JP3314743B2 - 情報配信制御システム及び方法 - Google Patents

情報配信制御システム及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報配信制御シス
テム及び方法に関し、特に、無線通信にてユーザに情報
を提供する情報配信制御システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線基地局とユーザの持つ携帯型
無線端末を通じて情報提供を行う情報配信システムとし
て、例えば特開平8−245307号公報には、T(時
間)、P(場所)、O(場合)に応じた情報提供を行う
システム、特開平8−232377号公報には、1台の
携帯型無線端末で双方向通信と同報通信の各サービスに
対応できるシステム、また特開平6−152199号公
報には、あらかじめユーザが登録しておいた分野に関す
る情報を自動的に提供するシステム等、ユーザの利便性
および伝送路の利用効率を図った各種システムが従来よ
り提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−245307号公報および上記特開平8−23
2377号公報に記載されるシステムにおいては、ユー
ザからシステムへ情報提供要求がなされた後にのみ情報
提供が行われるため、ユーザからの要求と、この要求に
対するシステムからの情報提供について、システム内部
での処理時間分遅延が生じてしまう、という問題があ
る。
【0004】一方、上記特開平6−152199号公報
に記載されたシステムや、従来の展示会案内システムに
おいては、ユーザからの意図的な情報提供要求がなくて
も、ユーザの位置情報等を手がかりに、自動的に遅延の
ない情報提供を可能としているものの、これらのシステ
ムでは、ユーザもしくはシステムによってあらかじめ登
録されている情報しか提供することができず、ユーザの
動的な要求に対する情報提供を行うことができない、と
いう問題がある。
【0005】そして上記特開平8−232377号公報
に記載のシステムにおいては、1台の携帯型無線端末で
双方向通信と同報通信の各サービスには対応している
が、任意の条件によってグルーピングされた複数ユーザ
に対する同時通信(マルチキャスト)には対応できな
い、という問題がある。
【0006】また従来の情報提供システムにおいて配信
される情報には、優先順位がなく、時間的に先に到着し
た情報から逐次提供するだけであり、特に自動的に放送
される情報とユーザからの要求に応える情報とが混在す
る環境においては、ある時点でのユーザの要求に対する
情報が次の時点で確実に提供される保証がない、という
問題がある。
【0007】したがって、本発明は、上記技術的課題の
認識に基づき創案されたものであって、その目的は、ユ
ーザからの情報提供要求に対する情報提供までの遅延を
解消し、さらにユーザからの動的な要求に対応可能とす
る情報配信制御システム及び方法を提供することにあ
る。
【0008】本発明の他の目的は、1台の携帯型無線端
末で双方向通信と同報通信の各サービス、及びマルチキ
ャスト通信に対応可能とする情報配信装置及び方法を提
供することにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、ユーザの要求
に対応する情報の提供を保証する情報配信装置及び方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のユーザに対して情報を提示し、前記ユーザからの情
報提供要求を受けた際に、該要求を基地局に対して無線
送信する無線端末と、前記無線端末との無線による情報
の送受、及びサーバとの間の情報の授受を制御する複数
の基地局と、前記ユーザが保持する無線端末に配信する
情報を保持し、前記ユーザからの情報提供要求に対する
応答情報を生成するとともに、前記ユーザの無線端末宛
に情報を送信する際に複数の基地局の中から最適な基地
局を選択するサーバと、を備え、前記ユーザから前記無
線端末及び前記基地局を介して前記サーバに送信された
前記情報提供要求に対して前記サーバは、前記ユーザの
現在地に最寄りの基地局に対して応答情報を配信し、そ
の際、前記ユーザの保持する無線端末にただちに前記応
答情報を送信するように制御すると共に、前記ユーザが
後に接近すると予想される他の基地局に対しても事前に
応答情報を配信し、前記他の基地局では、配信された応
答情報を保持し、前記ユーザの接近を検出した場合、前
記ユーザの保持する無線端末に前記応答情報を送信する
ようにしたものである。
【0011】本発明においては、前記基地局が、前記サ
ーバから配信された応答情報について、一つの無線端
末、不特定多数、または特定多数のうちいずれの配信形
態で、ユーザに配信するかを決定する手段を備えた構成
としてもよい。
【0012】本発明においては、前記基地局が、前記サ
ーバから配信された応答情報について、該情報の種類に
応じて無線端末への配信の時間的優先度を決定する手段
を備えた構成としてもよい。
【0013】本発明の情報配信制御方法は、無線通信の
際に予約型通信プロトコルを用い、ユーザからの情報提
供要求に対して、最寄りの無線基地局に情報を配信する
と共に、ユーザが後に立ち寄りそうな無線基地局に対し
ても、あらかじめ情報を配信しておくようにしたもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明の情報配信システムは、その好ましい実施
の形態において、図1を参照すると、ユーザの現在地の
最寄りの基地局(2)、および、あらかじめユーザが後
に訪れると予想される別の基地局(2)に対して、情報
を配信するように配信先を決定する配信制御手段(3
2)をサーバ(3)が備え、基地局(2)は、サーバ
(3)から配信された情報をユーザが来訪するまで一時
的に蓄積しておくメッセージ蓄積手段(25)、およ
び、実際に対象ユーザが来訪した場合にメッセージ蓄積
手段(25)から該当する情報を取り出すメッセージ制
御手段(22)を備えている。
【0015】すなわち、無線通信の際に予約型プロトコ
ルを用いることにより、ユーザからの情報提供要求に対
して最寄りの無線基地局に情報を配信すると共に、ユー
ザが後に立ち寄りそうな無線基地局に対しても、あらか
じめ情報を配信しておくことで、ユーザ要求から情報提
供までの遅延という問題、および、情報提供までの遅延
はないがユーザからの動的な要求には対応できないとい
う問題を同時に解決することができる。
【0016】本発明は、第2の実施の形態において、図
16を参照すると、情報配信の形態を双方向通信、同報
通信、マルチキャスト通信のいずれかに決定するグルー
ピング制御手段(26)を備えた構成としてもよい。本
発明によれば、双方向通信と同報通信の各サービスには
対応できるが、マルチキャスト通信には対応できないと
いう問題を解決することができる。
【0017】本発明は、第3の実施の形態において、図
22を参照すると、配信する情報に、優先度情報を付加
する優先度制御手段(27)を備えた構成としてもよ
い。本発明によれば、自動的に放送される情報とユーザ
からの要求に応える情報とが混在する環境において、ユ
ーザの要求に対応する情報が提供されることを保証する
ことができる。
【0018】本発明の実施の形態について図面を参照し
てさらに詳細に説明する。
【0019】[実施の形態1]図1は、本発明の第1の
実施の形態の構成を示す図である。図1を参照すると、
本発明の第1の実施の形態において、ユーザが携帯して
おり、微弱無線などの無線通信手段によってそのユーザ
に情報を提供するとともに、必要があればユーザからの
入力を受け取り基地局2に送り返す無線端末1と、さま
ざまな場所に設置されており、無線端末1からの情報を
サーバ3に送信したり、サーバ3からの情報を無線端末
1に送信する制御を行なう複数台の基地局2と、無線端
末1を携帯するユーザへ配信する情報を保持し、またユ
ーザからの要求への応答を生成するとともに、必要な情
報をユーザへ送信する際に適切な基地局2を選択するサ
ーバ3とを含む。
【0020】また無線端末1は、入力手段11、端末側
無線通信手段12、ID(識別情報)生成手段13、I
D照合手段14、及び出力手段15を備えて構成され
る。
