＤプレーヤー）として広く使われている。
タが記録されているいわゆるＲＯＭ（read only memor
y) タイプの媒体も存在し、音声記録と情報処理の分野
で広く実用化されている。しかし、このものには上記の
ごとく書込み可能な記録層が存在しない。すなわち、再
生されるべくデータに相当するプリピットはすでにプラ
スチック基板の上にインジェクション成形によって形成
され、この上にＡｕ，Ａｇ，Ｃｕ，Ａｌ等の金属からな
る反射層が形成され、さらにこの上に保護層が形成され
ている。このＲＯＭタイプの典型的な媒体は、いわゆる
ＣＤと呼ばれるコンパクトディスクである。このＣＤの
記録と読み取りの信号の仕様は規格化されており、この
規格に準じて、ＣＤの再生装置がコンパクトディスクプ
レーヤー（ＣＤプレーヤー）として広く使われている。
【０００６】ところで、前記書込み可能な情報記録媒体
は、レーザビームを用いる点においてはＣＤと同様であ
り、また、媒体の形態もディスク形状をなしている点に
おいてはＣＤと同様である。それゆえ、ＣＤ仕様の規格
に適合し、ＣＤプレーヤーにそのまま使える書込み可能
な媒体の開発が強く要望されてきており、この要望に応
えるべく実サンプルが提示され始めている。
は、レーザビームを用いる点においてはＣＤと同様であ
り、また、媒体の形態もディスク形状をなしている点に
おいてはＣＤと同様である。それゆえ、ＣＤ仕様の規格
に適合し、ＣＤプレーヤーにそのまま使える書込み可能
な媒体の開発が強く要望されてきており、この要望に応
えるべく実サンプルが提示され始めている。
【０００７】このような書込み可能な情報記録媒体の記
録層に主成分として含有される有機色素は、耐光性が十
分とは言えず、耐光性を向上させるための一手段として
退色防止効果のあるニトロソ化合物が使用されている。
録層に主成分として含有される有機色素は、耐光性が十
分とは言えず、耐光性を向上させるための一手段として
退色防止効果のあるニトロソ化合物が使用されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなニトロソ化合物は、一般に毒性のあるものが多く選
択には注意を要する。また、合成に際しても毒性のある
副産物が出現する等の問題が生じており、この化合物に
代替可能な物質、すなわち、毒性がなく安全性に優れ、
合成が容易で、かつ退色防止効果に優れる物質を記録層
に備える媒体の提案が強く要望されている。
うなニトロソ化合物は、一般に毒性のあるものが多く選
択には注意を要する。また、合成に際しても毒性のある
副産物が出現する等の問題が生じており、この化合物に
代替可能な物質、すなわち、毒性がなく安全性に優れ、
合成が容易で、かつ退色防止効果に優れる物質を記録層
に備える媒体の提案が強く要望されている。
【０００９】このような実情に鑑み本発明は創案された
ものであって、その目的は、上記の問題点を解決し、安
全性および耐光性に優れる書込み可能な情報記録媒体を
提供することにある。
ものであって、その目的は、上記の問題点を解決し、安
全性および耐光性に優れる書込み可能な情報記録媒体を
提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、基板上に記録層を有し、該記録層の上に光
反射層を有する情報記録媒体において、前記記録層は、
後述する一般式［Ｉ］で表されるシアニン色素と、後述
する一般式［II］で表されるシアニン色素と、後述する
一般式［III］で表されるベンゾトリアゾール系化合物
とを含有するようにした。
に本発明は、基板上に記録層を有し、該記録層の上に光
反射層を有する情報記録媒体において、前記記録層は、
後述する一般式［Ｉ］で表されるシアニン色素と、後述
する一般式［II］で表されるシアニン色素と、後述する
一般式［III］で表されるベンゾトリアゾール系化合物
とを含有するようにした。
【００１１】以下、本発明の具体的構成を図１および図
２を参照しつつさらに詳細に説明する。本発明の情報記
録媒体の一部を切り欠いた概略斜視図が図１に示され
る。
２を参照しつつさらに詳細に説明する。本発明の情報記
録媒体の一部を切り欠いた概略斜視図が図１に示され
る。
【００１２】本発明の情報記録媒体１は、光透過性の基
板１１の上に記録層１２が設層され、この記録層１２の
上に光反射層１３が設層され、この光反射層１３の上に
保護層１４が設層される。
板１１の上に記録層１２が設層され、この記録層１２の
上に光反射層１３が設層され、この光反射層１３の上に
保護層１４が設層される。