【0021】入力手段11は、ユーザからの入力を受け
取る。
【0022】端末側無線通信手段12は、基地局2との
データ送受信を無線等の手段によって行なう。
【0023】ID生成手段13は、無線端末固有のID
(識別情報)を生成し、端末側無線通信手段12を介し
て無線端末1のIDを発信するとともに、ID照合手段
14へID情報を提供する。
【0024】ID照合手段14は、端末側無線通信手段
12より受け取ったデータの宛先IDと、ID生成手段
13より受け取ったIDと、を比較し、受信データが自
無線端末向けのものであるかどうかを判断し、一致すれ
ば、端末側無線通信手段12を通じて発信元基地局2へ
受信信号を通知し、受信データをディスプレイ等の出力
手段15に通知する。
【0025】出力手段15は、ID照合手段14によっ
てフィルタリング(抽出)処理された情報を受け取り、
この情報をユーザへの出力(表示、又は音声等による出
力)を行なう。
【0026】また基地局2は、基地局側無線通信手段2
1、メッセージ制御手段22、基地局側有線通信手段2
3、基地局ID生成手段24、及びメッセージ蓄積手段
25を備えて構成されている。
【0027】基地局側無線通信手段21は、無線端末1
の端末側無線通信手段12からの無線端末IDおよびユ
ーザからの入力情報をメッセージ制御手段22へ通知し
たり、その逆に、メッセージ制御手段22から受け取っ
た情報を端末側無線通信手段12へ無線等の手段により
送信する。
【0028】メッセージ制御手段22は、基地局側無線
通信手段21より通知された無線端末IDを基に、メッ
セージ蓄積手段25に蓄積されているメッセージを検索
し、該当する無線端末ID向けのメッセージが存在する
場合、該メッセージを基地局側無線通信手段21に通知
するとともに、基地局側無線通信手段21より受け取っ
たユーザからの入力情報を基地局側有線通信手段23に
通知し、さらに、基地局側有線通信手段23より受け取
ったメッセージをメッセージ蓄積手段25に格納する
か、もしくは直接基地局側無線通信手段21に通知す
る。
【0029】基地局側有線通信手段23は、メッセージ
制御手段22もしくは、サーバ3のサーバ側有線通信手
段31から受け取ったユーザからの入力情報と無線端末
IDのペアもしくはメッセージ情報を、それぞれサーバ
側有線通信手段31またはメッセージ制御手段22に通
知する。
【0030】基地局ID生成手段24は、基地局固有の
IDを生成し、基地局側有線通信手段23がサーバ側有
線通信手段31にユーザからの入力情報と無線端末ID
のペア(対)情報を通知する際に、ペア情報にさらに基
地局IDを付加する。
【0031】サーバ3は、サーバ側有線通信手段31、
配線制御手段32、配信情報生成手段33を備えて構成
されている。
【0032】サーバ側有線通信手段31は、複数の基地
局2内の基地局側有線通信手段23から通知されたユー
ザの入力情報と無線端末IDと基地局IDを配信制御手
段32に通知する。
【0033】配信制御手段32は、配信制御手段32か
ら通知されたメッセージ情報を指定された基地局2内の
基地局側有線通信手段23に通知すると、サーバ側有線
通信手段31より通知されたユーザの入力情報を元に配
信情報生成手段33を利用する事で応答メッセージを生
成するとともに、メッセージ配信先として適切な基地局
2を選択する。
【0034】配信情報生成手段33は、ユーザに配信す
る情報を生成する。
【0035】本発明の第1の実施の形態の動作につい
て、以下具体的な実施例に即して詳細に説明する。
【0036】以下では、本発明を、例えば大型店舗など
での売場案内に適用した実施例について説明する。
【0037】この実施例では、店内の各顧客が無線端末
1を保持し、店内の各売場に基地局2が設置される。ま
た、各基地局2とサーバ3が基地局側有線通信手段23
およびサーバ側有線通信手段31で接続される。この場
合、各顧客が持つ携帯端末1は、例えばショッピンガカ
ートなどに付属させ、携帯端末1に顧客に発行したお客
様カードの顧客IDを読み取る手段を設け、その顧客I
Dを基にIDを発信させるようにしてもよい。
【0038】各顧客が携帯する無線端末1からは、ID
生成手段13より無線端末のIDすなわち、当該無線端
末を携帯する個人のIDが、端末側無線通信手段12を
経由して発信されている。
【0039】また、顧客が何らかの入力要求を入力手段
11を介して行なった場合には、その情報が、端末側無
線通信手段12に通知され、ここでID生成手段13か
らの無線端末IDが付加されて発信される。
【0040】図2は、本発明の実施例における無線端末
1の動作の一例を示すフローチャートである。
【0041】例えば、図3に示すように、ある店舗の入
口にいる顧客の持つ携帯無線端末1の入力手段11を通
して「売場A」への案内要求が入力されたものとする
(図2のステップS101)。
【0042】この入力要求は、端末側無線通信手段12
で受け取られ、ここでID生成手段13からのID情報
(「TERM001」とする)を付加された上で(図2
のステップS102)、入口付近に設置されている基地
局2に送信される(図2のステップS103)。
【0043】無線通信の手段としては、例えば微弱無線
電波を利用したり、赤外線などを利用するようにしても
よい。
【0044】図4は、本発明の実施の形態における基地
局2の動作の一例を示すフローチャートである。
【0045】基地局2では、基地局側無線通信手段21
が顧客からの入力情報と無線端末IDのペア情報を端末
側無線通信手段12より受け取ると(図4のステップS
201)、メッセージ制御手段22を介して、基地局側
有線通信手段23に通知する。
【0046】基地局側有線通信手段23では、基地局I
D生成手段24からの情報を利用して、受け取った顧客
の入力情報と無線端末IDのペアに基地局のIDを付加
した上で(図4のステップS202)、サーバ3内のサ
ーバ側有線通信手段31に通知する(図4のステップS
203)。
【0047】先の例では、基地局側無線通信手段21が
受け取った顧客の「売場Aへの案内要求」情報と、無線
端末ID「TERM001」に、基地局のID(BAS
E001とする)が基地局側有線通信手段23で付加さ
れ、例えば次の(1)の情報がサーバ3内のサーバ側有
線通信手段31に通知される。
【0048】 (入力情報 (内容 (案内要求 “売場A”)) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE001)) …(1)
【0049】なお、便宜上、情報の表現形態として、入
力情報が、(内容 (案内要求 “売場A”))、(端
末ID TERM001)、(基地局ID BASE0
01)のデータリストからなることを表わしており、リ
スト構造(S式)で表現しているが、情報(メッセー
ジ)の表現は、かかる表現形態に限定されるものではな
い。
【0050】図5、及び図6は、本発明の実施の形態に
おけるサーバ3の動作の一例を示すフローチャートであ
る。
【0051】サーバ3内のサーバ側有線通信手段31で
は、受け取った顧客の入力情報、端末IDおよび基地局
IDの3種類の情報を配信制御手段32に通知する(図
5のステップS301)。
【0052】この時点で、配信制御手段32は、要求の
内容「売場Aへの案内要求」、要求を行なった顧客もし
くは端末ID「TERM001」および要求が行なわれ
た場所ID「BASE001」の情報を得る。
【0053】配信制御手段32では、受け取った顧客か
らの要求に対する応答情報を配信情報生成手段33に依
頼する事で行なう(図5のステップS302)。
【0054】本実施例の場合、目的地までの案内情報の
生成はサーバ3の配信情報生成手段33で行なわれる。
【0055】これは、図2に示すように、各売場に置か
れている基地局2をノードとし、売場を結ぶ通路をアー
クとしたグラフによって表現し、これに、カーナビゲー
ションシステムなど、道順およびナビゲーションメッセ
ージを生成する公知の技術を利用することで実現され
る。これにより、要求があった場所から目的の場所まで
の道順、すなわち基地局IDのリストと、その基地局付
近で提供する案内メッセージのリストが得られる(図5
のステップS303)。
【0056】図7は、ステップS303で得られた、基
地局とその基地局で提供するメッセージの一覧を示す図
である。図7には、案内の要求があった場所である「B
ASE001」から目的地の「売場A」にある基地局
「BASE010」に至るまでの道順リストとそれぞれ
の場所で提示すべき案内メッセージが示されている。
【0057】配信制御手段32は、配信すべき基地局リ
ストと案内メッセージのリストを配信情報生成手段33
より受け取ると(図5のステップS304)、指定され
た各基地局2へのメッセージ配布をサーバ側有線通信手
段31に依頼する事で行なう(図6のステップS30
5)。
【0058】まず、要求を発した顧客が現在いる場所に
設置されている基地局2(説明の例では基地局ID「B
ASE001」)に対しては(図6のステップS30
6)、メッセージを直ちに無線端末1に向けて送信する
旨のコマンドを発行する(図6のステップS307)。
【0059】ここで、現在地以外の基地局へのコマンド
発行については後述する(図6でBに分岐し、図13を
参照して後述する)。
【0060】これは、例えば次のようなメッセージ
(2)をサーバ側有線通信手段31を介して基地局2に
送信することで行なう。
【0061】 (情報表示 (内容 “案内メッセージの内容”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG010)) …(2)
【0062】上記フォーマットのメッセージにおいて、
最初の「情報表示」がコマンドであり、「内容」によっ
て表示する内容を指示し、「端末ID」でそのメッセー
ジを表示すべき無線端末1を、さらに「基地局ID」で
メッセージを配信すべき基地局2をそれぞれ指示してい
る。また、メッセージIDはそのメッセージに付けられ
た固有の識別情報で、発行は配信制御手段32で行なわ
れる。サーバ側有線通信手段31は上記のメッセージを
受け取ると、コマンド中の「基地局ID」で指示された
基地局2の基地局側有線通信手段23にメッセージを送
信する(図6のステップS308)。
【0063】また、配信制御手段32は、このメッセー
ジを配信すると同時に、当該メッセージが携帯端末1内
の出力手段15を通じてユーザに提示されるまで、一時
的に保持しておく(図6のステップS309)。
【0064】図8は、基地局2の動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【0065】メッセージを受け取った基地局側有線通信
手段23は(図8のステップS401)、これをメッセ
ージ制御手段22に通知する(図8のステップS40
2)。
【0066】メッセージ制御手段22では、受け取った
メッセージをメッセージ蓄積手段25に格納するととも
に(図8のステップS403)、直ちに基地局側無線通
信手段21を介して無線送信する(図8のステップS4
04)。
【0067】この実施例の場合、ここで発信されるメッ
セージは以下の(3)のようなものになる。
【0068】 (情報表示 (内容 “案内メッセージの内容”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG010)) …(3)
【0069】図9は、基地局ID“BASE001”の
基地局2内のメッセージ蓄積手段25にこの時点で格納
されているメッセージの内容の一例を示したものであ
る。
【0070】メッセージIDとして“MSG010”の
メッセージが今回格納されたものであり、メッセージI
D“MSG005”等の他のメッセージは、他のユーザ
が所有する無線端末1向けのメッセージである。
【0071】図10は、無線端末1の動作の一例を示す
フローチャートである。
【0072】メッセージが送信された時点で、基地局I
D“BASE001”の基地局2の電波送信範囲内に無
線端末1が存在すれば、該無線端末1の端末側無線通信
手段12によってメッセージが受信される(図10のス
テップS501)。
【0073】端末側無線通信手段12では、受け取った
メッセージをID照合手段14に送る(図10のステッ
プS502)。
【0074】ID照合手段14では、受け取ったメッセ
ージ中に含まれる「端末ID」の項目を、ID生成手段
13から渡される無線端末IDと比較し(図10のステ
ップS503)、これらのIDが一致しない場合には、
メッセージを破棄し(図10のステップS504)、こ
れらのIDが一致する場合には、そのメッセージの「内
容」の項目を出力手段15を介して出力する(図10の
ステップS505)。
【0075】同時に、無線端末側でメッセージを受け取
った旨の「応答」メッセージを、メッセージIDととも
に基地局2に向けて返信する(図10のステップS50
6)。
【0076】この返信メッセージは、受信したメッセー
ジの「基地局ID」を宛先として、生成される。この場
合、以下のようなメッセージ(4)が返信される。
【0077】 (応答情報 (内容 正常) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG010)) …(4)
【0078】上記メッセージにおいて、最初のコマンド
「応答情報」によって、これがコマンドへの返信情報で
あることを示している。
【0079】図11は、基地局2およびサーバ3の動作
の一例を示すフローチャートである。
【0080】返信メッセージを受け取った基地局側無線
通信手段21は(図11のステップS601のYE
S)、この内容をメッセージ制御手段22に通知する
(図11のステップS602)。
【0081】メッセージ制御手段22では、受け取った
メッセージ中の「メッセージID」および「端末ID」
をキーとしてメッセージ蓄積手段25に格納されている
メッセージを検索し(図11のステップS603)、例
えば図9に示したメッセージ蓄積手段25の内容から、
図12に示すように、該当するデータを削除する(図1
1のステップS604)。
【0082】この時点で,無線端末1へのメッセージ送
信は正常終了し、メッセージ制御手段22はその旨サー
バ3へ通知を行なう(図11のステップS605)。
【0083】このメッセージは、先の応答情報と同じも
のであり、基地局側有線通信手段23およびサーバ側有
線通信手段31を介して配信制御手段32に通知される
(図11のステップS606)。
【0084】サーバ側優先通信手段31より応答情報を
受け取った配信制御手段32では、保持しておいたメッ
セージの中から、応答情報に該当するメッセージを取り
出し削除する(図11のステップS607)。
【0085】また、無線端末1が基地局2の付近に存在
しない場合など、なんらかの理由により一定時間以内
(無線通信の転送レートを考慮し、例えば10秒)に返
信メッセージが得られない場合(図11のステップS6
08)、メッセージ制御手段22は、あらかじめ定めら
れた回数(例えば3回程度)、基地局側無線通信手段2
1を介してメッセージの再発信を行なう(図11のステ
ップS609)。
【0086】規程回数送信しても返信メッセージが得ら
れない場合にのみ(図11のステップS610)、送信
処理が異常終了した旨の以下のようなメッセージ(5)
をサーバ3に通知する(図11のステップS611)。
【0087】 (応答情報 (内容 異常終了) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG010)) …(5)
【0088】このメッセージは先の正常終了の場合と同
じ経路を経て、配信制御手段32に通知される(図12
のステップS612)。
【0089】配信制御手段32では、「内容」が異常終
了である応答情報を受け取ると、あらかじめ定められた
回数(例えば3回程度)、サーバ側優先通信手段31を
介してメッセージの再発信を行なう(図12のステップ
S613)。
【0090】このように、基地局側である程度再送処理
をする事で、サーバ側に負担を与える事無く無線通信の
信頼性を上げることができる。
【0091】図13は、サーバ3および基地局2の動作
例を示すフローチャートである。
【0092】図9に示したメッセージのうち二番目以降
の各メッセージは、各基地局2に対して該当する無線端
末1が検知された際に出力すべく「予約」のメッセージ
として配信制御手段32よりサーバ側有線通信手段31
を介して送信される(図6のB、ステップS701、S
702)。
【0093】例えば、基地局ID“BASE002”の