【００１３】基板１１の上に形成される記録層１２に
は、下記一般式［Ｉ］で表されるシアニン色素と、下記
一般式［II］で表されるシアニン色素とが含有される。
は、下記一般式［Ｉ］で表されるシアニン色素と、下記
一般式［II］で表されるシアニン色素とが含有される。
【００１４】
【化４】 上記一般式［Ｉ］において、Ｒ1 およびＲ2 はそれぞれ
炭素数１〜８のアルキル基、より好ましくは３〜５のア
ルキル基を表わす。この炭素数が８を越えると、蝋化が
起こり、取り扱いが不便になるという不都合が生じる。
炭素数１〜８のアルキル基、より好ましくは３〜５のア
ルキル基を表わす。この炭素数が８を越えると、蝋化が
起こり、取り扱いが不便になるという不都合が生じる。
【００１５】Ｘ- はカウンターイオンを表わし、具体的
にはＣｌＯ4 - 、Ｉ- 、Ｂｒ- 等が挙げられる。
にはＣｌＯ4 - 、Ｉ- 、Ｂｒ- 等が挙げられる。
【００１６】
【化５】 上記一般式［II］において、Ｒ3 およびＲ4 はそれぞれ
炭素数１〜８のアルキル基、好ましくは３〜５のアルキ
ル基を表わす。この炭素数が８を越えると、上記一般式
［Ｉ］の場合と同様な不都合が生じる。Ｘ- はカウンタ
ーイオンを表わし、上記のものと同義である。
炭素数１〜８のアルキル基、好ましくは３〜５のアルキ
ル基を表わす。この炭素数が８を越えると、上記一般式
［Ｉ］の場合と同様な不都合が生じる。Ｘ- はカウンタ
ーイオンを表わし、上記のものと同義である。
【００１７】上記一般式［Ｉ］および［II］で表わされ
るシアニン色素は、それぞれ単独で用いてもよいが、通
常は，式［Ｉ］で表わされるシアニン色素と式［II］で
表わされるシアニン色素を混合して用いることが好まし
い。高反射率、記録感度、記録された信号の変調度を確
保するためである。混合する場合、その比率は、一般式
［Ｉ］のシアニン色素１００重量部に対して、一般式
［II］のシアニン色素１００〜３００重量部とされる。
るシアニン色素は、それぞれ単独で用いてもよいが、通
常は，式［Ｉ］で表わされるシアニン色素と式［II］で
表わされるシアニン色素を混合して用いることが好まし
い。高反射率、記録感度、記録された信号の変調度を確
保するためである。混合する場合、その比率は、一般式
［Ｉ］のシアニン色素１００重量部に対して、一般式
［II］のシアニン色素１００〜３００重量部とされる。
【００１８】さらに記録層１２の中には、上記シアニン
色素の光劣化（退色）を防止するために下記一般式［II
I ］で示されるベンゾトリアゾール系化合物が含有され
る。
色素の光劣化（退色）を防止するために下記一般式［II
I ］で示されるベンゾトリアゾール系化合物が含有され
る。
【００１９】
【化６】 式［III ］中、Ｒ5 は水素又は炭素数１〜８、より好ま
しくは、１〜４の置換もしくは非置換のアルキル基を表
わす。Ｒ6 はハロゲン又はアルキル基を表わす。ｎは、
０〜４の整数を表わし、ｎが２以上の整数をとる場合に
は、それらの置換基は同じであってもよいし、異なって
いてもよい。ｍもまたｎと同様に０〜４の整数を表わ
し、ｍが２以上の整数をとる場合には、それらの置換基
は同じであってもよいし、また異なっていてもよい。
しくは、１〜４の置換もしくは非置換のアルキル基を表
わす。Ｒ6 はハロゲン又はアルキル基を表わす。ｎは、
０〜４の整数を表わし、ｎが２以上の整数をとる場合に
は、それらの置換基は同じであってもよいし、異なって
いてもよい。ｍもまたｎと同様に０〜４の整数を表わ
し、ｍが２以上の整数をとる場合には、それらの置換基
は同じであってもよいし、また異なっていてもよい。
【００２０】ベンゾトリアゾール系化合物の具体例とし
て下記の構造式［ＢＴ−１］，［ＢＴ−２］および［Ｂ
Ｔ−３］で示される物質が挙げられる。
て下記の構造式［ＢＴ−１］，［ＢＴ−２］および［Ｂ
Ｔ−３］で示される物質が挙げられる。
【００２１】
【化７】
【００２２】
【化８】
【００２３】
【化９】 このようなベンゾトリアゾール系化合物は、上記シアニ
ン色素１００重量部に対して、５〜５０重量部、より好
ましくは２０〜２５重量部含有される。この値が５０重
量部を超えると、記録感度が低下するという不都合が生
じ、この値が５重量部未満となると、退色防止効果の減
少という不都合が生じる。
ン色素１００重量部に対して、５〜５０重量部、より好
ましくは２０〜２５重量部含有される。この値が５０重
量部を超えると、記録感度が低下するという不都合が生
じ、この値が５重量部未満となると、退色防止効果の減
少という不都合が生じる。
【００２４】さらに、記録層１２の中には、上記ベンゾ
トリアゾール系化合物に加えて、クエンチャ、特に下記
一般式［IV］で示されるＮｉ錯体を含有させてもよい。
トリアゾール系化合物に加えて、クエンチャ、特に下記
一般式［IV］で示されるＮｉ錯体を含有させてもよい。
【００２５】
【化１０】 式中、Ｒ7 、Ｒ8 、Ｒ9 およびＲ10は、それぞれ、水素
又はこれに代わる置換基を表わす。
又はこれに代わる置換基を表わす。
【００２６】置換基としては、ＣＨ3 Ｏ−，ＣＨ3 ＯＣ
Ｈ2 ＣＨ2 Ｏ−，ＣＨ3 ＣＯＯ−，（ｎ−Ｃ3 Ｈ7 ）2
Ｎ−，（Ｃ2 Ｈ5 ）2 Ｎ−，Ｃｌ−等が挙げられる。
Ｈ2 ＣＨ2 Ｏ−，ＣＨ3 ＣＯＯ−，（ｎ−Ｃ3 Ｈ7 ）2
Ｎ−，（Ｃ2 Ｈ5 ）2 Ｎ−，Ｃｌ−等が挙げられる。
【００２７】このようなクエンチャの具体例としては、
例えば、下記の構造式［Ｑ−１］〜［Ｑ−４］のものが
挙げられる。中でも構造式［Ｑ−１］のものが好適であ
る。
例えば、下記の構造式［Ｑ−１］〜［Ｑ−４］のものが
挙げられる。中でも構造式［Ｑ−１］のものが好適であ
る。
【００２８】
【化１１】
【００２９】
【化１２】
【００３０】
【化１３】
【００３１】
【化１４】 上記シアニン色素およびベンゾトリアゾール系化合物を
含有する記録層１２は、例えばスピンコート法等の常用
手段により塗設される。
含有する記録層１２は、例えばスピンコート法等の常用
手段により塗設される。
【００３２】塗設される記録層１２の厚さは、３０〜９
００ｎｍ、好ましくは、１００〜３００ｎｍである。こ
の値が３０ｎｍ未満となると吸収が少なくなるため半導
体レーザー波長域の感度が低下し、信号が記録出来なく
なるという不都合が生じ、この値が９００ｎｍを越える
と色素が厚くなりすぎ、吸収が増加する結果、反射率が
低下するという不都合が生じる。
００ｎｍ、好ましくは、１００〜３００ｎｍである。こ
の値が３０ｎｍ未満となると吸収が少なくなるため半導
体レーザー波長域の感度が低下し、信号が記録出来なく
なるという不都合が生じ、この値が９００ｎｍを越える
と色素が厚くなりすぎ、吸収が増加する結果、反射率が
低下するという不都合が生じる。
【００３３】なお、塗布に用いる溶媒としては、公知の
種々のものが用いられ、例えばジアセトンアルコール、
エチルセロソルブ、メチルセロソルブ、イソホロン、メ
タノール、テトラフルオロプロパノール等が挙げられ
る。
種々のものが用いられ、例えばジアセトンアルコール、
エチルセロソルブ、メチルセロソルブ、イソホロン、メ
タノール、テトラフルオロプロパノール等が挙げられ
る。
【００３４】このような記録層１２が塗設される基板１
１は、通常、ディスク形状をしており、この基板１１
は、生産性向上の観点から、いわゆる一体的に形成され
た射出成形樹脂基板を用いることが好ましく、このもの
は、例えばポリカーボネート樹脂（ＰＣ）、ポリメタク
リル酸メチル樹脂（ＰＭＭＡ）等の透明材料から形成さ
れる。特に、平均分子量３２０００〜４００００のポリ
カーボネート樹脂（ＰＣ）を用いることが好ましい。ま
た、一体的に形成された射出成形樹脂基板に限らず、い
わゆる２Ｐ（photo-polymer ）法で形成した基板であっ
てもよい。このような基板１１の厚さは１．０〜１．５
ｍｍ程度とされる。
１は、通常、ディスク形状をしており、この基板１１
は、生産性向上の観点から、いわゆる一体的に形成され
た射出成形樹脂基板を用いることが好ましく、このもの
は、例えばポリカーボネート樹脂（ＰＣ）、ポリメタク
リル酸メチル樹脂（ＰＭＭＡ）等の透明材料から形成さ
れる。特に、平均分子量３２０００〜４００００のポリ
カーボネート樹脂（ＰＣ）を用いることが好ましい。ま
た、一体的に形成された射出成形樹脂基板に限らず、い
わゆる２Ｐ（photo-polymer ）法で形成した基板であっ
てもよい。このような基板１１の厚さは１．０〜１．５
ｍｍ程度とされる。
【００３５】この基板１１の上に塗設される記録層１２
の上には、光反射層１３が設けられる。光反射層１３は
Ａｕ，Ａｇ，Ｃｕ，Ａｌ等の金属から構成され、このも
のは真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング
等で成膜される。このような光反射層１３の厚さは，
０．０２〜２．０μｍ程度とされる。
の上には、光反射層１３が設けられる。光反射層１３は
Ａｕ，Ａｇ，Ｃｕ，Ａｌ等の金属から構成され、このも
のは真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング
等で成膜される。このような光反射層１３の厚さは，
０．０２〜２．０μｍ程度とされる。
【００３６】光反射層１３の上には、通常、光吸収層１
２と光反射層１３を保護するために保護層１４が設層さ
れる。保護層１４は、一般に、紫外線硬化性樹脂をスピ
ンコートして塗設した後、紫外線を照射し、塗膜を硬化
させて形成する。その他、エポキシ樹脂、アクリル樹
脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等が保護層１４の材
質として用いられる。このような保護層１４の厚さは、
通常、０．１〜１００μｍ程度である。
２と光反射層１３を保護するために保護層１４が設層さ
れる。保護層１４は、一般に、紫外線硬化性樹脂をスピ
ンコートして塗設した後、紫外線を照射し、塗膜を硬化
させて形成する。その他、エポキシ樹脂、アクリル樹
脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等が保護層１４の材
質として用いられる。このような保護層１４の厚さは、
通常、０．１〜１００μｍ程度である。
【００３７】なお、前記基板１１と光吸収層１２との間
には、基板１１を溶媒から保護するための中間層を設け
ても良い。また、光吸収層１２と光反射層１３の間に
は、光吸収の効率を挙げるための中間層を設けてもよ
い。
には、基板１１を溶媒から保護するための中間層を設け
ても良い。また、光吸収層１２と光反射層１３の間に
は、光吸収の効率を挙げるための中間層を設けてもよ
い。
【００３８】なお、本発明の場合における情報の記録お
よび再生に用いられる光の波長は、７８０〜８３０μｍ
程度である。
よび再生に用いられる光の波長は、７８０〜８３０μｍ
程度である。
【００３９】
【実施例】以下、具体的実施例を示して本発明をさらに
詳細に説明する。 ［本発明サンプル１の作製］記録層に含有されるシアニ
ン色素として、以下に示される２種のシアニン色素［Ｄ
−１］および［Ｄ−２］を、ベンゾトリアゾール系化合
物として上記［ＢＴ−１］を用いた。これらの成分の混
合比率（重量部）は、［Ｄ−１］：［Ｄ−２］：［ＢＴ
−１］＝１００：１８０：６５とした。
詳細に説明する。 ［本発明サンプル１の作製］記録層に含有されるシアニ
ン色素として、以下に示される２種のシアニン色素［Ｄ
−１］および［Ｄ−２］を、ベンゾトリアゾール系化合
物として上記［ＢＴ−１］を用いた。これらの成分の混
合比率（重量部）は、［Ｄ−１］：［Ｄ−２］：［ＢＴ
−１］＝１００：１８０：６５とした。
【００４０】シアニン色素［Ｄ−１］ 上記一般式［Ｉ］において、Ｒ1 およびＲ2 をそれぞれ
ｎ−Ｃ4 Ｈ9 ，Ｘ- をＣｌＯ4 - とした。
ｎ−Ｃ4 Ｈ9 ，Ｘ- をＣｌＯ4 - とした。
【００４１】シアニン色素［Ｄ−２］ 上記一般式［II］において、Ｒ3 およびＲ4 をそれぞれ
ｎ−Ｃ3 Ｈ7 ，Ｘ- をＩ- とした。
ｎ−Ｃ3 Ｈ7 ，Ｘ- をＩ- とした。
【００４２】これらの色素およびベンゾトリアゾール系
化合物をそれぞれエチルセロソルブの溶媒（１０００重
量部）に溶解させ、このものを直径１２０ｍｍ、厚さ
１．２ｍｍのアクリル基板上に１２０ｎｍの厚さに塗設
した。
化合物をそれぞれエチルセロソルブの溶媒（１０００重
量部）に溶解させ、このものを直径１２０ｍｍ、厚さ
１．２ｍｍのアクリル基板上に１２０ｎｍの厚さに塗設
した。
【００４３】［本発明サンプル２の作製］上記本発明サ
ンプル１で用いたベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−
１］を上記他のベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−
２］に変えた。それ以外は、本発明サンプル１と同様に
して本発明サンプル２を作製した。
ンプル１で用いたベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−
１］を上記他のベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−
２］に変えた。それ以外は、本発明サンプル１と同様に
して本発明サンプル２を作製した。
【００４４】［本発明サンプル３の作製］上記本発明サ
ンプル１で用いたベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−
１］を上記他のベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−