基地局2に対するメッセージは次の(6)のようなもの
である。
【0094】 (予約情報表示 (内容 “案内メッセージの内容”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE002) (メッセージID MSG011)) …(6)
【0095】上記メッセージで、最初のコマンド「予約
情報表示」によって該当する無線端末(TERM00
1)が検知された時のみメッセージを送信する指示が行
なわれる。
【0096】メッセージを受け取った基地局側有線通信
手段23では、このメッセージをメッセージ制御手段2
2に通知する(図13のステップS703)。
【0097】メッセージ制御手段22では、このメッセ
ージのコマンドの種類を判別し、それが「予約情報表
示」であることを確認すると、メッセージ蓄積手段25
に受け取ったメッセージを格納する(図13のメッセー
ジS704)。
【0098】配信制御手段32が該当するすべての基地
局に「予約情報表示」メッセージを配信した時点で一旦
処理は終了となる。
【0099】次に、端末ID“TERM001”の無線
端末1を所持した顧客が、最初の案内を行なった地点で
ある店舗の入口を離れ、先程「予約情報表示」メッセー
ジを送信した基地局2のいずれかに接近した場合につい
て説明する。
【0100】図14は、この状況下における基地局2の
動作の一例を示すフローチャートである。
【0101】例えば図3で示した次の案内ノードである
基地局ID“BASE002”の基地局2にユーザが近
付いたとすると、該ユーザの保持する無線端末1のID
生成手段13で生成され端末側無線通信手段12を介し
て発信されている無線端末IDが、基地局2の基地局側
無線通信手段21によって検知される(図14のステッ
プS801)。
【0102】基地局2の基地局側無線通信手段21で
は、検知した無線端末IDをメッセージ制御手段22に
通知する(図14のステップS802)。
【0103】メッセージ制御手段22では、通知された
無線端末IDをキーとして、メッセージ蓄積手段25内
に該当する無線端末向けのメッセージが格納されている
かどうか検索を行なう(図14のステップS803)。
【0104】該当するメッセージが格納されている場合
には(ステップS804のYES)、そのメッセージを
メッセージ蓄積手段25から読み出して、基地局側無線
通信手段21を介して発信する。
【0105】本実施例の場合、基地局ID“BASE0
02”の基地局2のメッセージ蓄積手段25には、先に
サーバ3より通知された、例えば図15に示すようなメ
ッセージが格納されており、端末ID“TERM00
1”の携帯端末1向けの以下に示すメッセージ(7)が
基地局側無線通信手段21を介して発信される。
【0106】 (情報表示 (内容 “案内メッセージの内容”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE002) (メッセージID MSG011)) …(7)
【0107】この時、メッセージ制御手段22では、メ
ッセージ蓄積手段25に格納されているメッセージのコ
マンド「予約情報表示」を、「情報表示」に変換して送
信する(図14のステップS805)。
【0108】基地局側無線通信手段21より発信された
メッセージは、端末側無線通信手段12で受信され、先
に基地局ID“BASE001”の基地局2でメッセー
ジを表示した処理と同様に、ID照合手段14を経て、
出力手段15にて表示される。
【0109】また無線端末1のID照合手段14から
は、これも先の処理と同様に、次のような返信メッセー
ジ(8)が、端末側無線通信手段12および基地局側無
線通信手段21を経て、基地局2のメッセージ制御手段
22に通知される。
【0110】 (応答情報 (内容 正常) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE002) (メッセージID MSG011)) …(8)
【0111】基地局2のメッセージ制御手段22では、
無線端末1から送信された返信メッセージを受けて、メ
ッセージIDおよび端末IDをキーとして、メッセージ
蓄積手段25に格納されているメッセージを検索し、該
当するメッセージを削除する。
【0112】また、基地局2では、この返信メッセージ
を、基地局側有線通信手段23を介してサーバ3に通知
する。
【0113】サーバ3では、基地局2からの返信メッセ
ージは、先に述べた処理と同じ過程を経て、配信制御手
段32に通知される。サーバ3の配信制御手段32で
は、この情報を得てメッセージの配布処理が正常に終了
したことを確認する。
【0114】各基地局2では、以上のような処理を無線
端末1からのIDが検知される度に行なっており、いち
いちサーバ3に問い合わせることなく、無線端末1に対
する情報提供を速やかに行なうことができる。
【0115】また本発明によれば、あらかじめサーバ3
の配信情報生成手段33で作成した経路順にメッセージ
が顧客の所持する無線端末1に届けられる必要はなく、
例えば途中の基地局を飛ばしたとしても、目的地では適
切なメッセージを提供することができる。また、あらか
じめ経路外の基地局にもメッセージを配信しておく事に
よって、顧客が途中で違う場所に向かった場合にも、例
えば「経路が違っている」旨のメッセージを出力するな
ど、適切な情報配信を速やかに行なうことができる。
【0116】[実施の形態2]次に、本発明の第2の実
施の形態について説明する。図16は、本発明の第2の
実施の形態の構成を示す図である。
【0117】図16を参照すると、本発明の第2の実施
の形態は、図1に示された第1の実施の形態における基
地局2内に、メッセージ制御手段22が基地局側有線通
信手段23を通じてサーバ3から受け取ったメッセージ
に対して、メッセージの配布対象ユーザを一人または不
特定多数(同報)または特定複数(マルチキャスト)に
決定するグルーピング制御手段26をさらに備えたもの
である。
【0118】本発明の第2の実施の形態を、例えば店舗
などでの広告報通知に適用した実施例について以下に説
明する。
【0119】前記した本発明の第1の実施の形態の動作
と同様に、店内の各顧客が無線端末1を保持し、店内の
各売場に基地局2が設置され、各基地局2とサーバ3が
基地局側有線通信手段23およびサーバ側有線通信手段
31で接続される形態となる。
【0120】この場合、各顧客が持つ携帯端末1は、例
えばショッピンガカートなどに付属させ、携帯端末1に
顧客に発行したお客様カードの顧客IDを読み取る手段
を設け、その顧客IDを元にIDを発信させるようにし
てもよい。
【0121】例えば、図17に示すように、ある店舗の
入口にいる顧客の持つ携帯端末1の端末側無線通信手段
12を通じて、ID発信手段入力13からの端末IDが
入口付近に設置されている基地局2に送信されたとす
る。無線通信の手段としては、例えば微弱無線電波を利
用したり、赤外線などを利用することができる。
【0122】図18は、基地局2の動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【0123】基地局2では、基地局側無線通信手段21
が一定時間の間に端末側無線通信手段12より受け取っ
た複数の無線端末IDを(図18のステップS90
1)、メッセージ制御手段22を介して基地局側有線通
信手段23に通知する(図18のステップS902)。
【0124】基地局2の基地局側有線通信手段23で
は、基地局ID生成手段24からの情報を利用して、受
け取った無線端末IDに、基地局のIDを付加した上
で、サーバ3のサーバ側有線通信手段31に通知する
(図18のステップS903)。
【0125】図17に示す例では、基地局側無線通信手
段21が受け取った顧客の無線端末ID「TERM00
1」、「TERM002」、および「TERM003」
に、基地局のID(BASE001とする)が基地局側
有線通信手段23で付加され、例えば以下のメッセージ
(9)が、サーバ3内のサーバ側有線通信手段31に通
知される。
【0126】 (入力情報 (内容 ) (端末ID TERM001、TERM002、TERM003 ) (基地局ID BASE001)) …(9)
【0127】上記メッセージで、「内容」の項目が空で