３］に変えた。それ以外は、本発明サンプル１と同様に
して本発明サンプル３を作製した。
ンプル１で用いたベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−
１］を上記他のベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−
３］に変えた。それ以外は、本発明サンプル１と同様に
して本発明サンプル３を作製した。
【００４５】［本発明サンプル４の作製］上記本発明サ
ンプル１で用いた記録層組成に加えてさらに上記のクエ
ンチャ［Ｑ−１］を添加して本発明サンプル４を作製し
た。なお、混合比率（重量部）は、［Ｄ−１］：［Ｄ−
２］：［ＢＴ−１］：［Ｑ−１］＝１００：１８０：６
５：４０とした。
ンプル１で用いた記録層組成に加えてさらに上記のクエ
ンチャ［Ｑ−１］を添加して本発明サンプル４を作製し
た。なお、混合比率（重量部）は、［Ｄ−１］：［Ｄ−
２］：［ＢＴ−１］：［Ｑ−１］＝１００：１８０：６
５：４０とした。
【００４６】［本発明サンプル５の作製］上記本発明サ
ンプル２で用いた記録層組成に加えてさらに上記のクエ
ンチャ［Ｑ−１］を添加して本発明サンプル５を作製し
た。なお、混合比率（重量部）は、［Ｄ−１］：［Ｄ−
２］：［ＢＴ−２］：［Ｑ−１］＝１００：１８０：６
５：４０とした。
ンプル２で用いた記録層組成に加えてさらに上記のクエ
ンチャ［Ｑ−１］を添加して本発明サンプル５を作製し
た。なお、混合比率（重量部）は、［Ｄ−１］：［Ｄ−
２］：［ＢＴ−２］：［Ｑ−１］＝１００：１８０：６
５：４０とした。
【００４７】［本発明サンプル６の作製］上記本発明サ
ンプル３で用いた記録層組成に加えてさらに上記のクエ
ンチャ［Ｑ−１］を添加して本発明サンプル６を作製し
た。なお、混合比率（重量部）は、［Ｄ−１］：［Ｄ−
２］：［ＢＴ−３］：［Ｑ−１］＝１００：１８０：６
５：４０とした。
ンプル３で用いた記録層組成に加えてさらに上記のクエ
ンチャ［Ｑ−１］を添加して本発明サンプル６を作製し
た。なお、混合比率（重量部）は、［Ｄ−１］：［Ｄ−
２］：［ＢＴ−３］：［Ｑ−１］＝１００：１８０：６
５：４０とした。
【００４８】［比較サンプル１の作製］上記本発明サン
プル１で用いたベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−
１］を下記構造式［Ｃ−１］で示される２−（３，５−
ジ−ｔ−ブチル−４−ヒドロキシベンジル）−２−ｎ−
ブチルマロン酸ビス（１，２，２，６，６−ペンタメチ
ル−４−ピペリジル）化合物に変えた。それ以外は本発
明サンプル１と同様にして比較サンプル１を作製した。
プル１で用いたベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−
１］を下記構造式［Ｃ−１］で示される２−（３，５−
ジ−ｔ−ブチル−４−ヒドロキシベンジル）−２−ｎ−
ブチルマロン酸ビス（１，２，２，６，６−ペンタメチ
ル−４−ピペリジル）化合物に変えた。それ以外は本発
明サンプル１と同様にして比較サンプル１を作製した。
【００４９】
【化１５】 ［比較サンプル２の作製］上記本発明サンプル１で用い
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を下記構造
式［Ｃ−２］で示されるビス（２，２，６，６−テトラ
メチル−４−ピペリジル）セバケート化合物に変えた。
それ以外は本発明サンプル１と同様にして比較サンプル
２を作製した。
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を下記構造
式［Ｃ−２］で示されるビス（２，２，６，６−テトラ
メチル−４−ピペリジル）セバケート化合物に変えた。
それ以外は本発明サンプル１と同様にして比較サンプル
２を作製した。
【００５０】
【化１６】 ［比較サンプル３の作製］上記本発明サンプル１で用い
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を下記構造
式［Ｃ−３］で示される化合物に変えた。それ以外は本
発明サンプル１と同様にして比較サンプル３を作製し
た。
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を下記構造
式［Ｃ−３］で示される化合物に変えた。それ以外は本
発明サンプル１と同様にして比較サンプル３を作製し
た。
【００５１】