あるのは、本実施例は、店舗からの広告配信にしてお
り、ユーザからの入力要求がないからである。
【0128】例えばあるユーザが他の複数のユーザに対
して同一のメッセージを配信したい旨の要求を入力手段
11を通じて行う場合には、「内容」の項目に該当する
情報が付与される。
【0129】図19は、サーバ3の動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【0130】サーバ3内のサーバ側有線通信手段31で
は、受け取った顧客の端末IDおよび基地局IDを配線
制御手段32に通知する(図19のステップS100
1)。
【0131】この時点で、配信制御手段32は、基地局
ID「BASE001」および基地局ID「BASE0
01」付近で検知された端末ID「TERM001」、
「TERM002」、および「TERM003」の情報
を得る。
【0132】配信制御手段32では、IDを受け取った
顧客に対する応答情報を配信情報生成手段33に依頼す
ることで行なう(図19のステップS1002)。
【0133】本実施例の場合、店舗の広告情報の生成が
配信情報生成手段33で行なわれる(図19のステップ
S1003)。
【0134】例えば、それぞれの端末IDの所有者が以
下のとおりであるものとする。
【0135】TERM001:25歳男性 TERM002:43歳女性 TERM003:50歳女性
【0136】また所有者の情報は先に述べたお客様カー
ドを元に既存の顧客データベース等から得られているも
のとする。さらに、配信情報生成手段33において、例
えば、以下のような条件(規則)があるものとする。
【0137】 Rule1: if(性別:男性 & 年齢:25〜30) then 広告メッセージ:2F紳士服売り場で特売
【0138】 Rule2: if(性別:女性 & 年齢:40〜50) then 広告メッセージ:3F婦人服売り場で特売
【0139】 Rule3: if() then 広告メッセージ:明日は定休日です
【0140】ただし、if (条件) then 広告メ
ッセージからなる規則は、条件が成立時、then以下
のメッセージを広告するというものである。条件項が規
定されてない場合、常に規則が適用される。
【0141】上記のような、広告メッセージ配布の条件
があるとすると、TERM001に対しての広告メッセ
ージはRule1に適合するため、“2F紳士服売り場
で特売”が選択される。
【0142】また、TERM002およびTERM00
3に対しての広告メッセージは、Rule2に適合する
ため、“3F婦人服売り場で特売”が選択される。
【0143】また、Rule3については、その条件が
ないためすべての端末IDに適合し、TERM001、
TERM002、TERM003すべてに対して、広告
メッセージ“明日は定休日です”が選択される。
【0144】配信制御手段32は、配信すべき上記広告
メッセージを配信情報生成手段33より受け取ると(図
19のステップS1004)、基地局2へのメッセージ
配布をサーバ側有線通信手段31に依頼する事で行な
う。
【0145】まず、IDを検知した顧客が現在いる場所
に設置されている基地局2(この例では、基地局ID
「BASE001」)に対して、次のようなメッセージ
(10)をサーバ側有線通信手段31を介して基地局2
に送信する(図19のステップS1005)。メッセー
ジの項目については、前記第1の実施の形態の動作につ
いての説明でしたものと同じである。
【0146】 (情報表示 (内容 “広告メッセージの内容”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG001)) …(10)
【0147】この実施例では、端末IDがTERM00
1の携帯端末1に対するメッセージとしては、次のメッ
セージ(11)が送信される。
【0148】 (情報表示 (内容 “2F紳士服売り場で特売”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG001)) …(11)
【0149】端末IDがTERM002の携帯端末1に
対するメッセージとしては、次のメッセージ(12)が
送信される。
【0150】 (情報表示 (内容 “3F婦人服売り場で特売”) (端末ID TERM002) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG002)) …(12)
【0151】端末IDがTERM003の携帯端末1に
対するメッセージとしては、次のメッセージ(13)が
送信される。
【0152】 (情報表示 (内容 “3F婦人服売り場で特売”) (端末ID TERM003) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG003)) …(13)
【0153】また、すべての無線端末1に対するメッセ
ージとして、例えば以下のようなメッセージ(14)〜
(16)が送信される。
【0154】 (情報表示 (内容 “明日は定休日です”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG004)) …(14)
【0155】 (情報表示 (内容 “明日は定休日です”) (端末ID TERM002) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG005)) …(15)
【0156】 (情報表示 (内容 “明日は定休日です”) (端末ID TERM003) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG006)) …(16)
【0157】サーバ側有線通信手段31は、上記のメッ
セージを受け取ると、コマンド中の「基地局ID」で指
示された基地局2の基地局側有線通信手段23にメッセ
ージを送信する。
【0158】図20は、サーバ3の動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【0159】メッセージを受け取った基地局側有線通信
手段23は、これをメッセージ制御手段22に通知する
(図20のステップS1101)。
【0160】メッセージ制御手段22では、受け取った
メッセージをメッセージ蓄積手段25に格納するととも
に(図20のステップS1102)、グルーピング制御
手段26に通知する(図20のステップS1103)。
【0161】グルーピング制御手段26は、受け取った
広告メッセージを参照し、同一の内容のものであり(図
20のステップS1104)、かつ、特定多数向けのメ
ッセージであれば(図20のステップS1105)、複
数の端末IDをまとめて一つのメッセージに整形し(図
20のステップS1106)、同時に元のそれぞれに対
するメッセージについて、メッセージ制御手段22に破
棄を要求し(図20のステップS1107)、メッセー
ジ制御手段22に返信する(図20のステップS110
8)。
【0162】グルーピング制御手段26において、例え
ば先のTERM001に対するメッセージのように、配
布対象が一人の場合には、前記第1の実施の形態で説明
した例と同様に、IDが固定されたままで、次のメッセ
ージ(17)をメッセージ制御手段22に返信する。
【0163】 (情報表示 (内容 “2F紳士服売り場で特売”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG001)) …(17)
【0164】また、先のTERM002およびTERM
003に対するメッセージのように、配布対象が特定複
数の場合については、配布すべき情報が同一でであるた
め、
【0165】 (情報表示 (内容 “3F婦人服売り場で特売”) (端末ID TERM002、TERM003) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG007)) …(18)
【0166】のように、端末IDの部分に対象となるI
Dを複数記述した形式に整形され、メッセージ制御手段
22に返信する。
【0167】また、先のすべての端末IDに対するメッ
セージの様に、配布対象が固定されず不特定多数の場合
については(図20のステップS1105)、