【化１７】 ［比較サンプル４の作製］上記本発明サンプル１で用い
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を下記構造
式［Ｃ−４］で示される化合物に変えた。それ以外は本
発明サンプル１と同様にして比較サンプル４を作製し
た。
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を下記構造
式［Ｃ−４］で示される化合物に変えた。それ以外は本
発明サンプル１と同様にして比較サンプル４を作製し
た。
【００５２】
【化１８】 ［比較サンプル５の作製］上記本発明サンプル１で用い
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を下記構造
式［Ｃ−５］で示される化合物に変えた。それ以外は本
発明サンプル１と同様にして比較サンプル５を作製し
た。
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を下記構造
式［Ｃ−５］で示される化合物に変えた。それ以外は本
発明サンプル１と同様にして比較サンプル５を作製し
た。
【００５３】
【化１９】 ［比較サンプル６の作製］上記本発明サンプル１で用い
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を下記構造
式［Ｃ−６］で示される化合物に変えた。それ以外は本
発明サンプル１と同様にし比較サンプル６を作製した。
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を下記構造
式［Ｃ−６］で示される化合物に変えた。それ以外は本
発明サンプル１と同様にし比較サンプル６を作製した。
【００５４】
【化２０】 ［比較サンプル７の作製］上記本発明サンプル１で用い
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を下記構造
式［Ｃ−７］で示される化合物に変えた。それ以外は本
発明サンプル１と同様にして比較サンプル７を作製し
た。
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を下記構造
式［Ｃ−７］で示される化合物に変えた。それ以外は本
発明サンプル１と同様にして比較サンプル７を作製し
た。
【００５５】
【化２１】 ［比較サンプル８の作製］上記本発明サンプル１で用い
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を除いた。
それ以外は本発明サンプル１と同様にして比較サンプル
８を作製した。
たベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−１］を除いた。
それ以外は本発明サンプル１と同様にして比較サンプル
８を作製した。
【００５６】［比較サンプル９の作製］上記本発明サン
プル４で用いたベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−
１］を除いた。それ以外は本発明サンプル４と同様にし
て比較サンプル９を作製した。
プル４で用いたベンゾトリアゾール系化合物［ＢＴ−
１］を除いた。それ以外は本発明サンプル４と同様にし
て比較サンプル９を作製した。
【００５７】このような本発明サンプル１〜４および比
較サンプル１〜９について、以下の要領で耐光性テスト
を行った。 ［耐光性テスト］サンプルから１０ｃｍ離れた距離から
白色ケイ光灯（４０ｗ）を３０時間連続照射した。
較サンプル１〜９について、以下の要領で耐光性テスト
を行った。 ［耐光性テスト］サンプルから１０ｃｍ離れた距離から
白色ケイ光灯（４０ｗ）を３０時間連続照射した。
【００５８】しかる後、サンプルを取り出し、透過率を
測定し、退色率（％）＝（３０時間経過後の透過率／初
期透過率）×１００の値を測定した。この値を退色率０
〜７％未満の範囲で○（きわめて良好）、７〜１０％未
満の範囲で△（やや問題あり）、１０％以上で×（実用
不可）と判定した。
測定し、退色率（％）＝（３０時間経過後の透過率／初
期透過率）×１００の値を測定した。この値を退色率０
〜７％未満の範囲で○（きわめて良好）、７〜１０％未
満の範囲で△（やや問題あり）、１０％以上で×（実用
不可）と判定した。
【００５９】
【表１】
【００６０】
【発明の効果】表１に示される結果より本発明の効果は
明らかである。すなわち、本発明の情報記録媒体の記録
層中にはベンゾトリアゾール系化合物が含有されている
ので、耐光性および安全性に極めて優れた効果を奏す
る。
明らかである。すなわち、本発明の情報記録媒体の記録
層中にはベンゾトリアゾール系化合物が含有されている
ので、耐光性および安全性に極めて優れた効果を奏す
る。
【図１】本発明の情報記録媒体の一部を切り欠いた概略
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１の切欠部の部分拡大断面図である。
１…情報記録媒体 １１…基板 １２…記録層 １３…光反射層 １４…保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 文雄 埼玉県鶴ケ島市富士見６丁目１番１号 パイオニア株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−124897（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−124895（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−47590（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−226788（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−40390（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41M 5/26 ＣＡＰＬＵＳ（ＳＴＮ) ＲＥＧＩＳＴＲＹ（ＳＴＮ)
Claims (4)
- 【請求項１】 基板上に記録層を有し、該記録層の上に
光反射層を有する情報記録媒体において、 前記記録層は、下記一般式［Ｉ］で表されるシアニン色
素と、下記一般式［II］で表されるシアニン色素と、下
記一般式［III］で表されるベンゾトリアゾール系化合
物とを含有することを特徴とする情報記録媒体。 【化１】 式［Ｉ］中、Ｒ1およびＲ2はそれぞれ炭素数１〜８のア
ルキル基、Ｘ-はカウンターイオンを表す。 【化２】 式［II］中、Ｒ3およびＲ4はそれぞれ炭素数１〜８のア
ルキル基、Ｘ-はカウンターイオンを表す。 【化３】 式［III］中、Ｒ5は水素又は炭素数１〜８の置換もしく
は非置換のアルキル基を表し、Ｒ6はハロゲン又はアル
キル基を表し、ｎおよびｍはそれぞれ０〜４の整数を表
し、ｎおよびｍがそれぞれ２以上の整数をとる場合、そ
れらの置換基は同じであってもよいし、異なっていても
よい。 - 【請求項２】 前記ベンゾトリアゾール系化合物は、２
種類の前記シアニン色素の合計１００重量部に対して、
５〜５０重量部含有されることを特徴とする請求項１に
記載の情報記録媒体。 - 【請求項３】 前記記録層には、さらにＮｉ錯体のクエ
ンチャが含有されることを特徴とする請求項１又は請求
項２に記載の情報記録媒体。 - 【請求項４】 前記Ｎｉ錯体のクエンチャは、下記一般
式［IV］で示されることを特徴とする請求項３に記載の
情報記録媒体。 【化１０１】 式［IV］中、Ｒ 7 ，Ｒ 8 ，Ｒ 9 およびＲ 10 は、それぞれ、
水素，ＣＨ 3 Ｏ−，ＣＨ 3 ＯＣＨ 2 ＣＨ 2 Ｏ−，ＣＨ 3 ＣＯ
Ｏ−，（ｎ−Ｃ 3 Ｈ 7 ） 2 Ｎ−，（Ｃ 2 Ｈ 5 ） 2 Ｎ−およびＣ
ｌ−のうちいずれかの置換基を表す。
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|---|---|---|---|
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| US08/106,657 US5332608A (en) | 1992-08-27 | 1993-08-16 | Information recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22837692A JP3315157B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 情報記録媒体 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0672049A JPH0672049A (ja) | 1994-03-15 |
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Family