【0168】 (情報表示 (内容 “明日は定休日です”) (端末ID TERM0FF) (基地局ID BASE001) (メッセージID MSG0008)) …(19)
【0169】のように、端末IDを特定しないという特
殊な端末ID(ここでは“FF”とする)を用いて、メ
ッセージのグルーピングを行い(図20のステップS1
109)、同時に元のそれぞれに対するメッセージにつ
いて、メッセージ制御手段22に破棄を要求し(図20
のステップS1107)メッセージ制御手段22に返信
する(図20のステップS1108)。
【0170】メッセージ制御手段22は、グルーピング
制御手段26から整形されたメッセージを受け取ると、
破棄要求通りに元のメッセージを破棄し(図20のステ
ップS1110)、新しいメッセージを基地局側無線送
受信手段21を介して携帯端末1に無線送信する(図2
0のステップS1111)。
【0171】こう以降、前記第1の実施の形態の動作と
同様にして、メッセージが送信された時点で、基地局I
D“BASE001”の基地局2の電波送信範囲内に無
線端末1が存在すれば、その中の端末側無線通信手段1
2を介して無線端末1に広告メッセージが配布される。
【0172】図21は、無線端末1の動作の一例を示す
フローチャートである。
【0173】基地局2から広告メッセージを受け取った
無線端末1では(図21のステップS1201)、端末
側無線通信手段12が受け取ったメッセージをID照合
手段14に送り(図21のステップS1202)、ID
照合手段14では、受け取ったメッセージ中に含まれる
「端末ID」の項目をID生成手段13から渡される無
線端末IDと比較し(図21のステップS1203)、
IDが一致しなければメッセージを破棄し(図21のス
テップS1204)、IDが一致する場合に、該メッセ
ージの「内容」の項目を出力手段15を介して出力する
が(図21のステップS1205)、先の例の様に、端
末IDの項目の内容が一つではなく、(端末ID TE
RM002、TERM003)と複数記述されている場
合でも、その中にID生成手段13からのIDが含まれ
ていれば、一致するものとみなし、メッセージを出力す
る。
【0174】また、端末IDの項目の内容が(端末ID
「TERM0FF」)と記述されている場合には、I
D照合手段14はID生成手段13からのID情報に依
存せず、一致するとみなし、同様の処理を行う。
【0175】また、図16において、グルーピング制御
手段26は基地局2内に配設されているが、例えばサー
バ3内において配信制御手段32がサーバ側優先通信手
段31にメッセージを通知する際に設けて機能してもよ
い。これにより、サーバ3と基地局2の間における通信
の手間を省くことが可能となる。
【0176】ただし、例えば、配信情報生成手段33に
おいて、次のRule4のように、対象となる端末ID
が動的に変化する場合においては、サーバ3内に位置し
ていては、時々刻々変化する端末IDの推移に対応でき
ない。
【0177】 Rule4: if(性別:男性 & 停滞:5分以上) then 広告メッセージ:4F喫茶店でおくつろぎく
ださい
【0178】グルーピング制御手段26が基地局2内に
ある場合では、時々刻々変化する端末IDの推移を基地
局側無線送受信手段21を介して参照しながら、例えば
TERM001を5分以上検知すれば、次のようなメッ
セージ(20)を出力することができる。
【0179】 (情報表示 (内容 “4F喫茶店でおくつろぎください”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE002) (メッセージID MSG010)) …(20)
【0180】このように端末IDのグルーピングを制御
する手段を設けることにより、メッセージの宛先が自由
に設定できる事になる。また同一メッセージを複数回送
信する通信の手間を省くことが可能となる。
【0181】[実施の形態3]次に本発明の第3の実施
の形態について説明する。
【0182】図22は、本発明の第3の実施の形態の構
成を示す図である。図22を参照すると、本発明の第3
の実施の形態は、図16に示した前記第2の実施の形態
における基地局2内に、メッセージ制御手段22が、基
地局側有線通信手段23を通じてサーバ3から受け取っ
たメッセージに対して、そのメッセージの種類によって
配信の時間的優先度を決定する優先度制御手段27をさ
らに備えている。
【0183】次に本発明の第3の実施の形態の動作につ
いて説明する。
【0184】例えば図23に示すように、図2に示した
前記第1の実施の形態の例、および図8に示した第2の
実施の形態の例が同時に起こる例、つまり、ある顧客が
売場Aまでの案内を要求していると同時に、顧客に対し
て広告メッセージを配布する場合を考えると、前記第1
の実施の形態の動作の説明と同様に、案内メッセージが
生成され、例えば、次のようなメッセージ(21)が、
サーバ3から基地局2内のメッセージ制御手段22に通
知される。
【0185】 (情報表示 (内容 “案内メッセージの内容”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE002) (メッセージID MSG011)) …(21)
【0186】また、前記第2の実施の形態と同様に、広
告メッセージが生成され、例えば、次のメッセージ(2
2)が、サーバ3から基地局2内のメッセージ制御手段
22に通知される。
【0187】 (情報表示 (内容 “広告メッセージの内容”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE002) (メッセージID MSG011)) …(22)
【0188】図24は、基地局2の動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【0189】優先度制御手段27は、メッセージ制御手
段22から上記メッセージを受け取ると(図24のステ
ップS1301)、そのメッセージの緊急度を考慮し
て、例えば、
【0190】 (情報表示 (内容 “案内メッセージの内容”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE002) (メッセージID MSG011) (優先度 1)) …(23)
【0191】 (情報表示 (内容 “広告メッセージの内容”) (端末ID TERM001) (基地局ID BASE002) (メッセージID MSG011) (優先度 6) …(24)
【0192】のようにメッセージに「優先度」の項目を
設ける。
【0193】例えば「優先度」に割り当てられる数値と
して、その値が小さいほど優先順位が高いものとする
と、顧客からの要求に対する案内応答メッセージであれ
ば(図24のステップS1302)、優先度を上げ(図
24のステップS1303)、広告情報のような緊急で
はないメッセージであれば優先度を下げる(図24のス
テップS1304)というルールが設定されているとす
れば上記のような優先度が付加されたメッセージをメッ
セージ制御手段22に返信する(図24のステップS1
305)。
【0194】メッセージ制御手段22は、受け取ったメ
ッセージの内、優先度の高いメッセージから順に基地局
側無線送受信手段22を介して無線端末1に向けて発信
する(図24のステップS1306)。
【0195】これにより、ユーザ自らが明示的に欲して
いる情報に対する応答情報が優先されて送信、表示され
るため、ユーザの要求に対するすばやい情報提供が保証
される。
【0196】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0197】本発明の第1の効果は、無線通信による情
報配信装置において、ユーザからの情報提供要求に対し
て遅延のない情報配信ができる、ということである。
【0198】その理由は、本発明においては、無線通信
の際に予約型プロトコルを用いる事で、ユーザからの情
報提供要求に対して最寄りの無線基地局に情報を配信す
ると共に、ユーザが後に立ち寄りそうな無線基地局に対
しても、あらかじめ情報を配信しておくように構成され
ている、ためである。
【0199】本発明の第2の効果は、例えば情報配信装
置をユーザに対し目的地までの経路を案内するシステム
に適用した場合、途中の経路を変更したとしても、目的