ID=16875498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22837692A Expired - Fee Related JP3315157B2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 情報記録媒体 |
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| TW354785B (en) * | 1996-12-12 | 1999-03-21 | Ind Tech Res Inst | Preparation of novel cyanine dyes for optical disk |
| RU2248623C2 (ru) * | 1999-03-05 | 2005-03-20 | Вивастар Материалз Аг | Носитель информации для оптических запоминающих устройств, способ получения указанных носителя информации и оптического запоминающего устройства с соответствующим записывающим слоем |
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| EP1316950A1 (en) * | 2001-11-30 | 2003-06-04 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Optical information recording medium |
| US7384723B2 (en) * | 2002-01-23 | 2008-06-10 | Fujifilm Corporation | Optical information recording medium |
| CN100341059C (zh) * | 2002-12-19 | 2007-10-03 | 富士胶片株式会社 | 光信息记录方法及光信息记录介质 |
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| US4977064A (en) * | 1987-05-01 | 1990-12-11 | Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated | Optical recording medium and process for fabricating the same |
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| US5079135A (en) * | 1988-12-29 | 1992-01-07 | Sony Corporation | Optical recording medium |
| US5017414A (en) * | 1989-01-17 | 1991-05-21 | Del Mar Avionics | Method for manufacturing a second surface optical storage device |
| DE69033550T2 (de) * | 1989-03-03 | 2001-01-18 | Tdk Corp | Medium für optische Datenspeicherung |
| MY105953A (en) * | 1989-07-24 | 1995-02-28 | Taiyo Yuden Kk | Optical information recording medium and recording method. |
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1992
- 1992-08-27 JP JP22837692A patent/JP3315157B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-08-16 US US08/106,657 patent/US5332608A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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