地まで適切なメッセージを提供することができる、とい
うことである。
【0200】その理由は、本発明においては、無線通信
の際に予約型プロトコルを用いる事で、各基地局がメッ
セージを保持している、ためである。
【0201】本発明の第3の効果は、例えば情報配信装
置において、ユーザに対し目的地までの経路を案内する
システムに適用した場合、途中の経路を間違ったとして
も、例えば「経路が違っている」旨のメッセージを出力
するなど、適切な情報配信を速やかに行なうことができ
る、ということである。
【0202】その理由は、本発明においては、無線通信
の際に予約型プロトコルを用いる事で、ユーザが後に立
ち寄りそうな無線基地局に対しても、あらかじめ情報を
配信しておくようにしたためである。
【0203】本発明の第4の効果は、一台の無線端末
で、個人、特定多数、不特定多数に向けた情報配信が可
能である、ということである。
【0204】その理由は、本発明においては、通信プロ
トコルにユーザを識別するユーザIDを記述すること
で、1台の携帯型無線端末で双方向通信、同報通信、マ
ルチキャスト通信の各サービスに対応しているためであ
る。
【0205】本発明の第5の効果は、ユーザからの情報
提供要求に対して、システム側が確実に情報を提供する
ことができる、ということである。
【0206】その理由は、本発明においては、通信プロ
トコルに優先順位を設ける事で、ユーザから要求のあっ
た情報に関しては優先して情報を発信し、広告情報の様
にシステム側から自立的に提供する情報に関してはその
優先度を下げて発信することができるからである。
【0207】本発明の第6の効果は、無線端末が簡略な
構成で済み、軽量化・小型化を図ることができる、とい
うことである。
【0208】その理由は、本発明においては、無線端末
は情報の入出力の機能等簡便な処理のみ行っており、情
報生成や配信制御等の複雑な機能は基地局およびサーバ
で行うように構成したためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における無線端末の
動作を示す流れ図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における無線端末お
よび基地局2の配置の例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における基地局の動
作を示す流れ図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるサーバの動
作を示す流れ図(その1)である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるサーバの動
作を示す流れ図(その2)である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における配信情報生
成手段で生成される配信情報の構成を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における基地局の動
作を示す流れ図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるメッセージ
蓄積手段の蓄積内容を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態における無線端末
の動作を示す流れ図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態における基地局お
よびサーバの動作を示す流れ図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態におけるメッセー
ジ蓄積手段の蓄積内容を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態におけるサーバの
動作を示す流れ図(図6の続き)である。
【図14】図本発明の第1の実施の形態における基地局
の動作を示す流れ図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態におけるメッセー
ジ蓄積手段の蓄積内容を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態における無線端末
および基地局2の配置の例を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態における基地局の
動作を示す流れ図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態におけるサーバの
動作を示す流れ図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態における基地局の
動作を示す流れ図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態における無線端末
の動作を示す流れ図である。
【図22】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図23】本発明の第3の実施の形態における無線端末
および基地局2の配置の例を示す図である。
【図24】本発明の第3の実施の形態における基地局の
動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 無線端末 2 基地局 3 サーバ 11 入力手段 12 端末側無線通信手段 13 ID生成手段 14 ID照合手段 15 出力手段 21 基地局側無線通信手段 22 メッセージ制御手段 23 基地局側有線通信手段 24 基地局ID生成手段 25 メッセージ蓄積手段 26 グルーピング制御手段 27 優先度制御手段 31 サーバ側有線通信手段 32 配信制御手段 33 配信情報生成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/24 - 7/26

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザが所持する無線端末により前記ユー
    ザに情報を配信する情報配信制御装置において、 前記無線端末から無線により送信される情報提供要求を
    無線基地局にて受信し、前記無線基地局は前記ユーザか
    らの情報提供要求を、情報を保持生成する情報提供手段
    に送信し、 前記情報提供手段が、前記ユーザからの情報提供要求に
    対する応答情報を生成するとともに、前記無線端末宛に
    応答情報を送信する際に、前記ユーザの最寄りの基地局
    に対しては、前記ユーザの所持する無線端末に対してた
    だちに応答情報を送信する旨の通信プロトコルを用いて
    配信し、前記ユーザが移動することで後に接近すると予
    想される他の基地局に対しては、前記情報提供手段から
    事前に前記他の基地局に配信される応答情報を前記ユー
    ザが接近するまで保持し、前記他の基地局で前記ユーザ
    の接近を検出した場合、前記他の基地局で保持していた
    応答情報を前記他の基地局から前記ユーザの無線端末に
    送信するように制御する通信プロトコルを用いて配信を
    行なう手段を、備えたことを特徴とする情報配信制御装
    置。
  2. 【請求項2】ユーザに対して情報を提示し、前記ユーザ
    からの情報提供要求を受けた際に、該要求を基地局に対
    して無線送信する無線端末と、 前記無線端末との無線による情報の送受、及びサーバと
    の間の通信による情報の授受を制御する複数の基地局
    と、 前記ユーザが保持する無線端末に配信する情報を保持
    し、前記ユーザからの情報提供要求に対する応答情報を
    生成するとともに、前記ユーザの無線端末宛に情報を送
    信する際に複数の基地局の中から最適な基地局を選択す
    るサーバと、 を備え、 前記ユーザから前記無線端末及び前記基地局を介して前
    記サーバに送信された前記情報提供要求に対して前記
    サーバは、前記ユーザの現在地に最寄りの基地局に対し
    て応答情報を配信し、その際、前記ユーザの保持する無
    線端末にただちに前記応答情報を送信するように制御す
    ると共に、前記ユーザが後に接近すると予想される他の
    基地局に対しても事前に応答情報を配信し、前記他の基
    地局では、配信された応答情報を保持し、前記他の基地
    局が前記ユーザの接近を検出した場合、前記他の基地局
    は、前記ユーザの保持する無線端末に対して、前記サー
    バから事前に配信され前記他の基地局で保持している
    記応答情報を送信する、ことを特徴とする情報配信制御
    システム。
  3. 【請求項3】前記基地局が、前記サーバから配信された
    応答情報について、一つの無線端末、不特定多数、また
    は特定多数のうちいずれの配信形態で、ユーザに配信す
    るかを決定する手段を備えたことを特徴とする請求項2
    記載の情報配信制御システム。
  4. 【請求項4】前記基地局が、前記サーバから配信された
    応答情報について、該情報の種類に応じて無線端末への
    配信の時間的優先度を決定する手段を備えたことを特徴
    とする請求項2記載の情報配信制御システム。
  5. 【請求項5】前記無線端末が、ユーザからの入力を受け
    取る入力手段と、 前記基地局との間で無線によりデータ送受信を行なう端
    末側無線通信手段と、 前記無線端末固有のIDを生成出力し、前記端末側無線
    通信手段を介して、前記無線端末のIDを発信するID
    生成手段と、 前記基地局から前記端末側無線通信手段が受け取ったデ
    ータの宛先IDと、前記ID生成手段から出力されたI
    Dとを比較することで、前記基地局からのデータが自無
    線端末向けのものであるか否かを判断し、これらのID
    が一致した場合、前記端末側無線通信手段を通じて発信
    元基地局へ該データを受信した旨を通知する信号を出力
    するとともに、前記データから前記ユーザに提示する情
    報を抽出して出力するID照合手段と、 前記ID照合手段で抽出された情報を出力する出力手段
    と、 を備えたことを特徴とする請求項2記載の情報配信制御
    システム。
  6. 【請求項6】前記基地局が、前記無線端末の前記端末側
    無線通信手段から送信された無線端末ID、及び、ユー
    ザからの入力情報を受信するとともに、前記無線端末へ
    の情報を、前記無線端末の前記端末側無線通信手段へ送
    信する基地局側無線通信手段と、 前記サーバからのメッセージを蓄積するメッセージ蓄積
    手段と、 前記基地局側無線通信手段で受信した前記無線端末ID
    を受け取り、前記無線端末IDを基に、前記メッセージ
    蓄積手段に蓄積されているメッセージを検索し、前記無
    線端末IDの無線端末向けのメッセージが存在する場合
    には、該メッセージを読み出して、前記基地局側無線通
    信手段に供給し、前記基地局側無線通信手段から受け取
    った前記ユーザからの入力情報を、基地局側有線通信手
    段に供給し、さらに、前記基地局側有線通信手段が前記
    サーバから受け取ったメッセージを、前記メッセージ蓄
    積手段に格納するか、もしくは、直接、前記基地局側無
    線通信手段に供給するかを制御するメッセージ制御手段
    と、 前記サーバとの通信制御を行なう手段であって、前記メ
    ッセージ制御手段から受け取った前記ユーザからの入力
    情報と前記無線端末IDとの対情報を、前記サーバ側に
    供給するとともに、前記サーバからのメッセージ情報
    を、前記メッセージ制御手段に供給する前記基地局側有
    線通信手段と、 基地局固有のIDを生成し、前記基地局側有線通信手段
    が、前記サーバ側に対して、前記ユーザからの入力情報
    と前記無線端末IDの対情報を通知する際に、前記対情
    報にさらに基地局IDを付加する基地局ID生成手段
    と、 を備えたことを特徴とする請求項5記載の情報配信制御
    システム。
  7. 【請求項7】前記サーバが、前記ユーザに配信する情報
    を生成する配信情報生成手段と、 前記基地局からの前記ユーザの入力情報を基に、前記配
    信情報生成手段から生成される情報により前記応答情報
    のメッセージを生成するとともに、メッセージ配信先と
    して適切な基地局を選択する前記配信制御手段と、 前記基地局と通信制御する手段であって、前記基地局か
    ら送信された前記ユーザの入力情報と前記無線端末ID
    の対情報と前記基地局IDを、前記配信制御手段に通知
    するとともに、前記配信制御手段から通知されたメッセ
    ージ情報を指定された前記基地局に送信するサーバ側有
    線通信手段と、 を備えたことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一
    に記載の情報配信制御システム。
  8. 【請求項8】前記基地局において、前記メッセージ制御
    手段が前記基地局側有線通信手段を通じて前記サーバか
    ら受け取った応答情報について、一つの無線端末、不特
    定多数、または特定多数のうちいずれの配信形態で、ユ
    ーザに配信するかを決定するグルーピング制御手段をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項5記載の情報配信制
    御システム。
  9. 【請求項9】前記基地局において、前記メッセージ制御
    手段が前記基地局側有線通信手段を通じて前記サーバか
    ら受け取った情報について、該情報の種類によって、配
    信の時間的優先度を決定する優先度制御手段をさらに備
    えたことを特徴とする請求項5記載の情報配信制御シス
    テム。
  10. 【請求項10】ユーザからの情報提供要求に対して、情
    報提供源のサーバより、前記ユーザの最寄りの無線基地
    局に対して、前記ユーザに対してただちに応答情報を送
    信する旨の通信プロトコルを用いて配信すると共に、
    ユーザが後に立ち寄ることが予想される他の無線基地
    局に対しても、前記情報源のサーバより事前に応答情報
    予約型の通信プロトコルを用いて配信しておき、 前記他の無線基地局では、前記サーバから事前に配信さ
    れた応答情報を前記ユーザの接近を検知するまで保持
    し、前記ユーザの接近を検出した際に前記ユーザに対
    して前記応答情報を無線送信する、ことを特徴とする情
    報配信制御方法。
  11. 【請求項11】ユーザの所持する無線端末から基地局を
    介して送信された情報提供要求を受け取て、情報提供
    源であるサーバは、該情報提供要求に対する応答情報を
    作成し、さらに、前記サーバは、前記応答情報を、前記
    ユーザの現在地に最寄りの基地局に対しては、前記ユー
    ザの保持する無線端末にただちに送信する形態で配信す
    るとともに、前記ユーザが後に接近すると予測される他
    の基地局に対しても事前に応答情報を配信し、 前記他の基地局では、前記サーバから配信された応答情
    報を保持し、前記他の基地局で 前記ユーザの接近を検出した場合、
    記他の基地局は、前記ユーザの所持する無線端末に対し
    て、前記サーバから事前に配信され前記他の基地局で保
    持している前記応答情報を送信する、ことを特徴とする
    情報配信制御方法。
  12. 【請求項12】通信データに、ユーザを識別するユーザ
    ID、および、特定ユーザを識別しないためのコードを
    格納し、1台の無線端末にて、双方向通信、同報通信、
    マルチキャスト通信の各サービスに対応できるようにし
    たことを特徴とする請求項1又は1記載の情報配信
    制御方法。
  13. 【請求項13】通信データに優先順位を設け、ユーザか
    ら情報提供要求のあった情報については優先して情報を
    発信し、ユーザからの情報提供要求には基づかずユーザ
    に一方的に提供する情報については、該情報の優先度を
    下げて発信する、ことを特徴とする請求項11又は12
    記載の情報配信制御方法。
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